JPH03282123A - デイーゼルエンジン用グロープラグ - Google Patents

デイーゼルエンジン用グロープラグ

Info

Publication number
JPH03282123A
JPH03282123A JP8194990A JP8194990A JPH03282123A JP H03282123 A JPH03282123 A JP H03282123A JP 8194990 A JP8194990 A JP 8194990A JP 8194990 A JP8194990 A JP 8194990A JP H03282123 A JPH03282123 A JP H03282123A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ceramic
insulating layer
ceramic heater
film
nitride
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8194990A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Imaizumi
今泉 誠
Masaru Yoshida
優 吉田
Seiji Okazaki
岡崎 清治
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Proterial Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Metals Ltd filed Critical Hitachi Metals Ltd
Priority to JP8194990A priority Critical patent/JPH03282123A/ja
Publication of JPH03282123A publication Critical patent/JPH03282123A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B3/00Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition
    • F02B3/06Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition with compression ignition

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はディーゼルエンジンの副燃焼室あるいは燃焼室
内の予熱に使用されるディーゼルエンジン用グロープラ
グに関し、特に速熱型の機能を有し、かつ長時間のアフ
ターグロー化を達成しうる、セラミック製ディーゼルエ
ンジン用グロープラグの改良に関するものである。
〔従来の技術〕
一般にディーゼルエンジンは低温時の始動性が悪いため
、副燃焼室または燃焼室内にグロープラグを設置し、こ
れを通電発熱することにより、吸気温度を上昇または着
火している。この種のグロープラグとしては、金属製シ
ース内に耐熱絶縁粉末を充填し、鉄クロム、ニッケル等
からなるコイル状発熱線を埋設した、いわゆるシース型
と称するものが一般的である。またそれ以外にも特開昭
57−41523号公報等に示されるように、タングス
テン等の発熱線を絶縁性を有する窒化珪素等のセラミッ
ク材中に埋設した棒状ヒータを使用した発熱線埋め込み
型が知られている。このような発熱線埋め込み型は、耐
熱絶縁粉末およびシースを間接加熱する従来のシース型
に比べ 熱伝達効率を向上させ得ると共に、発熱特性の
面でも優れ、加熱時に短時間で赤熱して温度立ち上がり
特性を大幅に向上させ、速熱型の性能を有するために、
近年実車への採用が増加しつつある。
しかしながら、上記発熱線埋め込み型のグロープラグは
、例えば窒化珪素のような絶縁性セラミック材の内部に
タングステン等の金属製発熱線を埋設した構造であり、
両部材間の熱膨張率が異なるため、特に発熱時における
急激な温度上昇とその繰り返し使用により、グロープラ
グの耐久性を減するおそれがある。従って耐熱強度等の
信頼性の面で問題がある。
上記問題点を解消するものとして、発熱線を絶縁性セラ
ミックと略々間等の熱膨張率を有する導電性セラミック
材で形成したグロープラグが、特開昭60−9085号
公報や同60−14784号公報等により提案されてい
る。
しかしいずれもグロープラグとして使用するには、構造
上および機能面からの問題があり、実用化するには至っ
ていない。すなわち前者は、発熱体となる導電性セラミ
ック材を絶赫性セラミック材中に埋設した構造であり、
熱伝導率はシース型より優れるものの、間接的加熱であ
