JPH03277154A - 二固定子誘導電動機 - Google Patents

二固定子誘導電動機

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JPH03277154A
JPH03277154A JP2074954A JP7495490A JPH03277154A JP H03277154 A JPH03277154 A JP H03277154A JP 2074954 A JP2074954 A JP 2074954A JP 7495490 A JP7495490 A JP 7495490A JP H03277154 A JPH03277154 A JP H03277154A
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Toshihiko Satake
佐竹 利彦
Yukio Onoki
大野木 幸男
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、単一の回転子の二個の固定子とを有し、二個
の固定子に対峙する回転子導体の周囲に生じる回転磁界
間に位相差を生じさせて、変速可能でしかもスムーズな
起動と低速から高速にかけて高トルクを発生させること
ができる二固定子誘導電動機に関する。
【従来の技術】 複数固定子構成の誘導電動機のトルク制御、速度制御は
公知技術により知られる固定子間の位相差を変化させる
方法があり、例えば本出願人の発明である特願昭61−
128314号もその例である。この位相差を変化させ
る方法には、機械的なものとして固定子を回動させて位
相差を設けるもの、電気的なものとして固定子巻線の結
線を変えて何種かの位相差を設けるもの、更にこれらに
スターデルタ切換を組み合わせたものなど多種多様であ
る。 以上の方法は、誘導電動機のトルクと速度を自在に変化
させて負荷に対応する場合と、始動時の速度上昇をスム
ーズに行う場合等とその負荷または用途に応じて様々の
手法を用いることになる。
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、位相差を設けて負荷に対応するものであり、
前記従来技術により区別すると電気的手法といえる。 さて、前記従来技術における電気的移相手法は固定子巻
線の結線を切換えて行い位相差は電気角でθ°、60°
、120°、180°が実施可能であるが、その切換に
要する開閉器は十数側に及ぶものであり高価となってい
た。 更に一般の誘導電動機は始動性改善の目的でスターデル
タ切換装置を設けたものがある。これは単一の固定子に
もかかわらずその配線は複線なものであると共に、スタ
ーデルタ切換時における負荷電流の一時的な切換による
トルク変動を発生し、更には切換後の負荷電流の急激な
変化と発生トルクの急激な変動によるショックは避けら
れないものであった。 本発明は上記のように各位相差に結線を切換えたものと
同等のトルク特性を有し、しかも無段階に変速可能であ
り、負荷電流の急激な増加と負荷トルクの急激な変動の
少ない安価な二固定子誘導電動機を提供しようとするも
のである。
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明は、同一回転軸上に任
意間隔をおいて二個の回転子コアを設け、該二個の回転
子コアに連通した複数個の導体を設けて該導体の両端を
短絡環で連結した回転子と、前記各回転子コアにそれぞ
れ対峙して周設した二個の固定子と、前記二個の固定子
のうち一方の固定子がこれに対峙する回転子の周囲に生
じる回転磁界と、他の固定子がこれに対峙する回転子の
周囲に生じる回転磁界との間に位相差を生じさせる移相
装置とを有する二固定子誘導電動機において、前記移相
装置は、二個の固定子巻線を直列デルタ結線して電源に
接続し、同相に接続された前記複数個の固定子の巻線と
巻線の間と、他相の巻線と巻線の間とを開閉スイッチと
