JPH0326070Y2 - - Google Patents

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JPH0326070Y2
JPH0326070Y2 JP1986030242U JP3024286U JPH0326070Y2 JP H0326070 Y2 JPH0326070 Y2 JP H0326070Y2 JP 1986030242 U JP1986030242 U JP 1986030242U JP 3024286 U JP3024286 U JP 3024286U JP H0326070 Y2 JPH0326070 Y2 JP H0326070Y2
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boat
divided
structures
divided structure
assembled
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はボート等の小舟製造業界に利用され且
つ緊急災害時の救命艇とかレジヤー用として釣り
人等が使用するコンパクトに分解できて不沈効果
の高い組立・分解可能な小舟に係る。
(従来の技術) 従来不沈安全ボートとして実開昭57−62199号
公報に見られるように、小径船舶に於て、船室、
機関室等操作に必要な最小限の空間を除きFRP
等で作られた船殻内全空間に発泡スチロール等極
度に比重の小さく吸水性のない合成樹脂発泡体を
吹込み充満させ、その充填物の排水による浮力が
全員荷時の船舶の総重量を十二分に上回るように
した構成のものが存し、このボートの使用に際し
ては船体に形成した乗船部に乗り込んで推進駆動
手段を始動させて走行し操船するものである。
(考案が解決しようとする問題点) しかし前記従来のボートは船首から船尾まで一
体に形成されているので、一般のボートと同様不
使用時は港等に於てボート専用の係留部へ係留し
ておくか、或いは船体架台へ載置したものである
が、現在多くの港は漁船等の業務用の船舶以外は
係留の禁止がなされ、特にレジヤー用の釣り船等
は港へ係留できない為、使用後は船体架台へ載せ
て陸上へ移動しなければならなく、その移動に多
額の費用と広い保管場所を芯要とし、例え私有の
係留部への係舶が可能であつても長期の係留に際
しては、やはり多額の係留費用並びに維持費がか
かる問題点を有するものであつた。
またこのような点に鑑み、従来から組立式のボ
ートが存在するが、これらボートでは走行時にロ
ーリングを生じ、乗り心地が悪いという欠点があ
つた。
本考案は前記した従来の問題点を解消するため
なされたもので、殻体内に合成樹脂発泡体を充填
した複数の分割構成体を所定に突き合わせて舟体
を形成し、その各分割構成体を結合手段により分
解可能に連結して、不沈性を高めてより安全な舟
体を得、併せて不使用時全体をコンパクトに分解
できて一般家庭等でも保管できるようにして、多
額の係留費用や維持費を皆無とするとともに、水
上走行時のローリングを少なくした便利な組立・
分解可能な小舟の提供を目的としたものである。
(問題点を解決するための手段) 前記目的を達成するための本考案の組立・分解
可能な小舟は、実施例の図面に示すように、殻体
8内に比重の小さな合成樹脂発泡体9を充填し、
且つ組合わせにより舟体を形成する複数の分割構
成体1,2,3,4,5,6,7と、該舟体をな
すような付き合せた各分割構成体1,2,3,
4,5,6,7を分解可能に連結する結合手段1
3とより構成するものである。
(作用) 本考案の小舟を組み立て使用する場合は、分解
されている各分割構成体1,2,3,4,5,
6,7を所定に突き合わせる。即ち、 船首部の分割構成体1に搭乗部の分割構成体2
を合わせ、更にこの搭乗部の分割構成体2に船尾
の分割構成体3を突き合わせると共に、え等三つ
の分割構成体1,2,3の左右両側に、前後一対
の構成体からなる左舷側部の分割構成体4,5と
右舷側部の分割構成体6,7を夫々所定に突き合
わせて舟の形に当接し形成した後、各分割構成体
1,2,3,4,5,6,7を結合手段13によ
り連結して小舟Aを組み立てこれを湖等に浮かべ
船外機とか櫓等の推進手段により推進させるもの
である。
また走行時にはキール部16,17の作用によ
り、小舟のローリングが少なくなる。
