JPH03233324A - 電子式定量止水栓 - Google Patents

電子式定量止水栓

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Publication number
JPH03233324A
JPH03233324A JP2871990A JP2871990A JPH03233324A JP H03233324 A JPH03233324 A JP H03233324A JP 2871990 A JP2871990 A JP 2871990A JP 2871990 A JP2871990 A JP 2871990A JP H03233324 A JPH03233324 A JP H03233324A
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JP
Japan
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cam
water
stop valve
motor
handle
Prior art date
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Pending
Application number
JP2871990A
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English (en)
Inventor
Kingo Kamiya
神谷 欣吾
Hikari Kikuta
光 菊田
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Aisan Industry Co Ltd
Original Assignee
Aisan Industry Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP2871990A priority Critical patent/JPH03233324A/ja
Publication of JPH03233324A publication Critical patent/JPH03233324A/ja
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  • Self-Closing Valves And Venting Or Aerating Valves (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電子式定量止水栓に関する。
〔従来技術〕
止水栓を開いて給水を開始したあと、設定された給水量
に達すると自動的に給水を止める定量止水栓が実開昭5
8−19176号公報で周知である。 この定量止水栓
は流路中に設けられた止水弁部と、流路を通過する水で
回転駆動される羽根車と、羽根車の回転を減速してカム
に伝達する歯車と、カムに応動して前記止水弁部を開閉
する制御杆とを具備し、羽根車の回転で止水弁部を閉し
るものであった。
ところが、この定量止水栓はいわゆる機械式で、多数の
減速歯車を有し、羽根車には歯車を回転させるための機
械的な負荷がかかる。 そのため、樹脂製の歯車の吸水
による寸法変化や、温度による寸法変化による作動不良
を発生するという欠点とか、歯車への水あか等の付着に
よる信頼性の劣化とか、羽根車への負荷による計量精度
の再現性の悪さなどの欠点があった。
そこで、本願出願人はこのような欠点を解消できる電子
式定量止水栓を先に提案した。 この電子式定量止水栓
は、止水弁部を開閉制御するカムをトーションスプリン
グの力に抗して最初手動でハンドルを操作して止水弁部
を開き、開いた状態でカムをロック機構でロックして給
水する。 タービン(羽根車)の回転は電気的に計数積
算して給水量を計測し、給水量が予め設定された量に達
したらモータに通電して、このモータでカムのロックを
解除してカムを自動的に復旧させ止水弁部を閉じる定量
