JPH0329642Y2 - - Google Patents

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JPH0329642Y2
JPH0329642Y2 JP13230087U JP13230087U JPH0329642Y2 JP H0329642 Y2 JPH0329642 Y2 JP H0329642Y2 JP 13230087 U JP13230087 U JP 13230087U JP 13230087 U JP13230087 U JP 13230087U JP H0329642 Y2 JPH0329642 Y2 JP H0329642Y2
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valve
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corrosion
valve stem
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、テフロン(登録商標)等の耐食、耐
薬品性ライナを、剛性材料からなる中空円筒状の
本体(弁本体)内面に張設し、同様に耐食性材料
を剛性材料からなる弁体の全面に被覆したバタフ
ライ弁に関し、化学プラントなどに使用して好適
なものである。
〔従来の技術及び問題点〕
従来から耐食、耐薬品性を要求されるバタフラ
イ弁は、その主要部である弁体を高価な耐食性金
属で成形するか、又は本考案のように、弁体に耐
食、耐薬品性の非金属材料の被覆(ライニング)
を施していた。
ところが、上記耐食、耐薬品性の非金属材料を
被覆したバタフライ弁においては、弁体と弁棒と
の一体化結合及びそのシール性に問題があつた。
即ち、従来例においては、第6図に示すよう
に、耐食、耐薬品性材料2aで被覆された弁体2
と、本体1に軸受1aを介して支持された弁棒3
とが、テーパボルト7を介して固定され、該固定
後、テーパボルト7の両端部を、上記耐食、耐薬
品性材料2aで再度被覆を施こす必要ががあつ
た。なお、図中、4はシートリングである。
ところが上記の第6図に示す従来例において
も、テーパボルト7を打込んだ後の最後の被覆補
修が最初の被覆材料2aと確実に接合しないと、
この接合部分より流体が浸透して密封不良とな
り、鋳鉄、ダクタイル鋳鉄等に非耐食、、耐薬品
性材料からなる弁体2の母材が腐食されて、品質
保証が確保されない恐れがあつた。
そのため、弁棒を上下二分割し、該分割された
一方の駆動側弁棒が弁体孔部に挿入される弁棒先
端(内端)部を角軸に形成すると共に、弁体側の
孔部をも角孔にすることにより弁体と弁棒とを一
体化するようにしたものもある。このものでは、
前記従来例(第6図)におけるように再度被覆す
る必要もなく、またその部分からの流体浸透の危
険もなくなる。
ところが、上下二分割された弁棒を、弁体との
結合のためにそれぞれの方向から弁体孔部に挿入
する場合、駆動側の上部弁棒を挿入する弁体角孔
部及び非駆動側の下部弁棒を挿入する弁体丸孔部
にそれぞれ空気が閉じ込められて圧縮され、例え
ば非駆動側の弁体丸孔部においては、第4図a〜
cに示すように、下部弁棒3Bを弁体2の弁体孔
部2b内に挿入するに従い、該弁体孔部2b内の
空気(交差した斜線で示されている。)2cが圧
縮され、弁棒3Bは同図cの所定位置まで挿入す
ることができないという問題点があつた。また、
第5図のA部拡大図である第5a図に示すよう
に、弁体2の被覆材料2aとシートリング4との
接触面に形成される一次シール部4aから、弁体
孔部2bに腐蝕性流体が浸透した場合の対策が不
完全であつたため、同図の2dに示すように、弁
体2の母材が腐食されるという問題点があつた。
本考案は、上下二分割弁棒において、組立てが
容易に、しかも弁体母材の腐食防止により長寿命
化を計ることを技術的課題としている。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は上記した従来技術の問題点及び技術的
課題を解決するために、全面に耐食性材料を被覆
した弁体を支持する弁棒を、上下二分割とし、該
二分割された両弁棒の内方部をそれぞれ挿入する
孔を、弁体の周辺部の2箇所に穿設すると共に、
少くとも一方の弁棒のほぼ中心部に空気抜け孔を
貫通して設け、上記弁体孔部を外部に連通させる
ようにしたことを特徴としている。
