JPH03273419A - 光学式複数2次元座標同時入力装置 - Google Patents

光学式複数2次元座標同時入力装置

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JPH03273419A
JPH03273419A JP2073626A JP7362690A JPH03273419A JP H03273419 A JPH03273419 A JP H03273419A JP 2073626 A JP2073626 A JP 2073626A JP 7362690 A JP7362690 A JP 7362690A JP H03273419 A JPH03273419 A JP H03273419A
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JP
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input
cursor
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JP2073626A
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Inventor
Azuma Murakami
東 村上
Norio Saito
典生 齊藤
Ikumatsu Fujimoto
藤本 生松
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Wacom Co Ltd
Original Assignee
Wacom Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は2次元座標を指定して図形等を入力する為の座
標入力装置又はデジタイザーに関する。
〔従来の技術〕
従来から、2次元座標を指定する座標人力装置としては
、磁歪方式、電磁誘導方式、感圧方式、静電誘導方式な
ど種々のものが知られている。従来の座標入力装置はい
ずれも基本的に2次元座標面を規定するタブレット又は
入力盤及びタブレット上を移動可能なカーソルの組み合
わせからなる座標指定部を有している。タブレットとカ
ーソルは電気的、磁気的あるいは機械的信号で結ばれこ
れら信号の授受を介してカーソルの2次元座標面上の位
置が検出され、入力座標指定が行なわれる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら上述した従来の座標入力装置においては、
カーソルとの信号授受を可能とする為入力盤は用いる物
理量の種類に従って特殊な構造を必要とした。いわゆる
専用のタブレットであり、所定の寸法形状構造を有して
いる。従って従来の装置により入力される座標の平面領
域はタブレットの面積により必然的に限定されていた。
この為広い平面領域に渡って図形等を自由に人力する事
ができなかった。
本発明はかかる従来の2次元座標入力装置の問題点に鑑
み、広い領域を有する2次元座標面に適用可能な光学式
の座標入力装置を提供する事を一般的な目的とする。
ところで入力器具を手動で操作して座標入力を行なう場
合、操作者のカバーできる範囲は限られている。特に数
メートルにも及ぶ広範囲の2次元座標面に対して単独で
座標入力を行なう事は多大の作業量を要し能率的でない
そこで本発明は分業による座標入力を可能とする為、広
い作業領域を有する2次元座標面に対して複数の座標デ
ータを同時且つ分離独立的に入力する事のできる光学式
座標入力装置を提供する事を特徴的目的とする。
〔問題点を解決する為の手段〕
上記目的を達成する為に本発明にかかる光学式複数2次
元座標同時入力装置1は第1図に示す基本的構成を有す
る。即ち複数例えば2個の座標データを同時に入力する
為に2個の光再帰反射型入力器具し及びSが用いられる
。入力器具しは比実効幅すなわち小さな直径を有する円
筒再帰反射固を備える。これら入力器具は2次元座標面
3に沿って移動可能に操作される。座標面3の長さ寸法