給水機能をもつものである。 そして、タービンの回転
を計数して設定値に達したらモータに通電する電子制御
部を有し、この電子制御部への給電を制御するスイッチ
を前記カムでON・OFF操作するようになっていた。
 カムとタービンとが配置される流路と隔絶してモータ
を収納するケースを前記カムを取付けたカムシャフトが
貫通し、このカムシャフトとケースとの間にOリングを
゛設けて流路の水がケースのモータ収納部に入らないよ
うにしていた。 モして0リングのシール機能を高める
ため、2本のOリングをケスに設けた一つの溝内に配設
していた。 ハンドルを操作してカムを回して止水弁部
を開くと、スイッチがONとなって電子制御部に給電す
る。
そして所定の給水量になると電子制御部からモ夕に通電
してモータを回転させ、モータの出力軸に固着されてい
るモータカムを回転させ、ロック機構のレバーを押して
ロックを解除する。 ロックが解除されるとカムはトー
ションスプリングの力で復旧し、止水弁部を閉じる。 
同時にスイッチはOFFとなり、電子制御部への給電が
断たれ、モータも停止する。
〔発明が解決しようとする課題] 上記電子式定量止水栓では、カムシャフトとケースとの
間に設けた2本のOリングがカムシャフトの軸線方向に
わずかに離れて隣り合って配設されていた。 そしてこ
れら2本のOリングは、ケスに設けた一つの溝内に配設
されていた。
カムシャフトは往復回転運動の他にスラスト方向にも進
退移動するため、それぞれのOリングがねじれたり、カ
ムシャフトの円周方向に対して斜めになって伸びたりし
て、大きく変形し、シール性が損なわれて水漏れが生じ
ることがあり、モータの電気絶縁性が維持されないとい
う問題点があった。
本発明は、上記に鑑み、このような問題点を解消できる
電子式定量止水栓を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するためk,本発明の電子式定量止水栓
は、止水弁部(9)と、この止水弁部(9)を通過する
水で回転駆動されるタービン(19)と、タービン(1
9)の回転を検出して電気信号に変換するセンサ(50
)と、前記止水弁部(9)を開閉するカム(17)と、
このカム(17)のカムシャフト(18)に連動してカ
ム(17)を操作するためのハンドル(5)と、止水弁
部(9)を開く方向にカム(17)を付勢するトーショ
ンスプリング(24)と、止水弁部(9)が開いた状態
でカム(17)をロックするロック機構(38)と、ロ
ック機構(38)のロックを解除するモータ(43)と
、前記センサ(50)の電気信号を計数して設定流量に
達するとモータ(43)に通電する電子制御部(58)
と、前記カムシャフト(18)に連動してON・OFF
され前記止水弁部(9)が開弁状態のときにONとなっ
て前記センサ(50)と電子制御部(58)とに給電す
るスイッチ(26)と、前記カム(17)とタービン(
19)とが配置される波路(22)と、前記モータ(4
3)を流路(22)と隔絶して収納すると共に前記カム
シャフト(18)が貫通するケース(14)と、カムシ
ャフト(18)とケース(14)との間に設けたシール
部材(31)とを具備し、シール部材(31)は、カム
シャフト(18)に嵌合する二つのOリング様のリング
部分(31a、 316.31g。
31j、31m) (31b、 31e、 31h、 
31k, 31n)と、これら両リング部分を連結する
円筒状部分(31c、 31f、 31i。
31ffi、 31p)とで形成されていることを特徴
とする。
〔作用〕
トーションスプリング(24)に抗し、ハンドル(5)
でカム(17)を操作して止水弁部(9)を開くと、給
水が開始されてタービン(19)が回転する。 同時に
カム(17)はロック機構(38)により、止水弁部が
開いた状態でロックされるためハンドル(5)から手を
離しても給水が継続される。 又、同時にカム(17)
がスイッチ(26)をONL、センサ(50)と電子制
御部(58)に給電する。 タービンの回転はセンサ(
50)で検出されて電気信号に変換され、電気制御部(
