JPH032995B2 - - Google Patents

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JPH032995B2
JPH032995B2 JP60078643A JP7864385A JPH032995B2 JP H032995 B2 JPH032995 B2 JP H032995B2 JP 60078643 A JP60078643 A JP 60078643A JP 7864385 A JP7864385 A JP 7864385A JP H032995 B2 JPH032995 B2 JP H032995B2
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JP
Japan
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fiber
foam
forming
channel
approximately
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Osukaa Chesuhaiyaa Jeemuzu
Jon Marinatsuku Robaato
Aachibarudo Uan Den Atsukaa Yohanesu
Reroi Rindoguren Dagurasu
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JEEMUSU RIBAA NOOOOKU Inc
Original Assignee
JEEMUSU RIBAA NOOOOKU Inc
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Publication date
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Publication of JPH032995B2 publication Critical patent/JPH032995B2/ja
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    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21FPAPER-MAKING MACHINES; METHODS OF PRODUCING PAPER THEREON
    • D21F1/00Wet end of machines for making continuous webs of paper
    • D21F1/02Head boxes of Fourdrinier machines
    • D21F1/022Means for injecting material into flow within the headbox
    • DTEXTILES; PAPER
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    • D21F1/02Head boxes of Fourdrinier machines
    • D21F1/026Details of the turbulence section
    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
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    • D21F1/02Head boxes of Fourdrinier machines
    • D21F1/028Details of the nozzle section
    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21FPAPER-MAKING MACHINES; METHODS OF PRODUCING PAPER THEREON
    • D21F11/00Processes for making continuous lengths of paper, or of cardboard, or of wet web for fibre board production, on paper-making machines
