JPH03230680A - カラー画像処理装置 - Google Patents

カラー画像処理装置

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JPH03230680A
JPH03230680A JP2025781A JP2578190A JPH03230680A JP H03230680 A JPH03230680 A JP H03230680A JP 2025781 A JP2025781 A JP 2025781A JP 2578190 A JP2578190 A JP 2578190A JP H03230680 A JPH03230680 A JP H03230680A
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JP
Japan
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color
density
marker
signal
image
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Pending
Application number
JP2025781A
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English (en)
Inventor
Koji Washio
宏司 鷲尾
Takashi Hasebe
孝 長谷部
Tetsuya Niitsuma
徹也 新妻
Kazuyoshi Tanaka
一義 田中
Seiichiro Hiratsuka
平塚 誠一郎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明はフルカラー複写装置などに適用して好適なカ
ラー画像処理装置に関し、特に、画像信号を濃度信号に
変換する変換系を簡略化したものである。
[発明の背景] 文字画、写真画像等のカラー画像を赤R1緑G、冑Bに
分けて光学的に読み取り、これをイエローY1マゼンタ
M1シアンC1黒になどの記録色に変換し、これに基づ
いて電子写真式カラー複写機等の出力装置を用いて記録
紙上に記録するようにしたカラー画像処理装置がある。
第33図はその一例を示す系統図である。
同図のカラー画像処理装置において、1は赤の原稿画像
を画像信号に変換するR−COD、2は緑の原稿画像を
画像信号に変換するG−CCD。
3は青の原稿画像を画像信号に変換するB−C,CDで
ある。
したがって、原稿の画情報(光学像)はダイクロイック
ミラー(図示しない)において、R,G。
Bに色分解されて、夫々対応するCCDI、2゜3上に
結像される。
4はR−CCDIで読み取られた赤の画像信号を8ビツ
トのディジタルデータに変換するA/D変換器、5はG
−CCD2で読み取られた緑の画@信号を8ビツトのデ
ィジタルデータに変換するA/D変換器、6はB−CC
D3で読み取られた冑の画像信号を8ビツトのディジタ
ルデータに変換するA/D変換器である。
このA/D変換処理が行われる際に、基準白色板の撮像
データに基づいてシェーディング補正も併せて行われる
7は赤、緑及び青の各ディジタル画像信号(8ビツトデ
イジタルデータ)を夫々6ビツトのディジタルデータに
変換する標準濃度変換部である。
これより出力されたディジタル画像信号はカラーコード
生成部9に供給きれてカラーコードが生成される。した
がって、標準濃度変換部7はカラーコードを生成するた
めにのみに使用されるものである。
カラーコードは、各画素が白/黒/有彩色のいずれであ
るかを示す2ビツトのコード(例えば白−〇〇、黒=1
1.有彩色:10)である。
ディジタル画像信号はさらに可変型の濃度変換系に供給
される。本例では、カラーバランス、濃度が外部より調
整できるようになされると共に、画質切り換えとして、
写真モードと文字モードとを選択できるようになきれな
場合である。
したがって、A/D変換&i4,5.6より出力された
ディジタル画像(g号は、まずカラーバランス調整手段
800に供給される。このカラーバランス調整手段80
0では、カラーバランスキー102から得られる調整信
号に基づいて、R,G。
Bの各ディジタル画像信号に対応した濃度データが補正
されて、必要なカラーバランスが得られる。
次に、カラーバランスが調整されたディジタル画像信号
は濃度調整手段802に供給される。これには、濃度キ
ー104が関連され、その調整信号によってR,G、B
のうち必要な濃度データが補正される。
また、次にモード変換手段804において、写真モード
若しくは文字モードに夫々対応した濃度補正データか出
力される。画質モードの選択は外部に設けられたモード
キー106によって行われる。
このように数段の濃度調整系を経てディジタル濃度信号
(6ビツト)が出力される。
10はこの濃度信号の内容に応じた色再現(R。
G、B→イエローY、マゼンタM、シアンC1黒K)を
行う色再現処理回路で、Y、M、C,に各6ビツトの濃
度信号が出力される。
29はカラーゴースト補正を行うためのカラーゴースト
補正部である。これは、黒文字の周辺で不要な色ゴース
ト(カラーゴースト)が発生するために必要となる。
カラーゴースト補正は、IX7のウィンドウによりカラ
ーゴーストか否かを検知し、カラーゴーストが検知され
た画素のカラーコードを正しい色のカラーコードに変換
するようにする。このカラーゴースト補正を主走査方向
と副走査方向について行う。
なお、このカラーゴースト補正部29の技術は、「特開
平1−195775号公報」などに開示されている技術
を利用することができる。
