JPH033025Y2 - - Google Patents
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- JPH033025Y2 JPH033025Y2 JP1678683U JP1678683U JPH033025Y2 JP H033025 Y2 JPH033025 Y2 JP H033025Y2 JP 1678683 U JP1678683 U JP 1678683U JP 1678683 U JP1678683 U JP 1678683U JP H033025 Y2 JPH033025 Y2 JP H033025Y2
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- Devices For Supply Of Signal Current (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は電話交換機におけるライン電流供給回
路の改良、すなわち、定電流形のライン電流供給
回路において、ラインに接続される電話機が非使
用の状態においても生ずる電力消費の節減を図る
ことを目的とする。
路の改良、すなわち、定電流形のライン電流供給
回路において、ラインに接続される電話機が非使
用の状態においても生ずる電力消費の節減を図る
ことを目的とする。
電話交換機においては、ライン(電話回線)の
端末に接続される電話機に対して直流電流が供給
され、電話機におけるハンドセツトのオンフツク
およびオフフツク状態や該直流電流の断続により
現れるダイヤルパルス等を交換機側において検知
しうる仕組みとなつているほか、電話機内の送話
器に対してバイアス用の直流を供給するようにな
つていることは周知のところである。
端末に接続される電話機に対して直流電流が供給
され、電話機におけるハンドセツトのオンフツク
およびオフフツク状態や該直流電流の断続により
現れるダイヤルパルス等を交換機側において検知
しうる仕組みとなつているほか、電話機内の送話
器に対してバイアス用の直流を供給するようにな
つていることは周知のところである。
近年、小形化・経済化・多様能化を意図して電
話交換機を全電子化する傾向にあり、ライン電流
供給回路も半導体素子あるいは半導体集積回路を
主体とする電子回路によつて構成される試みがな
されている。
話交換機を全電子化する傾向にあり、ライン電流
供給回路も半導体素子あるいは半導体集積回路を
主体とする電子回路によつて構成される試みがな
されている。
半導体素子(あるいは半導体集積回路)によつ
てライン電流供給回路を構成するに当つては、ラ
インの長短に余り影響されずにほぼ一定の直流の
ライン電流を供給しうるようにすることが可能で
あり、公知となつている。(例えば、特公昭54−
1322電話交換機における直流電流供給方式、特開
昭57−124962電流供給回路等)。
てライン電流供給回路を構成するに当つては、ラ
インの長短に余り影響されずにほぼ一定の直流の
ライン電流を供給しうるようにすることが可能で
あり、公知となつている。(例えば、特公昭54−
1322電話交換機における直流電流供給方式、特開
昭57−124962電流供給回路等)。
第1図は公知の定電流形の電流供給回路の原理
的構成を示す図である。図において、Q1とQ1′は
特性がほぼ相等しいNPN形トランジスタとPNP
形トランジスタ、R1とR1′は相等しい抵抗であつ
てこれらにより一対の主電流増幅器Aおよび
A′が形成され、抵抗R2およびRnと、R2′(=R2)
およびRn′(=Rn)とによつて一対の駆動回路
DおよびD′が形成される。R4とR4′(=R4)はバ
イパス回路で、以上により平衡形定電流回路CS
が構成される。平衡形定電流回路CSの入力電源
端子e,e′は電池Eに、出力端子k,k′は一対の
ラインL,L′の端子l,l′に接続され、電話機
TELに対してライン電流ILが供給される。
的構成を示す図である。図において、Q1とQ1′は
特性がほぼ相等しいNPN形トランジスタとPNP
形トランジスタ、R1とR1′は相等しい抵抗であつ
てこれらにより一対の主電流増幅器Aおよび
A′が形成され、抵抗R2およびRnと、R2′(=R2)
およびRn′(=Rn)とによつて一対の駆動回路
DおよびD′が形成される。R4とR4′(=R4)はバ
イパス回路で、以上により平衡形定電流回路CS