    • D21F11/002Processes for making continuous lengths of paper, or of cardboard, or of wet web for fibre board production, on paper-making machines by using a foamed suspension

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  • Paper (AREA)
  • Preliminary Treatment Of Fibers (AREA)
  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
  • Nonwoven Fabrics (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は繊維ウエブの製造に関し、特に繊維・
フオーム混合原料(foam−fiber furnish)から
繊維ウエブを製造する方法と装置に関する。 〔従来の技術と解決すべき問題点〕 慣用のフオーム形成用ヘツドボツクスのスライ
スから形成ワイヤ上に沈着された繊維・フオーム
混合原料より、繊維ウエブ例えば紙を製造する場
合、製紙用に好ましい比較的速いワイヤ速度にお
いて、形成されるシート材料の最適のMD/CD
引張強度比を確実にする繊維の所望のランダムな
配向を保つことは、特に困難とされている。繊維
の望ましい配向を得るための1つの試みとして、
繊維・フオーム混合原料を、その形成の直後にス
ライスに供給することが提案されている。 繊維・フオーム混合原料をその形成の直後に形
成ワイヤ上に沈着させて或る範囲のMD/CD比
を得るためのいろいろの方法及び装置がこれまで
に提案されている。米国特許第3798122号及び第
3837999号は、繊維配向の制御による所定MD/
CD比の繊維ウエブの製造において繊維・フオー
ム混合原料を沈降させることを開示している。 米国特許第3798122号に示された、発泡性液・
繊維混合原料のための機械的なフオーム発生装置
によれば、空気含量が約56〜約67%の発泡済混合
原料は、機械的なフオーム発生装置からスライス
を経て、1分間に約90〜約450m(300〜1500フイ
ート)の速度で移動している形成ワイヤ上に直ち
に放出され、形成されるウエブ中に所望のランダ
ムな繊維配向を得るようになされる。 米国特許第3837999号は、機械的なフオーム発
生装置内において生成直後のフオーム混合原料
を、1分間に約27〜約36mの比較的遅い速度を走
行している形成ワイヤ上に排出させるためのノズ
ルの湿潤外周を変更することによつて、空気含量
が約65〜75%の繊維・フオーム混合原料の配向を
制御することを開示している。 米国特許第3937273号は、ヘツドボツクス内の
発泡性製紙用混合原料に空気を導いて、フオーム
と形成し、凝集を防ぐための乱流を発生させるこ
とにより、ヘツドボツクス自身の内部において発
泡させることを開示している。 次の米国特許は、繊維・フオーム混合原料に係
るものではないが、形成ワイヤ上に沈着する直前
に液・繊維混合原料を撹拌する代表的な公知技術
の例である。 米国特許第3954558号及び第4021296号は、コン
ボリユート型の乱流発生ヘツドボツクスを含む
液・繊維混合原料の給送装置を開示している。 米国特許第3092540号、第3846230号及び第
3201306号は、突当り部分を備えたヘツドボツク
ス装置を開示している。流体・繊維混合原料はこ
の突当り部分に衝突し、乱流が発生する。 繊維フオーム混合原料から紙を製造する別の技
術を示した米国特許第3938782号によれば、空気、
海面活性剤、繊維及び液の混合物を形成ノズルを
経て給送し、これらの形成ノズルで液を発泡させ
ると共に繊維をランダムに配向させる。しかし、
繊維・フオーム混合原料は、比較的長い反動管を
経てヘツドボツクスチヤネルに給送される。これ
らの反動管は、ヘツドボツクススライスを経て流
出し形成ワイヤ上に沈着される繊維を一方向に配
向させる傾向があり、好ましくない。 〔問題点の解決手段と作用および効果〕 本明細書では、後述のように、この米国特許第
3938782号の開示と共通して繊維・フオーム混合
原料中の繊維の一様な分散を得るために約55〜75
%の範囲内のガス容積含量をもつフオーム向けの
機械的でないフオーム発生装置を使用しているこ
とが理解されようが、本発明は、一般的な目的と
して、或いは特に米国特許第3938782号及び第
3798122号に例示された公知技術に対する改良と
して、例えば1分間に約450〜1200m(1500〜
