JPH0330005Y2 - - Google Patents
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- JPH0330005Y2 JPH0330005Y2 JP1984009752U JP975284U JPH0330005Y2 JP H0330005 Y2 JPH0330005 Y2 JP H0330005Y2 JP 1984009752 U JP1984009752 U JP 1984009752U JP 975284 U JP975284 U JP 975284U JP H0330005 Y2 JPH0330005 Y2 JP H0330005Y2
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- sole
- shoe
- marathon
- running
- shoes
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Links
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Landscapes
- Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、マラソン競走用競技靴の靴底の構造
に改良に関するものであり、特にマラソン競走用
競技靴の底部の摩耗の著しい部分を耐摩耗強化す
るとともに、ある一定の摩耗が進行したことがわ
かるように構成して、マラソン競走用競技靴の取
替え時期を容易に知ることのできるマラソン競走
用競技靴に関する。
に改良に関するものであり、特にマラソン競走用
競技靴の底部の摩耗の著しい部分を耐摩耗強化す
るとともに、ある一定の摩耗が進行したことがわ
かるように構成して、マラソン競走用競技靴の取
替え時期を容易に知ることのできるマラソン競走
用競技靴に関する。
従来、マラソン競走用競技靴の靴底は、使用す
る者の足部を保護するために、比較的柔らかい材
質の弾性材、たとえば、ゴム材、プラスチツク材
等が使用されている。
る者の足部を保護するために、比較的柔らかい材
質の弾性材、たとえば、ゴム材、プラスチツク材
等が使用されている。
又靴の底部の摩耗の著しい部分を耐摩耗強化す
るために、靴底に摩耗防止の加工を施したものが
提案されている。
るために、靴底に摩耗防止の加工を施したものが
提案されている。
例えば、実開昭51−19934号公報には、靴の踵
の後端下部に対して摩耗防止部材を一体状に埋設
成型したことを特徴とする靴が開示されている。
の後端下部に対して摩耗防止部材を一体状に埋設
成型したことを特徴とする靴が開示されている。
又実開昭51−22041号公報記載のものは、靴の
カカト及びツマサキ等摩耗しやすい箇所に接着剤
で接合する耐摩耗性合成樹脂系薄板が開示されて
いる。
カカト及びツマサキ等摩耗しやすい箇所に接着剤
で接合する耐摩耗性合成樹脂系薄板が開示されて
いる。
更に実開昭44−8777号公報記載のものは、靴底
の摩耗し易い位置に穴を適数設け、この穴の中に
薄く且つ幅の狭い鍔を設けてなるポリウレタン又
はこれと同様耐摩性の優れているゴム、合成樹脂
の補強体を嵌入し、鍔を靴底の裏面に強力な接着
剤で貼着してなる補強体付き革底が開示されてい
る。
の摩耗し易い位置に穴を適数設け、この穴の中に
薄く且つ幅の狭い鍔を設けてなるポリウレタン又
はこれと同様耐摩性の優れているゴム、合成樹脂
の補強体を嵌入し、鍔を靴底の裏面に強力な接着
剤で貼着してなる補強体付き革底が開示されてい
る。
マラソン競技における走行中の体重の移動は、
まず踵後部から着地し、土踏まず部の外側を経過
して、踏み付け部に至り、この踏み付け部におい
て最大の重力を受けた後、親指の先端に向けて重
力が移動すると同時に親指と他の4本の指を用い
て路面上を強く蹴つて前進走行を行なうとは広く
知られている。
まず踵後部から着地し、土踏まず部の外側を経過
して、踏み付け部に至り、この踏み付け部におい
て最大の重力を受けた後、親指の先端に向けて重
力が移動すると同時に親指と他の4本の指を用い
て路面上を強く蹴つて前進走行を行なうとは広く
知られている。
この最初の動作である着地時の踵後部は路面に
強く衝突し、その際に生ずる強い衝撃と振動とが
足部、脚部、上体を経て頭部に伝達される。
強く衝突し、その際に生ずる強い衝撃と振動とが
足部、脚部、上体を経て頭部に伝達される。
又走者の全体重は踵部から瞬間的に踏み付け部
に移行し、走者の強力な踏み付け力のために、こ
の踏み付け部においても強い衝撃と振動とが発生
し、足部、脚部、上体を経て最終的に頭部に達す
ることも広く知られている。
に移行し、走者の強力な踏み付け力のために、こ
の踏み付け部においても強い衝撃と振動とが発生
し、足部、脚部、上体を経て最終的に頭部に達す
ることも広く知られている。
40Km以上の長距離を走破するマラソン競走にお
