JPH0326134B2 - - Google Patents

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JPH0326134B2
JPH0326134B2 JP56104175A JP10417581A JPH0326134B2 JP H0326134 B2 JPH0326134 B2 JP H0326134B2 JP 56104175 A JP56104175 A JP 56104175A JP 10417581 A JP10417581 A JP 10417581A JP H0326134 B2 JPH0326134 B2 JP H0326134B2
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JP
Japan
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ink
electrode
recording head
recording
repellent
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JP56104175A
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JPS585268A (ja
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Tadao Kobashi
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Priority to US06/390,967 priority patent/US4479135A/en
Priority to EP82105894A priority patent/EP0069358B1/en
Priority to DE8282105894T priority patent/DE3275316D1/de
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Publication of JPH0326134B2 publication Critical patent/JPH0326134B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01DMEASURING NOT SPECIALLY ADAPTED FOR A SPECIFIC VARIABLE; ARRANGEMENTS FOR MEASURING TWO OR MORE VARIABLES NOT COVERED IN A SINGLE OTHER SUBCLASS; TARIFF METERING APPARATUS; MEASURING OR TESTING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01D15/00Component parts of recorders for measuring arrangements not specially adapted for a specific variable
    • G01D15/16Recording elements transferring recording material, e.g. ink, to the recording surface
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/015Ink jet characterised by the jet generation process
    • B41J2/04Ink jet characterised by the jet generation process generating single droplets or particles on demand

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
  • Printers Or Recording Devices Using Electromagnetic And Radiation Means (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、液状インクの電気浸透現象を利用し
