JPH03277898A - 圧縮気体供給用セパレータ兼分配器 - Google Patents

圧縮気体供給用セパレータ兼分配器

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JPH03277898A
JPH03277898A JP7397890A JP7397890A JPH03277898A JP H03277898 A JPH03277898 A JP H03277898A JP 7397890 A JP7397890 A JP 7397890A JP 7397890 A JP7397890 A JP 7397890A JP H03277898 A JPH03277898 A JP H03277898A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野] 本発明は、圧縮気体の供給配管システムに適用する圧縮
気体分配用の分配器に係り、特に圧縮空気の供給配管シ
ステムに好適なドレン分離機能を有するセパレータ兼分
配器に関する。
〔従来の技術〕
圧縮空気を動力源とした空気圧機器は、取り扱いや保守
管理が比較的容易であるところから、極めて広く利用さ
れている。特に、空気圧機器は、高速動作が可能であり
、短時間に高出力が得られるところから、工場における
省力化、自動化を図るために、組立ライン、加工工程等
において多用されている。
エアシリンダ、エアドライバ、エアガン、その他の自動
化機器等の空気圧を直接利用する空気圧機器の場合、比
較的規模の小さな工場等においては、コンプレッサがら
空気圧機器に直接圧縮空気を送るようにしている。第3
図は、コンプレッサがら空気圧機器に直接圧縮空気を供
給する従来の圧縮空気供給配管システムの一例を示した
ものである。
第3図において、作業室の壁ぎわに配置したコンプレッ
サlOは、大気を圧縮して5〜10kg/C■2程度の
圧縮空気にし、吐出口に接続した配管12に送り出す、
配管12は、一般に鋼管からなっており、壁面14に沿
って天井16まで延在させられたのち、天井16に沿っ
て配設しである。
そして、配管12には、ところどころに設けた分岐用チ
ーズ18を介して分岐管20が接続しである。この分岐
管20は、配管12にほぼ直交して取り付けられ、天井
16に沿って作業室の中央に向けて延在し、末端に図示
しないエアドライバ等の空気圧機器を接続するためのコ
イルユニット22が設けである。
また、配管12の複数個所には、圧縮空気を取り出すた
めの継手チーズ24設けてあり、継手チーズ24に作業
ホース26やコイルユニット28が接続してあって、こ
れらの作業ホース26、コイルユニット28に、コンプ
レッサ10からの圧縮空気を噴射するエアガン30.3
2が接続しである。
一方、配管12の末端分は、壁面34に沿って立ち下げ
られている。そして、配管12の末端には、ドレンコッ
ク36が取り付けであるとともに、作業ホースユニット
38が接続しである。
このように構成した圧縮空気供給配管システムにおいて
は、コンプレッサ10が圧縮した空気を、配管12、分
岐管20を介して作業ホースやコイルユニットに導き、
作業ホースやコイルユニットに接続したエアガン等の空
気圧機器に供給する。
しかし、コンプレッサlOは、大気を圧縮して高圧空気
を吐出するため、エアガン30.32等の空気圧機器を
使用している間に配管12中にドレンが発生する。すな
わち、コンプレッサ10が吐出する圧縮空気は、水分を
含んだ空気を圧縮したのもであり、一般に飽和蒸気また
はこれに近い蒸気を含んでいる。しかも、コンプレッサ
10内の圧縮空気は、断熱圧縮によって約60℃以上の
高温となってるため、圧縮空気内の蒸気は凝縮せず、コ
ンプレッサlOからの油の蒸気とともに配管12中に送
り出される。そして、高温の圧縮空気は、配管12中を
流れる際に周囲の温度によって冷却され、水分や油分が
凝縮してドレンとなる。
このドレンは、天井16に沿わせた部分の配管12、分
岐管20に1/100程度の勾配を付け、配管12の末
端のドレンコック36に流れるようにし、日に1回程度
(iilt常、朝の作業前)ドレンコンク36を開いて
ドレンを排出するようにしている。
ところが、季節や温度によっては排水後もドレンが発生
する。このため、エアガン30.32等の空気圧機器を