るために、速熱型としての機能は不十分であり、さらに
その成形加工が煩雑である等の問題点がある。また後者
は、発熱体がヒータ表面側に露出し、速熱型の機能は十
分であるが、その発熱体を単にU字型を呈する部材の積
層構造によって形成し、かつその両端部をヒータ後端部
に導いたのみであるため、その電極取り出しの構造が複
雑化し、コスト高を招く。
また、近年この狸のグロープラグにあっては、ディーゼ
ルエンジンの始動性の向上やそのターボ化に伴う使用条
件の高温化に対する耐久性、さらには吸気負圧ヤ燃焼時
の爆圧増大に対する気密性を要求されるようになってき
ている。
そこで、本発明者らは上記問題点を解決するために、特
開昭63−29792O公報等に示すような、導電性セ
ラミックによって形成さ九たU字状発熱部と、絶縁性セ
ラミックによって形成さ九たスリット部閉塞密閉用部材
の組合せによる、自己飽和性を有する直熱型のセラミッ
クヒータを提案した。そして上記発明によって、急速昇
温性および長寿命を兼ね備えかつ、製作が容易であるデ
ィーゼルエンジン用グロープラグが得られることが明か
となった。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが本発明者らが、上記グロープラグの実用性を、
さらに高めるべく鋭意研究を進めてきた結果、以下のよ
うな課題が存在することが判明した。
すなわち、例えば特開昭63−29762O号公報によ
るガラス接着剤による導電性セラミック部材と、絶縁性
セラミック部材の接合構造ではセラミンクヒータ部と、
金属製ホルダ部間の絶縁抵抗は良好だが気密性に問題が
あり、特願昭62−280152号公報による導電性セ
ラミック部材と、絶縁性セラミック部材の金属ろう相接
合による構造を実施すると、ガラス絶m膜と金属ろう材
の熱膨張率の相違、ガラス絶縁膜と金属ろう材のぬれ性
などの関係により、まれにではあるがガラス絶縁膜にひ
び割れが発生し、セラミックヒータ部とそれを保持する
金属製ホルダ部の間の絶縁抵抗が低下するおそれがある
という問題である。
本発明は、上記従来技術に存在する課題を解決し、絶縁
性と信頼性とを大幅に向上するディーゼルエンジン用グ
ロープラグを提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、IIの発明においては、一
端を外部に突出させた状態で中空状ホルダの先端部にセ
ラミックヒータを保持し、このセラミックヒータの略U
字形状の発熱部とこの発熱部の後端部から後方に延設し
た一対のリード部とを、窒化珪素系セラミックあるいは
炭化珪素系セラミックに、Ti、V、Cr等n[a、I
Va、Va族金属元素の窒化物、炭化物、ほう化物、ほ
う窒化物、炭窒化物、酸窒化物を少なくとも1種類以上
添加してなる導電性セラミック材で一体に構成するディ
ーゼルエンジン用グロープラグにおいて、該セラミック
ヒータのリード部の金属ハウジング部との接合部位に、
ガラス膜等からなる緻密な絶縁層と、セラミック厚膜か
らなる絶縁層を組み合わせた、少なくとも2層以上より
なる絶縁構造な有することを特徴とする。
第2の発明は、前記の緻密な絶縁層が、SiO2、B 
2O3、A l 2O a、ZrO2等のガラス膜であ
ることを特徴とする。
第3の発明は、前記のセラミック厚膜からなる絶縁層の
材質が、Al2O3、ZrO+、MgO、ムライト等の
厚膜であることを特徴とする。
〔作用〕
本発明において、上記手段を取ることにより以下のよう
な作用がある。すなわち、 (1)前記のセラミック厚膜からなる絶mIWを第1層
として、導電性セラミックによるセラミックヒータ部の
リード部外周に直接配することにより、緻密な絶縁膜と
金属ろう材の熱膨張率の相違、ぬれ性などの関係により
発生する恐れがあるひび割れを完全に防止することがで
き、ガラス膜等からなる緻密な絶縁層を第2NIとして
、前記セラミック厚膜からなる絶縁層の外周に配するこ
とにより、導電性セラミックによるセラミックヒータ部
と、金属ハウジング部の接合部における気密性、絶縁性
を完全に保つことができる。
(2)前記のガラス膜等の緻密な絶縁層が、SiO2、
B2O3、Al2O3、ZrO2等のガラス膜であるこ
とより、気密性、絶縁性を完全に保つことができ、しか
も上記組成を含有する市販のガラスペーストをスクリー
ン印刷等の手法により前記セラミック厚膜からなる絶F
a層の外周に配することにより、容易にR密な絶m層を
得ることができる。
(3)前記のセラミック厚膜からなる絶!屡の材質が、
Al2O3、ZrO2、MgO、ムライト等の厚膜であ
ることにより、絶縁性を完全に保つとともに、緻密な絶
縁層を熱膨張差によるひび割れから保護することができ
る。しかも上記組成を含有する市販の耐熱性無機接着剤