30は原稿のマーカ領域を検出すると共に、その領域を
マーカ色に変換する処理を行うマーカ色変換回路で、そ
のマーカ色の濃度信号りとマーカ領域信号Qとが出力さ
れる。
80は濃度信号にフィルタ処理、変倍処理、網かけ処理
等の各種画像処理を行う画像処理部、82はパルス輻変
調(PWM)によって6ビツトの濃度信号を多値化する
PWM多値化部、84はY。
M、C,にの各色のトナー像を感光体ドラム(OPC)
上で順次重ね合わせることによりカラー画像を形成する
プリンタユニットである。
[発明が解決しようとする課題] このようなカラー画像処理装置において、画像信号を濃
度信号に変換する濃度変換系は、上述したようにその目
的に応じた調整手段800,802.804を設けてい
るため、構成が複雑である。
したがりて、コストアップを招来していた。
そこで、この発明ではこのような課題を解決したもので
、濃度調整系を簡略化したカラー画像処理装置を提案す
るものである。
[課題を解決するための手段J 上述の課題を解決するため、この発明においては、原稿
画像を3色分解して色分解像として読取る画像読取手段
と、 画像読取手段から得られる画像信号を夫々ディジタル変
換するA/D変換部と、 夫々のディジタル画像信号を濃度48号に変換する可変
濃度変換部と、 その調整系と、 上記画像読取手段で読み取られた色分解像を記録色に応
じた濃度データに変換する色再現手段とを有し、 上記可変濃度変換部は、夫々のディジタル画像信号に対
応した濃度補正データが格納されたメモリで構成され、 上記調整系より入力されたカラーバランス調整用の信号
などに基づいて必要な濃度補正データが参照されるよう
になされたことを特徴とするものである。
[作 用1 可変濃度変換部8を構成するメモリ、本例ではROM8
R,8G、8Bの夫々に、所定の濃度補正データが格納
されている。
カラーバランスキー102.濃度キー104及びモード
キー106の信号はCPU108に供給され、ここで参
照アドレスが形成される。
この参照アドレスによって夫々の補正データが参照きれ
、夫々のキーの指示通りに補正きれた濃度48号が出力
される。
このように濃度変換系をメモリ構成にすれば、その構成
が簡略化されて、コストダウンとなる。
[実 施 例] 続いて、この発明に係るカラー画像処理装置の一例につ
き、図面を参照して詳細に説明する。
第1図はこの発明に係るカラー画像処理装置の要部を示
すブロック図である。
この発明においても、第33図に示した従来構成と基本
的には同じであるので、従来構成と同一の部分について
は、その説明を省略する。
この図において、A/D変換iM4,5.6より出力さ
れたディジタル画像信号は夫々可変濃度変換部8に供給
される。可変濃度変換部8はメモリで構成され、各ディ
ジタル画像信号についての濃度補正データが夫々のメモ
リに格納されている。
本例では、メモリとしてROM8R,8G、8Bが使用
きれる。
そして、本例では、カラーバランス、濃度及び写真モー
ドと文字モード(若しくはそれ以上のモード)とを選択
するためのキー102,104,106が夫々設けられ
、これらのキー人力が各種の制御部として機能するCP
U108に供給される。
CPU108では、これらの入力データに基づいて参照
アドレスか作成され、この参照アドレスで可変濃度変換
部8に格納された補正データが参照されてR,G、B各
6ビツトの濃度信号が出力される。
R,G、B夫々に対応して設けられたROM8R,8G
、8Bの夫々には第3図A、Bに示すような濃度データ
が格納されている。
同図Aは写真モードのときに使用きれる濃度データであ
り、同図Bは文字モードのときに使用される濃度データ
である。
したがって、モードキー106によって何れかのモード
が指定きれ、指定された補正曲線のうち、濃度キー10
4によって指定されたR、G、Bの濃度が参照される。
また、このときカラーバランスキー102が調整された
ときは、既に指定されているR、G、Bの各濃度データ
を基準にしてざらに、R,G、Bの濃度データが、対応
するROM8R,8G、8Bより参照きれる。これによ
って、指定通りにカラーバランスが調整されることにな
る。
続いて、第1図に示したカラー画像処理装置を詳細に説
明する。
まず、この発明に係るカラー画像処理装置が適用される
複写機の全体の構成並びに動作を第2図を参照して説明
する。
ここでは、複写機の原稿はカラー乾式現像方式を使用す
るものとして説明する。この例では2成分非接触現像で
且つ反転現像が採用される。つまり、従来のカラー画像
形成で使用される転写ドラムは使用きれず、画像を形成
する電子写真感光体ドラム上で重ね合わせを行う。
また、以下の例では、装置の小型化を図るため、画像形
成用のopcB5光体(ドラム)上に、イエローY、マ
ゼンタM、シアンC及び黒にの4色像をドラム4回転で
現像し、現像後に転写を1回行って、普通紙等の記録紙
に転写するようにしているものについて説明する。
転写機の操作部のコピー釦(図示せず)をオンすること
によって原稿読取部Aが駆動される。そして、原稿台1
28の原稿101が光学系により光走査される。
この光学系は、ハロゲンランプ等の光源129及び反射
ミラー131が設けられたキャリッジ132、■ミラー
133及び133′が設けられた可動ミラーユニット1
34で構成される。
キャリッジ132及び可動ミラーユニット134はステ
ッピングモーター(図示しない)により、スライドレー
ル136上をそれぞれ所定の速度及び方向に走行せしめ
られる。
光′#、129により原稿101を照射して得られた光
学情報(画像情報)が反射ミラー131、■ミラー13
3.133’ を介して光学情報変換ユニット137に
導かれる。
原稿台128の左端部裏面側には基準白色板138が設
