JPH03272450A - 窒素酸化物濃度の計測装置 - Google Patents

窒素酸化物濃度の計測装置

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JPH03272450A
JPH03272450A JP2072567A JP7256790A JPH03272450A JP H03272450 A JPH03272450 A JP H03272450A JP 2072567 A JP2072567 A JP 2072567A JP 7256790 A JP7256790 A JP 7256790A JP H03272450 A JPH03272450 A JP H03272450A
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JP
Japan
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sensor
gas
sensors
fuel ratio
concn
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JP2072567A
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Yasunori Iwakiri
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は窒素酸化物濃度の計測装置、特に広域空燃比
センサを応用した高速応答型のものに関する。
(従来の技術) 窒素酸化物濃度の計測装置として、装置全体が軽量でか
つ可搬性を有するものが提案されている(特開平2−1
543号参照)。
これを説明すると、第9図で示すように、一対の広域空
燃比センサ(適宜「センサ」でも略称する)32A、3
2Bは、それぞれ排気管31に設けられるセンサ本体1
1A、IIBと、センサ本体IIA、IIBへの流し込
み電流を制御する回路(センサ制御回路)25A、25
Bからなり、一方のセンサ32Aは一酸化窒素Noに感
応しないタイプのもの、他方のセンサ32BはNoに感
応するタイプのものである。
なお、符号の後につけるAとBは説明の全体をとおして
両者を区別するために使用するものとする。
第10図と第11図はセンサ本体11 A、11Bの構
造とセンサ制御回路25A、25Bの回路図を示す、。
この場合、センサ32A、32Bの基本的な動作原理、
基本特性等については、いずれも同じであるので、No
に感応するタイプで述べると、センサ本体11Bは、第
11図で示す上うに、酸素イオン伝導性の固体電解質(
たとえばノルコニア)1、3 Bを挾んで一対の電極1
4B、15Bを配設したポンピングセル12Bが層状に
形成され、固体電解質13Bの中央に貫通された導入孔
17Bを介して、被測定ガス(排出ガス)が内側電極1
4Bの近傍へと導かれる。
ボンピングセル12Bは、その名のとおり、拡散室16
Bに酸素02をくみ出したりくみ入れたりするもので、
電流を実線矢印の方向に流すと、内側電極14Bの側か
らセル外側に02がくみ出され、この逆に破線矢印の方
向に流すと、セル外側の排出ガス中からo2がくみ入れ
られる。
白金で形成される内側電極14Bは、被測定ガス中の酸
素分圧が低い領域ではNoを分解し、この逆に酸素分圧
が高い領域ではNoを分解しなくなる特性を有する触媒
としても作用する。このため、電極14Bの近傍が低い
酸素分圧の平衡状態を保つように、両電極間14B、1
5Bに流し込む電流値(この値を以下「センサ出力」と
いうNpcB)を制御すると、電極14B近傍の排出が
大中の各ガス成分(02t COr H2y HCg 
N O)の濃度が増すほどI P(B)が増大する。つ
まり、I P(B)は各がス成分濃度に比例する特性を
有する。
酸素イオン伝導性の固体電解質20Bを挾んで一対の電
極21B、22Bを配設したセンシングセル19Bは、
電極14B近傍の酸素分圧を検出するためのもので、電
極14Bに近接して設けられる一方の電極21Bを基準
極、大気導入室23の側に設けられる他方の電極22B
