JPH0329405Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0329405Y2
JPH0329405Y2 JP1983072434U JP7243483U JPH0329405Y2 JP H0329405 Y2 JPH0329405 Y2 JP H0329405Y2 JP 1983072434 U JP1983072434 U JP 1983072434U JP 7243483 U JP7243483 U JP 7243483U JP H0329405 Y2 JPH0329405 Y2 JP H0329405Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ring
pin
connecting pin
fastening
fastening ring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1983072434U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59178465U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP7243483U priority Critical patent/JPS59178465U/ja
Publication of JPS59178465U publication Critical patent/JPS59178465U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0329405Y2 publication Critical patent/JPH0329405Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
  • Jib Cranes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、大型の移動式クレーンや基礎機械等
の建設機械の上部旋回体と下部走行体との締結装
置に関する。
大型の移動式クレーン等を道路上で輸送する場
合、重量制限から上部旋回体と下部走行体とに分
解し、個々に運搬する必要が生じる。
このため、上部旋回体を構成している旋回輪内
輪の下部に、円周方向に複数個のピン穴を持つた
締結リングを取付け、下部走行体の上部に、前記
締結リングのピン穴と合致するピン穴を持つた固
定リングを取付け、前記締結リングと固定リング
の各ピン穴に連結ピンを差し込んで上部旋回体と
下部走行体とを結合し、連結ピンを抜き取ること
により締結リングと固定リングとの結合を解き、
上部旋回体と下部走行体とを分解し得るように構
成されている。
しかし、従来の締結装置は、第1図および第2
図に示すように、下部走行体6上に連結ピン挿脱
用のシリンダ17を取り付け、このシリンダ17
のピストンロツド18にピン19を介して連結ピ
ン10を連結し、ピストンロツド18を伸縮させ
ることにより、連結ピン10をピン穴に挿脱する
ようにしている。
なお、第1図において、1は上部旋回体の主フ
レーム、2は主フレームにボルト、ナツト3,
3′を介して取り付けられた旋回輪外輪、4は旋
回輪外輪2にボール5を介して設置された旋回輪
内輪、4aは旋回輪内輪4に形成した内歯歯車
で、この内歯歯車には図示を省略したトルク伝達
機構を介して駆動源に連係されたピニオンがかみ
合わされており、そのピニオンの駆動により旋回
輪外輪2が旋回輪内輪4の回りを旋回するように
なつている。
そして、旋回輪内輪4の下面にはボルト8を介
して断面フオーク状の締結リング7が取付けられ
ており、一方、下部走行体6の上面には、溶接な
どにより固定リング9が取り付けられており、こ
の固定リング9を前記フオーク状の締結リング7
内に挿入させた状態で連結ピン10をピン穴に挿
脱するようにしている。
従来の締結装置は、前記のように、下部走行体
6上に連結ピン挿脱用のシリンダ17を取り付け
ているので、連結ピン10を締結リング7から完
全に抜き出さないと上部旋回体と下部走行体6と
を分離することができない。したがつて、シリン
ダ17のストロークを大きくしなければならず、
特製のシリンダを使用しなければならない場合が
ある。また、連結ピン10を締結リング7から完
全に引き抜いた時、ピン19の部位から折れ曲が
つて連結ピン10が落下するので、連結ピン10
を再びピン穴に差し込む時には、各連結ピン10
を人手で持ち上げ、ピストンロツド18を伸長さ