を介して連結すると共に、同相に接続された前記二個の
固定子の巻線と巻線の間と、他相の電源とを開閉スイッ
チを介して連結した。 また本発明によると、前記移相装置は二個の固定子巻線
を直列デルタ結線して電源に接続し、同相に接続された
前記二個の固定子の巻線と巻線の間と、他相の電源とを
半導体素子を介して連結して構成した。 更に本発明によると、前記移相装置は二個の固定子巻線
を直列デルタ結線して電源に接続し、同相に接続された
前記二個の固定子の巻線と巻線の間と、他相の電源とを
可変抵抗を介して連結して構成した。
【作 用】
本発明の固定子巻線は、直列デルタ結線としである。こ
の時の固定子間位相差は180°、 120°、60’
、Ooのいずれかが考えられる。今第1の作用として、
仮に2つの固定子の回転磁界間に120°の位相差が生
じるよう直列デルタ結線として電源に接続した回路を、
同相に接続された固定子の巻線と巻線の間と、他相の巻
線と巻線の間とを短絡すると、並列スター結線となり前
記回転磁界の位相差は60°に切換わることになる。し
たがって、起動時は任意の位相差をもった直列デルタ結
線みなり、短絡すると並列スター結線でしかも異なる位
相差へと切換えられる。つまり直列デルタ結線からその
まま並列スターに切換えるとそれぞれの位相差は180
0から 120°、120°から60’ 、 60’か
ら00に切換えられる。 また、第2の作用として、2つの固定子の回転磁界間に
120°の位相差が生じるよう直列デルタ結線として電
源に接続した回路を、同相に接続された固定子の巻線と
巻線の間と、他相の電源とを短絡すると、並列デルタ結
線となり前記回転磁界の位相差はooに切換ゎることに
なる。したがって上記2つの作用で回転磁界間の位相差
1t120°かう600へ、6o0カラ00へ位相差を
切換えることが可能となる。 以上をまとめると次のようになる。まず、電源を投入す
ると固定子間の位相差は前記任意位相差の直列デルタ結
線で起動する。負荷は任意位相差のトルク特性曲線によ
り起動される。次に第1の作用によって、任意回転数に
至って巻線間と巻線間とを短絡して並列スター結線とす
ると位相差は60°少なくなり。トルク特性及び電流特
性が変化する。 更に第2の作用によって、任意回転数に至りて巻線間と
他相の電源とを短絡して並列デルタ結線とすると回転磁
界間の位相差は更に6(1’少なくなり、トルク特性及
び電源特性が更に変化して定格運転の特性に至るものと
なる。 また本発明においては、前記3つのトルク特性の中間特
性を無段階に得るために、同相に接続された二個の固定
子の巻線の間と、他相の電源の間とを、ダイオード、サ
イリスタまたは可変抵抗を介して連結したので起動時に
は、高トルク低電流で、起動後の運転に至るまでは無段
階に任意のトルクと電流で運転することができ、変速も
可能である。 この場合も、ダイオード、サイリスタの点弧角あるいは
可変抵抗の抵抗値を変化させることにより直列デルタ結
線は除々に並列スター結線から並列デルタ結線に切換わ
り、それに伴って回転磁界間の位相差もたとえば12o
0がら00まで除々に変化するものとなる。 なお前記回転磁界間の位相差の変化によるトルク特性と
電流特性の変化について、本出願人は特願昭61−12
831.4号において詳述している。また前記作用の説
明の中における位相差は電気角によるものである。 【実施例] 本発明は主としてかご型回転子をもっ2固定子誘導電動
機として詳細を説明すが、これに限定されないことは言
うまでもない。巻線型回転子をもっ二固定子誘導電動機
の場合もあり、リニヤモーターとしても応用できるもの
である。 また、固定子巻線のスター結線、デルタ結線の切り変え
を併用してトルク特性をより多様化する場合もあり、回
転子コア間の構成も、空間、非磁性体、磁性体等を使用
する場合がある。 すでに本出願人は、特願昭61−128314号として
本発明の構成の一部である複数固定子からなる誘導電動
