JPH0332975B2 - - Google Patents

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JPH0332975B2
JPH0332975B2 JP62171824A JP17182487A JPH0332975B2 JP H0332975 B2 JPH0332975 B2 JP H0332975B2 JP 62171824 A JP62171824 A JP 62171824A JP 17182487 A JP17182487 A JP 17182487A JP H0332975 B2 JPH0332975 B2 JP H0332975B2
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JP
Japan
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tank
water
live fish
storage chamber
fish
Prior art date
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JP62171824A
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JPS6416540A (en
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Mitsuo Takasugi
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KORUHO KK
Original Assignee
KORUHO KK
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  • Farming Of Fish And Shellfish (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 イ 発明の目的 〔産業上の利用分野〕 本発明は、各種魚貝類を短期間、疑似冬眠状態
にして活かしたまま保存するために、小料理店、
スーパー、旅館等に置かれる活魚保存庫に関する
ものである。
〔従来の技術〕
小料理店等においては従来、活魚は、水を張つ
た水槽に入れ、エアを供給しながら調理するまで
の短期間保存していた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記従来の保存法に拠つた場合、水槽内には仕
切りがなく、魚はその中を自由に動き回るために
魚同志が触れ合うので、魚体を損傷しやすいだけ
でなく、ある程度の遊泳スペースを確保しなけれ
ばならないために、水槽内に高密度に魚を入れる
ことができず、多量の魚を入れるためには大きな
水槽を用意しなければならないが、その場合は大
きな設置スペースが必要となる。しかも、一つの
水槽内に一緒に入れられない魚同志もあり、その
場合は別の水槽を用意しなければならない。更
に、魚により生存に好ましい温度があるが、上記
保存法の場合、各魚に応じての温度管理をするこ
とができないという問題もある。このことが、活
魚の安定供給及び価格の安定化を阻害する大きな
原因となつている。
本発明は、このような問題を解決した活魚保存
庫を提供することを目的とする。
ロ 発明の構成 〔問題点を解決するための手段〕 本発明は、水槽を引出し可能にして数段に配備
した保存室と、前記各水槽内の水を濾過且つ冷却
しつつ循環する濾過冷却槽と、前記各水槽内にエ
アを供給するエアポンプとを備えて成る活魚保存
庫である。また、本発明の第2は、上記発明に対
して更に、簡易コンテナ内に入り込んでその内部
を冷却する冷却板を設置した保冷室を付加したも
のである。
〔作用〕
水槽を引き出して、その中に、仕切板等を介し
て活魚を密に入れた保護ケースを収納する。各水
槽内の水は濾過冷却槽に導かれ、そこにおいて濾
過冷却されて戻される。それにより魚は疑似冬眠
状態となり、生存状態を維持される。
〔実施例〕
本発明の実施例を図面に依拠して説明するに、
図中1は保存庫で、前面から側面の一部にかけて
開口した保存室2を備える。その保存室2は3段
に分れていて、各段に水槽3が配備されている
(第1図)。保存室の両側面は通例透視可能にし、
前面と共に、夜間等に遮蔽するための巻込式カー
テン1a、シヤツター等を設けることが好まし
い。水槽3は通例透明とし、水跳ねを防止するた
めの蓋4を備え付ける。水槽3の後面又は側面
(図では前者)には、入水口5及び出水口6が設
けられ、また、下部にドレン孔7が設けられる
(第5図)。入水口5及び出水口6には、それぞれ
循環ポンプ8から延びる可撓性のパイプ9,10