せて挿入しなければならず、煩わしい作業を必要
とする難点がある。
本考案は、前記の如き従来技術の問題点を改善
し、連結ピン挿脱用のシリンダのストロークを短
縮することができ、しかも、ピン穴に対する連結
ピンの挿脱をきわめて容易に行うことができる建
設機械の上部旋回体と下部走行体との締結装置を
提供することを目的としている。
本考案は、前記の如き目的を達成するため、上
部旋回体を構成している旋回輪内輪の下部に、円
周方向に複数のピン穴を持つた締結リングを取付
け、下部走行体の上部に、前記締結リングのピン
穴と合致するピン穴を持つた固定リングを取付
け、前記締結リングと固定リングの各ピン穴にシ
リンダによつて挿脱される連結ピンを差し込んで
上部旋回体と下部走行体とを結合し、連結ピンを
抜き取ることにより上部旋回体と下部走行体とを
分解し得るようにした建設機械の上部旋回体と下
部走行体との締結装置において、前記締結リング
の一側の各ピン穴の形成位置にブラケツトの一端
を固定すると共に該ブラケツトの他端に連結ピン
の挿脱用シリンダを取付け、該シリンダのピスト
ンロツドを前記ブラケツトの内部を経由して締結
リング方向に指向させ、その先端に前記連結ピン
の基端を連結し、前記ブラケツトにより連結ピン
抜き取り時に連結ピンの先端が締結リングのピン
穴中に残存するように規制したことを特徴とす
る。
本考案は、前記の如く、締結リングの一側の各
ピン穴の形成位置にブラケツトの一端を固定し、
該ブラケツトの他端に連結ピンの挿脱用シリンダ
を取付け、該シリンダのピストンロツドを前記ブ
ラケツトの内部を経由して締結リング方向に指向
させ、その先端に前記連結ピンの基端を連結した
ので、連結ピンの抜き取りに際し、連結ピンを固
定リングから完全に外れた位置まで引き抜くだけ
で、連結ピンの先端が締結リングのピン穴に入つ
ている状態においても下部走行体と上部旋回体と
を分解することができ、かつ、ブラケツトにより
連結ピン抜き取り時に連結ピンの先端が締結リン
グのピン穴中に残存するように規制したので、連
結ピンはこれ以上抜き出すことができず、次回の
連結ピンによる結合は固定リングと締結リングの
ピン穴の位置合せをした後ピストンロツドを伸長
させるだけできわめて簡単かつ容易に行なうこと
ができる。
以下、本考案を図面に基づいて説明する。
第3図は、上部旋回体と下部走行体はおよび本
考案に係る締結装置は、一実施例を示す断面図、
第4図は第3図の−線断面図、第5図は本考
案に使用するブラケツトの斜視図である。
第3図に示すように、上部旋回体と旋回主フレ
ーム1と、この旋回フレーム1にボルト、ナツト
3,3′を介して取り付けた旋回輪外輪2と、こ
れの内側に旋回輪ボール5を介して設置された旋
回輪内輪4とを有している。前記旋回輪内輪4に
は内歯歯車4aが形成され、この内歯歯車4aに
は図示省略のトルク伝達機構を介して駆動源に連
係されたピニオンがかみ合わされている。そし
て、前記旋回輪外輪2は前記ピニオンにより回転
駆動され、旋回輪内輪4の回りを旋回するように
なつている。
前記旋回輪内輪4の下面には、第3図に示すよ
うに、ボルト8を介して締結リング7が取り付け
られており、この締結リング7は断面がフオーク
状に形成されている。
一方、下部走行体6の上面には、第3図に示す
ように、溶接等により固定リング9が取り付けら
れており、この固定リング9は前記フオーク状の
締結リング7内に挿入されている。
前記締結リング7には、円周方向に間隔をおい
て複数個のピン穴が形成され、また固定リング9
には前記締結リング7のピン穴と一致し得るピン
穴が形成されている。そして、互いに一致された
締結リングと固定リングのピン穴には、第3図に
示すように、連結ピン10がそれぞれ差し込ま
れ、これら複数本の連結ピン10により締結リン
グ7と固定リング9とが連結され、締結リング7
と固定リング9との連結を介して上部旋回体の旋
回輪内輪4と下部走行体6とが結合されている。
前記締結リング7の一側部には、各ピン穴の形
成位置に、シリンダ用のブラケツト11が取り付
けられている。各ブラケツト11は、第3図およ
び第5図に示すように、筒状に形成され、一端部
にはフランジ11aが設けられ、他端部には他の
フランジ11bが設けられており、前記フランジ
11aを締結リング7の側部に当接させ、第3図
および第4図に示すように、ボルト12を介して
前記締結リング7に固定されている。
各ブラケツト11の他端部には、連結ピン挿脱
用のシリンダ14が取り付けられている。各シリ
ンダ14は、第3図に示すごとく、ブラケツト1
1に設けられたフランジ11bに、シリンダ14
