JPH0323434Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0323434Y2
JPH0323434Y2 JP1985127071U JP12707185U JPH0323434Y2 JP H0323434 Y2 JPH0323434 Y2 JP H0323434Y2 JP 1985127071 U JP1985127071 U JP 1985127071U JP 12707185 U JP12707185 U JP 12707185U JP H0323434 Y2 JPH0323434 Y2 JP H0323434Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
barge
solar cell
mooring
mooring member
floating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1985127071U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6236898U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1985127071U priority Critical patent/JPH0323434Y2/ja
Publication of JPS6236898U publication Critical patent/JPS6236898U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0323434Y2 publication Critical patent/JPH0323434Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、波浪時や暴風時等の異常時の安全性
を高めた潜水浮上型太陽光発電装置に関する。
〔従来技術〕 電力供給設備のない海浜や孤立した離島、ある
いは洋上の各種プラント等において、一時的また
は長期的に電力が必要となることがある。この種
の要求に対し、例えば、洋上に浮かせたバージに
ソーラセルを取り付け、このソーラセルによつて
電力を得ることが一部でなされている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところが、ソーラセルをバージに備えただけの
設備では、波浪時、あるいは台風等の通過に伴う
暴風時等にバージやソーラセルに強大な波力によ
る波浪荷重や風力負荷が直接作用することにな
り、危険性が高い。そこで従来では、上記負荷に
充分耐えうるように、バージの係留設備を堅牢な
構成にしていたが、このため大がかりな係留設備
が必要になり、コスト面で負担が増大する問題が
ある。なお、バージを設ける場所が北極海等の氷
海域である場合には、洋上の氷による氷圧等の問
題があつて、係留設備をより一層大型・堅牢化す
る必要があり、コスト面の負担が大きい。
〔考案の目的〕
本考案は、上述した事情に鑑みてなされたもの
で、強大な波力や風力による負荷の影響や氷圧を
避けることができて安全性に優れた上に、係留設
備とバージの低コスト化をなした潜水浮上型太陽
光発電装置の提供を目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、空気供給室を有して潜水および浮上
自在にされたバージと、このバージに設けたソー
ラセルと、上記バージを海底の基体に上下動自在
に、かつ、浮上自在に連結した係留部材とから構
成したものである。
〔作用〕
波浪荷重や風力負荷が作用する前にバージを潜
水させてこれらの影響を回避するとともに、波浪
荷重や風力負荷を回避できるために係留部材を簡
略化できる。
〔実施例〕
以下に本考案の一実施例を第1図ないし第5図
に基づいて説明する。図中1は、バージを示し、
このバージ1の内部には空気供給室1aと機器室
1bが形成され、バージ1の側部の下側には、空
気供給室1aをバージ1の外部に連通させる注水
口を開閉するための注水バルブ2が、また、バー
ジ1の上部には空気供給室1aをバージ1の外部
に連通させる排気口を開閉するためのエア抜きバ
ルブ3が各々設けられている。すなわち、このバ
ージ1は注水バルブ2とエア抜きバルブ3を開け
て注水バルブ2から空気供給室1aに注水する
か、あるいは、エア抜きバルブ3から空気供給室
1aに空気を入れることにより、潜水および浮上
自在になつている。上記バージ1の底部の両側に
は、各々、係留索,係留チエン等の係留部材4の
一端が取り付けられ、これら係留部材4の他端
は、バージ1の下の海底5にバージ1の幅よりも
大きな間隔をあけて設置された基体6に取り付け
られている。なお、係留部材4の長さは、バージ
1を浮上させるために充分な値に設定されてい
る。そして、上記バージ1の上には、太陽光を受
けて電力を発生する複数のソーラセル7が設けら
れている。なお、上記ソーラセル7の出力線7a
は第5図に示すように途中で分岐されて、その隠
極がバージ1の金属部分と係留部材4に、また、
陽極が海中に沈められた陽極棒8に各々接続され
るとともに、出力線7aは機器室1bに設けられ
たバツテリー9にも接続されている。すなわち、
ソーラセル7で得られた電力は、そのまま利用さ
れるか、もしくは、バツテリー9に一旦蓄えられ
てから利用されるようになつており、またその一
部は、バージ1の金属部分と係留部材4および、
陽極棒8に供給され、これによりバージ1の金属
部分と係留部材4には常時電気防食が施されるよ
