JPH03279900A - 絶縁排気管 - Google Patents

絶縁排気管

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JPH03279900A
JPH03279900A JP8174890A JP8174890A JPH03279900A JP H03279900 A JPH03279900 A JP H03279900A JP 8174890 A JP8174890 A JP 8174890A JP 8174890 A JP8174890 A JP 8174890A JP H03279900 A JPH03279900 A JP H03279900A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
ring
potential
shaped
ions
Prior art date
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Pending
Application number
JP8174890A
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English (en)
Inventor
Michio Isobe
礒部 倫郎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissin Electric Co Ltd
Original Assignee
Nissin Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nissin Electric Co Ltd filed Critical Nissin Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、イオン注入装置のビームライン管と真空ポ
ンプとの間に連結される絶縁排気管に関するものである
〔従来の技術〕
たとえば中電流イオン注入装置は、第3図に示すように
、高電位ボックスのような高電位部5゜内にイオンf1
51を収納し、イオン源51から弓き出したイオンビー
ム52を、絶縁リング53、ビームライン管54および
加速管55等を経由して、ターゲット(図示せず)に導
いている。56は加速管55の高電位部50と大地電位
部間の高電位差を均等配分するために多段配置された電
極、57は電極56に接続された分圧抵抗である。
また、ビームライン管54等の内部は、真空排気管58
および絶縁排気管59を介して、大地電位部に設けられ
た真空ポンプ60によって排気される。この場合、絶縁
排気管59は、高電位のビームライン管54に接続され
た真空排気管58と大地電位にある真空ポンプ60とを
電気絶縁するために設けられる。
従来の絶縁排気管の構造を第4図および第5図に示して
いる。すなわち、この絶縁排気管は、高電圧を均等配分
するための複数の半月状穴付電位プレート61を介して
、たとえばテフロン製の複数のリング状絶縁管63を多
段に積み重ね、前記半月状穴付電位プレート61に分圧
抵抗62を接続し、一端をビームライン管54に連通ず
るとともに他端を真空ポンプ60に連通している。各半
月状穴付電位プレート61は第5図に示すように、平板
の約半分に半月状の穴56aを形成したものであり、こ
れを積層方向に積み重ねた際に穴61aが互いに重なら
ないように取付けている。また分圧抵抗62の抵抗値は
、リング状絶縁管63内の電界が均一になるように1段
あたり800MΩ程度にしている。
なお、64は真空ポンプ60側に設けられ絶縁管63の
内径と等しい丸穴をもつリング状電位プレートである。
この絶縁排気管によれば、高電位部のビームライン管5
4と大地電位部の真空ポンプ60との間の放電を防止で
き、耐電圧を維持することができる。すなわち、たとえ
ば半月状穴付電位プレート61がすべてリング状電位プ
レートであった場合、高電位のビームライン管54から
絶縁排気管に迷い込んだイオンが加速されて大地電位の
真空ポンプ60に衝突するとともに、その衝突に伴う2
次電子の放出等により、高電位部と大地電位部との間に
真空放電を誘発する。
このような放電が誘発されると、イオン注入装置の高電
圧電源の電流容量を超える放電電流が流れるため、高電
圧電源の電流制限回路により出力が遮断され、イオン注
入装置は停止する。また放電の際に発生するノイズも非
常に大きくなり、各種の電子回路に影響を与える。
これに対し、半月状穴付電位プレート61を用いると、
絶縁排気管内を移動するイオン等は必ず半月状穴付電位
プレート61に衝突するため、高電位部のビームライン
管54または大地電位部の真空ポンプ60と、半月状穴
付電位プレート61との間、あるいは半月状穴付電位プ
レート61の相互間で放電が生ずる。これらの放電部位
