JPH03234899A - コンポジット紙 - Google Patents

コンポジット紙

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JPH03234899A
JPH03234899A JP2455890A JP2455890A JPH03234899A JP H03234899 A JPH03234899 A JP H03234899A JP 2455890 A JP2455890 A JP 2455890A JP 2455890 A JP2455890 A JP 2455890A JP H03234899 A JPH03234899 A JP H03234899A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は一般的にはコンポジット(compos i 
te )紙に関するものであり、そして更に詳細には印
刷適性が改良されたプラスチンク被覆コンポジット祇に
関するものである。
紙は、先ず第1に望ましい特性が独特に組み合わされて
いるため、商業的に重要な種々の用途で広範に使用され
る。例えば、紙の優れたインク受容性によって高解像印
刷が提供されるため、紙は印刷用基材として伝統的に使
用されてきた。紙はまた、柔軟性のある包装物(例えば
紙袋)の製造やカートンに使用する波形状で堅固な線維
板紙の製造のような種々の機械的用途でも使用される。
紙の堅さ、紙の引張り強度、引裂き強度および圧縮強度
、紙の完全な折れ特性(即ち、紙が折られそしてその状
態に留まる特性)並びに費用−性能に基づいてみると紙
が比較的安価であることを含めて、上記機械的用途での
紙の物理的特性は全て特に重要である。更に、機械的用
途での紙の印刷適性は、袋や箱のような紙製品に情報を
印刷することがしばしば望ましくまたは必要でさえある
ので、−iに重要な特徴である。
慣用の紙には、多くの機械的用途で紙の使用を限定して
いる成る種の他の特性もある。例えば、慣用の紙は容易
に水分を吸収し、濡れ強度が非常に劣っている。慣用の
紙が例え中程度の量の湿気にでもさらされると、紙は水
分を吸収しそして変形しまたばしわがよる。この特性は
、印刷製品が最終的には不利な湿気条件にさらされるこ
とがあるので、木、マニュアル、地図、ラヘル等を印刷
する際に重大な短所である。即ち慣用の紙は比較的高レ
ベルの湿気にさらされるかまたは水と直接接触して置か
れるか或いは外気にさらされるとき、紙は周囲の水分を
容易に吸収しそしてその結果濡れ強度を木質的に示さな
くなる。大部分の紙製品(例えば紙袋、カートン等)で
は、このような水分への暴露とその結果生しる濡れ強度
の低下によって製品の有用性が台無しになる。
慣用の紙で直面するもう1つの問題は蒸気障壁としての
特性が比較的劣っていることである。この性質の結果、
空気、水蒸気および他の溶媒蒸気が容易に紙を通過し、
材料を包装する袋等での紙の使用が非常に望ましくなく
なる。
成る種の用途に対して望ましくなくする更にもう1つの
紙の特性は、油やグリースを容易に吸収することであり
、この特性のためにこのような油やグリースを含有する
製品の包装に紙を使用することが不適切となる。
高品質の印刷表面を提供するために充填剤で紙を被覆す
るとき、紙はしばしば平滑でなければならずそして必要
な被覆量が最少になるように紙の多孔性を減少させなけ
ればならない。
上記した問題の幾つかを回避するために、食料品用袋の
ような伝統的な紙の用途では紙の代わりにプラスチック
フィルムが最近使用されている。
例えば、ポリエチレンはこのようなプラスチックフィル
ムの製造に使用される最も普通の熱可塑性樹脂である。
典型的なプラスチックフィルムは選択された用途で該フ
ィルムが特に有用となる多くの望ましい特性を有してお
り、その中で主な特性は耐水性である。プラスチックフ
ィルムは、その強度特性に悪影響を与えることなく、多
くの場合に直接水中に浸漬することができる。更に、プ
ラスチックフィルムは典型的には卓越した蒸気障壁特性
を示し、その結果水蒸気または空気の伝導を妨げる。プ
ラスチックフィルムはまた油やグリースに対し卓越した