4000フイート)の速度で移動している形成ワイヤ
上に約1.25の流出比ないしはエフラツクス比(沈
着速度/ワイヤ走行速度)でヘツドボツクススラ
イスにより沈着または広げる際に繊維・フオーム
混合原料中に繊維のランダムな配向を得るための
ヘツドボツクスとインラインのフオーム発生ノズ
ルとの新規な組合せを備えており、これにより改
善されたMD/CD引張り強度比を有する繊維ウ
エブを形成するものである。 本発明においては、流体の流れが、次式 NRe=ρVd/u 但し、 NRE=レイノルズ数 ρ=流体の密度 V=流速 d=流路の寸法 u=流体の粘度 によつて規定されるレイノルズ数の値に従つて層
流又は乱流になるという流体力学上の教示を勘案
している。 以下に詳述するように、本発明によつて配慮さ
れる組織及び密度を有するフオームの場合には、
レイノルズ数10000以上では、フオームの流れは
もはや層流ではなく、乱流となる。 フオームの密度は水の約1/3であるから、上式
からわかるように、フオームの乱流形態を実現す
ることは非常に困難である。しかしフオームは、
擬似塑性挙動を示すため、十分大きな割合のせん
断力を受けると、見かけの粘度は減少し、その流
れは乱流の傾向を顕著に示すようになる。 本明細書の以下の説明から明らかになるよう
に、本発明は、この原理を最大限度利用すること
によつて繊維のランダムを配向を得るために繊
維・フオーム混合原料の乱流を生成させようとす
るものである。 本発明は、前述した目的及びその他の目的を達
成するために、繊維のランダムな配向が得られる
ように、繊維ウエブの製造に当つて形成ワイヤに
繊維・フオーム混合原料を導くための改良された
方法及び装置を提供する。本発明による装置にお
いては、形成ワイヤに繊維・フオーム混合原料を
沈着させるように位置されたヘツドボツクススラ
イスが用いられる。本発明の改良点は、スライス
と流体的な連通状態におかれ、形成ワイヤの移動
方向とほぼ直角に延在するヘツドボツクスチヤネ
ルと、該チヤネル内に衝突面を画定する手段と、
該チヤネルと流体的に連通され、繊維・フオーム
混合原料を該衝突面に強制的に導くように位置決
めされた複数のフオーム形成ノズルとに存する。
この構成によつて、繊維・フオーム混合原料がス
ライスを通過する直前に乱流を発生させ、形成ワ
イヤ上に繊維が沈着してウエブを形成する際のラ
ンダムな繊維の配向を確実にする。 本発明のその他の目的及び利点は、図面に示し
た好ましい実施例についての以下の詳細な説明に
よつて一層明らかとなろう。 〔実施例〕 図面、特に第1図に示したウエブ形成装置10
は、可調節スライス12のスロート12aに至る
チヤネル11aを備えたヘツドボツクス11を有
し、スライス12は、ブレストロール14を通る
際に、形成ワイヤ13に繊維・フオーム混合原料
を排出するように位置決めされ、そのように動作
する。スライス12の調節は、スロート12aの
天井ないしは上部壁12bによつて行なわれ、上
部壁12bは、ヒンジPの回りに回動自在に取付
けてあり、普通のジヤツキ12cによつて位置決
めされる。吸引ボツクス15,16はワイヤ13
の下方に取付けてあり、収縮フオームからワイヤ
を通して排出されるフオームと液との双方を受け
るために真空源17に接続されている。排出フオ
ーム及び排液は、再使用のためにポンプ18によ
り配管19を経てインラインのミキサー20に返
却され、このミキサー20部分において余分の繊
維(乾燥しているか又は分散体)及び空気が既知
の計量装置32によつてパイプ33を経て配管1
9に供給され、界面活性剤を含有した空気・繊維
の水中分散を形成し、発泡性の混合原料が得られ
るようになつている。この発泡性の混合原料は、
ポンプ21によつて圧力下で入口側配管22を経
てマニホルド23に給送される。これらのウエブ
形成装置の構成要素自体は公知であり、例えば米
国特許第3938782号に記載されている。 従来技術に対する本発明による特別の改良点の
ひとつは、交互に増大し減少する断面積の管状通
路、例えば内孔25(第2図)を備えた発泡性
液・繊維混合原料の入口側のフオーム形成ノズル
24の平行配列にマニホルド23が通じているこ
とに存する。この内孔25の形状により、増大す
る断面積とそれに組合せられた減少する断面積
が、ノズル24内の発泡性混合原料の流速を交互
にそれぞれ減少させたり増大させたりするため、
フオームを形成する乱流を生ずる。この同一の内
孔形状は剪断を惹起させるため、ノズル24から
排出されるフオームの見かけの粘度が減少する。 ノズル24は、本発明によれば、単一のフオー
ム形成装置としても作用し、ヘツドボツクス11
