JPH0327769B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0327769B2
JPH0327769B2 JP56115442A JP11544281A JPH0327769B2 JP H0327769 B2 JPH0327769 B2 JP H0327769B2 JP 56115442 A JP56115442 A JP 56115442A JP 11544281 A JP11544281 A JP 11544281A JP H0327769 B2 JPH0327769 B2 JP H0327769B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clutch
signal
speed
automatic
operating device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP56115442A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5760919A (en
Inventor
Tereruto Ruudei
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ZATSUKUSU JISUTEMUTEHINIKU GmbH
Original Assignee
ZATSUKUSU JISUTEMUTEHINIKU GmbH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from DE3028250A external-priority patent/DE3028250C3/de
Application filed by ZATSUKUSU JISUTEMUTEHINIKU GmbH filed Critical ZATSUKUSU JISUTEMUTEHINIKU GmbH
Publication of JPS5760919A publication Critical patent/JPS5760919A/ja
Publication of JPH0327769B2 publication Critical patent/JPH0327769B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、内燃機関により駆動される車輛の摩
擦クラツチの自動操作装置であつて、 位置決めサーボ駆動部と、回転数発生器と、制
御装置とを有し、 前記位置決めサーボ駆動部は位置制御信号に応
答してクラツチを、はずし位置と係合位置との間
の位置内で位置制御信号より設定された作用位置
に調整するものであり、ここで前記はずし位置で
はクラツチは完全にはずされ、また前記係合位置
ではクラツチは完全につながれるものであり、 前記回転数発生器は内燃機関の回転数に相応す
る回転数信号を形成するものであり、 前記制御装置は制御信号発生器を有し、該制御
信号発生器は前記位置制御信号を回転数信号に依
存して形成するものである、車輛の摩擦クラツチ
の自動操作装置に関する。遠心力スイツチの回転
数依存係合特性を、エンジンの回転数依存回転モ
ーメント特性と調和するのが非常に困難であるか
らである。坂道での始動をも可能にするために
は、遠心力スイツチの係合点は最大回転数領域し
たがつてまた比較的高いエンジン回転数領域に設
定しなければならない。このためには平坦部での
始動の際にも比較的高いエンジン回転数で起動し
なければならず、これは操車において特に問題で
ある。
本発明の課題は、構造上簡単な仕方で、従来の
車輛用摩擦クラツチの自動操作による嵌合ないし
係合性能を車輛のいろいろ異なつた走行状況に対
してより良好に適合することを可能にする装置を
提供することにある。
本発明の課題は、制御信号発生器が、回転数信
号と、位置制御信号により設定されるクラツチ板
の操作位置との間の所定特性関係を設定し、前記
位置制御信号は回転モーメント伝達開始の限界位
置と、クラツチ係合位置との間のクラツチすべり
領域内で、所定の特性関係に従いかつ回転数に依
存して形成されるよう構成して解決される。この
ようにすればクラツチ嵌合特性を任意に予め定め
ることができ、従来の車輛用摩擦クラツチの要件
例えば従来のデイスク乾式クラツチに課せられて
いる要件に適合させることができる。制御信号発
生器としては、記憶されている情報をエンジン回
転数に依存して読み出すことができる固定値メモ
リを用いることができる。固定値メモリには数多
くの関数もしくはフアンクシヨンを格納しておく
ことができ、その選択は例えばエンジンの1つま
たは複数の他の運転パラメータまたは車輛の走行
状態に依存して行なうことができる。この選択は
例えば、プログラム制御装置としての別の機能を
も行なうマイクロプロセツサにより制御すること
もできる。しかしながらまた予め定められた位置
特性に対応して選択された伝達関数を有するデイ
スクリート(離散的)構造の回路を用いて関数発
生器を実現することも可能である。このような回
路のパラメータの調整および変更により、エンジ
ンの他のパラメータならびに他の走行状況パラメ
ータをも考慮することが可能である。操作装置は
手で切換される伝動装置でもまた速度段がサーボ
制御下で切換される伝動装置においても用いるこ
とができる。
エンジンによつて発生される回転モーメントは
エンジン回転数に依存するばかりではなく、他方
またはエンジン・モーメントに影響を与える設定
部材の設定にも依存する。このような設定部材と
しては、アクセル・ペダル、起動弁、スロツトル
弁または場合により噴射ポンプの調整要素が挙げ
られる。さらに従来の摩擦クラツチにおいては、
クラツチがもはや滑動しなくなる操作部材の位置
即ちクラツチ嵌合位置もエンジン回転モーメント
に依存する。好ましい実施例においては、エンジ
ン回転数に対するクラツチ嵌合位置の、プログラ
ム制御特性に対応して予め定められる相関関係
を、エンジン回転モーメントに影響を与える上記
設定部材の設定に依存して可変とすることによ
り、上に述べたような関係を考慮することができ
る。この場合この相関関係の変更は、エンジン回
転数値の増大に伴ない増大する回転モーメントで
クラツチ結合位置が達せられるように行なわれ
る。このようにしてクラツチ結合位置は操車の場
合には低い回転数で、また通常の始動の場合には
少ないガス供給量で達せられる。これに対して全
ガス供給の場合には、通常エンジンの最大回転モ
ーメントが発生する高い回転数で初めてクラツチ
嵌合位置が達成される。最適な関係は、クラツチ
嵌合位置を設定部材の設定に依存して実質的に、
この設定部材の設定に対し最大エンジン回転モー
メントが現われるエンジン回転数に関連させるこ
とにより得られる。
遠心力で操作される車輛のクラツチの本質的な
欠点は、クラツチ嵌合回転数が固定的に定められ
ておつて、始動に際してはこの回転数を越えるこ
とができないという点にある。したがつてクラツ
チ嵌合回転数は、最大エンジン回転モーメントに
達するエンジン回転数と一致しなければならな
い。したがつて操車も不必要に高いエンジン回転
数で行なわれることになる。この欠点は、プログ
ラム制御装置で、操作部材の駆動装置を、予め定
められた時間遅延で関数発生器により予め定めら
れた位置に設定することにより回避される。例え
ば操車ないし細かな運転操作の場合のように極く
僅かのガスしか与えられないので、エンジン回転
数は上記所定の時間遅延に関して徐々に増大し、
プログラム制御で操作部材の位置を関数発生器に
よつて定められる特性に対応し設定することがで
きる。さらにまた予め定められた時間遅延に由り
全ガス供給量および高いエンジン回転数で始動す
ることも可能である。というのはこの予め定めら
れる時間遅延はプログラム制御でクラツチが完全
に嵌合する迄エンジンを加速するのに充分である
からである。構造上単純な実施例においては、こ
のクラツチ嵌合挙動は、プログラム制御装置のク
ラツチ嵌合動作過程をエンジン回転数に対応する
閾値段を介して、予め定められた回転数閾値が越
えられた時にトリガできるようにすると共に、遅
延段でクラツチ嵌合動作過程の開始を閾値段のト
リガ時点に対し予め定められた時間だけ遅延する
ことにより達成される。プログラム制御装置の出
力信号はしたがつて急激な回転数変動に追従せ
ず、指数関数に従い変動する回転数値に時間的遅
延をもつて接近する。
多段伝動装置が用いられている場合には、プロ
グラム制御装置はその速度段設定に応答する。こ
の場合操作部材の位置のエンジン回転数依存特性
が速度段設定に依存して予め定められるような手
段が課せられる。このようにして個々の速度段で
通常異なる走行もしくは運転状況をより良好に顧
慮することができる。通常は2つの異なつた機能
プログラムで充分である。その場合該機能プログ
ラムのうち第1のプログラムは第1速度段または
後進段における車輛の始動特性もしくは挙動に整
合され、他方第2のプログラムは車輛の運転中の
高い速度段の段切換を制御する。第1の機能プロ
グラムによる始動の際には、プログラム制御で、
クラツチの滑動領域においてクラツチ嵌合位置お
よび/または操作部材の位置を本質的にエンジン
回転数に比例して変化することにより、有用なク
ラツチ嵌合挙動もしくは特性が達成される。この
ような特性は比較的簡単な仕方で、例えば積分器
を用いる等してアナログ回路技術で実現すること
ができる。同様にして高い速度段の切換に際して
のクラツチ嵌合動作を決定する第2の機能プログ
ラムも、操作部材の位置を、該操作部材をエンジ
ン回転数に比例する運動速度で動かすという特性
に対応して制御することにより簡単に実現するこ
とができる。このような機能プログラムは回転数
増大に伴ないクラツチ嵌合時間を短くする。
クラツチの操作部材の位置、例えばクラツチ・
レバーの位置はこの場合滑動領域におけるエンジ
ン回転数に依存して連続的に設定され、それによ
りクラツチが完全に嵌合もしくは結合するクラツ
チ嵌合位置は関数発生器によつて定められるエン
ジン回転数で達成される。例えば小さい勾配の坂
道での始動のような或る種の走行状況において
は、僅かに押されたアクセル・ペダルで、車輛が
低いエンジン回転数で起動し始める場合が起り得
る。このような場合エンジン出力は、車輛の加速
に対しては充分ではあるが、エンジン回転数はこ
れに対してクラツチの完全な嵌合もしくは結合に
要求される値には未だ達していない。クラツチは
長時間滑動領域に留まつてそのためにクラツチの
ライニングの不必要な摩耗が生じ得る。
クラツチ嵌合位置に対応するエンジン回転数に
達していない走行状況においても、それに関係な
くクラツチの完全な嵌合を確実にしかつクラツチ
の滑動ないし滑りから生ずるクラツチ層の摩耗を
軽減する目的で、車輛の走行速度に応答し、予め
定められた車輛速度よりも高い場合には、クラツ
チ嵌合動作を制御する第2の関数発生器により操
作部材をエンジン回転数に応答する第1の関数発
生器に無関係に、時間の関数としてクラツチ嵌合
位置に設定するのが有利である。この第2の関数
発生器は、エンジン回転数には依存せず車輛速度
に依存してクラツチを嵌合もしくは結合する。エ
ンジン出力が車輛を徐々に加速するのに充分であ
る上に述べたような走行状況は、クラツチ嵌合位
置に対応する回転数に達しない場合には現われな
い。車輛が予め定められた車輛速度に達すると直
ちに第2の関数発生器は滑動領域にあるクラツチ
を完全に嵌合する。この完全な嵌合は、クラツチ
の衝撃的な動作を回避するために時間の関数とし
て行われる。
2つの関数発生器は互いに独立して動作するが
共に作用するようにすることもできる。このよう
にすれば、始動プログラムと、高速度段の切換の
ための特別の切換プログラムとを区別する必要が
なくなるという大きな利点が得られる。車輛速度
が第2の関数発生器によつて予め定められた車輛
速度よりも低い場合には、第1の関数発生器がク
ラツチ嵌合動作に関与する。これに対し例えば高
速度段の切換の際に現われるように、車輛速度が
予め定められた値を越えると、クラツチ嵌合動作
は時間の関数として実行される。クラツチの駆動
装置は第2の関数発生器の設定信号ばかりではな
く同時に存在する第1の関数発生器の設定信号に
よつても制御される。これらの好ましくは互いに
重畳された信号は共に操作部材の位置を決定す
る。このようにすれば、高いエンジン回転数にお
いて、クラツチの嵌合が短縮され、しかも速度段
切換に際してエンジンのハウリングが回避される
という利点が得られる。必要に応じ伝動装置の各
段にそれに適した第2の関数発生器の予め定めら
