JPH0330658Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0330658Y2
JPH0330658Y2 JP9139186U JP9139186U JPH0330658Y2 JP H0330658 Y2 JPH0330658 Y2 JP H0330658Y2 JP 9139186 U JP9139186 U JP 9139186U JP 9139186 U JP9139186 U JP 9139186U JP H0330658 Y2 JPH0330658 Y2 JP H0330658Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
combustion
kerosene
burner
nozzle
cylinder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP9139186U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62204120U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP9139186U priority Critical patent/JPH0330658Y2/ja
Publication of JPS62204120U publication Critical patent/JPS62204120U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0330658Y2 publication Critical patent/JPH0330658Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Spray-Type Burners (AREA)
  • Pressure-Spray And Ultrasonic-Wave- Spray Burners (AREA)
  • Combustion Of Fluid Fuel (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、例えば家庭用給湯機等の加熱機構
に有用な灯油バーナに関するものである。
(従来の技術) 家庭用給湯機の加熱機構には、灯油を燃料とし
た灯油バーナが装備されることが多く、しかして
従来のこの種のバーナの具体的な構造方式には、
(a)ポツト内に供給された灯油を、燃焼熱によ
り一たん蒸発させた上で継続的に燃焼させるポツ
ト式バーナと、(b)燃焼室内のノズルから噴霧
された灯油粒子を、直接着火させて燃焼させるガ
ンタイプバーナ、とが知られている。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、前者のポツト式バーナの作動におい
ては、(イ)点火時から定常燃焼状態に達するまでの
間に長い時間がかかること、(ロ)消火時にポツト内
の灯油が燃え尽きて消えるまでの間に長い時間が
かかると共に、その際に悪臭が発生すること、(ハ)
燃焼量を増やすためには、大型容積のポツトを使
用しなければならないこと、等の問題点があつ
た。
また、後者のガンタイプバーナの作動において
は、(イ)噴霧粒子に直接着火するために火炎の経路
長を長く取る必要があり、そのため燃焼室の負荷
を高めにくいこと、(ロ)同様な理由で、完全燃焼状
態が得られにくく、その結果、すすが発生した
り、また高い加熱効率が得にくいこと、等の問題
点があつた。
そこで本考案は、点火時には短時間で定常な完
全燃焼状態に達すると共に、消火時には、短時間
で無公害な消火状態に達し、かつ、加熱機構の小
型化を容易にした灯油バーナを提供することを目
的としている。
(問題点を解決するための手段) その目的を達成するため、本考案の構成におい
ては、筒体内空の下端に、灯油ノズルと同ノズル
の噴口に接して張出された点火電極とが配置され
た燃焼筒の上端開口面寄りの高さに、燃焼ガスを
旋動付勢するための導風羽根を有するスタビライ
ザが水平に展架されると共に、同スタビライザの
下方に、燃焼促進用触媒材が形成されて成る多孔
の燃焼板が展架されている構造を採つている。
(作 用) このような構造の灯油バーナにおいては、燃焼
筒の下端の灯油ノズルから上方に拡散して噴出す
る灯油粒子は、噴口の至近に張出した点火電極の
放電熱により点火され、これにより火炎となつて
燃焼筒内を上昇するが、その火炎が燃焼筒内の上
部に展架された燃焼板を透過する際に、燃焼触媒
に接触して急速に1次燃焼状態となり、その後、
その燃焼熱により高温化された燃焼ガスは、燃焼
筒の上端開口面寄り高さに展架されたスタビライ
ザの導風作用により、施動付勢され、これにより
攪拌されながらスパイラル状に上方の熱交換器の
ガス通路に流出して空気との混合が行なわれてよ
り安定した2次燃焼状態が持続され、その結果、
良好な加熱効率が得られる。
(実施例) 以下、第1図ないし第9図に示す一実施例に基
づき、本考案の構成を具体的に述べる。
実施例の灯油バーナ(以下、単にバーナとい
う)1が装備された給湯機(第1図)は、架台
2、バーナ取付枠3、および給湯機カバー4を基
体として組付けられていて、バーナ1は、架台2
と取付枠3とに取付けられており、また、カバー
4内には、熱交換器5とサイレンサ6とが収容さ
れている。
なお、カバー4の側面には、外気開口が開けら
れている。
以下、バーナ1と熱交換器5との夫々の形成態
様につき述べる。
(イ) バーナ1 このバーナ1は、本体を成すバーナボツクス7
と、同ボツクス7に内付けされた燃焼筒8と、同
ボツクス7に外付けされた送風フアン9および電
磁式灯油ポンプ10と、取付枠3に外付けされた
電極用イグナイタ11とにより形成されていて、
かつ、灯油ポンプ10には、オイルストレーナ1
0aが付設されると共に、送風フアン9には、外
気流入通路9a、吐出通路9b、および風量調整
板9cが形成されている。
なお、オイルストレーナ10aには、給油パイ
プとの接続管10bが付設されているほか、バー
ナボツクス7の側面の1箇所には、フアン9の吐
出通路9bに連通される空気流入口7aが開けら
れている。
次に、バーナボツクス7内に収容された燃焼筒
8は、外筒12、内筒13および囲い筒14の3
筒により形成された同心の複筒体であつて、かつ
内筒13と囲い筒14とは、バナプレート15の
上に立設されている。
なお、内筒13の周壁の中間高さには、多数の
空気吹込口13aが穿開されていて、その穿開密
度は、上方が密で下方が粗になつている。
また、バーナプレート15の中心付近と、バー
ナボツクス7の底板7bの中心付近とを上下に連
通する3箇所の取付孔が開けられていて、これら
の取付孔には、灯油ノズル16と2本の点火棒1
7とが固定、保持されると共に、各点火棒17の
