JPH0326350B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0326350B2
JPH0326350B2 JP20255481A JP20255481A JPH0326350B2 JP H0326350 B2 JPH0326350 B2 JP H0326350B2 JP 20255481 A JP20255481 A JP 20255481A JP 20255481 A JP20255481 A JP 20255481A JP H0326350 B2 JPH0326350 B2 JP H0326350B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ground
radio wave
anechoic chamber
impedance
noise
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP20255481A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58104506A (ja
Inventor
Takeshi Ishino
Yasutaka Shimizu
Taro Miura
Takashi Watanabe
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TDK Corp filed Critical TDK Corp
Priority to JP20255481A priority Critical patent/JPS58104506A/ja
Publication of JPS58104506A publication Critical patent/JPS58104506A/ja
Publication of JPH0326350B2 publication Critical patent/JPH0326350B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q15/00Devices for reflection, refraction, diffraction or polarisation of waves radiated from an antenna, e.g. quasi-optical devices
    • H01Q15/14Reflecting surfaces; Equivalent structures

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Testing Electric Properties And Detecting Electric Faults (AREA)
  • Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
  • Aerials With Secondary Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は大地ととほぼ同等の反射係数を有する
電波反射体に関し、例えば電波暗室の床面に用い
て自動車用の電波暗室を構成すれば、自動車から
の雑音測定及び自動車に塔載された電子機器の耐
雑音特性の評価が可能となる。
自動車の雑音測定は、テストサイトといわれる
電波環境の良好な屋外の実験場において、自動車
から10m離れた地上3mの位置にもうけられた受
信アンテナで自動車からの雑音電力を測定するこ
とにより行なわれている。この測定値に地面から
の反射が含まれるので、雑音測定を精確なものと
するために、テストサイトの地面の反射特性につ
いての基準が定めれている。即ち、地上1mに設
置された送信アンテナから10m離れた地上3mの
位置に受信アンテナにより測定される50MHz〜
1000MHzの全周波数帯の送信電力の減衰量(サイ
トアツテネーシヨンという)が、標準のサイトア
ツテネーシヨン・カーブの±3bBの範囲内になけ
ればらないとされている。
このようなテストサイトは電波環境の良好な地
にもうけなければならず勢い生産工場からは遠く
なり、しかも屋外であるためテストの実施が気象
条件により左右されるので、最終チエツクのみを
テストサイトで行ないその他の中間チエツクは工
場内で行なうことのできることが望まれている。
又、このような屋外のテストサイトでは自動車に
塔載された電子機器の耐雑音特性を測定すること
はできないので、この点からも自動車用の電波暗
室が望まれている。
このような電波暗室を提供するために、テスト
サイトと同様の電波状態を得なければならないの
で、テストサイトの地面と同等の反射特性を有す
る床面が必要となる。即ち、単に自動車からの雑
音測定を行なうだけであれば床面として大地を用
いれば良いが、電電子機器の耐雑音特性の評価の
ためにハイパワーの妨害電磁波を当てた場合には
大地を介してリークが生じ周辺に悪影響を及ぼす
ことになるからである。
本発明はこのような観点に基づいてなされたも
ので、電波暗室において、大地と同様の反射特性
を有する電波反射体を設けることにより電子機器
