JPH0329156Y2 - - Google Patents

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JPH0329156Y2
JPH0329156Y2 JP7229283U JP7229283U JPH0329156Y2 JP H0329156 Y2 JPH0329156 Y2 JP H0329156Y2 JP 7229283 U JP7229283 U JP 7229283U JP 7229283 U JP7229283 U JP 7229283U JP H0329156 Y2 JPH0329156 Y2 JP H0329156Y2
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JP
Japan
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cover
substrate
communication hole
wiring member
side plate
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JP7229283U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、インクジエツト記録装置で用いられ
るインクジエツトプリントヘツドに関し、詳しく
は、配線部材の挿入構造に関する。
(従来技術) オンデマンド方式のインクジエツトプリントヘ
ツドの一種に、ベースプレートの両面にサイドプ
レートが重ね合わされてベースプレートとサイド
プレートとの間にノズルに連通するインク流路が
形成された積層形のものがある。
このようなヘツドにおいて、ノズルから垂れ下
がつたインクがヘツド基板上に侵入するとヘツド
基板上に設けられている圧電体や該圧電体に電気
信号を与えるための配線部材に上記インクが付着
し、信号配線間を短絡させたり、腐食により接触
不良や断線を生じさせるおそれがある。
そこで、ヘツド基板の両面にその周辺部を囲む
ように弾性材よりなるシール体を圧接し、両面を
カバーで覆うことが行われている。このようなシ
ール体は、インクの侵入を防止する作用のみなら
ず、ヘツド内部で発生する騒音が外部に漏れない
ようにする効果や隣接するチヤンネル間での共振
現象を減少させる効果等も有するものである。
ところで、これらシール体とヘツド基板表面及
びカバー内面との間には高度の密着性が必要とさ
れ、可撓性プリント配線板(以下FPCと略す)
のような薄い配線部材であつてもシール体で挟も
うとすると配線部材に沿つてインクが侵入してし
まう。又、シール体のFPCを挟む部分にFPCの
断面形状に応じた切欠部を設けても十分インクシ
ール効果は得られない。
そこで、シール体のインクシール効果を減じる
ことなく配線部材をカバー内に挿入してヘツド基
板に接続するために、例えば第1図のように構成
することが行われている。第1図において、ベー
スプレート10の両面にはサイドプレート20,
30が重ね合わされていて、インクジエツトプリ
ントヘツド基板4以下基板と略す)100として
積層され一体化されている。これらベースプレー
ト10と各サイドプレート20,30との間には
ノズル211〜216,311〜316、これら
各ノズル21,31に連通する圧力室やインク室
等のインク流路が形成されている。サイドプレー
ト20,30の各圧力室に対応した表面には選択
駆動により対応した圧力室に圧力変化を発生させ
るための圧電体が設けられている(第1図ではサ
イドプレート20に設けられた6個の圧電体41
〜46を例示した)。サイドプレート20,30
の表面には前記圧電体や他の回路部品にインクが
付着しないように周辺部を囲むようにしてブチル
ゴム等の弾性材よりなるシール体が設けられる
(第1図ではサイドプレート20の表面に設けら
れるシール体50を例示した)。これらベースプ
レート10とサイドプレート20,30のシール
体で囲まれた領域内にはサイドプレート30への
圧電体への配線が可能なように連通穴が設けられ
ている(第1図ではサイドプレート20に設けら
れた連通穴22を例示した)。そして、基板10
0の両面には各サイドプレートに設けられるシー
ル体を押圧するようにしてカバーが重ね合わされ
る第1図ではサイドプレート20に重ね合わされ
るカバー60を例示した)。これらカバーのうち、
一方のカバーには、基板100のシール体で囲ま
れた領域内に開口するようにして配線部材を挿入
するための穴(窓)が設けられている(第1図で
はカバー60に穴61を設けた例を示した)。
このような構成において、配線部材(第1図で
はFPCを例示した)は穴61からカバー60内
に挿入されてサイドプレート20に設けられた圧
電体41〜46に接続されると共に、連通穴22
から他方のカバー内(第1図中の裏側)に挿入さ
れてサイドプレート30に設けられた圧電体に接
続される。
このように構成することにより、シール体のイ
ンクシール効果を減じることなく配線部材をカバ
ー内に挿入することができるが、配線部材を基板
100の第1図における水平面に対して垂直な方
向に挿入することになるので、ヘツド全体の厚さ
が増大するという欠点がある。又、カバーの穴に
配線部材を挿入しているので組立や組立後の保守
に相当の工数を要するという欠点もある。
(考案の目的) 本考案は、このような点に鑑みてなされたもの
で、その目的は、シール体のインクや騒音に対す
るシール効果を減じることがなく、プリントヘツ
ドの厚さを薄くできる配線部材の挿入構造を実現
することにある。
(考案の構成) この目的を達成する本考案は、インクジエツト
プリントヘツド基板と、該基板の両面にその周辺
部を囲むように配設された弾性材よりなるシール
体と、該シール体を押圧するようにして前記基板
の両面に重ね合わされるカバーとで構成されたイ
ンクジエツトプリントヘツドにおいて、前記基板
の少なくとも一部に一端が該基板の側面に開口し
他端がシール体で囲まれた領域内に開口した連通
穴を設け、この連通穴からカバー内の前記シール
体で囲まれた領域内に配線部材を挿入したことを
特徴とするものである。
(実施例) 以下、図面を参照し本考案の実施例を詳細に説
明する。
第2図は本考案の一実施例を示す構成説明図で
あつて、第1図と同一部分には第1図と同一符号
を付している。第2図と第1図の異なる点は、基
板100に、一端が側面に開口した他端がシール
体で囲まれた領域内に開口した連通穴を設けたこ