れた走行速度を対応させることができるが、単に
ただ1つの速度閾値だけを設けておいて、この閾
値が越えられた時に常にクラツチを嵌合するよう
にするのが有利である。この速度閾値は、車輛の
低速度段で達成される走行速度に対応しなければ
ならない。即ちこの速度閾値は、伝動装置の低速
度段における最大エンジン回転モーメントに対応
するエンジン回転数を設定する車輛速度領域に在
るようにするのが有利である。さらに、予め定め
られる走行速度はこの値より低くするのが合目的
的である。
構造が簡単な別の有利の実施例においては、第
2の関数発生器は、走行速度比例信号に応答する
閾値段ならびに同じ方向において時間的に変化す
る信号を発生するための上記閾値段によつて制御
可能なランプ信号発生器を有する。この信号の変
化速度もしくは変化率は、クラツチの操作部材の
設定速度を決定する。ランプ信号発生段として
は、線形的に増加する信号を発生する閾値段によ
つて制御される積分器とすることができる。また
予め定められた速度値が達成された時に跳躍的に
変化する閾値段の出力信号を指数関数的に変化す
る信号に変換する積分抵抗−コンデンサ回路を用
いるのが合目的的である。
上り坂道で車輛をブレーキではなくクラツチの
すべり状態での係合により下降するのを阻止しよ
うとする場合には、クラツチのライニングが大き
く摩耗するという状況が起こり得る。勾配が大き
い場合にはこのために短時間でクラツチのライニ
ングが破壊される可能性がある。これを阻止する
ために、プログラム制御装置は、クラツチ嵌合動
作を制御する第3の関数発生器を備えている。こ
の第3の関数発生器は、エンジン回転数が所定の
期間中予め定められた回転数よりも高い状態を続
けた場合に、時間の関数として操作部材をクラツ
チ嵌合位置に設定する機能をなす。この時間間隔
もしくは期間は、大きな摩耗を惹起する高回転数
で滑動時間を短くするためにエンジン回転数に依
存して選択するのが合目的的である。低い回転数
の場合には、この期間は長くなるように設計する
ことができる。第3の関数発生器はクラツチを時
間に依存して、言い換えるならば徐々に嵌合す
る。したがつて運転者には、アクセル・ペダルを
離してブレーキを作動する機会が与えられる。運
転者がアクセル・ペダル位置をそのまま維持する
と、クラツチの続行される係合ないし嵌合の際エ
ンジン回転数は、該エンジン回転数に依存するク
ラツチはずし条件が達成されてクラツチが自動的
にはずされるまで減少する。
別の簡単な実施態様においては第3の関数発生
器は、エンジン回転数に比例して発生される信号
のための積分器として構成される。その積分時定
数は、積分器出力信号に応答して非線形特性曲線
を有する素子を備えた段によつて可変にされてい
る。例えば積分器の出力端に直列に接続されてい
るツエナーダイオードとすることができる。この
非線形回路素子は、上記の予め定められる期間を
回転数に依存して確定する。クラツチ嵌合動作の
開始後積分器出力信号はこの非線形回路素子の特
性曲線の節点に対応して比較的緩慢に変化する。
この特性曲線の節点は、エンジン回転数が低い場
合よりも高い場合に、より迅速に達せられる。こ
の特性曲線節点が越えられると、積分器出力信号
は比較的迅速に変化し、それによりクラツチは積
分器出力信号増加に対応して嵌合ないし係合され
る。
クラツチの自動操作の場合には、クラツチは速
度段の切換に際してはずさなければならないのは
勿論のこと、エンジンの停動を惹起し得るような
あらゆる走行状況においても、はずさなければな
らない。このクラツチはずし動作を制御するため
に、制御信号の発生により多くのパラメータを顧
慮しなければならない。第1の適したクラツチは
ずし条件は、速度段切換の開始から派生すること
ができる。この速度段切換の開始は、例えばスイ
ツチ接点を作動するリンク連結された速度段切換
レバーによつて検出することができる。第2のク
ラツチはずし条件は、エンジン回転数の予め定め
られた値を下まわつた時に行われる。しかしなが
ら第1速度段よりも高い前進方向速度段に設定さ
れている場合に、車輛の走行速度が予め定められ
た値を下回るとクラツチは引きはずされる。この
ようにして高い速度段での始動が阻止されるばか
りではなく車輛を投入された速度段で制御する場
合にエンジンが停動することも回避される。上述
のクラツチはずし条件は通常現われる走行状況に
対して充分なものである。しかしながら、別のク
ラツチはずし条件を設けることもできる。例え
ば、クラツチを追加のスイツチの作動特に手動ス
イツチの作動に依存してはずすようにすることが
できる。このようにして達成されるアイドリング
機能もしくは空転機能は燃料節約に有用である。
その場合、クラツチのはずしは、アクセル・ペダ
ルが同時に休止位置にある時にのみ行うようにす
るのが合目的的である。
クラツチ嵌合動作に際してクラツチはずし条件
の1つが存在する場合には既述のプログラム制御
は禁止される。言い換えるならばクラツチはずし
動作はクラツチ嵌合動作に対して優先を与えられ
る。クラツチ嵌合動作は、モニタされているクラ
ツチはずし条件が存在しない場合に行うのであ
る。
クラツチはずし位置と既述の操作部材の限界位
置との間におけるクラツチ行程領域は通常全操作
行程の約2/3であり、他方既述の滑動領域は全領
域の約20ないし40%台である。クラツチはずし位
置と限界位置との間の領域はクラツチ嵌合の場合
できるだけ早く貫走すべきである。速度切換を行
なうために、操作部材の限界位置で作動するスイ
ツチを設けることができる。このスイツチは駆動
装置が位置制御回路を備えている場合には省略で
きる。この位置制御回路は操作部材の実際位置
を、プログラム制御によりエンジン回転数に依存
して規定される目標位置に依存し制御するもので
ある。この場合プログラム制御装置は目標値発生
器としての働きをなす。操作部材がクラツチはず
し位置と限界位置との間の領域に在る時には、そ
の位置はエンジン回転数によつて定まる目標位置
とは一致せず、したがつて駆動装置は最大誤差信
号に由り最大速度で、エンジン回転数に対応の目
標位置に達する迄動かされる。
エンジンが停止している場合にはクラツチはは
ずされている。したがつて起動装置等が故障して
いる場合には、車輛を押すとか、引くとかしてエ
ンジンを起動することはできない。このような事
態に対処するために、好ましい実施形態において
は、クラツチを嵌合することができる起動補助ス
イツチが設けられる。クラツチの機能を排他的に
この起動補助スイツチによつて制御する場合に
は、車輛が突然動き出して、それにより事故を招
く危険があり得る。したがつて好ましい実施形態
においてはクラツチは起動補助スイツチだけでは
なく、アクセル・ペダル位置およびエンジン回転
数に依存して制御される。即ち先ず起動補助スイ
ツチを閉成して、しかる後にアクセル・ペダルを
作動することによりクラツチは嵌合される。エン
ジンが起動して予め定められた回転数閾値が越え
られると、クラツチは自動的にはずされる。
上に述べたクラツチ操作装置においては、プロ
グラム制御装置の関数発生器は、クラツチの滑動
領域において、エンジン回転数に依存しクラツチ
の操作部材の位置を決定する。この場合基準位置
としては、回転モーメント伝達開始位置が用いら
れ、関数発生器はプログラム制御装置のこの位置
に対応する設定信号がクラツチの実際の回転モー
メント伝達開始と一致するように較正される。ま
たクラツチ自体のそのように較正してもよい。操
作部材のこの位置はクラツチのライニングの摩耗
が増大すると、それにつれて変位するので、クラ
ツチ動作に対し妨害となり得る。
駆動装置のクラツチ嵌合動作を制御するプログ
ラム制御がクラツチの摩耗状態によつて左右され
ないようにするために、本発明の別の好ましい実
施態様として、駆動装置を、操作部材の実際位置
に対応する信号を発生する位置発生器に結合し、
プログラム制御装置はその駆動制御装置に供給さ
れる設定信号を、記憶回路に供給される設定信号
増分だけ増加し、その場合この設定信号増分は記
憶回路に記録されている2つの基準位置信号の差
に対応するものとし、そしてクラツチを画定され
た摩擦係合位置にして、この位置で、位置信号発
生器の信号を、上記基準信号を発生するために記
憶回路に書き込み可能にする。
このような装置においては、摩耗によつて惹起
されるクラツチの操作部材の設定行程の変化が測
定される。クラツチの駆動装置に供給されるプロ
グラム制御装置の設定信号は従つて、この摩耗に
よつて惹起される調整行程変化分を補償するよう
に増大される。2つの基準位置信号のうちの第1
番目の信号は、クラツチが正しく較正している場
合に回転モーメント伝達開始位置を定める。位置
発生器によつて測定される第2の基準位置信号
は、摩耗によつて惹起される偏差が生じた場合の
回転モーメント伝達開始位置を定める。基準位置
信号はこの場合必然的に回転モーメント伝達開始
位置を表わす必要は必ずしもない。回転モーメン
ト伝達開始位置に対して不変の既知の間隔で位置
する限りこの基準位置信号は他の位置を表わすこ
とができるのである。基準位置としては、クラツ
チが完全に係合もしくは結合される嵌合位置が特
に適している。記憶回路は、その実際の構成に従
つて設定信号増分または基準位置信号を記憶する
ことができる。後者の場合には設定信号増分は常
に更新して計算されるが、前者の場合には単に測
定時点が計算されて記憶される。
摩耗を表わす第2の基準位置信号を得るため
に、クラツチは画定された摩擦結合される位置に
設定される。第1番目の実施例においては、完全
にクラツチが嵌合された状態で操作部材の位置が
求められる。この構成は、駆動装置が遮断された
場合でもクラツチをその抵抗に抗して完全に嵌合
することができるようにクラツチばねの強さが選
ばれている場合に特に有利である。
別の有利な実施形態においては、回転モーメン
ト伝達開始位置が直接検出される。この目的で、
制御回路により駆動装置を所定の方向で回転モー
メント伝達開始位置を越えて行過ぎ制御し、駆動
装置をその駆動部として電動機から構成し、そし
て回転モーメント伝達開始位置で電動機の駆動電
流変化に応答する電流感知段により記憶回路の書
込み動作を制御することが提案される。操作部材
の運動方向に従つて、電動機の負荷時または負荷
ひきはずし時に現われる跳躍的な駆動電流変化
が、回転モーメント伝達開始位置および回転モー
メント伝達終り位置を表わし、そしてこの電流変
化は例えば閾値段を用いて検出することができ
る。一義的に再現可能な関係を得るために、制御
回路は制御信号に応答して駆動装置を先ずクラツ
チ嵌合位置に制御し、しかる後に回転モーメント
伝達開始位置を越えてクラツチはずし位置へと動
かすことが提案される。この場合駆動装置はクラ
ツチ嵌合位置に対応する位置を越えて制御し、そ
れにより力伝達部材、例えばクラツチ・コード等
を完全に弛緩する。クラツチの構成要素の加速に
起因する故障または事故を回避するために、駆動
電流変化を求める場合の位置変化率は、車輛の走
行運転中即ちプログラム制御装置によるクラツチ
の通常の動作時における位置変化率もしくは変化
速度よりも小さく選ばれる。
クラツチの摩耗は通常は極めて小さい。従つて
記憶される基準位置信号は比較的長い期間の後に
付活される。この付活は特別の制御スイツチを用
いて行なうことができる。車輛の点火装置の閉成
に際して、点火スイツチ・キーにより行なうのが
合目的的である。
設定信号増分がクラツチの摩耗の尺度となる。
設定信号増分に応答する限界値センサを用いて、
難なくクラツチの摩耗限界を表示することができ
る。
クラツチの摩耗状態に依存しないプログラム制
御を用いた上述の実施例においては、クラツチの
回転モーメント伝達開始位置を求めるために、駆
動装置の電動機電流がクラツチはずし時に監視さ
れる。嵌合した状態にあるクラツチにおいて、ク
ラツチ・コードまたはクラツチ・リンクが弛緩し
て、クラツチばねの抵抗を受ける時に、閾値段は
モータ電流の立上りを検出する。この電流立上り
は、クラツチが画定された摩擦係合状態にある場
合に、上記基準位置を表わす表示として用いるこ
とができる。この基準位置はプログラム制御装置
において摩耗により惹起された位置変化を補償す
るために評価される。
モータ電流もしくは電動機電流を測定するため
には、一般に直列抵抗が電動機回路に挿入され
る。このために多くの事例においては、望ましく
ない電力損失が電動機回路に生ずる。さらに電動
機の駆動段と電子制御系を空間的に分離すること
により追加の導体もしくはケーブルが必要とさ
れ、この結果製造費用が大きくなる。
上記のような欠点を回避するためには、電動機
回路側ではなく、電子制御系で所要の補償を行な
うのが有利である。
