JPH03276034A - 光音響式ビーム位置検出方法 - Google Patents

光音響式ビーム位置検出方法

Info

Publication number
JPH03276034A
JPH03276034A JP7761590A JP7761590A JPH03276034A JP H03276034 A JPH03276034 A JP H03276034A JP 7761590 A JP7761590 A JP 7761590A JP 7761590 A JP7761590 A JP 7761590A JP H03276034 A JPH03276034 A JP H03276034A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
elastic wave
mirror
detecting
sensors
laser beam
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7761590A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0760122B2 (ja
Inventor
Hideo Tashiro
英夫 田代
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
RIKEN Institute of Physical and Chemical Research
Original Assignee
RIKEN Institute of Physical and Chemical Research
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by RIKEN Institute of Physical and Chemical Research filed Critical RIKEN Institute of Physical and Chemical Research
Priority to JP2077615A priority Critical patent/JPH0760122B2/ja
Publication of JPH03276034A publication Critical patent/JPH03276034A/ja
Publication of JPH0760122B2 publication Critical patent/JPH0760122B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)
  • Lasers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、レーザーを用いた光学システムにおける光学
機器のビーム位置の調整に係わり、特に、ミラー、レン
ズ等の光学素子に発生する光音響を利用してビームの位
置検出を行う光音響式ビーム位置検出方法に関する。
(従来技術) 各種レーザーシステムでは、レーザービームを所望の作
業位置に導くため、ミラー、レンズ、偏光板等の光学素
子が光路内に設けられている。このような光学システム
では、効果的に光学機器を機能させるため、目的に応し
た機器の調整が必要であり、それに伴うビームの位置検
出作業が欠かせない。−船釣なビーム位置検出方法には
、感熱紙やアクリル板にビームパターンを焼き付けて可
視化する簡易的な方法のほか、リニアアレイや四象限検
出器をビーム光路に挿入して定量的に計測する方法が用
いられている。
一方、密閉容器内の試料に断続光を照射すると光音響効
果による弾性波が発生することが知られており、既に、
光音響を利用した各種計測器が開発されている。例えば
、高出力レーザー用ミラーの耐力を向上させる目的で、
光学薄膜の微小吸収エネルギー量と光音響信号の強度が
比例することから、光音響効果によるレーザー損傷を計
測する方法が報告されている4(植田、萩原、他2名:
レーザー研究、第15巻、第1号、p22−p25゜J
an、、  (19B ?) )。また、固体の変形お
よび破壊に伴って解放されるエネルギーが音響パルス(
超音波)として伝播するのを捕捉して、被測定材料の欠
陥部位を検出するAE (Acoustic Emis
sion)測定装置が市販されている。
(発明が解決しようとする課題) 本発明者は、赤外長波長域のラマンレーザー発振を得る
ため、一対の対向する銅製の全反射ミラーから成るマル
チビームラマン変換器を開発し、特開平1−10298
