JPH03297000A - 光記憶装置 - Google Patents

光記憶装置

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JPH03297000A
JPH03297000A JP2099001A JP9900190A JPH03297000A JP H03297000 A JPH03297000 A JP H03297000A JP 2099001 A JP2099001 A JP 2099001A JP 9900190 A JP9900190 A JP 9900190A JP H03297000 A JPH03297000 A JP H03297000A
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polarization
signal light
input
polarized
signal
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JP2099001A
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Kunihiko Mori
邦彦 森
Toshio Morioka
敏夫 盛岡
Masatoshi Saruwatari
猿渡 正俊
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、光信号を保持するための光記憶装置に関する
ものである。
(従来の技術) 従来のこの種の装置は、保持すべき光信号を−旦電気信
号に変換して記録し、この記録情報の読み出しは、記録
信号を電気信号から光信号に再変換することによって行
っていた。
(発明が解決しようとする課題) ところで、近年、光通信の超高速化、広帯域化に伴い、
端局での光信号処理技術において光信号を光のままで保
持するための、いわゆる光記憶装置の供給が強く要望さ
れている。
しかしながら、上記従来の装置では、光信号を光−電気
変換して書き込み、これを再度、電気−光変換して読み
出すため、この変換速度にアクセス時間が制限されてし
まい、将来の超高速光信号処理への対応は困難である。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、そ
の目的は、光信号を光のままで書き込み、保持、読み出
しの各動作を行うことができ、光信号の超高速処理を実
現できる光記憶装置を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、請求項(1)では、2入力2
出力を有し、いずれかの入力端に入射した信号光のX偏
波成分及びX偏波成分をそれぞれ異なる出力端から出射
する偏波ビームスプリッタと、外部からの制御信号の無
入力時には信号光の偏波状態を保持し、制御信号の入力
時にはX偏波またはX偏波の信号光を各々X偏波または
X偏波の信号光に変換する偏波回転子と、前記偏波ビー
ムスプリッタの一の出力端から出射する信号光が前記偏
波回転子を通り、当該偏波ビームスプリッタの一の入力
端に入射する環状光回路とを備えた。
また、請求項(2)では、それぞれ異なる入射端から入
射したX偏波成分及びX偏波成分の信号光を同一の出力
端から出射する合波手段と、入射した信号光のX偏波成
分及びX偏波成分をそれぞれ異なる出力端から出射する
分波手段と、外部からの制御信号の無入力時には信号光
の偏波状態を保持し、制御信号の入力時にはX偏波また
はX偏波の信号光を各々X偏波またはX偏波の信号光に
変換する偏波回転子と、前記合波手段から出射する信号
光が前記偏波回転子を通り前記分波手段に入射し、当該
分波手段の一の出力端から出射する信号光が前記合波手
段の一の入力端に入射する環状光回路とを備えた。
また、請求項(3)では、前記環状光回路に、信号光の
損失を補償する損失補償手段を配置した。
(作用) 請求項(1)によれば、まず、書き込み動作時には、記
録され、保持されるべき信号光は、例えばX偏波状態で
偏波ビームスプリッタの一の入力端に入射され、一の出
力端から環状光回路に導入される。
環状光回路に導入されたX偏波の信号光は、次に偏波回
転子に入射される。
このとき、偏波回転子に制御信号が入力される。
これにより、信号光の偏波状態はX偏波状態からX偏波
状態に変換され、このX偏波状態の信号光は、次に偏波
ビームスプリッタの他の入力端に入射される。他の入力