耐性を有している。プラスチックフィルムはまた平滑で
あり多孔性でない。
しかし乍ら、プラスチックフィルムはそれらの使用を制
限する明らかに不利な点を有している。
プラスチックは、例えば水や油に対する耐性が優れてい
るために、非常に印刷し難い。慣用の油性または水性イ
ンクはプラスチックフィルムとの接着性が低いために該
フィルムへの印刷に使用することができない。それどこ
ろか、プラスチックフィルムの印刷に使用されるインク
は、インクをプラスチックフィルムの表面に接着させる
ために比較的高価な結合剤および/または溶媒を含有し
ていなければならない。このような比較的高価な結合剤
および溶媒を使用しても、紙で得られる印刷パターンの
高解像と比較するとき、印刷の質はしばしば非常に劣っ
ている。プラスチックフィルムはまた、乾燥状態の紙と
同等の重さおよび厚さに基づいて紙と比較するとき相対
的に弱い。更に、プラスチックフィルムは紙の望ましい
硬さを有しておらずまたプラスチックフィルムは紙の望
ましい完全な折れ特性を有していない。費用−性能に基
づいてみると、プラスチックフィルムは最終的に紙より
かなり高価である。
紙およびプラスチックの各々の望ましくない特性を有す
ることなく、紙の所望の特性並びにプラスチックの所望
の特性を得るために、紙の表面上にプラスチック層を形
成させそしてそれによって下層の紙の特性を改善するこ
とが提案された。これらの試みは下層の紙の湿気耐性を
成る程度改良するのに成功したばかりでなく、蒸気障壁
特性並びにグリースおよび油耐性のような成る種の他の
関連特性を成る程度改良するのに成功した。紙の層はプ
ラスチックフィルムそれ自体では得られない必要な堅さ
、完全な折れ特性および全ての強度特性をコンボジン1
〜紙に与えたか、下層の紙を保護するプラスチックフィ
ルムはコンポジット紙への効果的な印刷を妨げた。
それ故、所望の全ての紙の特性および所望の全てのプラ
スチックの特性を有しており慣用の紙と同様な方法で容
易に印刷可能であるプラスチック紙の複合体製品を有す
ることは非常に望ましいことが当該技術分野で認められ
た。
コンボジンl−紙は本願発明によって提(J(され、2
つの表面を有する紙基材、該紙基材の2つの表面の少な
くとも1つの表面上に形成される熱可塑性連続フィルム
(該熱可塑性フィルムは該紙基材の少なくとも1つの表
面に接する内部表面および該内部表面と反対側の外部表
面を有している)および熱可塑性フィルムの外部表面に
結合しているインク吸収剤粒子組成物層からなる。本願
発明のコンポジット紙は印刷基材として特に有用であり
そして障壁特性および印刷表面か要求される包装材の製
造に特に有用である。
本発明を添付の図面で更に詳細に説明する。
図1は、説明を容易にするために層を切断した断面図で
示した、本願発明の第1の実施態様によるコンポジット
紙の等測投影図であり;図2は、本願発明の第2の実施
態様によるコンポジット紙の断面図であり;そして 図3は、本願発明の第3の実施態様によるコンポジット
紙の断面図である。
先ず図1を参照すると、本願発明の第1の実施態様によ
るコンポジット紙10が示され、そしてこれは紙基材1
2、紙基tjA’ 12の第1の表面16上で連続的に
形成される熱可塑性フィルム14および熱可塑性フィル
ム14の外部表面20に結合したインク吸収剤粒子組成
物層18からなる。
図2で示される本願発明の第2の実施態様によるもう1
つのコンポジット紙22は、紙基材12の両表面16お
よび26上で連続的に形成される熱可塑性フィルム14
および24からなる。熱可塑性フィルム14にだけイン
ク吸収剤粒子組成物層18が結合している。
図3で示される第3の実施態様によれば、コンポジット
紙28は紙基材12の両表面16および26上で連続的
に形成される熱可塑性フィルム14および24(該熱可
塑性フィルム14にはインク吸収剤粒子組成物層18が
結合している)からなるだけでなく、もう1つの熱可塑
性フィルム24の外部表面に結合したもう1つのインク
吸収剤粒子組成物層30から更になっている。
本願発明のコンポジット紙10.22および28を製造
するために使用される紙基材12は広範囲のタイプおよ