のチヤネル11aとの直接の流体的連通状態にお
かれている。チヤネル11aは、大体平行に比較
的密な間隔をもつて水平に延在する実質的に扁平
な上部壁26及び底部壁27と、側部壁28,2
9と、前方壁30と、後方壁31とにより形成さ
れている。これらの壁の寸法は、チヤネル11a
の主要な広がりが形成ワイヤの運動方向と直角の
方向に存在するように設定されている。 11個1組のノズル24の配列(第2図で縦向き
のもの)のヘツドボツクスに対する入口接続部
は、繊維・フオーム混合原料がノズル24から比
較的低粘度でヘツドボツクス11のチヤネル11
aの壁部分27の向い合つた内面に対してその広
がり方向と直角に向けられるように、壁26に通
されている。この共働する配置によつて、壁27
は繊維・フオーム混合原料のための乱流誘起衝突
面として用いられる。以上の例では、壁26〜3
1が互に平行に配された扁平な壁であるとして説
明したが、互に平行でなくても、また湾曲してい
ても差支えない。例えばチヤネル11aを大体円
筒状の内壁部分によつて形成してもよい。 別の12個1組のノズル24の配列(第2図で横
向きのもの)のヘツドボツクス11に対する入口
接続部は、向い合う壁30に繊維・フオーム混合
原料を向けるために壁31を通して延びており、
これはまた前記11個1組のノズル24からの繊
維・フオーム混合原料の進入方向と直角に延びる
衝突面としても機能する。ノズル24は、第3図
に最もよく示すように、一方の組のノズル軸線が
他方の組のノズル軸線の間にあり、しかもその全
体的な平面と直交する平面内にほぼ存在するよう
に配設されている。 好ましい実施態様によれば、一方の組の11個の
ノズル24の軸線は、約5.1cm(2インチ)ずつ
の間隔をおいて、ヘツドボツクス11に沿つて配
置されており、他の組の12個のノズル24につい
ても同様で、この間隔のため、ヘツドボツクス1
1は、ウエブ製造装置に直交する方向に約60cm
(2フイート)の長さで延在している。これと異
なつた製造装置の幅に対処するために、別のノズ
ルの組又はその一部分を余分に配設してもよい。
各々のノズル24の長さは約7.6cm(3インチ)
であり、ノズル内孔は、交互に収れん形状及び発
散形状の円錐台の断面から成るほぼ波形の形状を
備えている。断面積の小さな区画の直径は約1.3
cm(1/2インチ)、断面積の大きな区画の直径は約
1.9cm(3/4インチ)、区画の間隔は約1.3cm(1/2
インチ)である。各々の内孔25の排出端とチヤ
ンネル11aの向い合うバツフル(壁)との間の
距離は約5.1cm(2インチ)である。ノズル24
のこの配列によつて、ノズル24から低粘度で流
出する繊維・フオーム混合原料の流れは部分的に
互に自己衝突し、またスライス12から比較的わ
ずかな距離のところで、ヘツドボツクス11の向
い合う衝突面(壁)に完全に衝突する。 ノズル24から排出するフオームは見かけの粘
度が最低になつている(これはフオームが最も乱
流状になり易い条件である)ため、前述した衝突
による急激な方向転換により、繊維・フオーム混
合原料が比較的短かいスロート12aを経て形成
ワイヤへ一様に分布されるようにスライス12に
流れる直前においてチヤネル11a内に大きな乱
流が発生し、好都合である。スライス12のスロ
ート12aの長さは約41cm(16インチ)であり、
ランダムに配向された繊維の分散を含むフオーム
は、スライス12のスロート12aを通つてチヤ
ネル11aから比較的短かい距離だけ進むにすぎ
ないため、スロート12aのところでフオームが
層流になる時に受ける一方向の配向は最小にな
る。このように、本発明の製造装置によれば、最
小数の可動部分によつて繊維ウエブの比較的低い
所望のMD/CD比が実現される。 以上に説明した製造装置の作動に際し、空気、
水、約1.0〜4.0重量%の製紙用木材繊維及び約
150〜約450ppmの界面活性剤から成る混合物をミ
キサー20に供給し、一連当り3.6〜13.5Kg(8
〜30ポンド)の1連の紙ウエブの製造に適した発
泡性混合原料を形成する。界面活性剤の選択(例
えばアニオン、非イオン、カチオンもしくは両性
イオン)は、使用される他の添加物(例えば結合
剤)の化学的組成に依存するが、アニオン界面活
性剤は、本発明において自己接着性木材繊維と共
に使用することに特に適合している。これらの界
面活性剤は全て市販されており、その一例は、ア
ルコ・ケミカル・カンパニーからA−OK(商標
名)として市販されている界面活性剤である。別
の例として、米国特許第3716449号、第3871952号