端への入射光は、X偏波のため、再び偏波ビームスプリ
ッタの一の出力端を介して環状光回路側へ出射される。
以上のようにして書き込み動作が終了するが、このとき
偏波回転子へは制御信号が入力されず、信号光は偏波回
転子を通過してもX偏波状態が保持される。従って、信
号光は、環状光回路を制御信号が偏波回転子に入力され
るまで循環する。
また、読み出し動作時には、上記保持状態時に、X偏波
状態で環状光回路を循環するX偏波の信号光が偏波回転
子に入射されるときに、偏波回転子に制御信号が入力さ
れる。
これにより、信号光は、X偏波状態に変換され、偏波ビ
ームスプリッタの他の入力端に入射される。
この入力端への入射光は、X偏波のため他の出力端から
出射されて、環状光回路から抜は出す。
また、請求項(2)によれば、まず、書き込み動作時に
は、記録され、保持されるべき信号光は、例えばX偏波
状態で合波手段の一の入力端に入射され、その出力端か
ら出射されて偏波回転子に入射される。
このとき、偏波回転子に制御信号が入力される。
これにより、信号光の偏波状態はX偏波状態からX偏波
状態に変換され、このX偏波状態の信号光は、次に分波
手段の入力端に入射される。分波手段への入射光はX偏
波のため、その一の出力端から出射されて、合波手段の
他の入力端に入射される。
以上のようにして書き込み動作が終了するが、このとき
偏波回転子へは制御信号が入力されず、信号光は偏波回
転子を通過してもX偏波状態が保持される。従って、信
号光は、環状光回路を制御信号が偏波回転子に入力され
るまで循環する。
また、読み出し動作時には、上記保持状態時に、X偏波
状態で環状光回路を循環するX偏波の信号光が偏波回転
子に入射されるときに、偏波回転子に制御信号が入力さ
れる。
これにより、信号光は、X偏波状態に変換され、分波手
段の入力端に入射される。この入力端への入射光は、X
偏波のため分波手段の他の出力端から出射されて、環状
光回路から抜は出す。
また、請求項(3)によれば、環状光回路を循環する信
号光は、損失補償手段において、その損失が補償されて
所定レベルに保持される。
(実施例1) 第1図は、本発明に係る光記憶装置の第1の実施例を示
す構成図である。第1図において、1は偏波ビームスプ
リッタ、2は偏波回転子、3は環状光回路である。
偏波ビームスプリッタ1は、二つの入力端11゜I2と
二つの出力端01,02を有し、入力端11(または1
2)に入射した信号光のX偏波成分を出力端01(また
は02)から出射するとともに、X偏波と異なるX偏波
成分を出力端02(または01)に出射する。
このような機能を有する偏波ビームスプリッタ1の具体
的な構成としては、第2図に示すようなプリズム型のも
の、あるいは第3図に示すような光フアイバカップラ型
のものがある。
第2図に示すプリズム型偏波ビームスプリッタ11は、
光学ガラスからなるプリズムに誘電体の薄膜を蒸着し、
はり合わせて構成されている。
ここで、プリズムの入射面に対して、S波をX偏波状態
、P波をX偏波状態と定義すると、プリズム型偏波ビー
ムスプリッタ11は、第2図の(a)に示すように、入
力端11に信号光SNLが入射した場合、X偏波を反射
して出力端01から出射し、X偏波は透過させて出力端
02から出射する。
一方、第2図の(b)に示すように、入力端I2に信号
光SNLが入射した場合、X偏波を反射して出力端02
から出射し、X偏波は透過させて出力端01から出射す
る。
なお、X、X偏波状態の定義を逆にしても、出力端01
,02を上記とは逆に使うことによって機能は等価とな
る。
また、第3図に示す光フアイバカップラ型偏波ビームス
プリッタ12は、偏波状態の直交する二つの光に対して
異なる伝搬定数を有する偏波保持光導波路121,12
2同士を、結合部の長さがLとなるように所定長に亘っ
て近接させて構成され、以下の条件を満足することによ
って、消光比20dBのものが実現できる。
この光フアイバカップラ型偏波ビームスプリッタ12の
場合、第4図に示すように、光フアイバカップラ中にお
ける信号光のX、 X偏波状態に対する最小結合長(信
号光パワーが100%移行する最小の長さ)をそれぞれ
LX、LYとすると、結合部の長さしが次式、 L=mL)(=nLy (但し、mは偶数、nは奇数) を満足するように設定されている。
この条件を満足することによって、入力端■1(I2)
へ入射したX偏波は出力端01 (02)から出射し、