58)で計数され、設定流量に達すると電子制御部から
モータ(43)に通電される。 モータ(43)が回転
すると、ロック機構(38)のロックを解除するので、
カム(17)がトーションスプリング(24)のトルク
で復旧し止水弁部(9)を閉し給水が止まる。 このと
きカム(17)の復旧で第1のスイッチ(26)がOF
 、Fとなり、センサ(50)と電子制御部(58)へ
の給電が断たれる。
ハンドル(5)によりカム(17)の操作時や、トーシ
ョンスプリング(24)によるカム(17)の復旧時に
は、カムシャフト(18)が往復回転運動をしたり、カ
ムシャフトの軸線方向にわずかの進退移動をしたりする
ため、シール部材(31)のリング部分をねじったり、
伸ばしたり、異常に変形させようとする力が作用するも
の私二つのリング部分を連結する円筒状部分が変形を阻
止する。
〔実施例〕
図面の実施例は水と湯を混合する混合栓に本発明の電子
式定量止水栓を組み込んだもので、第8図の正面図にお
いて、1は本体、2はしや口、3はカートリッジで4本
のスクリュ4で本体1に取り付けられている。  5は
ハンドルで、その前面に閉弁位置を示す「止」と、開弁
位置を示す「定量給水」及び「連続給水」の文字が印刷
されている。  6は本体1の前面に設けた指標で、図
の状態ではハンドル5の「止」が指標6の位置にあって
閉弁状態にある。  「定置給水」を指標6に合わせる
ようにハンドル5を左に90度回転操作すると、開弁状
態となって給水が開始され、後述するように設定量だけ
流れると自動的に閉弁する。
ハンドル5を図示の「止」の位置から右方に回転操作し
て「連続給水」にすると、開弁状態となって給水される
が、この場合は自動的には閉弁されなくて、手動でハン
ドル5を「止」の位置に戻すまで連続して給水されるよ
うになっている。 7と8はそれぞれ湯側と水側の配管
、7aと8aはそれぞれ湯側と水側のバルブレバーであ
る。
第1図において、9は止水弁部で、本体1内の流路10
に設けられている。  10aは湯と混合された水が流
路10に入る入口である。 止水弁部9はシャフト9a
とこのシャフト9aの上部に取付けられたバルブ9bと
、このバルブ9bを下方に付勢するスプリング9cとか
らなり、スプリング9Cは本体1に螺着されたキャップ
llとバルブ9bとの間に装着されている。 12はキ
ャップ11に嵌めたOリングである。 図の状態はシャ
フト9aが下限位置にあって、バルブ9bが本体1の弁
座1aにスプリング9cと水圧とで圧接されて閉弁状態
にある。 バルブ9bはその外周にOリングを備えてい
て弁座1aと水密に接圧する構造となっている。 後述
するようにシャフト9aがカムにより押し上げられると
、スプリング9Cと水圧に抗してバルブ9bを押し上げ
て止水弁部9を開弁する。 弁座1aは図示のようにテ
ーパを有する円錐面となっており、開弁時はバルブ9と
の間に環状断面の開口部を形成する。 そのため、流量
はバルブ9bのストローク、即ちシャツ)9aの上方へ
の移動量に対応して連続的に増大するように構成されて
いる。
13はポデーで、ケース14及びカバー15と共にカー
トリッジ3を構成する。 カートリッジを構戒するこれ
等の部品は、ポリアセタール樹脂やABS樹脂のような
耐水性の良い樹脂で底型される。
ボデー13は2本のスクリュ16でケース14に固定さ
れる(第2図、第3図、第6図)。 17は前記止水弁
部9を開閉するカムでボデー13とケース14とに回転
可能に軸承されたステンレス材のカムシャツ1−18に
圧入嵌着されている。 19はタービン(羽根車)で、
ボデー13とケース14とに回転可能に軸承されたステ
ンレス材のタービンシャフト20に装着されている。 
21はタービン19に固着したマグネットでN/S2極
に着磁され、タービン19が回転すると回転磁界を生し
る。 22は止水弁部9を通過した流体がカートリッジ
3内を流れる流路で、ボデー13とケース■4との間に
形成され、この流路にはカム17とタービン19のみが
さらされている。 カムシャフト18の右端はボデー1
3の軸受孔を貫通して右方に突出しており、この右端に