機の構成、作用の詳細な説明を行なっている。 第1図により本発明の構成の一部をなす電動機の1実施
例を説明する。符号1は本発明に係る二固定子誘導電動
機であり、該誘導電動機1は以下のような構成を有する
。磁性材料からなる回転子コア2.3を任意の間隔を設
けて回転子軸4に装着する。回転子コア2,3間は非磁
性体コア5を介設するか、または空間とする。 回転子コア2,3に装設した複数個の導体6・・・のそ
れぞれを回転子コア2,3に連通して連結し一体的な回
転子7を形成し、その直列に連結した複数個の導体6・
・・の両端部は短絡環8,8により短絡される。また、
本実施例においては回転子7に装設されたそれぞれの導
体6・・・は回転子コア2.3間の非磁性体コア5部に
おいて、任意のベクトルの差の電流を流すための抵抗材
9を介して連結しである。 回転子コア2,3に対峙する外側部に巻線10.11を
施した第1固定子12と第2固定子13を機枠14に並
設し、第1固定子12と第2固定子13は機枠14に固
定する。 また、第1固定子12と第2固定子13の巻線10.1
1の結線の形態は一実施例として電気的位相差120°
の直列デルタ結線としている。 次に本発明の実施例を電気的位相差が120゜から60
°、60°から0°へ変化するものを一例として示し、
それぞれの位相差を起動、加速、運転として第2図以降
を参照して説明する。 第2図に示すものは第1の実施例の結線図である。 以下固定子巻線10.11を三相の場合について説明す
る。固定子巻線10の各相の巻線をU2−X2.V2−
Y2.W2−Z2とし固定子巻線11の各相の巻線をU
l−X、、VIYl、Wl−z、とする。この固定子巻
線10゜11の各相は機械的に同じ位置つまりUl−X
lとU2−X2とは同じ位置に配置されている。 また各相の分担電圧を図に示す如<El、E2゜E3.
E、−、E2−、E3−とする。 次に結線について説明すると、まず固定子巻線11の端
子U、、V、、W、をそれぞれ3相交流電源A、  B
、  Cに接続し、固定子巻線10゜11の端子X1と
W2.YlとUI  ZlとV2を接続し、さらに固定
子巻線10の端子X2を電源のc、y2をA、Z2をB
に接続する。 この状態において、2組の固定子巻線が直列デルタ結線
されて、電源に接続されたことになる。 さらに固定子巻線11の端子Xl、Yl、Zlを短絡す
るスイッチ5120を設け、端子X1とW2の間と電源
のC1端子Y1とU2の間と電源のA1端子Z1と■2
の間と電源のBとを接続するスイッチ5221を設けで
ある。このように接続した後、スイッチ5120とスイ
ッチ5221とを開放した状態で電源を投入する、と固
定子巻線10.11の分担電圧E1.E2゜E3.El
−、E2 +、E−3は第3図のようになる。この場合
の固定子巻線10.11のそれぞれの分担電圧の大きさ
は電源の線間電圧の1/2となり、ElはEl−より 
1200の進み位相つまり 120°の位相差を発生す
る。また、E2とE2−1E3とE3−も同様に120
°の進み位相となる。従って回転子はこの特性で起動す
ることになるaすなわち固定子巻線に印加される電圧は
小さく、よって起動電流が小さい。 しかも位相差角θ= 120’の状態であるため本発明
に係る2固定子誘導電動機の特性から高力率となり電流
の割にはトルクの大きい起動となる。 回転子の回転速度が任意速度に上昇したときスイッチ5
120を投入すると固定子巻線10゜11の分担電圧E
I  E2.E3.El  、E2−、E3−は第4図
のようになる。この場合、固定子巻線の分担電圧の大き
さは電源の線間電圧の1/、71となり、ElはEl−
より60°の進み位相つまり60°の位相差を発生する
。またE2とE2−1E3とE3−も同様に60°の進
み位相となる。従って回転子はこのトルク特性で加速さ
れることになる。 回転子の回転速度が更に上昇したときスイッチ5120
を開放し、その後スイッチ5221を投入すると、固定
子巻線の分担電圧El、E2、E3.El−、E2 ′
