JPH0333642A - シリコン単結晶中の酸素析出量の測定方法 - Google Patents

シリコン単結晶中の酸素析出量の測定方法

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JPH0333642A
JPH0333642A JP16854089A JP16854089A JPH0333642A JP H0333642 A JPH0333642 A JP H0333642A JP 16854089 A JP16854089 A JP 16854089A JP 16854089 A JP16854089 A JP 16854089A JP H0333642 A JPH0333642 A JP H0333642A
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JP
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oxygen
heat treatment
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area intensity
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JP16854089A
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English (en)
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Sunao Obara
直 小原
Tsuneo Nakashizu
中静 恒夫
Yoshihiko Takeoka
武岡 吉彦
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分軒) 本発四は、フォトルミネッセンス法によって、シリコン
単結晶中の熱処理による酸素析出量を直接求める測定方
法に関するものである。
(従来の技術) 従来、シリコン中の酸素を分析するものには、IR法(
赤外分光法)  (H,J、f(rostowshi 
et al。
Phys、Rev、107(1957)98B ) 、
S I MS (2次イオン質量分析)法(伊北はか:
四本学術振興会141委員会、第121inローカル 
ミーティング資料(1984)第25頁) 、CPAA
 (荷電粒子放射化分析)法(!1!lZ崎:応用物理
38 (1969)102)等がある。IR法では11
07cm”に存在する5i−Oの振動により亦外線の吸
収係数αを求め、αが濃度Nに比例するとして、換算係
数fを用い、N=fαとする。これによって格子間酸素
の値が測定できる。SIMS法はシリコンと酸素の2次
イオン強度をCPAA法は、加速した荷市拉子を試料に
照射し、酸素が放躬性核秤に変わり、その放I・を線強
度から全酸素量を求める方法である。
(発明が解決しようとする課題) 実在LSIの基板として用いられているシリコン単結晶
の大部分は、石英るつぼを用いた引上げ法(CZ法)で
生産されており、約1018atoms/cm3(20
ppm)の酸素不純物を含んでいる。
シリコン結晶中の酸素は固溶状態では、格子間位置に入
り、最近接のシリコン原子と結合して、5i−0−8i
構造をとる。その酸素の局在振動が波長約9μm (1
107cm’ )の赤外吸収ピークを持つので、酸素濃
度は通常IR法により測定される。
一方シリコン中の酸素の溶解度は、例えば素子製造時に
行なわれる熱酸化の代表的温度1000℃で約3 X 
10’atoms /cm3(J E I DA)であ
り、LSI製造のための熱処理では、常に過飽和である
ため、シリコン結品内では、酸素が析出する。シリコン
中では酸素の析出により、一般にSiO,(x=L〜2
)の組成を侍ったシリコン酸化物のIJ〒出物が形成さ
れる。これは数人でも甘いぜい1μm程度で、その構造
は発生温度に依行し、900℃以下の比較的低温で形成
されたものは、ダイヤモンド格子型のクリストバライト
ーザイ!・であり、1000℃以−にの高温で形成され
たものは、アモルファスの正八面体と言われている。そ
して、その酸素析出物が転移ループや積層欠陥などの二
次欠陥を誘起する。これらの納品欠陥が素子の活性領域
にあると、素子特性を劣化させる一1fはよく知られて
いる。
この様にシリコン中の酸素の析出は素子特性に関連する
結晶性を最も直接的に支配する要因である。したがって
、酸素析出量(ΔOi)を直接測定する事が必要となっ
ているが、現状の分析法では直接求める事が不可能であ
った。すなわち、SIMSSCAPP法では、Si中の
全酸素量しか求められず、またIR法では、格子間酸素
の値を測定できるが、酸素が析出した場合、直接これを