X偏波は出力端02(01)から出射する。
なお、上記プリズム型及び光フアイバカップラ型偏波ビ
ームスプリッタ11.12は、少なくとも信号光波長に
対して動作するように設計される必要がある。
偏波回転子2は、外部からの制御信号CTLの無入力時
には入射した信号光の偏波状態をそのまま保持し、制御
信号CTLの入力時にはX偏波またはY偏波の信号光を
、それぞれY偏波またはX偏波の信号光に変換する。
このような機能を有する偏波移転子2の具体的な構成と
しては、第5図に示すような電気光学効果を有する電気
光学結晶を用いたもの、あるいは、第6図に示すような
、光力−効果を有するカー媒質を用いたものがある。
第5図に示す偏波回転子2は、例えばLiNbO3ある
いはL i T a O3からなる電気光学結晶21に
対し、制御信号としての制御電圧CTLvの印加状態を
制御することによって、入射信号光の偏波面の制御を行
うように構成されている。
この構成において、直線偏波の信号光5NLPを電気光
学結晶21に入射したとき、電気光学結晶21に対して
制御電圧CTLvを印加すると、電気光学結晶21中に
生ずる複屈折の変化によって、信号光SNL、の偏波面
は90°の回転作用を受け、入射信号光は信号光S N
 L PRとして出射される。
一方、電気光学結晶21に制御電圧CT L vが印加
されていないときは、信号光5NLpは偏波面の回転作
用を受けず、そのままの偏波状態で出力される。
なお、電気光学結晶21に、上記したように、LiNb
O3あるいはLiTaO3を用いる場合、第5図に示す
構成で、電界を光学軸の方向に印加すれば、変調電圧1
0v程度で10GHz程度で駆動できる。但し、この場
合、結晶固有の複屈折を変調器の入口または出口で補償
する必要がある。
また、第6図に示すカー媒質を用いた偏波回転子2は、
光ファイバからなるカー媒質22の入力端側に波長合波
器23を、出力端側に波長分波器24を配置して構成さ
れ、制御信号として、異なる波長光の制御光CT L 
oが用いられる。
この場合、直線偏波の信号光5NLP及び制御光CT 
L oは、互いに偏波面が45°をなすように波長合波
器23で合波され、この合波光がカー媒質22に入射す
る。カー媒質22では、制御光CTLoの入射に伴い、
光力−効果が誘起され、信号光SNL、の偏波面は90
°の回転作用を受ける。これにより、入射信号光は、信
号光5NLPRとしてカー媒質22から出射する。
一方、制御光CTLoが入射されていないときは、信号
光SNL、は偏波面の回転作用を受けず、信号光5NL
Pはそのままの偏波状態でカー媒質22から出射される
このカー媒質22を出射した信号光S N L 、R(
SNLp)と制御光CTLoは波長分波器24によって
分波される。
実際には、カー媒質22としては、信号光5NLPと制
御光CTLoの群遅延差ができるだけ小さい偏波保持光
ファイバが用いられる。例えば、同一長の2本の偏波保
持光ファイバを主軸を直交させて融着したものを使用す
れば、偏波保持光ファイバの複屈折による偏波分散を補
償することができる。この場合、制御光CTL、は偏波
保持光ファイバの一方の主軸に沿った偏波で入射され、
信号光SNL、は主軸に対し45°の偏波で入射される
与えられたカー媒質長しに対する信号光のスイッチング
に必要な制御光CT L oのピークパワーPは、関係
式P−L=760W−m(実効コア径8μmに対して)
から得られる。なお、光ファイバのコアにドーパントを
添加したりコア径をより小さくすることによって、この
(P −L)をより小さくすることが可能となる。
環状光回路3は、偏波ビームスプリッタ1の出力端01
と偏波回転子2の入力端、偏波回転子2の出力端と偏波
ビームスプリッタ1の入力端11とをそれぞれ偏波保持
光ファイバ31.32で接続することによって構成され
ている。
次に、上記構成による書き込み、読み出しの各動作並び
に書き込み、読み出し同時動作について、第7図乃至第
10図に基づき順を追って説明する。
なお、ここでは、当該光記憶装置への入力信号光はY偏
波であるものとする。
まず、第7図に基づき書き込み動作について説明する。
記録され、保持されるべき信号光5NLYは、Y偏波状
態で偏波ビームスプリッタ1の入力端I2に入射され、
出力端01から出射されて偏波保持光ファイバ31に導
波される。
偏波保持光ファイバ31に導波された信号光5NLYは
、その偏波が偏波保持光ファイバ31の一の主軸に沿っ