が構成される。平衡形定電流回路CSの入力電源
端子e,e′は電池Eに、出力端子k,k′は一対の
ラインL,L′の端子l,l′に接続され、電話機
TELに対してライン電流ILが供給される。
なお、C,C′はラインと通話路スイツチの間を
直流的に遮断して交流的に結ぶ結合用コンデンサ
である。
直流的に遮断して交流的に結ぶ結合用コンデンサ
である。
第1図は上下対称の平衡形回路であるから、主
増幅器A,A′が活性状態にあれば、電池電源E
の電圧EO、エミツタ電流IE、コレクタ電流IC、ベ
ース・エミツタ間電圧VBE、駆動電流ID、ライン
および電話機の合計抵抗値RL、ライン電流IL、お
よび抵抗R4,R4′を流れるバイパス電流INの間に
は、近似的につぎの関係式が成立つ。
増幅器A,A′が活性状態にあれば、電池電源E
の電圧EO、エミツタ電流IE、コレクタ電流IC、ベ
ース・エミツタ間電圧VBE、駆動電流ID、ライン
および電話機の合計抵抗値RL、ライン電流IL、お
よび抵抗R4,R4′を流れるバイパス電流INの間に
は、近似的につぎの関係式が成立つ。
上式において、IC≒IE、VBE≪EOとして、IC,IL
およびINを求めると IC≒IE≒R2/2R1(R2+Rn)EO …(2) IL≒2R4/2R4+RLIC …(3) IN≒RL/2R4+RLIC …(4) 上式(2)〜(4)からつぎのことが理解される。
およびINを求めると IC≒IE≒R2/2R1(R2+Rn)EO …(2) IL≒2R4/2R4+RLIC …(3) IN≒RL/2R4+RLIC …(4) 上式(2)〜(4)からつぎのことが理解される。
ICはRLの値に無関係な定電流となる。またR4
をRLに比して充分に大きく選べばILはRLの大小
に余り影響されずにほぼ一定の電流値となる。物
理的に説明すればRLの大小によるILの変化分が
R4およびR4′によつてバイパスされることを意味
する。
をRLに比して充分に大きく選べばILはRLの大小
に余り影響されずにほぼ一定の電流値となる。物
理的に説明すればRLの大小によるILの変化分が
R4およびR4′によつてバイパスされることを意味
する。
第1図において、例えばEO=−24V1R1=R1′=
100Ω、R2=R2′=1KΩ、Rn=Rn′=2KΩ、R4=
R4′=10KΩに選定すれば、IC≒40mA程度と見積
られ、RL=100Ωの場合にはIN≒2mA、IL≒
38mAとなり、RL=500Ωの場合にはIN≒7mA、
IL≒33mAと見込まれる。
100Ω、R2=R2′=1KΩ、Rn=Rn′=2KΩ、R4=
R4′=10KΩに選定すれば、IC≒40mA程度と見積
られ、RL=100Ωの場合にはIN≒2mA、IL≒
38mAとなり、RL=500Ωの場合にはIN≒7mA、
IL≒33mAと見込まれる。
すなわち、RLの値に余り左右されずにILは
30mA〜40mAの範囲におさまり、CSはほぼ定電
流供給回路と見なされる。
30mA〜40mAの範囲におさまり、CSはほぼ定電
流供給回路と見なされる。
半導体素子を用いる定電流形のライン電流供給
回路の原理的構成は、第1図に示したように比較
的単純な回路であるが、実際の構成に当つては、
回路の安定化、熱容量の余裕などを図るために、
半導体素子および抵抗素子を第1図に付加した回
路が用いられる。
回路の原理的構成は、第1図に示したように比較
的単純な回路であるが、実際の構成に当つては、
回路の安定化、熱容量の余裕などを図るために、
半導体素子および抵抗素子を第1図に付加した回
路が用いられる。
第2図は上述の配慮がなされたライン電流供給
回路の公知の実用的回路構成例を示したものであ
る。
回路の公知の実用的回路構成例を示したものであ
る。
第2図を見て理解されるように、主増幅回路
A,A′は第1図のA,A′と同様であるが、駆動
回路DがNPN形トランジスタQ2、抵抗R2、抵抗
R3およびR5によつて、駆動回路D′がPNP形トラ
ンジスタQ2′、抵抗R2′,R3′およびR5′によつて構
成されており、さらにQ2のベースとQ2′のベース
の間にツエナーダイオードZDが接続されている。
(こゝでQ2とQ2′とは互にほぼ同等の特性を有す
るものを用いる)。
A,A′は第1図のA,A′と同様であるが、駆動
回路DがNPN形トランジスタQ2、抵抗R2、抵抗
R3およびR5によつて、駆動回路D′がPNP形トラ
ンジスタQ2′、抵抗R2′,R3′およびR5′によつて構
成されており、さらにQ2のベースとQ2′のベース
