JPH0333701Y2 - - Google Patents
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- JPH0333701Y2 JPH0333701Y2 JP1987141075U JP14107587U JPH0333701Y2 JP H0333701 Y2 JPH0333701 Y2 JP H0333701Y2 JP 1987141075 U JP1987141075 U JP 1987141075U JP 14107587 U JP14107587 U JP 14107587U JP H0333701 Y2 JPH0333701 Y2 JP H0333701Y2
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- powder
- gas
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Landscapes
- Air Transport Of Granular Materials (AREA)
- Filling Or Emptying Of Bunkers, Hoppers, And Tanks (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、粉粒体を分配する装置、詳しくは粉
粒体と気体との混合物を均一に、かつ所望の割合
に多数に分配する装置に関するものである。
粒体と気体との混合物を均一に、かつ所望の割合
に多数に分配する装置に関するものである。
従来、粉粒体を均一に分配する方法としては、
複数の定量供給機を用いて行う方法が一般に採用
されている。この定量供給機としては、スクリユ
ー式、ロータリバルブ式、テーブル式などがある
が、分配する数が多くなると、それに応じて定量
供給機を設置しなければならないので、装置の設
置費用が増大する上に、操作、制御にも負担がか
かり複雑となるという不都合があつた。
複数の定量供給機を用いて行う方法が一般に採用
されている。この定量供給機としては、スクリユ
ー式、ロータリバルブ式、テーブル式などがある
が、分配する数が多くなると、それに応じて定量
供給機を設置しなければならないので、装置の設
置費用が増大する上に、操作、制御にも負担がか
かり複雑となるという不都合があつた。
この不都合を解消するために、第1図および第
2図に示すように粉粒体と気体との混合物を導入
する輸送管1に、複数の小径の分配管2を接続し
て、粉粒体と気体との混合物を各分配管2に分配
する方式が考えられるが、各分配管2に分配され
る粉粒体の量は変動が大きく均一に分配すること
ができない。すなわち上流側の分配管入口部より
下流側の分配管入口部の方が圧力が小さくなり、
このため粉粒体と流体との比が一定でなくなり均
一に分配されなくなる。
2図に示すように粉粒体と気体との混合物を導入
する輸送管1に、複数の小径の分配管2を接続し
て、粉粒体と気体との混合物を各分配管2に分配
する方式が考えられるが、各分配管2に分配され
る粉粒体の量は変動が大きく均一に分配すること
ができない。すなわち上流側の分配管入口部より
下流側の分配管入口部の方が圧力が小さくなり、
このため粉粒体と流体との比が一定でなくなり均
一に分配されなくなる。
また実公昭41−21135号公報には、上端部を閉
止した直円筒室10内に微粉材料と空気とを流入
管15から導入し、この室10の側部に設けられ
た複数の流出管17から同じ濃度の混合物を分配
するようにした装置が記載されている(第2頁右
欄第4行〜第26行、第1図、第2図参照)。
止した直円筒室10内に微粉材料と空気とを流入
管15から導入し、この室10の側部に設けられ
た複数の流出管17から同じ濃度の混合物を分配
するようにした装置が記載されている(第2頁右
欄第4行〜第26行、第1図、第2図参照)。
また特公昭44−21252号公報に示されるように、
円錐形基部16内の微細分割固体52の層内の下
部に出口パイプ40の入口端50を位置せしめ、
管26,32から導入する圧縮空気により、混合