、E3−は第5図のようになる。この場合の固定子巻線
10.11の分担電圧の大きさは電源の線間電圧に等し
くなり、ElはE、−と同相つまり位相差0°を発生す
る。またE2とE2−1E3とE3−も同様に同相とな
る。従って回転子はこのトルク特性で運転状態に入る。 以上の各トルク特性の一例を第6図に示す。 図に示すように、起動、加速、運転と各段階によってト
ルク特性を変化させてそれぞれの速度に応じた最適の特
性で運転状態に移行させる。 すなわち固定子巻線の分担電圧はE/2.E/、/”7
.Eと段階的に上昇させて起動電流を制御し更に位相差
θをθ=120°、60°、 0°と段階的に小さくし
て常に高力率、高トルクが得られるような特性で運転状
態に移行させるものである。 スイッチ5120とスイッチ5221の操作は第6図に
おいて、S=mで81を投入し、Snで81を開放した
後に82を投入する。ところで固定子巻線の定格電圧は
電源の線間電圧としである。 次に第7図により第2の実施例を説明する。 これは第1の実施例のスイッチ5221を半導体素子に
置換えたものである。これは固定子巻線11の端子Ul
、Vl、Wlをそれぞれ3相電源A、  B、  Cに
接続し、固定子巻線1o、11(7)XiとW2.Yl
とC2,ZlとC2を接続し更に固定子巻線10のX2
を電源のC,C2を電源A、Z2を電源Bに接続する。 この状態で固定子巻線10.11は直列デルタ結線して
電源に接続したことになる。さらに逆並列に接続したサ
イリスタ22を固定子巻線1o、11の端子X1とW2
の間と電源C,YlとC2の間と電源A、ZlとC2の
間と電源Bのそれぞれの間に接続する。このように接続
して電源を投入し、サイリスタ22の点弧角を1800
に制御すると、サイリスタ22には電源が流れないので
固定子巻線10.11の分担電圧E1゜E2・ E3・
 El −、E2 +、  E3 ”は前述の第3図の
ようになる。従ってこの場合の固定子巻線の分担電圧の
大きさは電源の線間電圧の1/2となる。またElとE
l−1E2とE2E3とE3−の位相差角は120°と
なる。このときのトルク特性は第6図の起動トルク特性
に相当しこのトク特性で起動する。 回転子の上昇に伴ってサイリスタ22の点弧角を180
°から除々に小さくして行くと固定子巻線10.11の
分担電圧ET、E2.E3゜El  +  E2−+E
3−は実効的に前述の第4図の状態に変化する。従って
固定子巻線の分担電圧の大きさは電源の線間電圧の1/
、/ffiとなり、ElとEl ′、E2とE2−1E
3とE3′の位相差角θはθ−60°の状態となり、前
述の第6図に示す加速のトルク特性で加速されるこきに
なる。 回転子の回転速度の上昇につれてサイリスタの点弧角を
さらに小さくして最終的に点弧角を0°に制御する。こ
の点弧角が0°のとき固定子巻線10.11の分担電圧
E1.E2.E3゜El  、El  、E3−は第5
図になる。従って固定子線の分担電圧の大きさは電源の
線間電圧に等しくなり、ElとE、−1E2とE2E3
とE3−の位相差角θはθ=0°すなわち同相となる。 この状態におけるトルク特性は第6図に示す運転トルク
特性であり従来の誘導電動機と同じトルク特性となる。 次に第3の実施例を第8図に示す。これは第2図のスイ
ッチ5221を可変抵抗23で構成するものである。こ
れは固定子巻線11の端子Ul、Vl、Wlをそれぞれ
3相電源A、  BCに接続し、さらに固定子巻線10
.11の端子X1とW2、YlとC2、zlとC2を接
続し更に固定子巻線10の端子X2を電源のC1Y2を
電源のA、Z7を電源のBに接続する。 この状態において2紐の固定子巻線10.11が直列デ
ルタ結線されて電源に接続されたことになる。更に可変
抵抗23を固定子巻線の端子X1とW2の間と電源C,
YlとC2の間と電源A、ZlとC2の間と電源Bとの
それぞれの間に接続する。このように接続して電源を投
入し可変抵抗23を無限大にして起動する。ところで前
