JPH03296517A - 医用ポリウレタンおよびその製造方法 - Google Patents

医用ポリウレタンおよびその製造方法

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JPH03296517A
JPH03296517A JP2097591A JP9759190A JPH03296517A JP H03296517 A JPH03296517 A JP H03296517A JP 2097591 A JP2097591 A JP 2097591A JP 9759190 A JP9759190 A JP 9759190A JP H03296517 A JPH03296517 A JP H03296517A
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JP
Japan
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polyurethane
polythioether
polyisocyanate
formula
diisocyanate
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JP2097591A
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Yoji Imai
庸二 今井
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Terumo Corp
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Terumo Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、医用ポリウレタンおよびその製造方法に関す
るものである。詳しく述べると、生体適合性に優れた医
用セグメント化ポリウレタンおよびその製造方法に関す
るものである。
(従来の技術) 従来、抗血栓性エラストマーとしては、セグメント化ポ
リウレタン(特開昭57−4,651S3、特開昭61
−200,114号、特開昭62−257.935号、
特開昭62−2.949号、特開昭61−151,22
4℃、特公平1−49゜40853・等)が知られてい
る。また硫黄含有ポリウレタンとしては、−0−CH(
R)−CH2−3−CH2−CH(R)−の構造を有す
るポリプロピレンエーテルグリコールを含有するポリウ
レタン(特開昭59−86.625’j)が知られてい
る。しかしながら、これらのポリウレタンは、生体内で
酸化劣化したりするので、人工血管、人工心臓等の人工
臓器用材料としては、未だ生体適合性が不充分である。
また、上記ポリウレタンは、細胞培養膜として使用する
場合、細胞の付着性が不充分であるという欠点があった
(発明が解決しようとする課題) したがって、本発明の1的は、新規な医用ポリウレタン
およびその製造方法を提供することにある。
本発明の他の1的は、生体適合性に優れた医用セグメン
ト化ポリウレタンおよびその製造方法を提供することに
ある。
(課題を解決するための手段) これらの諸口的は、−数式1 %式%() (ただし、式中1.Q/mは0150〜50/1てあり
、またnは1〜100である)で表わされるポリチオエ
ーテルソフ]・セグメントを金白゛してなる医用ポリウ
レタンにより達成される。
これらの諸口的は、−数式1 %式%() (ただし、式中、N/mは0150〜50/1てあり、
またnは1〜100である)で表わされるポリチオエー
テルソフトセグメントをポリイソシアネートと反応させ
、ついて該反応生成物を鎖延長剤と反応させるこを特徴
とする医用ポリウレタンの製造方法によっても達成され
る。
(作用) 本発明において使用されるソフトセクメントとは、前記
−数式Iで表わされるポリチオエーテルであり、式中、
97mは0150〜50/1、好ましくは0150〜5
0/3、さらに好ましくは0150〜50/10であり
、またnはポリチオエーテルの数平均重合度を示し、通
常1〜100、好ましくは3〜50である。該ポリチオ
エーテルは、1.4−ブタンジオールと2.2′−チオ
ジェタノールとを所定の割合で80〜180°C1好ま
しくは100〜160℃の温度で反応させることにより
得られる。得られるポリチオエーテルは、1.4−ブタ
ンジオールと2,2′ −チオジェタノールとのランダ
ムないしブロック共重合体である。
ポリチオエーテルの生成反応は、溶媒の不存在下で行な
うこともできるが、ベンゼン、トルエン、キシレン等お
よびこれらを主体とする混合溶媒が用いられる。
使用されるポリイソシアネートは、従来ポリウレタンの