と高電圧電源の間には分圧抵抗62が直列に接続されて
いるため、放電電流を制限するので放電は成長せず、放
電を発生している部分の電位差が低下するため放電は消
滅する。また、放電時の高電位部の電位は放電を発生し
ていない部分で担持されている。したがって、半月状穴
付電位プレート61を用いることにより、高電位部と大
地電位部との間の放電を防止することができる。この半
月状穴付電位プレート61の枚数は、必要な耐圧を得る
ために3枚必要であることが実験により確かめられてい
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、この絶縁排気管は、イオンのみならず、排気
する必要のある中性粒子の真空ポンプ60側への移動の
妨げとなるため、コンダクタンスの減少になり、同一の
到達真空度をもつ真空ポンプ60を用いた場合ビームラ
イン管54での真空度が悪くなるという問題があった。
とくに、分析スリ、ト部の高真空度が要求される2価イ
オンの注入においては問題が生じ、分析スリット付近の
真空度を向上する必要があった。
したがって、この発明の目的は、高電位部の放電を防止
するとともにコンタリタンスを向上することができる絶
縁排気管を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
この発明の絶縁排気管は、複数のリング状電位プレート
を介して複数のリング状絶縁管を多段に積み重ね、前記
リング状電位プレートに分圧抵抗を接続し、一端をビー
ムライン管に連通ずるとともに他端を真空ポンプに連通
した絶縁排気管において、両端部にサプレッサ電極また
はアブソーバ電極を設けたことを特徴とするものである
〔作用〕
この発明の構成によれば、ビームライン管をイオンビー
ムが通過してターゲットに照射される過程で、ビームラ
イン管は真空ポンプにより真空にされる。この場合、絶
縁排気管は、リング状電位プレートを介してリング状絶
縁管を多段に積み重ねているため、従来例のように中性
粒子の移動が妨げられないので、コンタリタンスを向上
することができる。一方、イオンは、絶縁排気管の両端
部にサブレフサ電極またはアブソーバ電極により電位の
山または谷が形成されているため、イオンの大部分がサ
プレッサ電極の場合反発力により追い返され、アブソー
バ電極の場合吸引力により捕獲吸収される。ビームライ
ン管側のサブレフサ電極またはアブソーバ電極を通過し
たイオンは、リング状電位プレートへ放電し消滅する。
さらに真空ポンプ側のサプレッサ電極またはアブソーバ
電極をも通過したイオンは、大地電位部に衝突して電子
や陰イオン等を生成するが、これらが高電位部に移動す
るとき、真空ポンプ側のサプレッサ電極またはアブソー
バ電極のつくる電位により追い返されるか捕獲吸収され
、高電位部側に加速されることを防止できる。その結果
、高電位部の放電を防止することができる。
〔実施例〕
この発明の一実施例を第1図および第2図に基づいて説
明する。すなわち、この絶縁排気管は、複数のリング状
絶縁管1〜5と、複数のリング状電位プレート6〜9と
、分圧抵抗10と、一対のサプレッサ電極11.12と
を有する。
リング状絶縁管1〜5は、複数のリング状電位プレート
6〜9を介して多段に積み重ね、一端をビームライン管
(図示せず)に連通ずるとともに他端を真空ポンプ(図
示せず)に連通している。
このリング状絶縁管1〜5はテフロン等の絶縁体により
円筒状に形成されて積層され、連結具13によりリング
状絶縁管1〜5の相互をリング状電位プレート6〜9を
挟着するように連結している。
リング状電位プレート6〜9は、内径をリング状絶縁管
1〜5の内径とほぼ等しくした円形に形成されている。
分圧抵抗10.14.15は、リング状電位プレート6
〜9に接続される。この分圧抵抗1014.15は相互
に直列に接続するとともに、端のリング状電位プレート
6とビームライン管の高電位部とを分圧抵抗16を介し
て接続し、リング状電位プレート9と真空ポンプの大地
電位部とを分圧抵抗17を介して接続している。これら
の分圧抵抗10,14.15〜17はリング状絶縁管1
〜5内の電界を均一にするとともに、リング状電位プレ
ート6〜9への放電時の族1tit流を制限する等の役
目をなす。
サブレフサ電極11.12は両端のリング状絶縁管1.
5にそれぞれ重ねられている。このサプレッサ電極11
.12はリング状を実施例とし、これに絶縁管18.1
9が重ねられて絶縁管18とリング状絶縁管1との間お
よび絶縁管19とリング状絶縁管5との間に挟着される
とともに、直流電源20に接続されている。
この実施例によれば、ビームライン管をイオンビームが
通過してターゲットに照射される過程で、ビームライン
管は真空ポンプにより真空にされる。
この場合、リング状電位プレート6〜9を介してリング
状絶縁管1〜5を多段に積み重ねているため、従来例の
ように中性粒子の移動が妨げられず、単にオリフィスま