び重さの紙から選択することができる。本願発明に従っ
て使用するのに最も好ましいことが見い出されている紙
の1つのタイプは、−・船釣に優れた全体的な物理的特
性のため、クラフト紙である。
選択できるクラフト紙は、最終製品の特別の最終用途に
依って、漂白するかまたは漂白しないかのいずれかであ
る。例えば、最終製品が印刷用途(例えば、木、カタロ
グ、デイスプレー等の製造)で使用ずへきである場合、
実質的に白色の紙基材12を提供するために漂白したク
ラフト紙で出発することが一般に好ましい。最終製品の
色が重要なファクターでない用途では、漂白されていな
いクラフト紙の方が費用が安いので、このクラフト紙を
紙基材12に使用することが好ましい。
サーモメカニカルパルプ、砕木パルプまたはこれら材料
の混合物および他のタイプの線維材料との混合物も紙基
材I2を製造するために使用することができる。紙基材
12は線維材料だけからなることが好ましいが、充填剤
、顔料および被覆物が紙基材12への熱可塑性フィルム
14.24の接着特性に悪影響を与えない限り、このよ
うな充填剤または顔料を含有するかまたは被覆されてい
る紙基材を使用することも可能である。
選択される紙基材12の基礎重量は最終製品の意図され
る最終用途に依る。例えば、紙基材12は重さが比較的
軽いクラフト紙(例えば約32.5g/m2(20ボン
ド/3000平方フィート)から重さが比較的重い段ボ
ール用ライナ(例えば、439g/m2(90ボンド/
1000平方フイーI・程度も重い)まで)であること
がてきる。紙基材12がコンポジシト紙1.0.22ま
たは28に所望の祇特性を与えるのに十分な基礎重量を
有していなければならないことを除いて、本願発明に従
って使用できる紙基材の特別の基礎重量に関しては厳密
な制限はない。容易に明らかであるように、種々の重量
の紙を処理するために使用される装置および方法は、取
扱い特性の相違に適合させるために調整しなければなら
ない。
紙基材12は比較的低量のカレンダー加工で製造するこ
とかできる。カレンダー加工は理想的には、紙基材12
に均一の厚さをもたらすために必要な量に制限すべきで
ある。
本願発明によるコンポジ・ット紙10.22および28
の熱可塑性フィルム1.4.24を形成させるために使
用される熱可塑性樹脂は、所望の一定の特性を最終製品
に与えるように選択される。熱可塑性樹脂の最初の要件
は、連続し、好ましくは非常に薄いフィルムを形成する
ことができるフィルム形成物であることである。紙基材
12に適用するとき、熱可塑性フィルム14.24は要
求される耐水性、蒸気障壁特性、油およびグリース耐性
並びに他の関連のある特性を紙基材12に与えることが
できなければならない。先行技術の慣用のプラスチック
紙組成物には必要とされないもう1つ別の要件は、熱可
塑性樹脂が熱可塑性フィルム14.24の外部表面上に
適用されるべきインク吸収剤粒子組成物層18゜30と
の強力な結合を形成することができなければならないこ
とである。
熱可塑性フィルム14.24の形成に使用される組成物
の本質的成分は、熱可塑性樹脂であるかまたは混合状態
若しくは共押出し成形によって製造される分離層状の熱
可塑性樹脂の混合物である。本願発明に従って使用する
ことができる熱可塑性樹脂には、例えばポリアミド、塩
化ポリビニルおよびポリエステル並びに他の類似のポリ
マー材料がある。強い極性ば熱可塑性フィルム14.2
4の表面にインク吸収剤粒子組成物を結合させそして維
持するのを本質的に助長するので、強い極性特性を示ず
熱可塑性樹脂が好都合に使用される。
1つのクラスおして、熱可塑性樹脂の最も好ましい群は
、ポリエチレンテレフタレー1−(PET)が必要な結
合特性を有しているばかりでなく本願発明で使用するの
に優れた極性特性を示すので、P E T 頬である。
ポリエチレンおよびポリプロピレンを含むポリオレフィ
ン類は、非極性であるため上記した樹脂楔満足がいくわ
けではないが、本願発明に従って同様に使用することが
できる。熱可塑性フィルム14.24を製造するために
上記熱可塑性樹脂の混合物または共押出し成形された層
構造体を使用することも可能である。熱可塑性組成物は