合成に用いられているポリイソシアネートか全て使用で
き、特に好ましいのはシイソシアネ−1・であり、−例
を挙げると、例えはテ)・ラメチレンジイソンアネ−1
・、ヘキサメチレンンイソシアネート、シクロヘキサン
−1,4−ジイソシアネ−1・、24−トリレンジイソ
シアネ−1・、2.6−1リレンジイソシアネート、2
.4−1−ルンジイソシアネートと2.6−4リレンジ
イソシアネートとの混合物、キシリレンジイソシアネー
ト、4.4’ −ジフェニルメタンジイソシアネ−1−
1l、4−フェニレンジイソシアネート、4.4′ −
ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、1.3−フ
ェニレンジイソシアネート、ナフタレン−1,5−ジイ
ソシアネート等があり、これらは単独あるいは混合物と
して用いられる。
ポリチオエーテルとポリイソシアネートとの反応は、溶
媒の存在下または不存在下に30〜150°C1好まし
くは50〜120°Cの温度で0.5〜10峙間、好ま
しくは1〜5時間行なわれる。
無溶媒下で1−記反応が行なわれた場合には反応生成物
を通常のポリウレタンの製造に使用されるN。
N−ジメヂルホルムアミド、N、N−ジメチルアセトア
ミド、ジメチルスルポキンド、テトラヒドロフラン、1
,4−ジオキサン、N−メチルピロリドン等およびこれ
らを主体とする混合溶媒に溶解させ、0〜50°C1好
ましくは5〜30℃の温度で0.2〜5時間、好ましく
は0.5〜2時間で鎖移動剤を添加して反応が行なわれ
る。
ポリチオエーテルとポリイソシアネートとの割合は、ポ
リオチオエーテル1モル当りポリイソシアネ−1・2〜
5モル、好ましくは2〜4モルである。
鎖延長剤としては、2官能の活性水素基を有する鎖延長
剤、例えばエチレンジアミン、プロピレンジアミン、ブ
チレンジアミン、ヘキサメヂレンジアミン等の脂肪族ジ
アミン、シクロヘキサンジアミン、ピペラジン、キシレ
ンジアミン等の脂環式または脂肪香族ジアミン、トリレ
ンジアミン、フェニレンジアミン、4.4’ −ジフェ
ニルメタンジアミン等の芳香族ジアミン、ヒドラジン類
、エチレングリコール、1,4−ブタジオール等のグリ
コール類、水などが適している。これらの鎖延長剤は、
ポリイソシアネ−1・1モル当り1〜4モル、好ましく
は1〜3モル用いられる。
このようにして合成したセグメント化ポリウレタンは、
溶液の状態であるいはポリウレタンを水、エタノール、
メタノール等に析出させ、水、エタノール、メタノール
等で十分洗浄を行ない、またさらに精製のために再沈澱
を繰返すか、ソックスレー抽出を行なって不純物を除去
したのち、乾燥して使用する。また、本発明のセグメン
ト化ポリウレタンは、溶液としてコーティング法、ディ
ッピング法、キャスティング法で目的とする医療用具が
成形できるとともに、ペレットに成形し、通常の熱可塑
性合成樹脂の成形方法、例えば押出成形、射出成形、プ
レス成形等を用いて所定の医療用具を成形することがで
きる。
(実施例) つぎに、実施例を挙げて本発明をさらに詳細に説明する
参考例1〜4 1.4−ブタンジオールおよび2,2′ −オチジエタ
ノールを第1表に示す割合で仕込み、これにトルエン1
5m1およびアンバーリスト1.5gを加えて100℃
で2時間加熱した。ついで、スタークトラップをつけて
4時間にわたって還流下に加熱した。反応生成物を濾過
したのち、140〜150℃に加熱しながら減圧下に溶
媒を除去した。末端の水酸基を常法により滴定法で定量
して水酸価および数平均分子量を求めたところ、第1表
のとおりであった。また、赤外線吸収スペクトルを利用
して、得られたポリエーテル中のブタンジオールとチオ
ジェタノールの比を測定したところ、第1表のとおりで
あった。
実施例1〜5および比較例 分子量1,000のポリテトラメチレングリコール(P
TMG) 、参考例1〜4で得られたポリチオエーテル
(PT)およびジフェニルメタンジイソシアネ−1・(
MDI)を、第2表に示す割合で三つロフラスコにとり
、窒素雰囲気下に65〜70°Cの温度で撹拌しながら
、1時間反応を行なった。反応生成物にジメチルアセト
アミド(DMAc)を加えて内容物を溶解させ、これに
エチレンジアミンのジメチルアセトアミド溶液(濃度1
0市量%)を、室温にて徐々に滴下した。滴下終了後、
さらに2時間撹拌したのち、メタノール1mlを加えて
撹拌し、−夜装置した。精製水中に再沈澱させ一゛、乾
燥後、メタノールを溶媒とするソックスレー抽出を行な
って精製した。得られたポリウレタンの収量および固何
粘度は、第2表のとおりであった。
得られたポリウレタンを、それぞれジメチルアセトアミ
ドに濃度が20重量%となるように溶解し、該溶tfk
をガラス板」二にキャストしたのち乾燥して、厚み0.
