JPH0334517B2 - - Google Patents

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JPH0334517B2
JPH0334517B2 JP58136221A JP13622183A JPH0334517B2 JP H0334517 B2 JPH0334517 B2 JP H0334517B2 JP 58136221 A JP58136221 A JP 58136221A JP 13622183 A JP13622183 A JP 13622183A JP H0334517 B2 JPH0334517 B2 JP H0334517B2
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JP
Japan
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crude oil
alcohol
additive
aliphatic alcohol
meth
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JP58136221A
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Japanese (ja)
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Inventor
Tomio Nomura
Koreyuki Yoshida
Yoshio Kano
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Sanyo Chemical Industries Ltd
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Sanyo Chemical Industries Ltd
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  • Liquid Carbonaceous Fuels (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】[Detailed description of the invention]

本発明は原油の流動性を改良する添加剤に関す
るものである。さらに詳しくは原油の低温におけ
る流動性を改良する添加剤に関するものである。 原油は低温においてその中に含まれるパラフイ
ンワツクスの析出により流動性を失ない輸送がで
きなくなつたり、あるいはバーナーでの燃焼が困
難になつたりする。 従来から石油系の燃料油に低温においても流動
性を保持させるために流動性改良添加剤を加える
ことが行なわれている。この目的に使用される添
加剤の成分としてはポリアルキル(メタ)アクリ
レート、塩素化パラフインとナフタレンの縮合
物、アルケニルコハク酸アミド、エチレン−酢酸
ビニル共重合体など多くのものが知られている。
しかし、これらの大部分は原油に対しては満足で
きる流動点降下作用を示さない場合が多い。 本発明者は原油に対してすぐれた流動性降下作
用を示す流動性改良添加剤を開発すべく鋭意研究
を重ねだ結果、特定の(メタ)アクリレート(ア
クリレートおよび/またはメタアクリレートを表
わす)の共重合体が原油の流動性を著しく改善す
ることを見出し本発明に到達した。 すなわち本発明は脂肪族アルコール(但し炭素
数12以上)の(メタ)アクリレート(a)と脂肪族ア
ルコールのアルキレンオキシド付加物の(メタ)
アクリレート(b)との共重合体を含有することを特
徴とする原油の流動性改良添加剤である。 炭素数12以上の脂肪族アルコールの(メタ)ア
クリレートにおいて、該脂肪族アルコールとして
は飽和または不飽和の直鎖または分岐鎖のアルコ
ールたとえばラウリルアルコール、ミリスチルア
ルコール、パルミチルアルコール、ステアリルア
ルコール、オレイルアルコール、エイコシルアル
コール、ドコシルアルコール、テトラコシルアル
コール、天然の動植物油脂から誘導される広い炭
素鎖分布をもつ脂肪族アルコール、直鎖の合成ア
ルコールたとえばチグラー法合成アルコール〔ア
ルフオール(コンチネンタルオイル社製)〕;分岐
鎖の合成アルコール{たとえばオキソ法アルコー
ル〔ドバノール(シエル化学製)、オキソコール
(日産化学製)、ダイヤドール(三菱化成製)、パ
ラフインの酸化によつてえられるセカンダリーア
ルコール〔ライアル(リキケミカル社製)、ター
ジトールS(ユニオンカーバイト製〕}およびこれ
らのアルコールの2種以上があげられる。 これらのうち好ましいものは炭素数16から30の
範囲の直鎖脂肪族飽和アルコールである。 炭素数12以上の脂肪族アルコールのない場合は
流動点降下作用が不十分となる。 脂肪族アルコールのアルキレンオキシド付加物