点火電極17aの上端は、同ノズル16の噴口付
近に張出されている。
なお、上記灯油ノズル16の下端は、給油パイ
プ23を介して灯油ポンプ10に接続されると共
に、上記各電極17aの下端は、高圧導線24を
介してイグナイタ11に接続されている。
更に、内筒13の上端開口面寄りの高さには、
燃焼ガスを旋動付勢して空気との混合を行なわせ
るための導風羽根より成るスタビライザ18が展
架されると共に、内筒13の同スタビライザ18
の下方至近高さには、燃焼促進用のハニカム状等
の多孔の燃焼板19が展架されていて、前者のス
タビライザ18は、円周上の複数箇所(8箇所)
に間欠的な切り起し羽根18aが成形されると共
に、4方の4箇所に付設された張出し片18bに
よつて内筒13に取付けられている。
一方、後者の燃焼板19は、例えば白金材、パ
ラジユーム材等の燃焼促進用触媒が網目状に成形
されて成る部材であつて、かつこの燃焼板19
は、内筒13の4方の各箇所にねじ20で固定さ
れた4つの各縦ステー21の上端のかぎ部21a
と、各縦ステー21の上端寄りの間に十字形に渡
設された横ステー22との間に挾まれた状態で固
定、保持されている。
(ロ) 熱交換器5 この熱交換器5は、外筒25と、波板型の周面
を有する内筒26と、内筒26の内空の周線上の
複数箇所(例えば8箇所)に縦架された複数の受
熱チユーブ27とにより形成されていて、かつ外
筒25の周壁の上部と下部の各1箇所には、出湯
口28および給水口29が開口されていて、これ
により外筒25と内筒26との間の環空間は、水
通路を成している。
なお、内筒26の下端は、燃焼筒8の外筒12
の上端のエンド部に当接していて、これにより内
筒26の内孔は燃焼ガス通路を成している。
しかして、この燃焼ガス通路と上述した水通路
の夫々の通路中には、バツフルプレート30とバ
ツフルプレート31が夫々固設されていて、これ
により燃焼ガスの放熱通路長と水の受熱通路長と
を延伸させる手段が取られている。
ところで、上述した熱交換器5と共に給湯機カ
バー4内に収容されているサイレンサ6は、熱交
換器5の上端開口と、給湯機カバー4のガス排出
口に付設された煙突32との間に介装されてい
て、これにより燃焼ガスの燃焼騒音を減衰させる
作用を行つている。
なお、上述したバーナ1には、図示しない感震
器と炎検知器とが付設されていて、地震発生時に
自動的にバーナーを消火させる手段と、常時バー
ナの点火を確認する手段とが取られている。
次に、このように構成された実施例のバーナ1
を備えた給湯機の作動につき述べる。
給湯機を稼動させる際には、先ず、給水口29
を外部の配水管に接続させると共に、出湯口28
を温水配管に接続させ、また、オイルストレーナ
10aの接続管10bを灯油の給油パイプに接続
させると共に、送風フアン9および電磁式灯油ポ
ンプ10の各スイツチ配線とイグナイタ11のス
イツチ配線とをコントローラ(図示せず)に接続
させて置く。
このようにして置けば、水通路を加熱する必要
が生じた場合には、自動的にフアン9および灯油
ポンプ10と、イグナイタ11とが始動するが、
イグナイタ11は、囲い筒14内の炎の発生が検
知された時点で作動が停止する。
また、加熱する必要が消滅した場合には、自動
的にフアン9および灯油ポンプ10の各作動が停
止するようになつている。
しかして給湯機が作動した場合には、フアン9
からバーナボツクス7内に吐出された加圧空気
は、先ず外筒12と内筒13との間に流入した
後、内筒13の吹込口13aを通つて内筒13の
内孔に流入するが、この時の流入量の分布は、炎
の燃焼度が高まる内孔の上部に行くに従つて量が
多くなるようになつている。
一方、灯油ノズル16の噴口から上方に拡散し
て噴出する灯油粒子は、点火電極17aの放電熱
により確実に点火された上で、火炎となつて上昇
するが、燃焼板19の網目を透過する際に、触媒
の促進作用により急速かつ良好に1次燃焼作動
し、粒子の蒸発に必要な十分な熱量が得られる。
その後、燃焼ガスは、スタビライザ18の旋動
付勢により十分に攪拌されて空気と混合されるこ
とから、熱交換器5の内孔に送出された燃焼ガス
は、2次燃焼による安定した定常燃焼状態とな
る。
このように触媒の作用により燃焼が急激かつ良
好に行われることから、火炎長が短くて済み、こ
れにより燃焼筒8のコンパクト化と負荷の増大と
が可能になるほか、火炎温度の上限を無用に高め
る必要がないことから、有害ガス(NOX)発生
の虞れがない。
なお、消火時には、残留ガスが触媒によつて完
全燃焼することから、悪臭発生の心配がない。
このようにして熱交換器5の内筒26のガス通
路を上昇する燃焼ガスは、バツフルプレート30
により延伸された長い通路を上昇する間に、水通
路と受熱チユーブ27とを通る水に対して効率良
く放熱作用を行い、これにより温水は有効に加熱
される。
最後に、熱交換器5を出た燃焼ガスは、サイレ
ンサ6と煙突32とを経て大気中に放散されるこ
とから、騒音や有害ガス等の公害発生の虞れが殆
んど無い。
(考案の効果) 以下述べたように、本考案に係る灯油バーナに
よれば、燃焼筒の上端開口付近にスタビライザを
展架させると共に、同スタビライザの下方至近に
沿い商売燃焼板を展架させて、火炎と燃焼ガスと
の上昇通路を構成せしめたので、灯油の良好かつ
安全な燃焼作動が得られ、これにより温水機等の
加熱機構の作動性、使用性、省エネ性を向上させ
るほか、同機構の小型化を容易にする効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例を示す灯油バーナ
を備えた温水機の概要図、第2図は、第1図の灯
油バーナの前面図、第3図は、同平面図、第4図
は、第2図のバーナボツクスの前断面図、第5図
は、第4図の上面図、第6図は、第5図のスタビ
ライザの上面図、第7図は、同側断面図、第8図
は、第4図のステーの部分図、第9図は、同上面
図である。 1……灯油バーナ、8……燃焼筒、16……灯
油ノズル、17a……点火電極、18……スタビ
ライザ、19……燃焼板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 筒体内空の下端に、灯油ノズルと同ノズルの噴
    口に接して張出された点火電極とが配置された燃
    焼筒の上端開口面寄りの高さに、燃焼ガスを旋動
    付勢するための導風羽根を有するスタビライザが
    水平に展架されると共に、同スタビライザの下方
    に、燃焼促進用触媒材が形成されてなる多孔の燃
    焼板が展架されていることを特徴とする灯油バー
    ナ。
JP9139186U 1986-06-17 1986-06-17 Expired JPH0330658Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9139186U JPH0330658Y2 (ja) 1986-06-17 1986-06-17