の間にツエナーダイオードZDが接続されている。
(こゝでQ2とQ2′とは互にほぼ同等の特性を有す
るものを用いる)。
駆動回路DおよびD′はQ1およびQ2′を活性領域
で動作させるに充分なベース電流を与えるように
するため用いられ、NPN形トランジスタQ1と
PNP形トランジスタQ1′との間に若干の特性の不
揃いがあつても正しい回路動作が行なわれるよう
にしたものである。
で動作させるに充分なベース電流を与えるように
するため用いられ、NPN形トランジスタQ1と
PNP形トランジスタQ1′との間に若干の特性の不
揃いがあつても正しい回路動作が行なわれるよう
にしたものである。
またツエナーダイオードZD(例えばツエナー電
圧5V)の挿入は電池電源Eの電圧が変動しても、
Q2およびQ2′の各ベースにかかる電圧が一定とな
るように配慮され、これにより回路の安定化が図
られる。
圧5V)の挿入は電池電源Eの電圧が変動しても、
Q2およびQ2′の各ベースにかかる電圧が一定とな
るように配慮され、これにより回路の安定化が図
られる。
第2図の構成例においてラインに供給される電
流IL、トランジスタQ1およびQ1′に流れる電流IC,
IE等は第1図のそれらにほぼ同じと考えてよい。
流IL、トランジスタQ1およびQ1′に流れる電流IC,
IE等は第1図のそれらにほぼ同じと考えてよい。
ライン供給電流ILがラインの長短に余り関係な
くほぼ一定範囲内の電流値(例えば30〜50mAの
範囲)となるような定電流形供給方式は、従来の
ように継電器巻線を通じてライン電流を供給する
ようないわゆる定電圧形供給方式に比べて次の利
点がある。
くほぼ一定範囲内の電流値(例えば30〜50mAの
範囲)となるような定電流形供給方式は、従来の
ように継電器巻線を通じてライン電流を供給する
ようないわゆる定電圧形供給方式に比べて次の利
点がある。
(イ) ラインが短かい場合において生ずるライン供
給電流(従来の定電圧形供給方式では約
100mA)を約40mA以下に抑圧することができ
消費電力が減る。
給電流(従来の定電圧形供給方式では約
100mA)を約40mA以下に抑圧することができ
消費電力が減る。
(ロ) 電話局から様々な距離にある加入者に対する
通話損失の遠近格差を少なくするため、我が国
の標準電話機には自動パツト(加入者線路が短
い場合に通話品質を良好な状態に保つために使
用する一種の減衰器で通話減衰量約3dB)が内
蔵されていて、ライン電流が約40mAとなるよ
うな遠距離加入者の場合には作動しないが、約
40mA以上となる近距離加入者の場合には自動
的に作動して約3dB通話減衰量が加わるように
なつている。
通話損失の遠近格差を少なくするため、我が国
の標準電話機には自動パツト(加入者線路が短
い場合に通話品質を良好な状態に保つために使
用する一種の減衰器で通話減衰量約3dB)が内
蔵されていて、ライン電流が約40mAとなるよ
うな遠距離加入者の場合には作動しないが、約
40mA以上となる近距離加入者の場合には自動
的に作動して約3dB通話減衰量が加わるように
なつている。
このような標準形電話機を構内電話交換機
(PBX)の内線に使用する場合には、既に電話局
−PBX間の局線とPBXの介在による伝送損失
(2〜7dB程度)があるので、自動パツト回路を
作動させないようにする必要がある。
(PBX)の内線に使用する場合には、既に電話局
−PBX間の局線とPBXの介在による伝送損失
(2〜7dB程度)があるので、自動パツト回路を
作動させないようにする必要がある。
したがつてライン電流供給回路が定電圧形の場
合にはPBXの据付工事の際に短距離のラインに
対しては逐一抵抗(200Ω)程度を挿入接続する
煩らわしさが生ずる。
合にはPBXの据付工事の際に短距離のラインに
対しては逐一抵抗(200Ω)程度を挿入接続する
煩らわしさが生ずる。
これに対して30〜40mA程度の定電流形供給回
路を採用すれば、上述の煩らわしさが無くなる。
路を採用すれば、上述の煩らわしさが無くなる。
定電流形のライン電流供給回路は以上に挙げた
ような利点を有するが、短所として、電話機の非
使用時、すなわち電話機のハンドセツトがオンフ
ツクされてライン電流ILが流れない状態において
も、ライン電流供給回路内部において若干の電力
消費が生ずることである。
ような利点を有するが、短所として、電話機の非
使用時、すなわち電話機のハンドセツトがオンフ
ツクされてライン電流ILが流れない状態において