たインク記録ヘツドの改良に関するものである。
記録密度に対応して互に絶縁された複数個の第
1の電極を有する支持基材面上に二次元的な広が
りを有する多孔質体が設置され、この多孔質体の
第1の電極に対する反対面側に液状インク透過性
の第2の電極を位置せしめ、前記多孔質体に液状
インクを供給含浸させると共に、前記第1および
第2の電極間に信号電圧を印加して前記液状イン
クを前記多孔質体を介して電気浸透させ、前記第
1の電極の先端部側に、前記信号電圧に対応して
制御された記録液状インク部を形成する関係にあ
るインク記録ヘツド、およびこの記録ヘツドを使
用して、その先端部に記録紙を接触させて直接イ
ンク転写させたり、電気浸透圧や高電界によるク
ーロン力で液状インクを記録紙上に飛翔付着させ
るインク記録装置は、既に本発明者により提案さ
れている。
ここに電気浸透とは、固体材料に液状材料を接
触させたとき、界面電気二重層を生じ、この界面
に平行成分を有する電界を印加したとき、液状材
料が固体材料に対して移動する界面動電現象の総
称である。また液状インクとは、着色体を含有せ
る流動性のある着色材料の総称で、着色体は染
料、顔料の何れをも問わぬものとする。
上記のインク記録ヘツドは従来、支持基材面を
形成する誘電体表面における液状インクの電気浸
透極性と、多孔質体の電気浸透極性とを同極性に
選び、信号電圧として第2の電極側から第1の電
極側に多孔質体を介して液状インクが電気浸透す
る極性のインク記録すべきオン電圧と、これとは
逆極性で反対向きに電気浸透させてインク記録を
阻止するオフ電圧を印加して動作させる。
オン電圧印加部では、電気浸透圧により液状イ
ンクは、第1の電極先端部側に押し出され、一方
オフ電圧印加部では、第1の電極先端部の残留液
状インクが多孔質体を介して第2の電極側に吸い
上げられる。加えて第1の電極先端部側では、オ
フ電圧印加部の残留インクはオン電圧印加部側
へ、支持基材表面を介して電気浸透する。従つて
オン電圧印加の第1の電極の電極先端部では隣接
するオフ電圧からのインク収束作用と、多孔質体
を介してのインク供給ポンプ作用を有し、一方、
オフ電圧印加加の第1の電極の電極先端部では、
隣接するオン電圧印加の第1の電極側及び多孔質
体を介して第2の電極側への吸い上げ効果を有
す。
それ故、オン電圧印加の第1の電極先端部には
その電圧振幅に応じて転写若しくは飛翔付着され
る可き高密度の記録液状インク部を形成し、一方
オフ電圧印加部では記録液状インク部が消失して
液状インクに存在し得ず、信号電圧に対応して制
御された記録液状インク部が形成される。
斯くして、従来のインク記録ヘツドでは、オン
電圧、オフ電圧を適当に選ぶことにより、従来方
式とは異なつた簡易高性能のインク記録装置が構
成できる利点がある。 然し、信号電圧の切り替
え周波数が高い場合や、第1の電極間隙が広く記
録密度が低い場合、或いは支持基材面の電気浸透
性が多孔質体のそれと比較して悪い場合等では、
オフ電圧印加部の第1の電極先端部間隙における
残留インク部を完全に消失させることが困難とな
り、このインクが記録紙に転写、飛翔付着するこ
とにより、著しく解像度が低下し、インク記録画
像の品質を低下させると言う問題点が判明した。
本発明は以上の性能的難点を背景としてその難
点を改良したインク記録ヘツドの提供を目的とす
る。
本発明を更に具体的に示すと、前述のインク記
録ヘツドにおいて、前記第1の電極部を使用され
る液状インクに良く濡れるよういわゆる親インク
性に構成すると共に、前記の支持基材面の内、少
くとも前記第1の電極の先端部側の、第1の電極
相互間に位置する支持基材表面部を、実質的に前
記液状インクをはじくよう或いは濡れ難くいわゆ
る撥インク性に構成したインク記録ヘツドであ
る。
以下、本発明の実施例について詳述する。第1
図は本発明にかかるインク記録ヘツドの一実施例
とその応用記録装置の斜視部分構造と給電方式を
示す図である。図において、100はインク記録
ヘツド、200はインク容器300内に収容さ
れ、インク記録ヘツド100が一部浸漬され、イ
ンク記録ヘツド100にに供給、含浸される液状
インクである。400は信号電圧源、500は記
録体たる紙などの記録シート、600は記録体5