及び幅寸法は例えば数メートルに及ぶ範囲で自在に設定
できる。
基準線AB上であって座標面の左側特定点Aには左方光
源ユニットAが載置されている。左方光源ユニットAは
、座標面3に沿って反時計方向に回転走査される光線を
放射するとともに、2個の入力器具あるいはカーソルS
及びLによって順次再帰的に反射された左側逆進光線を
受光検出し対応する検出パルスを出力する。回転走査さ
れている光線は各入力器具の再帰反射円筒面を横断する
間逆進反射されるので対応する検出パルスはその横断時
間に比例したパルス幅を有する。そして、このパルス幅
は各入力器具の反射面の実効幅すなわち直径に比例して
いる。又基準線AB上において左方光源ユニットAから
所定の距離dを保って座標面3の右側特定点Bには右方
光源ユニツ)Bが載置されている。この右方光源ユニッ
トBは座標面3に沿って時計方向に回転走査される光線
を放射するとともに、各カーソルL及びSにより順次再
帰的に反射された右側逆進光線を受光検出し対応する検
出パルスを出力する。この検出パルスのパルス幅も上述
した横断時間に比例している。
これら左右光源ユニットA及びBは計算部4に接続され
ている。計算部4は、各光源ユニットA及びBから出力
された検出パルスに基いて種々の角度データを算出する
第1手段を有する。即ち第1手段は、各カーソルS、L
の中心及び左側特定点Aを通る直線と基準線ABのなす
左偏角データの一群(αSとαL)、各カーソルL、 
 Sの中心及び右側特定点Bを通る直線と基準線ABの
なす右偏角データの一群(β、とβ8)、及び左側特定
点Aから反時計方向に順に見た各入力器具S。
Lの再帰反射面幅に対する視角幅データΔα8゜Δα、
と右側特定点Bから時計方向に順に見た各入力器具り、
Sの再帰反射面幅に対する視角幅データΔβ1.Δβ8
を算出する。計算部4はさらにこれら算出された角的デ
ータに基いて各カーソルにより入力された座標データを
計算する為の第2手段を有する。即ち第2手段は、左偏
角データ群(α とα )と右偏角データ群(β。
L とβ、)の間の数学的組み合わせからなる複数の左右偏
角データ対(α8β0.α8βS。
αLβし、αLβS)の各々と左右光源ユニット間距離
データdに基いて三角測量の原理に基き4個の座標デー
タを計算する。これら計算された4個の座標データはカ
ーソルの個数2を上回る個数を含む座標データ群を構成
する。このうち2個は実データであり、残りの2個は虚
データである。
次に第3手段は先に得られた視角幅データΔα  Δα
  Δβ  及びΔβSに基いて、S’     L’
     L“ 上述の様にして得られた座標データ群の中から1対の実
データすなわち大小径2個のカーソルL。
Sにより実際に入力された座標データを特定するととも
に、特定された座標データに対応する人力器具が大径の
方かあるいは小径の方かをも決定する。この様にして、
直径の事なる入力器具を用いて互いに座標の混線を生じ
る事なく独立的に座標入力を行なえる。具体的には、計
算された座標データ及び各入力器具の直径値データを逐
次選択し演算処理を行なう事により、該視角幅データに
適合する座標データと直径値データの組を決定し、実デ
ータとそれに対応する入力器具を特定する。
上述の例においては、2個のカーソルを用いて2個の座
標データを同時且つ独立分離的に人力する場合を説明し
た。本発明はこれに限られるものでは無く複数の直径の
異なったカーソルを適宜用いる事ができる。例えば3個
のカーソルを使った場合には3個の左偏角データと3個
の右偏角データが得られる。左右偏角データ対は9個存
在し計算される座標データは9個である。このうち実デ
ータは3個であり残りは虚データである。
〔作  用〕
第2図及び第3図を参照して本発明の詳細な説明する。
一般に点Pの座標データ(x、  y)は左右偏角デー
タα及びβと左右光源ユニット間距離データdを用いて
三角測量の原理に基き以下の関係式(1)及び(2)に
従って計算される。
・・・ (1) ・・・ (2) 従って、前述した4個の左右偏角データ対(αSβL、
αSβS、αLβL、αi7βS)を関係式(1)及び
