JPH03229952A - 過給機付内燃機関の吸気温度検出装置 - Google Patents

過給機付内燃機関の吸気温度検出装置

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JPH03229952A
JPH03229952A JP2507890A JP2507890A JPH03229952A JP H03229952 A JPH03229952 A JP H03229952A JP 2507890 A JP2507890 A JP 2507890A JP 2507890 A JP2507890 A JP 2507890A JP H03229952 A JPH03229952 A JP H03229952A
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JP
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intake air
air temperature
engine
intake
temperature
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Shinpei Nakaniwa
伸平 中庭
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Hitachi Unisia Automotive Ltd
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Japan Electronic Control Systems Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は過給機付内燃機関の吸気温度検出装置に関し、
詳しくは、機関回転速度と吸気圧力とに基づいて燃料供
給量が設定制御される過給機付内燃機関において、前記
燃料供給量を吸気温度に基づき空気密度補正するために
吸気温度を検出する装置に関する。
〈従来の技術〉 内燃機関の電子制御燃料供給装置において、吸気圧力と
機関回転速度との組み合わせによって基本燃料供給量を
設定するものがあるが、この場合には、吸入空気の質量
流量を求める必要があるために、吸気温度を検出するセ
ンサを設け、この吸気温度に基づく空気密度補正を基本
燃料供給量に施すようにしている(実開昭60−120
239号公報等参照)。
〈発明が解決しようとする課題〉 ところで、前述したように吸気温度を検出して燃料供給
量の空気密度補正を行う場合、吸気温度を検出する吸気
温センサを吸気マニホールドの集合部等に配置している
が、スロットル弁開度TVOの変化が大きい過渡運転時
のように吸気温度の変化が急激なときには、吸気温セン
サの応答性が悪いために、良好な空気密度補正を施すこ
とができず、過渡時の空燃比制御性が悪化するという問
題があった。
これは、低吸入空気流量域では吸気マニホールド内にお
いて吸入空気が機関等の熱源より受熱して吸気温度が上
昇するが、高空気流量域では受熱する時間が少ないため
低空気流量域より吸気温度の上昇が少なくなるから、過
渡運転されると吸気温度の変化が生じ、吸気温センサは
応答遅れがあるためにこの変化に追従した検出が行えな
いためである。
このため本出願人は、冷却水温度Twで代表される機関
温度と、吸入空気流量と、吸気温度との間に第8図に示
すような一定の関係が成立することに着目し、冷却水温
度Twで代表される機関温度と外気温度との偏差、及び
、吸気圧力と機関回転速度とから設定した吸入空気流量
に基づいて吸気マニホールド部における熱交換状態を予
測して、この予測に基づいて外気温度を補正して吸気温
度を求めるよう構成した吸気温度検出装置を先に提案し
く特願平1−188939号)、上記のような吸気温セ
ンサの応答遅れによって過渡運転時の空燃比制御性が悪
化することを防止できるようにした。
しかしながら、自然吸気機関では、上記のように高空気
流量域では受熱する時間が少ないため低空気流量域より
吸気温度の上昇が少なくなるという状態変化が認められ
るが、過給機付内燃機関では、第9図に示すようにかか
る吸気温度の変化傾向がくずれ、過給されることにより
断熱圧縮状態となって、かかる断熱圧縮による吸気温度
上昇が加味されることが判った。従って、非過給時には
、先に提案した外気温度を機関温度と外気温度との偏差
及び吸入空気流量に基づいて補正して吸気温度を推定設
定する方式で吸気温度を応答遅れなく検出できるものの
、過給されると上記の方式では吸気温度の推定設定を行
うことができなくなってしまう。
本発明は上記問題点に鑑みなされたものであり、過給機
付内燃機関で過給されても吸気温度を応答遅れなくかつ
精度良く推定できる吸気温度検出装置を提供することを
目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 そのため、本発明にかかる過給機付内燃機関の吸気温度
検出装置は、機関運転条件検出手段で検出された機関回
転速度と吸気圧力とに基ついて燃料供給量が設定制御さ
れる過給機付内燃機関で、吸気温度に基づいた前記燃料
供給量の補正を行わせるために吸気温度を検出するもの
であり、第1図に示すように、 各検出手段で検出された外気温度と機関温度との偏差を
温度偏差演算手段で演算する一方、吸入空気流量設定手
段が前記機関運転条件検出手段で検出された機関回転速
度と吸気圧力とから吸入空気流量を設定し、吸気温度推
定設定手段は、過給運転判別手段で非過給運転領域であ
ることが判別されているときに、前記温度偏差と吸入空
気流量とに基ついて前記外気温度検出手段で検出された
