JPH03233215A

JPH03233215A - 燃焼器の排気ガス整流装置

Info

Publication number: JPH03233215A
Application number: JP2028953A
Authority: JP
Inventors: Takahiro Nakamura; 隆広中村; Toshikazu Ishihara; 寿和石原; Masashi Yasuda; 昌司安田; Masato Osumi; 大隅　正人
Original assignee: Sanyo Electric Co Ltd
Current assignee: Sanyo Electric Co Ltd
Priority date: 1990-02-08
Filing date: 1990-02-08
Publication date: 1991-10-17

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（イ）産業上の利用分野本発明は燃焼器の排気ガス整流装置に関する。

（ロ）従来の技術第３図から第５図に基づいて従来技術を説明する。

燃焼器１と同軸上に円筒型の熱交換器２を有し、その熱
交換器２内に燃焼排気ガスと供給空気を流して両者の間
で熱交換を行い、供給空気を予熱する機構を有する円筒
軸対称型燃焼器では、排気ガスの余熱により燃焼用空気
を予熱することで燃焼器としての効率を向上させている
。

従って、十分に熱交換するためには空気予熱熱交換器２
内を排気ガスが流れる際にその流れが一部に偏ることな
く均一に流れることが望ましい。

しかし、従来型の燃焼器では例えば、第３図に示すよう
に空気予熱熱交換器２を通過した排気ガスを外部へ放出
する際には、円周上において通常１ケ所の排気ガス取り
出し口９から排気ガスを取り出す構造になっていた。よ
って、空気予熱熱交換器２内を排気ガスが通過するとき
には排気ガス取り出し口９に近い部分の流量が多く、排
気ガス取り出し口９から遠ざかるにつれて流量が減少す
るという現象があった。

（ハ）発明が解決しようとする課題上述したように、空気予熱熱交換器２内を排気ガスが流
れる際には、その流れが一部に偏ることなく均一に流れ
ることが望ましいが、排気ガスを燃焼器外に取り出す際
に排気ガス取り出し口９が周方向に対して１ケ所しかな
い場合は、燃焼器内での流れに偏りが生じてしまう。こ
の偏りを減らすために排気ガス取り出し流路ｌＯの容積
を増やすことによりバッファ容積とし、流速を落として
静圧を回復させる方法（第４図参照）や排気ガス取り出
し口９を周方向に対して複数個設けて周方向に対する流
れの偏りを防ぐ方法（第５図参照）があるが、装置が大
きくなったり、構造が複雑になってしまうという問題点
があった。

（ニ）課題を解決するための手段本発明では、燃焼排気ガスが空気予熱熱交換器を通って
、燃焼器の外部へ流出するまでの排気ガス流路内に排気
ガスの通過部の面積が周方向に対して漸次変化する開口
部を有する邪魔板を設置することを特徴とする。

変化する開口部の面積としては、排気ガスを取１）出す
排気ガス取り出し日の直近はふさぎ、排気ガス取り出し
口から遠ざかるにつれて徐々に大きくすることを特徴と
する。具体的には通過部を円孔としたものや、通過部を
帯状孔としたものかある。

（ホ）作　用本発明は一上記のように構成することにより、排気ガス
を燃焼器外に取り出す際にたとえ排気ガス取り出し口が
周方向に対して１ケ所しか無い場合でも、排気ガス流路
内に設けた邪魔板の開口部で流量が調整されて、空気予
熱熱交換器内を排気ガスが流れる際には均一流とするこ
とができる。

（へ）実施例第１図は、本発明の一実施例を図示したもので、燃焼器
ｌは燃焼室８の外側に空気予熱熱交換器２を有し、燃焼
室の中心上部に燃焼用の空気吹き出し口３と燃料吹き出
し口４を具備し、空気予熱熱交換器２につながる排気ガ
ス取り出し側流路６の内部に第２図に示すような邪魔板
７を設置する。

邪魔板７は例えば、排気ガス取り出し０９が周方向に対
して１ケ所しか無い場合は、排気ガス取り出し口９の直
下を除いて周方向に複数個の円孔１ｆｌ、１め・・・を
開けたものが用いられる。この円孔１０、ＩＯ・・・に
関しては、第２図（イ）に示す如く排気ガス取り出し口
９がら遠ざかるにつれて徐々に孔径を大きくすることで
流量の周方向に対するばらつきを押さえることができる
。