いては、走行中この強い衝撃と振動とが繰返し発
生し、とりわけ、舗装道路を走行する場合には、
この衝撃と振動とが一層増幅されるため、足底に
肉刺が発生し、膝部に痺れが生ずることとなつ
て、以後の走行が不能となつてしまう場合がある
ことも広く知られている。と同時にこの繰返し衝
撃と振動とが頭部に達して走者の思考力を鈍化さ
せ、緊張力を喪失させ、走行意欲を大きく減殺
し、走行ペースを極度に混乱させ、そればかりで
なく肉体的にも疲労感が全身を支配する原因とも
なつてしまうことも広く知られている。この繰返
し衝撃と振動とが上体に与える影響は、先ず上体
の筋肉を疲労させ、腕の振りを鈍化させて走行速
度を低下させてしまうことも広く知られている。
いては、走行中この強い衝撃と振動とが繰返し発
生し、とりわけ、舗装道路を走行する場合には、
この衝撃と振動とが一層増幅されるため、足底に
肉刺が発生し、膝部に痺れが生ずることとなつ
て、以後の走行が不能となつてしまう場合がある
ことも広く知られている。と同時にこの繰返し衝
撃と振動とが頭部に達して走者の思考力を鈍化さ
せ、緊張力を喪失させ、走行意欲を大きく減殺
し、走行ペースを極度に混乱させ、そればかりで
なく肉体的にも疲労感が全身を支配する原因とも
なつてしまうことも広く知られている。この繰返
し衝撃と振動とが上体に与える影響は、先ず上体
の筋肉を疲労させ、腕の振りを鈍化させて走行速
度を低下させてしまうことも広く知られている。
上記諸事項は走者にとつて致命的な大打撃を与
えられることであり、この繰返し衝撃と振動とを
除去することができると同時にマラソン競走用競
技靴の底部の摩耗の著しい部分を耐摩耗強化する
と共に、ある一定の摩耗が進行したことがわかる
ように構成して、マラソン競走用競技靴の取替え
時期を容易に知ることのできるマラソン競走用競
技靴の開発が強く要望されていた。
えられることであり、この繰返し衝撃と振動とを
除去することができると同時にマラソン競走用競
技靴の底部の摩耗の著しい部分を耐摩耗強化する
と共に、ある一定の摩耗が進行したことがわかる
ように構成して、マラソン競走用競技靴の取替え
時期を容易に知ることのできるマラソン競走用競
技靴の開発が強く要望されていた。
次に走行中の足底と競技靴の中底との摩擦の発
生は足を疲労させ、足底に肉刺を発生させる大き
な原因ともなるものであり、この摩擦の発生は、
足底と靴中底とが密着していないことから生ずる
ものであることも広く知られている。
生は足を疲労させ、足底に肉刺を発生させる大き
な原因ともなるものであり、この摩擦の発生は、
足底と靴中底とが密着していないことから生ずる
ものであることも広く知られている。
このため、靴中底上面と足底とがよく適合して
一体化し、自然な状態で足部に競技靴が密着状態
となつて、走行中の安定性が高く、しかもマラソ
ン競走用競技靴の底部の摩耗の著しい部分を耐摩
耗強化すると共に、ある一定の摩耗が進行したこ
とが視覚的に判り、マラソン競走用競技靴の取替
え時期を容易に知ることのできるマラソン競走用
競技靴の開発が強く望まれていた。
一体化し、自然な状態で足部に競技靴が密着状態
となつて、走行中の安定性が高く、しかもマラソ
ン競走用競技靴の底部の摩耗の著しい部分を耐摩
耗強化すると共に、ある一定の摩耗が進行したこ
とが視覚的に判り、マラソン競走用競技靴の取替
え時期を容易に知ることのできるマラソン競走用
競技靴の開発が強く望まれていた。
しかしながら、従来のマラソン競走用競技靴の
靴底は、使用する者の足部を保護するために、比
較的柔らかい材質の弾性材、たとえば、ゴム材、
プラスチツク材等が使用されており、このため、
たとえば硬質の舗装道路等を走つたりすると、比
較的単時間に靴底の摩耗が進み、使用できなくな
つてしまう問題点があつた。
靴底は、使用する者の足部を保護するために、比
較的柔らかい材質の弾性材、たとえば、ゴム材、
プラスチツク材等が使用されており、このため、
たとえば硬質の舗装道路等を走つたりすると、比
較的単時間に靴底の摩耗が進み、使用できなくな
つてしまう問題点があつた。
この場合、靴底の弾力性の硬軟の度合は、ラン
ナーの足が過度な衝撃を地面から受けないように
するための重要な要素となるが、あまり柔らかい
ものを使用すると、靴底の摩耗が激しくて、靴の
寿命が短くなつてしまう短所があり、一方、靴の
寿命を延ばすために靴底全体に硬質の弾性材を使
用すると、ランナーの足部、脚部に地面からの衝
撃が直接伝達され、足裏に肉刺ができるばかりで
なく、足を痛めてしまい、靴底本来の働きが十分
果せなくなる課題が存した。
ナーの足が過度な衝撃を地面から受けないように
するための重要な要素となるが、あまり柔らかい
ものを使用すると、靴底の摩耗が激しくて、靴の
寿命が短くなつてしまう短所があり、一方、靴の
寿命を延ばすために靴底全体に硬質の弾性材を使
用すると、ランナーの足部、脚部に地面からの衝
撃が直接伝達され、足裏に肉刺ができるばかりで
なく、足を痛めてしまい、靴底本来の働きが十分