たは金網としてコンダクタンスに軽微な影響を与えるの
みであるため、コンダクタンスを向上することができる
一方、イオンは、絶縁排気管の両端部のサブレフサ電極
11.12により電位の山が形成されているため、イオ
ンの大部分が反発力により追い返される。サブレフサ電
極11により追い返されずにビームライン管側のサブレ
フサ電極11を通過したイオンは、従来例で説明した半
月状穴付電位プレートへの放電と同様に、リング状電位
プレート6〜9に放電し消滅する。さらに真空ポンプ側
のサプレッサ電極12に追い返されずにサブレフサ電極
12をも通過したイオンは真空ポンプ等の大地電位部に
衝突して電子や陰イオン等を生成するが、これらが高電
位部に移動するとき、真空ポンプ側のサブレフサ電極1
2により追い返されるため、高電位部側に加速され衝突
することを防止できる。すなわち、大地電位部において
生成された電子または陰イオンが高電位部へ加速されて
衝突した場合、その衝突部分では局部的にかなり高温に
なって吸蔵ガスや蒸気が放出されイオン化されて、高電
位部−大地電位部間の直接放電へ成長していくおそれが
ある。このように、絶縁排気管の両端部にサプレッサ電
極11.12を設けることにより、高電位部の放電を防
止することができ、耐電圧を向上できる。
なお、前記実施例は、イオン等を追い返すサブレフサ電
極であったが、イオン等を吸引して捕獲するアブソーバ
電極であってもよい。
またサブレフサ電極はリング状であったが、サブレフサ
電極またはアブソーバ電極に印加する電圧との兼ね合い
で適切な電界を得るために金網を使用してもよい。
〔発明の効果〕
この発明の絶縁排気管によれば、リング状電位プレート
を介してリング状絶縁管を多段に積み重ねたため、コン
ダクタンスを向上でき、高真空度を達成することができ
るとともに、両端部にサプレッサ電極またはアブソーバ
電極を設けたため、高電位部の放電を防止でき、耐電圧
を維持することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例の断面図、第2図はその平
面図、第3図はイオン注入装置の説明図、第4図は従来
例の断面図、第5図はその平面図である。 1〜5・・・リング状絶縁管、6〜9・・・リング状電
位プレート、10.14.15〜17・・・分圧抵抗、
11.12・・・サブレフサ電極 第 図 田 図 図 U

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 複数のリング状電位プレートを介して複数のリング状絶
    縁管を多段に積み重ね、前記リング状電位プレートに分
    圧抵抗を接続し、一端をビームライン管に連通するとと
    もに他端を真空ポンプに連通した絶縁排気管において、
    両端部にサプレッサ電極またはアブソーバ電極を設けた
    ことを特徴とする絶縁排気管。
JP8174890A 1990-03-28 1990-03-28 絶縁排気管 Pending JPH03279900A (ja)

Priority Applications (1)

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JP8174890A JPH03279900A (ja) 1990-03-28 1990-03-28 絶縁排気管

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JP8174890A JPH03279900A (ja) 1990-03-28 1990-03-28 絶縁排気管

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JPH03279900A true JPH03279900A (ja) 1991-12-11

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ID=13755061

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JP8174890A Pending JPH03279900A (ja) 1990-03-28 1990-03-28 絶縁排気管

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JP (1) JPH03279900A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012164660A (ja) * 2011-02-08 2012-08-30 High Voltage Engineering Europa B V 大電流シングルエンド直流加速器

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