また顔料、充填剤、染料およびそれらの混合物のような
成分を更に含有することもできる。
好ましい適用方法では、熱可塑性組成物は例えば押出し
機若しくは共押出し機がらまたは熱溶融アプリケーター
から溶融状態で適用される。熱可塑性組成物をこの方法
で適用するとき、それらは紙基材12の表面に平滑で連
続しているフィルムを形成するために必要な熱流特性も
同様に示さなければならない。紙基材に適用される熱可
塑性組成物の重量は広範に変動させることができる。優
れた結果は約9.75以下から約48.75 g /紙
基材12の面のm2(6〜30ボンド/3000平方フ
ィート)までの量で得られるが、本発明は約3.25 
g /m2(2ボンド)の低さまで適用可能である。得
られるフィルムの厚さもまた、連続フィルムを得るには
特に臨界的ではない。0.0038mm (0,15ミ
ル)程の薄い熱可塑性樹脂フィルムが許容可能であるこ
とが見い出されている。しかし乍ら、−層典型的には、
フィルムは約0.0127から約0.0381mm (
0,5〜1.5ミル)の範囲の厚さで適用される。より
厚い熱可塑性組成物フィルムを使用することも勿論可能
であるが、厚さが増しても最終製品の特性はそれ程改善
されず、厚さが増すと最終製品の材料費も実質的に上昇
する。
熱可塑性組成物はまた、熱可塑性フィルム14.24の
内部表面が紙基材12の表面に適合しそして得られた熱
可塑性フィルム14.24の外部表面2oができるだけ
平面であるように適用される。このような適用によって
、インク吸収剤被覆物を更に適用する出発点として非常
に望ましい、極端に平滑なポリマー表面が提供される。
接着結合かまたは熱結合かのいずれかを使用して紙基材
12の表面に熱可塑性フィルム14.24を予め形成さ
れたシートとして適用することも可能であり、これによ
って紙基材12に薄層がもたらされる。
熱可塑性フィルム14.24の表面に形成されるインク
吸収剤粒子組成物層18.30は本願発明のコンボジッ
]・祇10,22および28のより重要な成分の1つで
ある。これらの層18.30の機能はコンポジット紙1
0,22および28上に印刷されたもののインク解像を
制御することである。本願明細書で使用する「吸収剤」
の用語は特に吸収だけを言うのではなく、吸着も含める
ように意図されている。印刷工程中に生じる結合のタイ
プは使用される特別の組成物に依拠し、そして使用され
るインク吸収剤粒子材料の組成は吸収かまたは吸着かの
いずれかであることができ、殆んどの場合−船釣には吸
収と吸着の両者の組合わせである。
熱可塑性フィルム14.24の表面に形成されるインク
吸収剤粒子組成物層18.30は高多孔性であり且つ開
口構造を有していることが特徴である。このような開口
した多孔構造は印刷に理想的な表面を作り、これは紙表
面に非常に似ているか熱可塑性フィルム14.24の平
滑で非多孔性表面とは明白に異なっている。
インク吸収剤層18.30を適用するために使用される
組成物は、大部分が微粉砕された粒子材料がらなってい
る。慣用の紙に被覆するために使用されるものと同一の
化学的タイプおよび粒子サイズ範囲の粒子材料が本願発
明のコンポジット紙10.22および28の製造に使用
できる。使用できる典型的な粒子材料の中には、例えば
粘土、ゼオライト、シリカ、炭酸アルミニウム、炭酸カ
ルシウム、二酸化チタン、白サチン、酸化亜鉛、硫酸バ
リウムおよびそれらの混合物がある。
粒子材料に加えて、インク吸収剤粒子組成物には通常、
粒子材料を熱可塑性フィルムの表面に結合させるのに十
分な量で存在する少量の結合剤も含まれる。使用できる
結合剤には、最終製品が多量の湿気に耐性である必要の
ない用途では、ニカワ、ゴム、殿粉およびカゼインのよ
うな水溶性接着剤がある。しかし乍ら、カルボキシレー
トスチレン、ブタジェンコポリマー、アクリル酸ブタジ
ェンコポリマー、ポリアクリレートエステル、ポリビニ
ルアセテートコポリマー、アクリル酸ビニルアセテ−I
・およびスチレンアクリル酸コポリマーのような耐水性
合成ポリマー材料を使用することが好ましい。
インク吸収剤粒子組成物は典型的には、乾燥固形物に基
づいて約100重量部の粒子材料に対して約10から2