物を出口パイプ40から抜き出す装置が提案され
ている(第3欄第33行〜第7欄第8行、第1図参
照)。また第6図には、仕切り104,106を
設けて、2種以上の微細分割固体の混合物を抜き
出す構成が記載されている。
円錐形基部16内の微細分割固体52の層内の下
部に出口パイプ40の入口端50を位置せしめ、
管26,32から導入する圧縮空気により、混合
物を出口パイプ40から抜き出す装置が提案され
ている(第3欄第33行〜第7欄第8行、第1図参
照)。また第6図には、仕切り104,106を
設けて、2種以上の微細分割固体の混合物を抜き
出す構成が記載されている。
さらに実公昭48−5325号公報には、材料送出口
5と、この材料送出口から分岐した主材料吸込口
6と、副材料吸込口7とからなる装置本体1内
に、主材料と副材料とを経時的に交互に吸引し
て、所定の割合で混合するようにした材料混合装
置が記載されている(第1欄第30行〜第2欄第37
行、第1図参照)。
5と、この材料送出口から分岐した主材料吸込口
6と、副材料吸込口7とからなる装置本体1内
に、主材料と副材料とを経時的に交互に吸引し
て、所定の割合で混合するようにした材料混合装
置が記載されている(第1欄第30行〜第2欄第37
行、第1図参照)。
しかし上記の実公昭41−21135公報には、粉粒
体の混合比率を調整するという技術的思想は何も
記載されていない。
体の混合比率を調整するという技術的思想は何も
記載されていない。
また上記の特公昭44−21252公報記載の装置に
おいては、混合比率を制御するためには、圧縮空
気の吹出し開口面積または圧縮空気流量を変えな
ければならず、混合比率を自由に所望する値に制
御するのは困難である。
おいては、混合比率を制御するためには、圧縮空
気の吹出し開口面積または圧縮空気流量を変えな
ければならず、混合比率を自由に所望する値に制
御するのは困難である。
また上記の実公昭48−5325号公報においては、
混合した粉粒体を成型機に供給するものであり、
粉粒体を多数に分配するという技術的思想は何も
記載されていない。
混合した粉粒体を成型機に供給するものであり、
粉粒体を多数に分配するという技術的思想は何も
記載されていない。
本考案者らは、既に、粉粒体と気体とを流動・
分配用拡大部内に導入して流動状態化または噴流
状態化した領域(以下、流動層と総称する)を形
成せしめ、ついでこの流動層の複数個所から粉粒
体と流体との混合物を取り出し分配することによ
り、高価な定量供給機を用いることなく、粉粒体
と流体との混合物を均一に、または所望の割合に
分配することができる粉粒体の分配装置を提案し
ている。すなわち、第3図および第4図に示すよ
うに、粉粒体気送管3の下流端(第3図における
上側)に一例としてホツパ状に拡大した室4を接
続し、この室4の側部に同一高さに複数の分配管
5を接続する。室に設ける分配管は、上下あるい
は左右いかなる方向にも設置することができる。
このように拡大した室4を設けることにより、粉
粒体は流動状態あるいは噴流状態に移行して流動
層が形成され、粉粒体の均一に分散状態が得られ
る、このような均一な分散状態を形成することに
よつて、初めて均一な分配が可能となる。すなわ
ち粉粒体気送管3から粉粒体と気体との混合物が
供給されると、この混合物は室4内で流動層を形
成して均一に分散し、複数の分配管5から均一な
状態で抜き出され、他の装置に分配される。なお
図面において、内部に多数の点のある矢印は粉粒
体と気体との混合物の流れ方向を示し、内部を黒
く塗りつぶした矢印は粉粒体のみの流れ方向を示
し、内部が空白の矢印は気体のみの流れ方向を示
している。各分配管の粉粒体の量を均一にする方
法としては、第5図のAに示したように、同一断
面積および同一断面形状を有する分配管を同一高
さに設けることにより達成できる。気体流量を同
一にして粉粒体量を少なくしたいときには、断面
積と同一にして第5図のBのような断面形状にす
るか、あるいはCのように位置を高くすることに
より達成できる。またAの分配管よりも気体と粉
粒体の両方の量を少なくしたいときには、Dのよ
