JPH03264268A

JPH03264268A - 金属磨き材

Info

Publication number: JPH03264268A
Application number: JP6456090A
Authority: JP
Inventors: Toshio Hirahata; 平畑　俊夫
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1990-03-14
Filing date: 1990-03-14
Publication date: 1991-11-25
Anticipated expiration: 2015-03-21
Also published as: JP3023891B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】【産業上の利用分野】

この発明は、金属磨き材に関する。

【従来の技術】

刃物などは、使用していると、刃が欠けたり、刃先に返
りが発生して切れ味が悪くなってくる。そこで、このような場合、砥石などで研ぎ直さなければ
ならない。ところで、刃が欠けた場合などは、先ず欠けた部分が他
の部分と路面−になるように粗砥石により粗けずりした
のち、仕上げ砥石により仕上なければならないので、本
格的に研磨作業を行わなくてはならないか、刃先の返り
程度であれば、仕上げ砥石に少し当てる程度で済む。

【発明が解決しようとする課題】

しかし、砥石は比較的重量もあり、一般家庭などでは、
刃先の返り程度では砥石を出して研ぐのが面倒でつい切
れ味が悪くなってもそのまま使用していると言うことが
多い。また、散髪用の挟みなどのように、刃か曲面を形成して
いるような刃物の場合、素人が砥石で研ぐことは非常に
難しいものである。この発明はこのような事情に鑑みて、軽量で、かつ、簡
単にどのような刃物などの金属材を研磨することができ
る金属磨き材を提供することを目的としている。

【課題を解決するための手段】

この発明は、このような目的を達成するために、可撓性
および弾性を有する合成樹脂からなる薄板材の少なくと
も表面層に潤滑剤、および、３０００メツシュ以下の研
磨材を含む混合物が定着されてなる金属磨き材を要旨と
している。

【作　　用】

上記の構成により、所望の金属材の研磨面をこの金属磨
き材に押し当ると、薄板材か金属材の研磨面に沿うよう
に変形する。そして、その状態で摺接させると、金属材
の表面に付着した汚れや、たとえば、刃先に出来た返り
などが綺麗に取り除かれる。また、潤滑剤が、金属材表面に付着して金属材表面を保
護するとともに、光沢を付与する。

【実　施　例】

以下に、この発明を、その実施例をあられす図面を参照
しつつ詳しく説明する。第１図はこの発明にかかる金属磨き材の１実施例を側面
から見て断面であられし、第２図はこの発明にかかる金
属磨き材を用いて挾みを研いでいるところを斜め上から
見てあられしている。図にみるように、この金属磨き材ｌは、シート状の基材
１１を備えその一側面に潤滑剤中に３０００メツシュ以
下の研磨材粒子か分散混合された混合物を定着させてな
る研磨層１２が形成されている。また、基材１１の他側
面には、接着剤層１３を介して離型シートが貼着されて
いる。基材１１としては、軽量でかつ可撓性、弾性かある合成
樹脂発泡体が好ましい。なお、発泡体は連続気泡でも独
立気泡でも構わない。発泡体を形成する合成樹脂としては、ポリウレタン樹脂
系、ポリエステル樹脂系、ポリスチレン樹脂系、ポリエ
チレン樹脂系のもの等が挙げられる。研磨材粒子としは、特に限定されないが、アルミナ、カ
ーボランダム、炭化ホウ素、その他の高硬度炭化物等の
人造研磨材やエメリー、スピネル、ザクロ石、ケイ砂等
の天然研磨材などの粒子が挙げられる。潤滑剤としては、特に限定されないが、シリコーンオイ
ル、および、ステアリン酸あるいはその塩類を混合して
用いることが好ましい。因に、潤滑剤としてシリコーンオイルおよびステアリン
酸あるいはその塩類の混合物を用いる場合、研磨材粒子
と潤滑剤の混合割合は、シリコーンオイルか１０００ｃ
ｃ、ステアリン酸あるいはその塩類が１００〜２００ｇ
、研磨材粒子か５０〜ｌｏｎｇ程度の割合にすることが
好ましい。上記混合物は、基材１１が独立気泡発泡樹脂シートの場
合、基材１１表面にこの混合物を塗布したのち、その上
から熱圧して樹脂を軟化させて圧入して定着させること
ができる。また、連続気泡発泡樹脂の場合、真空含浸法
等により定着させることができる。この実施例の金属磨き材ｌは、上記のようになっており
、軽量で取り扱いが容易である。また、可撓性があるの
で、刃先が曲面になっていても、面に沿って変形するた
め、だれにでも容易に研くことかできる。しかも、所望
の形状に切断して使用できるとともに、離型シート１４
を剥がして接着剤によって平坦面に貼着するようにすれ
ば、従来の砥石のように使用することができる。さらに
、潤滑剤が刃を輝かせるとともに、錆を防止する効果も
ある。因に、鋏８の刃先の返りを取り除くには、第１図のよう
に磨き材１に刃を押し当て、矢印方向に引くようにすれ
ば、簡単に返りか取れ、鋏の切れ味が良くなる。第３図はこの発明にかかる金属磨き材の第２の実施例を
斜め上から見てあられしている。図にみるように、この金属磨き材２は、第１の実施例の
接着剤層１３および離型シート１４がなく、平板の芯材
２１の両側面に表面に研磨材粒子および潤滑剤の混合物
からなる研磨層２２を定着させた発泡樹脂製基体２３が
積層されていて、たとえば、第４図にみるように、指輪
９等の貴金属の汚れを落とすることかできる。なお、汚
れ落としとして用いる場合には、研磨材粒子の量を少な
くすることか好ましい。研磨材粒子の量を少なくすると
、この金属磨き材２は、メガネのレンズ磨きとしても使
用することができる。この発明にかかる金属磨き材は、上記の実施例に限定さ
れない。たとえば、第１の実施例では、基材１１の片面に研磨材
粒子等の研磨層１２が形成され、他面に接着剤層１３か
形成されていたか、両面に前記研磨層を形成するように
しても構わない。

【発明の効果】

この発明にかかる金属磨き材は、以上のように、可撓性
および弾性を有する合成樹脂からなる薄板材の少なくと
も表面層に潤滑剤、および、３０００メツシュ以下の研
磨材を含む混合物が定着されてなるので、軽量で、かつ
、簡単にどのような刃物などの金属材も研磨することが
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明にかかる金属磨き材の第１の実施例を
用いて挾みを研いでいる状態をあられす斜視図、第２図
はこの第１の実施例の側断面図、第３図はこの発明にか
かる金属磨き材の第２の実施例をあられす斜視図、第４
図はその指輪を磨いている状態をあられす斜視図である
。１．２・・・金属磨き材１１．２３・・・基材（薄板材）１２．２２・・・研磨層

Claims

【特許請求の範囲】

（１）可撓性および弾性を有する合成樹脂からなる薄板
材の少なくとも表面層に潤滑剤、および、３０００メッ
シュ以下の研磨材を含む混合物が定着されてなる金属磨
き材。