を測定極とすれば、測定極からは、ネルンストの公式に
したがい、電極14B近傍の酸素分圧に応じた電圧V5
が出力される。
このため、低い酸素分圧に相当する電圧(一定値)を基
準電圧■EBとして、このvEBと測定極からの電圧v
sを比較器としての差動アンプ27Bに入力し、VEB
とvsの差がなくなるようにIPCB)を増減すると、
電極14Bの近傍が低い酸素分圧に保たれる。
ここで、エンノンの排出が大中の各ガス成分濃度に対す
るI pcB)の傾きはガス酸分固有の値(−定値)を
持つので、この傾きを感度係数7で定義すると、センサ
出力I PCB)は空燃比の全域にわたり次式で表すこ
とができる。
rPCB)”γ02(B)XO2+γcocs)X c
+γH2(B)X H2+γ5ccs>X Hc十γN
oCB)χNO十〇 (B)      °°゛■ここ
で・X o2t X cot X H2? X )Ic
會X、Oは各がス成分(02yCO*H2yHCtN 
O)の濃度E%]、γ02(B)?γCo(B) tγ
82(B)+γHC(BatγNoCB)は各ガス成分
(02、C0tH2tHctNO)に対応するセンサ3
2Bについての感度係数[aA/%J、QcB>はセン
サ32Bについてのゼロ出力(各ガス成分がゼロの場合
のセンサ出力)[mA]である。
同様にして、Noに感応しないタイプのセンサ32Aに
ついてのセンサ出力I P(A)は次式で与えられる。
I P(A)=702(A)X 02+γCo(A) 
X c。
+γH2Ch)X H2+γHC(A) X HC+f
f(A)          ・・・■ここでψγO:
2(A) tγCO(A) tγ)+2(A)+″78
C(A)は各ガス成分(02、cotH2tHc)に対
応するセンサ32Aにライての感度係数[mA/%]、
”(A)はセンサ32Aについてのゼロ出力である。
■式と■式の相違は■式にNoに関する項がない点とゼ
ロ出力(C’(A)とQ(B))だけである。
このため、両式の差をとれば、No濃度(XNO)が定
量されるように見えるが、Noに対する感度係数γp4
ocB>は他のガス成分に対する感度係数に比べて小さ
く、かつ排出が大中のNOs度も他のガス成分に比して
低い(数百〜数千ppm)ので、実際に得られる電流レ
ベルがセンサ毎のバラツキの中に入ってしまい、単なる
センサ出力差(IP(B)−I P(A))ではNo濃
度を定量することができない ところで、センサ32A、32Bの特性として、次式■
〜■の関係があることが分かっている。ただし、両式に
おいて、ηは各ガス成分(Co、H2゜HC,No)に
対する感度係数と02に対する感度係数との比で定義さ
れ、固有の値(一定値)を持つ。
γCo(A)/γ02(A) =γcocB)/γ02CB)”ηc o    ”’
■γ)+2(A)/γO:2(A) =γH2(B)/γ02CB)蔭ηH2°°°■γ)I
c(A)/γ02(A) =γHC(B)/γ02CB)−ηHC”’■γNo(
B)/γ02(B)!ηNO・°°■これらの式を■、
■式に代入すると、 IP(A)=γ02(A) ′K +Cx (A)・・
・■ I P(E):γo2cs> 0K 十X p4oηN
Oγ02(B)十α(B) ・・・■ が得られる。
ただし、■、0式においてKは に葺X 02+ X COηco+X H2ηH2+X
)IcηHC・・・■ である。
■、0式よりKを消去して、xNoについて整理する。
XNO ”l(I P(B) −〇(B))  (γ02(B)
/γ02(A))X (I P(A)  6 (A))
)/ηNo”γ02(B)・・・■ この式は、センサ32A、32Bについて02に対する
感度係数702(A)lγ02CB)とゼロ出力α(^
)?ff(B)をあらかじめ求めておけば、センサ32
A。
328′t′実際に測定されるI pcA>t I P
(B)を用いて、NoWk度が計算で求められることを
示しており、NO濃度のような微量成分〈数千ppm)
であっても確実に計測することができる。
第9図において、センサ感度設定器33A、33Bでは
02に対する感度係数γ02(A)tγ02CB)が・
また、ゼロ出力設定器34A、34Bではゼロ出力CI
 (h>tαCB’)があらかじめ設定され、これらγ