(2)に代入する事により、4個の座標データが算出さ
れる。
次に、複数座標データ及び複数のカーソルの異なった直
径値データから逐次組み合わせを選択し、演算処理を行
なって計算上の視角幅データを求める。例えば、第3図
に示す様に座標P (x、  y)に直径2rのカーソ
ルが配置されているとすると、左側特定点A (0,0
)から見た該カーソルの視角幅Δαは以下の関係式(3
)により演算される。
A a −2X arctan (−))  ・・・ 
(3) −2X arct“(η「弓T ただし、gはカーソルの中心と左側特定点Aの間の距離
である。又右側特定点B (d、o)から見た該カーソ
ルの視角幅Δβは以下の関係式(4)により演算される
) A I′−2x arcta“(石d) 24 y2・
・・ (4) さて、この様にして得られた逐次組み合わせの計算上デ
ータΔα、Δβを、実際に検出パルスのパルス幅に従っ
て測定された前述の視角幅データ(ΔαS、ΔαL、Δ
βL、ΔβS)と比較照合する事により、最も適合する
組み合わせが実座標データ及び実座標データを入力した
カーソルの直径を与える。カーソルの直径により、カー
ソル自体が識別される。
〔実 施 例〕
以下図面に従って本発明の好適な実施例を詳細に説明す
る。
第4図は第1図に示す左方光源ユニットAの光学的構成
を示す図である。なお右方光源ユニットBの光学的構成
も同一であり単に各光学部品の幾何学的配置が左方光源
ユニットAと対称になっている点のみが異なっているの
でその詳細な説明は省略する。
左方光源ユニットAは入射光線を基準線ABに沿って発
生する為のレーザ光源19Aと、入射光線を角的に与え
られた座標面に沿って回転走査する為に特定点Aを中心
にして一定角速度一定周期で回転する回転反射鏡20A
と、カーソルに反射されて戻ってきた逆進光線を受光し
検出パルスを発生する為の受光素子2LAを有する。図
から明らかな様に、レーザ光源19Aから発した入射光
線はハーフミラ−22Aを通過して回転反射鏡20Aの
回転中心部Aに向う。ここで入射光線は一定角速度で走
査され、各カーソルによって順次反射され逆進して回転
反射鏡2OAに戻りここで反射してハーフミラ−22A
に進む。逆進光線はl\−フミラー22Aによって入射
光線から分離され、フィルターを介してホトダイオード
等からなる受光素子2LAに受光される。受光素子21
Aは受光タイミングに同期して検出パルスを出力する。
回転反射鏡20Aは駆動回路23Aによって一定角速度
で回転される。駆動回路23Aは又回転反射鏡20の一
回転周期毎にタイミングパルスを出力する。
駆動回路23Aより出力されたタイミングパルス及び受
光素子21Aより出力された検出パルスは波形処理回路
24Aに入力され、波形処理を施された後出力端子から
出力される。
第5図は本発明に用いられる座標入力用のカーソルの斜
視図である。光再帰反射型カーソルL又はSは中心軸を
有する円筒状の光再帰反射部材25と該光再帰反射部材
25の非有効部分を支持する為の支持部材26から構成
されている。又円筒状光再帰反射部材25の内部には、
交点が円筒の軸と一致したヘアクロスマークを有する照
準部材が装着されている。与えられた座標面に対して支
持部材2Bの底面が接した状態でカーソルを配置すると
円筒の中心軸は座標面に対して垂直に配置される。この
状態で支持部材2Bを把持し照準部材を用いて入力すべ
き座標点を指定するのである。座標平面に平行で且つ円
筒状再帰反射部材25に向って進行して来る入射光線は
反射面に入射した後向−光路を逆方向に向って再帰的に
反射され、逆進光線は入射光線の光源に向って戻ってい
く。この逆進光線を検出する事により円筒状再帰反射部
材25の中心軸に一致した指定座標が光学的に読み取ら
れる。
本カーソルは光源からの入射光線が及ぶ範囲内であれば
、任意の座標面に対して用いる事ができ、従来の様に何
ら特別の入力盤又はタブレットを要しない。又本実施例
においてはカーソル型の人力器具を用いているが、ペン
型のものであってもかまわない。
本発明においては、特に複数座標を同時且つ分離独立的