又使用後分解するときは、前記結合手段13を
外して各分割構成体1,2,3,4,5,6,7
の結合を解き全体をコンパクトに分解して搬送、
保管するものである。
(実施例) 次に本考案に係る組立・分解可能な小舟の実施
例を図面第1図乃至第6図に基づいて説明する。
図中1,2,3,4,5,6,7は合成樹脂製
の殻体8内に比重の小さな合成樹脂発泡体9を充
填した組合わせにより舟体を形成する分割構成体
で、船首部の分割構成体1と、この船首部の分割
構成体1へ連設する搭乗部の分割構成体2と、該
搭乗部の分割構成体2へ連設する船尾部の分割構
成体3と、前記連設する三つの分割構成体1,
2,3の左側に対設する前後一対の構成体からな
る左舷側部の分割構成体4,5と、分割構成体
1,2,3の右側に対設する前後一対の構成体か
らなる右舷側部の分割構成体6,7からなる。
尚前記搭乗部の分割構成体2は第3図に示すよ
うに、底部に形成した殻体8内に合成樹脂発泡体
9を充填して凹状の搭乗部イを形成し、且つこの
搭乗部イの周部上縁には後記フランジ部の立ち上
がりにより波の侵入を阻止する兼用手段がなさ
れ、又前後一対の構成体からなる左右の両舷側部
を構成する分割構成体4,5,6,7は前後に形
成した鈎部の突き合わせにより一体に連結する。
10は前記分割構成体1,2,3,4,5,
6,7の各当接部に形成したフランジ部で、内部
には後記結合手段の結合強化を可能とするためス
テンレス板11を埋設してある。尚このステンレ
ス板11は穿孔してあつて、この孔12に樹脂が
入つて埋設強化を図つてある。
13は各分割構成体1,2,3,4,5,6,
7を連結するボルト14及びナツト15からなる
結合手段で、ナツト15は前記フランジ部10の
ステンレス板11へ電気溶接し固定してある。
16及び17は前記フランジ部10の当接によ
り形成されたキール部で、船底に於て左右対称に
形成され、且つこのフランジ部10により形成さ
れるキール部16,17には断面U形のカバー1
8,19を外装し、結合手段13のボルト14の
緩みを防止し安全性の高揚を図つてある。尚この
キール部16,17によつて水上走行時ローリン
グが少なくなり、乗り心地を良好にする。
20は船首部の分割構成体1と左右両舷側部の
分割構成体4,5,6,7との突き合わせ部に形
成した嵌合部で、第5図に示すように一方の分割
構成体1側に断面V状の凹部21を設け、且つ他
方の分割構成体4,5,6,7側に尖頭状の突起
部22を設けて、組立て時該突起部22を前記凹
部21へ嵌合し舷側を面一に合わせる。
23及び24は船底の前後に設けたローリング
及びピツチング防止用のキールである。
Aは前記分割構成体1,2,3,4,5,6,
7を所定に突き合わせて夫々を結合手段Aにより
連結して得た小舟である。
以上この実施例による小舟Aを組み立てて使用
する場合は、先ず船首部の分割構成体1に搭乗部
の分割構成体2を突き合わせて夫々のフランジ部
10に於て結合手段13のボルト14をナツト1
5へ螺合して夫々を連結し、更にこの搭乗部の分
割構成体2に船尾部の分割構成体3を突き合わせ
て前記結合手段13により連結してから、前後一
対の構成体からなる舷側部の分割構成体4,5及
び分割構成体6,7とを夫々結合して左舷側部の
分割構成体4,5と右舷側部の分割構成体6,7
を形成した後、之等を前記連設した3つの分割構
成体1,2,3の左右へ当接し夫々フランジ部1
0に於て結合手段13により一体に連結して小舟
Aを組み立て、更に船底のフランジ部10にカバ
ー18,19を取り付けてから、組み立てた小舟
Aを水上に浮かべ船外機とか櫓、オール等により
推進走行するものである。
又所定に組み立てた前記小舟Aを分解する場合
は、フランジ部10よりカバー18,19を外し
更に連結した各分割構成体1,2,3,4,5,
6,7に於けるフランジ部10のボルト14を緩
めてこれを取り外し、全体をコンパクトに分解し
て車両等の荷台へ載せた状態で移動し倉庫等へ保
管するものである。
尚前記実施例に基づく小舟を全長4m70cm、全
幅1m40cm、深さ65cmからなる寸法で製作し合成
樹脂発泡体9からなる充填物による排水に対する
浮力が全荷重時の舟体の総重量を上回るように設
計し、又製作して実際に水上走行テストを行なつ
たところ、定員2名と荷物とを合わせて約180Kg
の荷重をかけても、安定した浮力を得、又船底に
