JPH03272015A - 磁気ヘッドアセンブリ及びその製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概　要〕 磁気ディスク装置などに用いられる磁気ヘンドアセンブ
リ及びその製造方法に関し、 外来ノイズの影響を可及的に少なくするとともに、磁気
ヘッドの歩留りを向上させることのできる磁気ヘッドア
センブリを提供することを目的とし、 磁気ヘッドを有したスライダと、前記スライダを支持す
るジンバル及びスプリングアームと、前記磁気ヘッドへ
書き込み信号を供給し且つ当該磁気ヘッドからの読み出
し信号を増幅するためのヘッドＩＣとを有してなる磁気
ヘンドアセンブリにおいて、前記ヘン、ドＩＣが、レー
ザトリミング可能な状態で、前記スプリングアームに対
して固定的に取り付けられてなることを特徴として構成
される。

〔産業上の利用分野〕

本発明は、磁気ディスク装置などに用いられる磁気ヘッ
ドアセンブリ及びその製造方法に関する。

近年の磁気ディスク装置の大容量化及び小型化にともな
って、ディスクエンクロージャ内での電子部品の実装ス
ペースの削減が要求されている。

また、ヘッドＩＣから出力される読み取し信号は、これ
よりも後段で行われる高精度の波形等化のため、均一の
出力特性を有していることが強く望まれている。

〔従来の技術〕

従来の磁気ディスク装置においては、磁気ヘッドを有し
たスライダがジンバル及びスプリングアームによって支
持されており、これらが磁気ディスクの半径方向にアク
セス可能なアクセスアームに取り付けられている。そし
て、磁気ヘッドへ書き込み信号を供給し且つ当該磁気ヘ
ッドからの読み出し信号を増幅するためのヘッドＩＣが
、ＦＰＣ（フレキシブル・プリント・サーキット）など
を介してアクセスアームに搭載されている（特開昭５５
−１５０１３０号）。

［発明が解決しようとする課題］ 上述した従来の磁気ヘッドアセンブリでは、へラドＩＣ
がアクセスアーム上に搭載されているため、そのための
スペースが必要となり、アクセスアームの設計の自由度
が減少し、小型化の妨げにもなっている。

また、磁気ヘッドからヘッドＩＣへ入力される微弱な信
号の伝送路が、アクセスアームやスプリングアームの形
状などに左右されるために短縮することができず、外来
ノイズの影響を受は易く耐ノイズ性が低いという欠点が
ある。

そして、一般に、磁気ヘッドの特性はそれぞれ異なって
いるため、磁気ディスク装置の製造において、磁気ヘッ
ドアセンブリの組み立てに当たっては特性の揃った磁気
ヘッドを選別する必要がある。そのため、ｉｉＮ磁気ヘ
ッドでは、通常、スライダに２個の磁気ヘッドが形成さ
れており、この２個の磁気ヘッドの内から特性が基準値
に近いものを選別するということが行われているが、磁
気ヘッドの歩留りは一般に低いのが現状である。

上述の問題に鑑み、請求項１の発明は、外来ノイズの影
響を可及的に少なくするとともに、磁気ヘッドの歩留り
を向上させることのできる磁気ヘッドアセンブリを提供
することを目的としている。

請求項２の発明は、磁気ヘッドアセンブリの組み立てが
容易であるとともに、磁気ヘッドの歩留りを向上させる
ことのできる磁気ヘッドアセンブリの製造方法を提供す
ることを目的としている。

〔ｓ−Ｒを解決するための手段〕

請求項１の発明に係る磁気ヘッドアセンブリは、上述の
！！題を解決するため、第１図に示すように、ヘノＦ”
　Ｉ　ＣＩ　４が、レーザトリミング可能な状態で、ス
プリングアーム１３に対して固定的に取り付けられてな
る。

請求項２の発明に係る製造方法は、磁気へ、１′１０を
有したスライダ１１と、前記スライダ１１を支持するジ
ンバル１２とスプリングアーム１３との一体物と、前記
磁気へラド１０へ書き込み信号を供給し且つ当該磁気ヘ
ッド１０からの読み出し信号を増幅するためのヘッドＩ
’Ｃ１４とからなるジンバルアセンブリ９を組み立てる
工程と、前記ジンバルアセンブリ９によって調整用の磁
気記録媒体３３をアクセスしながら、前記ヘッドＩＣ１
４をレーザトリミングしてその利得及び周波数特性゛を
調整する工程と、調整済みのジンバルアセンブリ９をア
ーム１６に取り付ける工程とを有してなる。

〔作　用〕

ヘッドＩＣ１４は、レーザトリミングによってその回路
定数が調整され、これによってヘッドＩＣ１４の利得及
び、周波数特性が磁気ヘッド１０の再生特性に合わせて
補正される。