けられている。これは、基準白色板138を光走査する
ことにより画像信号を白色信号に正規化するためである
光学情報変換ユニット137はレンズ139、プリズム
140,2つのダイクロイックミラー102.103及
び赤の色分解像が撮像きれるR−CCDIと、緑色の色
分解像が撮像されるG−CCD2と、青色の色分解像が
撮像されるB−CCD3とにより構成される。
光学系により得られる光信号はレンズ139により集光
され、上述したプリズム140内に設けられたダイクロ
イックミラー102により青色光学情報と、イエロー光
学情報に色分解される。さらに、ダイクロイックミラー
103によりイエロー光学情報が赤色光学情報と緑色光
学情報に色分解される。このようにして、カラー光学像
はプリズム140により赤R1緑G1青Bの3色光学情
報に分解される。
それぞれの色分解像は各CCDの受光面で結像されるこ
とにより、電気48号に変換された画像信号が得られる
。画像信号は信号処理系で上述したような信号処理され
た後、各色の記録用画像信号が書き込み部Bへと出力さ
れる。
書き込み部B(プリンタユニット84)は偏向器141
を有している。この偏向器141としては、ガルバノミ
ラ−や回転多面鏡等の他、水晶等を使用した光偏向子か
らなる偏向器を使用してもよい。色信号により変調され
たレーザビームは、この偏向N141によって偏向走査
される。
偏向走査が開始されると、レーザビームインデックスセ
ンサー(図示せず)によりビーム走査が検出されて、第
1の色信号(例えばイエロー信号)によるビーム変調が
開始される。変調されたビームは帯電器154によって
、−様な帯電が付与された像形成体(!!!光体ドラム
)142上を走査するようになされる。
ここで、レーザビームによる主走査と、像形成体142
の回転による副走査とにより、像形成体142上には第
1の色信号に対応する静電潜像が形成きれることになる
この静電潜像は、イエロートナーを収容する現像器14
3によって現@され、イエロートナー像が形成きれる。
なお、この現像器143には高圧を源からの所定の現像
バイアス電圧が印加されている。
現像器のトナー補給は、システムコントロール用のCP
U (図示せず)からの指令信号に基づいて、トナー補
給手段(図示せず)か制i11されることにより、必要
時トナーが補給されることになる。
上述のイエロートナー像はクリーニングプレート147
 aの圧着か解除された状態で回転され、第1の色信号
の場合と同様にして第2の色48号(例えばマゼンタ信
号)に基づき静電潜像が形成される。そして、マゼンタ
トナーを収容する現像器144を使用することによって
、これが現像されてマゼンタトナー像か形成される。
現像器144には高圧電源から所定の現像バイアス電圧
か印加されることは言うまでもない。
同様にして、第3の色信号(シアン信号)に基づき静電
潜像か形成され、シアントナーを収容する現像器145
によりシアントナー像が形成される。又、第4の色信号
(黒信号)に基づき静電潜像が形成きれ、黒トナーか充
填きれた現像器146により、前回と同様にして現像さ
れる。
従って、像形成体142上には多色トナー像が重ねて形
成されたことになる。
なお、ここでは4色の多色トナー像の形成について説明
したが、2色又は単色トナー像を形成することができる
のはgうまでもない。
現像処理としては、上述したように、高圧電源からの交
流及び直流バイアス電圧が印加された状態において、像
形成体142に向けて各トナーを飛翔させて現像するよ
うにした、所謂非接触2成分ジャンピング現像の例を示
した。
現像器143,144,145,146へのトナー補給
は、上述と同様にCPUからの指令48号に基づき、所
定量のトナー量が補給きれる。
一方、給紙装置148から送り出しロール149及びタ
イミングロール150を介して送給された記録紙Pは像
形成体142の回転とタイミングを合わせられた状態で
、像形成体142の表面上に搬送される。そして、高圧
電源から高圧電圧が印加された転写極151により、多
色トナー像が記録紙P上に転写され、且つ分11i15
2により分llI!される。
分離された記録紙Pは定着装置153へと搬送されるこ
とにより定着処理がなされてカラー画像が得られる。
転写終了した像形成体142は、クリーニング装置14
7により清掃され、次の像形成プロセスに備える。
クリーニング装置147においては、クリーニングブレ
ード147aにより清掃されたトナーの回収をしやすく
するため、金属ロール147bに所定の直流電圧が印加
される。この金属ロール147bが像形成体142の表
面に非接触状態に配置される。クリーニングブレード1
47aはクリーニング終了後、圧着を解除されるが、解
除時、取り残される不要トナーを解除するため、更に補
助ローラ147cが設けられ、この補助ローラ147c
を像形成体142と反対方向に回転、圧着することによ
り、不要トナーが十分に清掃、除去される。
カラーコード生成部9では2ピツトのカラーコードが、
色再現処理回路10では、6ビツトのY。
M、C,にの濃度4g号が夫々生成される。
すなわち、R,G、Bのそれぞれのデータのレベルによ
り、各画素が白/黒/有彩色のいずれのカラー領域に属
するかを示す2ピツトのカラーコード(例えば白=00
.黒:11.有彩色=10であって、第20図参照)が
作成される。このカラーコードの生成のプロセスを以下
に示す。
1、  コードの生 まず、R,G、Bを以下の式によりxYZ座標系に変換
する。
・ ・ ・ (1) そして、このxYZ座標系を以下の式によってL*a*
b*均等色空間に変換する。
L* =116 (Y/Yo) ”3−16  ・・・
(2)a本=500([(X/Xo)”3− (Y/Y