うに分配管の断面積を小さくして位置を高くする
ことにより達成できる。またAとEのように分配
管の位置を大幅に変えることにより、Eの分配管
の粒径分布をAよりも小さくすることもできる。
なお分配管の取付は、Fのように室4の内壁と同
一にしても良く、G,Hのように内部に挿入して
も良い。
分配用拡大部内に導入して流動状態化または噴流
状態化した領域(以下、流動層と総称する)を形
成せしめ、ついでこの流動層の複数個所から粉粒
体と流体との混合物を取り出し分配することによ
り、高価な定量供給機を用いることなく、粉粒体
と流体との混合物を均一に、または所望の割合に
分配することができる粉粒体の分配装置を提案し
ている。すなわち、第3図および第4図に示すよ
うに、粉粒体気送管3の下流端(第3図における
上側)に一例としてホツパ状に拡大した室4を接
続し、この室4の側部に同一高さに複数の分配管
5を接続する。室に設ける分配管は、上下あるい
は左右いかなる方向にも設置することができる。
このように拡大した室4を設けることにより、粉
粒体は流動状態あるいは噴流状態に移行して流動
層が形成され、粉粒体の均一に分散状態が得られ
る、このような均一な分散状態を形成することに
よつて、初めて均一な分配が可能となる。すなわ
ち粉粒体気送管3から粉粒体と気体との混合物が
供給されると、この混合物は室4内で流動層を形
成して均一に分散し、複数の分配管5から均一な
状態で抜き出され、他の装置に分配される。なお
図面において、内部に多数の点のある矢印は粉粒
体と気体との混合物の流れ方向を示し、内部を黒
く塗りつぶした矢印は粉粒体のみの流れ方向を示
し、内部が空白の矢印は気体のみの流れ方向を示
している。各分配管の粉粒体の量を均一にする方
法としては、第5図のAに示したように、同一断
面積および同一断面形状を有する分配管を同一高
さに設けることにより達成できる。気体流量を同
一にして粉粒体量を少なくしたいときには、断面
積と同一にして第5図のBのような断面形状にす
るか、あるいはCのように位置を高くすることに
より達成できる。またAの分配管よりも気体と粉
粒体の両方の量を少なくしたいときには、Dのよ
うに分配管の断面積を小さくして位置を高くする
ことにより達成できる。またAとEのように分配
管の位置を大幅に変えることにより、Eの分配管
の粒径分布をAよりも小さくすることもできる。
なお分配管の取付は、Fのように室4の内壁と同
一にしても良く、G,Hのように内部に挿入して
も良い。
また分配管を室4の側部に接続する代りに、第
6図に示すように室4の上部に複数の分配管6を
設けることもある。この場合粉粒体は、室4内全
体にわたつて流動層を形成する。
6図に示すように室4の上部に複数の分配管6を
設けることもある。この場合粉粒体は、室4内全
体にわたつて流動層を形成する。
第1図〜第6図に示す従来の装置は、粉粒体と
気体との混合物を室に供給して分配するものであ
るが、前記の実公昭41−21135号公報および特公
昭44−21252号公報記載の装置と同様に、粉粒体
の混合比率を自由に所望の値に調整することが困
難である。
気体との混合物を室に供給して分配するものであ
るが、前記の実公昭41−21135号公報および特公
昭44−21252号公報記載の装置と同様に、粉粒体
の混合比率を自由に所望の値に調整することが困
難である。
また本考案者らは、粉粒体気送管3から粉粒体
と気体との混合物を供給する替りに、第7図に示
すように室4の側部に粉粒体供給管7を接続して
粉粒体のみを供給し、粉粒体気送管3からは気体
のみを供給して、室4内で混合し均一な分散状態
を形成させるようにする装置を開発している。な
お第8図に示すように、室4の上部に粉粒体供給
管8を接続しても差し支えない。第8図の装置
は、室4の側部に分配管5を設け、室の上部に粉
粒体供給管8および気体供給管10を接続し、下
部の粉粒体気送管3からは気体のみを供給するよ
うにしている。この場合流動層の高さは分配管の
位置のみで定まる。すなわち第9図に示すよう
に、気体供給管10から気体を流すと、瞬間的に
流動層高はaの位置まで下がるが、分配管内の粉