このことは、駆動装置に位置信号発生器を結合
し、該位置信号発生器で操作部材の実際位置に対
応する信号を発生し、プログラム制御装置はその
駆動装置に供給される設定信号を記憶回路から供
給される設定信号増分だけ大きくし、ここで既設
定信号増分は2つの記憶回路に記憶されている基
準位置信号の差に対応し、クラツチは通常のクラ
ツチ動作における駆動力に対し駆動装置の駆動力
が予め定められた値に減少した場合にクラツチは
ずし方向に作動可能にし、操作部材の実際位置の
時間変動に対応する位置発生器の信号の時間変化
が予め定められた値よりも小さい時に、該位置発
生器の信号は基準位置信号を形成するための記憶
回路に書き込むことができるようにする構成によ
り達成される。
このような装置においては、摩耗によつて惹起
されるクラツチの操作部材の行程変化が測定され
る。クラツチの駆動装置に供給されるプログラム
制御装置からの設定信号はそのために、この摩耗
によつて惹起される決定行程変化を補償もしくは
相殺する分だけ増大される。2つの基準位置信号
のうちの第1番目の信号は回転モーメント伝達開
始位置を画定し、他方、他方の基準位置信号は特
定のクラツチ嵌合度に対応する位置を定める。位
置発生器によつて測定される第2の基準位置信号
は、回転モーメント伝達開始位置もしくは摩耗が
原因で偏差が生じた場合には特定のクラツチ嵌合
度に対応する位置を定める。記憶回路はその実際
の構成に従い設定信号増分あるいはまた基準位置
信号を記憶することができる。後者の場合には設
定信号増分は常時更新して計算され、他方前者の
場合には単に測定点が計算されて記憶されるだけ
である。
駆動装置の駆動出力は、基準位置の測定中、操
作部材例えばクラツチ・コードがクラツチばねの
抵抗を受けた時に駆動装置が停止する程迄減少す
る。操作部材の運動中に変化する位置発生器の信
号は駆動装置の静止中は一定に留まる。この位置
発生器の信号の時間変動の減衰もしくは消失が基
準位置に達したことの表示として評価される。
駆動装置の駆動出力は、通常のクラツチ動作に
おける回転モーメントの僅か20ないし30%が出力
される程度まで減少する。操作部材が静止する絶
対位置は、本発明の目的にとつては有意味ではな
い。特定のクラツチ嵌合度に絶対位置を対応付け
ることは、プログラム制御装置の関数発生器の特
性で考慮することが可能である。できるだけ高い
再現精度を達成するためには、クラツチに作用す
る力が位置に依存して可能な限り大きく増大する
位置で駆動装置が停止するように駆動回転モーメ
ントを設定すべきである。言い換えるならば、静
止位置はクラツチの力−行程操作特性曲線の最も
急峻な曲線部分に位置すべきである。
駆動装置の静止位置もしくは擬静止状態は最も
単純な事例では、閾値段に後置接続されている差
発生回路を用いて検出することができる。求めら
れる静止状態位置の良好な再現可能性を有する好
ましい実施例においては、比較段を用いて、位置
発生器の信号と時間平均的に一定の変化速度で変
化する制御信号との間の差に対応する差信号が発
生されて、閾値信号と比較され、そして制御信号
の変化は該差信号が閾値信号よりも小さくなる時
に抑圧される。時間制御回路が設けられて、それ
により記憶回路への位置発生器の信号の書込み
は、予め定められた期間中上記差信号が目標値信
号よりも小さいレベルに留まつている場合にトリ
ガされる。この制御信号は或る時間遅延で位置発
生器の信号に追従し、それにより上記差信号は位
置信号発生器の出力信号の立上り速度の尺度とな
る。この時間制御回路によれば、差信号の瞬時変
動が上記静止状態位置の測定に影響を及ぼさない
ことが保証される。
制御信号を発生するために、比較段により制御
可能である積分回路を用いて時間平均的に一定の
信号を積分することができる。この積分回路は従
来のランプ信号発生器に類似したアナログ回路と
して構成することができる。信号の時間変動と関
連する問題を回避するために、積分回路は計数回
路として実現し、この計数回路で、比較段により
制御されるゲート回路を介して供給されるクロツ
ク・パルスを一定の周波数で計数するようにする
のが好ましい。時間制御回路はその場合、同時に
計数回路に供給されるパルスによつてトリガされ
る時限素子によつて形成することができる。この
場合該時限素子の時定数はクロツク・パルスの周
期長よりも大きく選ばれる。トリガ可能なモノ・
フロツプ形式で構成されるこのような時限素子は
各計数パルスによつて更新的にトリガされる。静
止状態位置は、最後の計数パルス後時限素子の時
定数だけ遅延されて検出される。
例えば上記の計数器の内容によつて表わされる
制御信号の値は、クラツチの摩耗を表わす1つの
尺度となる。クラツチの摩耗限界が越えられる
と、制御信号が予め定められた閾値を越えて、音
響または光学的警報信号発生器で表示が与えられ
る。計数器を用いて制御信号が発生される限りに
おいて、警報信号発生器は計数器の予め定められ
た計数出力によりトリガすることができる。
駆動出力もしくは駆動回転モーメントの減少
は、駆動装置として電動器が用いられている場
合、その駆動回路が、基準位置の測定中電動器電
流パルスを予め定められた一定の衝撃係数で発生
することにより算も簡単に達成される。この衝撃
係数は所望の減少される回転モーメントに対応し
て選択される。
以下添付図面を参照し本発明の実施例に関し詳
細に説明する。
第1図を参照するに、車輛の内燃機関もしくは
エンジン1は摩擦板乾式クラツチ3を介して多段
伝動装置5を駆動する。この伝動装置5の段は手
動切換レバー(図示せず)またはサーボ制御装置
を介して切り換えられる。クラツチ3は従来の構
造のものであつて、操作部材7が作動されない状
態においては、噛み合わないようにばね(図示せ
ず)によつて偏倚されている。この操作部材7に
はサーボ駆動部9が接続されている。このサーボ
駆動部9は、プログラム制御装置13から導体1
1を介して供給される目標値信号に対応し、操作
部材7の実際位置を目標位置に設定する。この目
的でサーボ駆動部9は電動機を有しており、該電
動機の実際位置が検出されて、目標値−実際値比
較の結果に依存し制御されるようになつている。
クラツチ3をはずすためにサーボ駆動部9に
は、信号源17から、制御可能な電子スイツチ1
5を介して目標値信号が供給され、この目標値信
号は、第1図に示されている操作部材7を第1図
で見て左方にクラツチ3のはずし位置もしくは非
係合位置へと動かす。スイツチ15は複数のクラ
ツチはずし条件に応答するクラツチはずし制御部
19によつて制御される。信号発生器21、例え
ば伝動装置5の切換レバーリンクに設けられてい
るスイツチ接点によつて、速度段切換の開始時
に、第1の制御信号が発生され、この第1の制御
信号はオア・ゲート23の第1の入力端を介し、
該オア・ゲート23の出力端に接続されている制
御入力端を有するスイツチ15に供給される。第
2のクラツチはずし条件を導出するために、エン
ジンの回転数に比例する信号を発生する回転数発
生器25に、閾値段27が接続されており、そし
て該閾値段27はオア・ゲート23の第2の入力
端に接続されている。エンジン回転数nが予め定
められた回転数値np以下に落ちると、クラツチは
ずし条件が満たされる。この回転数値npはエンジ
ン1のアイドリング回転数もしくは空転回転数よ
りも若干小さい。回転数値npは例えばアイドリン
グ回転数が約800/分とした場合、例えば約650/
分とすることができる。このクラツチはずし条件
によつて、車輛を制動して停止する際に、クラツ
チがはずされることが確実に保証される。高い速
度段例えば第2、第3または第4速度段での始動
を阻止しかつ投入されている高い速度段で制動に
よりエンジンを停動することを回避するために、
別のクラツチはずし条件が設けられる。この条件
は、高い速度段が投入されている場合、車輛の走
行速度が予め定められた値以下に落ちた時に満た
される。車輛の走行速度は、タコメータ(回転速
度計)29によつて検出される。このタコメータ
29は閾値段31に速度に比例する信号を発生す
る。閾値段31はアンド・ゲート33の第1の入
力端に接続されており、そして該アンド・ゲート
33の出力端はオア・ゲート23の第3の入力端
に接続されている。高い速度段が投入されている
ことを検出するために、第1速度段の投入または
後進段の投入に応答する信号発生器35が設けら
れ、この信号発生器の出力端は否定回路37を介
してアンド・ゲート33の第2の入力端に接続さ
れている。高い速度段を識別するために、信号発
生器35の否定された2進出力信号が利用され
る。オア・ゲート23の第4の入力端には、アン
ド・ゲート39の出力端が接続されている。該ア
ンド・ゲート39の入力端はそれぞれ信号発生器
41および43に接続されている。信号発生器4
1は車輛のアクセル・ペダルの休止位置に応答
し、他方、信号発生器43は手動スイツチを有し
ている。アクセル・ペダルが休止位置にある場合
に、この信号発生器43の手動スイツチを用いて
クラツチ3を燃料節約の目的で惰行運転を行なう
ようにはずすことができる。
クラツチ嵌合過程は、伝動装置5の速度段位置
に依存して制御される。車輛の始動時における制
御のために、第1の関数発生器段45が設けら
れ、該関数発生器段45の出力端は制御可能な電
子スイツチ47を介してサーボ駆動部9の目標値
信号導体11に接続されている。この目標値信号
導体11はさらに別の制御可能な電子スイツチ4
9を介して第2の関数発生器段51に接続されて
いる。該第2の関数発生器段51は走行運転中速
度段切換に際してクラツチの嵌合を制御する働き
をなす。関数発生器段45および51は回転数発
生器25に接続されておつて、次に詳細に述べる
ように、作動部材7の位置をエンジン回転数に依
存して制御する。
関数発生器段45,51のクラツチ嵌合プログ
ラムは、クラツチはずし条件のいずれもが満され
ていない場合にのみ実行することができる。オ
ア・ゲート23の出力端は否定回路もしくはイン
バータ53を介してアンド・ゲート55および5
7に接続されている。アンド・ゲート55は予め
定められた時定数を有する時間遅延素子59を介
してスイツチ47を制御する。このアンド・ゲー
ト55の第2の入力端には、第1速度段または後
進もしくはバツク段が投入されている場合に応答
する信号発生器35が接続されている。アンド・
ゲート55の入力条件は、第1速度段もしくは後
進(バツク段)が投入されておつて、クラツチは
ずし条件が何ら存在しない場合に満される。即ち
始動の場合には、ガス供給によりエンジン回転数
が、閾値段27によつて予め定められる回転数値
npを越える時に入力条件は満たされる。時間遅延
素子59の時定数の経過後に、スイツチ47は閉
成され、クラツチ3は第1の関数発生器段45の
回転数依存プログラムに対応して嵌合される。始
動に際してガス供給が小さく、従つてエンジン回
転数が徐々にしか増大しない場合には、クラツチ
3は時間遅延素子59による嵌合遅延にも拘ら
ず、実質的に、閾値段27によつて予め定められ
る回転数npで嵌合し始める。全ガス供給で始動す
る場合には、エンジン1は時間遅延素子59によ
る遅延時間中にその最大回転モーメント領域で高
い回転数に加速され、しかる後に始動プログラム
を開始するためのスイツチ47が閉ざされる。
高い速度段の切換時のクラツチ嵌合プログラム
は、始動プログラムのための条件が存在せずかつ
またクラツチはずし条件がいずれも満されていな
い場合に付活される。スイツチ49の制御入力端
に接続されている出力端を有するアンド・ゲート
57はこの目的で、否定回路53に接続された入
力端と、否定回路61を介しアンド・ゲート55
の出力端に接続された別の入力端を有している。
第2図はエンジン回転数nに依存する始動プロ
グラムの目標値信号Uを示すグラフである。この
目標値信号Uが、クラツチ3の操作部材7の位置
を決める。この目的で該目標値信号Uは導体11
を介してサーボ駆動部9に供給される。この信号
は実質的に2つの信号領域を有しており、そのう
ち第1の信号領域は、閾値段27(第1図)によ
つて定められる限界回転数npより低い場合の挙動
(動作過程)を定め、第2の信号領域はこの限界
回転数よりも高い場合の挙動を定めるものであ
る。この限界回転数以下では、目標値信号は信号
源17(第1図)の値Up、即ちサーボ駆動部9
がクラツチ3を完全にはずす値を取る。目標値信
号はこの領域においては一定であつて、従つてク
ラツチ3は限界回転数npよりも回転数が小さい場
合、回転数に依存することなく、はずされた状態
に留まる。第1速度段もしくは後進段(バツク
段)が投入されている場合には、クラツチ3は関