o) ”3]・ ・ ・ (3) b本=200([(Y/Yo)”3(Z/Zo)””]
・ ・ ・ (4) ここで、Yo= 100 Xo=98.07 Zo=118.23である。
このようにして得た均等色空間L*a*b*において、
L*≧90を白領域とする。
2、       コードの生 まず、R,G、Bの信号より以下の式でQKを求める。
(5) このようにしてQKパラメータを求め、QK≦15を黒
領域とする。
3、    コードの生 白領域、黒領域以外を有彩色領域として、有彩色コード
を設定する。
また、色再現処理回路10では、R,G、BからY、M
、C,Kに変換する処理が行われる。この変換処理は、
スキャナの分光感度特性と、トナーの分光反射率とが相
違することから、スキャナレベルに基づいて求められた
R、G、Bの濃度レベルが線形マスキング法によってC
,M、Ylナナ−濃度レベルに変換される((1)式参
照)。
この発明では、マスキング係数が以下のようにして算出
される。
すなわち、7つのサンプル色R,G、B、C。
M、Y及びKを用いて、第4図のL”a’b”均等色空
間座標系に示すように、色空間をIから■までの6つの
領域に分割する。
次に、夫々の分割領域の頂点の色(3色)を用いて、上
式からその領域において使用するマスキング係数alj
を算出する。例えば、領域IはRlK、Mで構成される
から、これよりマスキング係数aij(1)を算出する
。算出例を以下に示す。
スキャナー系で得られたR、G、Bの輝度レベルは、以
下の算出式を用いて濃度レベルに変換される。
叶=−(64/1.5)logto((B+0.51/
256)・H+  (6)Dg=−(64/1.5)l
ogto((G十0.5)/2561−−  (7)D
b=−(64/1.5)logto((B+0.5)/
256)・+ +  (8)C,M、Yについては、ト
ナー付着量から、単色の濃度・トナー付着量−!(図示
りよしなシ))を使用して濃度レベルに変換される。
第5図は、R,G、B、C,M、Y及びKの7色を使用
してマスキング係数を算出するとき(こ使用されるR、
G、Bスキャナレベル(輝度レベル)と、C,M、Yト
ナー付着量(M/A)の実測値を示すものである。
すなわち、左側の色を表現する場合には、スキャナー系
(R,G、B)では図のような輝度レベルとなり、プリ
ンタ系(C,M、Y)では図のようなトナー付着量M/
Aとなる。
トナー付着量M/Aと濃度レベルDr、Dg。
Dbとの関係を第6図に示す。
第5図及び第6図の関係及び(6)〜(8)式から、R
,G、BがC,M、Yに一致するように、マスキンゲス
係数aij(I)〜aij(Vl)が算出される。第7
図はこのようにして算出された各領域■〜■のマスキン
グ係数の一例を示す。
これによれば、少なくとも、7つの色R,G。
B、Y、M、C及びKについては、変換後でも完全に一
致する。また夫々の分割領域内の色については、分割領
域そのものが小面積であるため、変換誤差があっても余
り目立たない。
したがって、この領域分割方式によってマスキング係数
を算出すると、第8図に示すように変換誤差か少なくな
って、それだけ色再現性が向上する。
なお、このように領域を分割して夫々のマスキング係数
を算出した場合には、各領域の境界での変換色の不連続
性が問題となる。この問題について以下に解析する。
領域IとIIとの境界について説明するが、その他の境
界についても同じことが言える。
まず、境界の平面の方程式を求め、次にこれを領域■、
Hの線形マスキングに代入したとき、両者が等しくなれ
ば、境界面上での値は全て等しくなるから、これによっ
て境界面での変換色の連続性を証明できる。
ここで、領域IとIIの境界面πは第4図及び第9図に
示すように、白(W)、M、にの3点を通る平面である
。平面π上の任意の点pは、その原点からのベクトルを
rとすると、rの平面方程式%式%(9) となる。これを大きさ(濃度レベル)で表わせば、以下
のようになる。
(Dr、Dg、Db) =a  (a、  a、a)  +β (b、c、  
d)・ ・ ・ (9b) α、βは任意の実数である。a、b、c、dとして第5
図〜第7図に示した数値を代入すると、Dr=1.02
8a+0.253β Dg=1.028a+0.709β Db=1.028α+0.551β ・・・ (10) これを領域Iのマスキングマトリックスに代入すると、 又、 領域IIのマスキングマトリックスに代入すると、 このように、境界面π上での値は、■のマスキング係数
aij(I)とIIのマスキング係数aij(II)に
よるものとで完全に一致するから、境界面πでの変換色
の不連続性は発生しない。
第10図は上述した色再現処理回路10の具体例を示す
R,G、B信号(輝度レベル)は線形マスキング手段2
0で、上述したような色再現の処理が行われてC,M、
Yに変換される。変換されたC9M、Yはつぎに下色除
去手段(UCR)12において黒成分(下色)が黒トナ
ー濃度Kに置き換えられる。
下色除去手段12での処理を説明する。
初メに、C,M、Yそれぞれについての等価無彩色濃度
C’、M’、Y’ を求める。
C′=αC M’ =βM Y’ =γY ・ ・ ・ (13) これは例えばシアンの濃度がCであったとき、これに適
量のマゼンタMとイエローYを加えることによって得ら
れる黒の濃度がC′であることを表わしている。
マゼンタM′ とイエローY′についても同様である。
係数α、β、7は上述した6つのマスキング係数のうち
どれか1つを選び、以下の計算により求められる。
・ ・ ・ (14) ここで、all〜a33は各分割領域1〜■におけるマ
スキング係数である。
C’、M’、Y’ のうちで最小のものは黒成分(下色