磁気ヘッドアセンブリ１の製造に当たっては、ジンバル
アセンブリ９が組み立てられ、そのジンバルアセンブリ
９によって調整用の磁気記録媒体３３をアクセスしなが
ら、ヘッドＩＣ１４をレーザトリミングしてその利得及
び周波数特性が調整され、調整済みのジンバルアセンブ
リ９が、適当なアーム１６に取り付けられる。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説明する。

第１図は本発明に係る磁気ヘッドアセンブリｌの斜視図
である。

磁気ヘッドアセンブリ１は、磁気ヘッド１０を有したス
ライダ１１、スライダ１１を支持するジンバル１２、ジ
ンバル１２と一体に連結されたスプリングアーム１３、
ヘッドＩＣ１４、配線のためのＦＰＣ１５、及び、これ
ら全体を支持して移動させるアクセスアーム１６などか
ら構成されている。

スライダ１１は、セラミックス又はフェライトなどを材
料とし、ｉｌ膜又は巻き線により磁気ヘッド１０が埋め
込まれた状態で形成された、それ自体が公知のものであ
り、磁気ディスクの表面の空気流を受けて浮動し、磁気
ヘッド１０により磁気ディスクに対する読み書きを行う
。

ジンバル１２及びスプリングアーム１３は、金属板など
からなり、スライダ１１を傾動可能に支持する。スプリ
ングアーム１３には、その下面に沿わせたＦＰＣ１５上
にヘッドｒｃ１４を搭載するための穴２１が設けられて
おり、また、アクセスアーム１６に螺子で取り付けるた
めに、螺子穴２３を有した取付は板２２が一体的に設け
られている。

ヘッドＩＣ１４は、磁気ヘッドｌＯへ書き込み信号を供
給し且つ当該磁気ヘッド１０からの読み出し信号を増幅
するための集積回路であり、レーザトリミングが可能な
ようにベアチップ状態でＦＰＣ１５上にワイヤボンディ
ングにより結線されて搭載されている。

ＦＰＣ１５は、スプリングアーム１３の下面に沿わされ
ており、その先端には磁気へラド１０の引き出し線など
が接続されている。また、スプリングアーム１３をアク
セスアーム１６に取り付けた後で、アクセスアーム１６
に設けられた図示しない別のＦＰＣとはんだ付けなどに
より接続されている。

これら磁気ヘッド１０、スライダ１１、ジンバル１２、
スプリングアーム１３、ヘッドｒｃ１４、ＦＰＣ１５か
らなる一体物がジンバルアセンブリ９である。

アクセスアーム１６は、図示しないアクセス機構によっ
て磁気ディスクの半径方向に駆動される。

第３図はヘッドＴＣ１４の増幅回路を簡略化して示す回
路図、第４図はヘッドＩＣ１４の増幅回路の周波数特性
の一例を示す図である。

ヘッドＩＣ１４の増幅回路は、磁気ヘッド１０からの入
力信号を増幅するが、その周波数特性は磁気へラド１０
のそれを補償して平坦に等化するため、高域において持
ち上がっている。

第３図及び第４図から理解できるように、増幅回路の利
得を全体的に上昇させるには抵抗Ｒ３の値を大きくすれ
ばよく、また、高域のみを上昇させるには抵抗Ｒ１及び
抵抗Ｒ３を共に大きくすればよい。このような回路定数
の調整は、レーザトリミングにより行われる。

次に、磁気ヘッドアセンブリ１の製造方法について説明
する。

まず、ジンバル１２とスプリングアーム１３との一体物
に対して、スライダ１１をジンバル１２により支持され
るように組み付け、ヘッドＩＣＩ４を取り付けたＦＰＣ
１５をスプリングアーム１３に張り付けてジンバルアセ
ンブリ９を組み立てる。

次に、ジンバルアセンブリ９の電気的特性をレーザトリ
ミングによって調整する。

第２図はジンバルアセンブリ９の調整装置３０を示す斜
視図である。

調整装置３０では、取付は治具３１にジンバルアセンブ
リ９を螺子止めして取り付け、スピンドルモータ３２に
より回転する磁気ディスク３３に記録されたデータを、
磁気ヘッド１０により読み出す。

磁気ディスク３３には、磁気ヘッド１０の特性を評価す
るのに最適な信号、例えば、使用帯域内において一定振
幅のスイープ信号、使用帯域内において振幅が最小とな
る最高周波数の信号などを予め書き込んでおく。

磁気ヘッド１０の出力はヘッドＩＣ１４により増幅され
、ジンバルアセンブリ９の出力として取す出される。ジ
ンバルアセンブリ９の出力は、試験用の信号検出器３４
に入力され、そこで振幅が設定値と同一になるように、
レーザー制御装置３５を介してレーザー３６が制御され
、ヘッドＩＣ１４の内部の抵抗Ｒ１，Ｒ３がトリミング
される。