記可変抵抗23をこの場合、抵抗値−0゜R2,R1o
oの4段階で説明するがこれに限定しないことは言うま
でもない。さて起動における固定子巻線10.11の分
担電圧El、E2、R3,El +、E2 ′、E3−
は前述の第3図の如くなる。従ってこの場合の固定子巻
線の分担電圧の大きさは電源の線間電圧の1/2となり
、ElとEl−、R2とR2−およびR3とR3−の位
相差角θはθ=120°となり一例として第9図の起動
トルク特性で起動する。 回転子の回転の上昇に伴って可変抵抗23の値を小さく
して行くと、この抵抗に流れる電流はすベリSによって
変化し、従ってこの抵抗の電圧降下がすべりSによって
変化することになる。つまり固定子巻線の分担電圧の大
きさは例えば第4図のように起動時の分担電圧より大き
くなり、ElとEl−、R2とR2−、R3とR3−の
位相差角θは起動時の位相差角θより小さくなる。従っ
て第9図の可変抵抗23のR1およびR2のトルク特性
のように、起動時すなわちすベリS=1のときは可変抵
抗値無限大の起動トルク特性に近(、回転速度の上昇に
つれて、すなわちすベリSが小さくなってくると、従来
の誘導電動機の運転特性に近づいてくる。 上記の如(して回転子の回転速度が上昇するにつれて可
変抵抗23の値を零にする。この時の固定子巻線の分担
電圧El、E2.E3.E1−+”!″、E3′は第5
図のようになり電源の線間電圧に等しくなり、ElとE
l=、R2とR2−1およびR3とR3−の位相差角θ
はθ=0すなわち同相となる。この状態のおけるトルク
特性は第9図に示す可変抵抗値0の運転トルク特性であ
り従来の誘導電動機と同じ運転特性となる。 以上の第2と第3の実施例においてはスイッチの開閉と
異なり負荷電流の遮断がないためにトルク及び電流の特
性に急激な変化がなくスムーズに起動し運転が可能とな
る。 また前述のスイッチ、サイリスタ、トライアックまたは
可変抵抗からなる移相装置を電動機側に設けると電動機
への配線は三相の場合3本でよく、スターデルタ始動に
見られるような複雑な配線を必要としない。 更に移相装置と、回転速度あるいは負荷電流等を検出す
るセンサーとを制御装置を介して接続し、回転速度ある
いは負荷電流の変化に応じて移相装置のスイッチの開閉
、サイリスタやトライアックの点弧角、可変抵抗の抵抗
値を制御することも考えられる。 なお、並列スター結線で始動し、直列デルタ結線へと移
行しても本発明を実施できる。そして、その他の位相差
を希望する場合は、一方の固定子に対して他方の固定子
を機械的に回動して固定すればよく、例えば4極の場合
、機械角で10°回動ずれば電気角で2O2位相差を生
じる。 【効 果] 以上のように二固定子誘導電動機のトルクの設定は、単
純な移相装置により無段階に設定可能となり、これらの
トルク特性は起動時において起動電流は小さく起動トル
クが大きく、低トルク特性及び二乗低減トルク特性の始
動性の改善、起動時間の低減を達成した可変速電動機と
なり、インバーター等の高価な制御装置を必要としない
。また、電動機への配線も、単純に形成される移相装置
を電動機に一体とし、三相電源を使用する場合、電動機
には三本の配線でよく誰にでも配線が可能である。 したがって、トルクの多様化を図り低速から定格回転域
まで高トルクを発生することのできる二固定子誘導電動
機の用途の拡大と高トルクの電動機を必要とするあらゆ
る分野に、更に大きく貢献できるようになった。
【図面の簡単な説明】
第1図は二固定子誘導電動機の側断面図、第2図は移相
装置の第1の実施例を示す結線図、第3図は位相差12
0°の直列デルタ結線図、第4図は位相差60’の並列
スター結線図、第5図は位相差0°の並列デルタ結線図
、第6図は開閉スイッチの開閉による中間トルク特性曲
線の一例を示す図、第7図は第2の実施例であるサイリ
スタを使用した移相装置の結線図、第8図は第3の実施
例である可変抵抗を使用した移相装置の結線図、第9図