5重量部の結合剤から構成される。
熱可塑性フィルムに適用するのに必要なインク吸収剤粒
子組成物の正確な量は、使用される特別の組成物並びに
印刷工程での使用が予想されるインクの量およびタイプ
に依存する。適用される量は、印刷インクを吸収するの
に有効な量しか必要でない。実施において、満足のいく
結果は、熱可塑性フィルムに適用されるインク吸収剤粒
子組成物の量が約3.25〜約16.25 g /被覆
表面m2(2〜10ポンド/3000平方フィート)で
あるときに得られることが見い出された。
本願発明のコンポジット紙は慣用の製造技術および装置
を使用して製造することができる。紙基材として使用す
べき紙は典型的には適当な大きさのロール形態で提供さ
れる。巻き取り紙は好ましくは最初に火炎処理に付して
外側の表面線維を除去しそして化学的に一層反応性にな
るように表面を酸化する。次いで巻き取り紙は熱可塑性
フィルムへの親和性を改善するようにコロナ放電処理に
付して紙に所望の電気的負荷特性を与える。
次いで、熱可塑性フィルムを表面に適用する。
これは種々の周知の技術によって達成することができる
。最も好ましくは、必要な熱可塑性フィルムは紙の表面
に平滑なフィルムを形成させるため押出し若しくは共押
出し成形で被覆するかまたはその代わりに刃を用いて修
正する。或いは、熱可塑性フィルムはフィルムを紙表面
に接着させるために接着結合かまたは熱結合かのいずれ
かを使用して薄層で適用することができる。所望の場合
、熱可塑性フィルムはプラスチック巻き取り紙の両面に
適用することができる。
次いで、インク吸収剤粒子組成物は慣用の方法によって
プラスチックフイルムに適用され、所望の場合乾燥する
。インク吸収剤粒子組成物は、エアーナイフ、ブレード
コーター(blade coater)、回転ロンド、
ブラシまたは通常の粘土コート紙の製造で慣用的に使用
される類似の他の技術を用いて適用することができる。
カレンダー加工のような他の周知の仕上げ技術は光沢ま
たは特別の平滑性のような特性を達成するように最終表
面を仕立てるために使用できるが、本発明の1部として
は必要でない。
本発明のコンポジット紙は高品質コート紙の一般的な外
観を有する。印刷工程では、本発明のコンポジット紙は
慣用のコート紙と本質的に同一の方法で使用される。本
願明細書の以下で記載する実施例で実証されるように、
得られる印刷結果は慣用のコート紙で得られる結果と少
なくとも同等であり、そしてしばしばその結果は、特に
印刷されたものの解像に関して優れている。
和貫 白色のさらし厚紙100ボンドの試料は、慣用の押出し
被覆装置を使用して約21 g /被覆表面m2(13
ボンド/3000平方フィート)の割合でポリエチレン
テレフタレートCPET)で先ず被覆した。
得られたコンポジットはその後下記のインク吸収剤粒子
組成物で被覆した: 100部 ヒドログロス(Hydrogloss)90
(#粘土)18部 ティラック(Tylac) 024
6 (SBR)0.4部 ケルジン(Kelgin) 0.45部 レジンセット(Resinset) 65
6 40.04部 ハイオシド(Biocide) D
3T−Ao、051部 デフォ−マー(Defoame
r) DF177固形物約50%からなる上記成分では
、このようなインク吸収剤粒子組成物のブルックフィー
ルド(Brookfield)粘土(100rpmで)
は約266センチポワズであった。
次いで、PET/板紙コンポジット試料は約8.1g/
被覆表、面m2(5ポンド/3000平方フィート)の
割合でインク吸収剤粒子組成物を用いて被覆した。この
ような被覆工程の後で、粘土/PET/板紙コンポジッ
ト試料は約191°Cの温度で2つの熱風乾燥器を用い
て乾燥した。次に、乾燥した試料はシングルニップ(s
ingle n1p) # 8Pusey& Jone
s (P & J)パツキングロール(backing
 roll)を使用して177°Cおよび9000Kg
/m(500P L I)で光沢カレンダー加工した。
 同じ重さの慣用のタンデム(tandem)クレイ被
覆板紙(例えば、フランコート(Frankote@)