が嵌め付けられる(第2図、第3図参照)。循環
ポンプ8は、保存室2の後側に、隔室11を隔て
て、3段に区分して設けたそれぞれの区画室12
内に設置される。パイプ9,10は、隔室11内
において弛んだ状態にし、水槽3の引出しに追随
して伸びるようにする。各循環ポンプ8は、区画
室12内において濾過冷却槽13に接続される。
濾過冷却槽13は、サンゴ粉等の濾過砂を詰めた
バスケツト14を備えており、該バスケツト14
は濾過冷却槽13の上方から出し入れ可能になつ
ている。そして、バスケツト14の下に冷却器1
5が配備される。濾過冷却槽13の入水口16は
バスケツト14の上部に配置され、また、出水口
17は冷却器15の部分に配置され、循環ポンプ
8に接続される。
かくして水槽3内の水は、出水口6からパイプ
10を通り、入水口16を経て濾過冷却槽13内
に送り込まれる。そこにおいて濾過されつつ下降
した水は、冷却器15により冷却され、出水口1
7から出て循環ポンプ8を介し、パイプ9、入水
口5を経て水槽3内に戻される。この水の循環ポ
ンプは、運転中不断に継続する。
冷却器15は、例えば蒸発器(エバポレータ
ー)から成るもので、圧縮機、擬縮器等の冷凍器
本体18は、保存室2の上に配備した機械室19
内に配置され(第4図)、そこから伸びる冷媒配
管が、各冷却器15につながつている。各冷却器
15は、好ましくは、個別に温度管理可能に構成
される。即ち、各濾過冷却槽13、例えば出水口
17付近に温度センサーを設置して水温を測定
し、設定温度に達した場合に、冷媒配管に配備し
た電磁弁を閉じるといつた手段を採用することが
できる。第1図における20〜22は、温度指示
計の付いた温度設定器で、それを操作することに
より、各水槽3の水温を個別に設定し、且つ、制
御する。機械室19内には更にエアポンプ23が
設置され、そこから延びるエアチユーブ24が各
水槽3につながれていて、常時水槽3内にエアが
供給されるようになつている。
各水槽3は引出し可能であるが、そのための方
法では任意で、例えばスチール机やキヤビネツト
等に用いられている引出し機構を採用し得る。2
5は、その際に水槽3を支持するラツクである。
水槽3内には、活魚を整然と収納した保護ケース
26がスツポリと収められる。第7図及び第8図
は保護ケース26の構成例を示すもので、その周
囲の側面には、適当な大きさの孔27が複数透設
される。そして、必要に応じ、やはり適当な大き
さの孔を透設した仕切板28が複数差し込まれ、
ケース内が数室に仕切られる(第7図)。その各
室ごとに魚が一匹宛入れられることになる。ま
た、エビやカニ等については、仕切板28を用い
ることなく、専用の保護バツク29,30に入れ
て保護ケース26に収める(第8図)。後述する
ように活魚は、この保護ケース26に収めた状態
で輸送されてくる。
図示した活魚保存庫は、以上の構成の外に、底
部に簡易コンテナ用保冷装置を備えている。即
ち、通例発泡スチロール製の簡易コンテナ31を
1ないし2個収納する保冷室32が設けられ、保
存室32の奥壁からは冷却板33が突出している
(第2図)。冷却板33は、上記冷凍機本体18か
ら伸びる蒸発器を含むもので、簡易コンテナ31
を保冷室32内に押し入れた際、簡易コンテナ3
1の蓋と容体との間に形成されるスリツト34か
ら、コンテナ内部に滑り込む。そして、簡易コン
テナ31内に収納された鮮魚等を、適温にて冷却
し続ける。なお、保存室32の内壁面には、断熱
材35が定着される。
第9図は、本発明に係る活魚保存庫を利用した
活魚の流通システムの概略図、第10図は流通過
程における水温の推移を示す図である。先ず、生
産者において、魚を生簀から保護ケース26に移
し、保護ケース26ごと輸送コンテナ36の水槽
37内に沈める。輸送コンテナ36は、第11図
に示されるように、水槽37と水槽37内に設け
られた冷却室38から成つていて、冷却室38内
には、輸送時間に合わせて定量の氷、ドライアイ
ス等が入れられ、水温が、輸送当初の短時間のう
ちに急速に下げられる。第10図に示す例では、
2時間の間に、常温の24℃から5℃下げられて19
℃になつている。このように急冷することによ
り、魚のストレス及びロス(上がり)を抑え、そ
の暴れを防止して沈静化させる。その結果、魚の
肉質の低下を防ぐと共に、体表の損傷を防止する
ことができる。その後は徐々に冷却し続け、魚を
疑似冬眠状態に近付けていく。第10図に示す例
では、輸送の最終段階で、13℃にまで下げてい
る。水槽37内には複数の保護ケース26が入れ
られるが、それらは異種の魚を収納するものであ
つても、魚同志が触れ合うことはないので、一向
に差支えない。輸送コンテナ36は、閉蓋後運送
車(一般の運送車)39に積載され、流通業者