粒体量が少なくなり、すぐにbまで上がり安定す
る。また気体供給管10からの気体を止めると、
瞬間的にcまで流動層高さは上がり、分配管内の
粉粒体の量が多くなり、やがてbで安定する。第
8図における11は空気分散板などの気体分散板
である。
と気体との混合物を供給する替りに、第7図に示
すように室4の側部に粉粒体供給管7を接続して
粉粒体のみを供給し、粉粒体気送管3からは気体
のみを供給して、室4内で混合し均一な分散状態
を形成させるようにする装置を開発している。な
お第8図に示すように、室4の上部に粉粒体供給
管8を接続しても差し支えない。第8図の装置
は、室4の側部に分配管5を設け、室の上部に粉
粒体供給管8および気体供給管10を接続し、下
部の粉粒体気送管3からは気体のみを供給するよ
うにしている。この場合流動層の高さは分配管の
位置のみで定まる。すなわち第9図に示すよう
に、気体供給管10から気体を流すと、瞬間的に
流動層高はaの位置まで下がるが、分配管内の粉
粒体量が少なくなり、すぐにbまで上がり安定す
る。また気体供給管10からの気体を止めると、
瞬間的にcまで流動層高さは上がり、分配管内の
粉粒体の量が多くなり、やがてbで安定する。第
8図における11は空気分散板などの気体分散板
である。
しかし第7図および第8図に示す装置では、下
部から気体のみを供給するので、粉粒体の混合比
率調整用としては適さないものであつた。
部から気体のみを供給するので、粉粒体の混合比
率調整用としては適さないものであつた。
本考案は上記の諸点に鑑みなされたもので、粉
粒体と気体との混合物を均一に、かつ所望の割合
に容易に分配できる装置の提供を目的とするもの
である。
粒体と気体との混合物を均一に、かつ所望の割合
に容易に分配できる装置の提供を目的とするもの
である。
本考案の粉粒体の分配装置は、第11図を参照
して説明すれば、上方向の粉粒体気送管3を拡大
し、この拡大部の上端を閉止して室4を形成し、
この室4に粉粒体と気体との混合物を取り出すた
めの分配管5を複数本接続した装置において、室
4内の流動層の上端に位置する部分に複数本の分
配管5を接続し、 室4に前記粉粒体と同種または異種の粉粒体を
供給する粉粒体供給管14を接続し、 該粉粒体供給管14に定量供給機15を設けた
ことを特徴としている。
して説明すれば、上方向の粉粒体気送管3を拡大
し、この拡大部の上端を閉止して室4を形成し、
この室4に粉粒体と気体との混合物を取り出すた
めの分配管5を複数本接続した装置において、室
4内の流動層の上端に位置する部分に複数本の分
配管5を接続し、 室4に前記粉粒体と同種または異種の粉粒体を
供給する粉粒体供給管14を接続し、 該粉粒体供給管14に定量供給機15を設けた
ことを特徴としている。
粉粒体供給管14から粉粒体を定量供給機15
により室4内に供給し、下部の粉粒体気送管3か
ら上記粉粒体と同種または別の種類の粉粒体と気
体との混合物を室4内に供給して、これらを混合
しながら複数本の分配管5から分配する。
により室4内に供給し、下部の粉粒体気送管3か
ら上記粉粒体と同種または別の種類の粉粒体と気
体との混合物を室4内に供給して、これらを混合
しながら複数本の分配管5から分配する。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。第11図に示す装置は、室4の上部に
1本または2本以上(第11図においては一例と
して1本としている)の粉粒体供給管14を接続
して粉粒体を供給し、下部の粉粒体気送管3から
前記粉粒体の1つと同一または別の粉粒体と気体
との混合物を供給して、粉粒体を混合しながら複
数本の分配管5から分配するように構成したもの
である。
説明する。第11図に示す装置は、室4の上部に
1本または2本以上(第11図においては一例と
して1本としている)の粉粒体供給管14を接続
して粉粒体を供給し、下部の粉粒体気送管3から
前記粉粒体の1つと同一または別の粉粒体と気体
との混合物を供給して、粉粒体を混合しながら複
数本の分配管5から分配するように構成したもの
である。
第11図に示す装置の代りに、第10図に示す