数発生器45によつて予め定められる始動プログ
ラムに対応して嵌合される。目標値信号Uはクラ
ツチはずし位置を定める値Upから値Ugに変化す
る。この値Ugは、静的状態において、この値で
クラツチ3が回転モーメントを伝達しないか、ま
た伝達したとしても車輛を起動せしめることがで
きない程小さい回転モーメントしか伝達しないよ
うに選択される。目標値信号Uが値UpからUg
立ち上ると、サーボ駆動部9には誤差信号が発生
され、このエラー信号に基づいてサーボ駆動部9
は操作部材7を最大速度で限界位置へと動かす。
この限界位置の上側にはクラツチ3のすべり領域
もしくは滑動領域が続いており、このすべり領域
においてはクラツチ3から伝達される回転モーメ
ントはエンジン回転数nに依存し、従つてアクセ
ル・ペダル位置により線形的に求めることができ
る。このすべり領域は、限界回転数npによつて決
定される限界位置とクラツチ嵌合回転数neで達せ
られるクラツチ嵌合位置Eとの間に在る。なおク
ラツチ嵌合位置Eとは、クラツチ3が丁度その位
置でもはや滑動しなくなる位置と理解されたい。
クラツチ嵌合回転数neの上側には、クラツチ嵌合
領域が続いている。このクラツチ嵌合領域におい
ては、クラツチはエンジン回転数nに依存するこ
となく、かつまた目標値信号Uの大きさに依存す
ることなく完全に嵌合された状態に留まる。
関数発生器45の目標値信号63の回転数依存
変化をクラツチの限界位置ならびに嵌合もしくは
係合位置に関し調和できるようにするために、関
数発生器段45を介して目標値信号曲線の立上り
ならびに回転数比例振幅を、第2図に点鎖線65
および67で示すごとく変えることができる。こ
のようにして、限界回転数npで達せられるべき値
Ueならびに嵌合点Eをクラツチ係合もしくは嵌
合回転数neならびに目標値信号の値Ueに関し変
更することができる。
摩擦クラツチの場合には、嵌合位置Eは伝達さ
れるエンジン回転モーメントに依存する。伝達さ
れるエンジンは回転モーメントが小さい場合に
は、小さい摩擦結合で充分であるが、最大回転モ
ーメントの伝達のためには、より大きな摩擦結合
を達成して、しかる後に初めてクラツチは滑動し
なくなる。第3図には実線で、エンジン出力を決
定する機構例えばアクセル・ペダル、スロツトル
弁または噴射ポンプの調整部材のいろいろな位置
に対し、エンジン回転数nを関数とするエンジン
回転モーメントMが示されている。全負荷位置
(ガス供給位置)は「100%」曲線で示されてお
り、そして中間位置は「20%」、「50%」および
「75%」曲線で示されている。これら回転モーメ
ント曲線の各々はそれぞれ異なつた回転数nで最
大値をとる。例えば、回転モーメント曲線「50
%」の場合には、回転モーメント最大値
Mmax50%が現われる回転数はnnax50%で示され
ている。関数発生器段45の目標値信号の回転数
依存変化は、エンジンの出力を決定する機構に依
存して、クラツチ嵌合位置が常に最大回転モーメ
ントに対応する回転数で達せられるように制御さ
れる。第3図の場合、クラツチ嵌合位置E 50%は
回転数nnax50%で達せられている。また他の例と
して示したクラツチ嵌合位置E 75%はそれより高
い回転数で達せられている。第2図には、ガス供
給でエンジン出力が上昇した際のクラツチ嵌合位
置の変移が示されている。ガス供給によりエンジ
ン出力が上昇すると、クラツチ嵌合位置Eはクラ
ツチ3の摩擦結合度が大きくなる目標値信号Uの
値ならびに、より高い回転数の方向に変移する。
このようなクラツチ嵌合位置の変移は第2図にお
いてE′で示されている。このクラツチ嵌合位置の
変移は、クラツチ嵌合回転数n′eおよび目標値信
号の値U′eで現われている。
関数発生器段45によつて発生される目標値信
号の特性は、第2図から明らかなように、エンジ
ン回転数に対し線形関数関係にある。しかしなが
らまた所望のクラツチ嵌合挙動に依存して別の曲
線形態を選択することもできる。第4図は線形特
性の場合における関数発生器段45の簡単な実施
例を示す。この回路は積分器69を有しておつ
て、この積分器の入力端71に、回転数発生器2
5により発生されて回転数に比例する周波数を有
するパルスが印加される。入力端71には、好ま
しくは調整可能な直列抵抗73と後続の並列接続
されたコンデンサ75からなる積分RC素子が接
続されている。このRC素子の出力端即ち直列抵
抗73とコンデンサ75の接続点は演算増幅器7
7の非反転入力端に接続されており、そして該演
算増幅器77の反転入力端にはその出力端から帰
還結合がなされている。コンデンサ75には並列
に、トランジスタ79のコレクタ−エミツタ路が
接続されており、トランジスタ79のベースはク
ラツチはずし制御部19に接続されている。クラ
ツチはずし条件が存在する場合には、トランジス
タ79は導通に切り換つて、コンデンサ75を短
絡する。クラツチはずし条件が存在しない場合に
は、トランジスタ79は不導通であり、従つてコ
ンデンサ75は回転数発生器25からのパルスに
よつて充電される。トランジスタ79のコレクタ
とエミツタとの間のインピーダンスが、トランジ
スタ79の不導通状態ならびに導通状態におい
て、RC素子の放電時定数、したがつてまたコン
デンサ75が回転数に依存して充電される電圧を
決定する。積分器69の演算増幅器77の出力端
には、分離用反転増幅器81を介して別の演算増
幅器83が接続されており、そしてこの別の演算
増幅器83の出力端85から目標値信号を取り出
すことができる。増幅器81の出力端は通例の仕
方で、入力抵抗87を介して演算増幅器83の反
転入力端に接続されている。この反転入力端は、
好ましくは調整可能な抵抗89を介して演算増幅
器83の出力端に帰還結合される。演算増幅器8
3の反転入力端は本実施例の場合調整抵抗91か
らなるバイアス電源に接続されている。目標値信
号の時間遅延は抵抗73で調整される。抵抗89
は増幅器83の増幅率の調整を可能にし、したが
つてまた目標値信号の回転数に依存して発生され
る曲線の勾配の調整を可能にする。他方、抵抗9
1は目標値曲線の零点位置の調整を可能にする。
関数発生器段51(第1図)は時間の関数とし
て増加する目標値信号を発生する。この信号の増
加速度はエンジン回転数に比例する。したがつて
クラツチ3の嵌合時間はエンジン回転数に逆比例
する。したがつてエンジン回転数が高くなればな
る程、目標値信号の時間増加率は大きくなり、他
方限界位置と嵌合位置との間のすべり領域もしく
は滑動領域を通るのに必要とされる時間は応分に
小さくなる。
第5図には関数発生器段51の詳細な回路図が
示されている。第1の積分器95の入力端93に
は、エンジン回転数に比例する周波数で回転数発
生器25によつて発生されるパルスが供給され
る。積分器95は慣用の構成のものであつて、演
算増幅器97を備えており、この演算増幅器の反
転入力端は入力抵抗99を介して入力端子93に
接続されると共にコンデンサ101と抵抗103
からなる並列回路を介して出力端に帰還結合され
ている。演算増幅器97の非反転入力端は分圧回
路として示されているバイアス電圧105に接続
されている。積分器95はその出力端に、エンジ
ン回転数に比例する信号を発生し、この信号は好
ましくは調整可能な抵抗107および分離ダイオ
ード109を介して第2の積分器111に供給さ
れる。この積分器111はその出力端113に、
サーボ駆動部9を制御する目標値信号を発生す
る。積分器111は時間の関数として積分器95
の出力信号を積分し、時間的に増加する出力信号
を発生する。この場合、この信号の立上り速度は
積分器95の出力電圧に比例し、したがつてまた
エンジン回転数に比例する。積分器111は演算
増幅器115を有しており、該増幅器115の積
分器95の出力信号を受ける反転入力端はコンデ
ンサ117を介して出力側に帰還結合されてい
る。演算増幅器115の非反転入力端は分圧回路
119として示されているバイアス電源に接続さ
れている。コンデンサ117には並列に調整可能
な放電回路121が接続されている。この放電回
路121は演算増幅器123を有しており、この
増幅器123の非反転入力端は積分器111の出
力端に接続され、そしてその出力端は抵抗125
および分離ダイオード127を介して演算増幅器
115の反転入力端に接続されている。演算増幅
器123の反転入力端はポテンシヨメータとして
示されている調整可能なバイアス電源129に接
続されている。分離ダイオード133を介してダ
イオード127に接続されている制御入力端子1
31には、クラツチはずし制御部19が接続され
ている。クラツチはずし条件が満たされると、制
御入力端子131には、コンデンサ117を放電
しかつ同時に積分器111を阻止する信号が現わ
れる。演算増幅器11の反転入力端はさらに、分
離ダイオード135および直列抵抗137を介し
て演算増幅器139の出力端に接続されており、
該増幅器139の反転入力端は制御入力端子13
1に接続され、そしてその非反転入力端は分圧回
路として示されているバイアス電源140に接続
されている。調整抵抗107で、出力端子113
に現われる出力信号を調整することができる。特
に調整抵抗129を用いてクラツチ嵌合位置を変
えることができる。演算増幅器139は積分器1
11を充電方向に僅かに導通にする。演算増幅器
123は限界値まで積分器111を放電する。こ
の限界値は、調整抵抗129のアームで設定され
る電圧に対応する。この場合演算増幅器139に
よつて、放電に際し出力端子113に現われる出
力電圧が限界値以下に降下せず、該限界値に保持
されることが保証される。予め定められた回転数
値より小さいエンジン回転数に対応する積分器9
5の出力電圧の場合には、積分器111の出力信
号は一定に留まる。クラツチ嵌合過程中エンジン
回転数が予め定められた回転数値以下に降下する
と、クラツチ嵌合過程は、クラツチが完全に嵌合
される以前に中断される。クラツチはガス供給に
よりエンジン回転数が再び増大する迄、すべり領
域もしくは滑動領域に留まる。
上に説明した操作装置は乗用車だけではなく二
輪車輛にも適している。通例、二輪車輛のエンジ
ンは、リツトル出力が高いので、最大出力下での
最大回転モーメントは非常に小さい。上述の装置
を用いれば、回転出力が小さいにも拘らずエンジ
ンの停動を惹起することなく低回転数で始動する
ことができる。高回転数始動も同様に可能であ
る。
第6図に示す実施例においては、車輛のエンジ
ン101は摩擦板乾式クラツチ103を介して多
段伝動装置105を駆動する。該伝動装置の速度
段は手動レバー(図示せず)またはサーボ制御部
を介して切換される。クラツチ103は従来構造
のものであつて、操作部材107が作動されない
場合には完全に嵌合されるようにばね(図示せ
ず)によつて偏倚されている。この操作部材10
7にはサーボ駆動部109が接続されており、こ
のサーボ駆動部109は操作部材107の実際位
置を、プログラム制御装置113から導体111
を介して供給される目標値信号に対応して目標位
置に設定する。サーボ駆動部109はこの目的で
電動機を備えておつて、該電動機の実際位置が検
出されて目標値−実帰値比較結果に依存し制御さ
れるようになつている。
クラツチ103をはずすために、サーボ駆動部
109には制御可能な電子スイツチ115を介し
て信号源117から目標値信号が供給される。こ
の信号は操作部材107を第6図で見て左方へ、
クラツチ103のクラツチはずし位置へと動か
す。切換スイツチ115は、既に第1図ないし第
5図を参照して詳細に説明したように、複数のク
ラツチはずし条件に応答するクラツチはずし制御
部119によつて制御される。クラツチはずし制
御部119の入力端121には対応の信号発生器
が接続されている。クラツチはずし条件のうちの
1つの条件が満たされると、クラツチはずし制御
部119は切換スイツチ115を、信号源117
が導体111と接続される第1の位置へと切り換
える。その結果サーボ駆動部109はクラツチ1
03を完全にはずす。
クラツチ嵌合もしくは係合過程はエンジン回転
数に依存して制御される。回転数発生器125
は、信号遅延段127を介して第1の関数発生器
段129に回転数比例信号を発生する。遅延段1
27の機能は第1図の時限素子47に対応するも
のであり、他方第1の関数発生器段129は第1
図の第1の関数発生器段45に対応するものであ
る。したがつて、これら装置の詳細な説明におい
ては、第1図を参照する。第1の関数発生器段の
出力信号は回転数に依存して変動し、そして加算
段131を介しかつ切換スイツチ115の第2の
位置を経てサーボ駆動部109に供給される。ク
ラツチはずし制御部119は、クラツチはずし条