に設けられたフランジ14aを当接させ、ボルト
13により結合されている。
各シリンダ14のピストンロツド15は、第3
図に示すように、前記ブラケツト11の内部を通
つて締結リング7の方向に伸びており、各ピスト
ンロツド15と各連結ピン10の基端とはピン1
6により連結されている。
前記実施例の締結装置は、次のように操作さ
れ、作用する。
すなわち、上部旋回体と下部走行体6とを分解
する場合には、連結ピン用のシリンダ14によ
り、ピストンロツド15を第3図の伸長状態から
縮小させ、連結ピン10を第3図に破線で示す位
置、つまり連結ピン10の先端部が固定リング9
から完全に外れた位置まで引き抜くだけで、締結
リング7と固定リング9との結合が解除して、上
部旋回体を構成している旋回輪内輪4と下部走行
体6とを完全に分解することができる。したがつ
て、従来技術に比べて連結ピン挿脱用のシリンダ
14のストロークを短かくすることができる。
また、この場合、本考案においては、ブラケツ
ト11の長さ寸法範囲内しか連結ピンを引き抜く
ことができないのを利用し、第3図に破線で示す
ように、連結ピンの最大抜き取り時でも連結ピン
10の先端が締結リング7のピン穴中に残存する
ようにブラケツト11により規制したので、連結
ピンの最大抜き取り時でも連結ピンの先端は締結
リング7のピン穴中に残存しており、このため、
次に上部旋回体と下部走行体6とを結合する場合
は、締結リング7を固定リング9に嵌合し、締結
リング7に形成されているピン穴と固定リング9
に形成されているピン穴とを一致させ、ついで、
シリンダ14によりピストンロツド15を伸長さ
せるだけで締結リング7と固定リング9とを結合
し、上部旋回体と下部走行体6とを連結すること
ができる。すなわち、連結ピン10の先端が第3
図に破線で示しているように締結リング7のピン
穴に挿入されているので、人手を要することな
く、締結リング7のピン穴と固定リング9のピン
穴とにわたつて連結ピンを差し込むことができ
る。
以上説明したように、本考案によれば、連結ピ
ンを固定リングから完全に外れた位置まで引き抜
くだけで上部旋回体と下部走行体とを分解するこ
とができ、したがつて連結ピン挿脱用のシリンダ
のストロークを短縮でき、その結果、特製のシリ
ンダを用いる必要がなく、市販のシリンダを使用
することが可能となるので、コストダウンを図り
得る効果を有する外、シリンダを取り付けるスペ
ースを容易に確保することができる。
しかも、本考案によれば、締結リングに連結ピ
ンの先端を挿入したままの状態で上部旋回体を構
成している旋回輪内輪と下部走行体とを分解でき
るので、次に組み立てる場合に、連結ピンを締結
リングに形成されたピン穴に臨ませる作業を必要
とせず、連結ピンをきわめて容易に差し込んで上
部旋回体と下部走行体とを結合させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来技術を示す一部拡大縦断側面図、
第2図は同じく従来技術を示すもので、連結ピン
の軸心と平行な水平面で切断した横断平面図であ
る。第3図ないし第5図は本考案の一実施例を示
すもので、第3図は一部拡大縦断側面図、第4図
は第3図の−線断面図、第5図はシリンダ用
ブラケツトの斜視図である。 1……上部旋回体の旋回主フレーム、2……同
旋回輪外輪、4……同旋回輪内輪、6……下部走
行体、7……締結リング、9……固定リンク、1
0……連結ピン、11……シリンダ用のブラケツ
ト、14……連結ピン挿脱用のシリンダ、15…
…ピストンロツド、16……連結ピンとピストン
ロツドとを結ぶピン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上部旋回体を構成している旋回輪内輪の下部
    に、円周方向に複数のピン穴を持つた締結リング
    を取付け、下部走行体の上部に、前記締結リング
    のピン穴と合致するピン穴を持つた固定リングを
    取付け、前記締結リングと固定リングの各ピン穴
    にシリンダによつて挿脱される連結ピンを差し込
    んで上部旋回体と下部走行体とを結合し、連結ピ
    ンを抜き取ることにより上部旋回体と下部走行体
    とを分解し得るようにした建設機械の上部旋回体
    と下部走行体との締結装置において、前記締結リ
    ングの一側の各ピン穴の形成位置にブラケツトの
    一端を固定すると共に該ブラケツトの他端に連結
    ピンの挿脱用シリンダを取付け、該シリンダのピ
    ストンロツドを前記ブラケツトの内部を経由して
    締結リング方向に指向させ、その先端に前記連結