はクラッチ機構23を介してトーションスプリング24
の一端が連結され、トーションスプリング24の他端は
ボデー13から突出するピン13aにかけられている。
  13bはボデー13に一体的に形成された軸受部で
、前記シャツ)9aを上下方向摺動可能に軸承すると共
k,ボデー13とケース14との間隔を保持して流路2
2を確保する。 カムシャフト18の左端はケース14
の軸受部を貫通して左方に突出し、この左端にスイッチ
作動カム25が圧入嵌着されている。  このスイッチ
作動カム25のカム面には第1のマイクロスイッチ26
のアクチュエータが係合している(第5図)。 マイク
ロスイッチ26は前記ケース14に3本のスクリュ27
で取り付けられたプレート28の一面に(第4図に示す
)ボルト29とナツト30とにより取り付けられている
。 31はケース14とカムシャフト18との間の水密
を保つシール部材で、グリースが塗布され、ケース14
の溝から外れないようにプレート32が蓋をしている。
 シール部材3Iは、第14図及び第15図(a)(b
)に示すようk,二つのOリング様のリング部分31a
、 31bと、これら両リング部分31aと31bとを
連結する薄い厚みの円筒状部分31cからなる弾性部材
で、ケス14に形成した溝14a内に配設され、リング
部分31aと31bとが周知のOリングの場合と同様に
その内周がカムシャフト18の外周k,その外周が溝1
4aの周面に弾性的に圧接され、前記流路22の水がカ
ムシャフト18にそって右から左へ漏れないようにシー
ルしている。 スイッチ作動カム25にはギヤ25aが
一体的に形成されていて、このギヤ25aはハンドルシ
ャフト33に圧入嵌着されたギヤ34とギヤ比1:1で
噛み合う。 ハンドルシャフト33はケース14とカバ
ー15とに回転可能に軸承され、左端はカバー15の軸
受部を貫通して突出し、この左端にハンドル5がスクリ
ュ35により固着されている。 ハンドル5はその一部
がピン状に突出した突出部5aを有し、これがカバーI
5の溝15aに係合して「止」の位置から左右各90度
の範囲だけ回転可能となっている。、36はスクリュ3
5をかくすためにハンドル5の中央部に嵌めたハンドル
カバである。 37はケース14とカバー15との間に
挿入されたOリングである。 ハンドルシャフト33に
は、ハンドル5とカム25の回転をロックするロック機
構38を構成するハンドルカム39が圧入嵌着されてい
る。  このハンドルカム39と前記ギヤ34とは、ハ
ンドルシャフト33に刻設されたローレット部分に強固
に圧入嵌着されている。
ロック機構38は第4図に示すようk,ハンドルシャフ
ト33に嵌着されたハンドルカム39と、前記プレート
28に立てたピン40の周りに揺動可能のアーム41と
、このアーム41の一端41aをハンドルカム39の外
周カム面に押し付けるように付勢するスプリング42と
から構成されている。 ハンドルカム39はその外周カ
ム面にノツチ39a、 39b、 39c及び39dを
有する。 ノツチ39aはハンドル5を第8図の「止」
の位置から左方に90度回転させて「定量給水」の位置
にすると、アーム41の一端41aがノツチ39aに係
合してロック機構38をロックするように構成されてい
る。 又、ノツチ39b、 39C及び39dは、ハン
ドル5を第8図で「止」の位置から右方「連続給水」の
側にそれぞれ30度、60度及び90度回転させると、
アーム41の−@41aがそれぞれノツチ39b、 3
9c又は39dに係合してロック機構38をロックする
ように構成されている。
アーム41の他端41bは(第6図に示されている)モ
ータ43の出力軸43aに取り付けられたモータカム4
4に係合する。 モータ43は流路22と隔絶してケー
ス14に収納されている。 45はモータ43を取り付
けるためのモータプレートで、2本のスクリュ46で前
記ケース14に固定される(第4図、第5図)、 モー
タ43は減速比1/160のギャードモタである。 4
7は第2のマイクロスイッチで、ボルト47cと図示さ
れていないナツトとでモータプレート45に取り付けら
