JPH03248637A - 誤り補償方式 - Google Patents

誤り補償方式

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JPH03248637A
JPH03248637A JP4440490A JP4440490A JPH03248637A JP H03248637 A JPH03248637 A JP H03248637A JP 4440490 A JP4440490 A JP 4440490A JP 4440490 A JP4440490 A JP 4440490A JP H03248637 A JPH03248637 A JP H03248637A
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synthesis filter
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signal
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政巳 赤嶺
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、自動車電話等の移動体通信システムにおいて
回線エラーによる音質劣化を抑制するために用いられる
誤り補償方式に関する。
(従来の技術) 自動車電話等の移動体通信システムにおいては、伝搬径
路上でビットエラーが生じ音声品質が著しく劣化する問
題がある。そこでビットエラーによる音声品質の劣化を
抑えるため、伝送路の誤り率が高い場合は復号化音声の
振幅を制限する方法が「符号化装置J (HL−209
827)(文献1)で提案されている。以下、この内容
を説明する。
第8図は1文献1に記載の従来のエラー補償法を含む復
号化装置の構成を示すブロック図である。
第8図において、501は入力端子であり、誤り訂正部
502、フレーム同期検出部504、および誤り率測定
部506に接続されている。誤り訂正部502は復号器
503に接続され、復号器503は可変振幅制限器50
7に接続され、可変振幅制限器507は出力端510に
接続されている。フレーム同期検出部504は誤り訂正
部502、復号器503および誤り率測定部506に接
続され、誤り率測定部506は可変振幅制限器507に
接続されている。
次に上記実施例の動作について説明する。上記実施例に
おいて、入力端501から入力された音声データから、
フレーム同期検出部504がフレームタイミングを獲得
する。誤り訂正部502は入力端501から入力される
音声データの誤りを各フレーム毎に訂正し、復号器50
3は誤り訂正を施された音声データを復号して音声信号
を出力する。誤り率測定部506は入力端501から入
力された音声データのフレーム同期ビットより伝送路の
誤り率を測定し、可変振幅制限器507を制御する。可
変振幅制限器507は伝送路の誤り率が一定値より低い
場合、復号器503が出力する復号化音声をそのまま出
力端510へ出力し、誤り率が一定値より高くなると復
号器503が出力する復号化音声を振幅制限して出力器
510に出力する。
以上、述べたように、上記従来のエラー補償法でも伝送
路の誤り率が高くなると出力音声を振幅制限するため、
伝送路誤りによる雑音レベルを小さくすることができる
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記従来の方法では、誤り率が高くなる
と復号出力を単純に絞っているので、雑音だけではなく
、音声のレベルも非常に小さくなってブツブツといった
跡切れの音になってしまい耳障りで不快な音を発すると
いう問題があった。
本発明はこのような従来の問題点を解決するためなされ
たものであり、伝送路エラーが多い場合でも雑音が少な
く自然な音声信号を再生することができる誤り補償方式
を提供することを目的とする。
〔発明の構成〕
(8題を解決するための手段) 本発明は上記目的を達成するために、符号化側に、符号
化系列を複数の系列に選別する手段と、複数の系列ごと
に誤り訂正符号化を行う手段を有し、復号側に、伝送さ
れた符号化系列を複数の系列に分解する手段と、複数の
系列ごとに誤り訂正と誤り検出を行う手段と、誤り訂正
された符号化系列を復号する手段と、前記誤り検出の手
段の結果に基づいて、前記復号された符号化系列の内の
合成フィルタの駆動信号を表す情報を蓄積し、生成する
手段とこの生成された駆動信号を入力して音声信号を合
成する合成フィルタを有することを特徴とする誤り補償
方式を提供するものである。
又、符号化側に、符号化系列を複数の系列に選別する手
段と、複数の系列ごとに誤り訂正符号化を行う手段を有
し、復号側に、伝送された符号化系列を複数の系列に分
解する手段と、複数の系列ごとに誤り訂正と誤り検出を
行う手段と、誤り訂正された符号化系列を復号する手段
と、前記誤り検出の手段の結果に基づいて、前記復号さ
れた符号化系列の内の合成フィルタの駆動信号を表す情
報を蓄積し、生成する手段とこの生成された駆動信号を
入力して音声信号を合成する合成フィルタと前記誤り検
出の手段の結果に基づいて前記復号された符号化系列の
内の予測パラメータを蓄積する手段を有する誤り補償方
式、符号化側に、符号化系列を複数の系列に選別する手
段と、複数の系列ごとに誤り訂正符号化を行う手段を有
し、復号側に、伝送された符号化系列を複数の系列に分
解する手段と、複数の系列ごとに誤り訂正と誤り検出を
行う手段と、誤り訂正された符号化系列を復号する手段
と、前記誤り検出の手段の結果に基づいて、前記復号さ
れた符号化系列の内の合成フィルタの駆動信号を表す情
報を蓄積し、生成する手段をこの生成された駆動信号を
入力して音声信号を合成する合成フィルタと前記誤り検
出の手段の結果に基づいて前記復号された符号化系列の
内の予測パラメータを蓄積する手段と前記誤り検出の手
段の結果に基づいて前記合成フィルタの入力信号又は出
力信号のパワーを減衰させる手段とこの減衰の速さをピ
ッチ周期に基づいて変化させる手段を有する誤り補償方
式、符号化側に、符号化系列を複数の系列に選別する手
段と、複数の系列ごとに誤り訂正符号化を行う手段を有
し、復号側に、伝送された符号化系列を複数の系列に分
解する手段と、複数の系列ごとに誤り訂正と誤り検出を
行う手段と、誤り訂正された符号化系列を復号する手段
と、前記誤り検出の手段の結果に基づいて。
前記復号された符号化系列の内の合成フィルタの駆動信
号を表す情報を蓄積し、生成する手段をこの生成された
駆動信号を入力して音声信号を合成する合成フィルタと
前記誤り検出の手段の結果に基づいて前記復号された符
号化系列の内の予測パラメータを蓄積する手段と前記誤
り検出の手段の結果に基づいて前記合成フィルタの入力
信号又は出力信号のパワーを減衰させる手段とこの減衰
の速さをピッチ周期に基づいて変化させる手段を有する
誤り補償方式、符号化側に、符号化系列を複数の系列に
選別する手段と、複数の系列ごとに誤り訂正符号化を行
う手段を有し、復号側に、伝送された符号化系列を複数
の系列に分解する手段と、複数の系列ごとに誤り訂正と
誤り検出を行う手段と、誤り訂正された符号化系列を復
号する手段と、前記誤り検出の手段の結果に基づいて、
前記復号された符号化系列の内の合成フィルタの駆動信
号を表す情報を蓄積し、生成する手段をこの生成された
駆動信号を入力して音声信号を合成する合成フィルタと
前記誤り検出の手段の結果に基づいて前記復号された符
号化系列の内の予測パラメータを蓄積する手段と前記誤
り検出の手段の結果に基づいて前記合成フィルタの入力
信号又は出力信号のパワーを減衰させる手段とこの減衰
の速さをピッチ周期に基づいて変化させる手段と前記復
号された符号化系列の内のゲインパラメータを前フレー
ムのゲインパラメータに基づいて制限する手段と合成フ
ィルタのパラメータを安定化する手段と、前記復号され
た符号化系列の内のピッチフィルタの係数を前記誤り検
出手段の結果に基づいて制限する手段を有する誤り補償
方式を提供するものである。
(作用) 符号化側において、符号化された信号系列は、複数の系
列に分類選別され、それぞれの系列に対して誤り訂正符
号が付加される。
復号側では、伝送されて来た符号化系列を複数の系列に
分解され、符号化側で誤り訂正符号化と逆の処理でそれ
ぞれの系列に対して誤り訂正が行われると共に、誤り検
出が行われる。また、誤り訂正された符号化系列は復号
手段によって復号され合成フィルタのパラメータ(予測
パラメータと同じもの)と合成フィルタの駆動信号と復
号音声信号が得られる。
駆動信号を蓄積、生成する手段と合成フィルタのパラメ
ータを蓄積する手段は誤り検出手段が一定以上の誤りを
検出しなかったフレームで、それぞれ駆動信号と合成フ
ィルタのパラメータを蓄積し、−室以上の誤りがないフ
レーム毎に更新する6さらに、誤り検出手段が一定以上
の誤りを検出したフレームで、蓄積した駆動符号と合成
フィルタのパラメータを用いて、合成フィルタが音声信
号を再生する。
また、誤り検出手段が一定以上の誤りを検出した場合に
合成フィルタの入力信号又は出力信号のパワーが一定の
割合で減少される。
合成フィルタのパラメータを安定化する手段は、伝送さ
れた合成フィルタのパラメータの安定性をチエツクし、
安定化を図る。さらに、誤り検出されたフレームが復帰
したフレームでもピッチフィルタの係数を制限すること
で合成フィルタの安定化が行われる。ゲインパラメータ
を制限する手段は、ゲインが急に大きくなった場合にそ
れを一定以内に制限する。
(実施例) 以下、図面を参照して本発明の実施例について詳細に説
明する。
第1図と第2図はそれぞれ本発明の一実施例に係る符号
化装置と復号化装置のブロック図である。
第1図において、10は入力端子であり、ディジタル化
された音声信号系列が入力される。符号化部20では、
入力した音声信号系列を符号化し、符号化信号系列をビ
ット選別回路21に出力する。ビット選別回路21では
、符号化ビット系列を、予測パラメータ (合成フィル
タのパラメータと同じ)と合成フィルタの駆動信号パラ
メータのビット列に分け、それぞれを別々に誤り訂正符
号化回路30゜31へ出力する。誤り訂正符号化回路で
は、入力した系列に誤り訂正符号が付加され、マルチプ
レクサ回路へ接続される。誤り訂正符号としては公知の
種々の符号を用いることができるが移動体通信において
はバーストエラーが発生するので、バーストエラーに対
する訂正能力の高いリードソロモン符号を本実施例では
用いることにする。誤り訂正符号化回路30.31で用
いるリードソロモン符号は30.31の入力系列の誤り
に対する感度の大きさに応じて訂正能力の異なるものを
用いる。このようにすることにより効率のよい誤り訂正
が可能となる。バツアア40では2フレ一ム分の符号化
信号系列を蓄積しインタリーブ部へ接続する。インタリ
ーブ部では例えば第3図に示すように、フレームAの符
号化信号系列の一部とフレームBの符号化信号系列の一
部からフレームB′の符号化信号系列を構成するように
2フレームの符号化信号系列を入れ替えて伝送用のフレ
ームを構成する。このようにすることによって1フレー
ム中のバーストエラーが2フレームにランダム化される
ので回線エラーによる合成音声の品質劣化を少なくする
ことができる。60は符号化装置の出力端子である。
符号化部20の構成、動作については後述する。
次に復号化装置の説明を行う。
第2図において、バツアア110は入力端子100から
入力した符号化信号系列を2フレ一ム分蓄積する。次に
ディンタリーブ部120は、テンタリーブ50と逆の処
理をするもので、第3図においてフレームA’、 B’
からフレームAの符号化信号系列を構成し、デマルチプ
レクサ121へ接続する。121では、符号化信号系列
を予測パラメータと駆動信号パラメータのビット系列に
分解し、それぞれを誤り訂正部130と131へ出力す
る6130と131ではリードソロモンの誤り訂正復号
化を行い入力した信号系列の誤り訂正を行う。それと共
に、シンドロームを計算し、それを誤り検出部140.
141へ出力する。誤り訂正符号については「符号論理
」嵩他著、コロナ社に詳述されているのでここでは説明
を省略する。
誤り検出部140.141は誤り訂正部130.131
で計算されたシンドロームから誤ったシンボル数を求め
、その数が誤り訂正能力より大のときE工=1゜E2=
1.以下のときE1=O,E、=0を誤り状態判定回路
142へ出力する。なお、ElとE2は各々誤り検出部
140と141の出力を表す。
誤り状態判定回路142は、誤り検出回路140.14
1の出力と1フレーム前の結果に基づいて、誤りの状態
を次のように決める。
E□=OかつE2=0のとき、状態S。=誤りなしE1
=0かつE2=1    状態S工E工=1かつE2=
O状態52 E1=1かつE2=1のとき、状態S31フレーム前の
状態がS。以外でかつ現フレームの状態が30のとき、
状態=S。
誤り状態判定回路の出力はパラメータメモリ160、駆
動信号メモリ170、切り出し回路180、スイッチ回
路210へ接続される。
復号部150は誤り訂正された符号化信号を復号し合成
フィルタのパラメータ (LPCパラメータとピッチパ
ラメータ)をパラメータメモリ160へ出力し、合成フ
ィルタの駆動信号を駆動信号メモリ170へ、復号音声
信号をスイッチ回路210へ出力する。復号部の構成、
動作については後述する。
パラメータメモリ160は、誤り状態判定回路142の
出力がS。又はS工のとき、復号部150の出力である
合成フィルタのパラメータを更新しながら蓄積する。同
様に駆動信号メモリ170は判定回路142の出力が8
0又はS2のとき、復号部の出力である駆動信号を更新
しながら蓄積する。切り出し回路180は、誤り状態判
定回路142の出力が51又はS3のとき駆動信号メモ
リ170に蓄積されている駆動信号の最後(Error
= 1となる直前のフレーム)のサンプル点から1ピッ
チ周期サンプル分の信号を切り出し、それを駆動信号生
成回路190へ出力する。
駆動信号生成回路190では1ピッチ周期分の駆動信号
により小さい係数を乗算しながら、くり返し接続するこ
とにより1フレ一ム分の駆動信号を生成し、合成フィル
タ200へ出力する。合成フィルタ200は駆動信号生
成回路190で生成された駆動信号を入力し、パラメー
タメモリ160に積層されているパラメータ、すなわち
、誤り訂正が行われたフレームのパラメータを用いて音
声信号を合成し、スイッチ回路210へ出力する。スイ
ッチ回路210は、誤りの発生が誤り訂正可能な範囲、
すなわち、誤り状態判定回路の出力がS。のときは復号
部150の出力である復号音声信号を出力端子220へ
出力し、誤りの発生が誤り訂正能力以上、すなわち、誤
り状態判定回路の出力が30以外のとき合成フィルタ2
00の出力である合成音声信号を200へ出力する。
次に、第1図と第2図における符号化部と復号部の構成
と動作について説明する。
第4図と第5図はそれぞれ、符号化部と復号部の一構成
例を示すブロック図である。
第4図において、フレームバツアア311は入力端子3
10に入力される音声信号を1フレ一ム分蓄積する回路
であり、第4図の各ブロックはフレームバツアア311
を用いてフレーム毎またはサブフレーム毎に以下の処理
を行う。
予測パラメータ計算回路312は、予測パラメータを公
知の方法を用いて計算する。予測フィルタ314が第6
図に示すような長時間予測フィルタ351と短時間予測
フィルタ352を継続接続して構成される場合、予測パ
ラメータ計算回路312はピッチ周期とピッチ予測係数
および線形予測係数(αパラメータまたはにパラメータ
、総してLPGパラメータと呼ばれる。)を自己相関法
や共分散法等の公知の方法で計算する。計算法について
は、例えば前記文献2(古井貞照著「ディジタル音声処
理J 1985年東海大学出版会発行)に記述されてい
る。計算された予測パラメータは、予測パラメータ符号
化回路313へ入力される。予測パラメータ符号化回路
313は、予測パラメータを予め定められた量子化ビッ
ト数に基づいて符号化し、復号値を復号化回路327へ
出力する。安定化回路327は、入力した予測フィルタ
の係数が安定かどうかをチエツクし、安定化を図る。予
測パラメータがLSP(Line Spectrum 
Pa1r)パラメータである場合、パラメータ値が次数
の低い方から順に並んでいるかをチエツクすることによ
り安定性をチエツクすることができ、順番に並んでいな
い時や、パラメータ値の間隔が狭い場合には不安定にな
ったり発振しやすくなるので、符号化回路313に対し
てパラメータ値が順番に並び、かつ、その間隔が一定以
上になるように符号化を再度行うよう指示する。
符号化回路313は再度LSPパラメータの符号化を行
い、安定化回路327へ出力する。安定化回路327は
全てのパラメータが安定になるまで符号化回路313へ
の指示をくり返す。安定化回路327は安定化した予測
パラメータの符号をマルチプレクサ325に出力すると
共に、復号値を予測フィルタ314と合成フィルタ31
5および聴感重みフィルタ320に出力する。予測フィ
ルタ314は、入力の音声信号と予測パラメータを入力
として予測残差信号を計算し、それを密度パターン選択
回路315へ出力する。
密度パターン選択回路315としては1本実施例におい
てはまず1フレームの予測残差信号を複数個のサブフレ
ームに分割し、それぞれのサブフレームの予測残差信号
の2乗和を計算する。次に、予測残差信号の2乗和を基
に各サブフレームでの駆動パルス列信号の密度(パルス
間隔)パターンを求める。その具体的な方法の一例は、
密度パターンとしてパルス間隔が最短の2種類、パルス
間隔が長いサブフレームの個数とパルス間隔が短いサブ
フレームの個数を予め設定しておき、予測残差信号の2
乗和が大きいサブフレームの順にパルス間隔が短くなる
密度パターンを選択する方法である。
ゲイン計算回路327は選択された密度パターンの情報
を入力とし、駆動信号のゲインを例えばパルス間隔の短
い全サブフレームの予測残差信号の標準偏差とパルス間
隔の長い全サブフレームの予測残差信号の標準偏差を用
いて2種類求める。得られた密度パターンとゲインはそ
れぞれ符号化回路316.328で符号化され、マルチ
プレクサ325に入力されると共に、それらの復号値が
駆動信号生成回路317へ入力される。駆動信号生成回
路317は、符号化回路316.328から入力される
密度パターンとゲイン、コードブック324から入力さ
れる駆動パルスの正規化された振幅、および位相探索回
路322から入力される駆動パルスの位相を基に、サブ
フレーム単位で密度が可変の駆動信号を生成する。
m番目のサブフレームにおける駆動パルスのゲ(m) インをG 、駆動パルスの正規化された振幅を(鳳) gエ 、パルス数をQ、、パルス間隔をDl、パルスの
位相をKm、サブフレームの長さをLとおくと、駆動信
号eX (n)は次式で記述できる。
σ((n−(i−1)D、、−に、)        
 ■n=1. 2.  ・・・、 L 1≦に、≦D。
なお、位相に、はサブフレームにおけるパルスの先頭位
置である。また、σ(n)はクロネッ力のデルタ関数で
ある。
駆動信号生成回路317で生成された駆動信号は合成フ
ィルタ318に入力され、合成信号が出力される。合成
フィルタ318は、予測フィルタ314と逆フィルタの
関係にある。減算回路319の出力である入力音声信号
と合成信号との誤差は、聴感重みフィルタ320により
そのスペクトルが変形された後、2乗誤差計算回路32
1へ入力される。聴感重みフィルタ320は、伝達関数
が (O≦γ≦1) で表わされるフィルタで、従来例における重み付はフィ
ルタと同様に聴感のマーキング効果を利用するためのも
のであり、文献2に詳述されているので説明は省略する
2乗誤差計算回路321は、聴感重み付けされた誤差信
号の2乗和をコードブック324に蓄積されたコードベ
クトル毎に、および位相探索回路322から出力される
駆動パルスの位相毎に計算し、計算結果を位相探索回路
322と振幅探索回路323へ出力する。振幅探索回路
323は、位相探索回路322から出力される駆動パル
スの位相1個毎に、誤差信号の2乗和を最小とするコー
ドワードのインデックスをコードブック324から探索
し、2乗和の最小値を位相探索回路322へ出力すると
共に、2乗和を最小とするコードワードのインデックス
を保持する。位相探索回路322は1選択された密度パ
ターンの情報を入力とし、駆動パルス列の位相K。
を1≦K11≦D11の範囲で変化させ、その値を駆動
信号生成回路317に与え、D11個の位相に対してそ
れぞれ決まる誤差信号の2乗和の最小値を振幅探索回路
323から受け、そのり、個の最小値の中で最も小さい
2乗和に対応する位相をマルチプレクサ325に出力す
ると同時に、振幅探索回路323にその位相に知らせる
。振幅探索回路323では、その位相に対応するコード
ワードのインデックスをマルチプレクサ325に出力す
る。
マルチプレクサ325は予測パラメータ、密度パターン
、ゲイン、駆動パルスの位相および振幅の符号を多重化
し、出力端子326を介して伝送路へ出力する。なお、
減算回路319の出力を聴感重みフィルタ320を介さ
ずに直接2乗誤差計算回路321へ入力してもよい。
次に、第5図に示す復号化装置について説明する。第5
図において、デマルチプレクサ331は入力端子330
から入力された符号を予測パラメータ。
密度パターン、ゲイン、駆動パルスの位相・振幅の符号
に分離する。符号化回路332.337はそれぞれ前記
駆動パルスの密度パターンと駆動パルスのゲインの符号
を復号し、駆動信号生成回路333へ出力する。但し、
駆動信号のゲインは、直接駆動信号生成回路へ出力する
のではなく、まずリミッタ回路341へ出力する。リミ
ッタ回路では、1フレーム前のゲインを保持し、現フレ
ームのゲインが前フレームのゲインと比べて一定値以内
にあるかをチエツクし、一定値以上にある場合は、一定
値に制限する。このようにすることによって、回線エラ
ーによって生じる異常音を抑えることができる。コード
ブック335は第4図の符号化装置内のコードブック3
24と同じものであり、送られた駆動パルスの振幅のイ
ンデックスに対応するコードワードを駆動信号生成回路
333へ出力する。予測パラメータ復号化回路336は
、第4図の予測パラメータ符号化回路313で符号化さ
れた予測パラメータの符号を復号し、安定化回路342
へ出力する。安定化回路342では、入力した予測パラ
メータと入力端子343から入力される誤り状態に基づ
いて予測パラメータの安定化処理を行う。第7図に安定
化処理のフローチャートを示す。安定化処理は、まず入
力した予測パラメータの中でLSPパラメータの安定化
処理を第4図における安定化回路327と同様に、LS
Pパラメータ値の大きさが次数の低いLSPから順番に
並んでいるかをチエツクし、順番に並んでいない場合や
ベラになっているLSPパラメータ間の間隔が狭い場合
には一定の値を加算しながら、パラメータ値が順番に並
び、かつ、ベラになっているパラメータ間間隔が一定以
上になるようにする。次に、誤り状態がSいすなわち前
フレームの符号化信号系列に一定以上の誤りが発生した
状態から現フレームで一定以上の誤りが発生しない状態
になった場合ピッチゲインを1以下の一定値に制限する
ことにより合成フィルタ334の一部であるピッチフィ
ルタの安定化を図る。以上の安定化処理によって回線エ
ラーによって生じる合成フィルタの発振、不安定化を防
止することができ、回線エラーによる合成音声の劣化を
抑えることができる。安定化された予測パラメータは合
成フィルタへ接続されると共に、予測パラメータの一部
であるピッチ周期が出力端子346へ出力される。駆動
信号生成回路333は、符号化装置内の駆動信号生成回
路317と同様に入力された駆動パルスのゲインと振幅
と位相を基にサブフレーム単位で密度が可変の駆動信号
を生成し、それを合成フィルタ334と出力端子345
へ出力する。
合成フィルタ334は符号化装置内の合成フィルタ31
8と同じものであり、駆動信号と予測パラメータを受け
て合成信号をバツアア338へ出力する。
バツアア338は、入力される信号をフレーム毎に結合
し、合成信号をaカ端子339へ出力する。
〔発明の効果〕
以上、説明したように、本発明によれば符号化信号系列
に誤り訂正能力以上の誤り訂正不可能な誤りが発生した
場合には、単純に出力のレベルを制限するのではなく、
誤り訂正が行われたフレームの合成フィルタのパラメー
タと駆動信号を用いて音声信号を再生するので、移動体
通信のような伝送路の誤り率が高い劣悪な環境でも雑音
が少なく、音がとぎれとぎれになることなく自然な音声
を得ることができる6また、本発明では駆動信号のレベ
ルで誤り訂正不可能なフレームの補間処理を行っている
ので、補間処理に伴って、駆動信号の波形に不連続点が
生じても合成フィルタを通過することによって不連続点
が平滑化され再生音声では、不連続音が分からなくなる
という効果がある。
さらに、本発明では、誤り訂正ができなかったフレーム
で合成音のレベルをピッチ周期に基づいた速さで減衰さ
せ、合成フィルタの安定化も行っているので回線エラー
による品質劣化を大幅に改善することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る符号化装置のブロック
図、第2図は本発明の一実施例に係る復号化装置のブロ
ック図、第3図は第1図におけるインタリーブ部の動作
を説明するためのフレーム構成図、第4図は第1図にお
ける符号化部の一構成例を示すブロック図、第5図は第
2図における符号部の一構成例を示すブロック図、第6
図は第4図における予測フィルタの構成を示すブロック
図、第7図は安定化処理のフローチャート、第8図は従
来のエラー補償法を含む符号化装置のブロック図である
。 20・・・符号化部、 30・・・誤り訂正符号化部、
30.110・・・バツアア、 50・・・インタリー
ブ部、120・・・デインタリーブ部、 130・・・
誤り訂正部、140・・・誤り検出部、 150・・・
復号部、160・・・パラメータメモリ、170・・・
駆動信号メモリ、180・・・切り出し回路、 190
・・・駆動信号生成回路。 200・・合成フィルタ、 210・・・スイッチ回路
、312・・・予測パラメータ計算回路、313・・・
符号化回路、 314・・・予測フィルタ、315・・
・密度パターン選択回路、 316・・・符号化回路、 317・・・駆動信号生成
回路、318・・・ゲイン計算回路、 319・・・減
算回路。 320・・・聴感重みフィルタ、 321・・・2乗誤差計算回路、 322・・・位相探
索回路。 323・・・振幅探索回路、 324・・・コードブッ
ク。 325・・・マルチプレクサ、 328・・・符号化回
路、331・・・デマルチプレクサ、 332、337.336・・・復号化回路。 333・・・駆動信号生成回路、 334・・−合成フ
ィルタ、338・・・バツアア、 351・・・長時間
予測フィルタ、352・・・短時間予測フィルタ、 5
02・・・誤り訂正部、503・・・復号器、 504
・・・フレーム同期検出部、506・・・誤り率測定部
、 507・・・可変振幅制限器。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)符号化側に、符号化系列を複数の系列に選別する
    手段と、複数の系列ごとに誤り訂正符号化を行う手段を
    有し、復号側に、伝送された符号化系列を複数の系列に
    分解する手段と、複数の系列ごとに誤り訂正と誤り検出