ように、室4の側部に1本または2本以上(第1
0図においては一例として2本としている)の粉
粒体供給管12,13を接続し、これらの粉粒体
供給管12,13から異なつた粉粒体を供給し、
下部の粉粒体気送管3から上記粉粒体と同一また
は別の粉粒体と気体との混合物を供給して、複数
の粉粒体を混合しながら分配するように構成する
こともできるが、定量供給機を設けていないの
で、第11図に示す装置のように正確な粉粒体供
給を行うことができない。
ように、室4の側部に1本または2本以上(第1
0図においては一例として2本としている)の粉
粒体供給管12,13を接続し、これらの粉粒体
供給管12,13から異なつた粉粒体を供給し、
下部の粉粒体気送管3から上記粉粒体と同一また
は別の粉粒体と気体との混合物を供給して、複数
の粉粒体を混合しながら分配するように構成する
こともできるが、定量供給機を設けていないの
で、第11図に示す装置のように正確な粉粒体供
給を行うことができない。
第11図に示す装置において、さらに第7図、
第8図に示すような気体供給管を接続する場合も
ある。15は定量供給機、16はモータである。
第8図に示すような気体供給管を接続する場合も
ある。15は定量供給機、16はモータである。
また第12図は、第11図における室に乾燥用
加熱管を設けて粉粒体の乾燥を行いながら、粉粒
体を分配する装置を示している。この装置は、拡
大された室4に複数の管17を挿入して分散状態
を良好にしながら、これらの管17内にスチーム
または熱風を通して粉粒体の乾燥を行いながら粉
粒体を分配するように構成したものである。した
がつてこの装置は、分配管5内またはその先に接
続された搬送管内での詰りなどを防止することが
できるという利点を有している。
加熱管を設けて粉粒体の乾燥を行いながら、粉粒
体を分配する装置を示している。この装置は、拡
大された室4に複数の管17を挿入して分散状態
を良好にしながら、これらの管17内にスチーム
または熱風を通して粉粒体の乾燥を行いながら粉
粒体を分配するように構成したものである。した
がつてこの装置は、分配管5内またはその先に接
続された搬送管内での詰りなどを防止することが
できるという利点を有している。
上記の実施例は一例として記したもので、本考
案はこれらに限定されることなく、第7図〜第1
2図に示す装置を適宜組み合わせて使用すること
ができる。すなわち、第11図に示す装置に、気
体供給管10を接続するようなことも包含してい
る。また本考案は、その一実施例として、粉粒体
として石炭を用い、気体として空気を用い、さら
には混合する別の粉粒体として脱硫剤などを用
い、これらの混合物を複数系統に分配して流動層
燃焼炉などに供給する場合などに適用するのに適
している(この応用例については後述する)。
案はこれらに限定されることなく、第7図〜第1
2図に示す装置を適宜組み合わせて使用すること
ができる。すなわち、第11図に示す装置に、気
体供給管10を接続するようなことも包含してい
る。また本考案は、その一実施例として、粉粒体
として石炭を用い、気体として空気を用い、さら
には混合する別の粉粒体として脱硫剤などを用
い、これらの混合物を複数系統に分配して流動層
燃焼炉などに供給する場合などに適用するのに適
している(この応用例については後述する)。
つぎに本考案を石炭を燃料とした流動層燃焼ボ
イラに適用する一例について説明する。流動層燃
焼炉では、通常石炭は粒径数mmに粗砕して燃焼す
るが、この石炭粒の供給方法としては、第13図
に示すように石炭粒供給管18からの石炭粒をス
プレツダ20で流動層21の上部から散布する方
式と、第14図に示すように石炭粒供給管18と
空気供給管22とを連結して、石炭粒を空気によ
り搬送し、流動層21の下部に噴出させる方式が
ある。しかしスプレツダ方式は細粒石炭が流動層
21内にはいらず、そのままガス流に乗つて飛散
するため燃焼効率がきわめて悪い。このため第1
4図に示すような空気搬送方式が有利とされてい
る。23は空気分散板、24は空気供給口であ
る。
イラに適用する一例について説明する。流動層燃