を使用することにより、刷毛塗り、筆塗り、へら塗り、
デイスペンサーによる充填などの手法を使って、容易に
セラミック厚膜からなる絶縁層を得ることができる。ま
た、上記セラミック厚膜からなる絶縁層をダイヤモンド
砥石等で平滑に研磨することにより、前記緻密な絶縁層
を容易に形成することができる。
〔実施例〕
第1図は本発明に係るディーゼルエンジン用グロープラ
グの全体構成を示す縦断面図、第2図は第1図における
矢視B拡大断面図、第3図ないしjI6図は本発明の実
施例を示す拡大斜視図、第7図ないし第10図は第3図
ないし第6図に各々対応する第1図におけるA−A線断
面拡大図である。
第1図において、 A、一端を外部に突出させた状態で中空状ホルダ2の先
端部にセラミックヒータ1を保持する。
B、このセラミックヒータ1を略U字形状の発熱部11
とこの略U字形状の発熱部の後端部から後方に延設した
一対のリード部12とを導電性セラミック材によって一
体に構成する。
C0前記リード部12間に形成されるスリット14に、
絶縁性セラミック材からなる絶縁シート13を、リード
部12と絶縁シート13間に活性金属からなる反応層を
有するメタライズ層を形成し、金属ろう材15を介して
一体的に接合する。
D、沙なくとも前記一方のリード部12後端部を金属導
a31を介して前記ホルダ−2後端部に絶縁状態で保持
した外部接続端子32と接続する。
次に第2図は第1図における矢視B拡大断面図であり、
同一部分は第1図と同一の参照符号で示す。第2図にお
いて、少なくとも前記一方のリード部12外側面をガラ
ス膜等からなる緻密な絶縁層16と、セラミック厚膜か
らなる絶H’J17を組み合わせた、少なくとも2層以
上よりなる絶縁構造を介して前記ホルダ2内に接合保持
する。
次に第3図ないし第6図は本発明の実施例を示す拡大斜
視図、第7図ないし第10図はjI3図ないし第6図に
各々対応する第1図におけるA−A線断面拡大図であり
、同一部分は第1図、第2図と同一の参照符号で示す。
第3図および第7図において、セラミックヒータ1のリ
ード部12外側面にセラミック厚膜からなる絶縁層17
を第1層として形成するために、予め切り欠き部13a
を形成した絶縁シート13をスリット14に挿入して金
属ろう材15が、ガラス膜等からなる緻密な絶縁層16
と接触しな0構造とする。
また、第4図および第8図には第3図と同様に金属ろう
材15が、直接ガラス膜等からなる緻密な絶縁#16と
接触しない構造とし、セラミック厚膜からなる絶縁N1
7を第1層として形成するために、セラミックヒータ1
のリード部12外側面にセラミックヒータ1と絶縁シー
ト13を一体的に接合した後に、円周状に切り欠き部1
2aを設けた例を示す。
また、第5図および第9図には第3図と同様に金属ろう
材15が、ガラス膜等からなる緻密な絶縁層16と接触
しない構造とし、セラミック厚膜からなる絶縁層17を
第1層として形成するために、セラミックヒータ1のリ
ード部12外側面にセラミックヒータ1と絶縁シート1
3を一体的に接合した後に、長手方向に切り欠き部12
aを設けた例を示す。
また、第6図および第10図には第3図と同様に金属ろ
う材15が、ガラス膜等からなる緻密な絶縁層16と接
触しない構造とし、セラミック厚膜からなる絶m層17
を第1Nとして形成するために、セラミックヒータ1の
リード部12外側面にセラミックヒータ1と絶縁シート
13を一体的に接合した後に、接線方向に切り欠き部1
2aを設けた例を示す。
次に本グロープラグの製造方法について説明する。前記
のセラミックヒータ1は、5i3N494゜4重量部、
Y2O32,5重量部、AlN21R固溶体3.1重量
部よりなるβ型サイアロンに、所望の固有抵抗率を得る
のに必要なTiNを添加した導電性サイアロン造粒粉を
、冷間静水圧プレスで成形し、窒素雰囲気中において1
82O℃で5時間した素材を研削加工や放電加工するこ
とにより得ることができる。
そして、上記の加工後に第1図のムライトセラミックよ
りなる絶縁シート13を第2図のTi −Cu合金より
なる金属ろう材15を介して、第1図のスリット14内
に一体的に接合する。接合を実施する場合の条件として
、860°C3分間、2*1O−5Torrの真空中で
行うと良い。この場合絶縁シート13には第3図に示す
ように切り欠き部13aを設けておいても良い。また第
3図に従わない場合は、セラミックヒータ1と絶縁シー
ト13を一体的に接合した後に、第4図、第5図、第6
図に示すごとく、リード部12に研削加工により切り欠
き部12aを設けても良い。
次に上記接合および加工によって得られる第3図のリー
ド部12の切り火き部12aまたは第4図、第5図、第
6図の絶縁シート13の切り欠き部13aに、セラミッ