も、ライン電流供給回路内部において若干の電力
消費が生ずることである。
すなわち、電話端末機がオンフツクされている
状態においても地気−R5′−ZD−R5−Eの経路で
約1mA、地気−R2′−Q2′−R3′−R3−R2−Eの経
路で約3mA、地気−R1′−Q1′−R4′−R4−Q1−R1
−Eの経路で約2mA程度の直流がライン電流供
給回路内において流れ、ライン当り常時0.1W程
度の電力消費が生ずる。
状態においても地気−R5′−ZD−R5−Eの経路で
約1mA、地気−R2′−Q2′−R3′−R3−R2−Eの経
路で約3mA、地気−R1′−Q1′−R4′−R4−Q1−R1
−Eの経路で約2mA程度の直流がライン電流供
給回路内において流れ、ライン当り常時0.1W程
度の電力消費が生ずる。
これは一見僅かなように思われるが、ライン数
が多い場合には無視できない損失となる。
が多い場合には無視できない損失となる。
本考案は電話機の使用時には略々一定値に近い
直流、即ち定電流を電話機に供給し、かつ電話機
の非使用時においてライン電流供給回路内部にお
いて生ずる電力消費の節減を図ることを目的とす
るもので、その要点は平衡形定電流回路の出力端
子k,k′と入力電源端子e,e′との間に主増幅器
の直流インピーダンスに比して大きな抵抗値の抵
抗RkおよびRk′が平衡的に付加接続され、該出力
端子k,k′のいずれか一方の端子とライン端子
l,l′の一方の端子との間にホトカプラの発光側
素子が挿入接続され、かつ該ホトカプラの受光側
素子が一対の駆動回路(D−D′)のいずれか一
方に挿入接続される構成をとることを特徴とす
る。
直流、即ち定電流を電話機に供給し、かつ電話機
の非使用時においてライン電流供給回路内部にお
いて生ずる電力消費の節減を図ることを目的とす
るもので、その要点は平衡形定電流回路の出力端
子k,k′と入力電源端子e,e′との間に主増幅器
の直流インピーダンスに比して大きな抵抗値の抵
抗RkおよびRk′が平衡的に付加接続され、該出力
端子k,k′のいずれか一方の端子とライン端子
l,l′の一方の端子との間にホトカプラの発光側
素子が挿入接続され、かつ該ホトカプラの受光側
素子が一対の駆動回路(D−D′)のいずれか一
方に挿入接続される構成をとることを特徴とす
る。
第3図は本考案によるライン電流供給回路の実
施構成例を示すもので、図中におけるQ1,Q1′,
Q2,Q2′,R1,R1′,R2,R2′,R3,R3′,R4,
R4′,R5,R5′,e,e′,L,L′,TEL等は第2図
中の記号に同じであるから説明を略す。
施構成例を示すもので、図中におけるQ1,Q1′,
Q2,Q2′,R1,R1′,R2,R2′,R3,R3′,R4,
R4′,R5,R5′,e,e′,L,L′,TEL等は第2図
中の記号に同じであるから説明を略す。
第3図においては、ホトカプラPCと抵抗Rkお
よびRk′が新たに付加されている。
よびRk′が新たに付加されている。
図示の都合上ホトカプラは発光側素子PC(E)
と受光側素子PC(R)とに分離して表わしてい
る。
と受光側素子PC(R)とに分離して表わしてい
る。
図において、ホトカプラの発光側素子PC(E)
がラインの一方の端子l′と電流供給回路の一方の
出力端子k′との間に直列に挿入接続され、ホトカ
プラの受光側素子PC(R)が一方の駆動回路D′に
挿入接続されている。
がラインの一方の端子l′と電流供給回路の一方の
出力端子k′との間に直列に挿入接続され、ホトカ
プラの受光側素子PC(R)が一方の駆動回路D′に
挿入接続されている。
また抵抗RkおよびRk′がそれぞれ端子k−e間
およびk′−e′間に平衡的に付加接続されている。
およびk′−e′間に平衡的に付加接続されている。
このようにホトカプラPCの挿入接続と抵抗Rk
およびRk′の付加により、第3図のライン電流供
給回路はつぎのように作動する。
およびRk′の付加により、第3図のライン電流供
給回路はつぎのように作動する。
電話機TELが非使用時には、そのフツクスイ
ツチはオンフツク状態であつてPC(E)には電流
が流れず、従つてPC(R)は、非導通である。
ツチはオンフツク状態であつてPC(E)には電流
が流れず、従つてPC(R)は、非導通である。
PC(R)が非導通であれば、NPNトランジス
タQ2′のベース電圧がツエナーダイオードZDを通
じて深く負電圧にバイアスされるためQ2′のエミ