02(A) tγ02(B)t ” (A)yα(B)
と、一対のセンサ32A、32 BからのI P(A)
y I P(B)とがマイクロコンピュータからなる演
算装置35に入力される。
演算装置35では、第12図に示す動作を行ってXNo
を計算する。求めたXNOは出力装置36に上りアナロ
グ表示器(*たはデジタル表示器)に出力される。
(発明が解決しようとする課M) ところで、このような計測装置に使用される広域空燃比
センサにあっては、センサ出力I、が被測定ガスの酸素
濃度XO2に依存するのであるが、センサ出力Ipと酸
素濃度XO2の関係は、酸素濃度の全域で必ずしも直線
的な比例関係となるものではない。
この場合、酸素濃度XO2に対するセンサ出力IPの傾
きが酸素02に対する感度係数γo2で定義される値で
あるから、感度係数γo2は1種類ではないことが有り
得る。
このため、酸素濃度変化の大きなガスを被測定ガスとし
て、窒素酸化物を計測しようとすると、予め設定しであ
る感度係数と合わなくなる酸素濃度領域で計測値に誤差
を生じてしまうのである。
なお、センサ感度設定器にて感度係数を自由に設定でさ
る場合であっても、被測定ガスの酸素濃度が変化する場
合には、これに合わせて実験者が感度係数を設定しなお
すのは困難である。
この発明はこのような従来の課題に着口してなされたも
ので、センサ本体のさらされる場所の被測定ガスの酸素
濃度を検出し、この検出された酸素濃度に応じて酸素に
対する感度係数を最適に設定することにより、計測精度
の向上をはかる装置を提供することを目的とする。
(課題をC解決するための手段) この発明では、第1図に示すように、被測定が大中の窒
素酸化物に感応しないタイプと感応するタイプの一対の
広域空燃比センサI A、I Bと、これらセンサI 
A、I Bのさらされる場所の被測定ガスの酸素濃度を
前記一対のセンサI A、1 Bのいずれかのセンサ出
力(たとえば窒素酸化物に感応するタイプのセンサ出力
I PCB))から検出する手段3と、この酸素濃度と
前記一対のセンサ出力I PCB)y I PCA)に
基づいて酸素に対する感度係数702(B)1702(
A)をそれぞれ設定する手段4A。
4Bと、これらの感度係数γ02(B)lγ02(A)
と前記一対のセンサ出力I P(B)+ I P(A)
に基づいて被測定ガス中の窒素酸化物濃度を演算する手
段6と、この演算値を出力する手段7とを設けた。
(作用) センサのなかには、酸素に対する感度係数が酸素濃度の
相違にて異なる値を有するものがある。
この場合に、この発明では、被測定ガスの酸素濃度が酸
素濃度検出手段3にて検出され、その検出した酸素濃度
に応じた感度係数が感度係数設定手段4 A、4 Bに
て設定される。このため、被測定ガスの酸素濃度が大き
く変化する場合であっても、その変化に対応して窒素酸
化物濃度が窒素酸化物濃度演算手段6にて精度良く演算
される。
(実施例) 第2図は一実施例のシステム図、第3図は第2図の部分
拡大図である9 排気管31中の排出がス流れにほぼ直交して取りイ寸け
られたセンサホルグ41にはこのホルダ41を貫通する
通路(導入通路)42が図で左右方向に、かつこの通路
42から分岐する通路43が第3図のように下方に向は
形成される。
通路42は、排出ガスを被測定ガスとして導入するため
の通路で、通路42はバイブ44を介して、また分岐通
路43はバイブ45を介して、それぞれポンプ46に接
続される。ポンプ46では排出ガスを各通路42.43
へと吸引し、ポンプ46で吸引された後の被測定ガスは
、バイブ47を介して、ホルダ41下流の排気管内に戻
される。
前記導入通路42には、徘ス管側の開口端と、分岐点よ
り所定距離能°れた下流側の位置とに、通路面積を絞る
オリフィス48と49がそれぞれ設けられる。各第5ノ
アイス48.49は被測定ガスの流量および圧力の調整
のため設けられており、ポンプ46にて吸入される被測
定ガスは、上流側オリフィス(初段のオリアイス)48
の絞り面積に応じて減圧され、この減圧された被測定ガ
スは下流側オリフィス(次段のオリフィス)49の絞り
面積に応じてさらに減圧される。
導入通路42、分岐通路43、バイブ44,45、吸ヌ