に人力する為に直径の違いによって識別される大径及び
小径のカーソルL、  Sを用いる事を特徴としている
。光学的な直径識別を可能とする為、直径比は例えば1
:2に設定される。
第6図は再帰反射部材25の実施例を示す部分断面図で
ある。本例においては、再帰反射部材25は光屈折性微
小球状体251が分散された塗布膜252から構成され
ている。球状体251は例えば粒径数百ミク・ロンで届
折率が1,90ないし1,93のガラスビーズからなる
。このガラスピーズが分散された塗布岐を直接カーソル
の円筒面253に塗布し乾燥する事により再帰反射膜を
形成する。
図示する様に個々の球状体251に入射した光線は強い
屈折を受は球状体技部球面に収束される。
ここで反射され再び強い屈折を受けた後平行光線となっ
て出射される。出射光線はそれ故強い指向性を有し、入
射光線の光源へと逆進していく。
第7図は、受光検出された再帰反射レーザビーム光強度
の分布を示すグラフである。横軸に入射レーザビームの
走査角をとってあり、レーザビームがカーソル円筒面上
の再帰反射層を横切り始めてから反射レーザビーム強度
が増加し始め走査角がαとなった時点で入反射光路はカ
ーソルの中心と光源ユニットAの特定点Aを結ぶ直線に
一致する。この時入射レーザビームは再帰反射層に垂直
入射する為、再帰反射効率が最大となる。従って、反射
レーザビーム光強度がピークに至った時点に基いて、走
査角αすなわち左偏角αを決定する事ができる。レーザ
ビームがカーソル円筒面上の再帰反射層を横切り終った
時点で反射レーザビーム光は受光されなくなる。従って
反射レーザービーム光強度のピーク幅によって視角幅Δ
αを測定する事ができる。
第8図は本発明にかかる光学式複数座標同時入力装置の
電気回路構成を示すブロック図である。
既に説明した様に本装置は一対の左右光源ユニットA及
びBと、計算部4を有しており、これらの部分は互いに
ケーブルで電気的に接続されている。
左方光源ユニットAの回路構成は、回転反射鏡20Aを
一定角速度で回転する為の駆動回路23A及びこれに接
続したタイミング検出回路27Aを有する。
タイミング検出回路27Aは回転反射鏡2OAが所定の
周期T で一回転する毎に所定のタイミング例えば回転
反射鏡2OAの法線がレーザ光源19Aからの入射光線
に平行となるタイミングで、タイミングパルスA1を出
力する。又受光素子2LAは増幅回路28Aに接続され
ており、その出力は増幅された後検出パルス列A2とし
て出力される。波形処理回路24Aがタイミング検出回
路27A及び増幅回路28Aに接続されており、受は入
れたタイミングパルスA1及び検出パルス列A2を波形
処理して、矩形検出パルス列A3を出力する。
右方光源ユニットBの回路構成は、上述した左方光源ユ
ニットAの構成に対応している。即ち、回転反射鏡を駆
動する為の駆動回路23B1タイミング検出回路27B
1受光素子21B1増幅回路28B及び波形処理回路2
4Bを有する。波形処理回路24Bはタイミングパルス
B1及び検出パルス列B2を入力し、矩形検出パルス列
B3を出力する。
計算部4は第1の計数回路29を有し、矩形検出パルス
列A3の各パルスの立上時間及び立下時間を計数し先行
左偏角データα8と後行左偏角データα、を算出する。
さらに対応する左視角幅データΔα とΔαLも算出す
る。又第2の計数回路30を有し、矩形検出パルス列B
3の各パルスの立上時間及び立下時間を計数し先行右偏
角データβ、と後行右偏角データβ8を算出する。さら
に対応する右視角幅データΔβ、とΔβ8も算出する。
これら計数回路29.30が第1手段を構成する。
CPULIがインターフェース3Iと32を介してこれ
ら計数回路29.30に接続しており、得られた角度デ
ータαS、αL、βL、βS、ΔαS、ΔαL。
ΔβL、ΔβSとあらかじめ設定入力されていた左右光
源ユニット間距離データd及び大小カーソルの半径値デ
ータr t、 、  r sに基いて2個のカーソルL
、Sにより指定された座標を計算し特定する。即ちCP
U33が第2及び第3の手段を構成する。CRT5ある
