JPH033307Y2 - - Google Patents

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JPH033307Y2
JPH033307Y2 JP1987101508U JP10150887U JPH033307Y2 JP H033307 Y2 JPH033307 Y2 JP H033307Y2 JP 1987101508 U JP1987101508 U JP 1987101508U JP 10150887 U JP10150887 U JP 10150887U JP H033307 Y2 JPH033307 Y2 JP H033307Y2
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unit
air
uniform flow
fan
pressure chamber
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JP1987101508U
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JPS646939U (ja
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  • Invalid Beds And Related Equipment (AREA)
  • Devices For Medical Bathing And Washing (AREA)
  • Accommodation For Nursing Or Treatment Tables (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は病院や一般家庭で、患者やお年寄り等
が無菌の空気を吸いながら寝られるようにした枕
周辺空気の局部清浄化装置に関する。
(従来技術) 例えば1個の病室全体を無菌状態にするために
は大掛かりな装置が必要となり、運転コストも高
くなりやすい。このため盲腸で入院した患者が退
院する時までに風邪をひくようなことが往々にし
てあり、特に手術後の体力の低下した患者やお年
寄りにこの傾向が見られる。この対策として患者
の頭部に無菌の空気供給用カプセルを被せたり、
無菌空気吸入用のマスクをつけることも考えられ
るが、違和感が避けられず、就寝中に無意識に外
してしまう可能性が高い。
(考案の目的) 本考案は無菌の空気を吸いながら、しかも一般
家庭と同じ自然な状態で寝ることができるように
する装置を低コストで提供することを目的として
いる。
(考案の構成) 本考案はベツド上の枕配置位置の左右両側に一
様流吹出ユニツトと、一様流吸込ユニツトを対向
配置し、フアンと無菌用フィルターを含む給気配
管を吹出ユニツト内の正圧室に接続したことを特
徴とする枕周辺空気の局部清浄化装置である。
枕の上に置かれた患者やお年寄り等の頭部周辺
の呼吸域には吹出ユニツトから出た同一速度の一
様流(層流)が供給され、反対側の吸込ユニツト
から等速で吸引され、従つて呼吸域には無菌の空
気が層状に流れ、無菌の空気は外にほとんどもれ
ることがなく、又外部から層内へ空気が混入する
こともほとんどなくなる。
(実施例) 第1図は斜視図を含む構造略図、第2図は平面
部分図である。図中のベツド1上には患者2又は
ご老人の頭3が載せられる枕4の配置位置5の左
右両側、即ち患者2の呼吸域に相当する空間の左
右両側に、一様流吸込ユニツト6と一様流吹出ユ
ニツト7を有する。吸込ユニツト6内の負圧室8
は電動フアン9、無菌用フイルター10(クリー
ンルーム用フイルター…HEPAフイルター)を
有する給気配管11を経て吹出ユニツト7内の正
圧室12に接続している。吹出ユニツト7は患者
2の呼吸域に面した一様流吹出口13とその背後
の2枚の多孔板14,15と前記正圧室12から
なり、多孔板15は正圧室12へ流入した無菌空
気の圧力分布に応じ、高圧部分の開口率を小、低
圧部分の開口率を大となるように多数の孔が分布
されており、多孔板14は多孔板15を通過した
空気が吹出ユニツト7の周辺部へ偏る傾向を防ぐ
ように、周辺部の開口率が中央部の開口率に比べ
て低くなるように多数の孔が形成されている。こ
のような吹出ユニツト7については本件出願人が
先に提案した一様空気流吹出し装置(特願昭62−
7910)のものをそのまま採用することができる。
吸込ユニツト6も吹出ユニツト7と類以の構造
を備えており、ただ多孔板16が1枚だけ採用さ
れている。この多孔板16は一様流吸込口17へ
入る空気流速を全面にわたり略均一に揃えるべ
く、開口率が頭3に対応する部分は大きく、それ
以外の部分では比較的小さくされている。吹出口
13、吸込口17は共に、例えばハニカム構造体
で形成することができる。給気配管11の途中に
は圧力調整弁19を介して酸素添加ユニツト20
を配置している。
次に作動を説明する。このベツドを使用する場
合は、フアン9を起動し、調整弁19を実験的に
定めた最適の開度にセツトする。そうするとフア
ン9で加圧された空気は無菌用フイルター10を
通過した後、清浄化され、無菌の状態で給気配管
11から吹出ユニツト7内の正圧室12へ供給さ
れる。その途中で酸素添加ユニツト20から適量
の酸素が加わり、用途に応じた無菌の空気が得ら
れる。正圧室12内の無菌の空気は多孔板15,
14、一様流吹出口13を経て同一速度の層流2
1となつて患者2の呼吸域へ供給される。一方、
吸込ユニツト6内にはフアン9の吸込口22から
の負圧が作用し、この負圧により吸込口17、多
孔板16を経て呼吸域通過後の空気が負圧室8内