焼炉では、通常石炭は粒径数mmに粗砕して燃焼す
るが、この石炭粒の供給方法としては、第13図
に示すように石炭粒供給管18からの石炭粒をス
プレツダ20で流動層21の上部から散布する方
式と、第14図に示すように石炭粒供給管18と
空気供給管22とを連結して、石炭粒を空気によ
り搬送し、流動層21の下部に噴出させる方式が
ある。しかしスプレツダ方式は細粒石炭が流動層
21内にはいらず、そのままガス流に乗つて飛散
するため燃焼効率がきわめて悪い。このため第1
4図に示すような空気搬送方式が有利とされてい
る。23は空気分散板、24は空気供給口であ
る。
第15図は上記の流動層燃焼炉25に本考案を
適用した一例である。26は本考案の方法を実施
する分配装置で、石炭は予め飛散する細粒の篩分
けを行つて粗粒をスプレツダで供給しても良く、
また全量を分配装置26に供給しても良い。また
同様に流動層燃焼炉内で脱硫を行うために供給す
る脱硫剤も細粒の篩分けを行つても良い。この一
例として、石炭粒ホツパ27内の石炭粒を定量供
給機28を介して篩分機30に導入して細粒石炭
を分散装置26に供給するとともに、脱硫剤ホツ
パ31内の脱硫剤を定量供給機32を介して篩分
機33に導入して細粒脱硫剤を分散装置26に供
給する。粗粒石炭および粗粒脱硫剤はスプレツダ
20で流動層21の上部に散布される。分散装置
26の下部の流体入口34からは湿空気(または
温排ガス)が供給され、空気分散板11の上に供
給された細粒石炭および細粒脱硫剤はこの温空気
(または温排ガス)により流動化されつつ乾燥、
混合が行われ、多数の搬送用の分配管5を介して
流動層燃焼炉25に供給される。このとき排熱風
の一部を分配装置の上部から分離することもでき
る。35は空気送風機で、この空気送風機により
供給される空気はエアヒータ37で予熱された
後、流動用流体として使用される。38は供給し
た流体の一部を粉粒体とは別に取り出す流体取出
管(この場合は排熱風取出管)である。なお流動
層燃焼炉25の排ガスを排ガス送風機36を介し
て流動用空気に混入させることもできる。また排
ガスのみを流動用流体として使用することもでき
る。この流動層燃焼炉は炉床面積数十〜数百m2を
有する大きな炉であり、分配管5を数m2当り1本
設置するとしても、分配管5の数は数十本とな
る。本考案を利用すれば、石炭および脱硫剤各々
1個の定量供給機を設けるだけで分配を行うこと
ができる。さらに乾燥、混合、定量分配機能を有
するもので、経済的効果および制御、安定性など
に優れている。
適用した一例である。26は本考案の方法を実施
する分配装置で、石炭は予め飛散する細粒の篩分
けを行つて粗粒をスプレツダで供給しても良く、
また全量を分配装置26に供給しても良い。また
同様に流動層燃焼炉内で脱硫を行うために供給す
る脱硫剤も細粒の篩分けを行つても良い。この一
例として、石炭粒ホツパ27内の石炭粒を定量供
給機28を介して篩分機30に導入して細粒石炭
を分散装置26に供給するとともに、脱硫剤ホツ
パ31内の脱硫剤を定量供給機32を介して篩分
機33に導入して細粒脱硫剤を分散装置26に供
給する。粗粒石炭および粗粒脱硫剤はスプレツダ
20で流動層21の上部に散布される。分散装置
26の下部の流体入口34からは湿空気(または
温排ガス)が供給され、空気分散板11の上に供
給された細粒石炭および細粒脱硫剤はこの温空気
(または温排ガス)により流動化されつつ乾燥、
混合が行われ、多数の搬送用の分配管5を介して
流動層燃焼炉25に供給される。このとき排熱風
の一部を分配装置の上部から分離することもでき
る。35は空気送風機で、この空気送風機により
供給される空気はエアヒータ37で予熱された
後、流動用流体として使用される。38は供給し
た流体の一部を粉粒体とは別に取り出す流体取出
管(この場合は排熱風取出管)である。なお流動
層燃焼炉25の排ガスを排ガス送風機36を介し
て流動用空気に混入させることもできる。また排
ガスのみを流動用流体として使用することもでき
る。この流動層燃焼炉は炉床面積数十〜数百m2を
有する大きな炉であり、分配管5を数m2当り1本
設置するとしても、分配管5の数は数十本とな