いは透過型液晶表示素子を用いた電子OHPがCPU3
3に接続されており、座標計算の結果を視覚的に表示す
る。
最後に本発明にかかる光学式座標入力装置の動作を説明
する。まず第1図に示す様に与えられた入力座標面3に
左右光源ユニットA及びBを載置し、入力座標面の寸法
に応じて、一対の光源ユニットA及び8間の距離d(正
確には一対の特定点A及びB間距離)を計算部4のCP
U33に設定入力する。
次いで2個の大小径光反射型カーソルL及びSを与えら
れた座標面3上に配置し、その中心軸を照準部材を用い
て、所望の座標点P (x、y)に合わせる。この特番
大小カーソルL、 Sの半径値r、、、rsもCPU3
3に設定人力する。
引き続いて、一対の左右光源ユニットA及びBを動作さ
せ、入射光線を回転走査し、種々の角的データを求める
。この動作を第9図のタイミングチャートに基いて説明
する。まず左方光源二ニットAにおいて、回転反射鏡2
0Aを周期T で回転させると、タイミング検出回路2
7Aは周期T でタイミングパルスA1を出力する。こ
の時増幅回路28Aは受光素子21Aの受光に同期して
検出パルス列A2を出力する。検出パルス列A2は大ピ
ークと続く2個の先行後行小ピークを有する。大ピーク
は、回転反射鏡2OAがレーザ光源からの入射光線に対
して垂直に位置した状態で発生し、タイミングパルスA
1と同期していると共に、カーソルS及びLからの逆進
光線とは無関係である。
続く2個の小ピークは、入射光線の走査によりカーソル
S及びLからの左側逆進光線が受光されたタイミングに
同期して出力される。波形処理回路24Aは検出パルス
列A2を波形処理して、対応する矩形パルス列へ3を出
力する。先行の小ピークに対応する矩形パルスの立上時
間” ASUは左側光線が小径カーソルSを横切り始め
た時点を示し、同じく立下時間TASDは左側光線が小
径カーソルSを横切り終った時点を示す。又後行の小ピ
ークに対応する矩形パルスの立上時間TALUは左側光
線が大径カーソルLを横切り始めた時点を示し、同じく
立下時間TALDは左側光線が大径カーソルLを横切り
終った時点を示す。
又他方の光源ユニットBにおいても同様の入射−光線l
が社ha机′″0場0に8い7・几パルスB1が得られ
る。又検出パルス列B2は大ピークから所定時間後に2
個の小ピークが続き、これらの時点でカーソルL及びS
がら反射され戻って来た右側逆進光線が受光される。検
出パルス列B2に基いて矩形パルス列B3が得られる。
先行の小ピークに対応する矩形パルスの立上時間” B
LUは右側光線が大径カーソルLを横切り始めた時点を
示し、同じく立下時間TBLDは右側光線が大径カーソ
ルLを横切り終った時点を示す。
同様に後行の小ピークに対応する矩形パルスの立上時間
”BSLIと立下時間TBSDは右側光線が小径カーソ
ルSを横切り始めた時点と横切り終った時点を示す。
続いて1@1の計数回路29は矩形パルス列A3の各パ
ルス立上時間と立下時間TT ASU’  ASD’ TALU ’ ”ALDを計測し、これら時間データに
基いて第10図に示す偏角データαS、αLと視角幅デ
ータΔαS、ΔαLを計算する。本例においては、入射
光線は周期T で回転走査されており、〇 一周期内における走査時間Tと走査角αの関係は次の関
係式(5)で表わされる。
α−4π×−・・・・・−・・・・・・(5)0 従って先行偏角データαSは左側光線が小径カーソルS
の中心を通る時点(TA8U+TAsD)/2を関係式
(5)に代入する事により関係式(6)の様に求まる。
同様に後行偏角データα は関係式(7)により求まる
又先行視角幅データΔαSは左側光線が小径カーソルを
横断する時間T   −”l”   を関係式%式% (5)に代入する事により関係式(8)の様に求まる。
Δαs−4π×(TAsD−TAsυ)十T。
・・・・・・・・・ (8) 同様に後行視角幅データΔαLは関係式(9)により求
まる。
Δα −4π×(TALD−TALU)十T。
・・・・・・・・・ (9) 全く同様にして、第2の計数回路3oは矩形パルス列B