ツタ−コレクタ間は導電状態とならず、従つて地
気−R2′−Q2′−R3′−R3−Q2−R2−Eを通る駆動
電流IDは流れない。
タQ2′のベース電圧がツエナーダイオードZDを通
じて深く負電圧にバイアスされるためQ2′のエミ
ツタ−コレクタ間は導電状態とならず、従つて地
気−R2′−Q2′−R3′−R3−Q2−R2−Eを通る駆動
電流IDは流れない。
このためQ1のベース電圧およびQ1′のベース電
圧はそれぞれ電池電圧および地気電圧に等しく、
またQ1およびQ2の各コレクタ−エミツタ間にも
殆んど電圧が加わらずIEも流れない。
圧はそれぞれ電池電圧および地気電圧に等しく、
またQ1およびQ2の各コレクタ−エミツタ間にも
殆んど電圧が加わらずIEも流れない。
電話機の非使用時においては地気−Rk′−
R4′−R4−Rk−電池を通じてE/2(Rk+R4)、即
ち約0.2mAが流れるが、その消費電力は/mW以
下に過ぎない。
R4′−R4−Rk−電池を通じてE/2(Rk+R4)、即
ち約0.2mAが流れるが、その消費電力は/mW以
下に過ぎない。
これは第2図の公知の構成の場合の消費電力約
0.1Wに比してその百分の一以下となる。
0.1Wに比してその百分の一以下となる。
つぎに、電話機においてハンドセツトを取上げ
てオフフツクすると、PC(E)のカソドにはRk−
L−TEL−L′を通じて電池が与えられ、他方PC
(E)のアノードにはRk′を通じて地気が与えら
れる。Rk,Rk′(=Rk)を数+KΩ程度に選定す
れば、Rk≫PC(E)の等価抵抗値、Rk≫RLであ
るから、RC(E)には大略E/2(Rk+R4)すな
わち電流約0.2mAが流れる。
てオフフツクすると、PC(E)のカソドにはRk−
L−TEL−L′を通じて電池が与えられ、他方PC
(E)のアノードにはRk′を通じて地気が与えら
れる。Rk,Rk′(=Rk)を数+KΩ程度に選定す
れば、Rk≫PC(E)の等価抵抗値、Rk≫RLであ
るから、RC(E)には大略E/2(Rk+R4)すな
わち電流約0.2mAが流れる。
このためRC(R)が導電状態となり、地気−
PC(R)−R5′−ZD−R5−電池を通じて/mA程度
の電流が流れ、Q2およびQ2′を活性状態にする。
PC(R)−R5′−ZD−R5−電池を通じて/mA程度
の電流が流れ、Q2およびQ2′を活性状態にする。
これに伴ないQ1およびQ1′の各ベースに駆動電
圧が加えられ、地気−R1′−Q1′−PC(E)−L′−
TEL−L−Q1−R1−電池を通じてライン電流IL
が流れ始める。
圧が加えられ、地気−R1′−Q1′−PC(E)−L′−
TEL−L−Q1−R1−電池を通じてライン電流IL
が流れ始める。
PC(E)にILが流れるとPC(R)の導通抵抗は
更に低くなり、ライン電流ILは定常態に達する。
更に低くなり、ライン電流ILは定常態に達する。
すなわち、電話機のオフフツク状態においては
第3図は第2図に等価な動作状態となる。
第3図は第2図に等価な動作状態となる。
また、抵抗R5′はQ2′のベース電流を流すに必要
なだけの充分高い抵抗値(10KΩ程度)であるた
めPC(R)の導通時抵抗は無視しうる程度であ
り、ライン電流供給回路の平衡度を損なう恐れは
ない。
なだけの充分高い抵抗値(10KΩ程度)であるた
めPC(R)の導通時抵抗は無視しうる程度であ
り、ライン電流供給回路の平衡度を損なう恐れは
ない。
なお、第3図は上下対称の回路であるから、
PC(E)は端子kとラインLの端子lとの間に直
列挿入接続してもよく、またPC(R)は駆動回路
D内の抵抗R5と電池の間の直列挿入接続しても
よいことは言うまでもない。
PC(E)は端子kとラインLの端子lとの間に直
列挿入接続してもよく、またPC(R)は駆動回路
D内の抵抗R5と電池の間の直列挿入接続しても
よいことは言うまでもない。
以上、図面によつて詳細に説明したように、本
考案によるライン電流供給回路によれば、電話機
の使用時には略々一定値に近い直流、すなわち定
電流を電話機に供給し、かつ電話機の非使用時に
おいては電流供給回路内部において生ずる電力消
費は/mW以下という極めて小さな値となり、従
来の電流供給回路の場合の百分の一以下とするこ
とができ、電話交換機の消費電力の節減に大きく
寄与することができる。
考案によるライン電流供給回路によれば、電話機
の使用時には略々一定値に近い直流、すなわち定
電流を電話機に供給し、かつ電話機の非使用時に
おいては電流供給回路内部において生ずる電力消