果せなくなる課題が存した。
又マラソン競走用競技靴の底部の摩耗の著しい
部分を耐摩耗強化すると共に、ある一定の摩耗が
進行したことが判るようにして、マラソン競走用
競技靴の取替え時期を容易に知ることのできるマ
ラソン競走用競技靴の開発が望まれていたが、こ
れらの要望に答えるものは存しなかつた。
部分を耐摩耗強化すると共に、ある一定の摩耗が
進行したことが判るようにして、マラソン競走用
競技靴の取替え時期を容易に知ることのできるマ
ラソン競走用競技靴の開発が望まれていたが、こ
れらの要望に答えるものは存しなかつた。
すなわち、靴底に摩耗防止の加工を施したもの
として挙げられる前記実開昭51−19934号公報記
載のものは、靴のかかとの後端下部に対して摩耗
防止部材を一体状に埋設成型されており、この摩
耗防止部材は、外部に露出して設けられている。
として挙げられる前記実開昭51−19934号公報記
載のものは、靴のかかとの後端下部に対して摩耗
防止部材を一体状に埋設成型されており、この摩
耗防止部材は、外部に露出して設けられている。
このため、これをマラソン競走用競技靴に用い
た場合、走行中、硬質の摩耗部材が直接路面に衝
突してその衝撃が強く足部、脚部及び頭部に伝達
されてしまい、歩行はできても走行不能となるも
のである。
た場合、走行中、硬質の摩耗部材が直接路面に衝
突してその衝撃が強く足部、脚部及び頭部に伝達
されてしまい、歩行はできても走行不能となるも
のである。
従つて、当該公報記載の技術は、その実施例に
示されているようにマラソン競走用競技靴の摩耗
防止を目的としたのではなく、一般の革靴におけ
る摩耗防止を目的としているものである。
示されているようにマラソン競走用競技靴の摩耗
防止を目的としたのではなく、一般の革靴におけ
る摩耗防止を目的としているものである。
又当該公報記載の技術においては、ある一定の
摩耗が進行したことがわからないものであり、マ
ラソン競走用競技靴の取替え時期を容易に知るこ
とができないものである。
摩耗が進行したことがわからないものであり、マ
ラソン競走用競技靴の取替え時期を容易に知るこ
とができないものである。
又実開昭51−22041号公報記載のものは、靴の
カカト及びツマサキ等摩耗しやすい箇所に耐摩耗
性合成樹脂系薄板を接合するものであり、この薄
板は、外部に露出して接着されているため、これ
をマラソン競走用競技靴に用いた場合、走行中、
硬質の薄板部分が直接路面に衝突してその衝撃が
強く脚部に伝達されると同時に薄板部分が靴底面
より突出しているため、薄板接着部分からの衝撃
が足裏に継続的に伝達され、足裏に肉刺等ができ
やすく、歩行はできても走行不能となるものであ
る。
カカト及びツマサキ等摩耗しやすい箇所に耐摩耗
性合成樹脂系薄板を接合するものであり、この薄
板は、外部に露出して接着されているため、これ
をマラソン競走用競技靴に用いた場合、走行中、
硬質の薄板部分が直接路面に衝突してその衝撃が
強く脚部に伝達されると同時に薄板部分が靴底面
より突出しているため、薄板接着部分からの衝撃
が足裏に継続的に伝達され、足裏に肉刺等ができ
やすく、歩行はできても走行不能となるものであ
る。
従つて、当該公報記載の技術は、マラソン競走
用競技靴には不向きであり、一般の靴等における
体摩耗防止を目的としているものである。
用競技靴には不向きであり、一般の靴等における
体摩耗防止を目的としているものである。
又当該公報記載の技術においては、ある一定の
摩耗が進行したことがわかないものであり、マラ
ソン競走用競技靴の取替え時期を容易に知ること
ができないものである。
摩耗が進行したことがわかないものであり、マラ
ソン競走用競技靴の取替え時期を容易に知ること
ができないものである。
更に実開昭44−8777号公報記載のものは、靴底
の摩耗し易い位置に穴を適数設け、この穴の中に
薄く且つ幅の狭い鍔を設けてなるポリウレタン又
はこれと同様耐摩耗の優れているゴム、合成樹脂
の補強体を嵌入し、鍔を靴底の裏面に強力な接着
剤で貼着してなる補強体付き革底であるが、補強
体は単に革底に嵌入されているだけであるため、
これをマラソン競走用競技靴に使用した場合、着
地時毎に革底内を移動し、しかも補強体には鍔が
上部に設けられているため、該鍔部が足裏を刺激
して肉刺等ができやすく、歩行はできても走行不
能となるものである。
の摩耗し易い位置に穴を適数設け、この穴の中に
薄く且つ幅の狭い鍔を設けてなるポリウレタン又
はこれと同様耐摩耗の優れているゴム、合成樹脂
の補強体を嵌入し、鍔を靴底の裏面に強力な接着
剤で貼着してなる補強体付き革底であるが、補強
体は単に革底に嵌入されているだけであるため、
これをマラソン競走用競技靴に使用した場合、着
地時毎に革底内を移動し、しかも補強体には鍔が
上部に設けられているため、該鍔部が足裏を刺激
して肉刺等ができやすく、歩行はできても走行不
能となるものである。
従つて、当該公報記載の技術は、マラソン競走