使用すると、使用している機器に多くの圧縮空気が流入
し、この流入する圧縮空気が配管内に発生したドレンを
引きずり、使用空気量によって発生するドレン以上のド
レンが空気圧機品番こ入り、使用している空気圧機器か
ら噴出して、製品や空気圧機器の動作に悪影響を与える
問題を生ずる。
そこで、上記のような欠点を避け、より水分の少ない高
精度な圧縮空気を得るために、第4図のような供給配管
システムを採用している。
第4図において、コンプレッサ10には、圧縮空気を冷
却する水冷式のアフタクーラ40と、圧縮空気を貯留す
るエアタンク42と、圧縮空気中の塵埃等の固形物を除
去するメインフィルタ44とが、主配管46を介して直
列に接続しである。
そして、メインフィルタ44の出口側には、冷凍式のエ
アドライヤ48が接続してあり、圧縮空気をさらに冷却
して圧縮空気中の水分、油分を凝縮させて除去し、乾い
た圧縮空気が得られるようにしである。また、主配管4
6には、複数の枝管50.52が接続しである。
枝管50には、フィルタ54.56を介して空気圧a器
58.60を設けた分岐管62.64が接続してあり、
フィルタ54.56によって鋼管からなる各配管におい
て発生した錆などのゴミ分を除去し、清浄な圧縮空気を
空気圧II!i器58.60に供給できるようにしてい
る。そして、各枝管50.52の下端には、ドレンコッ
ク36が設けてあり、配管内のドレンを外部に排出でき
るようにしである。なお、枝管50と主配管46との接
続部は、逆U字状にして主配管46より位置の高い部分
を形成し、主配管46内に生じたドレンが枝管50に流
入しないようにしている。
このように構成した圧縮空気供給配管システムは、コン
プレッサ10が送出する圧縮空気をアフタクーラ40に
よって冷却し、圧縮空気中の水分、油分を凝縮させたの
ち、エアタンク42に送り込み、所定の圧力を有する圧
縮空気が得られるようにする。そして、エアタンク42
から出た圧縮空気は、メインフィルタ44によって塵埃
等を除去されたのち、エアドライヤ48によってさらに
冷却され、水分、油分が分離された乾燥圧縮空気にされ
、主配管46、枝管50を介して空気圧機器58.60
に供給される。
〔発明が解決しようとする課題] しかし、上記の如くアフタクーラ40やエアドライヤ4
8等の保護機器を用いた圧縮空気供給配管システムは、
高価な保護機器を使用しているために設備費が高くなる
ばかりでなく、これらの保護機器の保守管理が必要であ
るために、運転費用が高くなる。しかも、複数の保護機
器を用いているため、それらの保守管理も容易でない。
また、エアドライヤ48によって乾燥圧縮空気を得るよ
うにしているが、エアドライヤ48を通過した圧縮空気
は、露点を4〜10°Cにすることが限度であり、寒冷
な地方や冬季などにおいては、配管内にドレンの発生が
避けられない。
すなわち、圧縮空気は、コンプレッサ10からエネルギ
ーを供給して得たものであり、配管内に存在する圧縮空
気を捨てることはエネルギーを浪費することになる。こ
のため、夜間などの工場を稼働させない場合であっても
、各配管内に圧縮空気を封入した状態に維持している。
ところが、寒冷な地方や冬季の夜間に室内の暖房が停止
されると、室内の温度が零度近く、またはそれ以下に低
下し、エアドライヤ48によって乾燥させた圧縮空気が
露点温度以下に冷やされ、配管内にドレンが発生ずる。
また、主配管46゛と枝管50との接続部を逆U字状に
して主配管46内のドレンが枝管50内に流入しないよ
うにしているが、空気圧機器58.60を使用すること
によって枝管50や分岐管20を多量の圧縮空気が流れ
、ドレンが発生して空気圧機器58.60がら噴出する
おそれがある。
このように、従来の配管システムは、圧縮空気とドレン
とが同じ管内を流れるようになっているため、配管内に
発生したドレンが空気圧機器から噴出するのを避けるこ
とができない。そこで、分岐管62.64の末端近くに
フィルタ54.56を設けて、空気圧機器58.60か
らドレンが噴出するのを防止することがしばしば行われ
、配管システムをより複雑、高価にしている。特に、配
管システムが大規模になると、非常に多くのドレンを分
離するドレンセパレータやフィルタ等の保護機器を必要
とするとともに、各所にドレンを処理するための排水口
を設けなければならず、ドレンの管理、処理が容易でな