うになつている。
次に上記のように構成された本実施例の作用に
ついて説明する。
本実施例の装置は、平常時、すなわち、海が穏
やかな場合には、第1図に示すようにバージ1を
海面Wに浮かべてソーラセル7に太陽光線を当て
て使用する。ソーラセル7は太陽光線を受けてそ
のエネルギを電気エネルギに変換し、電流を発生
させる。この電流は、直接、出力線7aから取り
出されて各種用途に利用されるか、あるいは、バ
ツテリー9に一旦蓄えて利用される。
一方、台風や低気圧の通過時等のように波が荒
くなりそうな場合には、注水バルブ2とエア抜き
バルブ3を開けてバツテリー9などを収納した機
器室1bとは孤立した空気供給室1aに注水し、
バージ1を潜水させ、第3図に示すように海底5
に沈設する。このようにバージ1を海底5に沈設
しておくと、波が荒くなつた場合、あるいは海上
で暴風が吹き荒れる場合であつても、バージ1と
ソーラセル7にはほとんど負荷がかからないの
で、常時浮上している従来構造より係留部材4を
簡略化でき、強度設計にも余裕が生まぜ、係留部
材4を低コスト化できる。さらに、バージ1自体
の構造および、バージ1に対するソーラセル7の
取付構造も同様な理由により簡略化でき、コスト
の低減化をなしうる。
また、バージ1を備える場所が北極海等の氷海
である場合には、海面に氷が張つている期間はバ
ージ1を海底5に沈設させて、氷圧を回避するこ
とができる。
なお、水深が深く、潜水作業により注水バルブ
2,エア抜きバルブ3の操作が困難な場合には、
バルブを電磁バルブとし、作業船11より遠隔操
作をを行うこともできる。
ところで、台風や低気圧の通過後、あるいは、
海面の氷が融解した後には、第4図に示すよう
に、空気圧送ポンプ10を備えた作業船11をバ
ージ1の上に接近させ、空気圧送ポンプ10をパ
イプ12によつてエア抜きバルブ3に接続し、エ
ア抜きバルブ3と注水バルブ2とを開けた後に、
空気圧送ポンプ10により空気供給室1aに空気
を送つてバージ1を浮上させる。バージ1が浮上
したならば注水バルブ2とエア抜きバルブ3とを
閉じる。この状態でソーラセル7は太陽光線を受
けて前述したように発電を行う。
再浮上時の作業を容易にするために、沈設時に
第6図に示す用に、あらかじめパイプ12をエア
抜きバルブ3に接続しておき、パイプ12の上端
はブイ13にて海上に出しておく事もできる。
なお、ソーラセル7が発生させた電流の一部
は、陽極棒8とバージ1の金属部分と係留部材4
とを流れるために、バージ1の金属部分と係留部
材4の電気防食をなしえ、バージ1と係留部材4
における錆の発生を防止してこれらの耐久性を高
める効果を奏する。
〔考案の効果〕
以上説明したよに本考案によれば、台風の通過
時等のように、バージに波浪荷重や風力負荷が加
わりそうな場合、あるいは、洋上の氷による氷圧
が加わりそうな場合に係留部材が破損する前に事
前にバージを潜水させて上記の波浪荷重や風力負
荷および、氷圧を回避できるために、安全性が高
い。また、この潜水時には波浪荷重や風力負荷が
加わらないようになるために、バージの係留部材
とバージの強度設計に余裕を生じるとともに、こ
れらの構造の簡略化が可能になり、製造コストを
低減できる効果を奏する。さらに、ソーラセルが
発生させた電流の一部は陽極棒とバージの金属部
分と係留部材とを流れるために、バージの金属部
分と係留部材の電気防食をなしえ、バージと係留
部材における錆の発生を防止しえてこれらの耐久
性を高める効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図
は浮上したバージを示す側面図、第2図は潜水中
のバージを示す側面図、第3図は海底に沈設中の
バージを示す側面図、第4図は浮上中のバージを
示す側面図、第5図はソーラセルの出力線回路の
略図、第6図はバージの潜水中にブイを用いてパ
イプの上端を海上に出した状態を示す側面図。 1……バージ、1a……空気供給室、1b……
機器室、4……係留部材、6……基体、7……ソ
ーラセル、7a……出力線、8……陽極棒、9…
…バツテリー、12……パイプ、13……ブイ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 空気供給室1aを有して潜水および浮上自在
    にされたバージ1と、このバージ1に備えられ
    たソーラセル7と、上記バージ1を海底の基体
    6に上下動自在に、かつ、浮上自在に連結した
    係留部材4とを備え、前記ソーラセル7の出力
    線の陰極はバージ1の金属部分および係留部材
    4に、陽極は陽極棒8を経て海中に沈めたこと
    を特徴とする潜水浮上型太陽光発電装置。 (2) バージ1内にはソーラセル7の電力を貯蔵す
    るバツテリ9および所要機器を収納した機器室
    1bを設けたことを特徴とする実用新案登録請
    求の範囲第1項記載の潜水浮上型太陽光発電装
    置。 (3) バージ1への空気供給用パイプ12の上端は
    ブイ13にて常に海上へ浮上させておくことを
    特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載
    の潜水浮上型太陽光発電装置。
JP1985127071U 1985-08-20 1985-08-20 Expired JPH0323434Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985127071U JPH0323434Y2 (ja) 1985-08-20 1985-08-20