用競技靴には不向きであり、一般の靴等における
摩耗防止を目的としているものである。
用競技靴には不向きであり、一般の靴等における
摩耗防止を目的としているものである。
又当該公報記載の技術においては、ある一定の
摩耗が進行したことがわからないものであり、マ
ラソン競走用競技靴の取替え時期を容易に知るこ
とができないものである。
摩耗が進行したことがわからないものであり、マ
ラソン競走用競技靴の取替え時期を容易に知るこ
とができないものである。
本考案は、このような従来技術の問題点に着目
してなされたもので、靴中底上面と足底とがよく
適合して一体化し、自然な状態で足部に競技靴が
密着状態となつて、走行中の衝撃と振動を吸収し
て安定性の高いマラソン競走用競技靴として最適
の靴の構成を有し、かつ底部の特に摩耗が著しい
部分を耐摩耗強化すると共に、ある一定の摩耗が
進行したことが判るようにし、マラソン競走用競
技靴の取替え時期を容易に知ることのできるマラ
ソン競走用競技靴を提供することを目的とする。
してなされたもので、靴中底上面と足底とがよく
適合して一体化し、自然な状態で足部に競技靴が
密着状態となつて、走行中の衝撃と振動を吸収し
て安定性の高いマラソン競走用競技靴として最適
の靴の構成を有し、かつ底部の特に摩耗が著しい
部分を耐摩耗強化すると共に、ある一定の摩耗が
進行したことが判るようにし、マラソン競走用競
技靴の取替え時期を容易に知ることのできるマラ
ソン競走用競技靴を提供することを目的とする。
本考案は、上記課題を解決するめに以下の手段
を採用する。
を採用する。
布あるいは皮革等の周知の素材により形成した
競技靴本体2と、その底部分に接着剤又は靴糸等
により、しつかりと取り付けたゴム等の比較的柔
らかい素材より形成した靴底部3とからなり、靴
中底上面と足底とがよく適合して一体化し、自然
な状態で足部に競技靴が密着状態となつて、走行
中の衝撃と振動を吸収して安定性の高いマラソン
競走用競技靴1において、マラソン競走用競技靴
の靴底として適するような足形形状に形成した
ほゞ平板状の第1の靴底3aと、この第1の靴底
3aとほゞ同一輪郭をもつて形成し、かつ該靴底
3aに対して接着剤等により強固に接着された第
2の靴底3bとから前記靴底部3を形成し、前記
第1及び第2の靴底3a,3bの重合部でかつ靴
底裏面の機能上特に摩耗が激しく顕著な部分であ
る、踵部の外側縁部、踏み付け部及びつま先部に
カツト溝31を形成し、このカツト溝31に前記
第1及び第2の靴底3a,3bよりやゝ弾性的に
硬質で、耐摩耗性にすぐれたカーボン等を添加し
てなる硬質合成ゴム等の素材からなるほゞ楕円
形、ほゞ円形等の所望の形状からなる硬質弾性材
3c,6dを接着剤の強固な取り付け手段により
取り付け、前記硬質弾性材3c,6dを靴底3
a,3bとは異なる色で形成したことを特徴とす
る。
競技靴本体2と、その底部分に接着剤又は靴糸等
により、しつかりと取り付けたゴム等の比較的柔
らかい素材より形成した靴底部3とからなり、靴
中底上面と足底とがよく適合して一体化し、自然
な状態で足部に競技靴が密着状態となつて、走行
中の衝撃と振動を吸収して安定性の高いマラソン
競走用競技靴1において、マラソン競走用競技靴
の靴底として適するような足形形状に形成した
ほゞ平板状の第1の靴底3aと、この第1の靴底
3aとほゞ同一輪郭をもつて形成し、かつ該靴底
3aに対して接着剤等により強固に接着された第
2の靴底3bとから前記靴底部3を形成し、前記
第1及び第2の靴底3a,3bの重合部でかつ靴
底裏面の機能上特に摩耗が激しく顕著な部分であ
る、踵部の外側縁部、踏み付け部及びつま先部に
カツト溝31を形成し、このカツト溝31に前記
第1及び第2の靴底3a,3bよりやゝ弾性的に
硬質で、耐摩耗性にすぐれたカーボン等を添加し
てなる硬質合成ゴム等の素材からなるほゞ楕円
形、ほゞ円形等の所望の形状からなる硬質弾性材
3c,6dを接着剤の強固な取り付け手段により
取り付け、前記硬質弾性材3c,6dを靴底3
a,3bとは異なる色で形成したことを特徴とす
る。
本考案は上記のように構成したことにより、靴
中底上面と足底とがよく適合して一体化し、自然
な状態で足部に競技靴が密着状態となつて、走行
中の衝撃と振動を吸収して安定性の高いマラソン
競走用競技靴1が得られる。
中底上面と足底とがよく適合して一体化し、自然
な状態で足部に競技靴が密着状態となつて、走行
中の衝撃と振動を吸収して安定性の高いマラソン
競走用競技靴1が得られる。
又靴の底部の摩耗が顕著な部分、すなわち踵
部、つま先部及び踏付け部等の底部を形成してい
る弾性材より耐摩耗性に富む素材からなる硬質弾
性材を部分的に配置してあるため、走行感覚を損
なうことなく使用寿命の長いマラソン競走用競技
靴が得らられる。
部、つま先部及び踏付け部等の底部を形成してい
る弾性材より耐摩耗性に富む素材からなる硬質弾
性材を部分的に配置してあるため、走行感覚を損
なうことなく使用寿命の長いマラソン競走用競技