れていて、そのアクチュエータ47aの可動端はモータ
カム44のカム面に係合している。 なお49はモータ
43の出力軸43aに嵌めたモータカム44が外れない
ように出力軸43aに取り付けたリングである。 第2
のマイクロスイッチ47は、そのアクチュエータ47a
がモータカム44の頂部から谷部へ落ち込んだ第4図の
状態のときOFFになるように定められている。 そし
て、モータカム44はこの第4図に示す位置を基準k,
反時計方向に0〜180度の回転範囲では第2のマイク
ロスイッチ47をONせず、かつアーム41の他端41
bに接しない。  180度〜270度の回転範囲では
第2のマイクロスイッチ47がONになるが、アーム4
1の他端41bを押さない。 そして270度〜360
度の回転範囲ではマイクロスイッチ47を継続してON
とし、かつアーム41の他端41bを押し、スプリング
42に抗してアーム41の一端41aをハンドルカム3
9のノツチ(例えば39a)から外すようk,カム面か
はイアルキメデス螺線に形成しである (第4図)。
前記スイッチ作動カム25は、ハンドル5を左方(反時
計方向)に90度回動させて「定量給水」の位置にする
と、第5図の位置から時計方向に90度回動して第1の
マイクロスイッチ26をONとするようk,又ハンドル
5が「止」の位置にある場合と、「止」の位置から時計
方向「連続給水」の位置に回動させたときには、マイク
ロスイッチ26がOFFのま覧であるようにカム形状が
定められている(第5図)。
第1図に戻って、48はハンドルシャフト33とカバー
15との間に挿入されプレート49で蓋をされたOリン
グである。 50はマグネット21に近接配置されたセ
ンサで、マグネット21の回転磁界を検出して電気信号
に変換するホール素子等の磁電変換素子を用いている。
 このセンサ50はプリント配線基板51に実装され、
プリント配線基板51は2本のスクリュ52でケース1
4に取り付けられている。
プリント配線基板51と、前記第1及び第2のマイクロ
スイッチ26.47と、モータ43からの電線はまとめ
てワイヤハーネス53としてケース14の孔14aを通
り (第5図)、本体lからケーブル54として外部へ
引き出され、図示されていない電子制御部と電源へ接続
される。 なお第1図で55はケーブル54の引き出し
部から本体1へ水が入らないようにするために設けた防
水用のパツキンである。
ポデー13.ケース14及びカバー15は、カム17゜
カムシャフト1日、タービン19.タービンシャフト2
0、マグネット21.クラッチ機構23.トーションス
プリング24.スイッチ作動カム25.ギヤ25a。
第1のマイクロスイッチ26.ハンドルシャフト33゜
ギヤ34.ロック機構38.モータ43.モータカム4
4゜第2のマイクロスイッチ47.センサ50及びプリ
ント配線基板51等を収納したカートリッジ3を構威し
、Oリング56を挟んで本体1へ4本のスクリュ4で着
脱可能に取り付けられ、そのあとで、ハンドル5がスク
リュ35でハンドルシャフト33に取り付けられ、ハン
ドルカバー36で蓋をする。 止水弁部9を構成するシ
ャフト9a、バルブ9h及びスプリング9cはそのあと
で組み付けてキャップ11を本体1に螺着する。
クラッチ機構23は、第9図(a) (b) (C)、
第10図(a) (b)及び第11図(a) (b)に
示すようk,カムシャフト18のローレット部に圧入嵌
着されたスプリングガイド23aと、このスプリングガ
イド23aの扇形部23bの外周に回動可能に嵌合(遊
合)するスプリングレバー23dとからなる。  23
cはスプリングガイド23aに扇形部23bと一体に形
成されたドラム部、23fはスプリングレバー23dの
中央部に設けた扇形の切欠である。 スプリングガイド
23aの扇形部23bの扇形円周角は180度、スプリ
ングレバ23dの切欠23fの扇形の円周角は270度
に形成されていて、切欠23fの内側に扇形部23bが
嵌合し、両者の円周角の差の90度分だけ相対的に回動
可能である (第9図中)参照)。  トーションスプ