い。
しかも、従来のドレンセパレータは、−Cに圧縮空気を
隔壁に衝突させてドレンを分離するようにしており、塵
埃等を除去する効果をほとんど有していない。また、従
来のフィルタは、一般にエレメントがメツシュを規定し
た焼結金属製のものかそれに類似したもので、長時間の
使用によってエレメントが圧縮空気中の水分、油分を含
んだ塵埃やゴミ等によって目詰まりや圧力の低下が生じ
、エレメントを逆洗浄したり交換するなどの保守管理を
必要とする。
また、従来のフィルタやドレンセパレータは、圧縮空気
中の水分や塵埃等を除去することのみを目的とし、圧縮
空気を分岐させる分配器のような機能を有していなかっ
た。そして、圧縮空気を分岐して複数の機器に供給する
場合、従来は分岐部に多岐に分かれた管継手を介して機
器に圧縮空気を送る管を接続するようにしている。従っ
て、1個所において多数に分岐させることができず、多
数の個所に継手を設けて分岐させる必要があり、そのた
めの工事が容易でない、また、その末端のそれぞれにお
いてフィルタ54.56を必要とし、多数のフィルタを
取り付けなければならない。
本発明は、前記従来技術の欠点を解消するためになされ
たもので、ドレンを分離する機能と圧縮気体を複数の方
向に分配する機能とを併せ持つとともに、圧縮気体を供
給する系統とドレンを搬送する系統とを別系統とする二
重配管システムを構成するのに好適な圧縮気体供給用セ
パレータ兼分配器を提供することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために、本発明に係る圧縮気体供
給用セパレータ兼分配器は、容器に設けられ、圧縮気体
供給源からの圧縮気体が通流する供給管を接続する複数
の供給管接続口と、前記容器内に配設され、前記供給管
からの圧縮気体を通過させるとともに、通過する圧縮気
体中の液体粒子を捕捉して凝縮させるフィルタと、前記
容器の上部に形成され、前記フィルタを通過した前記圧
縮気体を取り出す複数の圧縮気体取出口と、前記容器の
下部に設けられ、前記フィルタが凝縮した液体を搬送す
るドレン管を接続する複数のドレン管接続口とを有する
ことを特徴としている。
(作用〕 上記の如く構成した本発明は、圧縮気体供給源からの圧
縮気体が通流する供給管を複数接続できるようにしであ
るため、分岐用継手としての役割を有するとともに、フ
ィルタが圧縮気体中の液体粒子をtFJ捉、凝縮するド
レン分財器としての機能を有する。しかも、容器の上部
には、フィルタを通過した清浄な圧縮気体を取り出すた
めの複数の圧縮気体取出口を設けたことにより、清浄な
圧縮気体を同時に複数の端末に分配する分配機能を備え
ている。また、容器の下方には、供給管接続口と別に、
ドレンを搬送するドレン管を接続するためのドレン管接
続口を複数設けているため、圧縮気体を使用端末に導く
ための供給配管系統と、ドレンを搬送するドレン配管系
統とを容易に別系統とする二重配管構造を容易に構成す
ることができ、圧縮空気の供給配管系におけるドレンの
噴出をなくすことができる。
〔実施例〕
本発明に係る圧縮気体供給用セパレータ兼分配器の好ま
しい実施例を、添付図面に従って詳説する。なお、前記
従来技術において説明した部分に対応する部分について
は、同一の符号を付し、その説明を省略する。
第1図は、本発明の実施例に係る圧縮気体供給用セパレ
ータ兼分配器の断面図である。
第1図において、セパレータ兼分配器7oは、俵状容器
72の上部が分配部74となっており、その下方が圧縮
気体からドレンを分離する詳細を後述するフィルタ76
を備えたセパレータ部78となっている。
分配部74は、有底円筒状の容器本体80の上部を覆う
中空の略椀状をした蓋体82がらなり、矢印に示したよ
うにフィルタ7Gを通過した圧縮気体が流入する。そし
て、蓋体82の周面には、フィルタ76を通過した圧縮
気体を外部に取り出すための取出口84が複数形成して
あって、この取出口84にホース等を接続して、図示し
ない使用端末に清浄な圧縮気体を供給できるようにしで
ある。
セパレータ部7Bを構成している容器本体80は、圧縮
気体を分岐させる分岐部の役割をなしている。すなわち
、容器本体80は、上部の周面に複数(例えば、中心に
対して90度間隔で4つ)の供給管接続口86が形成し
てあり、これらの供給管接続口86に圧縮気体が通流す