た状態で伝搬され、偏波回転子2に入射される。
このとき、偏波回転子2に制御信号CTLが入力される
。これにより、信号光の偏波状態は、X偏波状態からX
偏波状態に変換され、このX偏波状態の信号光5NLX
が、偏波保持光ファイバ32に導波される。
信号光5NLXは、偏波保持光ファイバ32を伝搬され
た後、偏波ビームスプリッタ1の入力端■1に入射され
る。入力端■1への入射光は、X偏波のため出力端01
から出射されて、環状光回路3の偏波保持光ファイバ3
1に再び導波される。
以上のようして書き込み動作が終了するが、このとき、
第8図に示すように、偏波回転子2へは制御信号CTL
が入力されていない。従って、信号光5NLxは、偏波
回転子2を透過してもX偏波状態が保持される。従って
、信号光5NLxは、環状光回路3を制御信号CTLが
偏波回転子2に入力されるまで循環する。即ち、これに
より情報が保持されることになる。
次に、第9図に基づき読み出し動作について説明する。
上記保持状態時に、X偏波状態で環状光回路3を循環す
る信号光5NLXが、偏波保持光ファイバ31を介して
偏波回転子2に入射されるとき、偏波回転子2に制御信
号CTLが入力される。これにより、信号光5NLXは
X偏波状態に変換され、信号光5NLYとして偏波保持
光ファイバ32に導波される。
この信号光5NLYは、偏波保持光ファイバ32を伝搬
された後、偏波ビームスプリッタ1の入力端11に入射
される。この入力端■1への入射光はY偏波のため、出
力端02から出射されて、環状光回路3から抜は出す。
即ち、これにより情報が読み出されたことになる。
続いて、第10図に基づき書き込み、読み出し同時動作
について説明する。この場合、環状光回路3を、図中、
破線矢印で示すX偏波の信号光5NLX□が循環し、保
持されているものとする。
この保持状態で、図中、実線矢印で示すY偏波の信号光
5NLY1が1.破線で示すX偏波の信号光5NLx2
と同時に偏波回転子2に入射されるように、偏波ビーム
スプリッタ1の入力端■2に入射される。信号光5NL
Y1は、偏波ビームスプリッタ1の出力端01から偏波
保持光ファイバ31に導波される。
次いで、この信号光5NLYよと環状光回路3を循環し
ている信号光5NLX2が、偏波回転子2に同時に入射
される。
このとき、偏波回転子2に制御信号CTLが入力される
。これにより、信号光5NLY1,5NLx2はその偏
波状態が変換され、それぞれ信号光5NLxt、5NL
Y2として偏波保持光ファイバ32に導波される。
両信号光5NLXI、5NLY2は、偏波ビームスプリ
ッタ1の入力端11に入射され、X偏波の信号光5NL
x、は出力端01から出射されて環状光回路を循環し、
Y偏波の信号光5NLY□は出力端02から出射されて
、環状光回路3から抜は出す。
即ち、新たに当該光記憶装置に入力された信号光SNL
が保持され、保持されていた信号光が読み出されたこと
になる。
以上説明したように、本第1の実施例によれば、入力し
た信号光を環状光回路3を循環させ、その偏波状態を偏
波回転子2への制御信号CTLの入力状態に応じて制御
するように構成されているため、光信号を電気信号に変
換することなく、光信号のままで書き込み、保持、読み
出しの各動作を行うことができる。
従って、本第1の実施例による光記憶装置は、将来の超
大容量光伝送、光情報処理、光交換システムに適用でき
る利点がある。
(実施例2) 第11図は、本発明に係る光記憶装置の第2の実施例を
示す構成図である。
本第2の実施例が前記第1の実施例と異なる点は、環状
光回路3を循環する信号光の損失を補償するため、偏波
保持光ファイバ31の途中に、光増幅器からなる損失補
償手段4を挿入したことにある。
損失補償手段4としては1、レーザアンプ、ファイバラ
マン増幅器、希土類元素(例えば、エルビウム)添加光
フアイバ増幅器等が適用可能である。これらは、偏波依
存性の小さいものが望ましいが、少なくとも信号光が保
持される偏波(本実施例では、X偏波)で大きな利得を
持つことが必要である。
本節2の実施例によれば、前記第1の実施例の効果に加
えて、信号光を良好なレベルで長期間保持することがで
きる。
(実施例3) 第12図は、本発明に係る光記憶装置の第3の実施例を
示す構成図であって、前記第1の実施例と同一構成部分
は同一符号をもって表している。
即ち、2は偏波回転子、3aは環状光回路、5は合波器
、6は分波器である。
環状光回路3aは、合波器5の出力端と偏波回転子2の