3mmのポリウレタンシートを得た。
実施例6 Lab−TeKの組織培養用チェンバー/スライド(8
チエンバー)に9 X 9 mmのシーi・状ポリウレ
タン試料を入れ、殺菌灼を3時間にわたって照射した。
ついで、20%の仔牛血清を含むイグルMEM培地の細
胞浮遊液(ヒl−歯肉癌由来の上皮性の株化細胞Ca、
9.22)0.3mlを加え、37℃の炭酸ガス培養器
中で培養した。所定時間後にチェンバー/スライドを取
出し、リン酸緩衝液で軽く2回洗浄したのち、10%ポ
ルマリン緩衝液で固定した。水洗後、0.5%濃度クリ
スタルバイオレッ!・(CV)で3分間染色し、7分間
水洗した。1%濃度のドデシル硫酸ナトリウム3.5m
lを念むびんの中に染色したシー]・を入れ、Cvを抽
出した。分光光度計により、598n「における抽出液
の吸光度を測定し、Cvの濃度を定量した。CV濃度と
は、細胞数は比例することがわかっているので、これに
より細胞の増殖曲線を求めることができた。
細胞の付着しやすさを知るために、培養17時間後の細
胞付着量より初期付着率を次式により求めた。
初期付着率=([(試料溶液の吸光度)−(試料のブラ
ンク溶液の吸光度)]/[(対照試料溶液の吸光度)−
(対照試料のブランク溶液の吸光度) コ )  X1
00 なお、対照試料としては組織培養用プラスチックシート
(和光純薬株式会社製)を用いた。試料溶液は、細胞の
ついたもの、試料のブランク溶液は、細胞のつかないフ
ィルムだけの場合である。
また、増殖速度を比較するため、横軸に時間、縦軸に吸
光度の対数をとってプロットし、細胞増殖直線を得た。
その直線勾配から、次式により相対増殖速度を求めた。
相対増殖速度=(試料に対する直線の勾配)/(対照試
料に対する直線の勾配) その結果は、第3表のとおりであった。
第3表 試  料  初期付着率(%) 相対増殖速度比較例 
     64    0. 70実施例1    1
06    0.91実施例2    126    
0.81実施例3    131    0. 79実
施例4    132    0.75実施例5   
 110    0.79(発明の効果) 以」―述べたように、本発明は、−数式Iで表わされる
ポリチオエーテルソフトセグメントを金白。
してなる医用ポリウレタンであり、また該医用ボッウレ
タンは、前記ポリチオエーテルソフトセグメントとポリ
イソシアネートとを反応させ、ついで該反応生成物を鎖
延長剤と反応させることにより得られるものであり、生
体適合性が極めて良好である。特に細胞の付着性が極め
て高く、その割りには増殖速度の低下は小さく、全体的
には細胞が非常に付着しやすく、かつ増殖しゃすい高分
子である。また、チオエーテル結合を含むために生体内
での酸化による劣化にも抵抗性が大きいという利点があ
る。
したがって、人工血管、人工心臓等の種々の人工臓器あ
るいは細胞培養膜として極めてh°用である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (ただし、式中、l/mは0/50〜50/1であり、
    またnは1〜100である)で表わされるポリチオエー
    テルソフトセグメントを含有してなる医用ポリウレタン
  2. (2)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (ただし、式中、l/mは0/50〜50/1であり、
    またはnは1〜100である)で表わされるポリチオエ
    ーテルソフトセグメントをポリイソシアネートと反応さ
    せ、ついで該反応生成物を鎖延長剤と反応させることを
    特徴とする医用ポリウレタンの製造方法。
JP2097591A 1990-04-16 1990-04-16 医用ポリウレタンおよびその製造方法 Pending JPH03296517A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5986034A (en) * 1997-04-30 1999-11-16 Medtronic, Inc. Polyurethane and polyurea biomaterials for use in medical devices

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