5号に提案した。前記ラマン変換器では、所望のラマン
変換媒質長を獲得する必要があり、ミラー面上の所定の
位置に正確にビームを案内してビーム反射回数を確保し
なければならない。従って、高精度なビーム位置検出と
そ’cyv7整が重要な作業となっていた。
このようなビームの照射位置合わせ作業において、ビー
ム位置検出器を光路に挿入したのでは逐一ゼームを遮断
するため、多くの調整時間を必要とするばかりでなく、
CO2レーザーのように不可視光の場合には、危険を伴
うものであった。また、ハーフごラーでビームを分岐さ
せて位W績出を行う間接法の場合には、ビーム強度を減
衰させる問題があり、装置を簡素化し、レーザーシステ
ムの自動制御を実現するためには障害となっていた。
そこで、本発明者は、ミラーにパルスレーザ−が照射さ
れると、全反射ミラーであってもごラー内部に光音響効
果による弾性波が発生し得ることに着目し、その伝播時
間を光音響検出素子を用いて観測することにより、ビー
ムの伝播を妨げることなくごラー面上に照射されたビー
ム位置を検出できることを見い出した。
本発明は、レーザー自体やレーザービーム伝播システム
の制御に有効な光音響を用いたビームの入射位置検出方
法を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段〉 上記の課題は、ミラー、レンズ等の光学素子に照射され
たパルスレーザ−ビームにより発生する光音響効果に伴
う弾性波の信号波形からその伝播時間を検出して、光学
素子面内のビーム位置を検出する本発明によって解決す
ることができる。
具体的には、弾性波発生直前に出力させたトリガー信号
と検出した弾性波信号の第1、第2または第3のピーク
のいずれかの伝播時間からパルスレーザ−ビームの位置
を検出する方法によって解決することができる。また光
学素子、例えばミラー、プリズム、偏光板等の外周に光
音響検出手段を配置して、発生した弾性波をデジタル波
形分析器、タイムインターバルカウンタ等を用いて信号
処理することによりビームの位置を検出することができ
る。
(作用) 例えば、ミラー面にパルスレーザ−光が照射された時、
まず、表面で光エネルギーの一部が吸収されて熱エネル
ギーに変換され、≧ラー面は膨張して歪み、弾性波が発
生する。発生した弾性波は縦波(P波)と横波(S波)
、更に表面波としてミラー中を伝播する。レーザーパル
スの立ち上がり時間が音響パルス幅より十分短いとする
と、゛最大の進行速度をもつP波の伝播時間とその距離
が比例することになる。従って、前記発生したP波をミ
ラーの裏面に取り付けた単数または複数のセンサーで伝
播時間を検出し、材料に固有のP波の伝播速度から〔ラ
ー面上のビームの位置を検出することができる。
(発明の効果) 本発明によれば、ビーム光路内に他の検出器を挿入する
ことなく、既に設けられているミラー等の光学素子の側
面や背面に弾性波を検出する検出器を取り付け、ビーム
光路を遮断することなく、また、ビーム出力を減衰させ
ることなく照射ビームの位置を検出することができる。
従って、光学システム内の各光学素子に対して所望のビ
ーム位置精度で照射するように各素子に設けられた駆動
装置を作動して自動制御することができる。
(実施例) 以下に本発明を実施例に基づき詳細に説明する。
第1図は、本発明を実施するための装置全体の構成国で
ある。C○2レーザー発振器10から出射されたレーザ
ービームは、KC7!半透ミラー11を透過して、ビー
ムパターンの整形とビーム径の変更が可能な絞り12を
通過した後、本発明を実施する直径70m、厚さ10m
の銅製全反射ミラー13に到達する。ミラー13の背面
には弾性波を検出する2個のアコーステックエQツショ
ン測定用センサー(PZT圧電センサー、共振周波数1
80KHz)14.14′を絶縁性の接着剤で固定する
。前記KCI半透ミラー11で分岐されたビームはフォ
トントランク検出器17によってレーザーパルスの発生
が検出され、デジタルオシロスコープのためのトリガー
信号となる。背面に第1のセンサー14と第2のセンサ
ー14′が固定されたミラーの鏡面に直径約15mmの
パルス状ビームを照射し、ミラー材料内に伝播する弾性
波を検出する。検出された信号はAE増幅器(周波数特
性50 K Hz〜2 MHz)  15.15′で増
幅された後、弾性波を表示するデジタルオシロスコープ
16に導入される。デイスプレィ8ビツト、インピーダ
ンス50Ωでセツティングされたデジタルオシロスコー
プには、レーザー発振器のジッター(放電1−リガーパ