る。本考案を利用すれば、石炭および脱硫剤各々
1個の定量供給機を設けるだけで分配を行うこと
ができる。さらに乾燥、混合、定量分配機能を有
するもので、経済的効果および制御、安定性など
に優れている。
以上説明したように、本考案は高価な定量供給
機などを分配管毎に多数用いることなく、少ない
数の定量供給機を用いたきわめて簡単な構成で粉
粒体と気体との混合物を均一に、かつ所望の割合
に多数に分配することができ、また分配装置を直
列に配置することにより多数(たとえば数百)の
ラインに分配することも可能であるなどの効果を
有している。
機などを分配管毎に多数用いることなく、少ない
数の定量供給機を用いたきわめて簡単な構成で粉
粒体と気体との混合物を均一に、かつ所望の割合
に多数に分配することができ、また分配装置を直
列に配置することにより多数(たとえば数百)の
ラインに分配することも可能であるなどの効果を
有している。
第1図〜第6図は従来例を示すもので、第1図
は定量供給機を用いない粉粒体の分配装置の一例
を示す説明図、第2図は他の例を示す説明図、第
3図は下部から粉粒体と気体との混合物を導入
し、側部からこの混合物を分配する装置の説明
図、第4図は第3図における−線断面図、第
5図は分配管の位置、断面形状などを示す説明
図、第6図は下部から粉粒体と気体との混合物を
導入し、上部からこの混合物を分配する装置の説
明図、第7図〜第10図は本考案者らが開発して
いる粉粒体の分配装置を示すもので、第7図は下
部から気体のみを導入し、側部から粉粒体のみを
導入して、上部から混合物を分配する装置の説明
図、第8図は下部から気体のみを導入し、上部か
ら気体と粉粒体とを別々に導入して、側部から混
合物を分配する装置の説明図、第9図は第8図に
示す装置において流動層高が安定する状態を示す
説明図、第10図は下部から粉粒体と気体との混
合物を導入し、側部から粉粒体を導入して、上部
からこれらの混合物を分配する装置の説明図、第
11図は本考案の粉粒体の分配装置の実施例を示
すもので、下部から粉粒体と気体との混合物を導
入し、上部から粉粒体を導入して、側部からこれ
らの混合物を分配する装置の説明図、第12図は
内部に乾燥用加熱管を挿入して分散状態を良好に
しつつ、乾燥用加熱管より熱を伝えて粉粒体の乾
燥を行いながら分配する装置の説明図、第13図
および第14図は流動層炉へ石炭を供給する場合
の従来例を示す説明図、第15図は本考案の装置
の応用例を示すもので、流動層燃焼炉へ石炭粒お
よび脱硫剤を分配する装置の説明図である。 1……輸送管、2……分配管、3……粉粒体気
送管、4……室、5,6……分配管、7,8……
粉粒体供給管、10……気体供給管、11……気
体分散板、12,13,14……粉粒体供給管、
15……定量供給機、16……モータ、17……
管、18……石炭粒供給管、20……スプレツ
ダ、21……流動層、22……空気供給管、23
……空気分散板、24……空気供給口、25……
流動層燃焼炉、26……分配装置、27……石炭
粒ホツパ、28……定量供給機、30……篩分
機、31……脱硫剤ホツパ、32……定量供給
機、33……篩分機、34……流体入口、35…
…空気送風機、36……排ガス送風機、37……
エアヒータ、38……流体取出管。
は定量供給機を用いない粉粒体の分配装置の一例
を示す説明図、第2図は他の例を示す説明図、第
3図は下部から粉粒体と気体との混合物を導入
し、側部からこの混合物を分配する装置の説明
図、第4図は第3図における−線断面図、第
5図は分配管の位置、断面形状などを示す説明
図、第6図は下部から粉粒体と気体との混合物を
導入し、上部からこの混合物を分配する装置の説
明図、第7図〜第10図は本考案者らが開発して
いる粉粒体の分配装置を示すもので、第7図は下
部から気体のみを導入し、側部から粉粒体のみを
導入して、上部から混合物を分配する装置の説明
図、第8図は下部から気体のみを導入し、上部か
ら気体と粉粒体とを別々に導入して、側部から混
合物を分配する装置の説明図、第9図は第8図に
示す装置において流動層高が安定する状態を示す