靴が得らられる。
更に、このマラソン競走用競技靴の寿命は、前
記硬質弾性材の摩耗形状の変化によつて知ること
ができるので、マラソン競走用競技靴の寿命の到
来をつげる目安となり、容易に取り変え、買い換
え時期を知ることができる。
記硬質弾性材の摩耗形状の変化によつて知ること
ができるので、マラソン競走用競技靴の寿命の到
来をつげる目安となり、容易に取り変え、買い換
え時期を知ることができる。
以下本考案の1実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。
説明する。
まず、第1図及び第2図に示す第1の実施例か
ら説明する。
ら説明する。
第1図は、本考案に係るマラソン競走用競技靴
1を踵部分からみた正面図であるが、この図から
明らかなようにマラソン競走用競技靴1は、走者
の足を挿入する部分、すなわち、マラソン競走用
競技靴本体2と、その底部分に接着剤又は靴糸等
により、しつかりと取り付けられた靴底部(底
部)3とから構成されている。このように構成さ
れたマラソン競走用競技靴1は、靴中底上面と足
底とがよく適合して一体化し、自然な状態で足部
に競技靴が密着状態となつて、走行中の衝撃と振
動を吸収して安定性の高いものが得られる。
1を踵部分からみた正面図であるが、この図から
明らかなようにマラソン競走用競技靴1は、走者
の足を挿入する部分、すなわち、マラソン競走用
競技靴本体2と、その底部分に接着剤又は靴糸等
により、しつかりと取り付けられた靴底部(底
部)3とから構成されている。このように構成さ
れたマラソン競走用競技靴1は、靴中底上面と足
底とがよく適合して一体化し、自然な状態で足部
に競技靴が密着状態となつて、走行中の衝撃と振
動を吸収して安定性の高いものが得られる。
この場合、マラソン競走用競技靴本体2はに
は、足に靴をしつかりと固定するための靴ひも等
が含まれていることは言うまでもないが、ここで
は、本考案に直接関係しないので、図示説明を特
に行わない。
は、足に靴をしつかりと固定するための靴ひも等
が含まれていることは言うまでもないが、ここで
は、本考案に直接関係しないので、図示説明を特
に行わない。
又マラソン競走用競技靴本体2は、布あるいは
皮革等の周知の素材により形成されており、足部
を包むようなつている。
皮革等の周知の素材により形成されており、足部
を包むようなつている。
前記競技靴3は、ゴム等の比較的柔らかい素材
から形成され、第2図に示すような靴底として適
するような足形形状に形成されたほゞ平板状の第
1の靴底3aと、この第1の靴底3aとほゞ同一
輪郭をもつて形成され、靴底3aに対して接着剤
等により強固に接着された第2の靴底3bと、こ
れら第1、第2の靴底3a,3bよりやゝ弾性的
には硬質で、耐摩耗性にすぐれたカーボン等を添
加してなる硬質ゴム等の素材からなる硬質弾性材
3cとから構成されている。
から形成され、第2図に示すような靴底として適
するような足形形状に形成されたほゞ平板状の第
1の靴底3aと、この第1の靴底3aとほゞ同一
輪郭をもつて形成され、靴底3aに対して接着剤
等により強固に接着された第2の靴底3bと、こ
れら第1、第2の靴底3a,3bよりやゝ弾性的
には硬質で、耐摩耗性にすぐれたカーボン等を添
加してなる硬質ゴム等の素材からなる硬質弾性材
3cとから構成されている。
この硬質弾性材3cは、前記第1、第2の靴底
3a,3bが重合された結果、それぞれの靴底3
a,3bにあらかじめ踵の外側部で、ちようど右
足外側辺の踵の角部、すなわち第2図に示す左下
側角部に形成したカツト溝31に接着等の強固な
取り付け手段によつて取り付けられている。
3a,3bが重合された結果、それぞれの靴底3
a,3bにあらかじめ踵の外側部で、ちようど右
足外側辺の踵の角部、すなわち第2図に示す左下
側角部に形成したカツト溝31に接着等の強固な
取り付け手段によつて取り付けられている。
この場合、前記硬質弾性材3cは、機械加工、
型加工によつて前記溝31に適合する形状にあら
かりじめ形成して、それを接着して取り付けるよ
うにしてもよいし、または前記溝31内に液状の
前記硬質弾性材3cを注入して、これを硬化させ
ることにより形成してもよい。
型加工によつて前記溝31に適合する形状にあら
かりじめ形成して、それを接着して取り付けるよ
うにしてもよいし、または前記溝31内に液状の
前記硬質弾性材3cを注入して、これを硬化させ
ることにより形成してもよい。
このように硬質弾性材3cは、靴底3a,3b
の重合部分に形成されているため、硬質弾性材3
cは、靴1の中底とは直接接触していない。この
ため、走行中に足裏に衝撃、振動、違和感等の悪
影響を与える虞は全くない。
の重合部分に形成されているため、硬質弾性材3
cは、靴1の中底とは直接接触していない。この
ため、走行中に足裏に衝撃、振動、違和感等の悪
影響を与える虞は全くない。
また、この実施例では靴底を2層にすることに
してあるが、これに限ることなく1層とし、その