る供給管88を接続し、1つの供給管8Bから容器本体
80内に流入した圧縮気体を他の複数の供給管88に送
り出すことができるようにしである。
また、容器本体80の下部には、ドレン管接続口90が
複数設けてあり、このドレン管接続口90にトレン管9
2を接続して、容器本体80の底部に溜まったドレン9
4を搬送できるようにしである。
さらに、容器本体80は、上端部内周面に分配部74を
構成している蓋部78と虹合するねし部96が形成しで
あるとともに、このねし部96の下部に仕切板98を配
置するための段部100が設けである。仕切板98は、
セパレータ部78と分配部74とを区画するとともにパ
ツキンの役割をなし、ねじ部9Gに灯台した蓋体82の
下端面と容器本体80の段部100とに挾持され、この
部分から圧縮気体が漏れるのを防止している。
また、仕切板98は、中心孔(図示せず)を有するドー
ナツ状をなし、下面の中心孔周囲に円錐台状のサポート
102が固定しである。このサポート102は、上部が
挿入されたフィルタ76を支持するとともに、供給管8
8から流入してきた圧縮気体が直接フィルタ76に当た
るのを防止し、また圧縮気体を周囲の容器本体内壁10
3に衝突させる。そして、サポートl 02は、供給管
88からセパレータ部78に流入した圧縮気体が衝突し
た際に、圧縮気体中の水分、油分、ゴミ等を分離し、内
壁103とともにドレンセパレータの機能を果たしてい
る。
セパレータ部7日の中心をなすフィルタ76は、圧縮気
体が流入、通過しても変形しない剛性を有するとともに
、腐食しない部材、例えばステンレス鋼からなる細いリ
ボン状のものから構成しである。そして、フィルタ76
は、圧縮気体が通過する有効断面積が供給管8日の有効
断面積の数10倍以上となるように形成してあり、分配
部74側に流出する圧縮気体の圧力が低下しないように
しであるとともに、フィルタ76内を通過する圧縮気体
とフィルタ76のエレメントとの接触面積力(供給管8
8の断面積の数1000倍となるように構成し、圧縮気
体中の水分、油分を確実に捕捉できるようにしである。
なお、容器本体80の底部には、必要に応してドレン口
130を形成し、例えば圧縮気体供給配管システムの末
端におけるドレン排出口に供することができる。
このように構成したセパレータ兼分配器70は、例えば
圧縮空気の供給配管システムにおいて、第2図に示した
ように使用される。すなわち、セパレータ部78を構成
している容器本体80の供給管接続口86には、継手1
04を介して供給管88が接続され、ドレン管接続口9
0には継手106を介してドレン管92が接続される。
このため、圧縮空気の配管システムは、圧縮空気が通流
する供給管88の下方に、ドレンを搬送するドレン管9
2が平行して配設された二重配管構造となる。
一方、分配部74の取出口84には、セパレータ兼分配
器70a、70b、70nに示したまうに、耐圧性のナ
イロンチューブなどからなるコイルユニット110、作
業ホース112.114、供給枝管116等が接続され
る。これらのコイルユニット110、作業ホース112
.114には、先端に空気圧機器を連結するための、い
わゆるワンタッチ式のソゲソト118や通常の継手が取
り付けてあり、セパレータ兼分配器70から取り出した
清浄な圧縮空気を、エアドライバ等の空気圧機器132
に供給できるようになっている。
なお、供給管88とドレン管92との一番末端に設けた
セパレータ兼分配2370 nには、容器本体80の底
部にドレン口130が形成してあり、このドレン口に継
手120を介してオートドレン装置122が接続できる
ようにしである。また、供給管88の一端(人気側端)
は、立ち上げ部124となっており、立ち上げ部124
の下端が圧縮空気の供給源であるコンプレッサlOに接
続しである。そして、ドレン管92の一端は、継手12
6を介して供給管88の立ち上げ部124の上部にに接
続しである。
上記の如く構成した実施例の作用は、例えばセパレータ
兼用分配器70aに接続したコイルユニ7)110には
空気圧機器が取り付けられておらず、分配器70bに接
続した作業ホース112に空気圧Ia器132が取り付
けられ、使用されている場合、次のとおりである。
コンプレッサ10が吐出した圧縮空気は、立ち上げ部1
24を通ったのち、供給管88とドレン管92とを介し