3の各パルス立上時間と立下時間TBLU=T BLD ’  BSLI ’ ”BSDを計測しこれら
時間データに基いて第10図に示す右側先行偏角データ
β5、右側後行偏角データβ  右側先行視角幅データ
S1 Δβ1、右側後行視角幅データΔβ8を以下の関係式(
10)〜(13)により各々計算する。
ΔβL−4π×(TBLD −”BLU )÷T。
・・・・・・・・・(12) Δβs−4π×(TBsD−TBsU)÷T。
・・・・・・・・・(13) 最後にCPU33は得られた左右幅角データとあらかじ
め設定入力された距離データdに基いて前述した関係式
(1)、 (2)に従うアルゴリズムにより、入力され
た座標P (x、y)を計算し決定する。
即ち左偏角データ群(α8とαL)と右偏角データ群(
β とβ )の間の数学的組み合わせL からなる複数の左右偏角データ対(α、βL。
αSβS、αLβL、αLβS)の各々と左右光源ユニ
ット間距離データdに基いて三角測量の原理に基き個々
の座標データを関係式(1) 、 (2)に従って計算
する。第11図に示す様に偏角データ対α β からは
座標データPiが得られ、偏角L データ対α β からは座標データP2が得られ、S 偏角データ対α β からは座標データP3が得L られ、偏角データ対αLβ8からは座標データP4が得
られる。これら計算された座標データP、PP  及び
P4はカーソルの個数を上l   2°  8 回る個数を含む座標データ群を構成する。第1図に示す
場合においては、座標データP 及びP3は実データで
あり、座標データP 及びP4は虚データである。
得られた結果を表1にまとめる。
最後に、4個の座標データPt、P2.p3゜P4から
実データ対を特定するとともに、各実データを人力した
カーソルを特定する。具体的には例えば4個の座標デー
タP1.P2.P3及びP4から同一の逆進光路上に位
置しない一方の座標データ対(PlとP4)と他方の座
標データ対(P3とP2)を作成する。即ちこれらの組
み合わせが幾何学的に見て実データ対として可能性があ
る。仮に同一の逆進光路上に位置する座標データ対P 
I P 2を考えた場合左偏角データは1個しか得られ
ない。かかる状態が実際に生じた場合には座標入力処理
を中断する。又両カーソルが同−逆進光路上に近接して
いる場合にも正確な圧積入力が行えないので中断する。
すなわぢ2個の検出パルス小ピークが近接している場合
である。
さて、一対の座標データ対(P、とP4)に関し、大径
カーソルLと小径カーソルSを対応させるには2通りあ
る。座標P1に大径カーソルLを対応させる場合と座標
P4に大径カーソルLを対応させる場合である。又他の
一対の座標データ対(P3とP2)についても同様にカ
ーソルの対応が2通り存在する。従って、第12図に示
す様に合計4個の仮定的配置が選択される。第12図(
1)は座標P1に大径カーソルLを対応させ座標P4に
小径カーソルSを対応させた場合を示す。同図(2)は
その逆の場合を示す。同図(3)は座標P3に大径カー
ソルLを対応付は座標P2に小径カーソルSを対応付け
した場合を示し、同図(4)はその逆の場合を示す。次
にこれら4個の仮定の各々に対して、前述の関係式(3
) 、 (4)に従い第12図に示す視角幅データを演
算する。この演算には座標データとカーソルの半径値デ
ータが用いられる。
その結果を、左側先行視角幅データ、左側後行視角幅デ
ータ、右側先行視角幅データ、右側後行視角幅データの
順に並べて表2に示す。併せて実際に測定された視角幅
データも表2に示す。
表2から明らかな様に、第12図(3)を仮定した場合
における演算視角幅データが測定された視角幅データに
最も良く適合する。従って、第12図(3)に示した仮
定が真であると判断される。
表 なお実施例の光源ユニットの光学構成は単に一例に過ぎ
ず、種々の変形が可能である。又光反射型カーソルも実
施例の他に種々の変形が考えられる。
〔発明の効果〕
以上述べた様に本発明によれば、2次元圧機入力装置は
、光反射型のカーソル及び設置型の光源ユニットを有し
、レーザビームの角的走査による三角#量の原理に基い