の(メタ)アクリレート(b)においてこの脂肪族ア
ルコールとしては炭素数1〜40の直鎖または分岐
鎖の飽和または不飽和の脂肪族アルコールたとえ
ばメチルアルコール、ブチルアルコール、ヘキシ
ルアルコール、2−エチルヘキシルアルコール、
オクチルアルコール、デシルアルコール、ドデシ
ルアルコール、前記炭素数12以上のアルコールお
よびこれらの2種以上の混合物があげられる。 これらのうち好ましいものは炭素数6〜40の脂
肪族アルコールである。 またアルキレンオキシドとしてはエチレンオキ
シド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシド、
1.2−、2.3−、1.4−ブチレンオキシドなど)、ス
チレンオキシド、エピクロルヒドリンおよびこれ
らの二種以上があげられ好ましくはエチレンオキ
シド、プロピレンオキシドおよびこれらの併用で
ある。 脂肪族アルコールのアルキレンオキシド付加物
において脂肪族アルコールに対するアルキレンオ
キシドの付加モル数は通常1モルないし70モルま
での範囲好ましくは5ないし50モルの範囲であ
る。アルキレンオキシドの付加モル数が70を越え
ると原油に対する溶解性が低下する。 脂肪族アルコールに2種以上のアルキレンオキ
シドを付加させる形態としてはランダムにまたは
ブロツクの形で付加したものがあげられる。 本発明における共重合体は(a)および(b)以外に他
の単量体を含有していてもよく、他の単量体とし
ては親油性単量体たとえばモノエチレン系単量体
(エチレン、プロピレン、ブチレンなど)、芳香族
炭化水素系単量体(スチレン類たとえばスチレ
ン、α−アルキルスチレンなど)、高級脂肪酸の
不飽和アルコールエステル(炭素数10以上の高級
脂肪酸たとえばカプリン酸、ミリスチン酸、ステ
アリン酸などのビニルエステルまたはアリルエス
テル)、親水性または弱親水性単量体たとえば非
環状アミン〔ジアルキルアミノアルキル(メタ)
アクリレートたとえばジメチルアミノエチル(メ
タ)アクリレートなど〕、環状アミン〔ピリジン、
N−(メタ)アクリロイルオキシアルキルモルホ
リンたとえばN−メタアクリロイルオキシエチル
モルホリン、N−(メタ)アクリロイルポリオキ
シアルキルモルホリンたとえばN−メタアクリロ
イルペンタオキシエチルモルホリン〕非環状アミ
ド((メタ)アクリルアミドなど)、環状アミド
(ビニルラクタムたとえばビニルピロリドン)、イ
ミド(マレイン酸イミドなど)、ニトリル〔(メ
タ)アクリロニトリルなど〕、4級窒素含有単量
体〔前記非環状アミンまたは環状アミンの4級化
物など〕があげられる。 (a)と(b)との共重合体における(a)と(b)とのモル比
率は自由に変えることができるが通常1:0.03な
いし1:10であり、好ましくは1:0.1ないし
1:5である。(b)が0.03未満では共重合による相
乗効果がみられず流動点降下作用が不十分であり
また(b)が10より大では原油に対する溶解性が減少
する。 全単量体中の(a)と(b)の合計量の含量は通常80モ
ル%以上、好ましくは85〜100モル%である。 共重合体の製造は一般のアクリル酸エステルま
たはメタクリル酸エステル類の共重合の場合と同
様でよくたとえば(a)、(b)および必要により他の単
量体を炭化水素系溶剤(トルエン、キシレンなど
の芳香族炭化水素溶剤など)のような反応系に対
して不活性溶剤の存在下または不存在下で少量の
ラジカル発生触媒(有機または無機過酸化物、有
機アゾ系化合物など)の存在下、不活性気体雰囲
気中で通常60℃ないし140℃に加熱することによ
つて容易に製造することができる。 本発明における共重合体の数平均分子量は通常
3000ないし100000の範囲であり好ましは10000な
いし50000である。数平均分子量がこの範囲
(3000〜100000)をはずれた場合には流動点降下
作用および原油に対する溶解性が不十分である。 本発明における共重合体の性状および原油をは
じめ石油系溶剤に対する溶解性は(a)成分の脂肪族
基の長さや構造、(b)成分の脂肪族アルコールの種
類、アルキレンオキシドの種類と付加モル数さら
に(a)成分と(b)成分との比率、共重合体の分子量な
どによつて異なるが通常固体ないし粘稠な液状で
ある。原油や石油系溶剤に対する溶解性について
はこれらの要素をかなり大きな範囲で変えた場合
でも良好な溶解性を示す。 本発明の添加剤を適用することができる原油と
してはアメリカ、ベネズエラ、中東地方(イラ
ン、イラク、サウジアラビア、クエート)カナ
ダ、東南アジア(インドネシア、ブルネイなど)
中国、メキシコ、ソビエト、ルーマニア、北海地
区などが産出地の原油があげられ、その性状は産
出地によつて異なつているが主成分は炭素数4な
いし40の多種の炭化水素の混合物であり、通常こ
の他に少量のイオウ、窒素、金属などを含んでい
る。 このような原油の低温での流動性を支配する大
きな因子の1つに原油中に含まれる直鎖状のパラ
フインの分子量とその含有量とがあり、例えばア