と、カバーに基板100のシール体で囲まれた領
域内に開口する穴を設けないこと等である。第3
図は本考案で用いる基板を構成するベースプレー
ト及びサイドプレートの具体例を示す簡略平面図
であつて、重ね合せる状態で示したものである。
但しベースプレート又はサイドプレートに形成さ
れるインクの供給のためのインク流路やインク噴
射のノズルや圧力室等については図示していな
い。第3図のaはサイドプレート20を示し、b
はベースプレート10を示し、cはサイドプレー
ト30を示している。ベースプレート10には側
面の開口部となる切欠部11が設けられると共に
シール体で囲まれた領域内に開口する連通穴を構
成する連通穴12が設けられ、サイドプレート2
0にはベースプレート10の連通穴12に連通す
る連通穴22及びシール体50で囲まれる領域内
に位置し切欠部11に連通する連通穴23が設け
られ、サイドプレート30にはベースプレート1
0の連通穴12及びサイドプレート20の連通穴
22に連通する連通穴32が設けられている。こ
れらベースプレート10及びサイドプレート2
0,30を重ね合せることにより、ベースプレー
ト10の切欠部11を一方の開口端としサイドプ
レート20の連通穴23を他方の開口端とする連
通穴が形成され、サイドプレート20,30に連
通する連通穴が形成されることになる。
このような構成において、配線部材FPCはベ
ースプレート10の切欠部11からカバー60内
に挿入されてサイドプレート20に設けられた圧
電体41〜46に接続されると共に、連通穴22
から他方のカバー内に挿入されてサイドプレート
30に設けられた圧電体に接続される。ここで、
基板100に挿入された配線部材FPCを挾むカ
バーの一部に弾性体よりなる配線部材押圧体を設
けることにより、カバーを重ね合せることによつ
て配線部材を押圧固定することができる。第2図
ではカバー60に押圧体62を設けた例を示して
いる。尚、第3図cに破線で示すように、サイド
プレート30にベースプレート10の切欠部11
及びサイドプレート20の連通穴23に連通する
連通穴33を設けることにより、連通穴12,2
2,32を不要にすることもできる。
上記のような構成によれば、シール体の各種の
シール効果を減じることなくカバー内に配線部材
を挿入することができる。そして、従来のように
カバーから基板の水平面に対して垂直方向に配線
部材を挿入しなくてすむので、カバーを含むヘツ
ド全体の厚さを第1図に比べて薄くすることがで
きる。又、配線部材をカバーの穴に通さなくても
よいので、組立後であつてもカバーと基板とを完
全に分離することができ、インク供給口は連通穴
22によつて障害とならないように形成されてい
るものとする。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案によれば、比較的
薄形のインクジエツトプリントヘツドが得られ、
特に複数枚の基板を接合して積層状でインクジエ
ツトプリントヘツドを製作する際に非常に有利で
ある。更に、これら複数のヘツドを高密度で重ね
合せることによつてカラー記録や高解像力化,高
速化が可能となり、実用上の効果は極めて大き
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の機構の一例を示す構成説明図、
第2図は本考案の一実施例を示す構成説明図、第
3図は第2図で用いる基板を構成する各プレート
の具体例を示す簡略平面図である。 10……ベースプレート、20,30……サイ
ドプレート、40……圧電体、50……シール
体、60……カバー、100……インクジエツト
プリントヘツド基板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. インクジエツトプリントヘツド基板と、該基板
    の両面にその周辺部を囲むように配設された弾性
    材よりなるシール体と、該シール体を押圧するよ
    うにして前記基板の両面に重ね合わされるカバー
    とで構成されたインクジエツトプリントヘツドに
    おいて、前記基板の少なくとも一部に一端が該基
    板の側面に開口した他端がシール体で囲まれた領
    域内に開口した連通穴を設け、この連通穴からカ
    バー内の前記シール体で囲まれた領域内に配線部
    材を挿入したことを特徴とするインクジエツトプ
    リントヘツド。
JP7229283U 1983-05-14 1983-05-14 インクジエツトプリントヘツド Granted JPS59176549U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7229283U JPS59176549U (ja) 1983-05-14 1983-05-14 インクジエツトプリントヘツド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7229283U JPS59176549U (ja) 1983-05-14 1983-05-14 インクジエツトプリントヘツド

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Publication Number Publication Date
JPS59176549U JPS59176549U (ja) 1984-11-26
JPH0329156Y2 true JPH0329156Y2 (ja) 1991-06-21

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ID=30202436

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JP7229283U Granted JPS59176549U (ja) 1983-05-14 1983-05-14 インクジエツトプリントヘツド

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1245390A4 (en) 1999-12-10 2009-04-01 Fujifilm Corp INK JET HEAD AND PRINTER

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JPS59176549U (ja) 1984-11-26

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