00を図の矢印501方向に紙送りすると共に補
助電圧源401から補助電圧VAを印加するロー
ラー状の補助電極である。なお、補助電極600
は回転させることなく固定することもできるし、
第1の電極20の先端部21に対向せしめて、限
定して善縁体上に設置することもできる。
10は、硼珪酸ガラスや酢酸セルローズ等の板
状非多孔質の誘電体支持基材である。その表面1
1上には、記録電極たる第1の電極20を所定の
インク記録密度に対応して、例えば1mm当り3〜
8本の密度で配列され、その幅は上記々録密度に
応じて50〜200μm、酸化錫導電膜や金属蒸着膜な
どで500〜2000Å程度に極め薄く被着、配設され
る。第1の電極20は安定な飛翔インク記録のた
めに、液状インク200に良く濡れるいわゆる親
インク性の導電材料を使用する。
第1の電極20の先端部21側にあつて、支持
基板10の側縁端面12と縁端13で接する露出
縁端面14上には、第1の電極10部を除いた電
極間隙部15に、例えば20〜100μmの幅に亘つ
て、液状インク200をはじいて濡れないよう、
すなわち撥インク性に構成する。その有効な方法
は、露出縁端面14上に、使用される液状インク
200の表面張力(通常30dyne/cm程度以上)
よりも小なる表面張力を有する撥インク剤30を
塗布することである。
撥インク剤30は、第1の電極20間に印加さ
れる信号電圧によつて絶縁破壊を生ぜぬよう高固
有抵抗、好しくは絶縁性の材質が選ばれる。
上述の諸条件を満足する撥インク剤30として
は、例えば弗素系ポリマーを弗素系溶剤に溶解し
た絶縁性の撥油、撥水性の流出防止コーテイング
剤(例えば住友スリーエム社のフロラードFC−
721等)があり、その表面張力は11dyne/cmと極
めて低い値を有す。この種の撥インク剤30を厚
さが1μm程度塗布して露出縁端面12における縁
端13側に撥インク性を付与せしめる。
支持基板面11上には、実質的に厚み方向に貫
通する孔乃至は隙間を有し、液状インク200が
厚み方向に浸透し得る多孔質体40を設置する。
多孔質体40は、例えば厚さが20〜200μm、平均
孔径が0.1〜8μm、空孔率が60〜80%程度の酢酸
セルローズから成るいわゆるマイクロポーラスメ
ンブレンフイルターを使用する。多孔質体30と
しては、この他のプラスチツク材料や、ガラス、
磁器材料等も使用できる。
多孔質体40の縁端41は、支持基板10の縁
端13より例えば50〜300μm程度内側に位置せし
め、支持基板表面11上に露出縁端面14を形成
させることが望ましい。縁端面14の形成は、こ
の面14上における液状インク200の電気浸透
性を利用した液状インクの電気的収束作用が利用
でき、高解像度記録に有用である。
多孔質体40の支持基板10に対する反対の表
面側には、例えば1インチ当り100〜300メツシユ
程度の密度で貫通する細孔51を設けた厚さ50〜
300μm程度の液状インク200透過性のステンレ
ス板や金属メツシシユ等の第2の電極50を設置
して、多孔質体40を圧接、固定する。
なお、第2の電極50は、多孔質体40表面
に、黒鉛等の導電性塗料を薄く塗布して構成する
こともできる。
多孔質体40の記録体500設置面に対して反
対側の端部は、接着剤などの封着剤60をもつて
多孔質体40を、支持体表面11および第1の電
極表面に封着し、後述の電気浸透による液状イン
クの逆流を防止する。
液状インク200は、第2の電極50を介して
多孔質体40に供給、含浸される。
液状インク200は、上述の多孔質体40、支
持基板10に対して良き電気浸透性を与えるもの
として、例えばγ−メタクリロキシプロピルトリ
メトキシシランから成る液体材料に、必要なパイ
ンダ剤、電荷制御剤、表面活性剤などと共に、例
えば、油溶性染料等を重量比で2〜5%程度、混
入して油溶性インク200が構成される。
この種のインクは前述の多孔質体40や支持
体、基板10に対して負の電極方向にに電気浸透
する。この電気浸透の速度は、印加される信号電
圧と共に増大するが、その最大振幅は、絶縁破壊
を考慮して、2V/μm程度の電界強度になるよう
設定される。記録電極たる第1の電極20夫々は
信号電圧源400に接続され、信号電圧VB
VB′が第2の電極50との間に選択的に印加され
る。
今、図のように信号電圧として、第1の電極2