ク厚膜からなる絶縁層17を第1層として形成する。こ
の場合、所望の形状をした絶縁性セラミックの部材を上
記切り欠き部12aまたは切り欠き部13aに嵌合して
も製作可能だが、製作にコストがかかり、良い結果は得
られない。
本発明の場合、第2図におけるセラミック厚膜からなる
絶縁層17を第1層として形成するために、A l 2
O3、ZrO2,MgO、ムライト等組成を含有する市
販の耐熱性無機接着剤を使用する。
この場合、刷毛塗り、筆塗り、へら塗り、デイスペンサ
ーによる充填などの手法を使って、容易にセラミック厚
膜からなる絶、IIJを形成することができる。また、
常温または100’C前後の比較的低温において熱処理
することにより、セラミック厚膜を硬化することができ
、製作上有利な作用を示す。
次に第2図におけるガラス膜等からなる緻密な絶8N1
6を第2層としてセラミックヒータ1のリード部12の
外周に形成するために、セラミック厚膜からなる絶縁N
17を硬化後に、研削加工テ平滑ニシタノチニ、5iC
h、B 2O3、Al2O3、ZrO2等の組成を含有
する市販のガラスペーストをスクリーン印刷等の手法に
より前記セラミック厚膜からなる絶縁N17の外周に配
する。この場合、第2図に示すように上記緻密な絶縁層
16は前記セラミック厚膜からなる絶縁層17を完全に
覆うように形成する事により、気密性を保持することが
できる。上記緻密な絶a!16はスクリーン印刷等の手
法により前記セラミック厚膜からなる絶縁層17の外周
に形成後、大気中で830℃、2O分間の熱処理を実施
することにより硬化し、絶縁層としての機能を果たす。
上記緻密な絶縁層16を形成、熱処理後に更にその外周
にAg−Pdよりなる金属膜を形成する。
これはセラミックヒータ1と中空状ホルダ2を第2図に
おける銀ろう21により接合する際に銀ろう21の流れ
を良くすると共に、濡れ性を改善することにより、強固
な接合を得られるという作用がある。この場合、Ag−
Pdよりなる金属膜は市販のペースト材を使用し、緻密
な絶縁層16と同様にスクリーン印刷等の手法を用いて
形成することができる。また、熱処理条件も大気中で8
30℃、2O分間と同様であり、緻密な絶縁層16と共
通の生産設備を使用できるという利点もある。
次に第1図におけるセラミックヒータ1のリード部12
の接続端子側の電極部18に、メタライズJ’W19を
介して電極キャップ33を接合しセラミックヒータ1の
組立が完成する。この場合、メタライズN19はAg−
In−Ti−Cuよりなるろう材を使用するのが好まし
い。上記Ag−In−Ti−Cuよりなるろう材は、市
販の金属粉末にバインダーと溶剤を配合して製作し、刷
毛塗り、ヘラ塗り、筆塗り、デイスペンサーによる吐出
などの手法で電極部18に塗布され、電極キャップ33
を嵌合後に2*1O−5Torrの真空中で750℃3
分間の熱処理で接合される。熱処理温度が750℃と緻
密な絶縁層16の熱処理温度830°Cよりも低温であ
るために、緻密な絶縁層16の絶縁性の低下や熱膨張に
よるひび割れなどの発生を防ぐことができるという、好
ましい効果がある。
次に、第1図における完成したセラミックヒータ1は、
電極キャップ33に金属導線31を介して前記中空状ホ
ルダ2後端部に絶縁状態で保持した外部接続端子32に
スポット溶接により接合された後、中空状ホルダ2に嵌
合され、ft52図における銀ろう21を介して接合さ
れる。更に外部接続端子32は金属パイプ34および絶
縁ブツシュ35を介して、中空状ホルダ2の後端部をカ
シメることにより固定される。最後に絶縁リング36、
固定用ナツト37および外部リード締付用ナツト38を
取り付けて、ディーゼルエンジン用グロープラグが完成
する。
上記ディーゼルエンジン用グロープラグは中空状ホルダ
2の外周部のネジ部22をエンジンのシリンダヘッドに
設けたネジ穴(図示せず)に螺合することにより電気的
にアース接続すると共にセラミックヒータ1の略U字形
状の発熱部11を副燃焼室または燃焼室内に突出させて
配置する。−方バッテリー(図示せず)からのリード線
をナツト37.38間で挟持することにより外部接続端
子32と接続する。
以上に示す本実施例のグロープラグについて、セラミッ
クヒータと金属製ホルダ間の電気絶縁性、気密性を評価
すると。
(1)セラミックヒータと金属製ホルダ間に、直流電圧
30Vを印加して流れる洩れ電流を測定すると、改善前
のグロープラグの場合、電゛流値が100μA以上を示
す不合格品が約15%以上発生するのに対し、本実施例
によれば100μA以上の電流値を示すことは無かった
(2)セラミックヒータと金属製ホルダ間に、直流電圧
を印加して、絶縁抵抗が破壊される電圧値を測定すると
、改善前のグロープラグの場合、約80Vで破壊が発生