の耐雑音特性評価の際の周囲への悪影響を軽減さ
せ、生産工場内で自動車に搭載された電子機器か
らの雑音特性測定や、その電子機器の耐雑音特性
測定を可能とすることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の電波暗室
は、床面に電波反射体を有し、該床面上に送受信
アンテナを配置し、被測定対象物から発生する電
磁波の雑音測定および該被測定対象の耐雑音特性
等の評価試験を行う電波暗室において、 上記電波反射体は、導体板と、該導体板に接合
されるフエライト板と、該フエライト板に接合さ
れ、インピーダンスを調整する抵抗フイルムとか
ら構成され、上記抵抗フイルムからフエライト板
を見込んだインピーダンスが大地のインピーダン
スにほぼ等しくなるように、上記フエライト板を
5ミリ厚程度、上記抵抗フイルムの抵抗値をほぼ
1kΩ/cm2としたことに特徴がある。
また、上記電波暗室において、上記床面のうち
の、少なくとも送受信アンテナ間の電磁波の主反
射面に上記電波反射体を設けたことに特徴があ
る。以下図面により本発明の実施例を説明する。
第1図,B,C,Dはテストサイトの地面の反
射特性で、第1図Aは誘電率ε=10,導電率σ=
10の場合、第1図Bはε=8.0,σ=1.0の場合、
第1図Cはε=7.0,σ=0.1の場合、第1図Dは
ε=6.0,σ=0.01の場合を示す。各図において
破線は水平偏波、実線は垂直偏波の反射特性を示
す。前述した10m法の場合、地上1mに位置する
送信アンテナからの地面に対する入射角θ(地面
の法線とのなす角)は約68度となる。
この入射角の場合、各図から明らかなように、
水平偏波においては反射係数の変化は比較的少な
いが、垂直偏波では入射角θがブルースター角に
近いために条件の変化に敏感で従つて変化が非常
に大きい。即ち、地面は、水平偏波の場合にはほ
とんど反射体として動作するが、垂直偏波では電
磁波をほとんど吸収している。従つて、水平偏波
のみでのテストであれば金属板でそ地面とそれほ
ど大差のない動作を得ることが可能であるが、垂
直偏波が導入されると金属板ではもはや不可能と
なり、垂直偏波のサイトアツテネーシヨン・カー
ブに大きな違いが現われる。
第2図A及びBはテストサイトのサイトアツテ
ネーシヨンの実測値を示し、第2図Aは水片偏
波、第2図Bは垂直偏波の場合で、これらは前述
した標準のサイトアツテネーシヨン・カーブを満
足するものでる。これに対し金属板を用いた場合
には、垂直偏波における特に500MHz前後で鋭い
ピツクが生じ、テストサイトの地面の反射係数と
は全く異なることとなる。
本発明はテストサイトの地面と水平偏波及び垂
直偏波に対し同様に動作する電波反射体を提供す
るもので、第3図の断面図で示される構造を有す
る 電波反射体10は、導体板12にフエライト板
14を接合し、フエライト板14の表面を抵抗フ
イルム16で被覆して表面塗料18を塗布したも
のである。
フエライト板14は、導体板12とフエライト
板14との接合構造のフエライト板を見込むイン
ピーダンスがテストサイトの地面のインピーダン
スとほぼ等価となるように、その厚さが定められ
る。即ち、導体板とフエライト板との接合構造の
インピーダンスはスミスチヤートで示されるよう
に変化し、入射角θが変化すると水片偏波では
cosθ倍、垂直偏波では1/cosθ倍となる。そし
て、導体板上のフエライト板を見込むンインピー
ダンスは当該フエライト板の厚さにより変化する
ので、電磁波の入射角θがテストサイトの地面の
入射角に等しい68度のとき(cosθ=0.371)に上
記インピーダンスの軌跡がスミスチヤートの中央
を通るように、フエライト板の厚さを設定すれば
良い。これによりブルースター角が存在するかの
ごとく振舞う反射特性を得ることができ、垂直偏
波に対しても地面とほぼ同様に振舞う電波反射体
を得ることが可能となる。このときのフエライト
板の厚さとしては、後述の抵抗フイルムとの関係
から5mm厚さとすることが望ましい。この厚さは
後で述べるように本発明者によつて地面と等価な
反射体として有効であることが実験的に確められ
たものである。従来のこの種の整合型吸収体の場
合、フエライトの厚さは8mm程度であるのに対
し、本発明ではこれより薄く前述したように5mm
程度であり、これは本発明の特徴のひとつであ
る。
ところで、地面の場合には含有水分の抵抗によ
る周波数特性がり、またフエライトも周波数特性
を有しているので、全周波数にわたり両者のイン
ピーダンスが同一になるとは限らない。このため
フエライト板14の表面には抵抗フイルム16が
もうけられる。抵抗フイルム16は、ポリエステ
ルなどのプラスチツクをベースにカーボン或いは
グラフアイトを塗布したもので、フエライト板1
4を見込むインピーダンスを調整する。抵抗フイ
ルム16の抵抗値は、前述の5mm厚フエライト板
に対し1KΩ/cm2のものが良好であることが実験
的に確められている。なお、抵抗フイルムの厚さ
は波長に比べて充分に小さいことが電磁気学的に
は望ましいがが、実際上は動作に重要な問題を提
起するものではない。このような抵抗フイルム1
6をもうけることにより、フエライトの周波数特
性が抑制され、全体として地面の周波数特性にほ