なお実施に当つては、耐食性材料を弁体孔部の
入口附近まで被覆し、該被覆部分に当接するよう
にして両弁棒に耐食性のOリングを挿嵌して使用
される。
〔作 用〕
本考案は上記のように構成されているので、二
分割された弁棒を弁体の外側からそれぞれ弁体孔
部に、恰もシリンダ内にピストンを挿入するよう
にして挿入(嵌入)する場合、これら両弁棒内端
部と弁体孔部間に閉じ込められた空気は、弁棒の
ほぼ中心部に貫通して設けられた空気抜け孔を経
て外部へ排除される。従つて弁棒は弁体孔部の所
定位置(通常最奥部)まで容易に挿入することが
できる。
この際、上記の弁体孔部からの空気排除は、空
気抜け孔が分割されたそれぞれの弁棒に設けられ
ているものにあつては、、それぞれの空気抜け孔
を経てなされ、また空気抜け孔が一方の弁棒にの
み設けらられているものにあつては、他方の弁体
孔部に閉じ込められた空気は、弁体内に適宜設け
られた通路を経て一方の弁体孔部の空気と一諸に
なつて後、上記一方の弁棒の空気抜け孔を経て外
部に排除される。
〔実施例〕
次に、本考案の実施例を図面と共に説明する。
第1図は、本考案の一実施例を示すバタフライ
弁の縦断面図であつて、図中、第4図と第5図に
記載された符号と同一の符号は同一ないし同類部
分を示すものとする。
図において、本体1には、弁体2が上下に二分
割された弁棒3A,3Bによつて回動自在に軸支
されており、該弁体2には、耐食、耐薬品性の非
金属材料2aが全面に被覆され、直径方向の上下
の周面部(周辺部)には、分割された弁棒3A,
3Bの内端部を挿入する弁体孔部2c,2cがそ
れぞれ穿設されている。
上記分割された弁棒3A,3Bの中心部には、
それぞれ空気抜け孔31A,31Bが貫通して設
けらられており、駆動側の上部弁軸3Aの外端部
及び内端部には、それぞれ角軸部32A及び33
Aが設けらられ、内端部の角軸部33Aは、、該
角軸部33Aと嵌合する角形の弁体孔部に嵌入さ
れている。
一方、前記弁体2の被覆材料2aは、第5a図
に示すと同様に、弁体の外表面から弁棒挿入孔2
bの入口部の内側にかけて被覆されており、シー
トリング4との当接面で一次シール部を形成して
いることは従来のものと変りはないが、本実施例
では特に、弁体孔部2b入口部の被覆部分に当接
するようにして弁棒3A及び3Bの周りに、それ
ぞれ耐食性のあるOリング5,5が挿嵌されてい
る。なお、図中、6,6はシートリング4の弁棒
孔部に挿嵌された耐食性のあるOリングである。
上記のように構成されているので、弁体の組立
てに当り上下二分割弁棒3A,3Bをそれぞれ弁
体2の孔部2b,2bに挿入する際、これら弁体
孔部2b,2b内の空気はそれぞれ空気抜け孔3
1A,31Bを経て外部へ逃げるので、これ等の
両弁棒を弁体孔部の所定位置まで容易に挿入で
き、組立てが容易となる。
また、弁体孔部2bの入口附近まで耐食、耐薬
品性材料2aを被覆し、該被覆部に耐食性のある
Oリング5を挿嵌しているので、該部で確実に流
体の浸透を阻止することができる。
第2図a及びbは、上記したOリング5が破損
して腐食性流体が弁体2の被覆材料2aの一次シ
ール部(第5a図の4a)やOリング5を通つて
弁体孔部2b内へ浸透したか否かを外部から検知
するときに使用する部材を取付けた状態を示す説
明図で、同図aは、弁棒組立後、空気抜け孔31
Bを検知用プラグ10で閉鎖している状態を示
し、同図bは、漏洩流体を検知するときに取付け
るミニコツク(小口径弁)11を取付けた状態を
示している。
上記の検知用プラグ10又はミニコツク11を
開閉することにより、弁体孔部への漏洩量や臭気
等を検知して、大事に至るのを防止することがで
きる。
第3図は、本考案の他の実施例を示すバタフラ
イ弁の縦断面図であつて、図中、第1図に記載し
た符号と同一の符号は同一ないし同類部分を示す
ものとする。
この実施例では、二分割された弁棒3A,3B
のうち、下部弁棒3Bにのみ空気抜け孔31Bが
貫通して設けられ、且つ上部弁棒3Aの内方端部
(角軸部33A)が挿入される弁体孔部2bの底
部と、下部弁棒3Bの内方端部が挿入される弁体
孔部2bの底部とが通路8によつて連通されてい
る点で、、前記した第1の実施例(第1図)と異
なつている。
この実施例によれば、弁体組立時、上下の二分
割弁棒3A,3Bを弁体孔部2b,2bにそれぞ
れ挿入する際、上部の弁体孔部2b内の空気は、
通路8を通つて下部の弁体孔部2b内の空気と一
諸になつた後、下部弁体孔部2bの空気と共に空
