JPH03276697A - 電子装置の筺体へモジュールを収容するための構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概　要〕 電子交換機等を構成する筐体内に、標準サイズよりも小
さいモジュールを整然と収容するための構造に関し、 特別な収容棚を設けなくても小サイズのモジュールを筐
体内に収容可能とすることを目的とし、標準サイズのモ
ジュールとこれを高さ方向に等分割した小サイズのモジ
ュールとを共通の筐体の内部に収容して構成された交換
機等の電子装置において、前記小サイズモジュールをそ
の外形に適合する形状の保護カバー内に収容し、該保護
カバ−の上下両端面のそれぞれ、及び左右両側面のそれ
ぞれに、雄型断面を有するレールとこれに係合可能な雌
型断面を有するレールを互いに対応する位置に一体的に
設け、一つの小サイズモジニールの保護カバーの雄型又
は雌型レールが、上下並びに左右に隣接して設置される
他の小サイズモジュールの保護カバーの雌型又は雄型レ
ールと係合して、互いに固定された状態で筐体内に収容
されるように構成する。

〔産業上の利用分野〕

本発明は、電子交換機等を構成する筐体内に、標準サイ
ズよりも小さいモジニールを整然と収容するための構造
に関する。

〔従来の技術〕

電子交換機等の電子装置は、集積化技術の発展に伴い、
益々高密度実装される傾向にある。これらの電子装置は
情報化社会の中核をなすものであり、高度の信頼性が要
求される。

電子交換機は、通話電流の供給を行う電源用モジニール
や、監視、呼出し信号の送出、ＡＤ変換等の機能を具え
た制御用モジュールと共に、各加入者用の回線を収容し
た端末対応モジニールを具え、これらを一つの筐体内に
収容して構成されている。

前記端末対応モジュールは、従来は、前記電源用及び制
御用モジュールの場合と同様の、標準サイズのプリント
基板上に８回線を収容したモジュールとして構成されて
いた。しかし、万−故障等が生じた場合に、その障害が
波及する範囲を最小限に食い止めるため、最近では端末
対応のモジュールを一回線毎に分割し、それぞれを、標
準サイズのプリント基板を例えば４等分した小サイズの
プリント基板上にまと杓、個別の端末に対応させるよう
にした、いわゆるパーライン化が行われている。

このように、小サイズのモジュールと標準サイズのモジ
ュールとを一つの筐体内に混在して収容するには、従来
は、第４図に示すように、格子状に桟２３を組んだ収容
棚２２を筐体２１内の空間の一部に組み込み、８桟２３
によって区切られた小区画内に端末対応の小モジニール
２４を収容している。図で符号２５はこれらと共に収容
される標準サイズのモジュールを示す。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかし、この方式においては、収容棚２２の作製のため
にコストがかかり、且つ装置全体の重量が増加すると共
に、収容棚自体の収容のために筐体の内部空間が狭くな
って、高密度実装に伴って増加せざるを得ない配線のだ
おの領域が削減される欠点ある。

本発明は、このような従来技術の問題点を解決するもの
で、特別な収容棚を設けなくても小サイズのモジュール
を筐体内に収容可能とすることを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

この目的は、標準サイズのモジュールとこれを高さ方向
に等分割した小サイズのモジニールとを共通の筐体の内
部に収容して構成された交換機等の電子装置において、
前記小サイズモジュールをその外形に適合する形状の保
護カバー内に収容し、該保護カバーの上下両端面のそれ
ぞれ、及び左右両側面のそれぞれに、雄型断面を有する
レールとこれに係合可能な雌型断面を有するレールを互
いに対応する位置に一体的に設け、一つの小サイズモジ
ュールの保護カバーの雄型又は雌型レールが、上下並び
に左右に隣接して設置される他の小サイズモジュールの
保護カバーの雌型又は雄型レールと係合して、互いに固
定された状態で筐体内に収容されるようにしたことを特
徴とする電子装置の筐体へモジュールを収容するための
構造によって達成される。

筐体内には、前記保護カバーの側面の雄型又は雌型レー
ルと係合可能な雌型又は雄型レールを具えた側板を設け
ることが望ましい。

〔作　用〕

小サイズのモジュールを筐体内に収容する場合には、先
ず、前記側板を筐体の天板や底板に予めれを第１モジユ
ールと称する）を装着する。次に、筐体の前面にふいて
、この第１モジユールの上下又は左右に別の小サイズモ
ジュール（これを第２モジユールと称する）を位置決め
し、一方の保護カバーに設けられている前記雄型又は雌
型レールと他方の保護カバーに設けられているこれと対
応する前記雌型又は雄型レール同士を一致させた後、第
２小サイズモジユールをこれらのレールに沿って筐体内
部に押し込んで、両者を係合・固定する。

この作業を繰り返すことによって、所望の個数の小サイ
ズモジュールを所望の位置にセットすることができる。

なお、側板は筐体を構成する側壁で代用してもよい。

このように、特別な格子状の収容棚を設けなくても、モ
ジュールの保護カバー自体の構造にょって、小サイズの
モジュールを標準サイズのモジュールと共に、筐体内に
収容することが可能となる。

以下、図面に示す好適実施例に基づいて、本発明を更に
詳細に説明する。

〔実施例〕

第１図は、小サイズモジュール１を保護するためにその
外面を取り囲むように構成された保護カバー２の形状を
示す。

この保護カバー２は、奥行き方向に延在する上下の壁４
，５を有し、その中央にはモジュール１に実装された電
子部品の発熱を冷却する気流を導通させるための通風孔
３が設けられている。