)の濃度を表わしており、これが黒トナー濃度Kに置き
換えられる。
K=min (C’ 、M’ 、Y’ )・ ・ ・ 
(15) ここで、m1n()は()内の最小値を求める関数であ
る。
C,M、Yから黒成分(下色)を除去するには等価無彩
色濃度から黒成分の濃度を差し引き、ざきはどの係数で
割ってやればよい。
C=  (C’ −K)/α M  =  (M’−K)/β Y  =  (Y’−K)/7 ・ (16) このようにして、下色除去処理か行われ、C9M、Y、
Kが出力される。
第11図A、Bはこの下色除去の説明であって、本例で
は最小の等価無彩色濃度を持つシアンC(同図Aで斜線
図示)を基準にしてその濃度分のC′、M’、Y−を除
去する。そして、これを同図8のように黒にで置換する
100%UCRを例示している。
下色除去後は第10図のトナー付着量変換手段14にお
いて、その濃度レベルをトナー付着IM/Aに変換し、
その後トナー付着量補正手段16で補正か行われる。
すなわち、第12図のようにプリンタユニット84での
書き込みパルス輻Waで、例えばYと間を重ね書きした
ときには、本来YとMのトナー付着量は同じであってほ
しい(同図A)。しかし、実際には同図Bのように、M
のトナー付着量は単色時の78%程度となってしまう。
そこで、同図CのようにMの書き込hパルス幅をYより
もwbだけ広くすることによって、Mの付着量を単色時
と等量になるようにしている。
こうすることによって、感光体ドラム(OPC)へのト
ナー付着量の変動を補正できる。
トナーの付着量が補正されたC、M、Y、にはセレクタ
18てその何れかが選択されて出力きれる。
これは、上述したようにプリンタユニット84が、1色
ずつスキャンしながら重ね合わせて現像処理を行うもの
であるから、このスキャン色に同期してC,M、Y、K
を出力きせる必要があるからである。したがって、セレ
クタ18には2ビツトのスキャンコードが供給される。
第13図は線形マスキング手段2oの一例である。
第4図のように領域を6つに分割するときは、6つのマ
スキング係数aij(1)〜aij(Vf)が格納され
た線形マスキング部21〜26が用意され、夫々から出
力されたC、M、Y、にはマルチプレクサ27で選択さ
れる。
そのため、入力R,G、B信号は領域判別部28に供給
されて、入力R,G、B信号が何れの領域に属するかを
判別し、その判別出力で線形マスキング部21〜26が
選択される。
線形マスキング回路20は1つのROMテーブルで構成
することもできる。
領域判別部28は以下のように構成することができる。
第14図Aは、Dr、Dg、Db(7)直交座標である
。いま、スキャナ側の濃度信号がDr、Dg。
Dbだとすれば、この座標内ではDRGB(OX)と表
わせる。
次に、平面πは点Xを含み、無彩色を示すベクルはその
成分をr、g、bとすると、 r=g=b=k    ・ ・ ・ (17)という特
徴をもっている。ゆえに、 である。
kはある実数である。
ざて、 Yが平面π上にあるときは、 OY−YX (l 9) という条件を満たす。つまり、 0Y−YX=O・・・ (20) である。各成分で計算すると、 一−−ヤ     −−−チ   −−−ヤOY−(O
X−OY)=0 (k、に、k)((Dr、Dg、Db)−(k、に、k
))=0(k、に、k)・(Dr−に、Dg−に、Db
−k)=Ok (Dr+Dg+Db−3k) =0・ 
・ ・ (21) kf−0だから k =  (D r + D g + D b )  
/ 3・ ・ ・ (22) つまり、 R=G=B=  (Dr+Dg+Db)/3・ ・ ・
 (23) で表わされる。
第14図Bは、このときの平面πをOYの延長線上から
見た場合を示している。
R,G、B、X、Yは全て平面π上にある。今、Yを中
心とし、YRの角度を00としたときに、Yxの角度θ
は、 t)Dg>Dbのとき θ”CO3 −一斗  −一今    −一一〉 (YR−YX/IYRI  IYXI)・ ・ ・ (
24) ii)Dg<Dbのとき θ=π−cos・ ・ ・ 
(25) と表わせる。
そこて、C,M、Y、R,G、Bのトナー像に対応する
角度ZRYT14. ZRYTB、  ・・・を予め求
め、6つの領域I〜■を角度で区切っておけば、入力信
号R,G、Bからθを求め、角度の大小関係を求めるこ
とによって6つの領域I〜■の判別を行うことができる
マーカ色変換は、原稿の黒文字のうちマーカで囲まれた
部分をマーカと同じ色に変換する処理である。
第15図はマーカ色変換の様子を示す説明図である。こ
の図のうち同図Aはマーカ色変換される以前の原稿を示
し、同図Bはマーカ色変換により記録された出力結果で
ある。この図に示すように、黒文字のうち色マーカで囲
まれた部分がマーカの色と同じ色で形成される。使用す
るマーカMCの色は特に制限されない。
マーカ色変換回路30は第16図に示すように構成され
る。
同図において、40は色マーカを検出すると共に、マー
カMCで囲まれた領域を抽出してマーカ領域信号Qを生
成するための領域検出部、50はマーカ領域信号Qが得
られているときのマーカ色(C,M、Y、にの何れか)
の濃度データをサンプリングして、サンプリング信号(
濃度データ)Hを得るためのマーカ色サンプリング部で
ある。
また、60はマーカ色の濃度決定部であって、サンプリ
ングきれたサンプリング信号HをそのままマーカMCの
濃度データとして使用するかが決定きれる。したがって
、これにはマーカ領域信号Q、サンプリング信号H及び
次に述べる監視信号Eが供給される。
52はカラーコードに基づいてマーカMCのサンプリン
グの有効無効を監視するマーカサンプリング監視部であ
って、監視信号Eが得られる。