件のいずれもが満たされていない場合に、切換ス
イツチ115を第2の位置に切り換える。その結
果クラツチ103はガス供給に際してエンジン回
転数が増加すると、第1の関数発生器段129に
より予め定められているクラツチ嵌合−回転数特
性に対応して嵌合される。
第1の関数発生器段129は、本質的に、始動
の際の操作部材107の位置を決定する。動いて
いる車輪の場合嵌合条件が変動することを考慮し
て、加算段131には付加的に第2の関数発生器
段133の出力信号が供給される。この第2の関
数発生器段133は第1の関数発生器段129と
は独立に動作するものである。第2の関数発生器
段133は時間に依存する調整信号を発生する。
この調整信号は第1の関数発生器段129の制御
信号に重畳される。第2の関数発生器段133は
車輪の走行速度に依存してトリガされる。この目
的で、例えば伝動装置105の駆動回転数に応答
する回転数発生器135が設けられ、この回転数
発生器135は伝動装置105の駆動回転数、従
つてまた走行速度が予め定められた値よりも大き
い場合に、第2の関数発生器段133のクラツチ
嵌合プログラムを起動する。このようにして、ク
ラツチ103は、例えば車輛の速度が低く、しか
も高速段に投入されているためにクラツチを完全
に嵌合するのにエンジン回転数が充分でないよう
な場合でさえも、自動的に完全に嵌合されること
になる。閾値段137の閾値は車輛の低速段にお
けるような走行速度においても第2の関数発生器
段がトリガされるように選択されている。この閾
値は、最も低い速度段における関連のエンジン回
転数が最大回転モーメント時のエンジン回転数に
等しいかまたはそれよりも小さくなるように選択
するのが好ましい。
第2の関数発生器段133は例えば積分器段と
して実現することができる。この積分器段は第6
図に参照数字139で示されているように、クラ
ツチはずし時には、第1の関数発生器段129と
共に、クラツチはずし制御部119を介してリセ
ツトされる。しかしながらまた、閾値が越えられ
た場合に跳躍的に変動する閾値段137の出力信
号を、指数関数的に変動する信号として時間遅延
して発生する積分抵抗−コンデンサ回路もこの用
途に適している。実際例においては15Km/時の車
輪速度で閾値を設定した。
高速段の切換時には、クラツチ103は本質的
に第2の関数発生器段133によつて時間の関数
で制御される。しかしながら第1の関数発生器段
129も高速段の切換時に作用状態に留まるの
で、これら高速段は付加的に設けられた回転数依
存要素を用いて切換され、それにより高い回転数
でのクラツチ嵌合速度は大きくされ、速度切換時
のエンジンのハウリングが回避されるようになつ
ている。
次のような走行状況が現われる得る。即ち第1
の関数発生器段129によつてクラツチ103は
既にすべりもしくは滑動領域内にあるが、しかし
ながら走行速度が閾値段137によつて定められ
る値に未だ達していない領域にエンジン回転数が
在るという走行状況である。このような走行状況
もしくは運転状況は、例えば上り坂道で車輛をブ
レーキではなくガス供給によりクラツチの摩擦で
下降するのを阻止しているような場合に現われ
る。このような状況においては、特にエンジン回
転数が高い場合、クラツチのライニングは迅速に
摩耗もしくは損傷する。このような事態を避ける
ために、時間制御部141が設けられ、この時間
制御部141は、エンジン回転数が或る期間中所
定の回転数値より高い場合に、クラツチ103を
時間の関数として嵌合する働きをなすものであ
る。この時間制御部141はこの目的で加算段1
31に調整信号を発生する。時間制御部141が
クラツチ103を完全に嵌合する前の所要の期間
は回転数に依存させるのが好ましい。エンジン回
転数が高くなればなる程この期間を短くして、ク
ラツチのライニングの摩耗や損傷を確実に回避す
るのが好ましい。クラツチは時間制御部141の
トリガ後徐々に嵌合するので、運転者はアクセ
ル・ペダルを離すことによりエンジン回転数を減
少することができる。運転者がエンジン回転数を
減少しない場合には、エンジンは徐々に嵌合する
クラツチによつて、クラツチはずし制御部119
のエンジン回転数に依存するクラツチはずし条件
が満たされるまで制動され、このクラツチはずし
条件が満たされるとクラツチ103は自動的には
ずされる。
第7図は上記時間制御部141の回路図を示
す。エンジン回転数に比例する回転数発生器12
5の信号は、必要に応じ周波数−電圧変換器を介
して、積分器145の入力端143に供給され
る。該積分器145の出力端は、ツエナーダイオ
ード147を介して、参照数字149で示す加算
段131の加算入力端に接続される。出力抵抗1
51がツエナーダイオード147に対し電流側路
を形成しており、従つて積分器155の増幅器1
57の帰還結合コンデンサ153および入力抵抗
155によつて決定される積分時定数はツエナー
ダイオード147の非線形特性曲線に依存するこ
とになる。積分時定数は、出力信号が小さい値の
場合には大きく、ツエナーダイオードの限界電圧
に達すると直ちに跳躍的に増加する。エンジン回
転数が高ければ高い程迅速に、ツエナーダイオー
ド147によつて定められる特性曲線点に達す
る。ツエナーダイオード147の制限作用が開始
される迄加算段131に供給される出力信号は極
く僅かしか変化しないので、クラツチ103はこ
の期間中滑動領域もしくはすべり領域にある。ツ
エナーダイオード147の制限作用の開始後は、
加算段131に供給される調整もしくは設定信号
は比較的迅速に変化し、それによりクラツチ10
3は徐々に嵌合される。
第8図には、車輛を押したり、引いたりして動
かすことによりエンジンの起動を可能にするクラ
ツチはずし制御段119の回路図が示されてい
る。既に第1図ないし第5図を参照して説明した
ように、クラツチはずし制御部119は、予め定
められたエンジン回転数npより低い場合には常に
はずされているので、付加的な手段を講じなけれ
ば車輛を押す等して動かすことによりエンジンを
起動させることは不可能である。しかしながら単
に、例えばスイツチ等を用いての切換でこのクラ
ツチはずし条件を無効にする場合には、エンジン
の起動で制御不可能な走行状況が生じ得る。これ
に対して第8図に示した回路によれば、始動補助
スイツチ161を作動することにより、車輛を投
入された速度段例えば第2の速度段が投入されて
いる状態において押し動かすことができ、しかも
クラツチ103はアクセル・ペダルの作動で初め
て嵌合されることが保証される。エンジン101
が起動し、予め定められた回転数npが越えられる
と直ちに、クラツチ103は自動的に再びはずさ
れる。この目的で作動に際して「1」レベル信号
を発生する起動補助スイツチ161ならびにアク
セル・ペダルの休止位置において「1」レベル信
号を発生する発生器163がアンド・ゲート16
5に接続されている。このアンド・ゲートはオ
ア・ゲート167を介して参照数字169で示す
回路点に、クラツチはずし条件を表わす「1」レ
ベル信号を発生する。この信号は切換スイツチ1
15を第1の位置に切換する。この位置において
は信号発生器117はサーボ駆動部109に接続
される。エンジン回転数を検出する回転数発生器
171には、閾値段173が接続されており、こ
の閾値段は、エンジン起動に際してエンジン回転
数が回転数限界値npを越えて上昇した時に「1」
レベル信号を発生する。閾値段173は、起動補
助スイツチ161と共に、別のアンド・ゲート1
75を介してオア・ゲート167に接続されてい
る。第8図に示した回路はアクセル・ペダルが作
動されない限り、エンジンが停止した状態で起動
補助スイツチ161が閉路されていてもクラツチ
はずし条件を満足するものである。切換スイツチ
115は、エンジンの停止中アクセル・ペダルを
作動すると直ちに、クラツチ103を嵌合する第
2の位置に切り換えられる。エンジンが起動する
と、アクセル・ペダル位置に関係なくクラツチは
ずし条件が再び満たされる。なお第8図には、起
動補助スイツチ161が閉路状態にある場合に、
エンジン回転数が閾値np以下に落ちた時に、クラ
ツチはずし条件を満足させる回路段は示されてい
ない。
第9図はクラツチはずし制御部119ならびに
先に述べた装置のクラツチはずし制御部19のク
ラツチはずし条件を実現するための論理回路を示
す。第3または第4速度段で始動するのを禁止す
るために、回転速度計177は車輛の走行速度を
検出する。閾値段179は、車輛速度が予め定め
られた値より低い場合に、アンド・ゲート181
に「1」レベル信号を発生する。伝動装置の第3
または第4速度段が投入されている場合に発生器
はアンド・ゲート181に「1」レベル信号を発
生する。このアンド・ゲート181はオア・ゲー
ト185を介して切換スイツチ115に接続され
ている。第3または第4速度段が投入されている
場合に車輛速度が予め定められた値以下に落ちた
場合に、クラツチはずし条件が満たされる。さら
に第1図ないし第5図を参照して既に説明したよ
うに、アクセル・ペダルが休止位置にある時に惰
行走行選択スイツチ187によつてクラツチが切
り離される惰行走行モードにおいては、単に第3
または第4の速度段においてのみ惰行走行機能が
投入可能である。このようにすれば特に市街交通
において低速度段で運転している時に生ずるよう
な制御不能となる走行状況はより確実に阻止され
る。発生器183、惰行走行もしくは惰行運転選
択スイツチ187ならびにアクセル・ペダルの休
止位置に応答する発生器189はこの目的で共に
アンド・ゲート191に接続されている。他方、
該アンド・ゲート191はオア・ゲート185に
接続されている。
次に第10図ないし第12図を参照して、クラ
ツチのライニングの摩滅のプログラム制御に対す
る影響の自動補償手段に関し説明する。車輛の摩
擦クラツチ(詳細には図示せず)の操作部材20
1には、電動機203が連結されている。この電
動機203は操作部材201により結合関係に投
入されたり、あるいは結合関係から切り離される
ものである。電動機203はその制御回路205
に回路接続されておつて、調整器207から駆動
電流信号を受ける。一方該調整器207は比較器
209の誤差信号によつて制御される。比較器2
09は通例のように、操作部材201の位置を測
定する位置発生器211の実測位置信号およびプ
ログラム制御部213からの位置信号から上記誤
差信号を発生する。なおこのプログラム制御部2
13の詳細に関しては既に第1図および第6図を
参照して説明したので再述は省略する。プログラ
ム制御部213はクラツチのクラツチはずし動作
およびクラツチ嵌合動作を制御する。クラツチ嵌
合もしくはクラツチ係合動作においては、プログ
ラム制御部213は目標値信号を発生し、この目
標値信号は電動機203従つてまた操作部材20
1の位置を予め定められたプログラムに従い車輛
のエンジン回転数に依存して制御する。操作部材
201の位置は本質的にクラツチの滑動領域内に
ある。即ち回転モーメント伝達の開始位置と、ク
ラツチが完全に嵌合される位置との間に在るよう
にプログラム制御される。クラツチ結合は、回転
モーメント伝達が開始する操作部材201の位置
が実際上この位置に対応ずけられているプログラ
ム制御部213の目標値信号と一致するように較
正しなければならない。この関係はクラツチの摩
滅が大きくなると変るので、プログラム制御部2
13は、差発生段215から、該プログラム制御
部213においてそれぞれ目標値信号に加算され
る位置増分信号を供給される。この位置増分信号
は初期のクラツチの較正に対する操作部材201
の摩滅に由る行程変化に対応するものである。差
発生段215はこの位置増分信号を、第1のメモ
リ215に記憶されている元の位置に対応する基
準位置信号と、第2の可変メモリ219に記憶さ
れている第2の基準位置信号との間の信号差とし
て発生する。メモリ219はクラツチの回転モー
メント伝達開始位置における位置発生器211の
実際位置信号またはクラツチの一義的に再現可能
な嵌合度もしくは結合度に対応する位置信号を記
憶している。この位置は位置発生器211の位置
信号の時間変化に応答する検知回路220によつ
て検出される。検知回路220はメモリ219の
書込み動作を制御する。
クラツチの遊び等に関係なく、上記のような再
現可能な関係を得るために、書込み制御部223
が設けられ、この書込み制御部223は、車輛の
点火開閉器225によつて制御され、点火開閉器
の閉成でプログラム制御部213を介して電動機
203を先ずクラツチ嵌合方向に閉路し、次いで
クラツチはずし方向に投入する。クラツチ嵌合方
向においては、電動機203は操作部材201の