気抜け孔31Bを経て、すべて外部へ排除される
ので、前記第1の実施例と同様の作用効果がが奏
される。
また駆動側の上部弁棒3Aには空気抜け孔を設
けていないので、漏洩検知する場合などには、配
管系路に組み込まれる弁装置の周囲の状況等から
みて好都合のことがある。
上記した両実施例において、上部弁棒の内方端
部に形成される角軸は、断面四角形に限らず、弁
棒と弁体が互いにトルクを伝えるように嵌合され
る角形断面形状をなすものであればよい。
また、駆動側を上部弁棒とし非駆動側を下部弁
棒とした構造について説明したが、上下方向を逆
にし、また水平方向にして使用することも可能で
ある。
また第2の実施例(第3図)において、空気抜
け孔を下部弁棒にのみ設けた構造について説明し
たがが、、上部弁棒にのみ設けるようにすること
も勿論可能である。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によれば、弁体の全
面に耐食性材料を被覆したバタフライ弁の弁棒を
上下二分割とし、、該二分割された両弁棒の内方
部をそれぞれ挿入する孔を弁体に穿設すると共
に、少くとも一方の弁棒のほぼ中心部に空気抜け
孔を貫通して設け、上記弁体孔部を外部に連通さ
せるようにしたことにより、分割された弁棒を弁
体孔部に挿入して組立てる際、これら弁体孔部に
閉じ込められる空気を容易に外部へ逃がし、空気
留まりをなくすこができるので、両分割棒を弁体
内の所定の位置まで容易に挿入させることができ
る。従つて、組立工数が削減され、無理な組立に
よつて空気が圧縮されたまま組立・出荷してしま
うようなことをなくすことができる。
また、分解時、上記弁体孔部が真空状態になる
ことがないので、両分割弁棒を容易に取り出して
分解することができる。
また、弁棒に貫通して設けられた空気抜け孔を
利用して、その入口部に流体漏洩検知器を取付け
ることにより、耐食性材料によつて全面を被覆さ
れた弁体の一次シール部やOリング等の不完全さ
を検知することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例を示すバタフライ
弁の縦断面図、第2図a及びbは弁棒の空気抜け
孔入口部に漏洩検知用部材を取付けた状態を示す
説明図、第3図は本考案の他の実施例を示すバタ
フライ弁の縦断面図、第4図aないしcは従来例
における二分割弁棒の組立過程を示す説明図、第
5図は従来例の弁の下半分を示す断面図、第5a
図は第5図A部の拡大説明図、第6図は他の従来
例を示す要部断面図である。 1…本体、2…弁体、2a…被覆材料、2b…
弁体孔部、3A…上部弁棒、3B…下部弁棒、3
1A,31B…空気抜け孔、33A…角軸部、4
…シートリング、5,6…Oリング、8…通路、
10…検知用プラグ、11…ミニコツク。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 剛性材料からなる中空円筒状の本体の内周面
    にシートリングを張設し、該本体内に、駆動側
    の一端を外方に突出させた弁棒によつて回動自
    在に軸支された剛性材料からなる弁体の全面
    に、耐食性材料を被覆したバタフライ弁におい
    て、上記弁棒を上下二分割とし、該二分割され
    た両弁棒の内方部をそれぞれ挿入する孔を、弁
    体の周辺部の2箇所に穿設すると共に、少くと
    も一方の弁棒のほぼ中心部に空気抜け孔を貫通
    して設け、上記弁体孔部を外部に連通させるよ
    うにしたことを特徴とするバタフライ弁。 2 上記二分割された上部弁棒の内方端部と、該
    内方端部を挿入する弁体孔部とが、互いに嵌合
    する断面角形に形成されている実用新案登録請
    求の範囲第1項記載のバタフライ弁。 3 上記弁体を被覆する耐食性材料が弁体孔部の
    入口附近まで被覆されており、該被覆部分を通
    つて挿入される上部及び下部の両弁棒に、それ
    ぞれ耐食性のあるOリングが上記被覆部分に当
    接するようにして挿嵌されている実用新案登録
    請求の範囲第1項記載のバタフライ弁。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2534899Y2 (ja) * 1990-03-12 1997-05-07 株式会社巴技術研究所 バタフライ弁

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