JPH032662Y2 - - Google Patents

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JPH032662Y2
JPH032662Y2 JP1983150507U JP15050783U JPH032662Y2 JP H032662 Y2 JPH032662 Y2 JP H032662Y2 JP 1983150507 U JP1983150507 U JP 1983150507U JP 15050783 U JP15050783 U JP 15050783U JP H032662 Y2 JPH032662 Y2 JP H032662Y2
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JP
Japan
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partition wall
casing
catalyst
exhaust gas
oxidation catalyst
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JP1983150507U
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JPS6058818U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案はエンジンその他の燃焼装置の排気管
の途中に配設され、排気を浄化するための二段式
の触媒コンバータに関する。
(従来の技術) これまでにエンジンの排気を浄化するための触
媒コンバータとして、第1図ないし第3図に示す
ような装置が特開昭52−119467号、特開昭53−
9915号などにより知られている。
すなわち、エンジン側の排気入口管2aと消音
用マフラ側の出口管2bとの間に接続される断面
円形の筒状ケーシング1の内部にはセラミツクか
らなるハニカム体の表面に白金、パラジウム等の
金属触媒を被着したハニカム形の還元用触媒3と
酸化用触媒4とが所要の間隔をおいて前後二段に
配置され、それらの両端周縁にはスチールメツシ
ユからなる弾性リング5が施され、両者の遠隔端
側すなわち還元用触媒3の前端側および酸化用触
媒4の後端側においては弾性リング5の周りに断
面T字形の保持リングが被嵌されてケーシング1
の内面に固着されており、一方両者の近接端側す
なわち還元用触媒3の後端側および酸化用触媒4
の前端側においては、弾性リング5の周りに外端
のアングル部16bと互いにハの字状に近寄る内
向き傾斜部16aからなる環状保持板16がそれ
ぞれ被嵌され、アングル部16bを介してケーシ
ング1の中央部内面に固着されている。そして、
上記両保持板16の内周縁部は互いに接合され、
両保持板16,16で隔壁17を形成する。隔壁
17は、各触媒3,4の間隙部においてケーシン
グ内を区画し、ケーシング1との間には環状の通
路9が形成されると共に隔壁17には円周方向に
複数個の吹口8が形成され、その吹口8は酸化用
触媒4の周辺部前側において開口している。
また、隔壁17の外側に当たるケーシング1の
中央部には二次空気の供給パイプ7が取付けら
れ、エアポンプまたはリード弁装置に接続されて
いる。そして、使用中にはエンジンの排気が入口
管2aからケーシング1中に入り、還元用触媒3
および酸化用触媒4を通り過ぎ、その間に排気中
の有害成分が還元または酸化作用を受け、出口管
2bから外部に流出していくが、それと同時に二
次空気が供給パイプ7からケーシング1の中央部
に供給される。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、上記従来のコンバータでは還元用触
媒と酸化用触媒の間にある隔壁の両側保持板が互
に内向きに近寄るハ字状をなしているために、排
気が還元用触媒から酸化用触媒側に流れるに当た
り、初めに縮小して流速を増し、次いで徐々に広
がりつつ流れることになり、いわゆるベンチユリ
ー効果を伴つて排気流れ自体による二次空気の吸
込みと撹拌を向上させる利点を有しているが、二
次空気の吹口が隔壁の最内周に開口しているた
め、中心部に流入する空気に比べ、隔壁外周部は
死角になつて流入量が少なく、均一さの点で問題
がある。そこで、この考案は上記従来装置の利点
を活用しつつ流入空気が片寄らずに各部により均
一に供給できるようにした触媒コンバータを提供
するものである。
(問題点を解決するための手段ならびに作用) 上記目的のもとにこの考案は、筒状ケーシング
の内部に還元用触媒と酸化用触媒を所要の間隔を
おいて配設する二段式の触媒コンバータとして、
両触媒の間に互にハ字状に近寄る環状の内向き傾
斜部を備えた一対の環状の保持板を設けて隔壁と
なし、該隔壁の外周とケーシングとの間に環状通
路を形成すると共に、隔壁の両側保持板の傾斜部
に複数の吹口を設け、ケーシングに環状通路に通
じる二次空気供給パイプを取付けたことを特徴と
している。
そして、入口管から入つた排気は環元触媒およ
び酸化触媒を順次に通り過ぎ、排気中の有害成分
が還元または酸化しつつ出口管から流出し、それ
と同時に二次空気がケーシング中央部に供給され
るが、その際、排気は両触媒間にある隔壁の部分
で初めは縮小で流速を増し、次いで徐々に拡がる
というように隔壁の形体にならつてスムーズに流
れていき、その間に環状通路に送り込まれた二次
空気は隔壁両側の保持板の吹口から排気中に吹き
出されるが、上流側の吹口から出た空気は排気の
縮小とそれに基づく吹込み作用で中心部に向い、
下流側の吹口から出た空気は排気の広がり作用を
受けて外周部に向うことになり、各方向に分散さ
れながら酸化触媒側に流れていく。
(実施例) 第4図はこの考案の実施例を示すが、前記のも
のと同一部分には同じ符号を用いて説明する。1
は断面円形の筒状ケーシングであつて、前記のも
のと同様にエンジン側の排気入口管2aと消音用
マフラ側の出口管2bとの間に接続され、内部に
はセラミツクからなるハニカム体の表面に白金、
パラジウム等の金属触媒を被着したハニカム形の
還元用触媒3と酸化用触媒4とが所要の間隔をお
いて前後二段に配設され、それらの両端周縁には
スチールメツシユからなる弾性リング5が施さ
れ、両者の遠隔端側すなわち還元用触媒3の前端
側および酸化用触媒4の後端側においては弾性リ
ング5の周りに断面T字形の保持リング6が被嵌