リング24は螺線状に巻かれてスプリングガイド23a
のドラム部23cの外周にゆるく嵌められ、その一端2
4aはスプリングレバー23dの孔23eを貫通させ、
孔23eから抜けないように折曲げ部24bを形威しで
ある。  トーションスプリング24の他端24cは第
1図のピン13aにかけられている。
ハンドル5が「止」の位置では、スプリングガイド23
aとスプリングレバー23dとは第9図に示す相互関係
にある。 ハンドル5を反時計方向に90度回動させて
「定量給水」の位置にすると、スプリングガイド23a
の扇形部23bが第9図(b)の状態からスプリングレ
バー23dを伴って時計方向に90度回動し、トーショ
ンスプリング24が第9図(C)で反時計方向に巻き込
まれる。 Aンドル5を「止」の位置から逆に時計方向
である連続通水側に90度回動させるときは、第9図(
b)で、スプリングガイド23aの扇形部23bが反時
計方向に90度回動するが、このときは扇形の切欠23
fと扇形部23bとの円周角の差がクラッチ機構23の
遊びとして働くため、スプリングレバー23dは回動せ
ず、トシゴンスプリング24は巻き込まれない。 なお
、スプリングガイド23aのスプリングレバー23dと
の摺動面、特に扇形部23bの外周は、スプリングレバ
ー23dの切欠23fとの摩擦を少なくして滑りを良く
するようにグリースを塗布して組み立てである。
止水弁部9を開閉するカム17は第2図に示すようには
マハート形をしていて、そのカム面にシャツ)9aの下
端が圧接されている。  このカム17はハンドル5を
回動させると、ハンドル5に連動して逆方向にハンドル
5と同じ角度回動する。 このカム17はハンドル5を
「定量給水」位置にしたときに止水弁部9を全開とし、
「連続給水」方向に回動したときは30度の回動で小量
、60度の回動で中量、90度の回動で全開量の給水を
行なうノ\ルブ開度になるようにカム面の形状が定めで
ある。
第12図は電気回路で、符号57で示す一点鎖線で囲ん
だ部分、即ちマイクロスイッチ26.47、モータ43
及びセンサ50は前記カートリッジ3に収納されて本体
1に取り付けられている。 58は電子制御部(ECU
)、59は水量設定器、60は電源で図示のように接続
され、電子制御部58はセンサ50からの電気信号を計
数して給水量を算出し、給水量Bが水量設定器59の設
定値Aに達するとモータ43に通電し得るように構成さ
れている。
次に上述の実施例の定量給水動作を第13図のフローチ
ャートに基づいて説明する。
ハンドル5が第8図に示す「止」の位置にあるときは、
カム17が第2図に示す位置にあって、バルブ9bは下
限位置で閉じている。 ハンドル5を反時計方向に90
度回して「定量給水」の位置にするとカム17がシャフ
ト9aを押し上げてバルブ9bを開き、同時に第5図の
スイッチ作動カム25が第1のマイクロスイッチ26を
ONにするので、センサ50と電子制御部58とが給電
されて作動を開始する。
又、クラッチ機構23のスプリングレバー23dがトー
ションスプリング24を巻き込む。  このとき、ハン
ドルカム39は第4図の位置から反時計方向に90度回
動し、ノツチ39aにアーム41の一端41aが落ち込
んで係合するため、ロック機構38がハンドル5とカム
25をロックする。 従ってトーションスプリング24
がカム17とハンドル5とを戻す方向に付勢しているけ
れども、ロックされたま\である。 タービン19が給
水に応じて回転し、その回転がセンサ21で電気信号に
変換され、電子制御部58で計数され、積算値すなわち
給水量Bが水量設定器59の設定値Aに達すると電子制
御部58からモータ43に通電されてモータ43が始動
する。 モータ43はモータカム44を第4図で反時計
方向に回動し、第2のマイクロスイッチ47をONとし
、次にロック機構38のアーム41の他端41bをスプ
リング42に抗して押し、一端41aをハンドルカム3
9のノツチ39aから離間させて、ロックを解除する。
更に回動するとモータカム44のカム面がアーム41の
他端41bから外れ、最後に第2のマイクロスイッチ4
