JPH0328321Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 従来、帯金を二つ折りとして構成した軸受管部
１と一対の挟板部２，２′とより形成された連結
金具３において挟板部２，２′の間に巻尺テープ
本体４の基端部を挟入してこれ等挟板部２，２′、
巻尺テープ本体４を相互にリベツト５，５′によ
り止着すると共に軸受管部１に引掛環６の軸杆部
７を回転自在に嵌挿して引掛環６を連結した巻尺
テープは公知であるがこの形式の巻尺テープに於
ては両挟板部２，２′の長さが同一であるので使
用の際には巻尺テープ本体４が挟板部２，２′の
先端のすぐ外側に位置する個所のみが両方向に折
曲される傾向がありその同一個所の毎重なる折曲
によつて同個所が折損若しくは切損を生じ易い蔽
があつた。

本考案はこのような欠陥を除去することを目的
とするものであつて、叙上の形式の巻尺テープに
於て挟板部２，２′の長さを一方は長く他方は短
く構成したことを要旨とするものである。

尚、図示した実施例は帯金を一端が他方より僅
かに長い状態に二つ折として軸受管部１と長さが
異なる一対の挟板部２，２′とより形成された連
結金具３を構成し、挟板部２，２′の間に両面に
目盛りを施した補強芯入りの熱可塑性軟質合成樹
脂製巻尺テープ本体４の基端部を挟入してこれ等
挟板部２，２′、巻尺テープ本体４を相互に長軸
方向に並ぶ二本のリベツト５，５′により止着す
ると共に軸受管部１に引掛環６の軸杆部７を回転
自在に嵌挿したものである。

本考案は叙上のように巻尺テープ本体に取付け
る金属製の連結金具においてその巻尺テープ本体
４への挟板部２，２′の長さを一方は長く他方は
短くしたので、第２図の断面図に於て明かである
如く一方に折曲する時には長い方の挟板部２の先
端のすぐ外側の個所に於てまた他方に折曲する時
には短い方の挟板部２′の先端のすぐ外側の個所
に於て夫々折れ曲がるものであつて、つまり従来
のものは一個所で折れ曲がるのに対して本願のも
のは二個所で分担して折れ曲がる結果となり、こ
の為に同折曲部が度重なる折曲によつて折損若し
くは切損する虞れを著しく低減させることを得る
ものであつて、これによつて本考案の所期の目的
を達成することができる効果がある。

【図面の簡単な説明】

図は本考案巻尺テープの実施例を示すものであ
つて、第１図は要部の平面図、第２図は第１図Ａ
−Ａ線に沿う断面図である。 １……軸受管部、２，２′……挟板部、３……
連結金具、４……巻尺テープ本体、５，５′……
リベツト、６……引掛環、７……軸杆部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 帯金を二つ折りとして構成した軸受管部１と一
   対の挟板部２，２′とより形成された連結金具３
   において挟板部２，２′の間に巻尺テープ本体４
   の基端部を挟入してこれ等挟板部２，２′、巻尺
   テープ本体４を相互にリベツト５，５′により止
   着すると共に軸受管部１に引掛環６の軸杆部７を
   回転自在に嵌挿して引掛環６を連結した巻尺テー
   プに於て、挟板部２，２′の長さを一方は長く他
   方は短くして成る巻尺テープ。