次にこの燃焼器における排気ガスの流れについて説明す
る空気と燃料ガスを混合し、燃焼室８内で燃焼させた後の
排気ガスは、空気予熱熱交換器２内に入る。そして空気
予熱熱交換器２を通過する際に供給空気と熱交換した後
、排気ガス取り出し側流路６に入る。排気ガス取り出し
側流路６は邪魔板７により２つの空間に分けられており
、流路６ａ内に入った排気ガスは、邪魔板７に設けられ
た円孔ＩＩ、ＩＣ・・・を通って流路６ｂに入る。その
後、流路６ｂ内を燃焼器外周部の周方向に１ケ所だけ設
けられた排気ガス取り出し口９に向がって流れ、排気ガ
ス取り出し口９がら外部に放出される。尚、円孔１，１
．１・・・のがわりに第２図（ロ）の如く邪魔板７に設
けた帯状孔１２の開口巾を排気ガス取り出し口から遠ざ
かるにつれて増加するようにしてもよい。

その作用としては、邪魔板７を挟んだ排気ガス取り出し
側流路６ｂでの流れを考えると、排気ガス取り出し口９
に近い部分では流速が大きくて、排気ガス取り出し口９
から遠ざかるにつれて流速は小さくなる。よって、排気
ガスの持つ全エネルギーとしてみた場合、排気ガス取り
出し口９に近い部分では動圧成分が大きく、静圧成分は
小さい。逆に、排気ガス取り出し口９から遠い部分では
動圧成分は小さく、静圧成分が大きくなる。

従って、邪魔板７を通って排気ガス取り出し側流路６ａ
から排気ガス取り出し側流路６ｂに流れる流量を考える
と、排気ガス取り出し側流路６ａおよび排気ガス取り出
し側流路６ｂ両者の静圧差に比例することより、排気ガ
ス取り出し側流路６ａ内での静圧が均一ならば、静圧差
が大きくなる排気ガス取り出し口９に近い部分では流量
が多く、静圧差の小さい排気ガス取り出し口９から遠い
部分では流量は小さくなる。

以上のことから、排気ガス取り出し口９近くの邪魔板７
の円孔を小さくして排気ガス取り出し側流路６ａでの流
速を上げて静圧成分を小さくし、逆に、排気ガス取り出
し口９から遠い部分の邪魔板７の円孔を大きくして排気
ガス取り出し側流路６ａでの流速を下げて静圧成分を大
きくすることにより、排気ガス取り出し側流路６ａと排
気ガス取り出し側流路６ｂ間の静圧差を均一にし、その
結果として周方向に対する流量を均等なものとすること
ができる。

（ト）発明の効果本発明は上記のように構成することにより、排気ガスを
燃焼器外に取り出す際に排気ガス取り出し口が周方向に
対して１ケ所しか無い場合でも、邪魔板の開口部で流量
が調整されて、空気予熱熱交換器内を流れる際には均一
な流れとすることができ、空気予熱熱交換器内での供給
空気との熱交換が有効に行われるため、燃焼器としての
効率を向上させることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す説明図、第２図（イ）
、（ロ）は邪魔板の異なる実施例を示す平面図、第３図
〜第５図は従来例の説明図である。１・・・燃焼器、２・・・空気予熱熱交換器、３・・・
空気吹き出し口、４・・・燃料吹き出し口、５・・空気
取り入れ口、６ａ、６ｂ・・・排気ガス取り出し側流路
、７・・邪魔板、８・・・燃焼室、９・・・排気ガス取
り出し口、１１・・・円孔、１２・・・帯状孔。

Claims

【特許請求の範囲】

１）燃焼排気ガスと供給空気との間で熱交換を行い、供
給空気を予熱する熱交換器を有し、予熱された空気を燃
焼室内に供給して燃料ガスと混合して燃焼せしめる燃焼
器において、前記燃焼室に接続された排気ガス経路内に
排気ガスの通過部の面積が周方向に対して排気ガス取り
出し口から遠ざかるにつれて増加する邪魔板を有するこ
とを特徴とする燃焼器の排気ガス整流装置。