完全嵌合位置を越えて動かされて、それによりク
ラツチ移動装置は完全に切り離された状態にな
る。
それに続くクラツチはずし方向での運動では、
書込み制御部223は電動機203の駆動回転モ
ーメントを、完全なクラツチはずしには不充分な
値まで減少する。電動機203はクラツチ操作力
の位置に依存する最も急峻な立上りに対応する操
作部材201の位置に留まる。検知手段220
は、位置発生器211の位置信号の時間変動が予
め定められた閾値以下に降下した時に、メモリ2
19の書込み動作を可能にする。
第11図は検知回路220および書込み制御装
置223の詳細を示す。書込み制御装置223
は、点火開閉器225の閉成に対して電動機20
3を先ずクラツチ嵌合方向に投入する。この目的
でワン・シヨツト・マルチもしくはモノフロツプ
241が設けられる。このモノフロツプ241は
時点tpにおいてそのセツト入力端Sに接続されて
いる点火開閉器225を介して制御される。プロ
グラム制御装置213は制御導体243を介して
モノフロツプ241の出力端Qに接続されておつ
て、セツト状態期間中(第12図a)、電動機2
03をクラツチ嵌合方向に駆動する目標値信号を
発生する。クラツチ嵌合運動は比較器245によ
つて終末せしめられる。この比較器245は位置
発生器211の位置信号を基準位置発生器247
の信号と比較する。比較器245はモノフロツプ
241のリセツト入力端Rに接続されておつて、
基準位置発生器247に設定されたクラツチ嵌合
位置に達した時にモノフロツプ241をリセツト
する。このモノフロツプ241の時定数は、上記
基準位置が時定数の経過以前に達せられるように
選択されている。
モノフロツプ241の出力端Qはインバータ2
49を介してモノフロツプ251のセツト入力端
Sに接続されると共に、直接該モノフロツプのリ
セツト入力端Rに接続されている。モノフロツプ
241の出力信号の前縁はモノフロツプ251を
リセツトし、他方後縁で該モノフロツプ251は
セツトされる。モノフロツプ251の出力端Qに
接続されている制御導体253を介して、該モノ
フロツプ251はプログラム制御装置213に対
し、電動機203をクラツチはずし方向に駆動す
る制御信号を発生する。制御導体253を介して
発生される制御信号(第12図e)の後縁は、追
つて詳述するようにメモリ219に書き込まれる
基準位置を表わす。
電動機203の運動中に該電動機の駆動段(図
示せず)は、導体255を介して供給されるパル
ス(第12図f)によつて制御される。この導体
255はインバータ257を介してモノフロツプ
259のQ出力端に接続されている。該モノフロ
ツプの出力パルスの幅、従つてまた電動機203
の回転モーメントを決定する時定数は設定回路2
61で調整可能である。モノフロツプ259はそ
のセツト入力端Sに導体263を介して、例えば
プログラム制御装置213から供給されるクロツ
ク・パルスによつてトリガされる。そのパルス幅
従つてまた電動機203の回転モーメントは、ク
ラツチばねの抵抗により電動機203が静止した
状態に留まるように選択される。この場合の回転
モーメントは、クラツチの通常動作で発生される
回転モーメントの約20ないし30%である。モノフ
ロツプ251の出力端Qはさらにインバータ26
5を介してモノフロツプ259の再起動入力端
RSに接続されており、それによりモノフロツプ
259は単にモノフロツプ251のセツト期間中
だけ、電動機203の駆動回路にパルスを発生で
きるようになつている。
導体263のクロツク・パルスはアンド・ゲー
ト267を介してモノフロツプ269のセツト入
力端Sに印加される。該モノフロツプ269のリ
セツト入力端Rは予め定められた初期条件を設定
するためにインバータ265にも接続されてい
る。モノフロツプ269はその出力端Qに、その
比較的短い時定数に対応して、モノフロツプ25
1のセツト期間中、計数パルス(第12図d)を
発生し、この計数パルスは計数器271によつて
計数される。モノフロツプ241の出力端Qに接
続されているリセツト入力端Rを有し、該モノフ
ロツプ241のセツトで予め定められた計数内容
にセツトされる計数器271は、モノフロツプ2
69のパルスを計数して、デイジタル−アナログ
変換器273を介し、パルス数で階段状に変化す
る出力信号(第12図c)を発生する。デイジタ
ル−アナログ変換器273のこの階段状に変化す
るアナログ出力信号は、差発生段もしくは減算段
275において位置発生器211の位置信号(第
12図b)により減算される。比較器277はそ
の結果生ずる差信号を基準信号発生器279の基
準信号と比較して、この差信号が基準信号以下に
降下した時にクロツク・パルスのためのアンド・
ゲート267を阻止する。計数器271に供給さ
れるパルス(第12図d)のパルス速度が、位置
発生器211の位置信号(第12図b)の変化率
の尺度となる。計数パルスが現われている限り、
この変化率は、基準信号発生器279によつて予
め定められる閾値よりも高い。この閾値よりも低
くなると、アンド・ゲート267は爾後の計数パ
ルスの発生を禁止する。計数パルスはさらにモノ
フロツプ251の再起動入力端RSに供給される。
このモノフロツプ251は第12図eに破線で示
すように、各計数パルスで新たにセツトされるも
のである。モノフロツプ251は最後の計数パル
ス後時定数tの経過でリセツトされ、そして制御
導体253を介し、プログラム制御装置213の
クラツチはずし動作を遮断する。同時に、既に述
べたように、メモリ219はモノフロツプ251
の出力信号の後縁の出現で基準信号発生器211
の基準信号位置と書込みを可能にされる。
計数器271の計数内容がクラツチの摩滅状態
の尺度となる。計数器271の予め定められた計
数出力端に接続されている警報装置281、例え
ば信号燈がクラツチの摩耗限界が越えられたこと
を表示する。
第13図はプログラム制御に対するクラツチの
摩耗の影響を補償するための別の実施例の回路図
を示す。車輛の摩擦クラツチ(図示せず)の操作
部材301には、電動機303が結合されてい
る。この電動機は操作部材301を介してクラツ
チの嵌合ならびに解除(はずし)行なうものであ
る。この電動機303は制御回路305に接続さ
れておつて、コントローラ307から駆動電流信
号を受ける。一方該コントローラ307は比較器
309の誤差信号によつて制御される。比較器3
09は通例の仕方で、操作部材301の位置を測
定する位置発生器311の実際位置信号および上
述の型のプログラム制御装置313から誤差信号
を発生する。プログラム制御装置313はクラツ
チはずし動作を制御する。クラツチ嵌合動作にお
いては、プログラム制御装置319は、電動機3
03、したがつてまた操作部材301の位置を予
め定められたプログラムに従い車輛のエンジン回
転数に依存して制御する目標値信号を発生する。
操作部材301の位置は本質的にクラツチの滑動
領域内にある。言い換えるならば回転モーメント
伝達開始位置と、クラツチが完全に係合される位
置との間にあるようにプログラム制御される。こ
のクラツチは、回転モーメント伝達が始まる操作
部材301の位置が実際上この位置に対応のプロ
グラム制御装置313の目標値信号と一致するよ
うに較正しなければならない。この一致は、クラ
ツチの摩耗が増大するにつれて変化するので、プ
ログラム制御装置313は、差発生段315から
位置増分信号を供給され、この信号はプログラム
制御装置313においてその時々の目標値信号に
加算される。この位置増分信号はクラツチの初期
較正に対する操作部材301のクラツチ摩耗に依
存する行程変化に対応するものである。差発生段
315は上記位置増分信号を、第1のメモリ31
7に記憶されている元の位置に対応する基準位置
信号および第2のメモリ319に記憶されている
第2の基準位置信号の差として発生する。メモリ
319はクラツチの回転モーメント伝達の開始位
置における位置発生器311の実際位置信号を記
憶している。この位置はクラツチの摩擦結合の開
始で電動機303の駆動電流の変化に応答する閾
値段321によつて検出される。この閾値段32
1はメモリ319の書込み動作を制御する。
クラツチ移動装置の遊び等に関係なく、再現可
能な関係を達成するために、書込み制御装置32
3が設けられる。この制御装置323は車輛の点
火開閉器325によつて制御され、点火装置の閉
成に際しプログラム制御装置313を介して電動
機303を先ずクラツチ嵌合方向に投入し、つい
でクラツチはずし方向に投入する。クラツチ嵌合
方向においては、電動機303は、操作部材30
1の完全に嵌合された位置を越えて駆動され、そ
の結果クラツチ移動装置は完全に切り離される。
閾値段321は次続のクラツチはずし方向におけ
る運動に際しての駆動電流変化に応答する。この
電流変化は電動機303が遊びの補償後にクラツ
チのばね抵抗に対し抵抗する際に発生するもので
ある。
この位置増分信号はクラツチの摩耗に対する尺
度となる。差発生段315の出力端に接続されて
いる閾値段327は警報装置329を介してクラ
ツチの摩耗限界を表示する。
上述の実施例においては、メモリ319は回転
モーメント伝達が始まる位置に対応する信号を記
憶する。クラツチばねが制御装置の遮断状態にお
いて、電動機303の抵抗に抗しクラツチを完全
に係合するのに充分な力を有している限り、完全
に嵌合されたクラツチの位置を基準位置として利
用することができる。この場合には、メモリ31
9の書込み動作は直接、331で暗示するよう
に、点火開閉器を介して制御される。この場合に
は回路要素321および323を省略することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例による自動クラ
ツチ作動装置を備えた車輛のエンジン−クラツチ
−伝動装置アツセンブリを示す略図、第2図はエ
ンジン回転数nを関数として本発明で用いられる
プログラム制御装置の出力信号Uを示すグラフ、
第3図はエンジン回転数nを関数としてエンジン
回転モーメントMを示すグラフ、第4図は始動プ
ログラムのための関数発生器の回路略図、第5図
は高速段の切換のための切換プログラムのための
関数発生器の回路略図、第6図は本発明の第2の
実施例による自動クラツチ作動装置を備えた車輛
のエンジン−クラツチ−伝動装置アツセンブリの
略図、第7図は第6図に示したクラツチ作動装置
で使用可能な、クラツチの摩擦係合動作が緩慢で
ある場合にクラツチの嵌合を強制的に行なう装置
を示し、第8図は第6図に示したクラツチ作動装
置において用いることができる起動補助装置の回
路を示し、第9図は第6図で示した装置で用いる
ことができるクラツチはずし制御装置の詳細を示
し、第10図はクラツチの摩擦を自動的に検出す
ることができる車輛の摩擦クラツチの自動操作用
電気装置の回路図、第11図はクラツチの操作量
が同じとした場合のクラツチの操作位置を検出す
るための制御装置のブロツクダイヤグラムを示
し、第12図は第11図に示した回路のいろいろ
な回路点に現われる信号の時間ダイヤグラムを示
しそして第13図はクラツチ摩耗を自動的に検出
する車輛摩擦クラツチを自動操作するための電気
装置の別の実施例を示す回路図である。 1……エンジン、3,103……クラツチ、
5,105,203,303……伝動装置、7,
107,201,301……操作部材、9,10
9……サーボ駆動部、13,113,213……
プログラム制御装置、15,47,49,115
……スイツチ、19,119……クラツチはずし
制御部、21,35,41,43,117……信
号発生器、23,167,185……オア・ゲー
ト、25,125,135,171……回転数発
生器、27,31,137,321,173,1
79,327……閾値段、29……タコメータ、
33,39,55,57,165,175,18
1,191,267……アンド・ゲート、37,
53,61……否定回路、45,51,129,
133,141……関数発生器段、52,24
9,257,265……インバータ、59……時
間遅延素子、47……時限素子、69,95,1
11,145,155……積分器、75,10
1,117,153……コンデンサ、77,8
3,97,115,123,139……演算増幅
器、79……トランジスタ、81……反転増幅
器、119……分圧回路、121……放電回路、
127,133,135……ダイオード、131
……加算段、147……ツエナーダイオード、1
61……補助スイツチ、177……回転速度計、
187……惰行走行選択スイツチ、207……調
整器、209,245,277,309……比較
器、211,311……位置発生器、213,3