されてケーシング1の内面に固着されており、一
方両者の近接側すなわち還元用触媒3の後端側お
よび酸化用触媒4の前端側においては、弾性リン
グ5の周りに外端のアングル部16bと互いにハ
の字状に近寄る内向き傾斜部16aからなる環状
保持板16がそれぞれ被嵌され、アングル部16
bを介してケーシング1の中央部内面に固着され
ている。そして、上記両保持板16の内周縁部は
互いに接合され、両保持板16,16で隔壁17
が形成される。この隔壁17は、各触媒3,4の
間隙部においてケーシング内を区画し、ケーシン
グ1との間には環状の通路9が形成され、隔壁1
7の外側に当たるケーシング1の中央部には二次
空気の供給パイプ7が取付けられ、エアポンプま
たはリード弁装置に接続されている。
しかして、この考案では隔壁17を形成する両
側保持板16,16の傾斜部16a,16aに打
抜孔としての吹口8′が円周方向に複数設けられ
ている。
このような構成のもとに、使用中にはエンジン
の排気が入口管を介してケーシング1中に入り、
還元用触媒3および酸化用触媒4を通り過ぎ、そ
の間に排気中の有害成分が還元または酸化作用を
受け、出口管から外部に流出していくが、それと
同時に二次空気が供給パイプ7からケーシング1
の中央部に供給される。
その際、排気が還元触媒3から酸化触媒4側に
流れるに当たり、両触媒3,4の間にある隔壁1
7が互に内向きに近寄るハ字状をなしているた
め、排気は初めに縮小して流速を増し、次いで
徐々に広がるというように、隔壁17の形体にな
らつて流れていく。
また、ケーシング中央部すなわち環状通路9内
に供給された二次空気は、環状通路9の内部全体
にスムーズに行きわたり、両側傾斜部16aの各
吹口8′からケーシング1内に噴出するが、一方
すなわち上流側の吹口8′から噴出する空気は排
気の縮小作用とそれに基づく吹込み作用によつて
中心部に向い、他方すなわち下流側の吹口8′か
ら噴出する空気は排気の広がり作用の影響で周囲
部に向うというようにして各方向に分散されなが
ら排気に連行されて酸化用触媒4に向つて流れて
いく。
かくて二次空気は一部に片寄ることなく排気中
によく混合され、CO、HCなどの有害成分の酸化
が促進される。
なお、上述の例では排気の発生源としてエンジ
ンによるものを示したが、他の燃焼装置の排気の
処理に適用しても機能に変りはない。
(考案の効果) 以上のようにこの考案では、筒状ケーシングの
内部に還元用触媒と酸化触媒とを所要の間隔をお
いて二段に配設するタイプの触媒コンバータとし
て、両触媒の間に互にハ字状に近寄る環状の内向
き傾斜部を備えた一対の環状の保持板を設けて隔
壁となし、この隔壁の外周とケーシングとの間に
環状通路を形成すると共に隔壁の両側保持板の傾
斜部に複数の吹口を設け、ケーシングには環状通
路に通じる二次空気供給パイプを取付けたので、
使用時には、環状の隔壁の部分において排気流れ
がスムーズに縮小かつ拡張するものとなり、その
排気流れに基づく吹込み作用で二次空気の供給を
向上させることができ、しかも二次空気は中心部
に片寄ることなく周囲部にも確実に分散させるこ
とができ、排気と二次空気の混合をより均一にし
てCO、HCなどの酸化反応を促進させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の二段式コンバータの断面図、第
2図はそのA−A線に沿つた断面図。第3図は保
持板の部分的拡大側面図。第4図はこの考案の実
施例の部分的拡大側面図。 図中、1……ケーシング、2a……排気入口
管、2b……出口管、3……還元用触媒、4……
酸化用触媒、5……弾性リング、6……保持リン
グ、7……二次空気供給パイプ、8,8′……吹
口、9……環状通路、16……環状保持板、16
a……傾斜部、17……隔壁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 排気入口管と出口管との間に接続される筒状ケ
    ーシング1の内部に還元用触媒3と酸化用触媒4
    とを所要の間隔をおいて二段に配設した二段式触
    媒コンバータにおいて、両触媒3,4の間に互に
    ハ字状に近寄る環状の内向き傾斜部16aを備え
    た一対の環状の保持板16,16を設けて隔壁1
    7となし、該隔壁17の外周とケーシング1との
    間に環状通路9を形成すると共に、隔壁17の両
    側保持板16,16の傾斜部16a,16aに複
    数の吹口8を設け、ケーシング1に環状通路9に
    通じる二次空気供給パイプ7を取付けてなる二段
    式触媒コンバータ。
JP15050783U 1983-09-30 1983-09-30 二段式触媒コンバ−タ Granted JPS6058818U (ja)

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JP15050783U JPS6058818U (ja) 1983-09-30 1983-09-30 二段式触媒コンバ−タ

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JPS6058818U JPS6058818U (ja) 1985-04-24
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0740650Y2 (ja) * 1988-07-05 1995-09-20 スズキ株式会社 触媒装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52119467A (en) * 1976-03-04 1977-10-06 Daimler Benz Ag Double layer bed catalyst
JPS539915A (en) * 1976-07-12 1978-01-28 Arvin Ind Inc Catalytic converter
JPS5612690A (en) * 1979-07-13 1981-02-07 Hitachi Ltd Figure display

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JPS626248Y2 (ja) * 1981-01-30 1987-02-13

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