及び第4056456号は、本発明に関連して使用する
に適した界面活性剤を開示している。これらの米
国特許は、この引用によつて本明細書の一部とな
る。 本発明の製造装置の作動について、ポンプ21
は、ミキサー20からの発泡性混合原料を吸引
し、配管22を経てマニホルド23に圧入する。
混合原料は、約25.5〜30.6Kg/cm2(約25〜60psi)
の圧力の下にマニホルド23を経て各々のノズル
24にに分配される。混合原料はノズル24を通
る間に約57〜約65%の好ましい濃さになるように
発泡する(気泡の直径約20〜約200μm)。発泡し
た混合原料はヘツドボツクス11のチヤンネル1
1aに排出され、そこで繊維は、所望の脱配向性
の乱流の作用を受ける。混合原料は次にスロート
12aを通つてスライス12から移動中の形成ワ
イヤ13に向けて該形成ワイヤ13の速度の約
1.25倍の速度で排出される。或るフオームは、吸
収ボツクス15と16の上を1分間に約450m〜
1050mの速度で移動するワイヤ13によつて搬送
される間に収縮し、残りのフオームは、この収縮
したフオームからの液と共に、真空源17の作用
の下にワイヤ13を通して真空ボツクス15,1
6中に排出される。ポンプ18は、フオームと液
とを真空源17から取出し、再使用のために配管
19を経てミキサー20に向つて圧送する。空気
及び追加の繊維は計量供給装置32から配管33
を経て供給される。 従来の技術による教示に従つて製造されたウエ
ブのMD/CD引張強度比(例A)と比較した
場合の本発明によるウエブのMD/CD引張強度
比(例A)の改善は、次表に示す通りである。
ここに、フオームの空気含量は約67%に保ち、ス
ライスの幅を横切る方向の各点においての発泡し
た混合原料の流れの平均流速は基本的に形成ワイ
ヤの運動速度の約1.25倍の値であつた。この値は
流出比(エフラツクス比)として示されている。
【表】 以上の説明からわかるように、発泡形成された
ウエブの引張強度比MD/CDは、本発明の教示
によつて大きく減少させることができる。流出比
の調節によつてMD/CD比を上下に調節するこ
とも可能である。例えば、流出比1.25、1.00、
0.75に対する例B、B、Bの結果を示した
次表からわかるように、MD/CD比を増大させ
るために流出比を調節することができ、この逆の
調節も可能である。
【表】 第4〜6図に示した本発明の変形実施例によれ
ば、フオーム形成ノズルは、前述した例とは異な
つた位置においてヘツドボツクスのチヤネルと流
体的に連通されている。第7図に示した更に別の
変形実施例によれば、ヘツドボツクスのチヤネル
は大体円筒形であり、既に簡単に述べたように、
湾曲した形状の壁を形成している。ノズル軸線
は、第1〜3図の実施例によるノズル軸線と同様
に、チヤネルの長さに沿つて位置されている。 第4図において、第1〜3図に関連して述べた
ものと同様のヘツドボツクス111の壁部分12
6〜131は、ブレストロール114上を走行す
る形成ワイヤ113に繊維・フオーム混合原料を
可調節スライス112を介して供給するために、
スロート112aに通じるチヤネル111aを形
成している。ノズル124は、前述したフオーム
形成ノズル24と同様の構成を有して互い違い状
に配列されているが、この例では上部壁126に
のみ設けられており、チヤネル111aに供給さ
れた繊維・フオーム混合原料は、衝突面としての
底部壁127に衝突する。 第5図において、第1〜3図に示した部分と同
様の部分は、第1〜3図に用いた符号に200を
加えた符号により表わされている。フオーム形成
ノズル224は図示したように、一方の組は上部
壁226を経てチヤネル211aに接続され、他
方の組は該一方の組に対しオフセツトされて底部
壁227によりチヤネル211aに接続されてい
る。この構成によれば、上部のノズル224によ
つてチヤネル227に供給された繊維・フオーム
混合原料は底部壁227に衝突してスロート21
1aを経て流れ、下部のノズル224によつて供
給された混合原料は上部壁226に衝突してスロ
ート212aに向つて流れる間に、上部のノズル
224を経て供給された混合原料と混合される。 第6図において、第1〜3図に示した部分と同
様の部分は、第1〜3図に用いた符号に300を
加えた符号によつて表わされている。図示したよ
うに、全部のノズル324は、繊維・フオーム混
合原料を向い合つた側部壁330に衝突させるよ
うに、側部壁331を経てチヤネル311aに接
続されている。 第7図において、第1〜3図に示した部分と同
様の部分は、第1〜3図に用いた符号に400を