13,319……プログラム制御装置、219…
…可変メモリ、220……検知回路、223,3
23……書込み制御部、225,325……点火
開閉器、241,251,259,261……モ
ノフロツプ、247……基準位置発生器、261
……設定回路、271……計数器、273……デ
イジタル・アナログ変換器、275……減算段、
279……基準信号発生器、281,329……
警報装置、307……コントローラ、317,3
19……メモリ、303……電動機。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 内燃機関により駆動される車輛の摩擦クラツ
    チの自動操作装置であつて、 位置決めサーボ駆動部9と、回転数発生器9
    と、制御装置13,113;213;313とを
    有し、 前記位置決めサーボ駆動部は位置制御信号に応
    答してクラツチを、はずし位置と係合位置との間
    の位置内で位置制御信号より設定された操作位置
    に調整するものであり、ここで前記はずし位置で
    はクラツチは完全にはずされ、また前記係合位置
    ではクラツチは完全につながれるものであり、 前記回転数発生器は内燃機関の回転数に相応す
    る回転数信号を形成するものであり、 前記制御装置は制御信号発生器45,51;1
    29,133を有し、該制御信号発生器は前記位
    置制御信号を回転数信号に依存して形成するもの
    である、車輛の摩擦クラツチの自動操作装置にお
    いて、 前記制御信号発生器45,51;129,13
    3は、回転数信号と、前記位置制御信号により設
    定されるクラツチ板3操作位置との間の所定の特
    性関係を設定し、前記位置制御信号は回転モーメ
    ント伝達開始の限界位置と、クラツチ係合位置と
    の間のクラツチすべり領域内で、所定の特性関係
    に従いかつ回転数に依存して形成されることを特
    徴とする車輛の摩擦クラツチの自動操作装置。 2 プログラム制御装置13の特性に対応して予
    め定められる、エンジン回転数に対するクラツチ
    嵌合位置の従属ないし対応関係がエンジン1のエ
    ンジン回転モーメントを制御する設定部材の調整
    に依存して可変である特許請求の範囲第1項記載
    のクラツチ自動操作装置。 3 クラツチ嵌合ないし係合位置が、設定部材の
    調整に対し最大エンジン回転モーメントが現われ
    るエンジン回転数に、該設定部材の調整に依存
    し、実質的に従属ないし対応せしめられている特
    許請求の範囲第2項記載のクラツチ自動操作装
    置。 4 プログラム制御装置13が、駆動装置9を、
    予め定められた時間遅延で、関数発生器45,5
    1により予め定められる位置に設定する特許請求
    の範囲第1項記載のクラツチ自動操作装置。 5 プログラム制御装置13のクラツチ嵌合ない
    し係合動作過程が、エンジン回転数に対応する閾
    値段27を介し、予め定められた回転数閾値が越
    えられた場合にトリガされ、そして遅延段59
    は、クラツチ嵌合動作過程の開始を、前記閾値段
    27のトリガ時点に対し予め定められた時間だけ
    遅延させる特許請求の範囲第4項記載のクラツチ
    自動操作装置。 6 多段変速ないし伝動装置5を用いた場合に、
    プログラム制御装置13が該伝動装置5の速度段
    設定に応答し、そして操作部材7の位置のエンジ
    ン回転数依存特性が速度段設定依存して予め定め
    ることができるようにした特許請求の範囲第1項
    記載のクラツチ自動操作装置。 7 プログラム制御装置13が、第1速度段また
    は後進段に伝動装置が設定された場合に、クラツ
    チ3の操作部材7の位置を第1の予め定められた
    機能プログラムに対応して制御し、そして残りの
    速度段に設定された場合には第2の機能プログラ
    ムに対応して制御する特許請求の範囲第6項記載
    のクラツチ自動操作装置。 8 プログラム制御装置13は、滑動領域(クラ
    ツチすべり領域)において、第2の機能プログラ
    ムの設定で、操作部材7の位置を、該操作部材7
    の時間位置変化がほぼエンジン回転数に比例する
    特性に対応して制御する特許請求の範囲第7項記
    載のクラツチ自動操作装置。 9 プログラム制御装置113は、始動中、滑動
    領域で実質的にエンジン回転数に依存してクラツ
    チ嵌合位置および/または操作部材7の位置を変
    える特許請求の範囲第1項記載のクラツチ自動操
    作装置。 10 プログラム制御装置13が車輛の走行速度
    に応答し、予め定められた走行速度より高い場合
    には、クラツチ嵌合動作を制御する第2の関数発
    生器133により、操作部材107をエンジン回
    転数に応答する第1の関数発生器129とは独立
    して、時間の関数で、クラツチ嵌合位置に調整設
    定する特許請求の範囲第1項記載のクラツチ自動
    操作装置。 11 第1および第2の関数発生器129,13
    3が、操作部材107の位置を確定する設定信号
    を互いに重畳して駆動装置109に供給する特許
    請求の範囲第10項記載のクラツチ自動操作装
    置。 12 予め定められる走行速度が、伝動装置10
    5の最低装置105の最低速度段で最大エンジン
    回転モーメントに対応するエンジン回転数におい
    て設定される走行速度よりも小さい特許請求の範
    囲第10項記載のクラツチ自動操作装置。 13 第2の関数発生器133が、走行速度に比
    例する信号に応答する閾値段137と、該閾値段
    によつて制御されて、同じ方向で時間的に変化す
    る信号を発生するためのランプ信号発生段133
    とを有している特許請求の範囲第10項記載のク
    ラツチ自動操作装置。 14 ランプ信号発生段133が、積分抵抗−コ
    ンデンサ回路として構成されている特許請求の範
    囲第13項記載のクラツチ自動操作装置。 15 プログラム制御装置113が、クラツチ嵌
    合動作を制御する第3の関数発生器141を有し
    ており、該関数発生器141は、予め定められた
    期間中エンジン回転数が予め定められた回転数よ
    りも高い場合に、時間の関数として、操作部材1
    07をクラツチ嵌合位置に設定する特許請求の範
    囲第10項記載のクラツチ自動操作装置。 16 第3の関数発生器141がエンジン回転数
    に比例して発生される信号のための積分器145
    として構成されており、該積分器の積分時定数
    は、該積分器の出力信号に応答して非線形特性曲
    線を有する回路要素147を備えた予め定められ
    た期間を確定するための回路段により可変されて
    いる特許請求の範囲第15項記載のクラツチ自動
    操作装置。 17 積分器145の出力端に直列にツエナーダ
    イオード147が接続されている特許請求の範囲
    第16項記載のクラツチ自動操作装置。 18 クラツチはずし制御装置19に、多段伝動
    装置5の速度段切換の開始で第1の制御信号が供
    給され、また第1の速度段よりも高い前進方向速
    度段が投入された場合には第2の制御信号が供給
    され、またスイツチ43が作動された場合には第
    3の制御信号が供給され、またエンジン出力を制
    御する部材(アクセル・ペダル)が休止位置に設
    定された場合には第4の制御信号が供給され、ま
    たエンジン回転数の予め定められた値が下廻られ
    た場合に第5の制御信号が供給され、また予め定
    められた走行速度が下廻られた場合に第6の制御
    信号が供給され、そして前記クラツチはずし制御
    装置19は、前記第1の制御信号または第5の制
    御信号または第3のおよび第4の制御信号が共に
    現われるかまたは前記第2および第6の制御信号
    が共に現われた場合(クラツチはずし条件)に駆
    動装置9をクラツチはずし方向に投入する特許請
    求の範囲第1項記載のクラツチ自動操作装置。 19 プログラム制御装置13は、クラツチはず
    し制御装置13のクラツチはずし条件の1つが存
    在する場合に、クラツチ嵌合動作を禁止する特許
    請求の範囲第18項記載のクラツチ自動操作装
    置。 20 プログラム制御装置13は、クラツチはず
    し条件が満たされていない場合に第2の制御信号
    が存在する時、または第1の速度段または後進段
    が投入されている場合に発生される第7の制御信
    号が存在する時にクラツチ嵌合動作を開始する特
    許請求の範囲第18項記載のクラツチ自動操作装
    置。 21 第2の制御信号が反転された第7の制御信
    号によつて形成される特許請求の範囲第20項記
    載のクラツチ自動操作装置。 22 プログラム制御装置13は、第1速度段ま
    たは後進段の投入で発生される第7の制御信号お
    よび予め定められたエンジン回転数が越えられた
    時に発生される第8の制御信号が共に存在する時
    に、クラツチ嵌合動作過程を起動する特許請求の
    範囲第18項記載のクラツチ自動操作装置。 23 プログラム制御装置113は、エンジン回
    転数が予め定められた回転数よりも大きい時に第
    1の制御信号を供給され、また起動補助スイツチ
    161が閉成された場合に第2の制御信号を供給
    され、またエンジン出力を制御する部材153
    (アクセル・ペダル)の作動で第3の制御信号が
    供給され、そして該プログラム制御装置113
    は、第1および第2の制御信号が存在する時には
    駆動装置109をクラツチはずし方向に投入し、
    そして前記第1の制御信号が存在せずかつ同時に
    第2および第3の制御信号が存在する場合に、前
    記駆動装置をクラツチ嵌合方向に投入する特許請
    求の範囲第1項記載のクラツチ自動操作装置。 24 クラツチはずし制御装置119に、予め定
    められた速度よりも小さい走行速度の場合に第4
    の制御信号が供給され、またはエンジン出力を制
    御する部材189(アクセル・ペダル)の休止位
    置において第5の制御信号が供給され、または第
    3または第4の速度段が投入された場合に第6の
    制御信号が供給され、またはアイドリング選択ス
    イツチ187が作動された場合に第7の制御信号
    が供給され、前記クラツチはずし制御装置119
    は、前記第4および第6の制御信号が共に存在す
    る場合かまたは前記第5および前記第6および前
    記第7の制御信号が共に存在する場合に駆動装置
    109をクラツチはずし方向に投入する特許請求
    の範囲第1項記載のクラツチ自動操作装置。 25 駆動装置203,205に位置発生器21
    1が結合されており、該位置発生器は、操作部材
    201の実際位置に対応する信号を発生し、プロ
    グラム制御装置213はその駆動装置203,2
    05に供給される設定信号を、記憶回路215,
    217,219から供給される設定信号増分だけ
    大きくし、ここで既設定信号増分は、2つの記憶
    回路215,217,219に記憶されている基
    準位置信号の差に対応し、クラツチは、通常のク
    ラツチ動作における駆動力に対し駆動装置の駆動
    力が予め定められた値に減少した場合に、クラツ
    チはずし方向に作動可能であり、操作部材201
    の実際位置の時間変動に対応する位置発生器21
    1の信号の時間変化が予め定められた値よりも小
    さい時に、該位置発生器211の信号は、基準位
    置信号を形成するために記憶回路215,21
    7,219に書き込み可能である特許請求の範囲
    第1項記載のクラツチ自動操作装置。 26 駆動装置203,205が静止状態または
    近静止状態にある場合に、位置発生器211の信
    号は記憶回路215,217,219に書き込み
    可能である特許請求の範囲第25項記載のクラツ
    チ自動操作装置。 27 位置発生器211の信号と、時間平均的に
    一定の変化率で変化する制御信号との差に対応す
    る差信号を比較段277で発生して、該差信号を
    閾値信号と比較し、そして該差信号が該閾値信号