 、ニューシャーシー州つェインのユニオンキャンプコ
ーポレーション(Union Camp Corpor
ation)が販売する被覆板紙製品)の試料と比較す
るとき、粘土/PET/板祇コンポジット試料は下記表
Iで示されるようなタンデムクレイ被覆板紙の品質と7
つの範ちゅうで合致するかまたは超えており、その際「
試料A」は光沢カレンダー加工した粘土/PET/板祇
コンポジット試料であり、そして「試料B」はタンデム
クレイ被覆板紙である。
表−一」− GE  明るさ(%) 81.7   80.1 平滑度S−10(5−1O (J1ピック(pick) (kp、cm/S)   
 43.2  45.5コンコラ(Concora) 
       94.5  91.7刻印可能性(%) 水蒸気移動率(WVTR)       5.23(g
/100cm2/24時間) タンデムクレイ被覆板紙の水蒸気移動率(WVTR)の
測定は、水の浸透量が多くそして試験中に経験した板紙
のねじれのため測定できなかったことに注目すべきであ
る。
先行技術の慣用の紙とは異なって、本発明のコンポジッ
ト紙は非常に安定である。このコンポジット紙はポリマ
ー面からの水分浸透によって悪影響を受けず、そして効
果的に印刷することができなかった先行技術のプラスチ
ックコート紙製品に類似する優れた物理特性のみならず
優れたグリースおよび油耐性を有している。
例えば、比較用の標準としてパーカープリント平滑度(
Parker Pr1nt Smoothness)(
S−10)およびプルフハウインク光沢(75°)試験
を使用して種々の板紙の6個の試料を相対的にランク付
けすると本願発明による光沢カレンダー加工した粘土/
PET/板紙コンポジットと粘土/PET/板紙コンポ
ジッI・はそれぞれ1番目と3番目であった。光沢カレ
ンダー加工し、エアーナイフで粘土被覆したさらし板紙
試料だけがそれらをしのく程優れており、全体のランキ
ングで2番目であった。
上記の3つの試料は全て、さらし板紙試料、PET被覆
さらし板紙試料およびエアーナイフ粘土被覆さらし板紙
試料の上位であった。
本発明に従って得られたものは、紙の所望の特性、プラ
スチンクフイルムの所望の特性を有しそして更に高解像
パターンでの印刷可能性を有する調和したコンポシソI
・紙製品である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本願発明の第1の実施態様によるコンポジット
紙の層を切断した断面の等測投影図である。 第2図は本願発明の第2の実施態様によるコンポジット
紙の断面図である。 第3図は本願発明の第3の実施態様によるコンポジット
紙の断面図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)第1および第2の対置している表面を有する紙基材
    ; 対置した内部および外部表面を有する第1の熱可塑性連
    続フィルム、その際内部表面は上記紙基材の第1の表面
    に接着している;および 第1の熱可塑性連続フィルムの外部表面に結合したイン
    ク吸収剤粒子組成物の第1の層、からなるコンポジット
    紙。 2)対置した内部および外部表面を有する第2の熱可塑
    性連続フィルム、その際第2の熱可塑性連続フィルムの
    内部表面は紙基材の第2の表面に接着しており、そして
    第2のフィルムの外部表面はその表面に好ましくはイン
    ク吸収剤粒子組成物を結合している、 から更になる特許請求の範囲第1項に記載のコンポジッ
    ト紙。 3)紙基材がクラフト紙、好ましくは漂白クラフト紙か
    らなる特許請求の範囲第1または2項に記載のコンポジ
    ット紙。 4)紙基材が少なくとも32.5g/m^2、即ち3,
    000平方フィート当たり20ポンドの基礎重量を有す
    る特許請求の範囲第1〜3項のいずれか1項に記載のコ
    ンポジット紙。 5)熱可塑性連続フィルムまたはその各々が適所に押出
    し成形されるかまたは共押出し成形されたフィルムから
    なる特許請求の範囲第1から4項のいずれか1項に記載
    のコンポジット紙。 6)熱可塑性連続フィルムまたはその各々が少なくとも