72はマーカMCが記録されないようにするためのマー
カ除去回路である。これには、カラーコード、濃度デー
タD、マーカ領域信号Qの他にスキャンコードが供給さ
れる。
マーカ除去回路72は、プリンタユニット84で黒Kを
記録しているときは入力の黒にデータをそのまま通過き
せると共に、Y、M、C,にの記録を行っているいると
きにはマーカ領域内の黒データのみを通過ぎせる。
したがって、その真理値表は第17図のようになる。
74は黒字の色変換回路で、マーカ領域内でのみ乗算を
行い、それ以外の領域では黒データを通過きせるように
構成されている。
そのため、これには、後述するマーカ色濃度信号v1濃
度データD1カラーコード、マーカ領域信号Qの他に、
2ピツトのスキャンコードが供給され、マーカMCで囲
まれた黒の画像の濃度データDが、マーカ色に変換され
て出力される。
つまり、第18図に示すように、出力濃度データは、入
力の濃度データDに係数V/Do(Doは任意の定数)
が乗算されて出力される。
続いて、このマーカ色変換回路30の各部を詳細に説明
する。
第19図は領域検出部40の一例であって、マーカ切れ
補正回路40Aとマーカ領域処理回路40Bとで構成さ
れる。
マーカ切れ補正回路40Aは、マーカMCのかすれ、切
れなどを主走査方向と副走査方向に対して補正するもの
で、まずカラーコードがマーカ(g号変換部41におい
てマーカ4g号MSに変換される。
カラーコードが有彩色のときマーカ信号MSが得られる
ようになっているので、カラーコードとマーカ信号MS
との関係は第20図に示すようになる。
マーカ信号MSは主走査方向マーカ切れ補正部42に供
給される。
第21図はこのマーカ切れ補正部42の具体例であって
、複数段、本例では7段にわたり1画素分の遅延素子4
21〜427か縦続接続され、夫々の出力がフラグ処理
部428に供給される。そして、全ての入力が「1」に
なったとき、マーカ連続フラグか「1」となり、これが
ラッチ回路429でラッチされる。
マーカ連続フラグはフラグ処理部428と出力マーカ信
号算出部430に供給され、マーカ信号算出部430に
は初段の遅延素子421の出力Miが入力する。マーカ
信号算出部430は論理和回路であって、マーカ連続フ
ラグ若しくはマーカ信号Miが「1」のときは必ず出力
マーカイε号MSが「1」となるように論理設計されて
いる。
これて、少なくとも7画素分の主走査方向のマーカ切れ
を補正できる。
主走査方向のマーカ切れを補正したのちは、次段の副走
査方向マーカ切れ補正部44において、上述した同様な
処理によって副走査方向のマーカ切れが補正される。本
例では、少なくとも7ライン分のマーカ切れが補正され
る。
マーカ領域処理回路40Bでは、マーカ信号MSで囲ま
れる領域に対応したマーカ領域信号Qが生成きれる。第
22図と第23図を参照して説明する。
この図で、Sのようにスキャンしたときに得られるマー
カ信号は第23図MSsのようになる。
また、直前のスキャンs−1(第22図には図示せず)
のときに得られた領域(=号が第23図Qsであるとす
る。
ここで、両者の論理積信号Qs−+XMSsをとり、こ
のQs−+XMSsの立ち上がりエツジから立ち下がり
エツジまでのエツジ検出パルスRsを作成する。そして
、マーカ信号MSsとエツジ検出パルスRsとの論理和
信号Qsを作成する。この信号Qsを現走査線Sのマー
カ領域信号Qとする。
同様にして、第22図tのようにスキャンしたときに得
られるマーカ信号は第23図MStのようになる。また
、直前のスキャンt−1(第22図には図示せず)のと
きに得られた領域信号が第23図Qt−+であるとする
ここで、両者の論理積信号Qt−1XMStをとり、こ
のQt−+XMStの立ち上がりエツジから立ち下がり
エツジまでのエツジ検出パルスRtを作成する。そして
、マーカ45号MStとエツジ検出パルスRtとの論理
和信号Qtを作成する。この信号Qtを現走査線tのマ
ーカ領域信号Qとする。
以上のようにしてマーカの領域が検出されるが、次の処
理としてはこのマーカの色データをサンプリングする必
要がある。
本例では、色データの安定性のため、マーカのエツジよ
り4画素中に入ったところから4画素分の濃度レベルを
サンプリングしく第24図A。
B)、その平均値をマーカ信号MSにおけるC1M、Y
、にのサンプリング信号H(濃度データ)としている(
同図C)。
第16図のマーカサンプリング監視部52は、マーカ信
号MS中に無彩色カラーコードがないとき、マーカ色サ
ンプリング部50でのサンプリング処理を有効として取
り扱うための手段である。
そのため、第24図1)−Gに示すように、マーカ45
号MSの領域外に無彩色を示すカラーコードがあるとき
のみサンプリング処理を有効とする監視信号Eが出力さ
れる。
次に、マーカ色濃度決定部60を説明する。
これは第25図に示すように、マーカ色濃度決定用論理
部62と、1画素の周期内でライト、リードが行われる
メモリ64と、一対のラッチ回路66.68とで構成さ
れる。
なお、図ではメモリ64のライト、リード動作の説明を
容易にするため、あたかも2個のメモリ64があるよう
に図示されている。
Uは2ビツトカウンタの内容、■はマーカ色の濃度デー
タ、nはスキャンライン、jは画素番号、Fはマーカ色
の濃度データの確定、不確定を示すフラグである。
マーカ色濃度決定用論理部62には、 (1)マーカ領域信号Q (2)サンプリング信号H (3)監視信号E (4)フラグF (5)メモリ64よりリードされた カウンタ出力U (6)メモリ64よつリードされた現ライン及び1ライ
ン前の濃度信号V が供給され、そしてこれより、 (7)メモリ64にライトされる 現ラインのカウンタ出力U (8)メモリ64にライトされる 現ラインの濃度信号V か出力される。