加えた符号によつて表わされている。第7図にお
いて、水平に延長するチヤネル411aは、直径
が約5.7cm(21/4インチ)の中空円筒状の構造物
の湾曲した壁部分によつて形成され、この構造物
の両端は、壁428(1つのみ示す)により閉ざ
されている。円筒状のチヤネル411aによつ
て、前述した形式の3組の形成ノズル424のた
めの小形でまとまつた構成が得られる。これらの
ノズルの組の中心線は、チヤネル411aの長さ
方向に沿つて約5.7cm(21/4インチ)隔だてられ
ている。3組のノズル424は、チヤネル411
aの右下、左上及び右上の各象限において、チヤ
ネル411と流体的に連通しているため、各々の
ノズル424は円筒状構造物の極軸線と直角の方
向から衝突面としての向い合つた湾曲円筒状壁部
分に繊維・フオーム混合原料を有効に指向させ
る。スライス412のスロート412aの入口は
左下の象限を占めている。ノズル424は便宜上
から同一平面内にあるように図示されているが、
各組のノズル424は他の組のノズル424に対
しオフセツトされているため、ノズルの組の間隔
としてのノズル424の中心線間の間隔は、約
1.9cm(3/4インチ)である。 第1〜6図に示したどの実施例においても、衝
突面は比較的小さい容積のヘツドボツクスのチヤ
ネルにフオーム形成ノズルが接続される領域から
比較的わずかな距離にある。また衝突面はノズル
の軸線とほぼ直交している。第7図に示した実施
例においても基本的に同一の空間的関係が存在
し、衝突中心において円筒面に引いた接線はノズ
ルの軸線とほぼ直交している。ノズルと衝突面と
の間のこの共働する配列と、ヘツドボツクスのチ
ヤネルの容積が比較的小さいこととによつて、チ
ヤネルを経てスロートのところまで乱流状のフオ
ーム流が形成される。この乱流は、スロートまで
と、スロートを過ぎて形成ワイヤ上に沈着するま
でとの間で、繊維のランダムな配向を最大とする
ため好ましいものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明によるウエブ製造装置の概略
の配列図、第2図は、第1図に示した製造装置の
一部分を示す縦断面図、第3図は、第2図に示し
た部分の上面図、第4図、第5図、第6図および
第7図は、それぞれ本発明の別の変形実施例を示
す第2図と同様の縦断面図である。 符号の説明、11a,111a,211a,3
11a,411a……ヘツドボツクスチヤネル、
12,112,212,312,412……スラ
イス、13,113,213,313,413…
…形成ワイヤ、24,124,224,324,
424……フオーム形成ノズル。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 発泡液中に繊維を分散させたものから繊維ウ
    エブを製造する方法において、 発泡可能な液・繊維混合原料をほぼ管状の交互
    に大断面積及び小断面積の領域を備えた流体通路
    をもつフオーム形成ノズル手段を経ることにより
    比較的低粘度の繊維・フオーム混合原料に形成
    し、 更に前記比較的低粘度の繊維・フオーム混合原
    料を前記フオーム形成ノズル手段から比較的近接
    した位置にあるヘツドボツクスチヤネル内の衝突
    面形成手段に衝突させ、該繊維・フオーム混合原
    料中に乱流を発生させ、その結果該繊維・フオー
    ム混合原料中の繊維をランダムに配向させ、 前記衝突の直後にスライスを通し、該スライス
    を通る混合原料の流れと同じ方向に移動している
    形成ワイヤに向つて該形成ワイヤの移動速度を超
    過する速度で、繊維がランダムに配向された繊
    維・フオーム混合原料を噴出することを特徴とす
    る繊維ウエブの製造方法。 2 繊維ウエブを製造するために、繊維・フオー
    ム混合原料を形成し、形成ワイヤの方に案内する
    ための装置において、 形成ワイヤ上に繊維・フオーム混合原料を該形
    成ワイヤの移動速度を超過する速度で噴出沈着さ
    せるように位置決めされ、且つそのように動作可
    能なスライスと、 該スライスに直接流体的に連通され、且つ内側
    壁部分を含むヘツドボツクスチヤネルと、 該ヘツドボツクスチヤネルと流体的に連通さ
    れ、発泡可能な液・繊維混合原料を受けて比較的
    低粘度の繊維・フオーム混合原料を形成すると共
    にヘツドボツクスチヤネルにそれを強制的に導い
    て前記内側壁部分に衝突させるためのほぼ管状の
    交互に大断面積及び小断面積の領域を備えた流体