ぼ等しいものとされる。なお、抵抗フイルムをも
うけなければ、フエライト板の厚さは前述した5
mmよりも更に薄くすることができるが、地面の周
波数特性との関係において前述したような問題が
生ずる。
本発明ではフエライトを用いていることから、
μが1より大きく従つて自由空間シインピーダン
スに比べてインピーダンスを高くとれるので、単
に厚みを薄くすることで地面のもつインピーダン
スに等価させることができ、他の誘電体を用いる
場合に比べて地面との等価が容易である。
第4図A及び第4図Bは本発明による反射体の
サイトアツテネーシヨン・カーブの実測値で、第
4図Aは水平偏波の場合、第4図Bは垂直偏波の
場合を示す。本実験では、フエライト板として
300MHz〜1GHzにおいて整合するIB−003W(東京
電気化学工業(株)製)を用いてその厚さを5mmと
し、抵抗値1KΩ/cm2の抵抗フイルムを50μm厚で
もうけて反射体を構成した。
図において点線イは第2図A及びBのテストサ
イトにおけるサイトアツテネーシヨン・カーブ
で、本発明による反射体のサイトアツテネーシヨ
ン・カーブは実線ロで示される。第4図A及びB
から明らかように、本発明による反射体のサイト
アツテネーシヨンがテストサイトのそれに良く従
つていることがわかる。特に第4図Bに示される
垂直偏波の場合にもテストサイトのサイトアツテ
ネーシヨン・カーブから大幅に相違することなく
良好に追随している。
第5図は本発明による電波反射体を床面に装着
した電波暗室の平面図である。本発明による電波
反射体10は、電波暗室20の床面のうち少なく
とも送信アンテナ30と受信アンテナ32との間
の電磁波の主反射面にもうけられる。ポイント3
4は送信アンテナ32からの放射電磁波が床面を
反射した後直接受信アンテナ32に至る主反射点
で、このような部分以外での反射波は直接受信ア
ンテナ32に入射することはない。反射体10
前述したように全周波数帯で地面とほぼ同一の反
射特性を示すようになつているが、床面のその他
の部分26は、反射波が直接受信アンテナ32に
入射せず周囲の吸収体24で減衰を受けるので、
反射体10と同一構成をとらなくともよく、ゴム
にフエライトを分散混入したゴムフエライトによ
る反射体とすることができる。このような構成の
床面は、金属シールド22に直接もうけられるの
で内部損失は充分大きく、また床面の厚さも非常
に薄くすることができる。
上記構成の電波暗室は生産工場内に容易に設置
可能で、しかも床面に地面と等価な反射特性を有
する反射体を用いているので、自動車等に塔載さ
れた電子機器の耐雑音測定の際に高周波が外部に
リークするおそれはない。
以上説明したように本発明によれば、一面が導
体のフエライト板に抵抗フイルムをもうけ、フエ
ライト板の厚さとフイルムの抵抗値とにより地面
と等価なインピーダンスを得ることとしたので、
全周波数帯にわたつて地面とほぼ同一な反射特性
を得ることができ、特に自動車用の電波暗室の床
面として用いれば、生産工場内での自動車のの雑
音測定及び塔載された電子機器の耐雑音測定など
を有効に行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図A及び段第1図B及び第1図C及び第1
図Dはテストサイトの地面の反射特性の一例、第
2図A及び第2図Bはテストサイトの地面のサイ
トアツテネーシヨンを示す図、第3図は本発明に
よる電波反射体の一実施例、第4図A及び第4図
Bは本発明による電波反射体のサイトアツテネー
シヨンの実測値を示す図、第5図は床面に本発明
による電波反射体を用いた電波暗室の一例であ
る。 10:電波反射体、12:導体、14:フエラ
イト板、16:抵抗フイルム。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 床面に電波反射体を有し、該床面上に送受信
    アンテナを配置して、被測定対象物から発生する
    電磁波の雑音測定および該被測定対象物の耐雑音
    特性等の評価試験を行う電波暗室において、 上記電波反射体は、 導体板と、 該導体板に接合されるフエライト板と、 該フエライト板に接合され、インピーダンスを
    調整する抵抗フイルムとから構成され、 上記抵抗フイルムからフエライト板を見込んだ
    インピーダンスが大地のインピーダンスにほぼ等
    しくなるように、上記フエライト板を5ミリ厚程
    度、上記抵抗フイルムの抵抗値をほぼ1kΩ/cm2
    したことを特徴とする電波暗室。 2 上記床面のうちの、少なくとも送受信アンテ
    ナ間の電磁波の主反射面に上記電波反射体を設け
    たことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    電波暗室。
JP20255481A 1981-12-17 1981-12-17 電波暗室 Granted JPS58104506A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20255481A JPS58104506A (ja) 1981-12-17 1981-12-17 電波暗室