ボンブ46は流量制御機構を構成するものである。
下流側オリアイス49下流の導入通路42には、一対の
センサ本体11A、IIBが直列に取り付けられ、被測
定ガスは各センサ本体11 A、11Bのルーパー38
A、38Bから内部の拡散室へと導入される。
一方のセンサ本体11AはNoに感応しないタイプのも
の、他方のセンサ本体11BはNOに感応するタイプの
もの、また25A、25Bはセンサ1118回路で、セ
ンサ本体11A、11Bの構造とセンサ制御回路25A
、25Bの回路図は、第10図と第11図で示したとこ
ろと同じである。
センサ本体11Aとその制御回路25Aから、またセン
サ本体11Bとそのセンサ制御回路25Bから第1図の
窒素酸化物に感応しないタイプと感応するタイ°ブの一
対の広域空燃比センサIA、IBが構成されている。
一方の演算装置(酸素濃度検出子#ff1)51ではセ
ンサ制御回路25Bからのセンサ出力I PCB>に基
づいて被測定ガスの空燃比A/Fを演算する。この空燃
比A/Fは実際には被測定がスの酸素濃度から求められ
る。演算した空燃比A/Fは他方の演算装置52に転送
される。
他方の演算装置52では転送されてきた空燃比A/Fと
センサ制御回路25A、25Bからの2つのセンサ出力
I P(B)* I P(A)に基づき、第4図にした
がってNo濃度を演算する。
第4図はNo濃度を演算するためのルーチンで、一定の
周期で実行される。
S11と912では2つのセンサ出力IP(A)。
I PCB’)と空燃比A/Fを入力する。
813と314はそれぞれ第1図の感度係数設定手段4
 A、4 Bの機能を果たす部分である。ここでは、入
力された空燃比A/Fに基づき各センサについて02に
対する感度係数702(A) yγ02CB)を求める
。つまり、ここでの感度係数702(A) tγ02(
B)は、従来と相違しで一定値ではなく、空燃比に応じ
て、異なる値(変数)として求めるのである。
その理由は次のとおりである9第5図は、空燃比(02
濃度に置き換えても同じ)に対するセンサ出力I P(
A)y I PCB)の特性であり、はぼ理論空燃比(
14,5)を境にして、02s度の高い側(リーン@)
と低い側(リッチ側)でI P(A)y I P(B)
の傾き(この各傾きが02に対する感度係数702(A
)yγo2(B)を表す)が異なる特性を示している。
このため、図示のセンサ出力特性では、空燃比の全域で
みると02に対する感度係数について各センサとも2つ
の値を有することになるので、空燃比がリッチ側にある
場合とリーン側にある場合とで異なる感度係数の値を用
いなければならない。
そこで、空燃比(あるいは02s度)に対するセンサ出
力Ipc^)t I P(B)の関係を、あらかじめ式
で与えておくかマツプとしてメモリに記憶させておき、
そのときの空燃比に対応するI、の傾き(02に対する
感度係数)を導き出すのである。
なお、厳密にいうとI P(A)l I p<B>カ0
2m度1:対して直線的な変化を示さない領域を有する
こともあるが、この場合も同様にすれば良い。
S15は第1図の窒素酸化物濃度演算手段6の機能を果
たす部分で、ここではS13.S14で求めた各センサ
についての02に対する感度係数702(A) tγ0
2(B)と各センサ出力1 pcA>t I P(B)
から次式によりNo濃度XNOの演算を行う。
N0 2((Ip<B>  Q(B>)  (γ02(E)/
γ02(A) )X (I PCA)  Q (A))
l/ ’7 NO9γ02(B)・・・■ この式は前述した[相]式と同じである。
なお、ゼロ出力’ (A)y a(B)はメモリに格納
されている。
S16は第1図の出力手段7の機能を果たす部分で、X
NOの演算値を出力する。
第2図に戻り、一方の演算装置51がらの空燃比A/F
と、他方の演算装置52からのNoa1度XNOの各信
号の入力されるエンジン制御装置53では、空燃比信号
に基づいて燃料噴射量を始めとするエンジン制御を行う
とともに、Noa1度信号全信号制御の基礎データとし
て使用する。
二二で、この例の作用を第5図を参照しながら説明する
と、同図のセンサ出力特性によれば、いずれのセンサも