孔を開けても沈まず、更に定員を4名とした場合
も沈まず、そのまま安定走行を可能とすることが
できると共に、更に2名を追加してテストした結
果舟体は沈まずその不沈性の高いことを実証し
た。
又本考案に小舟は安定性が極めて良好であるか
ら、この舟体をヨツトの艇体として使用しても確
実な安定走行を可能とするものである。
(考案の効果) 本考案に係る組立・分解可能な小舟は前記のよ
うに、殻体内に比重の小さな合成樹脂発泡体を充
填し、且つ組合わせにより舟体を形成する複数の
分割構成体と、該舟体をなすよう突き合わせた各
分割構成体を分割可能に連結する結合手段とより
構成したものであるから、各分割構成体を所定に
組立て舟体を形成した後水上に浮かべて使用した
場合、浮力効果の高い合成樹脂発泡体の使用によ
り、不沈性のある舟体を得ることができて波浪が
高くても安定した操船を可能とするものである。
更に舟体は複数に分解できるようにしてあるか
ら、使用後に於て前記結合手段を外し全体をコン
パクトにまとめて車両へ積載し自宅の倉庫等へ保
管して置くことも出来る為、例え係留の禁止され
ている港等に於ける使用に際しても、その使用を
可能として使用場所が拡大すると共に、従来のよ
うに移動に多額の経費と広い保管場所を必要とし
ないので、係留費とか維持費の節減ができて使用
上に極めて便利となるし、又この舟体を各所定地
域に備えて災害時に救命艇として使用も出来る
し、その際普段は災害用の倉庫等へ分解して保管
して置くこともできるから、風水害等の多いわが
国に於て最適なものとなる特有の効果をも奏する
ものである。
更にまた本考案では、舟底の左右側部にはフラ
ンジ部が互いに当接することにより形成されるキ
ール部を設けたから、小舟の組立とともにキール
部が形成され、このキール部が小舟のローリング
を少なくして乗り心地を良好なものとする。
【図面の簡単な説明】
図面第1図は本考案に係る組立・分解可能な小
舟の実施例を示す分解状態の斜視図、第2図は組
立てた状態の平面図、第3図は第2図に示すX−
X線の拡大断面図、第4図はフランジ部の結合状
態を示す拡大断面図、第5図は船首部の分割構成
体と舷側部の分割構成体との嵌合部を示す拡大断
面図、第6図は組立て状態の底面図、である。 尚図中1,2,3,4,5,6,7は分割構成
体、8は殻体、9は合成樹脂発泡体、13は結合
手段、Aは舟体である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 殻体内に比重の小さな合成樹脂発泡体を充填
    し、且つ組合せにより舟体を形成する分割構成体
    と、該舟体をなすよう突き合わせた各分割構成体
    を各々に形成したフランジ部において分割可能に
    連結する結合手段とより構成され、且つ舟底の左
    右側部には前記フランジ部が互いに当接すること
    により形成されるキール部を設けたことを特徴と
    する組立・分解可能な小舟。
JP1986030242U 1986-03-03 1986-03-03 Expired JPH0326070Y2 (ja)

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JPS62141594U JPS62141594U (ja) 1987-09-07
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KR101113208B1 (ko) * 2009-06-22 2012-02-20 웅진중공업 주식회사 조립형 준설선과 그 조립방법
KR101182281B1 (ko) 2009-07-06 2012-09-14 미래로기업(주) 조립식 준설선
JP5780482B2 (ja) * 2011-09-16 2015-09-16 株式会社木曽造船 組立式ボート

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4916199A (ja) * 1972-06-08 1974-02-13
JPS54102789A (en) * 1978-01-27 1979-08-13 Shigeharu Nakanishi Compact assembled hull

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