中間部に前記溝31を形成して同様にして前記硬
質弾性材3cを取り付けることは勿論可能であ
る。さらに3層以上に構成してもよいことは勿論
である。
してあるが、これに限ることなく1層とし、その
中間部に前記溝31を形成して同様にして前記硬
質弾性材3cを取り付けることは勿論可能であ
る。さらに3層以上に構成してもよいことは勿論
である。
なお、この実施例では特に第2図に示すよう
に、左足側の靴裏等において、左下外周踵部分に
硬質弾性材3cを設けたが、これは特に長距離ラ
ンナー用のマラソン競技靴において、この部分が
他の靴裏部分と比較して摩耗がひどいことと、こ
の部分に硬質弾性材3cを設けても、ランナーに
肉体的な影響すなわち、この硬質弾性材3cを設
けたことにより走行時に局部的に地面から衝撃が
集中する等の悪影響がないことが実験的に確認さ
れたため、この場所が選ばれ上述したような構造
を採つたものである。
に、左足側の靴裏等において、左下外周踵部分に
硬質弾性材3cを設けたが、これは特に長距離ラ
ンナー用のマラソン競技靴において、この部分が
他の靴裏部分と比較して摩耗がひどいことと、こ
の部分に硬質弾性材3cを設けても、ランナーに
肉体的な影響すなわち、この硬質弾性材3cを設
けたことにより走行時に局部的に地面から衝撃が
集中する等の悪影響がないことが実験的に確認さ
れたため、この場所が選ばれ上述したような構造
を採つたものである。
前記第2の靴底3bの踵部分(硬質弾性材3c
が設けられている部分)の摩耗が進行して、硬質
弾性材3cが靴裏面に露出した場合でも、ランナ
ーの足を傷めることがないことも実験的に確認さ
れている。
が設けられている部分)の摩耗が進行して、硬質
弾性材3cが靴裏面に露出した場合でも、ランナ
ーの足を傷めることがないことも実験的に確認さ
れている。
又硬質弾性材3cは、第1、第2の靴底3a,
3bと色を違えておけば、第3図a〜cに示すよ
うに、靴裏面に硬質弾性材3cの現れ方Aでその
摩耗の進行度を知ることができ、靴の寿命限界を
視覚的に容易に確認することができる。
3bと色を違えておけば、第3図a〜cに示すよ
うに、靴裏面に硬質弾性材3cの現れ方Aでその
摩耗の進行度を知ることができ、靴の寿命限界を
視覚的に容易に確認することができる。
次に第4図及び第5図に示す第2の実施例につ
いて説明する。
いて説明する。
なお、この第2の実施例以下、第3及び第4の
実施例において、第1の実施例と対応する部分
は、特に詳述は省略し、同一部分は第1の実施例
に使用している符号の対応符合をもつて示し、そ
れぞれの実施例固有の部分のみ異符合によつて説
明を行なう。
実施例において、第1の実施例と対応する部分
は、特に詳述は省略し、同一部分は第1の実施例
に使用している符号の対応符合をもつて示し、そ
れぞれの実施例固有の部分のみ異符合によつて説
明を行なう。
第2の実施例は第1の実施例の硬質弾性材3c
を円柱状、あるいは異形柱状等の所望の形状に形
成して硬質弾性材4cとし、これを踵部分に設け
た例を示すものである。
を円柱状、あるいは異形柱状等の所望の形状に形
成して硬質弾性材4cとし、これを踵部分に設け
た例を示すものである。
この円柱状等の所望形状の硬質弾性材4cは、
第1、第2の靴底3a,3bに例えば、円筒状又
は異形筒状等所望の形状からなる穴5が設けら
れ、この穴5を埋めるように接着材等によつて埋
設固定されている。
第1、第2の靴底3a,3bに例えば、円筒状又
は異形筒状等所望の形状からなる穴5が設けら
れ、この穴5を埋めるように接着材等によつて埋
設固定されている。
このように硬質弾性材4cは、靴底3aの下部
すなわち、靴底3b部分に形成されているため、
硬質弾性材4cは、靴1の中底とは直接接触して
いない。このため、走行中に足裏に衝撃、振動、
違和感等の悪影響を与える虞は全くない。
すなわち、靴底3b部分に形成されているため、
硬質弾性材4cは、靴1の中底とは直接接触して
いない。このため、走行中に足裏に衝撃、振動、
違和感等の悪影響を与える虞は全くない。
前記硬質弾性材4cは、靴底3a,3bとは異
なる色で形成されている。
なる色で形成されている。
この実施例の踵部分の摩耗の進行度合は、第6
図a〜cに示すように、第1の実施例とは異なつ
て、靴の側面より見て硬質弾性材4cの現れ方が
多いか少ないかで判断することができる。すなわ
ち、第6図a〜cに向つて摩耗が進んでいるこて
とが判る。
図a〜cに示すように、第1の実施例とは異なつ
て、靴の側面より見て硬質弾性材4cの現れ方が
多いか少ないかで判断することができる。すなわ
ち、第6図a〜cに向つて摩耗が進んでいるこて
とが判る。
なお、この第2の実施例に関しても、必ずしも
靴底を2層以上の構造にする必要はなく、そうし
た場合、硬質弾性材4cは、靴中底登直接接触し
ないように靴底の中間部から下方に設けられる。
靴底を2層以上の構造にする必要はなく、そうし
た場合、硬質弾性材4cは、靴中底登直接接触し