0に対して第2の電極50が負なるオフ電圧
VB′、反対に電極50に対して電極20が負なる
オン電圧VBを交互に印加した場合を例に取り、
動作を説明する。
VB′が印加された部分では、正電極を形成する
第1の電極20側から、負電極を形成する第2の
電極50側に、多孔質体40を介して、液状イン
ク200が矢印210の如く電気浸透すると共
に、それに伴つて電極先端部21側に位置する液
状インク200も図の矢印211の如く、第2の
電極50側に吸い上げられる。
更に、支持基板10も多孔質体40と同様の電
気浸透性を有するように構成されているので、
VB′が印加されている電極20から、VBが印加さ
れて負電極を形成する隣接する電極20に向つ
て、液状インク200が矢印212の如く、支持
体面11上を電気浸透する。
したがつて、VB′が印加された第1の電極20
の先端部21側、およびその周辺の露出縁端面1
4には液状インク200は存在し得ない。
一方、VBが印加された第1の電極20部では、
第2の電極50を透過し、多孔質体40を介して
液状インク200が矢印220の如く電気浸透し
て、第1の電極20の表面に向つて集中する。縁
端13とは反対の端部側は封着剤60によつて封
着されているため、液状インク200は、その電
気浸透圧によつて第1の電極20の表面を、図の
矢印221の如く先端部21側に押し出され、露
出縁端面14に電極20に対応して、位置制御並
びにVBの振幅に対してインク量制御された液状
インク部222を形成する。
加えて、隣接する正電極たる電極20側からも
支持基板表面11、および露出縁端面14を介し
て、前述の矢印212の如く液状インク200が
電気浸透して電極20表面に集まるための押し出
し収束効果により、液状インク部222の形成は
一層、効果的になる。
本原理の如き、液状インク200の吸引、押し
出し、収束効果を有効に利用するためには、縁端
41と13との間の距離を一定に保つため、縁端
41,13は平行に保つことが望ましく、その間
隔すなわち露出縁端面14の幅は、狭過ぎると面
14における液状インク200の収束効果が減少
して記録解像度が低下し、広過ぎるとVB′印加時
に、先端部21上の吸引すべきインク200が吸
引し切れずに残留して記録画像の品質を低下させ
る。以上から通常その幅は前述の如く50〜300μm
程度に選ばれる。なお、本実施例では、記録ヘツ
ド100は垂直に保持されているが、前記露出縁
端面14の幅が広い場合、押し出しによる液状イ
ンク部222の形成が、重力に起因した逆流によ
つて充分になし得ないことがある。このような場
合には、インク記録ヘツド100を水平に保持す
るか、それよりも更に傾け、少し先端部21が下
方に来るよう斜めに保持して使用すれば良い。
記録体500として厚さが80μm程度の記録紙
を用い、電極先端部21と補助電極600との間
隙700の距離を例えば200μm、VB,VB′夫々の
最大振幅を150V程度に選び、液状インク部22
2の存在下でクーロン力でインク飛翔230を生
じるよう、補助電源401からの直流高電圧VA
を適当に選ぶと、VB印加の電極先端部21の液
状インク部222は、VAのクーロン力により間
隙700側に、図に例示せる如くインク隆起を生
じ、その先端部からインク飛翔230を生じて記
録体500表面にインク付着240を生じる。一
方、VB′印加の電極先端部21には、液状インク
部222は存在し得ないから、インク付着240
は生じ得ない。斯くして従来のクーロン力法によ
るインク記録装置とに異なり、電極先端部21の
インク量が低電圧の信号電圧VB,VB′により変調
制御され、飛翔電圧に対応する補助電圧VAによ
る飛翔変調を必要としないので、遥かに低電圧で
簡便なインク記録装置が実現できる。通常、適当
なるVAは例えば1.5〜2.0KV程度の直流電圧を用
いる。一方、VB′は一定振幅、一方VBはインク記
録濃度に応じて振幅変調、パルス幅変調、乃至は
パルス幅振幅変調される。
然し、従来のインク記録ヘツドにおいては、信
号電圧VB,VB′の切り換へ周波数が高い場合や、
電極間隙部15の幅が広く記録密度が低い場合、
或いは支持基材面11の電気浸透性が多孔質体4
0と比較して悪い場合等では、オフ電圧VB′印加
時には露出縁端面14における電極間隙部15表
面における残留インク部を完全に消失させること