    より小さい時には前記制御信号の変化を阻止し、
    前記差信号が予め定められた期間中前記閾値信号
    よりも小さく留まつている場合には、時間制御回
    路251が位置発生器211の信号の記憶回路2
    15,217,219への書き込みをトリガする
    特許請求の範囲第25項記載のクラツチ自動操作
    装置。 28 制御信号を発生するために、比較段277
    により制御可能で、時間平均的に一定である信号
    を積分するための積分回路271,273が設け
    られている特許請求の範囲第27項記載のクラツ
    チ自動操作装置。 29 積分回路が、比較段277によつて制御さ
    れるゲート回路267を介して一定の周波数で供
    給されるクロツク・パルスのための計数回路27
    1,273として構成されている特許請求の範囲
    第28項記載のクラツチ自動操作装置。 30 時間制御回路が、その時定数の経過前に計
    数回路271,273から供給されるパルスによ
    つてトリガ可能である時限素子251を備えてい
    る特許請求の範囲第29項記載のクラツチ自動操
    作装置。 31 計数回路が計数器271と該計数器271
    に後置接続されているデイジタル−アナログ変換
    器273とを有している特許請求の範囲第29項
    記載のクラツチ自動操作装置。 32 警報信号発生器281が設けられ、該発生
    器281は、制御信号の予め定められた値が越え
    られた時に音響または光学的に感知可能な警報信
    号を発生する特許請求の範囲第27項記載のクラ
    ツチ自動操作装置。 33 警報信号発生器が計数器271,273に
    接続されている特許請求の範囲第29項記載のク
    ラツチ自動操作装置。 34 駆動装置203,205が電動機203と
    して構成されており、該電動機の駆動回路は、基
    準位置を決定する間、予め定められた一定の衝撃
    係数を有する電動機、パルスを発生する特許請求
    の範囲第27項記載のクラツチ自動操作装置。 35 制御回路223が、駆動装置203,20
    5を最初にクラツチ嵌合方向において少なくとも
    クラツチ嵌合位置になる迄制御し、しかる後にク
    ラツチはずし方向に制御する特許請求の範囲第2
    5項記載のクラツチ自動操作装置。 36 駆動装置303,305に位置発生器31
    1が結合され、該位置発生器は、操作部材301
    の実際位置に対応する信号を発生し、プログラム
    制御装置313は前記駆動装置303,305に
    供給されるその設定信号を、記憶回路315,3
    17,319から供給される設定信号増分だけ増
    大し、該設定信号増分は、前記記憶回路315,
    317,319に記憶されている2つの基準位置
    信号の差に対応し、クラツチは所定の摩擦結合位
    置にすることができ、かつこの位置において前記
    位置信号発生器311の信号は基準位置信号の1
    つを形成するために記憶回路315,317,3
    19に書き込み可能である特許請求の範囲第1項
    記載のクラツチ自動操作装置。 37 位置発生器311の信号は、クラツチが完
    全に嵌合された場合に制御信号に応答して記憶回
    路315,317,319に書き込まれ得るよう
    にした特許請求の範囲第36項記載のクラツチ自
    動操作装置。 38 制御回路323が駆動装置303,305
    を予め定められた方向において回転モーメント伝
    達開始位置を越えて行過ぎ制御し、駆動装置30
    3,305は駆動手段として電動機303を有し
    ており、前記回転モーメント伝達開始位置におい
    て前記電動機303の駆動電流変化に応答する電
    流検出段321により記憶回路315,317,
    319の書き込み動作を制御する特許請求の範囲
    第36項記載のクラツチ自動操作装置。 39 制御回路323が制御信号に応答して駆動
    装置303,305を最初にクラツチ嵌合位置に
    制御し、次いで回転モーメント伝達開始位置を越
    えてクラツチはずし位置に制御する特許請求の範
    囲第38項記載のクラツチ自動操作装置。 40 制御回路323がクラツチ嵌合位置に対応
    する位置を越えて駆動装置303,305を制御
    する特許請求の範囲第39項記載のクラツチ自動
    操作装置。 41 駆動電流変化を求める際の位置変化速度が
    車輛の走行運転時の位置変化速度よりも小さい特
    許請求の範囲第39項記載のクラツチ自動操作装
    置。 42 制御信号が車輛の点火系の閉成に際して発
    生される特許請求の範囲第37項記載のクラツチ
    自動操作装置。 43 クラツチの摩耗限界を表示するために、設
    定信号増分に応答する限界値センサ237,23
    9を設けた特許請求の範囲第26項記載のクラツ
    チ自動操作装置。
JP56115442A 1980-07-25 1981-07-24 Automatic operating device for friction clutch of car Granted JPS5760919A (en)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE3028250A DE3028250C3 (de) 1980-07-25 1980-07-25 Vorrichtung zur automatischen Betätigung einer Kraftfahrzeugreibungskupplung

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5760919A JPS5760919A (en) 1982-04-13
JPH0327769B2 true JPH0327769B2 (ja) 1991-04-17

Family

ID=6108109

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP56115442A Granted JPS5760919A (en) 1980-07-25 1981-07-24 Automatic operating device for friction clutch of car

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5760919A (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58224815A (ja) * 1982-06-25 1983-12-27 Isuzu Motors Ltd 自動クラッチの発進制御装置
FR2540647A1 (fr) * 1983-02-04 1984-08-10 Valeo Dispositif de pilotage automatique d'embrayage
JPH0729569B2 (ja) * 1983-06-29 1995-04-05 いすゞ自動車株式会社 自動クラッチ制御装置
JPS6049028U (ja) * 1983-09-13 1985-04-06 日産ディーゼル工業株式会社 車両のオ−トクラツチ制御装置
JPH0451249Y2 (ja) * 1984-10-02 1992-12-02
JPS61197100A (ja) * 1985-02-26 1986-09-01 Ichikawa Keori Kk 廃水処理方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5020650A (ja) * 1973-06-21 1975-03-05
JPS51121657A (en) * 1975-04-17 1976-10-25 Nissan Motor Co Ltd Vehicle clutch automatic operating device
JPS525117A (en) * 1975-06-30 1977-01-14 Nissan Motor Co Ltd Start control system of automatic clutch
JPS5227127A (en) * 1975-08-22 1977-03-01 Nissan Motor Co Ltd Change speed control apartus of automatic clutch
JPS5576224A (en) * 1978-12-01 1980-06-09 Nissan Motor Co Ltd Start controller of automatic clutch

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5020650A (ja) * 1973-06-21 1975-03-05
JPS51121657A (en) * 1975-04-17 1976-10-25 Nissan Motor Co Ltd Vehicle clutch automatic operating device
JPS525117A (en) * 1975-06-30 1977-01-14 Nissan Motor Co Ltd Start control system of automatic clutch
JPS5227127A (en) * 1975-08-22 1977-03-01 Nissan Motor Co Ltd Change speed control apartus of automatic clutch
JPS5576224A (en) * 1978-12-01 1980-06-09 Nissan Motor Co Ltd Start controller of automatic clutch

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5760919A (en) 1982-04-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4509625A (en) Automatic friction clutches and controls therefor
RU2199448C2 (ru) Устройство и способ определения точки касания муфты сцепления
EP0059035B1 (en) Clutch control system
KR100241615B1 (ko) 차량용 클러치제어시스템
US4488625A (en) Clutch control system for automobiles
US4200175A (en) Control device for a motor vehicle clutch
CA1106039A (en) Controlled power clutch
US4561530A (en) Electronic clutch control system
EP0160368B1 (en) Clutch control
RU2202479C2 (ru) Автомобиль
KR100347552B1 (ko) 자동클러치의스로틀제어방법및장치
US4425992A (en) Systems for preventing overheat of electromagnetic clutch for vehicles
JPH08514B2 (ja) クラッチの自動制御装置
US20060293148A1 (en) Model-based control for torque biasing system
JPH106818A (ja) トルク伝達系の制御装置及び方法
JP4181229B2 (ja) トルク伝達システムを制御するための方法および装置
JPH05305837A (ja) クラッチの接触点決定装置及びその方法
JPH07112789B2 (ja) 車両走行制御装置
JP2873348B2 (ja) 自動クラッチ式変速機の制御装置
JPS60136644A (ja) 車両用自動変速システムのノンクリ−プ制御装置
JPH0115739B2 (ja)
JPH0327769B2 (ja)
EP1403547A2 (en) Creep torque control apparatus
JPH07501385A (ja) クラッチ制御装置
JP3033487B2 (ja) トルク推定方法、トルク算出データ補正方法、およびトルク推定装置