測定できない。従って、熱処理によって析出した酸素量
は、魂柱、熱処理前後においてそれぞれIR法によって
格子間酸素濃度を測定し、その差を計算することで間接
的に求められている。
本発明は、上記問題を解決して、「接酸素析出量を測定
できる方法を提供する事を目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明は、試料にアルゴン・レーザーを照射し前記試料
からの発光を分光分析するフ第1・ルミネッセンス法に
より、熱処理後のシリコン単結晶標準試料に関し、分光
分析曲線における13500〜16800への波長域の
ピーク面積強度を求め、このピーク面積強度と、IR法
により求められた前記シリコン単結晶標準試料の熱処理
前後の格子間酸素量の差(酸素析出量;ΔOi)との相
関関係による検量線を作成しておくことにより、フォト
ルミネッセンス法により求められた熱処理後のシリコン
単結晶測定試料の分光分析四線における13500〜1
6800Aの波長域のピーク面積強度より、直接ΔOi
を求めることを特徴とするシリコン単結晶中の酸素析出
量の測定方法である。
(作用) 本発明者らは、熱処理前後のシリコン単結晶にArレー
ザーを照射し、試料からの発光を分光分析した結果、熱
処理後のシリコン単結晶試料に関しては13500〜1
6800Aの領域にブロードなピークが現れており、−
力、無処理前のシリコン単結晶試料では、このようなピ
ークは全く現れないことを毘い出した。
このピークは、熱処理により析出した酸素に帰因するも
のと考えられ、しかも熱処理前にはこのピークが全く現
れないことから、熱処理後におけるこのピークの大きさ
そのものが、直接析出した酸素量に関係するものである
一方、公知のごとく、IR法によって熱処理前後のシリ
コン単結晶の格子間酸素量Oiを測定すると、熱処理後
においては酸素が析出して熱処理前よりOiの値が減少
していることから、その差ΔOiは酸素析出量と定義さ
れる。
従って、前記IR法によって熱処理前後の格子間酸素量
Oiを/11す定し酸素析出量ΔOiを算出した標準試
料に関して、熱処理後において前記フォトルミネッセン
ス法により分光分析曲線における13500〜1680
0への波長域のピーク面積強度を求め、この両者、すな
わち、酸素析出量ΔOiと13500〜16800Aの
波長域のピーク面積強度との相関関係を検量線として予
め作成しておけば、酸素析出量ΔOiが未知であるd(
す定試料に対し、無処理後においてフォトルミネッセン
ス法により分光分析他線における13500〜1680
CIAの波長域のピーク面積強度を測定することにより
、前記検量線を用いて直接的に酸素析出量ΔOiを求め
ることができるものである。
以下、本発叩を実施態様に基づきより詳細に説明する。
第2図は、フォトルミネッセンス測定装置(PL装置)
の−例を示す概念図である。
このPL装置において、デユア1内の液体ヘリウムに浸
したシリコン単結晶試料2には、レーザー光源3から放
たれ、フィルター4を通過し、ライトチョッパ5で変調
され、さらにミラー6で反射されたArレーザ(波長5
14,5nm)が照射される。そして、試料2からの発
光をレンズ7で集光し、フィルター8を通した後、分光
器って分光する。分光された光は、Ge等の光検出器1
0でその強度を検出し、ロックインアンプ11で増幅後
、マイクロコンピュータなどからなる計算機12へ信号
が伝送されて、PL信号強度−波長のグラフ化等の信号
処理が行なわれる。
熱処理したシリコン単結昂試料について、」二記のごと
きPL装置によりフォトルミネッセンス測定を行なうと
、例えば、第3図に示したよ・うな発光スヘクトルが得
られる。このスペクトルの特徴は、13500〜168
00A(7)領域に約15000Aを中心としたブロー
ドなピークが現れていることである。熱処理前の単結晶
試料では、この様なピークは全く現れないので、このピ
ークは、熱処理により生じる酸素析出によるものである
と考えられる。
本発四においては、測定試料に対する実際の酸素析出量
の測定に先立ち、いくつかの標準試料に関し、このフォ
トルミネッセンス法によって13500〜16800A
のブロードなピーク面積強度(以下、PLLピ−ク面積
強度称する。)を求めると共に、IR法によって酸素析
出量ΔOiを求め、これらの標準試料に関するデータか
ら、PLビピーク面積強度酸素析出量ΔOiとの相関を
グラフ化して、例えば第1図に示すような検量線を作成
する。なお、第1図は、熱処理温度を750℃一定とし
、熱処理時間を変化させた試料について、横軸にPLピ
ーク面積強度を、縦軸にIR法から求められた酸素析出
量ΔOiをブロットシたものである。
このようにして作成された検量線により、測定試料に対
し、PLピーク面積強度を測定することによって、直接
ΔOiを求めることが可能となる。