ルスに対するレーザーパルスの発生時間のゆらぎ)によ
る弾性波伝播時間のゆらぎを無くすためにレーザー光を
トリガーとして用いている。
第2図は、第1図のミラー13が取り付けられたミラー
スタンドの正面図(A)と側面図(B)である。前記ミ
ラースタンドには、スライド式ステージ20が設けられ
、つまみ21の回転によってミラーがX軸上を移動し入
射ビームの位置をミラー面上で移動できる。
以下に、1個のセンサーを用いて照射ビームの位置を一
次元的に検出する方法を説明する。
第3図は第2図(A)において、照射ビームの位置をa
に固定してセンサー14のみを動作させて得られた弾性
波信号の波形である。パルスレーザ−の照射により、検
出初期の第1のピークの、第2のピーク■、第3のピー
ク■、第4のピーク■付近まではほぼ安定した波形が見
られるが、時間の経過と共に波形は旦う−の外周面で反
射された弾性波が干渉して乱されていることがわかる。
ここで、第2図(A)のステージ20をX軸上で移動し
て照射ビームの位置とセンサー14との距離を5璽1〜
45tmで変化させて各ピークの到達時間の測定結果を
第4図に示す。第1のピークから第3ピークまではビー
ム位置とセンサーの位置が変化しても到達時間はほぼ安
定して検出されているが、第4のピークでは大きく変動
している。このことから、パルスレーザ−照射初期の第
1のピークの、第2のピーク■、あるいは第3のピーク
■を採用し、レーザー照射直前に出力させたトリガー信
号■との経過時間ΔTにより、照射ビームの位置を求め
ることができる。つまり、藁う一材料の弾性波伝播速度
が一定であればトリガー信号と各ピーク位置までの到達
時間ΔTから一義的にセンサーとビーム間の距離を求め
ることができる。
従って、2個以上、好ましくは3個以上のセンサーを用
いれば2次元上のビーム位置を検出できる。
次に、第1図に示す2個のセンサー14.14′を動作
して照射ビームの位置を検出する方法を説明する。第2
図(A)において、照射ビームの位置をセンサー14側
にずらした位置すで検出した弾性波形図を第5図に示す
。同図において、ビームの位置に対して2つのセンサー
の距離が異なるので、波形は大きくずれており、各ピー
ク位置の到達時間に差がみられる。しかし、第1のピー
クの、第2のピーク■の波形はほぼ一定している。
ここで、検出信号のそれぞれの第2のピーク■を取り、
トリガー信号からの伝播時間ΔTl 、ΔT2を求め、
これにミラー材料の伝播速度を乗し、ビーム位置までの
距離L1、L2が求められる。次に第1、第2のセンサ
ーの位置から半径L+、Lzで描かれた円弧の交点から
ビーム位置が求まる。
しかし、センサーを対称の位置に配置したのでは、第6
図に示すようにビーム位i1cがY軸上にずれていると
きは半径L+、Lxの円弧の交点が2箇所得られ、ビー
ム位置を確定することができない。従って、2個のセン
サーの設置条件を180゜以内に配置することにより、
センサーの内側に半径り、 、L2で描かれる交点が1
つ求まり、ビーム位置を検出することができる。更に、
3個以上のセンサーを配置することにより、二次元的位
置を高精度に検出できることは自明である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明を実施するための装置全体の構成図、 第2図は、本発明を実施したミラー及びごラースタンド
の構成を示し、同図(A)は正面図、同図(B)は側面
図、 第3図は、第2図(A)のビーム位置aで1個のセンサ
ーで検出した弾性波形図、 第4図は、第3図の弾性波形図の第1から第4ピークに
ついてビーム位置を移動させて検出した伝播特性図、 第5図は、第2図(A)のビーム位zbで2個のセンサ
ーにより検出された弾性波形図、第6図は、2個のセン
サーによる位置検出方法の説明図である。 (符号の説明) 10・・・・・・レーザー発振図、 11・・・・・・KClCl半透ミ ラー1−−−・・絞り、 13・・・・・・ミラー 14.14’・・・・・・光音響検出センサー15.1
5’・・・・・・AE増幅器、16・・・・・・デジタ
ルオソシロスコープ、17・・・・・・フォトントラン
ク検出器、20・・・・・・ステージ、 21・・・・・・つまみ。 mviの浄書(内容に変更なし) 第1図 x面の浄書(内容に変更なし) 第2図 0館 #5昭 将内 X面の浄書(内容に変更なし) 第 図 手 続 補 正 書 (方式) %式% 1、事件の表示 平成2年特許願第77615号 2)発明の名称 光音響式ビーム位置検出方法 3、補正をする者 事件との関係