に、あるいは、直接末端の魚屋、すし屋、小料理
屋、デパート、スーパー、旅館等に送られる。流
通業者を経由する場合は、そこにおいて水温が確
認され、必要に応じて、氷、ドライアイス等の補
給が行われる。末端の小料理屋等には、本発明に
係る活魚保存庫1が用意されていて、保護ケース
26ごとその中に移される。各水槽3は個別に温
度管理することが可能であつて、魚の種類に応じ
て温度設定し、その疑似冬眠状態を維持させて保
存する。即ち、活魚はそこにおいて更に設定温度
に至るまである程度急速に冷却され、以後その水
温に維持される。第10図における例では、3種
類の設定温度が示されていて、最終的に10℃に維
持する場合は約2時間で10℃にまで下げ、8℃に
維持する場合は約3時間で8℃にまで下げ、ま
た、5℃に維持する場合には約4時間で5℃にま
で下げている。その間に活魚は、完全に疑似冬眠
状態に入つてエラ呼吸をするだけとなり、長時間
(1週間以上)に亘つてその生命を維持する。
ハ 発明の効果 本発明は上述した通りであつて、コンパクトな
構成で設置スペースが少なくて済み、しかも取扱
いが容易であり、活魚を疑似冬眠状態にし、魚体
を損傷することなく高密度にて保存することがで
きる効果がある。そして、本発明に係る活魚保存
庫を利用して活魚流通システムを構築することに
より、高品質の活魚の流通及びそれらの安定供
給、並びに、コストの安定化を実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の斜視図、第2図はそ
の一部断面側面図、第3図はその横断面図、第4
図は機械室の横断面図、第5図は水槽の側面図、
第6図は濾過冷却槽の側面図、第7図及び第8図
は保護ケースの構成例の斜視図、第9図は本発明
に係る保存庫を利用した活魚流通システムの概略
図、第10図は流通過程における水温の推移を示
す図、第11図はそのシステムにおいて利用する
輸送コンテナの斜視図である。 符号の説明、1……保存庫、2……保存室、3
……水槽、8……循環ポンプ、11……隔室、1
3……濾過冷却槽、15……冷却器、18……冷
凍機本体、20〜22……温度設定器、23……
エアポンプ、26……保護ケース、31……簡易
コンテナ、32……保冷室、33……冷却板。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 活魚を個別に収納し得る保護ケース26を収
    めた水槽3を、数段引出し可能にして配備した保
    存室2を設け、前記保存室2の後側に、前記各水
    槽3内の水を濾過且つ冷却しつつ循環する濾過冷
    却槽13を各水槽3ごとに設置し、前記各水槽3
    と各濾過冷却槽13とを伸縮自在のパイプ9,1
    0で連結し、更に、前記各水槽3内にエアを供給
    するエアポンプ23を庫内適宜個所に設置して成
    る活魚保存庫。 2 各水槽3の水温を個別に制御可能にした特許
    請求の範囲第1項記載の活魚保存庫。 3 活魚を個別に収納し得る保護ケース26を収
    めた水槽3を、数段引出し可能にして配備した保
    存室2を設け、前記保存室2の後側に、前記各水
    槽3内の水を濾過且つ冷却しつつ循環する濾過冷
    却槽13を各水槽3ごとに設置し、前記各水槽3
    と各濾過冷却槽13とを伸縮自在のパイプ9,1
    0で連結し、更に、前記各水槽3内にエアを供給
    するエアポンプ23を庫内適宜個所に設置すると
    共に、前記保存室2の下側に、簡易コンテナ31
    を挿入し得る保冷室32を形成し、前記保冷室3
    2内に、前記簡易コンテナ31内に滑り込んでそ
    の内部を冷却する手段を突設して成る活魚保存
    庫。 4 各水槽3の水温を個別に制御可能にした特許
    請求の範囲第3項記載の活魚保存庫。
JP17182487A 1987-07-09 1987-07-09 Storage chamfer for live fish Granted JPS6416540A (en)

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JP17182487A JPS6416540A (en) 1987-07-09 1987-07-09 Storage chamfer for live fish

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JPS6416540A JPS6416540A (en) 1989-01-20
JPH0332975B2 true JPH0332975B2 (ja) 1991-05-15

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