(実施例) 実施例I N2雰囲気中で750℃、24.96.192hr熱処
理したP型(100)シリコン納品試料(試料A)と、
同条件で72.95.210.310hr熱処理した他
のrlI!(100)シリコン単桔品試料(試料B)は
、異なるΔOi熱処理時間依行性を持つが、これらの試
料を第2図に示した装置を用いて、液体ヘリウム中に浸
し、アルゴンレーザー(514,5nm)を照射し、試
料からの発光を分光し発光スペクトルを求めた。なお、
その1例を第3図に示す。これらの発光スペクトルにお
ける1:3500〜16800Aのピーク面積強度とI
R法により求めた熱処理前後のΔOiとの関係を第1図
に示した。PLピーク面積強度が増加するとともにΔO
iも増加する傾向にある。そして試料Aと試料Bは異な
る試料にもかかわらず、一つの回線上に乗る。したがっ
て、PLピーク面積強度を測定することにより、直接Δ
Oiを推定できることがわかる。
(充用の効果) 本発問は、熱処理したシリコン単結晶試料について、フ
ォトルミネッセンス法によって13500〜16800
へのブロードなピーク面積強度を求めることによって、
従来IR法により間接的にしか求めることができなかっ
たシリコン単結晶中0 の熱処理による酸素わ↑出量を直接求めることを可能と
したものであり、シリコン単桔品の製造過程における品
質管理上非常に有用な発明である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、それぞれシリコン単粘品試料に関するフォト
ルミネッセンス発光スペクトルの13500〜1680
0Aの領域のブロードなピーク而積強度と熱処理による
シリコン結晶中の酸素析出量(ΔOi)との関係の一例
を示す図、第2図はフォトルミネッセンス装置の概念図
であり、また第3図は、それぞれ熱処理後のシリコン単
結晶:式料のフォトルミネッセンス発光スペクトルの一
例を示す図である。 1・・・デユア、2・・・シリコン単結晶試料、3・・
・レーザー光源、4.8・・・フィルター5・・・ライ
トチョッパ、6・・・ミラー7・・・集光レンズ、9・
・・分光器、10・・・光検出器、11・・・ロックイ
ンアンプ、12・・・計算機。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 試料にアルゴン・レーザーを照射し前記試料からの発光
    を分光分析するフォトルミネッセンス法により、熱処理
    後のシリコン単結晶標準試料に関し、分光分析曲線にお
    ける13500〜16800Åの波長域のピーク面積強
    度を求め、 このピーク面積強度と、赤外分光法(IR法)により求
    められた前記シリコン単結晶標準試料の熱処理前後の格
    子間酸素量の差(酸素析出量;ΔOi)との相関関係に
    よる検量線を作成しておくことにより、 フォトルミネッセンス法により求められた熱処理後のシ
    リコン単結晶測定試料の分光分析曲線における1350
    0〜16800Åの波長域のピーク面積強度より、直接
    ΔOiを求めることを特徴とするシリコン単結晶中の酸
    素析出量の測定方法。
JP16854089A 1989-06-30 1989-06-30 シリコン単結晶中の酸素析出量の測定方法 Pending JPH0333642A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0791820A1 (en) * 1996-02-22 1997-08-27 Shin-Etsu Handotai Company Limited Method and apparatus for evaluating oxygen concentration in semiconductor silicon single crystal

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP0791820A1 (en) * 1996-02-22 1997-08-27 Shin-Etsu Handotai Company Limited Method and apparatus for evaluating oxygen concentration in semiconductor silicon single crystal
US5841532A (en) * 1996-02-22 1998-11-24 Shin-Etsu Handotai Co., Ltd. Method for evaluating oxygen concentrating in semiconductor silicon single crystal

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