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985127071U JPH0323434Y2 (ja) 1985-08-20 1985-08-20

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6236898U JPS6236898U (ja) 1987-03-04
JPH0323434Y2 true JPH0323434Y2 (ja) 1991-05-22

Family

ID=31021472

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985127071U Expired JPH0323434Y2 (ja) 1985-08-20 1985-08-20

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0323434Y2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101056856B1 (ko) 2008-10-16 2011-08-12 도키오 오카와 과열 수증기 생성장치, 발전선 및 접속 로봇
JP5684742B2 (ja) * 2012-01-11 2015-03-18 三井造船株式会社 浮体の保護用自沈装置
JP7241442B2 (ja) * 2021-07-09 2023-03-17 浩 小林 カーボンフリーエネルギ供給システム及びカーボンフリーエネルギ供給方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5741116U (ja) * 1980-08-22 1982-03-05

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5741116U (ja) * 1980-08-22 1982-03-05

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6236898U (ja) 1987-03-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN103523183B (zh) 可移动半潜浮式多功能海上能源供应平台
US8475084B2 (en) Tidal flow power generation
CN102677694B (zh) 一种海上风电潜式基础结构及其整机安装施工方法
JP2010025100A (ja) 水流発電システム
US11274648B2 (en) Pumped storage system with waterfall control subsystem
EP2251254A1 (en) Installation vessel for offshore wind turbines
KR101950805B1 (ko) 부유식 해상시설물
US4293240A (en) Method for installing an electric power plant
EP2518310B1 (en) Electrical interconnection system between at least one electricity generator and one electricity transfer system, in a marine environment
JPH0323434Y2 (ja)
CN105480399A (zh) 一种海浪发电无人潜艇
JPH07259064A (ja) 海流発電潜水船
CN116788448A (zh) 一种主动避灾浮沉式海上风电一体化结构及安装方法
EP4122096B1 (en) A floating solar power plant
CN111648405A (zh) 一种适用于悬浮隧道的潮汐式浮筒结构
CN110001878A (zh) 一种张力腿式海上风力发电系统
CN110466694A (zh) 可潜式海上储能装置及输电方法
CN113232789A (zh) 一种可漂浮拖航的坐底式发电装置
KR102429989B1 (ko) 앵커부재를 구비한 수중 에너지 저장구조물 및 그 시공방법
CN216121752U (zh) 一种海洋上空架线装置
CN219215320U (zh) 一种浮潜式漂浮海上平台及海上光伏发电系统
KR102019894B1 (ko) 모듈러 양수발전 시스템
US20230391430A1 (en) Pontoon for transporting and placing a marine wind turbine on the seabed
JPS6274793A (ja) 潜水式重金属回収装置
KR20240015536A (ko) 최하위 수위 고정 부유식 발전모듈 및 그 시공 방법