が困難となつて、これが記録体500に転写、飛
翔付着する。一方、VB′印加部と隣り合つたオン
電圧VB印加部では収束作用の不充分により電極
先端部21上にインクが集まり切れず、記録液状
インク部222は、電極間隙部15に迄はみ出
し、記録ドツトが過大になる。また、互に隣り合
つてオン電圧VBが印加される場合には、収束作
用は働き得ず、電極間隙部15にも液状インク2
00が存在し、縁端13に沿つて帯状に記録液状
インク部222が形成されるため線状に記録さ
れ、点状記録が困難である。斯くして、従来のイ
ンク記録ヘツドにおいては、記録解像度や記録画
像の品質の低下を起こし易いという難点があつ
た。
然るに本実施例においては、縁端13に沿つた
電極間隙部15には、撥インク剤30が塗布さ
れ、その撥インク作用により、その部分には記録
液状インク222は存在し得ない。従つて不要な
インク記録の原因となる残留インクはこの部分に
は存在し得ない。またVB印加時の縁端13側で
は、親インク性である第1の電極20上に限定さ
れて記録液状インク部222が形成され、互に隣
り合つてVBが印加されても電極先端部21の断
面形状に対応して点状のインク記録が行える。ま
た残留インクによる不要なインク記録が防止でき
るため、インク記録解像度や記録画像の品質が著
しく改善される利点を有する。
なお、この実施例では、撥インク剤30は縁端
21側に限定されて設けられたが、露出縁端面1
4内の電極間隙15全面、更には支持基板10の
表面11の全範囲における電極間隙15面に撥イ
ンク剤30を選択的に塗布することができる。
また、上述の諸例において、電極間隙15が狭
くなるとこの間隙15に限定して選択的に撥イン
ク剤を塗布することが困難になる場合がある。
このような場合には、支持基板面11上の所望
の位置に、第1の電極20設置部を含んで一様に
撥インク剤30を予め塗布しておき、その後で蒸
着マスクを介して金、銅等の親インク性の金属膜
を選択的に蒸着したり、或いは上述の金属膜を一
様に蒸着して後でフオトエツチング等で選択的に
エツチングして所望の第1の電極20を形成する
ことができる。この製法は撥インク剤の存在する
ために導電塗料の塗布による電極20の構成がそ
の撥性により困難であることから推奨される製造
である。
なお、第1の電極20は、支持基板面11にエ
ツチングや機械加工により20〜70μm程度の幅と
深さを有する溝等の陥没部を形成し、この陥没部
底部更には側壁に親インク性の銀塗料等を付着さ
せたり、銅線等の親インク性の金属細線をこの陥
没部内に配設して構成することができる。特に金
属細線を利用する場合、縁端13よりも10〜
100μm程度、飛翔間隙700内に電極先端部21
を突出させると、クーロン力による飛翔記録が容
易となる。
以上の何れの場合においても、陥没部を除いた
表面11を形成する電極間隙部にに、前述と同様
に少くとも縁端13を含むように撥インク剤30
を塗布して、実質的に撥インク性に構成すること
もできる。
なお、時として電極先端部21から側縁端面1
2に記録液状インク222がまわり込んで付着残
留し、記録画像の品質を低下させる場合がある。
この防止には、少くとも縁端13を含むよう側縁
端面12の一部乃至は全面に撥インク剤を塗布す
る等して、実質的に側縁端面12を撥インク性に
構成することが有効で、本実施例にとどまらず後
述の実施例にも同様に実施できるものとする。
第2図は、本発明にかゝるインク記録ヘツドの
他の実施例と、その応用記録装置の斜視部分構造
と給電方式を示す図である。
なお、以下の実施例を含め、説明の便宜上、第
1図と同種の部は共通番号で示してある。
この実施例は図に示すように支持基板10の縁
端13に圧接ローラ601を介して記録紙500
を圧接し、電極先端部21に生じた記録液状イン
ク部222を直接、記録紙500に接触転写し、
矢印502の如く500を移動させることで付着
インク240によるインク記録を行なう場合に有
用である。
支持基板10は、多孔質体40側が、例えば厚
10〜30μm程度の弗化エチレン系ポリマーフイル
ム(例えば商品名でテフロン、ジユラコン等)等
の撥インク性層10″を、好しくは親インク性の
例えばガラス、磁器、プラスチツク板等の層状補
助支持板10′上に被着した複数材料の累積体で
構成する。この支持基板面11上に記録密度に応