入力端を、偏波回転子2の出力端と分波器6の入力端を
、さらに分波器6の出力端01と合波器5の入力端11
とを、それぞれ偏波保持光ファイバ33,34.35に
より接続することによって構成されている。
合波器5は、2入力1出力を有し、入力端11に入射し
た信号光SNLのX偏波成分、入力端I2に入射したY
偏波成分をその出力端から出射する。このような機能を
有する合波器5としては、例えば第2図に示すプリズム
型あるいは第3図に示す光フアイバカップラ型の各偏波
ビームスプリッタの一方の出力のみを利用することによ
って構成される。
分波器6は、1入力2出力を有し、入力端に入射した信
号光SNLに対し、そのX偏波成分を出力端01から、
Y偏波成分を出力端02から出射する機能を有する。
このような機能を有する分波器6としては、例えば第2
図に示すように、プリズム型あるいは光フアイバカップ
ラ型の各偏波ビームスプリッタの一方の入力のみを利用
することによって構成される。
次に、上記構成による書き込み、読み出しの各動作並び
に書き込み、読み出し同時動作について、第13図乃至
第16図に基づき順を追って説明する。なお、ここでは
、当該光記憶装置への入力信号光はY偏波であるものと
する。
まず、第13図に基づき書き込み動作について説明する
記録され、保持されるべき信号光5NLYは、Y偏波状
態で合波器5の入力端I2に入射され、その出力端から
出射されて偏波保持光ファイバ33に導波される。
偏波保持光ファイバ33に導波された信号光5NLYは
、その偏波が偏波保持光ファイバ33の一の主軸に沿っ
た状態で伝搬され、偏波回転子2に入射される。
このとき、偏波回転子2に制御信号CTLが入力される
。これにより、信号光の偏波状態は、Y偏波状態からX
偏波状態に変換され、このX偏波状態の信号光5NLx
が、偏波保持光ファイバ34に導波される。
信号光5NLxは、偏波保持光ファイバ34を伝搬され
た後、分波器6の入力端に入射される。
分波器6への入射光はX偏波のため出力端01から出射
されて、偏波保持光ファイバ35に導波される。
信号光5NLXは、偏波保持光ファイバ35を伝搬され
た後、合波器5の入力端11に入射され、再び偏波保持
光ファイバ33に導波される。
以上のようして書き込み動作が終了するが、このとき、
第14図に示すように、偏波回転子2へは制御信号CT
Lが入力されていない。従って、信号光5NLXは、偏
波回転子2を透過してもX偏波状態を保持され、環状光
回路3aを制御信号CTLが偏波回転子2に入力される
まで循環する。
即ち、これにより情報が保持されたことになる。
次に、第15図に基づき読み出し動作について説明する
上記保持状態時に、X偏波状態で環状光回路3aを循環
する信号光5NLXが、偏波保持光ファイバ33を介し
て偏波回転子2に入射されるときに、偏波回転子2に制
御信号CTLが入力される。これにより、信号光5NL
Xは、X偏波状態に変換され、信号光5NLYとして偏
波保持光ファイバ34に導波される。
この信号光5NLYは、偏波保持光ファイバ34を伝搬
された後、分波器6の入力端11に入射される。この入
力端■1への入射光はY偏波のため出力端02から出射
されて、環状光回路3aから抜は出す。即ち、これによ
り情報が読み出されたことになる。
続いて、第16図に基づき書き込み、読み出し同時動作
について説明する。この場合、環状光回路3aを、図中
、破線矢印で示すX偏波の信号光5NLx□が循環し、
保持されているものとする。
この保持状態で、図中、実線矢印で示すY偏波の信号光
5NLY、が、破線で示すX偏波の信号光5NLx□と
同時に偏波回転子2に入射されるように、合波器5の入
力端I2に入射される。この信号光5NLy1は、合波
器5の出力端から偏波保持光ファイバ33に導波される
次いで、この信号光5NLY、と環状光回路3aを循環
している信号光5NLX□が、偏波回転子2に同時に入
射される。
このとき、偏波回転子2に制御信号CTLが入力される
。これにより、信号光5NLy1,5NL8□はその偏
波状態が変換され、それぞれ信号光5NLXI、5NL
Y□として偏波保持光ファイバ34に導波される。
両信号光S N L x 1.  S N L Y2は
、分波器6の入力端に入射され、X偏波の信号光S N
 L x 、は出力端01から出射されて環状光回路3
aを循環し、Y偏波の信号光5NLY2は出力端02か
ら出射されて、環状光回路3aから抜は出す。