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20255481A JPS58104506A (ja) 1981-12-17 1981-12-17 電波暗室

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58104506A JPS58104506A (ja) 1983-06-22
JPH0326350B2 true JPH0326350B2 (ja) 1991-04-10

Family

ID=16459416

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20255481A Granted JPS58104506A (ja) 1981-12-17 1981-12-17 電波暗室

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS58104506A (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6416038A (en) * 1987-07-09 1989-01-19 Tdk Corp Anechoic chamber
US4987418A (en) * 1987-12-28 1991-01-22 United Technologies Corporation Ferroelectric panel

Also Published As

Publication number Publication date
JPS58104506A (ja) 1983-06-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR970007981B1 (ko) 무선 주파수 무반향실
JP2510880B2 (ja) 多層型電波吸収体及び該電波吸収体からなる電波暗室
Khotimah et al. Design of dipole antenna model for partial discharge detection in GIS
JP2020024165A (ja) 放射電力推定方法
Li et al. Rough-surface scattering theory and modeling for 6G ISAC
JPH0326350B2 (ja)
Beeckman The influence of positioning tables on the results of radiated EMC measurements
Jesch Measured vehicular antenna performance
KR102064103B1 (ko) 전자파장해 시험용 전자파반무반향챔버
JP2002196027A (ja) シールド効果評価器及びシールド効果測定法
US4970455A (en) Device for measuring electromagnetic wave leakage
EP1195848B1 (en) Microwave absorber wall
FUJII et al. 2-6 Site Validation of the Open-Area Test Site and the Semi-Anechoic Chamber
Khadka Evaluation of Radio Anechoic Chamber
Savage et al. Expedient building shielding measurement method for hemp assessments
Pugliese et al. Reflection and transmission characteristics of building materials at 62 GHz
JP2722313B2 (ja) 電波暗箱
Stoica et al. Experimental measurements of radar absorbing materials in semi anechoic chambers
JP2000138493A (ja) 電波暗室
Ivanchenko et al. Backscattering measurements for metallic unclosed spherical screens
Lockwood New Technique for the Determination of the Integrity of Shielded Enclosures by the Measurement of the Perpendicular Magnetic Field
JPH04140671A (ja) 放射イミュニティ評価試験場
JP2023144188A (ja) 電波吸収体およびそれを用いた検査装置
Ängskog et al. Shielding effectiveness of energy saving windows and HPM effects on coated window panes: Measurements conducted 2014–2016—Results and lessons learned
Bistoni et al. Numerical and experimental analysis of E-field scattering from the ground for base station antennae