じた間隔で、幅及び深さが20〜70μm程度の陥没
構16を形成し、その底部に銀塗料等を塗布して
親インク性の第1の電極20を形成する。
なお、電極20の強固な接着には、図示のよう
に、陥没溝16を撥インク性層10″を突き抜け
る支持体10′に迄少くとも達しせしめ、支持体
10′材料に接着するようすることが望ましい。
なお、この実施例では第2の電極51は、多孔
質体40上に銀や黒鉛等のスパツタ膜や塗料膜な
どで、薄く多孔性に被着し、液状インク透過性に
構成され、第1図と同様に構成することができ
る。なお、説明の便宜上、多孔質体40への液状
インク供給手段は図示省略されている。
この方式では、支持基板表面11の電気浸透性
は使用されず、電極先端部21へのの記録液状イ
ンク部222の形成、消滅は、陥没溝16を介し
ての多孔質体40の液状インクに対する電気浸透
押し出し、吸い上げ作用によつて行わる。
電極間隙部15では、撥インク性層10″の撥
インク作用により液状インクの存在は否定され、
切れの良い高解像度のインク記録が行え、然も、
第1図の如きクーロン力飛翔電圧VAを必要とし
ないので、低電圧駆動のインク記録装置が実現で
きる。
なお、図において、支持基材10全体を撥イン
ク性材料10″そのもので構成し、陥没溝16を
設けても良い。
第3図は、本発明にかゝるインク記録ヘツドの
更に他の実施例の斜視部分構造図である。
支持基板10は、補助支持板10′上に弗化エ
チレン系ポリマーフイルム等の撥インク性層1
0″が被着され、この層10″には、その一部が表
面11に露出するよう太さが20〜50μm程度の銅
等の親インク性金属細線からなる第1の電極20
を1mm当り3〜8本程度埋設される。金属細線と
しては円状断面のものが好しく、その表面は一部
支持基板表面11、すなわち撥インク性層10″
の表面に突出してせしめても良いが、好しくは、
支持基板表面11と共に表面研磨し、この突出部
分を研磨し、図示の如く表面11と同じ平面内に
金属線上部研磨面を一致させる。
なお、電極先端部21は縁端13より飛翔間隙
700側に、好しくは100μm以内の長さで突出さ
せることができるし、また電極20を具えた撥イ
ンク性層10″を補助支持板10′よりも間隙70
0側に突出させ、側縁端面12に段差を設けるこ
ともできる。
第4図は、本発明にかかるインク記録ヘツドの
更に他の実施例の斜視部分構造図である。
この実施例では、親インク性金属線から成る第
2の電極20は、弗化エチレン系ポリマー等の撥
インク性被覆10で被覆され、この被覆線相互
は互に連なつて帯状帯を形成し、その被覆ピツチ
が記録ピツチを形成する。この帯状体は補助支持
板10′上に接着剤(図示省略)等で接着され、
多孔質体40側は平面研磨され、電極20は半円
状断面を有して露出している。
第3図を含めて第4図の実施例は、第1の電極
20として金属細線を利用することから、導電性
に優れた電極が形成できること、特に第4図では
被覆金属線を使用により狭いピツチ間隔の電極2
0が構成できること等から、高記録密度のインク
記録ヘツドが容易に形成できると共に、第2の電
極20の引き出しが容易で、安定な給電動作の行
える利点がある。
以上述べた種々の構成は互に適宜組合せて実施
できるものとする。
以上、詳述したように本発明は、電気浸透現象
を利用したインク記録ヘツドにおいて、第1の電
極の電極部を使用される液状インクに対して親イ
ンク性に構成すると共に、支持基材の内、少くと
も記録液状インク部を形成する第2の電極先端部
側の第1の電極相互間に位置する支持基材表面を
実質的に前記液状インクに対して撥インク性に構
成したインク記録ヘツドであつて、撥インク性の
付与によつて安定、高解像度のインク記録が実現
でき、その応用たるインク記録装置の性能を飛躍
的に向上、改善でき産業上、極めて有用である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかるインク記録ヘツドの一
実施例とその応用記録装置の斜視部分構造と給電
方式を示す図、第2図は本発明にかかるインク記
録ヘツドの他の実施例とその応用記録装置の斜視
部分構造と給電方式を示す図、第3図は、本発明
にかゝるインク記録ヘツドの更に他の実施例の斜
視部分構造図、第4図は本発明にかゝるインク記
録ヘツドの一実施例の斜視部分構造図である。 10……支持基板、20……第1の電極、30