即ち、新たに当該光記憶装置に入力された信号光SNL
が保持され、保持されていた信号光が読み出されたこと
になる。
以上説明したように、本第2の実施例においても、前記
第1の実施例と同様の効果を得ることができる。
(実施例4) 第17図は、本発明に係る光記憶装置の第4の実施例を
示す構成図である。
本第4の実施例が前記第3の実施例と異なる点は、環状
光回路3aを循環する信号光の損失を補償するため、偏
波保持光ファイバ35の途中に、前記第2の実施例で用
いたものと同様の光増幅器からなる損失補償手段4を挿
入したことにある。
本第4の実施例によれば、前記第2の実施例と同様の効
果を得ることができる。
(発明の効果) 以上説明したように、請求項(1)または(2)によれ
ば、入力した信号光を環状光回路を循環させ、その偏波
状態を偏波回転子への制御信号の入力状態において制御
するように構成されているため、光信号を電気信号に変
換することなく光信号のままで書き込み、保持、読み出
しの各動作を行うことができる。
従って、本発明の光記憶装置は、将来の超大容量光伝送
、光情報処理、光交換システムにおける基盤技術として
大きく貢献することが期待できる。
また、請求項(3)によれば、上記効果に加えて、信号
光を良好なレベルで長期間に亘って保持することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る光記憶装置の第1の実施例を示す
構成図、第2図は本発明に係るプリズム型偏波ビームス
プリッタの説明図、第3図は本発明に係る光フアイバカ
ップラ型偏波ビームスプリッタの構成図、第4図は光フ
アイバカップラ型偏波ビームスプリッタの原理説明図、
第5図は本発明に係る電気光学結晶を用いた偏波回転子
の構成図、第6図は本発明に係るカー媒質を用いた偏波
回転子の構成図、第7図は第1図における書き込み動作
の説明図、第8図は第1図における保持状態を示す図、
第9図は第1図における読み出し動作の説明図、第10
図は第1図における書き込み、読み出し同時動作の説明
図、第11図は本発明に係る光記憶装置の第2の実施例
を示す構成図、第12図は本発明に係る光記憶装置の第
3の実施例を示す構成図、第13図は第12図における
書き込み動作の説明図、第14図は第12図における保
持状態を示す図、第15図は第12図における読み出し
動作の説明図、第16図は第12図における書き込み、
読み出し同時動作の説明図、第17図は本発明に係る光
記憶装置の第4の実施例を示す構成図である。 図中、1・・・偏波ビームスプリッタ、2・・・偏波回
転子、3,3a・・・環状光回路、4・・・損失補償手
段、5・・・合波器、6・・・分波器。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)2入力2出力を有し、いずれかの入力端に入射し
    た信号光のX偏波成分及びY偏波成分をそれぞれ異なる
    出力端から出射する偏波ビームスプリッタと、 外部からの制御信号の無入力時には信号光の偏波状態を
    保持し、制御信号の入力時にはX偏波またはY偏波の信
    号光を各々Y偏波またはX偏波の信号光に変換する偏波
    回転子と、 前記偏波ビームスプリッタの一の出力端から出射する信
    号光が前記偏波回転子を通り、当該偏波ビームスプリッ
    タの一の入力端に入射する環状光回路とを備えた ことを特徴とする光記憶装置。
  2. (2)それぞれ異なる入射端から入射したX偏波成分及
    びY偏波成分の信号光を同一の出力端から出射する合波
    手段と、 入射した信号光のX偏波成分及びY偏波成分をそれぞれ
    異なる出力端から出射する分波手段と、外部からの制御
    信号の無入力時には信号光の偏波状態を保持し、制御信
    号の入力時にはX偏波またはY偏波の信号光を各々Y偏
    波またはX偏波の信号光に変換する偏波回転子と、 前記合波手段から出射する信号光が前記偏波回転子を通
    り前記分波手段に入射し、当該分波手段の一の出力端か
    ら出射する信号光が前記合波手段の一の入力端に入射す
    る環状光回路とを備えたことを特徴とする光記憶装置。
  3. (3)前記環状光回路に、信号光の損失を補償する損失
    補償手段を配置した請求項(1)または(2)記載の光
    記憶装置。
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