    ピンの基端を連結し、前記ブラケツトにより連結
    ピン抜き取り時に連結ピンの先端が締結リングの
    ピン穴中に残存するように規制したことを特徴と
    する建設機械の上部旋回体と下部走行体との締結
    装置。
JP7243483U 1983-05-17 1983-05-17 建設機械の上部旋回体と下部走行体との締結装置 Granted JPS59178465U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7243483U JPS59178465U (ja) 1983-05-17 1983-05-17 建設機械の上部旋回体と下部走行体との締結装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7243483U JPS59178465U (ja) 1983-05-17 1983-05-17 建設機械の上部旋回体と下部走行体との締結装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59178465U JPS59178465U (ja) 1984-11-29
JPH0329405Y2 true JPH0329405Y2 (ja) 1991-06-24

Family

ID=30202573

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7243483U Granted JPS59178465U (ja) 1983-05-17 1983-05-17 建設機械の上部旋回体と下部走行体との締結装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS59178465U (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6719116B2 (ja) * 2017-08-30 2020-07-08 日立建機株式会社 作業機械

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5527966A (en) * 1978-08-22 1980-02-28 Tokyo Shibaura Electric Co Nuclear fuel assembly

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5527966A (en) * 1978-08-22 1980-02-28 Tokyo Shibaura Electric Co Nuclear fuel assembly

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59178465U (ja) 1984-11-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN1097391A (zh) 带可不松退的螺旋的锚
CN209244226U (zh) 一种脚手架斜拉式工字钢悬挑梁
JPH0329405Y2 (ja)
CN106761477A (zh) 钻机用提引装置
DE69820508T2 (de) Mechanisch angetriebene Gleiskette
CN110395494A (zh) 拼装式储料罐及其组装方法
JP3781155B2 (ja) 配管の吊下しガイド
JPH0426494Y2 (ja)
JP7422009B2 (ja) 鉄筋端部の連結方法、及び、連結用のガイド治具
CN205616458U (zh) 一种钻机天车滑轮组件偏转机构
CN212801069U (zh) 一种周转使用式预制混凝土临时道路结构
JPH0529234Y2 (ja)
JP2014101665A (ja) 作業機の作業用フロントとその輸送方法
JPH045576Y2 (ja)
JPS63165350U (ja)
JP3636302B2 (ja) 多軸オーガスクリューロッドの連結・解体方法及びその方法に用いる治具
JPH0544240Y2 (ja)
JPS5924759Y2 (ja) パイプ構造物用足場装置
KR920001885Y1 (ko) 가로등 전구의 교체 장치
JPH0346297Y2 (ja)
JPS6019027Y2 (ja) 移動式クレ−ン
US1525214A (en) Derrick construction
CN205654297U (zh) 一种架设电杆用的钻孔机
JPH0412487U (ja)
JPH0444041Y2 (ja)