    通路をもつ複数のフオーム形成ノズルとを備え、 前記衝突させることにより、更にヘツドボツク
    スチヤネルの内部から前記スライスを通過させる
    ことにより、比較的低粘性の繊維・フオーム混合
    原料の流れに直接に有効な乱流を生じさせ、その
    結果繊維・フオーム混合原料中の繊維のランダム
    な配向が得られるようにしたことを特徴とする繊
    維ウエブの製造装置。 3 前記内側壁部分を実質的に扁平とした特許請
    求の範囲第2項に記載の装置。 4 前記内側壁部分を湾曲形状とした特許請求の
    範囲第2項に記載の装置。 5 湾曲した内側壁部分を円筒区画とした特許請
    求の範囲第4項に記載の装置。 6 各ノズルの長さが約7.6cmで、その内孔がほ
    ぼ円筒状であり、小断面積の領域の直径が約1.3
    cm、大断面積の領域の直径が約1.9cmであり、小
    断面積及び大断面積の領域がノズルの軸方向に約
    1.3cm互に隔だてられ、フオーム形成ノズルとヘ
    ツドボツクスとの間の接続部が前記内側壁部分か
    ら約5.1cm隔だてられている特許請求の範囲第2
    〜5項のいずれか1項に記載の装置。 7 繊維・フオーム混合原料を形成してそれを繊
    維ウエブの製造用の機械の形成ワイヤ上に沈着さ
    せる装置であつて、 繊維・フオーム混合原料を形成ワイヤ上に形成
    ワイヤの移動速度を超過する速度で噴出沈着させ
    るように位置決めされ、且つそのように動作可能
    なスライスと、 スライスと実質的に直接に流体的に連通された
    チヤネルを画定すると共に、少くともその1対の
    互に向い合いに隔置された壁部分を構成するヘツ
    ドボツクスと、 互いに向い合いに隔置された壁部分のうちの一
    方に配設されヘツドボツクスチヤネルに流体的に
    連結されたほぼ管状の交互に大断面積及び小断面
    積の領域を備えた流体通路をもつ1組のフオーム
    形成ノズルとを備え、 該フオーム形成ノズルにより、発泡可能な液・
    繊維混合原料を比較的低粘性の繊維・フオーム混
    合原料に形成し、更に互いに向い合いに隔置され
    た前記壁部分のうちの他方に衝突させ、ヘツドボ
    ツクスチヤネルを経てスライスを通過することに
    より、該比較的低粘性の繊維・フオーム混合原料
    の流れに直接に乱流を生じさせ、繊維のランダム
    な配向が得られるようにしてなることを特徴とす
    る繊維ウエブの製造装置。 8 少くとも前記他方の壁部分を湾曲面によつて
    形成した特許請求の範囲第7項に記載の装置。 9 ヘツドボツクスチヤネルが、密な間隔の別の
    第2の対の向い合つた壁部分によつて更に画定さ
    れ、これらの第2の壁部分が最初に述べた第1の
    対の壁部分と直角に延在しており、 第2の対のもののうち少くとも1つの壁部分に
    第2の組のフオーム形成ノズルが通されてヘツド
    ボツクスチヤネルに接続され、これらのノズル
    が、第2の対のうちの向い合つた壁部分に次々に
    衝突してスライスを通つて流れるように繊維・フ
    オーム混合原料を案内する如く位置決めされてい
    る特許請求の範囲第7項記載の装置。 10 各フオーム形成ノズルの長さが約7.6cmで
    その内孔がほぼ円筒状であり、小断面積の領域の
    直径が約1.3cm、大断面積の領域の直径が約1.9cm
    であり、小断面積及び大断面積の領域がノズルの
    軸方向に約1.3cm互いに隔だてられ、フオーム形
    成ノズルとヘツドボツクスとの間の接続部が前記
    内側壁部分から約5.1cm隔だてられている特許請
    求の範囲第7〜9項のいずれか1項に記載の装
    置。
JP60078643A 1984-04-16 1985-04-15 繊維ウエブの製造方法および装置 Granted JPS60231895A (ja)

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EP0158938A3 (en) 1986-12-30
EP0158938B1 (en) 1989-12-20
ATE48861T1 (de) 1990-01-15
EP0158938A2 (en) 1985-10-23
JPS60231895A (ja) 1985-11-18

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