へ吸入される、この時吸込口17へ入る空気の流
速は略一定となる。負圧室8内の空気はフアン9
に吸入され、再使用に供される。
(考案の効果) 以上説明したように本考案においては、枕配置
位置5の左右両側に一様流の吹出ユニツト7と吸
込ユニツト6を配置したので、吹出ユニツト7か
ら出た一様流(層流21)が睡眠に適した緩い速
度で塊状で呼吸域を通過し、そのまま吸込ユニツ
ト6内に吸入される形になり、患者の呼吸域には
常時新鮮な無菌の空気が低速で供給されることに
なる。吹出ユニツト7からの吹出しと吸込ユニツ
ト6からの吸込みにより、プツシユ・プル方式で
無菌空気が流動するため、吹出ユニツト7から出
た層流21が呼吸域の外部へ漏れ出したり、呼吸
域外の空気が吸込ユニツト6内へ流入する度合が
大幅に削減され、あたかも水平に配置したシリン
ダー内を無菌空気からなるピストンが移動するよ
うに、呼吸域への無菌空気の供給とその排出が行
なわれる。これによりフアン9、無菌用フイルタ
ー10の容量を最低に保つことができ、しかも必
要な呼吸域のみに無菌の空気が供給されるので、
装置の小型化が可能となり、運転コストも最小に
なる。患者2はカプセルやマスクを装着する必要
がないため違和感がなく、自然な状態で就眠する
ことができ、就眠中に外部からの菌の侵入による
風邪ひき等の不具合は完全に回避される利点があ
る。更に本考案によると吹出ユニツト7から出た
層流21(一様流)は呼吸域のみを通過して吸込
ユニツト6内にそのまま吸入されるので、頭3か
ら離れた体の部分が冷える恐れがない。又無菌の
空気が略閉回路内を循環するので、無菌の状態を
安定的に維持することができ、無菌用フイルター
10に対する負荷が減少し、フイルター10の寿
命が長くなる。又フイルター10はフアン9の下
流側にあるため消音器の役割を果たし、呼吸域へ
のフアン騒音を効果的に低減することができる。
更に本考案によると吸気配管11に酸素添加ユニ
ツト20の調整弁19が接続されるため、体力の
低下した患者やお年寄りばかりでなく、特に疲労
した成人用としても効果的である。
なお本考案においてはベツド1の代りに畳上に
敷かれた敷寝布団(図示せず)を採用することも
できる。即ち本考案においてベツドは敷寝布団を
含む意味に使用されている。又吸込ユニツト6の
負圧室8は第1図のように給気配管11に接続す
ることなく直接室内に開放することもでき、又適
当なダクトを介して直接室外へ連通させることも
できる。ただし第1図のような閉回路を採用する
と、装置の小型化とコストダウンが図れる利点が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は斜視図を含む装置の構造略図、第2図
は平面部分図である。 1……ベツド、4……枕、5……枕配置位置
(呼吸域)、6……一様流吸込ユニツト、7……一
様流吹出ユニツト、9……フアン、10……無菌
用フイルター、11……給気配管、12……低圧
室。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ベツド上の枕配置位置の左右両側に一様流吹出
    ユニツトと、一様流吸込ユニツトを対向配置し、
    一様流吸込ユニツトの負圧室に負圧を加えるフア
    ンとフアンの下流の無菌用フィルターを含む給気
    配管の下流端を吹出ユニツト内の正圧室に接続し
    て略閉回路を形成し、給気配管の途中に酸素添加
    ユニツトの吐出量調整弁の出口を接続したことを
    特徴とする枕周辺空気の局部清浄化装置。
JP1987101508U 1987-06-30 1987-06-30 Expired JPH033307Y2 (ja)

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JP1987101508U JPH033307Y2 (ja) 1987-06-30 1987-06-30

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JPS646939U JPS646939U (ja) 1989-01-17
JPH033307Y2 true JPH033307Y2 (ja) 1991-01-29

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ID=31330571

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Families Citing this family (3)

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JPH0533159Y2 (ja) * 1990-03-12 1993-08-24
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JPS5132091A (ja) * 1974-07-13 1976-03-18 Duvlis Zinon Shujutsubayoseijokukanhatsuseisochi
JPS6129745A (ja) * 1984-07-21 1986-02-10 Matsushita Electric Works Ltd ピンホ−ル欠陥検出装置

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JPS646939U (ja) 1989-01-17

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