02に対する感度係数702(A)tγ02(B)の値
がリッチ側とり一ン側で相違している。
この場合、リッチ側での感度係数にrRJを付けてγ0
2(^)Rtγ02(B)R% またリーン側での感度
係数にrLJを付けてγ02(a)Lyγ02(B)L
とすると1702(A)R>702(^)い 702(
B)R> 702(B)Lである・いまかりに、空燃比
がリーン側にあるとすれば、この例では、そのときの空
燃比からγ02(A)L*γ02(B)Lが求められ、
この状態がら空燃比がリッチ側に移行すると、移行後に
は今度はγ02(a)Rtγ02CB)Rが求められる
。この逆に、リッチ側からリーン側に移行する場合も同
様である。
つまり、排出ガスの空燃比が反対側へ大きく変化しよう
と、この例ではそのときの空燃比に応じた最適な感度係
数が設定されるので、N01度の計測精度が安定するの
である。
これに対して、リッチ側あるいはリーン側の一方に最適
な感度係数(たとえばγ02(A)Lsγ02(B)L
)だけを持っているのだと、その感度係数に合う側に空
燃比が維持される場合は問題ないけれども、空燃比変化
の大きなガスを被測定が又とする場合には、予め与えで
ある感度係数と合わない側に空燃比が移行すると、両サ
イドでの感度係数の差(γ02(A)L−γ02(A)
Rtア02CB)L−702(B)R)に相当する分だ
けの計測誤差が生じる。
第6図は他の実施例で、第2図に対応させている。
この例では、先の実施例が2段階で減圧することにより
被測定ガスの圧力変動を緩和しているのに対し、センサ
本体61を排出ガスに直接さらしている。このため、排
出ガスの圧力変動にてセンサ出力が第8図のように変動
し、その変動分が計測誤差として生ずるので、センサ出
力に圧力補償を施すようにしたものである。
第6図において、センサ本体61はセンサホルダー63
にて排気管31に取り付けられ、排出ガスにさらされる
部分は保護カバー65にて覆われている。66は煤の付
着を防止するカバーである。
このセンサ本体61は、第10図と第11図で示した一
対のセンサ本体11A、IIBを一体に形成したもので
あり、センサ制御回路62も第10図と第11図のセン
サ制御回路25A、25Bをともに備えている。つまり
、センサ本体61とセンサ制御回路62から第1図の窒
素酸化物に感応しないタイプと感応するタイプの一対の
広域空燃比センサI A、I Bが構r&されている。
一方、センサホルダー63には圧力検出孔64が貫通さ
れ、センサ本体61のさらされる位置でのが大圧力Pを
バイブロ8.69を介して圧力センサ67に導いている
圧力センサ67からの圧力信号は、センサ制御回路62
からの実センサ出力I P (A)? I P CB)
、一方の演算装置51からの空燃比A/Fととも(こ、
他方の演算装置マ0に入力される。演算装置70では、
第7図にしたがって、N011度の演算のほか、センサ
出力の圧力補償を行う。
tJ7図で示すように、S21〜S24の部分が第4図
の場合と相違する。
S21ではガス圧力Pとその圧力下で得られた笑センサ
出力r p (A)l I p (A)を入力する。
S22ではガス圧力Pを圧力補正係数Δに変換する。
S23と324では、次式により笑センサ出力I p 
(A)? I p (A)に対して圧力補償を行う。
I P(A)= I P (A)+β(A)(1−Δ)
−@I p<B)= I p (B)十β(B)(1−
Δ)・・・■これらの式は、MS8図に示すガス圧力と
センサ出力の関係から導かれるものである。
たとえば、ガス圧力が基準圧力Po(ここではかりに2
50+emHgであるとする)であることを期待されで
いるのに、ガス圧力が上昇してP(P>Po)になった
場合を考える。この場合、実際のガス圧力Pでのセンサ
出力をIP1基準圧力POでのセンサ出力をI、とすれ
ば、ガス圧力の変化DP(=P −P o)にともなっ
てIP−IPだけのずれがセンサ出力に生ずる。
ここでは、IF5を知ってIPを求めなければならない
。図において、直線の傾きをβ(定数)とすれば、 TP−IP=DPXβ・・・■ が成立する。
一方、ガス圧力Pを簡単な数値に変換するため、測定さ
れるガス圧力の最大値(図では50”OmmHg)を2