ざて、次に、どのような条件のときにマーカMCの濃度
を特定するかについて説明する。以下の例では、マーカ
領域に入って3ライン目のデータをそのマーカMCのデ
ータとするものとする。
(■)  =0のとき このときは、マーカ領域外で、色変換処理が不要である
から、 Uj (n) =O Uj (n) =O が書き込まれ、また Fj=0 である。
(II)  = I  U’+4(n−1<3  F 
’ =0のとき、 例えば、マーカMCの1ライン目をスキャンしたときて
、4画素目以降のサンプリングが有効なときは、9画素
目からE=1となるので、Uj(n)=  Uj+4(
n−1)+1Vj(n)=H Fj=0 のように、1だけインクリメントしたカウンタ出力Uj
◆4(n−1)+1が現ラインnのカウンタ出力Uj(
n)としてメモリされ、゛また濃度データが始めてメモ
リされるものであるから、この場合にはサンプリング信
号Hの濃度データVj(n)そのものがメモリされる。
すなわち、第26図に示すように9画素目に得られる濃
度データ(平均値)がメモリされる。
そして、その後の画素においても、サンプリンゲイ8号
Hの濃度データVj(n)そのものがメモリされる。
ただし、3ライン目の濃度データを使用する関係上、ま
だマーカMCの濃度データは確定していない(Fj=O
)。
そして、マーカMCの領域外になると、Q=0となるた
め、領域外となったところから、(I)の条件式に戻り
、濃度データは不確定のままとなる。
なお、第26図において、丸印は各ラインの画素であっ
て、そのうち特に各ラインにおける三角印の画素は、そ
の画素の濃度データを示す。また、最初の三角印の画素
は9画素目を示し、夫々の内部を塗り潰しであるのは濃
度データとして使用されていることを示す。
III   =I  U°◆4(n−1<3  E=1
゜F°=1のとき 同じnラインの10画素目以降も、夫々の画素での濃度
データがメモリされる。すなわち、Uj(n) = U
j+4(n−1)+1Vj(n)−H 置=1 したがって、第26図のように、夫々の画素における濃
度データ(平均値)がそのままメモリされる。この動作
は同じラインnに対してマーカ領域外となるまで続く。
(IV    = I   U’+4 n−1)=3 
 F ’ =0のとき、 n+3ライン、っまり4ライン目になると、前ラインの
同一画素位置よりも4画素後の濃度データが、現ライン
の濃度データとしてメモリされる。
そして、その濃度データが確定濃度データとして使用さ
れる。したがって、 Uj (n)=  Uj+4(n−1)  (=  3
 )Vj(n) = Vj+4(n−1) Fj=1 第26図の場合には、前ラインの同一画素位置よりも4
画素後の濃度データは、丁度n+2ラインの9画素目の
濃度データである。
同しnラインの10画素以降は次のようになる。
すなわち、9画素目になると上述のように、濃度データ
か確定し、Fj=1となるので、次の条件式(〜′)に
遷移する。
V   =l  F°=1のと 同じラインの1011i!j素目以降ては、直前画素で
確定した濃度データVj−1がそのまま使用される。
したがって、 Uj(n)=3 (=Uj÷4(n−1))Vj(n)
 = Vj−1(n) Fj=1 となる。
したがって、同じラインでは9画素目で確定した濃度デ
ータかそのままスキャン方向に伝搬する。
領域外になると、領域外の画素の濃度データが不確定と
なるため(F j =○)、次のラインでは条件式(I
I)に戻る。そのため、次のラインの9画素目では、前
のラインの4画素前の濃度データ(確定した濃度データ
)が、その画素の濃度データとして使用される。
そして、9画素目でFj=1となるから、1゜画素目以
降は(V)の条件式によって処理きれ、このラインでも
9画素目以降の濃度データがスキャン方向に伝搬する。
このように、確定した濃度データは第27図のように、
スキャン方向に伝搬されると共に、副走査方向には前の
ラインで最初に確定した濃度データのみ次のラインに伝
搬する。
その結果、第34図のような場合でも、最初に確定した
マーカMCの色と濃度データか、その全ての領域に伝搬
することになる。
ただし、第28図に示すように特殊なマーカMCの付は
方の場合、つまり破線の部分のみ異なるマーカMC(本
例では、B)で、残りの実線部分をGなどのマーカMC
を使用して領域を指定したような場合には、以下のよう
な色でプリントされ′00 すなわち、第29図に示すように、区間x1とx2とで
はマーカ領域が切れるため、区間x1においてはGがマ
ーカ色となり、その最初の領域で確定した濃度データが
順次下のラインに伝搬される。区間x2ではマーカ色は
Bとなり、そしてその最初の領域で確定した濃度データ
が順次下のラインに伝搬きれる。
そして、nラインでは画素tの濃度データが確定してい
ないので、n+2ラインまでは、上述した条件式(Il
l )によってその画素のサンプリング信号Hが濃度デ
ータとして使用される。
n+3ラインになると、画素tにおいても条件式(II
 )によって前ラインの濃度データが使用きれる。その
ため、n+3ラインまでは区間XiとX2とでは異なる
マーカ色と濃度データがスキャン方向及び副走査方向に
伝搬する。
しかし、次のn+4ラインになると、条件式(V)によ
って濃度データが確定されることになるから、区間x1
において確定したマーカ色と濃度データが区間x2まで
伝搬するようになる。
結局第28図に示すように、区間x2の最初において確
定したマーカ色によってスキャンされる領域は区間x2
のみであって、しかもn+3ラインまでとなる。
したがって、領域内の殆どは区間×1によって確定した
マーカ色と濃度データによってスキャンされることにな