ラビアンライトのような中東系の原油は比較的直
鎖状パラフインの含有量が低い上に直鎖状パラフ
インの炭素数も低いために低温での流動性が良好
であるのが、東南アジアや中国から産出する原油
の中には炭素数の大きい直鎖状パラフインを多量
に含んでいるものが多く、したがつて低温での流
動性が悪いものが多い。 本発明の添加剤はたとえば中東系原油のような
直鎖状パラフイン含量の低い原油にも、東南アジ
ア系原油、中国系原油などの高融点の炭素数の多
い直鎖状パラフイン(たとえば融38゜〜76℃、炭
素数20〜36、ワツクスといわれることがある)を
多量に含んだ原油にも使用できる。とくに、ワツ
クス含量の高い原油に好適である。原油中のワツ
クス含量は通常2〜30重量%の範囲で変動し、そ
の流動点(流動しうる最低の温度)もたとえば−
35℃〜40℃という広い範囲におよんでいるが中国
原油のように高ワツクス含量の原油の場合その流
動点は20℃〜40℃の範囲に達する。 本発明の添加剤を使用するに当つては、その含
有量は原油中に重量に基づいて通常0.001〜1.0
%、好ましくは0.01〜0.3%であり、原油中に含
有させる方法は特に制限されることはない。たと
えば該添加剤をそのまま原油に添加する方法、芳
香族炭化水素溶媒などの溶媒あるいは灯油、軽
油、A重油などで該流動性改良剤を稀釈して添加
する方法などがあげられる。 従来、流動点の高い原油に対してはこれまでの
流動性改良添加剤では十分な効果を発揮できない
という大きな問題があつたが本発明の添加剤は非
常に低い濃度で添加された場合でも大きな流動性
の改良効果を示す、画期的なものである。 さらに本発明の添加剤の効果は流動点を降下さ
せるのみならず、添加された原油の流動点以上の
温度での粘度も著しく低下させる。このような効
果は従来パイプライン輸送などに際し加熱が必要
であるため膨大な経費を要していたものが、加熱
を必要とせず、また粘度の低下によつて輸送効率
を大巾に改善できるなど経済的に大きなメリツト
がある。 以下実施例比較例および試験例によつて本発明
をさらに説明するが本発明はこれに限定されるも
のではない。 実施例 1 本発明の添加剤を下記のようにして製造した。 撹拌装置、温度計、窒素吹込み管および排気管
を備えた内容量1リツトルのガラス製4つ口フラ
スコに炭素数C20〜C26の高級アルコールアクリレ
ート150g(1モル)とラウリルアルコール(カ
ルコール20、花王製品)のエチレンオキシド30モ
ル付加物のアクリレート155g(0.25モル)およ
びトルエン305gを仕込み40℃にて加温溶解し窒
素雰囲気下で重合開始前アゾビスイソブチロニト
リル(AIBN)0.3gおよび2,2′−アゾビス−
2,4−ジメチルバレロニトリル(ADVN)
0.45gを投入した。更に70℃まで昇温し同温度で
7時間重合反応を行なつた。引き続き110〜120℃
まで昇温し減圧下トルエンを除去した。得られた
共重合体は淡黄色固状であり数平均分子量はゲル
パーメーシヨンクロマトグラフイー(GPC)よ
り32000であつた。この共重合体を本発明の添加
剤とした。なお、C20〜C26の高級アルコールアク
リレートの高級アルコールは市販品「アルフオー
ル22(コンチネンタルオイル社製)」で炭素数組成
は次のとおりであつた。
The present invention relates to additives that improve the fluidity of crude oil. More specifically, it relates to an additive that improves the fluidity of crude oil at low temperatures. At low temperatures, crude oil loses its fluidity due to the precipitation of paraffin wax contained therein, making it impossible to transport or making it difficult to burn in a burner. BACKGROUND ART Fluidity improving additives have been conventionally added to petroleum-based fuel oils in order to maintain fluidity even at low temperatures. Many additive components used for this purpose include polyalkyl (meth)acrylates, condensates of chlorinated paraffins and naphthalene, alkenyl succinic acid amides, and ethylene-vinyl acetate copolymers.
However, most of these do not often exhibit a satisfactory pour point lowering effect on crude oil. The present inventor has conducted intensive research to develop a fluidity-improving additive that exhibits an excellent fluidity-lowering effect on crude oil. The present invention was achieved by discovering that a polymer significantly improves the fluidity of crude oil. That is, the present invention provides (meth)acrylate (a) of an aliphatic alcohol (having 12 or more carbon atoms) and an alkylene oxide adduct of the aliphatic alcohol (meth)acrylate (a).
This is a crude oil fluidity improving additive characterized by containing a copolymer with acrylate (b). In the (meth)acrylate of an aliphatic alcohol having 12 or more carbon atoms, the aliphatic alcohol includes saturated or unsaturated linear or branched alcohols such as lauryl alcohol, myristyl alcohol, palmityl alcohol, stearyl alcohol, oleyl alcohol, Eicosyl alcohol, docosyl alcohol, tetracosyl alcohol, aliphatic alcohols with a wide carbon chain distribution derived from natural animal and vegetable oils, straight chain synthetic alcohols such as Ziegler process synthetic alcohol [Alfur (manufactured by Continental Oil)] ]; Branched synthetic alcohols {for example, oxo-method alcohols [Dovanol (manufactured by Ciel Chemical), Oxocol (manufactured by Nissan Chemical), Diadol (manufactured by Mitsubishi Kasei), secondary alcohols obtained by oxidation of paraffin [Lyall (manufactured by Liqui Chemical) (manufactured by Union Carbide), Tergitol S (manufactured by Union Carbide), and two or more of these alcohols. Among these, preferred are linear aliphatic saturated alcohols having a carbon number of 16 to 30. If there is no aliphatic alcohol with a carbon number of 12 or more, the pour point lowering effect will be insufficient. Chain or branched saturated or unsaturated aliphatic alcohols such as methyl alcohol, butyl alcohol, hexyl alcohol, 2-ethylhexyl alcohol,
Examples include octyl alcohol, decyl alcohol, dodecyl alcohol, the aforementioned alcohols having 12 or more carbon atoms, and mixtures of two or more of these. Among these, preferred are aliphatic alcohols having 6 to 40 carbon atoms. In addition, alkylene oxides include ethylene oxide, propylene oxide, butylene oxide,
(1.2-, 2.3-, 1.4-butylene oxide, etc.), styrene oxide, epichlorohydrin, and two or more thereof, preferably ethylene oxide, propylene oxide, and a combination thereof. In the alkylene oxide adduct of aliphatic alcohol, the number of moles of alkylene oxide added to the aliphatic alcohol is usually in the range of 1 to 70 moles, preferably in the range of 5 to 50 moles. When the number of moles of alkylene oxide added exceeds 70, the solubility in crude oil decreases. Examples of the form in which two or more alkylene oxides are added to an aliphatic alcohol include those in which they are added randomly or in the form of blocks. The copolymer of the present invention may contain other monomers in addition to (a) and (b), and other monomers include lipophilic monomers such as monoethylene monomers (ethylene , propylene, butylene, etc.), aromatic hydrocarbon monomers (styrenes such as styrene, α-alkylstyrene, etc.), unsaturated alcohol esters of higher fatty acids (higher fatty acids with 10 or more carbon atoms, such as capric acid, myristic acid, vinyl esters or allyl esters such as stearic acid), hydrophilic or weakly hydrophilic monomers such as acyclic amines [dialkylaminoalkyl (meth)
Acrylates such as dimethylaminoethyl (meth)acrylate], cyclic amines [pyridine,
N-(meth)acryloyloxyalkylmorpholine, e.g. N-methacryloyloxyethylmorpholine, N-(meth)acryloylpolyoxyalkylmorpholine, e.g. N-methacryloylpentaoxyethylmorpholine] Acyclic amide ((meth)acrylamide etc.), cyclic Examples include amides (vinyl lactams, such as vinyl pyrrolidone), imides (maleic acid imide, etc.), nitriles [(meth)acrylonitrile, etc.], and quaternary nitrogen-containing monomers [such as quaternized products of the above-mentioned acyclic amines or cyclic amines]. . The molar ratio of (a) and (b) in the copolymer of (a) and (b) can be freely changed, but is usually 1:0.03 to 1:10, preferably 1:0.1 to 1. :5. When (b) is less than 0.03, there is no synergistic effect due to copolymerization and the pour point lowering effect is insufficient, and when (b) is greater than 10, the solubility in crude oil decreases. The total content of (a) and (b) in all monomers is usually 80 mol% or more, preferably 85 to 100 mol%. The copolymer can be produced in the same way as in the case of copolymerization of general acrylic esters or methacrylic esters. in the presence or absence of an inert solvent for the reaction system, such as aromatic hydrocarbon solvents (e.g. can be easily produced by heating normally to 60°C to 140°C in an inert gas atmosphere. The number average molecular weight of the copolymer in the present invention is usually
The range is from 3,000 to 100,000, preferably from 10,000 to 50,000. If the number average molecular weight is outside this range (3,000 to 100,000), the pour point lowering effect and the solubility in crude oil will be insufficient. The properties of the copolymer in the present invention and its solubility in petroleum solvents including crude oil are determined by (a) the length and structure of the aliphatic group of the component, (b) the type of aliphatic alcohol of the component, the type of alkylene oxide, and the addition mole. Although the number varies depending on the ratio of components (a) and (b) and the molecular weight of the copolymer, it is usually solid or viscous liquid. Regarding solubility in crude oil and petroleum-based solvents, it shows good solubility even when these factors are varied within a fairly large range. Crude oil to which the additive of the present invention can be applied includes the United States, Venezuela, the Middle East (Iran, Iraq, Saudi Arabia, Kuwait), Canada, and Southeast Asia (Indonesia, Brunei, etc.)
Crude oil is produced in China, Mexico, the Soviet Union, Romania, the North Sea region, etc., and its properties vary depending on the region of production, but the main component is a mixture of various hydrocarbons with carbon numbers of 4 to 40. It usually also contains small amounts of sulfur, nitrogen, and metals. One of the major factors governing the fluidity of such crude oil at low temperatures is the molecular weight and content of linear paraffin contained in the crude oil. For example, Middle Eastern crude oil such as Arabian Light The content of linear paraffin is relatively low, and the carbon number of linear paraffin is also low, so it has good fluidity at low temperatures. However, some crude oil produced from Southeast Asia and China has a low carbon number. Many of them contain large amounts of large linear paraffins, and therefore have poor fluidity at low temperatures. The additive of the present invention can be applied to crude oils with a low content of linear paraffins, such as Middle Eastern crude oils, as well as linear paraffins with a high melting point and a large number of carbon atoms, such as Southeast Asian crude oils and Chinese crude oils (for example, melting points of 38° to 38°C). It can also be used for crude oil containing a large amount of 76℃, carbon number 20-36, and a large amount of wax (sometimes referred to as wax). It is particularly suitable for crude oil with a high wax content. The wax content in crude oil usually varies between 2 and 30% by weight, and its pour point (lowest temperature at which it can flow) is, for example, -
The pour point ranges over a wide range of 35°C to 40°C, but in the case of crude oil with a high wax content such as Chinese crude oil, the pour point reaches a range of 20°C to 40°C. When using the additive of the present invention, the content is usually 0.001 to 1.0 on a weight basis in crude oil.