て分配器70aのセパレータ部78(容器本体80)に
流入する。供給管88からセパレータ部78に流入した
圧縮空気は、円錐台状のサポート102に衝突し、圧縮
空気中に含まれている水分、油分、ゴミ状物の一部がド
レン94として容器本体80の底部に滴下する。そして
、圧縮空気は、サポート102に案内されて末端側の供
給管88に流入する際に、サボー1−102の周囲を回
る時に遠心力が作用して容器本体の内壁103に衝突し
、サポート102の表面におけると同様に、内壁103
の表面において水分、油分、ゴミ状物の一部が分動され
る。
しかし、セパレータ兼分配器70aには空気圧機器が接
続されていないため、人気側(第1図の左側)の供給管
88から容器本体80に入った圧縮空気は、サボー)1
02の周囲を通り、はとんどがそのまま末端側の供給管
88に流れる。また、人気側のドレン管92から容器本
体80に流入した圧縮空気は、そのまま末端側のドレン
管92に流れ、容器本体80の下部に溜まったドレン9
4を末端側のドレン管92に搬送する。
一方、セパレータ兼分配器70bの分配部74には、作
業ホース112を介して空気圧機器132が取り付けら
れて使用されているため、セパレータ部78に流入した
圧縮空気の一部が分配部74に流入する。すなわち、供
給管88を介してセパレータ部78に流入した圧縮空気
は、第】図の矢印番こ示したように一部がサポート10
2の下方に流れ、ドレン管92から流入した圧縮空気の
一部とともにフィルタ76に入る。
フィルタ76に入った圧縮空気は、フィルタ76のエレ
メントと接触しつつ上方へ移動し、分配部74に流入す
る。このとき、圧縮空気内の水分および油分は、フィル
タ76のエレメントと非常に遅い速度で衝突を繰り返し
、エレメントの面上において凝縮し、ドレン94となっ
てセパレータ部78の下方に流下する。また、圧縮空気
に含まれている塵埃等の固形物は、フィルタ76のエレ
メントと接触した際に、エレメント面に凝縮したドレン
94に捕捉され、ドレン94とともにセパレータ部78
の下方に流下する。
このため、分配部74に流入した圧縮空気中は、季節や
日常の温度条件にかかわらず水分と油分とがほとんど除
去されているとともに、粒径が約20μm以上の塵埃等
の固形物を取り除くことができる。なお、フィルタ76
の密度を高める等により、さらに微細な固形物を除去す
ることが可能であり、より高精度の圧縮空気を容易に得
ることができる。
一方、オートドレン装置122は、装置内にドレンが所
定量溜まると自動的に排出口を解放し、圧縮空気を噴出
してドレンを外部に排出する。これにより、各セパレー
タ兼分配器70a〜70nの容器本体80の底部に溜ま
ったドレン94は、ドレン管92内を流れる圧縮空気に
よってオートドレン装置t122に搬送され、外部に排
出される。
このように、実施例のセパレータ兼分配器70を用いた
圧縮空気の供給配管システムにおいては、季節や周囲の
温度に関係なく圧縮空気のドレンを自動的に分離するた
め、アフタクーラやエアドライヤ等を用いることなく、
乾燥した清浄な圧縮空気を空気圧機器に供給でき、空気
圧機器からドレンが噴出したり、空気圧機器が目詰まり
したりすること等を避けることができて、設備費の大幅
な低減が図れ、保守管理も容易となる。
また、実施例のフィルタ76は、リボン状のステンテス
鋼によって構成しであるため、腐食したり、圧縮空気に
よってエレメントが潰れて目詰まりを起こしたりするこ
とがない。従って、セパレータ兼分配器70を従来の鋼
管からなる配管システムに適用すると、配管内で発生し
た錆やゴミ等をドレンと一緒に除去し、末端のオートド
レン装置122に搬送して自動的に処理するため、保守
を必要としないノーメンテナンスの配管システムが実現
でき、運転経費の低減が図れる。しかも、フィルタ76
によって凝縮したドレンが錆や塵埃等の固形物を捕捉す
るため、従来必要としていたフィルタやセパレータを省
くことができ、設備費の大幅な削減が可能となる。
さらに、実施例のセパレータ兼分配2170は、俵状の
容器72の周面に複数の取出口84、供給管接続口86
、ドレン管接続口90を形成しであるため、複数の空気
圧機器に清浄な圧縮空気を分配することができるばかり
でなく、同時に圧縮空気を複数方向に分岐させることが
でき、配管システムの工事が極めて容易となる。そして