る。
このようにライン単位で色の領域を側割できるのは、第
26図のように次のラインの濃度データを前ラインより
伝搬させ、そのままスキャン方向に伝搬させるようにし
ているからに他ならない。
因みに、第30図に示すように、次ラインの各画素にお
ける濃度データとして、前ラインの4画素あとの濃度デ
ータを使用するようなデータ伝搬方式を採用した場合に
は、たとえそのラインの最初の濃度データとして前ライ
ンの濃度データを使用する伝搬方式を採っても、第28
図のようにはならない。
それは、前ラインの4画素あとの濃度データを、次ライ
ンの各画素における濃度データとして使用する限り、第
31図に示すような伝搬となるため、区間X2の濃度デ
ータがそのまま区間×1に入り込み、これがその伝搬濃
度データが区間X1の最初の濃度データとして使用され
るまで続く。
したがって、最終的には、第32図のようになってしま
い、区間xlにおいて特定したマーカ色が消失してしま
うことになり、余り有効なマーカ色決定とはgい難い。
以上のように、3ライン目でサンプリングしたサンプリ
ング点rの濃度データ(=rl)が、スキャン方向と副
走査方向にそのまま伝搬する。したがって、3ライン目
の濃度テ゛−夕がそのマーカMCの濃度データとして使
用される。
こうすれば、マーカMCの濃度は、3ライン目で確定し
た濃度となり、マーカMCの途中で、色が変わったり、
濃度が薄くなったりしても、その色や濃度に左右されな
いで処理できる。
V      =I    U’+4  n−1<3 
  E=OF’=09」Lと・ 3ラインまでにサンプリングが有効でなく、しかもフラ
グFが確定していないようなときは(実際にはそのよう
なケースはまれであるが)、つまり、E=O,Fj=O
であるときは、次の条件にしたがって前のラインの濃度
データがメモリきれる。
Uj(n)= Uj+4(n−1) Vj(n)= Vj+4(n−1) Fj=0 なお、以上の説明では本発明をカラー複写機に適用する
場合について説明を行ったが、本発明のカラー画像処理
装置はそれ以外の各種のカラー画像を処理する機器に使
用できることは言うまでもない。
[発明の効果] 以上説明したように、この発明によれば、可変濃度変換
手段を、濃度補正データが格納されたメモリで構成し、
必要な補正データを参照するように構成したものである
これによれば、可変濃度変換手段の構成が大幅に簡略化
され、従来よりもコストダウンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係るカラー画像処理装置の一実施例
の構成を示す構成図、第2図は複写機の全体構成を示す
構成図、第3図は可変濃度の特性を示す曲線図、第4図
はL* a* b3座標系と領域分割の関係を示す図、
第5図〜第7図及び第9図はマスキング係数の説明図、
第8図はL”a’b”座標系の説明図、第10図は色再
現処理回路の系統図、第11図及び第12図はその説明
図、第13図は線形マスキング回路の系統図、第14図
はその説明図、第15図はマーカ変換処理の説明図、第
16図はマーカ色変換回路の系統図、第17図及び第1
8図はその説明図、第19図は領域検出部の系統図、第
20図はカラーコードの説明図、第21図は主走査方向
マーカ切れ補正部の系統図、第22図はマーカ領域の説
明図、第23図及び第24図はマーカ領域信号の説明図
、第25図はマーカ色濃度決定部の系統図、第26図〜
第32図はマーカ色濃度決定の説明図、第33図は従来
のカラー画像処理装置の系統図である。 1 ・ 2 ・ 3 ・ 4.5.6  ・ 7 ・ 8 ・ 9 ・ 10 ・ 20 ・ 29 ・ 30 ・ 40 ・ 50 ・ 52 ・ ・ R−CCD ・ G−COD ・ B−CCD ・A/D変換器 ・標準濃度変換部 ・可変濃度変換部 ・カラーコード生成部 ・色再現処理回路 ・線形マスキング回路 ・カラーゴースト補正部 ・マーカ色変換回路 ・領域検出部 ・マーカ色サンプリング部 ・マーカサンプリング監視部 60 ・ 72 ・ 74 ・ 80 ・ 82 ・ 84 ・ 102  ・ 104 ・ 106  ・ 108  ・ ・マーカ色濃度決定部 ・マーカ除去回路 ・黒字の色変換回路 ・画像処理部 ・PWM多値化部 ・プリンタユニット ・カラーバランスキー ・濃度キー ・モードキー ・CPU

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)原稿画像を3色分解して色分解像として読取る画
    像読取手段と、 画像読取手段から得られる画像信号を夫々ディジタル変
    換するA/D変換部と、 夫々のディジタル画像信号を濃度信号に変換する可変濃
    度変換部と、 その調整系と、 上記画像読取手段で読み取られた色分解像を記録色に応
    じた濃度データに変換する色再現手段とを有し、 上記可変濃度変換部は、夫々のディジタル画像信号に対
    応した濃度補正データが格納されたメモリで構成され、 上記調整系より入力されたカラーバランス調整用の信号
    などに基づいて必要な濃度補正データが参照されるよう
    になされたことを特徴とするカラー画像処理装置。
JP2025781A 1990-02-05 1990-02-05 カラー画像処理装置 Pending JPH03230680A (ja)

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JP2025781A JPH03230680A (ja) 1990-02-05 1990-02-05 カラー画像処理装置
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