費は/mW以下という極めて小さな値となり、従
来の電流供給回路の場合の百分の一以下とするこ
とができ、電話交換機の消費電力の節減に大きく
寄与することができる。
第1図は公知の定電流形の電流供給回路の原理
的構成を示し、第2図は公知のライン電流供給回
路の実用的回路構成例を示し、第3図は本考案に
よるライン電流供給回路の実施構成例を示す。 TEL……電話機、L,L′……ライン、E……
電池、C……結合用コンデンサ、CS……平衡形
定電流回路、A,A′……主増幅器、D,D′……
駆動回路、Q1,Q1′,Q2,Q2′……トランジスタ、
R1,R1′,R2,R2′,R3,R3′,R4,R4′,R5,
R5′,Rn,Rn′,Rk,Rk′……抵抗、ZD……ツエ
ナーダイオード、PC(E)……ホトカプラの発光
側素子、PC(R)……ホトカプラの受光側素子。
的構成を示し、第2図は公知のライン電流供給回
路の実用的回路構成例を示し、第3図は本考案に
よるライン電流供給回路の実施構成例を示す。 TEL……電話機、L,L′……ライン、E……
電池、C……結合用コンデンサ、CS……平衡形
定電流回路、A,A′……主増幅器、D,D′……
駆動回路、Q1,Q1′,Q2,Q2′……トランジスタ、
R1,R1′,R2,R2′,R3,R3′,R4,R4′,R5,
R5′,Rn,Rn′,Rk,Rk′……抵抗、ZD……ツエ
ナーダイオード、PC(E)……ホトカプラの発光
側素子、PC(R)……ホトカプラの受光側素子。
Claims (1)
- 一対の主増幅回路と、該主増幅回路を活性状態
に保持するための一対の駆動回路とより成る平衡
形定電流回路を用いて電話機を含む一対のライン
に対して直流を供給する電話交換機用ライン電流
供給回路において、前記平衡形定電流回路の出力
端子k,k′と入力電源端子e,e′との間に、主増
幅器の直流インピーダンスに比して大きな値の抵
抗、Rk、およびRk′を平衡的に付加接続し、該出
力端子k,k′のいずれか一方の端子と前記一対の
ライン端子l,l′の一方の端子との間にホトカプ
ラの発光側素子を挿入接続し、かつ該ホトカプラ
の受光素子を前記一対の駆動回路D,D′のいず
れか一方に挿入接続し、電話機の使用時には定電
流を電話機に供給し、電話機のフツクスイツチが
オンフツク状態である非使用時には、該ホトカプ
ラ発光側素子には電流が流れることなく、受光側
素子を非導通とすることにより、駆動回路D,
D′の駆動電流IDの生成を阻止し主増幅回路を非活
性状態とすることにより、電話機の非使用時にお
ける消費電力の節減を図つたことを特徴とする電
話交換機用ライン電流供給回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1678683U JPS59125165U (ja) | 1983-02-09 | 1983-02-09 | 電話交換機用ライン電流供給回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1678683U JPS59125165U (ja) | 1983-02-09 | 1983-02-09 | 電話交換機用ライン電流供給回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59125165U JPS59125165U (ja) | 1984-08-23 |
JPH033025Y2 true JPH033025Y2 (ja) | 1991-01-25 |
Family
ID=30148048
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1678683U Granted JPS59125165U (ja) | 1983-02-09 | 1983-02-09 | 電話交換機用ライン電流供給回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59125165U (ja) |
-
1983
- 1983-02-09 JP JP1678683U patent/JPS59125165U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59125165U (ja) | 1984-08-23 |
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