、セパレータ兼分配器70は、分配部74を含むフィル
タ76の周囲に広い空間を有しているため、エアタンク
としての作用を有し、二重配管構造と相俟って配管内の
圧力変動を小さくし、従来必要としていたエアタンクの
省略、配管の細径化を図ることが可能となる。しかも、
セパレータ兼分配器70のサポート102は、上部の径
より下部の径が大きい円錐台状に形成してあり、フィル
タ76に流入する圧縮空気を効率よく内壁103に衝突
させることができるとともに、サポート102の表面に
凝縮したドレン94がフィルタ76に吸引されるのを防
止することができる。
前記実施例においては、圧縮気体が空気である場合につ
いて説明したが、圧縮気体は空気に限定されず、窒素ガ
スや酸素ガスまたは燃料ガス等であってもよいことは勿
論である。また、前記実施例においては、容器本体80
と蓋体82とを螺合させる場合について説明したが、両
者をフランジ結合にしてもよい。なお、圧縮気体供給用
セパレータ兼分配器70の底部ドレン口130は、すべ
てのセパレータ兼分配器に形成しておき、不要の場合に
栓をするようにしてもよい。
〔発明の効果〕
以上に説明したように、本発明のセパレータ兼分配器に
よれば、圧縮気体供給源からの圧縮気体が通流する供給
管を複数接続できるようにしであるため、分岐用継手と
しての役割をなすとともに、フィルタが圧縮気体中の液
体粒子を捕捉、凝縮するドレン分離器としての機能を有
する。しかも、容器の上部には、フィルタを通過した圧
縮気体を取り出すための複数の圧縮気体取出口を設けた
ことにより、清浄な圧縮気体を同時に複数の端末に分配
する分配機能を備えている。また、容器の下方には、供
給管接続口と別に、ドレンを搬送するドレン管を接続す
るためのドレン管接続口を複数設けているため、圧縮気
体を使用端末に導く供給配管系統と、ドレンを搬送する
ドレン配管系統とを別系統とする二重配管構造を容易に
構成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に係るセパレータ兼分配器の断
面図、第2図は実施例を用いた配管システムの説明図、
第3図は従来の圧縮空気の供給配管システムの一例を示
す説明図、第4図は従来の補護機器を用いた圧縮空気の
供給配管システムの説明図である。 IO−一一−コンプレッサ(圧縮気体供給源)、70−
セパレータ兼分配器、72−−容器、74分配部、76
−フィルタ、78−−−セパレータ部、84− 取出口
、86−供給管接続口、88  供給管、90−−−−
−ドレン管接続口、92ドレン管、94−−−ドレン。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)容器に設けられ、圧縮気体供給源からの圧縮気体
    が通流する供給管を接続する複数の供給管接続口と、前
    記容器内に配設され、前記供給管からの圧縮気体を通過
    させるとともに、通過する圧縮気体中の液体粒子を捕捉
    して凝縮させるフィルタと、前記容器の上部に形成され
    、前記フィルタを通過した前記圧縮気体を取り出す複数
    の圧縮気体取出口と、前記容器の下部に設けられ、前記
    フィルタが凝縮した液体を搬送するドレン管を接続する
    複数のドレン管接続口とを有することを特徴とする圧縮
    気体供給用セパレータ兼分配器。
JP7397890A 1990-03-23 1990-03-23 圧縮気体供給用セパレータ兼分配器 Granted JPH03277898A (ja)

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JPH0585800B2 JPH0585800B2 (ja) 1993-12-08

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4831621U (ja) * 1971-08-19 1973-04-17
JPS6268098U (ja) * 1985-10-17 1987-04-28
JPS6299313U (ja) * 1985-12-13 1987-06-24

Patent Citations (3)

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