7がOFFとなると共にアーム41との係合が外れたま
覧の状態となる。 この過程の途中、口ツク機構38の
ロックが解除されたときk,トーションスプリング24
により、カム17とハンドル5とが復旧し、ハンドル5
が「止」の位置に戻るため、止水弁部9が閉じ、給水は
止まる。 同時に第1のマイクロスイッチ26がOFF
となっているが、第2のマイクロスイッチ47がモータ
カム44の作動でOFFになるまでの間は継続してセン
サ50と電子制御部58への給電が行なわれる。 そし
てモータカム44が第4図の位置まで回動したところで
第2のマイクロスイッチ47がOFFとなって、センサ
50と電子制御部58への給電が止まり、モータ43が
停止する。 こうして定量給水動作が終了してすべての
状態が復旧する。
次に連続給水動作について説明する。
ハンドル5を「止」の位置から右方に回動させると、回
動させる角度に応した分だけカム17が止水弁部9のシ
ャツ)9aを押し上げ、バルブ9bを弁座1aから離す
ので1、そのときの開口面積に応して給水が行なわれる
。 ハンドル5の回転角が30度のときは小量、60度
では中量、90度では全開量になるようにカム17のカ
ム面の形状が定めである。
ハンドル5を「止」の位置から、このように30度、6
0度又は90度回動すると、ロック機構38のアーム4
1の一端41aがハンドルカム39のノツチ39b、 
39C又は39dにそれぞれ係合してハンドル操作に対
してクリック感覚を与えると共にハンドル5とカム17
をロックする。 従って、ハンドル5から手を離すと、
その位置でハンドルはロックされて給水が継続される。
 このときは連続給水動作であって、ハンドル5を回動
するときにクラッチ機構23のスプリングガイド23a
は第9図(ロ)で反時計方向へ回動するが、スプリング
レバー23dは回動しないためトーションスプリング2
4は巻き込まれない。
またハンドル5を回動させてスイッチ作動カム25が第
5図で反時計方向に回動されるが、第1のマイクロスイ
ッチ26は作動せずOFFのま\でと、って、センサ5
0と電子制御部58には給電されないま\である。 連
続給水を止めるには、ハンドル5を「止」の位置に手動
で操作して戻す。 ハンドルカム39のノツチ39b、
 39c又は39dにアーム41の一端41aが係合し
てロック状態にあっても、各ノツチの形状が丸みがある
ため、手動でハンドル5を操作して戻すことができる。
 ハンドル5を「止」の位置に戻すとカム17も第2図
の状態に復旧しシャツHaが下限位置に降下し、止水弁
部9が閉し、給水が止まる。 このようにして、電子制
御部とは無関係に連続給水が終了する。
第16図(a) (b)に示すシール部材31は、上記
第15図(a) (b)に示すシール部材31といくら
か異なり、弾性部材からなる二つのリング部分31d、
 31eを金属の円筒状部分31fで連結した構造にな
っており、具体的には金属の円筒状部分31fk,ゴム
のリング部分31dと31eを焼付成形している。
第17図(a) (b)に示すシール部材31は、ゴム
のリング部分31gと31hを金属の円筒状部分31i
で連結すると共k,二つのリング部分31gと31hの
間をゴム311゛によっても連結している。
第18図(a)(b)に示すシール部材3工は、ゴムの
リング部分31jと31にとの形状、特にその断面形状
が他の例のように円形でなく三角形になっている点が異
なる。 31fは両リング部分31jと31kを連結す
る金属の円筒状部分である。
第19図(a)に示すシール部材31は、ゴムのリング
部分311mと31nのうちの一方31nが金属の円筒
状部分31pの一端を覆うかたちになっている。
なお、上記第16図乃至第19図で示すシール部材は、
両リング部分を金属の円筒状部分で連結したが、金属に
限ることなく、両リング部分のゴムより堅い材料であれ
ば他のものでも良い。
〔発明の効果〕
本発明の電子式定量止水栓は上記のように構成されてい
るので、従来の機械式の定量止水栓のような、歯車に起
因する信頼性や計量精度の悪さがない。 又、シール部
材(31〉のねじれ、切れ、欠は等がなくなり、水密シ