上部壁４の上面には、Ｕ字断面をした溝型レール６が設
けられている。この上部壁４の右側面は外側に張り出し
て下方が開放されたＬ字断面をした溝７ａを有する突出
部７を形成している。反対に、左側面にはこの突出部７
と同じ高さ位置に、該突出部の外形と補完的な断面形状
を有する特殊形状溝８が形成されている。又、下部壁５
の下面には、溝型レール６に対応する左右方向の位置に
、これと補完的な断面形状を有するリブ９が形成されて
いる。ここで、その機能面から、溝型レール６と特殊形
状溝８を雌型レール、突出部７とリブ９を雄型レールと
総称する。

この保護カバー２は各モジニールに対してすべて同じ形
状・サイズで、例えば、左右二つ割りされた部品として
樹脂成形等によって作製され、モジュール１を挟むよう
にして適用されて一体化される。

従って、本発明においては、少なくとも外形に関する限
り、各モジュールとも同一のものとなる。

このように構成された小サイズのモジュール１を筐体１
０内に収容する原理について、第２図を参照して説明す
る。

先ず、前記突出部７と同じ形状の突出部７′を小サイズ
モジュールの高さに適合する所定のピッチで並列して具
えた側板１１を、筐体ｌｏ内に垂直に設置・固定する。

この側板１１の最下部の突出部７゛　に対して、基本と
なる小サイズのモジュールＩＡ（第１モジユール）の特
殊形状溝８を筐体の正面側から係合させ、同時に筐体の
底板に設けられた溝型レール６′　（モジュール１の溝
型レール６と同一形状をしている）を第１モジユールＩ
Ａのリブ９に係合させ、そのまま筐体内部に押し込んで
、所定の手順によって位置を固定する。

この状態を第２図（ａ）に示す。

これの上方に別のモジュールＩＢ（第２モジユール）を
収容する際には、筐体の前面において、第１モジユール
ＩＡの上部壁４に設けられた溝型レール６と第２モジユ
ールＩＢの下部壁５に設けられたリブ９とを位置合わす
ると同時に、側板１１に設けられた、前記突出部７′よ
り一つ上方の突出部７”と第２モジユールＩＢの特殊形
状溝８とを位置合わせする。そして第２モジユールＩＢ
を筐体内に押し込むと、互いに位置合わせされた前記雄
型レール７”、９と雌型レール８，６同士が係合して両
モジュールＩＡ、ＩＢは相互に固定される。この状態を
第２図（ｂ）に示す。

このような手順によって、既に実装されているモジュー
ルに対して、上下左右に順次に新たなモジュールを接続
・固定することができる。

このようにして、多数の小サイズモジニール１が標準サ
イズのモジュールと共に、一つの筐体内に実装された状
態を第３図に示す。この図において、側板１１は、標準
サイズのモジュール２５の収容空間との境界に固定され
、左側の側板１１は前述したように雄型レールとして突
出部７°を具えており、一方、右側の側板１１は雌型レ
ールとして特殊形状溝８゛を具えている。これらの機能
については前述の原理の説明から明らかであろう。

これらの側板１１は、筐体とは別部品として設置されて
もよいが、場合によっては、筐体を構成する側壁自体を
利用することも可能である。

〔発明の効果〕

以上、詳述したように、本発明によれば、特別な収容棚
を設置することなく、隣接するモジュールの保護カバー
に設けられた雄型レールと雌型レールとを互いに係合さ
せることによって、その位置を固定可能に構成したので
、少ない部品点数で標準タイプの筐体をそのまま利用し
てこれらを収容することが可能になる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明に使用される保護カバーを装着された
小サイズモジュールの要部斜視図、第２図（ａ）並びに
第２図（ｂ）は、本発明によるモジュールの固定・収容
の原理を示す正面図。 第３図は、本発明によって収容されたモジュールの状態
を示す筐体の正面図、 第４図は、収容棚によって小サイズモジュールの収容す
る従来の構造を示す筐体の斜視図である。 １・・・モジューノペ　　２・・・保護カバー４・・・
上部壁、　　　　５・・・下部壁、６・・・溝型レーノ
ベ　　７・・・突出部、８・・・特殊形状溝、　　９・
・・リブ、１０・・・筐体。 保護カバーを装量された小サイズモジュールの要部斜視
図 第 図 （Ｃ１） （ｂ） 本発明によるモジュールの固定・収納 の原理を示す正面図 第２ＵｆＡ

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. １．標準サイズのモジュール（２５）とこれを高さ方向
   に等分割した小サイズのモジュール（１）とを共通の筐
   体（１０）の内部に収容して構成される交換機等の電子
   装置において、前記小サイズモジュール（１）をその外
   形に適合する形状の保護カバー（２）内に収容し、該保
   護カバー（２）の上下両端面のそれぞれ、及び左右両側
   面のそれぞれに、雄型断面を有するレール（７、９）と
   これに係合可能な雌型断面を有するレール（６、８）を
   互いに対応する位置に一体的に設け、一つの小サイズモ
   ジュール（１）の保護カバー（２）の雄型又は雌型レー
   ル（７、９又は６、８）が、上下並びに左右に隣接して
   設置される他の小サイズモジュール（１）の保護カバー
   （２）の雌型又は雄型レール（６、８又は７、９）と係
   合して、互いに固定された状態で筐体（１０）内に収容
   されるようにしたことを特徴とする電子装置の筐体へモ
   ジュールを収容するための構造。
2. ２．前記筐体（１０）内部に、前記保護カバー（２）の
   側面の雄型又は雌型レール（７、８）と係合可能な雌型
   又は雄型レール（８’、７’）を具えた側板（１１）を
   設けたことを特徴とする請求項１に記載の構造。