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)光学素子に照射されたパルスレーザービームによ
    り発生した弾性波を検出して、その弾性波の伝播時間か
    ら前記パルスレーザービームの照射位置を検出すること
    を特徴とする光音響式ビーム位置検出法。
  2. (2)特許請求の範囲第(1)項記載のビーム位置検出
    法において、弾性波発生直前に出力させたトリガー信号
    と検出した弾性波信号の第1、第2、第3のピークのい
    ずれかの伝播時間からパルスレーザービームの照射位置
    を検出することを特徴とする光音響式ビーム位置検出法
JP2077615A 1990-03-27 1990-03-27 光音響式ビーム位置検出方法 Expired - Fee Related JPH0760122B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2077615A JPH0760122B2 (ja) 1990-03-27 1990-03-27 光音響式ビーム位置検出方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2077615A JPH0760122B2 (ja) 1990-03-27 1990-03-27 光音響式ビーム位置検出方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03276034A true JPH03276034A (ja) 1991-12-06
JPH0760122B2 JPH0760122B2 (ja) 1995-06-28

Family

ID=13638821

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2077615A Expired - Fee Related JPH0760122B2 (ja) 1990-03-27 1990-03-27 光音響式ビーム位置検出方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0760122B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105790046A (zh) * 2016-05-30 2016-07-20 重庆理工大学 一种脉冲激光器输出脉冲能量稳定性的检测与评估方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60256018A (ja) * 1984-05-18 1985-12-17 カンタム レイザー(ユーケー)リミテツド 電磁放射ビームの予定特性を検出する方法および装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60256018A (ja) * 1984-05-18 1985-12-17 カンタム レイザー(ユーケー)リミテツド 電磁放射ビームの予定特性を検出する方法および装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105790046A (zh) * 2016-05-30 2016-07-20 重庆理工大学 一种脉冲激光器输出脉冲能量稳定性的检测与评估方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0760122B2 (ja) 1995-06-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
ES2403687T3 (es) Sistema de ensayo por ultrasonidos
JPS5942834B2 (ja) ドプラ−レ−ダ装置
JPH03162645A (ja) 非接触オンライン形紙強度測定装置
CN103471998A (zh) 超声材料反射和透射系数激光测量系统
CN1137371C (zh) 短脉冲激光超声精确测厚方法及装置
CN112098336B (zh) 激光超声扫描成像装置以及激光超声扫描成像系统
US4563898A (en) Acoustic microscope
JP2587732B2 (ja) レーザー光の位置検出方法
US6445457B1 (en) Laser detection of material thickness
JP2002257793A (ja) レーザ超音波検査装置
JPH03276034A (ja) 光音響式ビーム位置検出方法
CN111829958B (zh) 基于光偏转原理的光纤耦合式表面扰动探测系统
JP3294148B2 (ja) レーザ超音波探傷装置
Bourkoff et al. Low‐energy optical generation and detection of acoustic pulses in metals and nonmetals
JPH03276035A (ja) 光音響式ビーム位置調整法
KR100733539B1 (ko) 레이저를 이용한 고온 측정 대상물의 초음파 측정장치 및방법
Lu et al. A new detection technique for laser-generated Rayleigh wave pulses
CN216483549U (zh) 一种自相关仪
KR100931224B1 (ko) 광섬유를 이용한 초음파 측정장치
WO2024095808A1 (ja) Spr型超音波センサおよび超音波測定システム
JP3979961B2 (ja) 光ファイバーを利用した超音波測定装置
JP2005300356A (ja) 結晶粒径分布測定方法および装置
JPH1038856A (ja) 光吸収率測定装置及び測定方法
KR100951233B1 (ko) 결정립 형상비 측정장치 및 방법
JPH0526655A (ja) 膜厚測定方法及び装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees