JPH03240427A - 網いけす - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は網いけす、より詳細に述べると、水面の一部
を仕切っておこなう魚類の栽培あるいは養魚のなめに使
用する網いけすに関する。

［従来の技術］ いけすには、一般に浮動式、固定式、および沈下式など
がある。そうした生けずに於て、養殖魚種によっては、
適温水域である水底、または水底に近い部位に生けすを
配設することが望ましい。

そうした観点から、従来から、生けすを水底に沈めて魚
の飼育をおこなっているが、生けず内の魚の成育を観察
したり、魚を取り出すなめには、いろいろと不都合な場
合が少くなかっな。

とくに水底に配設した生けすを水面に近づけたり、再び
水底にもどしたりする昇降に当っては、生けずの大きさ
、作業のための労力その他に多くの制約があって、実用
化が困難であった。

［発明の概要］ 以上に述べた問題点を考慮して、この発明の生けすは、
水底に沈潜して配設する網いけすであって、必要に応じ
て、浮上させることのできる網いけすを提供することを
目的とするものである。

その目的を達成するために、この発明によれば、生けす
を構成する網を懸垂する枠構造体の上部を中空の管体に
よって構成し、必要に応じて、外部から中空管体内に水
を供給して網と共に生けす全体を水中に沈め、またその
管体内に空気を供給して、枠構造体を水面に浮上させる
ようにしである。

［発明の構成］ この発明の好ましい実施態様について、添付図面を参照
して詳細に説明する。図面に示すように、この発明の網
いけす１０は上部内枠１２と上部外枠１４と、上部内枠
１２と上部外枠１４とを連結する複数個の放射状に取り
付けた支持枠部材１６とから成る上部枠組立体と、上部
外枠１４に複数個の支柱部材２０で上部外枠１４から所
望の間隔をとって取付けた下部枠部材２２とから成り、
上部外枠１４と下部枠部材２２との間に支柱枠部材１６
を囲繞して網２４が取りつけである。

この発明によれば、以上に述べた網いけす１０を水中に
入れた時に、必要に応じて、網いけす１０に浮力を与え
て上部枠組立体を水面に浮上させ、あるいはまな、網い
けす１０全体を水中に沈潜することができるように、上
部枠組立体に空気または水を選択的に供給する。そのた
めに、上部枠組立体を構成する上部内枠１２、上部外枠
１４および支持枠部材１６は中空の管体としである。

また網いけす１０の構成部分が海水による腐食に絶える
ために、上部枠組立体と支柱部材２０と下部枠部材２２
とは、それ自体軽量で耐食性のプラスチック製とするこ
とが好ましい。

生けす１０が水中に沈潜時に、その位置を明らかにする
なめに、上部内枠１２にはロー１２６によってブイ２８
に連結しである。またブイ２８と上部内枠１２との間に
は可撓性のホース３０が連結してあって、ホース３０の
上端はブイ２８に設けた、それ自体周知の、切換弁付き
の接続装置３２に接続してあり、ホース３０の下端は上
部内枠１２の内部と耐密に接続しである。

以上に説明した構造から明らがなように、この発明の網
いけす１０を水中に沈潜して配設するには、上部枠組立
体にホース３０を介して水を供給することによって、網
いけす１０の自重に従って下降させる。水中に沈潜状態
にある網いけす１０の上部枠組立体を水面に露呈するよ
うに浮き上らせるには、ホース３０を介して上部組立体
の内部の水を汲み出すとともに、この組立体内に空気を
強制的に供給して行う。

その供給のための装置としては、網いけす１０の設置水
位に接近することのできる船体に搭載したポンプ装置（
図面に示してない）を使用することができる。すなわち
、ポンプ装置の出力側をブイ２８に取付けた接続装置３
２に接続して、ポンプ装置を作動することによって実施
することができる。

なお、上部内枠１２、上部外枠１４および支持枠部材１
６から成る上部枠組立体はその内部に空気を充満した場
合に、生けす１０全体を浮上させるのに充分な容積に設
置することは言うまでもない。

［発明の作用と効果］ 以上に述べたところから自明であるように、この発明に
よる網いけす１０は、通常これを設置するときは、その
養魚などに最適とする水底の位置に容易に配設すること
ができる。また一方、網いけす１０を水面に近づける必
要がある場合には、ポンプ装置を搭載した船をブイ２８
を目標として接近させ、前述した通りポンプ装置をブイ
２８に取りつけた接続装置３２に結合して作動して、上
部枠組立体中から水を抜きとって、その代りに加圧空気
を供給すれば、網いけす１０全体が自動的に水面へと浮
上する。

したがって、網いけす１０の水底への沈潜設置および水
面への浮上作業のそれぞれが全く労力を必要とすること
なく、自動的に容易におこなうことができる。

以上、この発明の好ましい一実施態様について説明した
が、この発明によれば、網いけすの規模に応じて、たと
えば空気あるいは水を供給または排出する上部の中空管
体から成る枠部材を複数個のものとし、相互に連絡する
ことができる。したがって、この発明は特許請求の範囲
の欄に記載の内容によって、変更して実施することを可
能とするものである。

【図面の簡単な説明】

添付図面はこの発明による網いけずの一実施態様を説明
するなめ、一部を断面として示した略斜視図である。 図における参照数字は次のとおりである。 Ｏ・・・・・・支柱部材 ４・・・・・・網 ６・・・・・・ロープ ８・・・・・・ブイ Ｏ・・・・・・可撓性ホース ２・・・・・・接続装置

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、中空の管体によって所望の形状に構成した上部外枠
   を含む上部枠組立体と、前記上部外枠に懸垂するように
   取付けた複数個の支柱部材と、前記支柱部材に取付けた
   下部枠部材と、前記上部外枠と下部枠部材との間におい
   て前記支柱部材を囲繞して取りつけた網と、前記上部枠
   組立体にロープで接続したブイと、前記上部枠組立体に
   加圧空気または水を選択的に供給する外部装置と連結す
   る接続装置を前記ブイに配設して成る網いけす。 ２、前記上部枠組立体を上部内枠と、上部外枠と、前記
   内枠と外枠とを内部的に連絡する複数個の支持枠部材と
   から構成した請求項１に記載の網いけす。 ３、前記上部外枠を複数個のものとして相互に内部的に
   連結した請求項１に記載の網いけす。