ールの信頼性が向上し、電子式定量止水栓の実用化に寄
与する。 さらに又、シール部材(31)の円筒状部分
を堅い材料で形成したものでは、シール部材の寸法安定
性がよく、生産性が向上する利点がある。
【図面の簡単な説明】 図面は本発明の実施例で、第1図は縦断面図、第2図、
第4図、第5図及び第6図はそれぞれ第1図の2−2断
面図、4−4断面図、5−5断面図及び6−6断面図、
第3図は第1のカートリッジ3を右方からみた側面図、
第7図は第6図の7−7断面図、第8図は正面図、第9
図(a) (b) (C)はクラッチ機構を示す図面で
それぞれ縦断面図、同図(a)のb−b断面図及び右側
面図、第10図(a)(b)はスプリングガイドの縦断
面図と左側面図、第11図(a)い)はスプリングレバ
ーの縦断面図と左側面図、第12図は電気回路図、第1
3図はフローチャート、第14図はカムシャフトのシー
ル部分の縦断面拡大図、第15図(a)(b)はシール
部材の縦断面図と右側面図で拡大した図、第16図(a
) (b)乃至第19図(a) (b)はそれぞれシー
ル部材の異なる実施例の縦断面図と右側面図と左側面図
の拡大図である。 5・・・ハンドル、9・・・止水弁部、17・カム、1
9・・・タービン、23・・・クラッチ機構、24・・
・トーションスプリング、25・スイッチ作動カム、2
6・・・スイッチ、31・・・シール部材、31a。 31j、  31k,  31m、  31n ・31
i、  311 、 31p  ・ ・ロック機構、4
3・・・ 58・・・電子制御部 31b、  31d、  31e、  31g、  3
1h。 ・・リング部分、31c、 31f。 ・円筒状部分、38・・・ モータ、50・・・センサ、

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、止水弁部(9)と、この止水弁部(9)を通過する
    水で回転駆動されるタービン(19)と、タービン(1
    9)の回転を検出して電気信号に変換するセンサ(50
    )と、前記止水弁部(9)を開閉するカム(17)と、
    このカム(17)のカムシャフト(18)に連動してカ
    ム(17)を操作するためのハンドル(5)と、止水弁
    部(9)を開く方向にカム(17)を付勢するトーショ
    ンスプリング(24)と、止水弁部(9)が開いた状態
    でカム(17)をロックするロック機構(38)と、ロ
    ック機構(38)のロックを解除するモータ(43)と
    、前記センサ(50)の電気信号を計数して設定流量に
    達するとモータ(43)に通電する電子制御部(58)
    と、前記カムシャフト(18)に連動してON・OFF
    され前記止水弁部(9)が開弁状態のときにONとなっ
    て前記センサ(50)と電子制御部(58)とに給電す
    るスイッチ(26)と、前記カム(17)とタービン(
    19)とが配置される流路(22)と、前記モータ(4
    3)を流路(22)と隔絶して収納すると共に前記カム
    シャフト(18)が貫通するケース(14)と、カムシ
    ャフト(18)とケース(14)との間に設けたシール
    部材(31)とを具備し、シール部材(31)は、カム
    シャフト(18)に嵌合する二つのOリング様のリング
    部分(31a,31d,31g,31j,31m)(3
    1b,31e,31h,31k,31n)と、これら両
    リング部分を連結する円筒状部分(31c,31f,3
    1i,31l,31p)とで形成されていることを特徴
    とする電子式定量止水栓。 2、円筒状部分(31f,31i,31l,31p)が
    リング部分(31d,31g,31j,31m)(31
    e、31h,31k,31n)を構成する弾性材料より
    堅い材料で構成されている請求項1記載の電子式定量止
    水栓。
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