ないように靴底の中間部から下方に設けられる。
次に第3及び第4の実施例について説明する。
これらの実施例は第7図及び第8図に示すよう
に(これらの図は右足靴を底面から見た平面図で
ある)複数個の硬質弾性材6a〜6bを靴底裏面
の摩耗の激しい部分に設けた例を示すものであ
り、これらの硬質弾性材6a〜6bを前述した実
施例のように靴底の層間に配置してもよいし、又
は靴底の中間部から下方に配置して靴裏面に露出
するように配置してもよい。
に(これらの図は右足靴を底面から見た平面図で
ある)複数個の硬質弾性材6a〜6bを靴底裏面
の摩耗の激しい部分に設けた例を示すものであ
り、これらの硬質弾性材6a〜6bを前述した実
施例のように靴底の層間に配置してもよいし、又
は靴底の中間部から下方に配置して靴裏面に露出
するように配置してもよい。
先ず第7図に示す第3の実施例は、2層の靴底
の下層部分に複数個の硬質弾性材6aを分割して
配置した例を示すものであり、踵部外側部にほゞ
楕円形の硬質弾性材6aを3個所独立して設けら
れていると共に踏み付け部に円形の硬質弾性材6
aが設けられており、さらにつま先部にもほゞ円
形の硬質弾性材6aが2個所設けられている。
の下層部分に複数個の硬質弾性材6aを分割して
配置した例を示すものであり、踵部外側部にほゞ
楕円形の硬質弾性材6aを3個所独立して設けら
れていると共に踏み付け部に円形の硬質弾性材6
aが設けられており、さらにつま先部にもほゞ円
形の硬質弾性材6aが2個所設けられている。
又第8図に示す第4の実施例は、硬質弾性材6
dをつま先部及び足の前方両外側部、並びに踵部
分に分割して設けた例を示す。
dをつま先部及び足の前方両外側部、並びに踵部
分に分割して設けた例を示す。
本考案は上記のように構成されていることによ
り、靴中底上面と足底とがよく適合して一体化
し、実然な状態で足部に競技靴が密着状態となつ
て、走行中の衝撃と振動を吸収して安定性の高い
マラソン競走用競技靴が得られると同時に靴の底
部の摩耗が顕著な部分、すなわち踵部、つま先部
及び踏付け部等の底部を形成している弾性材より
耐摩耗性に富む素材からなる硬質弾性材を部分的
に配置したもので、走行感覚を損なうことなく使
用寿命の長いマラソン競走用競技靴が得られる。
り、靴中底上面と足底とがよく適合して一体化
し、実然な状態で足部に競技靴が密着状態となつ
て、走行中の衝撃と振動を吸収して安定性の高い
マラソン競走用競技靴が得られると同時に靴の底
部の摩耗が顕著な部分、すなわち踵部、つま先部
及び踏付け部等の底部を形成している弾性材より
耐摩耗性に富む素材からなる硬質弾性材を部分的
に配置したもので、走行感覚を損なうことなく使
用寿命の長いマラソン競走用競技靴が得られる。
又、このマラソン競走用競技靴の寿命は、前記
硬質弾性材の摩耗形状の変化によつて知ることが
できるので、マラソン競走用競技靴の寿命の到来
を告げる目安となり、容易に取り変え、買い換え
時期を知ることができる等の効果を有する。
硬質弾性材の摩耗形状の変化によつて知ることが
できるので、マラソン競走用競技靴の寿命の到来
を告げる目安となり、容易に取り変え、買い換え
時期を知ることができる等の効果を有する。
このように本考案は、走行中に生ずる繰返し衝
撃と振動とを除去することができると同時にマラ
ソン競走用競技靴の底部の摩耗の著しい部分を耐
摩耗強化すると共に、ある一定の摩耗が進行した
ことがわかり、マラソン競走用競技靴の取替え時
期を容易に知ることのできるマラソン競走用競技
靴を得ることができる。
撃と振動とを除去することができると同時にマラ
ソン競走用競技靴の底部の摩耗の著しい部分を耐
摩耗強化すると共に、ある一定の摩耗が進行した
ことがわかり、マラソン競走用競技靴の取替え時
期を容易に知ることのできるマラソン競走用競技
靴を得ることができる。
このため走行中の足部と競技靴の中底との摩擦
の発生が極度に減少し、足を疲労させることな
く、足底に肉刺を発生させることがないものであ
る。
の発生が極度に減少し、足を疲労させることな
く、足底に肉刺を発生させることがないものであ
る。
図面は本考案の実施の一例を示し、第1図及び
第2図は、第1の実施例を示す左右の靴の背面図
及び靴底面を示す平面図であり、第3図a〜c
は、靴底面の一部を示す部分平面図であり、第4
図及び第5図は、それぞれ第2の実施例を示す左
足靴の背面図及び靴底面を示す平面図であり、第
6図a〜cは、第2の実施例の左足靴の側面図で
あり、第7図及び第8図は、左足靴の靴底面側か
ら見た平面図である。 1……マラソン競走用競技靴、2……靴本体、
3……靴底、3a……第1の靴底、3b……第2
の靴底、3c,4c,6a,6b……硬質弾性
材。
第2図は、第1の実施例を示す左右の靴の背面図
及び靴底面を示す平面図であり、第3図a〜c
は、靴底面の一部を示す部分平面図であり、第4
図及び第5図は、それぞれ第2の実施例を示す左
足靴の背面図及び靴底面を示す平面図であり、第