なお、これら信号検出器３４、レーザー制御装置３５、
及びレーザー３６などは公知のものである。

これによって、ヘッドＩＣ１４の利得及び周波数特性が
磁気ヘッド１０の再生特性に合わせて補正され、ジンバ
ルアセンブリ９の出力は磁気ヘッド１０の特性に関わり
なく均一なものとなる。

レーザトリミングが終了すると、ヘッドＩＣＩ４を保護
するためのコーティングが行われる。

その後、ジンバルアセンブリ９は、適当なアクセスアー
ム１６に組み付けられ、磁気ディスク装置として完成さ
れる。

上述の実施例によると、ヘッド１ｃ１４がスプリングア
ーム１３に取り付けられているので、磁気ヘッド１０と
ヘッドＩＣ］４との間のＦＰＣＩ５（伝送線）が短くな
り、外来ノイズなどに対する耐ノイズ性が高くなる。ま
た、アクセスアーム１６の小型化が図れる。

ヘッドＩＣ１４がレーザトリミング可能に取り付けられ
ており、ジンバルアセンブリ９として組み立てられた時
点において、レーザトリミングによって利得及び周波数
特性の調整が１テわれるので、磁気ヘッド１０の特性の
バラツキが補正され、ジンバルアセンブリ９としての再
生信号の均一化が図られ、選別の必要がないためジンバ
ルアセンフＩ７９のアクセスアーム１６への組み付けが
極めて容易となり、且つ磁気ヘッド１０の歩留りが向上
する。

これによって、小型で高性能な磁気ディスク装置を製造
することが可能となる。

上述の実施例において、磁気ディスク３３に予め書き込
んだデータを磁気ヘッド１０によって読み出すようにし
たが、磁気ヘッド１０によって試験用のデータ又は信号
を磁気ディスク３３に書き込み、且つそれを磁気ヘッド
１０によって読み出すようにして調整してもよい。磁気
ヘッドアセンブリ１又はジンバルアセンブリ９の各部の
構造、形状、材質、回路などは、上述した以外の種々の
ものとすることができる。

上述の実施例においては、ワトラウス型の磁気ヘッドア
センブリ１について説明したが、ウィンチエスタ型、そ
の他の種々の型の磁気ヘッドアセンブリに対して適用す
ることができる。

〔発明の効果〕

請求項１の発明によると、外来ノイズの影響を可及的に
少なくするとともに、磁気ヘッドの歩留りを向上させる
ことができる。

請求項２の発明ムこよると、磁気ヘンドアセンフリの組
み立てが容易であるとともに、磁気ヘッドの歩留りを向
上させることができる。

これらによって、磁気ディスク装置などの性能の向上が
図られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る磁気ヘッドアセンブリの斜視図、 第２図はジンバルアセンブリの調整装置を示す斜視図、 第３図はヘッドＩＣの増幅回路を簡略化して示す回路図
、 第４図はヘッドＩＣの増幅回路の周波数特性の一例を示
す図である。 ３３は磁気ディスク （記録媒体） である。 図において、 １は磁気ヘッドアセンブリ、 ９はジンバルアセンブリ、 １０は磁気ヘッド、 １１はスライダ、 １２はジンバル、 １３はスプリングアーム、 １４はヘッドＩＣ１ １６はアクセスアーム（アーム）、

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１）磁気ヘッド（１０）を有したスライダ（１１）と
   、 前記スライダ（１１）を支持するジンバル （１２）及びスプリングアーム（１３）と、前記磁気ヘ
   ッド（１０）へ書き込み信号を 供給し且つ当該磁気ヘッド（１０）からの読み出し信号
   を増幅するためのヘッドＩＣ（１４）と を有してなる磁気ヘッドアセンブリ（１） において、 前記ヘッドＩＣ（１４）が、レーザトリミ ング可能な状態で、前記スプリングアーム （１３）に対して固定的に取り付けられてなることを特
   徴とする磁気ヘッドアセンブリ。 （２）磁気ヘッド（１０）を有したスライダ（１１）と
   、前記スライダ（１１）を支持するジンバル（１２）と
   スプリングアーム（１３）との一体物と、前記磁気ヘッ
   ド（１０）へ書き込み信号を供給し且つ当該磁気ヘッド
   （１０）からの読み出し信号を増幅するためのヘッドＩ
   Ｃ（１４）とからなるジンバルアセンブリ（９）を組み
   立てる工程と、 前記ジンバルアセンブリ（９）によって調 整用の磁気記録媒体（３３）をアクセスしながら、前記
   ヘッドＩＣ（１４）をレーザトリミングしてその利得及
   び周波数特性を調整する工程と、 調整済みのジンバルアセンブリ（９）をア ーム（１６）に取り付ける工程と を有することを特徴とする磁気ヘッドアセ ンブリの製造方法。