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9139186U JPH0330658Y2 (ja) 1986-06-17 1986-06-17

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62204120U JPS62204120U (ja) 1987-12-26
JPH0330658Y2 true JPH0330658Y2 (ja) 1991-06-28

Family

ID=30952136

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9139186U Expired JPH0330658Y2 (ja) 1986-06-17 1986-06-17

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0330658Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0531370Y2 (ja) * 1988-02-23 1993-08-12

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62204120U (ja) 1987-12-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3382862A (en) Furnace construction
US4972823A (en) Safety stove and burner assembly
JPH0330658Y2 (ja)
US4252520A (en) Infra-red domestic furnace
JPS6048442A (ja) 赤外線加熱式排ガスダウンフロ−型ガス湯沸器
US4314542A (en) Infra-red domestic furnace
US4919120A (en) Radiant-type heater
US3311155A (en) Sealed combustion gas furnace
US3223078A (en) Warm air furnace
CN112944674A (zh) 一种高效气体加热锅炉
US3364917A (en) Portable heater
CN216667977U (zh) 一种高效气体加热锅炉
CN210241970U (zh) 辐射式液体燃料热水器
KR102649269B1 (ko) 예혼합 연소 방식의 메탈화이버 가스버너를 적용한 온풍 및 탄산가스 공급장치
JPS6319765B2 (ja)
JP2000018516A (ja) 燃焼装置および温風発生装置
JPS599123Y2 (ja) 赤外線発生装置
KR100304423B1 (ko) 폐유연소보일러
CN2292976Y (zh) 低压二次雾化燃烧器
JP3615354B2 (ja) 輻射式暖房機
JP2769891B2 (ja) 薄型燃焼器
KR850003174Y1 (ko) 난로 겸용 온수 보일러
KR100286826B1 (ko) 촉매담지 세라믹매트 복사전열통을 가지는 회전무화연소식 석유난로
JPH11264514A (ja) 触媒燃焼装置
JPH11201411A (ja) 燃焼装置