JPH03274395A - 赤外線シーカー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野コ 本発明は飛しょう体ホーミング装置に利用される格子状
の液晶シャッターによる赤外線シーカ−（目標追跡装置
）に関する。

［従来の技術］ 従来の赤外線シーカ−は第５図に示すレチクル（走査波
）方式又は第６図に示すＣＣＤ　（ＣｈａｒｇｅＣｏｕ
ｐｌｅｄ　Ｄｅｖｉｃｅ）方式であった〇第５図に示す
レチクル方式ではレンズうで集光された目標物からの赤
外線は回転してている偏心レンズ６を通過後、さらにレ
チクル７を通過し、レンズ８で集光された後単素子検知
器９で周波数変調される。その変調された電気信号変調
度が目標との誤差に対応していることを用いて、飛しょ
う体の目標物への誘導制御が行なわれている。

一方ＣＣＤ方式では目標物からの赤外線はレンズ１０で
集光された後、赤外線（ＩＲ）を検知するＩＲＣＣＤを
用いた格子状のＣＣＤ検知器１１に導かれその格子内の
各画素に発生する電荷量の大小として出力され、画像認
識処理が行われた上で目標物へ追尾が行なわれている。

［発明が解決しようとする課題］ 従来の技術のうちレチクル方式においては周波数変調さ
れた電気信号を得るために、偏心レンズの回転を必要と
する。この結果回転機構部においては可動部品としての
寿命の問題が発生する。また回転シルクを常時必要とす
ることも、飛しょう体全体の電力需要の面で問題となる
。その他の問題としては、単素子検知器のため、視野角
はあまり大きくなく、目標の補足、追尾の面で制限が出
る。一方ＣＣＤ方式では赤外線ＣＣＤ検知器自体がまだ
開発途上にあり、半導体としての欠陥歩留と信頼性の面
で未だ問題が残っている。またそれは価格の面にも影響
を与え、実用の点では大いに障害となっている。

本発明はこれらの問題を解決した赤外線シーカ−を提供
することを目的とする。

［課題を解決するための手段］ 本発明は前記の課題を解決するため、格子状の液晶シャ
ッタを導入する。格子状シャッタの前と後に集光用レン
ズを配備することにより、目標物及びその背景から放射
される赤外線を順次開閉される格子状の液晶シャッタお
よび単素子検知器へみちびくことにより赤外線シーカ−
を実現する。

すなわち本発明に係る赤外線シーカ−は、赤外線を集光
するレンズ（１）と該集光赤外線を通過させるために順
次開閉する格子状液晶シャッタ（２）と該シャッタ通過
後の赤外線を集光するレンズ（３）と該赤外線を電気信
号に変換する検知器（４）を具備することを特徴とする
。

［作用］ 本発明装置は前記手段により可動部品を用いないで赤外
線を単素子検知器へ集光し、そこで赤外線量に応じた電
気信号の強弱に変換する。また順次開閉される格子状シ
ャッタにより、ＣＣＤ方式で実現されていた各画素毎の
走査と等価の機能を単素子検知器で実現する。格子状の
シャッタは外部からの電気信号で制御する。従って液晶
シャッタの作動はスタティックなものであり、力学的な
可動部は存在しない。

［実施例］ 本発明の実施例を第１図〜第４図に示す。

第１図は本発明による赤外線シーカ−の内部構成の概略
図である。目標物又はその背景から放射される赤外線は
レンズ１により集光され格子状の液晶シャッタ２に導び
かれ、その表面で像を生成する。次に液晶格子シャッタ
の各格子毎のシャッタを順次開閉していくことにより、
それぞれの格子面に到達した赤外線がそれぞれ順次シャ
ッタを通過していく。この通過した赤外線はレンズ３で
集光され、単素子検知器４で電気信号の強弱に変換され
、後の目標追尾のための画像認識処理過程へ出力される
。

本発明に使用する格子状液晶シャッターの原理を第２図
に示す。すなわち第２図に示すように液晶の単素子を格
子状に並べ、その開閉を電気的にコントロールする。こ
の格子状の液晶シャッタによる赤外線シーカ−を第３図
に示す。目標物を補足後は目標の近傍のみをシャッタ開
閉の領域とする。すなわちコントロール回路より格子マ
トリックスの中の必要部分の縦、横座標にのみ開閉信号
を送る。そして第４図に示すように単素子検知器４で検
出された電気信号の強弱は周期がとられた上でメモリ中
の座標系記録される。そのメモリ画面中において目標と
自身との誤差を算出し、目標を追尾するように飛昇の制
御が行われる。

このようにすることにより全背景を走査する必要がなく
なるため、その決められた領域の走査周期は短かくなる
。その結果単位時間当り領域内のあるシャッタを通過す
る赤外線量が増大し、追尾成功確率か高くなる。

［発明の効果コ 本発明は前述のように構成されているので以下に記載す
るような効果を奏する。

（１）本発明装置にはレチクル方式におけるような可動
部分が存在しないため、寿命が長く、かつ信頼性が高い
。

（２）本発明装置により、ＣＣＤ方式における画素毎の
出力走査と等価な機能、すなわち目標物を画像認識処理
の上捕捉、追尾する機能を信頼性の高い液晶格子シャッ
タ、単素子検知器等を用いて実現することができる。そ
のため従来のＣＣＤ方式よりも信頼性を高くすることが
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明装置の実施例を示す図、第２図及び第３
図は本発明装置に使用する格子状液晶シャッタの原理を
示す図、第４図は本発明装置による目標追尾の飛しょう
体の制御のブロック図、第５図は従来のレチクル方式赤
外線シーカ−の概略説明図、第６図は従来のＣＣＤ方式
赤外線シーカ−の概略説明図である。 １．３，５，８．１０・・・レンズ、２・・・格子状の
液晶シャッタ、４．９・・・単素子検知器、６・・・偏
心レンズ、７・・・レチクル、１１・・・ＣＣＤ検知器
。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 赤外線を集光するレンズ（１）と該集光赤外線を通過さ
   せるために順次開閉する格子状の液晶シャッタ（２）と
   該シャッタ通過後の赤外線を集光するレンズ（３）と該
   赤外線を電気信号に変換する検知器（４）を具備するこ
   とを特徴とする赤外線シーカー。