%, preferably 0.01 to 0.3%, and the method of incorporating it into crude oil is not particularly limited. Examples include a method in which the additive is added to crude oil as it is, a method in which the fluidity improver is diluted with a solvent such as an aromatic hydrocarbon solvent, kerosene, light oil, A heavy oil, etc., and then added. Conventionally, there has been a major problem that conventional fluidity-improving additives are not sufficiently effective for crude oil with a high pour point, but the additive of the present invention has a significant effect even when added at a very low concentration. This is an epoch-making product that shows the effect of improving fluidity. Furthermore, the effect of the additive of the present invention is not only to lower the pour point, but also to significantly lower the viscosity of the added crude oil at temperatures above the pour point. These effects can be achieved by eliminating the need for heating and significantly improving transportation efficiency by reducing viscosity, whereas conventional pipeline transportation required heating, which required a huge amount of expense. There are great economic benefits. The present invention will be further explained below with reference to Examples, Comparative Examples, and Test Examples, but the present invention is not limited thereto. Example 1 An additive of the present invention was produced as follows. In a 1 liter glass four-necked flask equipped with a stirrer, a thermometer, a nitrogen blowing tube, and an exhaust tube, 150 g (1 mol) of a higher alcohol acrylate with a carbon number of C 20 to C 26 and lauryl alcohol (Calcol 20 155 g (0.25 mol) of acrylate, a 30 mol adduct of ethylene oxide (Kao product) and 305 g of toluene were heated and dissolved at 40°C, and 0.3 g of azobisisobutyronitrile (AIBN) and 2 ,2′-Azobis-
2,4-dimethylvaleronitrile (ADVN)
0.45g was added. The temperature was further raised to 70°C, and a polymerization reaction was carried out at the same temperature for 7 hours. Continue to be 110-120℃
and toluene was removed under reduced pressure. The obtained copolymer was a pale yellow solid, and the number average molecular weight was 32,000 as determined by gel permeation chromatography (GPC). This copolymer was used as the additive of the present invention. The higher alcohol of the C20 to C26 higher alcohol acrylate was a commercially available product "Alphor 22" (manufactured by Continental Oil Co., Ltd.), and the carbon number composition was as follows.

【表】 実施例 2〜6 表−1に示す原料を使用する以外は実施例1の
方法と同様に共重合体を製造し本発明の添加剤と
した。
[Table] Examples 2 to 6 Copolymers were produced in the same manner as in Example 1, except that the raw materials shown in Table 1 were used, and used as additives of the present invention.

【表】 比較例 1 撹拌装置、温度計、窒素吹込み管および排気管
を備えた内容量1リツトルのガラス製4つ口フラ
スコに炭素数C20〜C26の高級アルコールアクリレ
ート300gとトルエン300gを仕込み40℃に加温溶
解し窒素雰囲気で重合開始剤アゾビスイソブチロ
ニトリル0.3g、2,2′−アゾビス−2,4−バ
レロニトリル0.45gを投入した。更に70℃まで昇
温し同温度にて7時間重合反応を行なつた。引き
続き110〜120℃まで昇温し減圧下トルエンを除去
した。得られた重合体は黄褐色固状であり数平均
分子量はゲルパーメーシヨンクロマトグラフイー
より50000であつた。このものを比較例1の添加
剤とした。 比較例 2〜3 表−1に示す原料を使用する以外は実施例1の
方法と同様にして共重合体を製造し比較例2〜3
の添加剤とした。 試験例 1 実施例1〜6の本発明の添加剤および比較例1
〜3の比較品の効果をみるため以下のテストを行
なつた。 該添加剤を原油3種に添加し調整した油の流動
点と低温での粘度を測定することにより流動性の
評価を行なつた。測定結果を表−2〜3に示す。 (流動点降下能測定法) 40〜50℃に予熱した評価用原油に添加剤を所定
の濃度になるように添加溶解する。次いで98℃の
槽に10分間、−17℃の槽に20分間、48℃の槽に25
分間浸漬し熱経歴を抹消させたJISK2269に準じ
て流動点を測定する。 (粘度測定法) 上記添加剤を添加溶解し熱経歴を抹消した評価
用原油を測定温度まで冷却しB型粘度計にて粘度
を測定する。