……撥インク剤、40……多孔質体、50……第
2の電極、60……封着剤、100……インク記
録ヘツド、200……液状インク、300……イ
ンク容器、400,401……信号電圧源、50
0……記録紙、600……補助電極、700……
飛翔間隙、VA……飛翔電圧、VB……オン電圧、
VB′……オフ電圧。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 記録密度に対応して互に絶縁された複数個の
    第1の電極を有する支持基材面上に多孔質体が設
    置され、この多孔質体の第1の電極に対する反対
    面側に液状インク透過性の第2の電極を位置せし
    め、前記多孔質体に液状インクを供給含浸させる
    と共に、前記第1及び第2の電極間に信号電圧を
    印加して前記液状インクを前記多孔質体を介して
    電気浸透させ、前記第1の電極の先端部側に、前
    記信号電圧に対応して制御された記録液状インク
    部を形成する関係にあるインク記録ヘツドにおい
    て、前記第1の電極部を、前記液状インクに対し
    て親インク性に構成すると共に、前記支持基材表
    面の内、少くとも前記先端部側の第1の電極相互
    間に位置する支持基材表面部を実質的に前記液状
    インクに対して撥インク性に構成したことを特徴
    とするインク記録ヘツド。 2 前記撥インク性の構成が、前記支持基材表面
    への撥インク剤の塗布によることをを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載のインク記録ヘツド。 3 前記撥インク性の構成が、前記支持基材その
    ものを撥インク性材料で構成したことを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項記載のインク記録ヘツ
    ド。 4 前記支持基材は、前記多孔質体側が撥インク
    性材料から成る複数材料の累積体から成ることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載のインク記
    録ヘツド。 5 前記撥インク性材料層表面に前記親インク性
    の第1の電極を設置したことを特徴とする特許請
    求の範囲第4項記載のインク記録ヘツド。 6 前記累積体の多孔質体設置面に陥没部が設け
    られ、この陥没部内に前記親インク性の第1の電
    極を設置したことを特徴とする特許請求の範囲第
    4項記載のインク記録ヘツド。 7 前記第1の電極は親インク性の金属細線から
    成り、この金属細線は記録密度に応じた間隔で配
    列されると共に、金属細線夫々は撥インク性の誘
    電体材料に埋設あるいは被覆絶縁されて帯状体を
    形成し、この帯状体は補助支持基板に接着され、
    且つこの帯状体の前記補助支持基板に対する反対
    面側に、前記金属線の一部を露出せしめて互に絶
    縁された複数個の第1の電極を有する支持基材面
    を形成せしめたことを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載のインク記録ヘツド。 8 前記金属線は、前記撥インク性の誘電体材料
    と共に表面研磨され、前記金属線の露出表面と前
    記支持基材面とは同一面を形成することを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載のインク記録ヘツ
    ド。
JP56104175A 1981-07-02 1981-07-02 インク記録ヘツド Granted JPS585268A (ja)

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EP82105894A EP0069358B1 (en) 1981-07-02 1982-07-01 Ink recording apparatus
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US4479135A (en) 1984-10-23
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