    0.0038mmの厚さ、好ましくは0.0127から
    0.0381mmの厚さである特許請求の範囲第1から
    5項のいずれか1項に記載のコンポジット紙。 7)第1の熱可塑性連続フィルムの内部表面が紙基材の
    第1の表面と調和しそして第1の熱可塑性連続フィルム
    の外部表面が実質的に平面である特許請求の範囲第1か
    ら6項のいずれか1項に記載のコンポジット紙。 8)熱可塑性連続フィルムまたはその各々がポリアミド
    、塩化ポリビニル、ポリエステル、ポリオレフィンおよ
    びそれらの混合物からなる群から選択される熱可塑性樹
    脂からなる特許請求の範囲第1から7項のいずれか1項
    に記載のコンポジット紙。 9)熱可塑性連続フィルムまたはその各々が極性の樹脂
    からなるか、または外部層が極性樹脂、好ましくはポリ
    エチレンテレフタレートからなる極性樹脂からなる2つ
    若しくはそれ以上の共押出し成形フィルムでできている
    特許請求の範囲第1から8項のいずれか1項に記載のコ
    ンポジット紙。 10)熱可塑性連続フィルムまたはその各々が:熱可塑
    性樹脂;並びに 顔料、結合剤、充填剤、粘度修正剤、架橋剤、分散剤、
    染料、光沢剤およびそれらの混合物から選択される1つ
    のもの、 からなる特許請求の範囲第1から9項のいずれか1項に
    記載のコンポジット紙。 11)熱可塑性連続フィルムまたはその各々が3.25
    から48.75g/m^2の量で適用される特許請求の
    範囲第1から10項のいずれか1項に記載のコンポジッ
    ト紙。 12)インク吸収剤粒子組成物の主要重量部が、好まし
    くは粘土、ゼオライト、シリカ、炭酸アルミニウム、炭
    酸カルシウム、二酸化チタン、白サチン、酸化亜鉛、硫
    酸バリウムおよびそれらの混合物から選択される1つま
    たはそれ以上の粒子材料からなる特許請求の範囲第1か
    ら12項のいずれか1項に記載のコンポジット紙。 13)インク吸収剤粒子組成物が: 主要部分の粒子材料;および 少部分の結合剤、その際結合剤は上記粒子材料を第1の
    熱可塑性連続フィルムの外部表面に結合させるのに十分
    な量で、好ましくは粒子材料100重量部当たり10か
    ら25重量部の量で存在している、からなる特許請求の
    範囲第1から12項のいずれか1項に記載のコンポジッ
    ト紙。 14)インク吸収剤粒子組成物が熱可塑性フィルムの外
    部表面上に実質的に一定の厚さで、3.25〜16.2
    5g/m^2の量で形成される特許請求の範囲第11か
    ら13項のいずれか1項に記載のコンポジット紙。 15)熱可塑性連続フィルムを紙基材の第1の表面上に
    適用し、次いでインク吸収剤粒子組成物の層を該フィル
    ムの外部表面に適用するコンポジット紙の製造方法。 16)熱可塑性フィルムを溶融状態で、好ましくは押出
    し成形によって紙基材に適用する特許請求の範囲第15
    項に記載の方法。 17)熱可塑性フィルムを適用する前に紙の第1の表面
    を酸化させそして/または該表面に電気負荷を与えるよ
    うに紙の第1の表面を処理する特許請求の範囲第15ま
    たは16項に記載の方法。 18)上記コンポジットを実質的にカレンダー加工する
    特許請求の範囲第15から17項のいずれか1項に記載
    の方法。 19)上記コンポジットが更に特許請求の範囲第2から
    14項のいずれか1項に記載の特徴を有する特許請求の
    範囲第15から18項のいずれか1項に記載の方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002519221A (ja) * 1998-07-06 2002-07-02 セルレシン テクノロジーズ リミテッド ライアビリティ カンパニー 透過物質バリヤ又は汚染物トラップを備えたセルロースウエブ

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