[Table] Comparative Example 1 300 g of higher alcohol acrylate having a carbon number of C 20 to C 26 and 300 g of toluene were placed in a 1 liter glass four-necked flask equipped with a stirrer, a thermometer, a nitrogen blowing pipe, and an exhaust pipe. The mixture was heated and dissolved at 40 DEG C., and 0.3 g of azobisisobutyronitrile and 0.45 g of 2,2'-azobis-2,4-valeronitrile were added as polymerization initiators in a nitrogen atmosphere. The temperature was further raised to 70°C, and a polymerization reaction was carried out at the same temperature for 7 hours. Subsequently, the temperature was raised to 110-120°C, and toluene was removed under reduced pressure. The obtained polymer was a yellowish brown solid, and the number average molecular weight was 50,000 as determined by gel permeation chromatography. This material was used as the additive of Comparative Example 1. Comparative Examples 2 to 3 Copolymers were produced in the same manner as in Example 1 except that the raw materials shown in Table 1 were used. Comparative Examples 2 to 3
It was used as an additive. Test Example 1 Additives of the present invention in Examples 1 to 6 and Comparative Example 1
The following tests were conducted to see the effects of comparative products No. 3 to 3. The fluidity was evaluated by adding the additive to three types of crude oil and measuring the pour points and viscosity at low temperatures of the oils prepared. The measurement results are shown in Tables 2 and 3. (Pour point depressing ability measurement method) Additives are added and dissolved to a predetermined concentration in crude oil for evaluation that has been preheated to 40 to 50°C. Then, it was placed in a 98℃ bath for 10 minutes, -17℃ bath for 20 minutes, and a 48℃ bath for 25 minutes.
The pour point is measured according to JISK2269, which is soaked for a minute to erase the thermal history. (Viscosity measurement method) The crude oil for evaluation in which the above additives have been added and dissolved to erase the thermal history is cooled to a measurement temperature, and the viscosity is measured using a B-type viscometer.

【表】 原油−3:東南アジア系原油
[Table] Crude oil-3: Southeast Asian crude oil

【表】 表−2〜3で明らかなように本発明の流動性改
良添加剤は従来より使用されているポリアルキル
アクリレートである比較例1に比べすぐれた流動
性を付与していることがわかる。
[Table] As is clear from Tables 2 and 3, it can be seen that the fluidity improving additive of the present invention provides superior fluidity compared to Comparative Example 1, which is a conventionally used polyalkyl acrylate. .

Claims (1)

【特許請求の範囲】 1 脂肪族アルコール(但し炭素数12以上)の
(メタ)アクリレート(a)と脂肪族アルコールのア
ルキレンオキシド付加物の(メタ)アクリレート
(b)との共重合体を含有することを特徴とする原油
の流動性改良添加剤。 2 (a)の脂肪族アルコールが炭素数16から30の範
囲の直鎖脂肪族アルコールである特許請求の範囲
第1項記載の添加剤。 3 (b)が炭素数6以上の脂肪族アルコールのエチ
レンオキシドまたは/およびプロピレンオキシド
付加物の(メタ)アクリレートである特許請求の
範囲第1項または第2項記載の添加剤。 4 (a)と(b)のモル比率が1:0.03〜1:10の範囲
である特許請求の範囲第1項〜第3項のいずれか
に記載の添加剤。 5 共重合体の平均分子量が3000から100000の範
囲である特許請求の範囲第1項〜第4項のいずれ
か記載の添加剤。
[Scope of Claims] 1. (Meth)acrylate (a) of aliphatic alcohol (with 12 or more carbon atoms) and (meth)acrylate of alkylene oxide adduct of aliphatic alcohol
A crude oil fluidity improving additive characterized by containing a copolymer with (b). 2. The additive according to claim 1, wherein the aliphatic alcohol in (a) is a straight chain aliphatic alcohol having 16 to 30 carbon atoms. 3. The additive according to claim 1 or 2, wherein (b) is a (meth)acrylate of an ethylene oxide or/and propylene oxide adduct of an aliphatic alcohol having 6 or more carbon atoms. 4. The additive according to any one of claims 1 to 3, wherein the molar ratio of (a) and (b) is in the range of 1:0.03 to 1:10. 5. The additive according to any one of claims 1 to 4, wherein the copolymer has an average molecular weight in the range of 3,000 to 100,000.
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