6図a〜cは、第2の実施例の左足靴の側面図で
あり、第7図及び第8図は、左足靴の靴底面側か
ら見た平面図である。 1……マラソン競走用競技靴、2……靴本体、
3……靴底、3a……第1の靴底、3b……第2
の靴底、3c,4c,6a,6b……硬質弾性
材。
Claims (1)
- 布あるいは皮革等の周知の素材により形成した
競技靴本体2と、その底部分に接着剤又は靴糸等
により、しつかりと取り付けたゴム等の比較的柔
らかい素材より形成した靴底部3とからなり、靴
中底上面と足底とがよく適合して一体化し、自然
な状態で足部に競技靴が密着状態となつて、走行
中の衝撃と振動を吸収して安定性の高いマラソン
競走用競技靴1において、マラソン競走用競技靴
の靴底として適するような足形形状に形成した
ほゞ平板状の第1の靴底3aと、この第1の靴底
3aとほゞ同一輪郭をもつて形成し、かつ該靴底
3aに対して接着剤等により強固に接着された第
2の靴底3bとから前記靴底部3を形成し、前記
第1及び第2の靴底3a,3bの重合部でかつ靴
底裏面の機能上特に摩耗が激しく顕著な部分であ
る、踵部の外側縁部、踏み付け部及びつま先部に
カツト溝31を形成し、このカツト溝31に前記
第1及び第2の靴底3a,3bよりやゝ弾性的に
硬質で、耐摩耗性にすぐれたカーボン等を添加し
てなる硬質合成ゴム等の素材からなるほゞ楕円
形、ほゞ円形等の所望の形状からなる硬質弾性材
3c,6dを接着等の強固な取り付け手段により
取り付け、前記硬質弾性材3c,6dを靴底3
a,3bとは異なる色で形成したことを特徴とす
るマラソン競走用競技靴の靴底の構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP975284U JPS60121805U (ja) | 1984-01-27 | 1984-01-27 | マラソン競走用競技靴の靴底の構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP975284U JPS60121805U (ja) | 1984-01-27 | 1984-01-27 | マラソン競走用競技靴の靴底の構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60121805U JPS60121805U (ja) | 1985-08-16 |
JPH0330005Y2 true JPH0330005Y2 (ja) | 1991-06-26 |
Family
ID=30490270
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP975284U Granted JPS60121805U (ja) | 1984-01-27 | 1984-01-27 | マラソン競走用競技靴の靴底の構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60121805U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011041822A (ja) * | 2004-11-12 | 2011-03-03 | Nike Inc | 交換可能なアウトソール部材を含む靴 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS448777Y1 (ja) * | 1965-06-04 | 1969-04-09 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5119934U (ja) * | 1974-07-25 | 1976-02-13 | ||
JPS5122041U (ja) * | 1974-08-07 | 1976-02-18 |
-
1984
- 1984-01-27 JP JP975284U patent/JPS60121805U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS448777Y1 (ja) * | 1965-06-04 | 1969-04-09 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011041822A (ja) * | 2004-11-12 | 2011-03-03 | Nike Inc | 交換可能なアウトソール部材を含む靴 |
JP2011056274A (ja) * | 2004-11-12 | 2011-03-24 | Nike Inc | 交換可能なアウトソール部材を含む靴 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60121805U (ja) | 1985-08-16 |
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