ている為、カーソルは任意の与えられた座標面に適用で
き、且つ光源ユニットは与えられた座標面寸法に応じて
、自在に設置できるので、極めて汎用性に優れていると
いう効果がある。又複数の大小径カーソルを用いて多座
標を同時に且つ分離独立的にへカする事ができるので作
業性に優れているという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は座標入力装置の構成図、第2図及び第3図は作
用を説明する為の幾何図、第4図は座標入力装置の光源
ユニットの光学的構成図、第5図は座標入力装置の座標
入力用カーソルの斜視図、M6図はカーソルの一部拡大
断面図、第7図はカーソルの反射特性を示すグラフ、第
8図は座標入力装置の回路構成図、第9図は座標入力装
置回路のタイミングチャート、及び第1(1図ないしl
Nl2図は動作説明図である。 1・・・座標入力装置    3・・・座標面4・・・
計算部       19A・・・レーザ光源20A・
・・回転反射鏡 21A、 21B・・・受光素子 22A・・・ハーフミラ− 23A、23B・・・駆動回路 24A、 24B・・・波形処理回路 25・・・光再帰反射部材 27A、27B・・・タイミング検出回路29、30・
・・計数回路    33・・・CPUA・・・左方光
源ユニット B・・・右方光源ユニット L・・・大径カーソル S・・・小径カーソル

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、複数の座標データを同時に入力する為に、2次元座
    標面に沿って移動可能に複数個配置されるとともに、各
    々異なった実効幅の再帰反射面を有する入力器具と、 基準線上であって座標面の左側特定点に配置され座標面
    に沿って回転走査される光線を放射するとともに、各入
    力器具の再帰反射面を横断する事により再帰反射された
    左側逆進光線を受光検出し横断時間に対応するパルス幅
    を有する検出パルスを順次出力する為の左方光源ユニッ
    トと、 基準線上において左方光源ユニットから所定の距離を保
    って座標面の右側特定点に配置され座標面に沿って回転
    走査される光線を放射するとともに、各入力器具の再帰
    反射面を横断する事により再帰反射された右側逆進光線
    を受光検出し横断時間に対応するパルス幅を有する検出
    パルスを順次出力する為の右方光源ユニットと、 該出力された検出パルスに基いて、各入力器具の中心及
    び左側特定点を通る直線と基準線のなす左偏角データの
    一群、各入力器具の中心及び右側特定点を通る直線と基
    準線のなす右偏角データの一群、及び左側特定点又は右
    側特定点から見た各入力器具の再帰反射面幅に対する視
    角幅データを算出する第1手段と、 左偏角データ群と右偏角データ群の間の組み合わせから
    なる複数の左右偏角データ対と左右光源ユニット間距離
    データに基いて個々の座標データを計算し入力器具の個
    数を上回る座標データを含む群を求める第2手段と、 該視角幅データに基いて座標データ群の中から実際に入
    力された座標データ及びそれに対応する入力器具を特定
    する第3手段とからなる光学式複数2次元座標同時入力
    装置。 2、該第3手段は、計算された座標データ及び各入力器
    具の再帰反射面の異なった実効幅データを逐次選択し演
    算処理を行なう事により、該視角幅データに適合する座
    標データ及び実効幅データを決定し、実際に入力された
    座標データとそれに対応する入力器具を特定する手段を
    有する請求項1に記載の光学式複数2次元座標同時入力
    装置。 3、該第1手段は、順次出力された相隣る検出パルスの
    間隔が所定の時間より短い時はデータの計算を中断する
    手段を有する請求項1に記載の光学式複数2次元座標同
    時入力装置。
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