    を行う手段と、誤り訂正された符号化系列を復号する手
    段と、前記誤り検出の手段の結果に基づいて、前記復号
    された符号化系列の内の合成フィルタの駆動信号を表す
    情報を蓄積し、生成する手段とこの生成された駆動信号
    を入力して音声信号を合成する合成フィルタを有するこ
    とを特徴とする誤り補償方式。
  2. (2)符号化側に、符号化系列を複数の系列に選別する
    手段と、複数の系列ごとに誤り訂正符号化を行う手段を
    有し、復号側に、伝送された符号化系列を複数の系列に
    分解する手段と、複数の系列ごとに誤り訂正と誤り検出
    を行う手段と、誤り訂正された符号化系列を復号する手
    段と、前記誤り検出の手段の結果に基づいて、前記復号
    された符号化系列の内の合成フィルタの駆動信号を表す
    情報を蓄積し、生成する手段とこの生成された駆動信号
    を入力して音声信号を合成する合成フィルタと前記誤り
    検出の手段の結果に基づいて前記復号された符号化系列
    の内の予測パラメータを蓄積する手段を有することを特
    徴とする誤り補償方式。
  3. (3)符号化側に、符号化系列を複数の系列に選別する
    手段と、複数の系列ごとに誤り訂正符号化を行う手段を
    有し、復号側に、伝送された符号化系列を複数の系列に
    分解する手段と、複数の系列ごとに誤り訂正と誤り検出
    を行う手段と、誤り訂正された符号化系列を復号する手
    段と、前記誤り検出の手段の結果に基づいて、前記復号
    された符号化系列の内の合成フィルタの駆動信号を表す
    情報を蓄積し、生成する手段をこの生成された駆動信号
    を入力して音声信号を合成する合成フィルタと前記誤り
    検出の手段の結果に基づいて前記復号された符号化系列
    の内の予測パラメータを蓄積する手段と前記誤り検出の
    手段の結果に基づいて前記合成フィルタの入力信号又は
    出力信号のパワーを減衰させる手段とこの減衰の速さを
    ピッチ周期に基づいて変化させる手段を有することを特
    徴とする誤り補償方式。
  4. (4)符号化側に、符号化系列を複数の系列に選別する
    手段と、複数の系列ごとに誤り訂正符号化を行う手段を
    有し、復号側に、伝送された符号化系列を複数の系列に
    分解する手段と、複数の系列ごとに誤り訂正と誤り検出
    を行う手段と、誤り訂正された符号化系列を復号する手
    段と、前記誤り検出の手段の結果に基づいて、前記復号
    された符号化系列の内の合成フィルタの駆動信号を表す
    情報を蓄積し、生成する手段をこの生成された駆動信号
    を入力して音声信号を合成する合成フィルタと前記誤り
    検出の手段の結果に基づいて前記復号された符号化系列
    の内の予測パラメータを蓄積する手段と前記誤り検出の
    手段の結果に基づいて前記合成フィルタの入力信号又は
    出力信号のパワーを減衰させる手段とこの減衰の速さを
    ピッチ周期に基づいて変化させる手段と前記復号された
    符号化系列の内のゲインパラメータを前フレームのゲイ
    ンパラメータに基づいて制限する手段と合成フィルタの
    パラメータを安定化する手段と、前記復号された符号化
    系列の内のピッチフィルタの係数を前記誤り検出手段の
    結果に基づいて制限する手段を有することを特徴とする
    誤り補償方式。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001356792A (ja) * 2000-04-24 2001-12-26 Lucent Technol Inc 自動音声認識実行方法および装置
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