JPH0334631A - パイロット信号レベル制御方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、衛星放送で用いられるパイロット信号のレベ
ル制御に関し、特に高い周波数で運用される衛星通信シ
ステムに最適なパイロット信号レベル制御方法に関する
。

［従来の技術］ 高い周波数で運用される衛星通信システムにおいては、
降雨による電波伝搬損失に対するパイロット信号送信レ
ベルの補償を行うために、従来は、通信衛星から送信さ
れる定レベルのビーコン信号と、ある地球局から送信さ
れるパイロット信号の地球局における受信レベルが一致
するように、パイロット信号の送信レベルの自動調整を
行っている。

第２図に従来の衛星通信システムのシステムブロック図
を示す。

第２図において、通信衛星から送信される定レベルのビ
ーコン信号は、アンテナ１６によって受信され、給電系
１７、低雑音増幅器１８、分岐回路１９、およびビーコ
ン信号受信機２１を介してレベル比較回路２３に供給さ
れる。また、地球局より送信されたパイロット信号は、
アンテナ１６によって受信され、給電系１７、低雑音増
幅器１８、分岐回路１９、およびパイロット信号受信機
２２を介してレベル比較回路２３に供給される。

レベル比較回路２３は、これらの受信レベルを比較し、
受信レベルが一致するように、パイロット信号の送信レ
ベルの自動調整を行っている。

［発明が解決しようとする課題］ 従来のパイロット信号のレベル制御方法は、通信衛星か
ら送信される定レベルのビーコン信号と、ある地球局か
ら送信されるパイロット信号の地球局における受信レベ
ルが一致するように、パイロット信号の送信レベルの自
動調整を行っていることから、ビーコン信号が常時定レ
ベルで通信衛星から送出されている場合のみ有効となる
。

しかしながら、通信衛星によってはビーコン信号のレベ
ルが常時変動する場合や、ハイブリッド通信衛星では高
い周波数帯におけるビーコン信号送出機能が無い場合な
どがあり、定レベルのビーコン信号とパイロット信号の
受信レベルが一致するように、パイロット信号の送信レ
ベルの自動調整を行う従来のパイロット信号のレベル制
御方法が使用できないという問題点がある。

このような場合には、１つの地球局からパイロット信号
を送信し、上り回線周波数と下り回線周波数の降雨減衰
量の相関関係を利用することにより、パイロット信号の
地球局における受信減衰量から送信減衰量を予測して自
動制御を行う方法が考えられる。

しかしながら、下り回線降雨減衰量は、その関数となる
地球局Ｇ／Ｔの劣化があり、 また、上り回線周波数と下り回線周波数の降雨減衰量に
は、地域的にばらつきがあるため、これらの統計情報を
得てパイロット信号レベル制御システムにフィードバッ
クする必要がある。

［課題を解決するための手段］ 本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、ビーコン
信号が利用できない通信衛星を利用した衛星通信システ
ムにおいて、降雨による電波伝搬損失に対するパイロッ
ト信号送信レベルの補償を的確に行うことを目的とし、
この目的を遠戚するために、降雨確率の少ない複数の地
域に設置された衛星通信地球局からそれぞれパイロット
信号を送出し、降雨下担い地域の地球局より送信された
パイロット信号をパイロットレベル制御装置によってシ
ステムパイロット信号となるように切り換えを行うと共
に、複数の地域の持つ降雨による上り回線周波数および
／または下り回線周波数の減衰量比特性を学習し、学習
結果を基にして、複数の地域が全部降雨下にある場合も
、通信衛星の送信アンテナ出力点においてシステムパイ
ロット信号のレベルが一定となるように制御するように
構成されている。

［実施例］ 以下、本発明を図面に基づいて説明する。

第上図は、本発明によるパイロット信号レベル制御方法
の一実施例を示すブロック図である。本実施例では、ビ
ーコン信号が利用できない通信衛星と、Ｎ個の地球局と
から構成されるパイロット信号レベル制御方法について
説明する。

地球局−１〜Ｎは、降雨確率の少ない複数の地域に設置
されて、それぞれパイロット信号１〜Ｎを送信する。地
球局−１〜Ｎより送信されるパイロット信号１−Ｎは、
アンテナ１によって受信され、給電系２、結合回路３、
低雑音増幅器５、分岐回路６、およびパイロット受信機
９−１〜９Ｎを介してパイロットレベル制御装置１０に
供紹される。パイロットレベル制御装置ＩＯは、これら
の複数のパイロット信号１〜Ｎの受信レベルを解析し、
例えば地球局−１が降雨下に無い場合には、パイロット
−ｌをシステムパイロット信号とする切り換えを行う。

また、パイロットレベル制御装置１０は、その他の地球
局−２〜Ｎに対してそれぞれのパイロット信号受信レベ
ルを通信用機器１２を介して報告する。地球局−２〜Ｎ
は、この情報を基にして自局の位置する地域における上
り回線周波数と下り回線周波数の降雨減衰量に関する相
関関係を学習して相関関係の統計情報をを得る。

全地球局−１〜Ｎが降雨下にある場合には、学習した相
関関係の統計情報を基にして、降雨量の少ない地域の地
球局−ニーＮが、自局のパイロット信号１−Ｎの送信レ
ベルの自動制御を行い、これをシステムパイロット信号
とする。

これにより、ビーコン信号が利用できない通信衛星を利
用した衛星通信システムにおいても、通信衛星の送信ア
ンテナ出力点においてシステムパイロット信号のレベル
が一定となるように制御することができる。

［発明の効果コ 以上で説明したように、本発明は、降雨確率の少ない複
数の地域に設置された衛星通信地球局からそれぞれパイ
ロット信号を送出し、降雨下担い地域の地球局より送信
されたパイロット信号をパイロットレベル制御装置によ
ってシステムパイロット信号となるように切り換えを行
うと共に、複数の地域の持つ降雨による上り回線周波数
および／または下り回線周波数の減衰量比特性を学習し
、学習結果を基にして、複数の地域が全部降雨下にある
場合も、通信衛星の送信アンテナ出力点においてシステ
ムパイロット信号のレベルが一定となるように制御する
ように構成したので、ビーコン信号が利用できない通信
衛星を利用した衛星通信システムにおいても、降雨によ
る電波伝搬損失に対するパイロット信号送信１ノベルの
補償を的確に行うことが可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明によるパイロット信号ｔノベル制御方
法の一実施例を示すブロック図、第２図は、従来のパイ
ロット信号レベル制御方法の一例を示すブロック図であ
る。 アンテナ 給電系 結合回路 低雑音増幅器特性補償用信号発生器 低雑音増幅器 分岐回路 通信機器 補償信号受信機 ０ １工 ２ 工３ 工　４ ５ パイロット信号受信機 パイロットレベル制御装置 パイロット信号発生器 通信用機器 合成回路 送信レベル制御回路 電力増幅回路

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　ビーコン信号が利用できない通信衛星を利用した衛星
   通信システムにおいて、降雨確率の少ない複数の地域に
   設置された衛星通信地球局からそれぞれパイロット信号
   を送出し、降雨下担い地域の地球局より送信されたパイ
   ロット信号をパイロットレベル制御装置によつてシステ
   ムパイロット信号となるように切り換えを行うと共に、
   前記複数の地域の持つ降雨による上り回線周波数および
   ／または下り回線周波数の減衰量比特性を学習し、学習
   結果を基にして、前記複数の地域が全部降雨下にある場
   合も、通信衛星の送信アンテナ出力点においてシステム
   パイロット信号のレベルが一定となるように制御するこ
   とを特徴とするパイロット信号レベル制御方法。