説明図、第10図は下部から粉粒体と気体との混
合物を導入し、側部から粉粒体を導入して、上部
からこれらの混合物を分配する装置の説明図、第
11図は本考案の粉粒体の分配装置の実施例を示
すもので、下部から粉粒体と気体との混合物を導
入し、上部から粉粒体を導入して、側部からこれ
らの混合物を分配する装置の説明図、第12図は
内部に乾燥用加熱管を挿入して分散状態を良好に
しつつ、乾燥用加熱管より熱を伝えて粉粒体の乾
燥を行いながら分配する装置の説明図、第13図
および第14図は流動層炉へ石炭を供給する場合
の従来例を示す説明図、第15図は本考案の装置
の応用例を示すもので、流動層燃焼炉へ石炭粒お
よび脱硫剤を分配する装置の説明図である。 1……輸送管、2……分配管、3……粉粒体気
送管、4……室、5,6……分配管、7,8……
粉粒体供給管、10……気体供給管、11……気
体分散板、12,13,14……粉粒体供給管、
15……定量供給機、16……モータ、17……
管、18……石炭粒供給管、20……スプレツ
ダ、21……流動層、22……空気供給管、23
……空気分散板、24……空気供給口、25……
流動層燃焼炉、26……分配装置、27……石炭
粒ホツパ、28……定量供給機、30……篩分
機、31……脱硫剤ホツパ、32……定量供給
機、33……篩分機、34……流体入口、35…
…空気送風機、36……排ガス送風機、37……
エアヒータ、38……流体取出管。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 上方向の粉粒体気送管3を拡大し、この拡大部
の上端を閉止して室4を形成し、この室4に粉粒
体と気体との混合物を取り出すための分配管5を
複数本接続した装置において、 室4内の流動層の上端に位置する部分に複数本
の分配管5を接続し、 室4に前記粉粒体と同種または異種の粉粒体を
供給する粉粒体供給管14を接続し、 該粉粒体供給管14に定量供給機15を設けた
ことを特徴とする粉粒体の分配装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987141075U JPH0333701Y2 (ja) | 1987-09-16 | 1987-09-16 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987141075U JPH0333701Y2 (ja) | 1987-09-16 | 1987-09-16 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6367542U JPS6367542U (ja) | 1988-05-07 |
JPH0333701Y2 true JPH0333701Y2 (ja) | 1991-07-17 |
Family
ID=31048527
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987141075U Expired JPH0333701Y2 (ja) | 1987-09-16 | 1987-09-16 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0333701Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4121135Y1 (ja) * | 1965-04-19 | 1966-10-17 |
-
1987
- 1987-09-16 JP JP1987141075U patent/JPH0333701Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4121135Y1 (ja) * | 1965-04-19 | 1966-10-17 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6367542U (ja) | 1988-05-07 |
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