するのに対し、本実施例によれば約300vまで電圧値
をあげることができた。
(3)金属製ホルダ内に、15 K g f / m 
m 2の空気圧を印加し、水中で1分間に洩れる空気量
を測定すると、セラミックヒータと絶縁シートの接合に
ガラス接着剤を使用した場合、5cc/min以上の洩
れが発生する不合格品が約50%発生するのに対し、本
実施例による改善前のグロープラグでは発生は0%であ
り、本実施例によって製作した場合でも、洩れによる不
合格の発生は無かった。
以上に示すように、本実施例によれば気密性を悪化させ
ることなく、絶縁性を改善したグロープラグが得られる
ことが明かとなった。
〔発明の効果〕
本発明のディーゼルエンジン用グロープラグは、以上記
述のような構成であるから下記の効果を奏することがで
きる。
(1)簡単な構造であるにも拘らず、発熱部がヒータ外
表面に露出しているから従来型に比べて迅速かつ確実な
先端赤熱化を達成し、速熱型としての機能を発揮できる
(2)セラミックヒータの発熱部およびリード部を同一
材料の導電性セラミックで形成するため、ヒータ発熱時
における急激な温度上昇によってもワレ等の事故を発生
せず、耐熱温度等の信頼性を確保し得る。
(3)先端発熱部の熱容量が小さいため自己温度飽和性
を有し、その結果エンジンの排気、騒音対策としての長
時間のアフターグローが容易となる。
(4)全体の構造が簡単であるため、成形加工、組立が
容易であり、生産性が極めて高い。
(5)セラミックヒータと金属製ホールダ間の、電気絶
縁が完全であり、ひび割れが発生しないため、安全性、
気密性および信頼性が大幅に向上させえる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るディーゼルエンジン用グロープラ
グの全体構成を示す縦断面図、第2図は第1図における
矢視B拡大断面図、第3図な(、sし第6図は本発明の
実施例を示す拡大斜視図、第7図ないし第10図は第3
図ないし第6図に各々対応する第1図におけるA−A線
断面拡大図である。 1:セラミックヒータ、2:ホルダ、11:発熱部、 
12: リード部、 13:絶縁シート、 14ニスリ
ツト。 第2図 1:セラミックヒータ  2:ホルダ 、11:発熱部
、12: リード部、16:ガラス膜絶縁層、17:セ
ラミック厚膜絶縁層、18:電極部、19:メタライズ
層、21:銀ろう、31:金属導線、33:電極キャッ
プ 1: セラミックヒータ 11: 発熱部、 12: リード部、 12a: 切り欠き部、 13:絶縁シー ト、 13a: 切り欠き部、 14ニ スリット 1:セラミックヒータ 11: 発熱部、 12: リード部、 12a:切り欠き部、 13:絶縁シ ト、 14: スリット 第7図 と 第9図 と 2: ホルダ 12: シー ト、 15:金属ろう材。 17:セラミツク厚膜絶4 第8図 と 第10図 と ド部、 13:絶縁シー 6: ガラス農地り#層、

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一端を外部に突出させた状態で中空状ホルダの先
    端部にセラミックヒータを保持し、このセラミックヒー
    タの略U字形状の発熱部とこの発熱部の後端部から後方
    に延設した一対のリード部とを、窒化珪素系セラミック
    あるいは炭化珪素系セラミックに、Ti、V、Cr等I
    IIa、IVa、Va族金属元素の窒化物、炭化物、ほう化
    物、ほう窒化物、炭窒化物、酸窒化物を少なくとも1種
    類以上添加してなる導電性セラミック材で一体に構成す
    るディーゼルエンジン用グロープラグにおいて、該セラ
    ミックヒータのリード部の金属ハウジング部との接合部
    位に、ガラス膜等からなる緻密な絶縁層と、セラミック
    厚膜からなる絶縁層を組み合わせた、少なくとも2層以
    上よりなる絶縁構造を有することを特徴とする、デイー
    ゼルエンジン用グロープラグ。
  2. (2)前記の緻密な絶縁層が、SiO_2、B_2O_
    3、Al_2O_3、ZrO_2等のガラス膜であるこ
    とを特徴とする請求項(1)記載のデイーゼルエンジン
    用グロープラグ。
  3. (3)前記のセラミック厚膜からなる絶縁層の材質が、
    Al_2O_3、ZrO_2、MgO、ムライト等の厚
    膜であることを特徴とする請求項(1)および(2)記
    載のデイーゼルエンジン用グロープラグ。