とする変数Δを導入すると、 DP=Δ−1・−・■ である。
これを0式に代入する。
Tp  Ip=(Δ−1)×β・・・[相]この式をI
Pについて解くと■、0式が得られる。
なお、第8図に示す直線の傾きであるβの値はNoに感
応するタイプと感応しないタイプで異なっている。■、
0式で示したβ(A)、β(B)の値はあらかじめ求め
、メモリに記憶させておく。
上記で圧力補正係数Δを導入した理由は、マイクロコン
ピュータで扱いやすい値に変換するためである。
こうして、Noに感応しないエレメント(第10図のセ
ンサ本体11Aに相当する部分)とN。
に感応するエレメント(第11図のセンサ本体11Bに
相当する部分)の両エレメントのさらされる場所でのガ
ス圧力Pを検出し、このガス圧力Pを用いてセンサ出力
を圧力補償すると、基準圧力に対するセンサ出力が常に
得られ、ガス圧力の変動に伴う#′l″1M誤差を生じ
ることがない。
なお、空燃比変化に対しては先の実施例と同様の作用効
果を有する。
2つの実施例では一例としてNoを挙げて説明したが(
他の窒素酸化物(N O2t N O3等)についても
同様に適用することができる。また、広域空燃比センサ
の構成は実施例に示したものに限られるものでなく、特
開平2−1543に記載されたいずれのセンサに対して
も適用することができる。
(発明の効果) この発明は、各センサのさらされる場所での被測定ガス
の酸素濃度を検出し、この酸素濃度に基づいて酸素に対
する感度係数を設定するため、空燃比(酸素濃度)の変
化が大きいがスを被測定ガスとして窒素酸化物濃度を計
測しようとするときも、安定した計測結果カf得られる
【図面の簡単な説明】
$1図はこの発明のクレーム対応図、第2図は一実施例
のシステム図、第3図は第2図の部分拡大図、第4図は
前記実施例の制御動作を説明するための流れ図、w&5
図はこの実施例の空燃比に対するセンサ出力の特性図、
第6図は他の実施例のシステム図、第7図はこの実施例
の制御動作を説明するための流れ図、第8図はこの実施
例の測定ガス圧力に対するセンサ出力の特性図である。 第9図は従来例のシステム図、第10図と第11図は従
来例のセンサ本体の構造とセンサ制御回路の回路図、第
12図は従来例の制御動作を説明するための流れ図であ
る。 I A、I B・・・広域空燃比センサ、3・・・酸素
濃度検出手段、4A、4B・・・感度係数設定手段、6
・・・窒素酸化物濃度演算手段、7・・・出力手段、1
1A。 11B・・・センサ本体、25A、25B・・・センサ
制御回路、33A、33B・・・センサ感度設定器、3
4A、34B・・・ゼロ出力設定器、42・・・導入通
路、46・−・ポンプ、48,49・・・オリフィス、
51・・・演算装置(酸素濃度検出手段)、52・・・
演算装置、53−・・エンノン制御装置、61・・・セ
ンサ本体、62・・・センサ制御回路、67−・・圧力
センサ、70・・・演算装置。 第 4 図 第8図 測定力゛スLE力(mm)Ig) 反力補正イ和週△ 第10図 第11 図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 被測定ガス中の窒素酸化物に感応しないタイプと感応す
    るタイプの一対の広域空燃比センサと、これらセンサの
    さらされる場所の被測定ガスの酸素濃度を前記一対のセ
    ンサのいずれかのセンサ出力から検出する手段と、この
    酸素濃度と前記一対のセンサ出力に基づいて酸素に対す
    る感度係数をそれぞれ設定する手段と、これらの感度係
    数と前記一対のセンサ出力に基づいて被測定ガス中の窒
    素酸化物濃度を演算する手段と、この演算値を出力する
    手段とを設けたことを特徴とする窒素酸化物濃度の計測
    装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7644576B2 (en) 2005-04-25 2010-01-12 Ngk Spark Plug Co., Ltd. Sensor control device
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