は可変抵抗による中間トルク特性曲線の一例を示す図で
ある。 1・・・複数固定子誘導電動機、2,3・・・回転子コ
ア、4・・・回転子軸、5・・・非磁性体コア、6・・
・回転子導体、7・・・回転子、訃・・短絡環、9・・
・抵抗材、10.11・・・固定子巻線、12・・・第
1固定子、13・・・第2固定子、14・・・機枠、2
0・・・開閉スイッチS+、21・・・開閉スイッチS
2.22・・・逆並列サイリスタ、23・・・可変抵抗

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)同一回転軸上に任意間隔をおいて二個の回転子コ
    アを設け、該二個の回転子コアに連通した複数個の導体
    を設けて該導体の両端を短絡環で連結した回転子と、前
    記各回転子コアにそれぞれ対向して周設した二個の固定
    子と、前記二個の固定子のうち一方の固定子がこれに対
    峙する回転子の周囲に生じる回転磁界と、他の固定子が
    これに対峙する回転子の周囲に生じる回転磁界との間に
    位相差を生じさせる移相装置とを有する二固定子誘導電
    動機において、前記移相装置は二個の固定子巻線を直列
    デルタ結線して電源に接続し、同相に接続された前記二
    個の固定子の巻線と巻線の間と、他相の巻線と巻線の間
    とを開閉スイッチを介して連結すると共に、同相に接続
    された前記二個の固定子の巻線と巻線の間と、他相の電
    源とを開閉スイッチを介して連結したことを特徴とする
    二固定子誘導電動機。
  2. (2)同一回転軸上に任意間隔をおいて二個の回転子コ
    アを設け、該二個の回転子コアに連通した複数個の導体
    を設けて該導体の両端を短絡環で連結した回転子と、前
    記各回転子コアにそれぞれ対向して周設した二個の固定
    子と、前記二個の固定子のうち一方の固定子がこれに対
    峙する回転子の周囲に生じる回転磁界と、他の固定子が
    これに対峙する回転子の周囲に生じる回転磁界との間に
    位相差を生じさせる移相装置とを有する二固定子誘導電
    動機において、前記移相装置は二個の固定子巻線を直列
    デルタ結線して電源に接続し、同相に接続された前記二
    個の固定子の巻線と巻線の間と、他相の電源とを半導体
    素子を介して連結したことを特徴とする二固定子誘導電
    動機。
  3. (3)同一回転軸上に任意間隔をおいて二個の回転子コ
    アを設け、該二個の回転子コアに連通した複数個の導体
    を設けて該導体の両端を短絡環で連結した回転子と、前
    記各回転子コアにそれぞれ対向して周設した二個の固定
    子と、前記二個固定子のうち一方の固定子がこれに対峙
    する回転子の周囲に生じる回転磁界と、他の固定子がこ
    れに対峙する回転子の周囲に生じる回転磁界との間に位
    相差を生じさせる移相装置とを有する二固定子誘導電動
    機において、前記移相装置は二個の固定子巻線を直列デ
    ルタ結線して電源に接続し、同相に接続された前記二個
    の固定子の巻線と巻線の間と、他相の電源とを可変抵抗
    を介して連結したことを特徴とする二固定子誘導電動機
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7075206B1 (en) 2005-02-07 2006-07-11 Visteon Global Technologies, Inc. Vehicle alternator stator winding having dual slot configuration
CN109672393A (zh) * 2018-12-19 2019-04-23 湖北工业大学 一种轴向磁通电机故障容错控制电路拓扑及控制方法
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