JP8194990A 1990-03-29 1990-03-29 デイーゼルエンジン用グロープラグ Pending JPH03282123A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8194990A JPH03282123A (ja) 1990-03-29 1990-03-29 デイーゼルエンジン用グロープラグ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8194990A JPH03282123A (ja) 1990-03-29 1990-03-29 デイーゼルエンジン用グロープラグ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH03282123A true JPH03282123A (ja) 1991-12-12

Family

ID=13760749

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8194990A Pending JPH03282123A (ja) 1990-03-29 1990-03-29 デイーゼルエンジン用グロープラグ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH03282123A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5811761A (en) * 1995-10-12 1998-09-22 Isuzu Ceramics Research Institute Co., Ltd. Ceramic sheath device with multilayer silicon nitride filler insulation
WO2005121647A1 (de) * 2004-06-11 2005-12-22 Webasto Ag Glühkerze und verfahren zu ihrer herstellung

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5811761A (en) * 1995-10-12 1998-09-22 Isuzu Ceramics Research Institute Co., Ltd. Ceramic sheath device with multilayer silicon nitride filler insulation
WO2005121647A1 (de) * 2004-06-11 2005-12-22 Webasto Ag Glühkerze und verfahren zu ihrer herstellung

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4475029A (en) Ceramic heater
US4931619A (en) Glow plug for diesel engines
US4874923A (en) Glow plug for diesel engine with a U-shaped sialon ceramic heater
JPS62731A (ja) デイ−ゼルエンジン用グロ−プラグ
JPH0251235B2 (ja)
US4914751A (en) Bipolar diesel engine glow plug having a U-shaped ceramic heater
US5189280A (en) Glow plug for diesel engines
US4810853A (en) Glow plug for diesel engines
US4929813A (en) Glow plug for diesel engine
JPH03282123A (ja) デイーゼルエンジン用グロープラグ
JPS6014784A (ja) セラミツクヒ−タ
JPS62158926A (ja) デイ−ゼルエンジン用グロ−プラグ
JPS62141423A (ja) デイ−ゼルエンジン用グロ−プラグ
JPH01121626A (ja) ディーゼルエンジン用グロープラグ
JPS637287B2 (ja)
JPS63297923A (ja) ディ−ゼルエンジン用グロ−プラグ
JPS63297922A (ja) ディ−ゼルエンジン用グロ−プラグ
JPH0435725Y2 (ja)
JPS63297917A (ja) ディ−ゼルエンジン用グロ−プラグ
JPS62141424A (ja) デイ−ゼルエンジン用グロ−プラグ
JPS63110589A (ja) デイ−ゼルエンジン用グロ−プラグ
JPH02251013A (ja) ディーゼルエンジン用グロープラグ
JPH0159497B2 (ja)
JPS63110588A (ja) デイ−ゼルエンジン用グロ−プラグ
JPS62175523A (ja) デイ−ゼルエンジン用グロ−プラグ