外気温度を補正して吸気温度を推定設定する。
一方、過給運転判別手段で過給運転領域であることが判
別されているときには、前記吸気温度推定設定手段に代
わって過給時吸気温度推定設定手段が、過給運転領域へ
の移行直前の吸気温度推定値と吸気圧力とを基準値とす
る断熱圧縮で吸気温度が変化するものとして吸気温度を
前記基準イ1つと吸気圧力とに基づいて推定設定する。
ここで、前述のように過給時吸気温度推定設定手段によ
って過給運転領域であるときに断熱圧縮として推定設定
された吸気温度を、前記機関運転条件検出手段で検出さ
れた機関回転速度と吸気圧力とに基づいて補正設定する
する過給時吸気温度補正手段を設けることが好ましい。
〈作用〉 かかる構成の吸気温度検出装置によると、過給運転判別
手段により非過給運転領域であると判別されているとき
には、吸入空気が外気から取り込まれて吸気通路を通過
する際の熱交換が、吸入空気流量及び機関温度と外気温
度との偏差で略決定されるから、各検出手段でそれぞれ
検出された機関温度と外気温度との偏差を演算すると共
に、吸気圧力と機関回転速度とから吸入空気流量を設定
し、吸気温度推定設定手段は、これらの演算値及び設定
値から前記熱交換の状態を推定することで外気温度から
吸気温度を推定する。
ところで、過給運転領域では、過給による圧縮によって
温度上昇があるから、非過給運転領域から過給運転領域
に移行したときには、過給運転領域に移行する直前の非
過給運転領域において吸気温度、推定設定手段で推定設
定された吸気温度と、そのときの吸気圧力とを基準値と
し、吸気圧力(過給圧)が上昇するに従って断熱圧縮さ
れて吸気温度が上昇するものとして、吸気温度を前記基
準値と吸気圧力検出値とに基づいて推定設定する。
〈実施例〉 以下に本発明の詳細な説明する。
一実施例を示す第2図において、内燃機関1から排気通
路2を介して排出された排気のエネルギによって排気タ
ーボチャージャ3の排気タービン3aを回転駆動させる
ことにより、吸気通路4に設けられ前記排気タービン3
aと軸結されたコンプレッサ3bを回転駆動して、機関
1に過給(圧縮)空気を供給するよう構成されており、
機関1は過給機付内燃機関である。尚、過給機は上記の
排気ターボチャージャ3の他、機械駆動方式のものであ
っても良い。
また、前記コンプレッサ3b下流側の吸気通路4に介装
されアクセルペダルと連動して吸入空気流量Qを制御す
るスロットル弁5には、該スロットル弁5の開度TVO
をポテンショメータによって検出するスロットルセンサ
6が付設されている。
更に、前記スロットル弁5の下流側吸気通路4には、吸
気圧力PBを検出する吸気圧センサ7が設けられている
また、吸気通路4の上流端に設けられているエアクリー
ナ13には、外気温度TASを検出する外気温度検出手
段としての外気温センサ8が設けられており、この外気
温センサ8及び前記吸気圧センサ7の検出信号は、機関
1への燃料供給量を制御するためのコントロールユニッ
ト9に入力すれるようになっている。
コントロールユニット9には、前記検出信号の他、機関
1の回転速度Nを検出する回転速度センサ105機関温
度を代表する冷却水温度Twを検出する機関温度検出手
段としての水温センサ11等からの検出信号も入力され
るようになっている。
そして、コントロールユニット9は、前記各種のセンサ
からの検出信号に基づき、吸気圧力PBと機関回転速度
Nとから基本燃料噴射量’rpを設定するが、この基本
燃料噴射量Tpの設定に当たって吸気温度TAに応じた
補正を施して、空気密度変化に応じた基本燃料噴射量T
pを設定し、更に、この基本燃料噴射量Tpに各種の補
正を施して最終的な燃料噴射量Tiを演算すると共に、
該燃料噴射量Tiに相当する駆動パルス信号を各気筒毎
に設けられた電磁式燃料噴射弁12に対して機関回転に
同期したタイミングで出力することにより、機関1への
燃料供給を制御する。尚、本実施0 例における機関運転条件検出手段は、上記吸気圧センサ
7及び回転速度センサ10等が相当する。
次に、コントロールユニット9によって処理される上記
のような燃料供給量設定に関わる各種制御を第3図〜第
7図のフローチャートにそれぞれ示すプログラムに従っ
て説明する。
尚、本実施例において、温度偏差演算手段、吸入空気流
量設定手段、吸気温度推定設定手段、過渡運転判別手段
、過給時吸気温度推定設定手段過給時吸気温度補正手段
としての機能は、前記第3図〜第7図のフローチャート
に示すようにソフトウェア的に備えられている。
第3図のフローチャートに示すプログラムは、本発明に
かかる構成により吸気温度TAを推定設定し、この吸気
温度TAに基づいて基本燃料噴射量Tpを補正するため
の吸気温度補正係数KTAを設定するためのものであり
、パックグラウンド処理されるようにしである。
まず、ステップ1(図中ではSlとしである。
以下同様)では、外気温センサ8で検出された外1 気温塵TASを入力する。そして、次のステップ2では
、機関1の現在の運転条件が過給運転領域に含まれるか
、又は、非過給運転領域に含まれているかを示すフラグ
flagの判別を行う。
前記フラグf lagの設定は、第4図のフローチャー
トに示すプログラムに従って行われる。第4図のフロー
チャートに示すプログラムは、所定微小時間(例えば1
0m5)毎に実行されるものであり、ステップ21では
スロットルセンサ6で検出されたスロットル弁5の開度
TVOを入力する。次のステップ22では、スロットル
弁開度TVOの大小を判別して過給域か非過給域である
かの判別を行うため、スロットル弁開度TVOのスライ
スレベル5LTVOを機関回転速度Nに基づいてマツプ
から検索して求める。
そして、次のステップ23では、ステップ21で入力し
たスロットル弁開度T V、 0と、ステップ22て機
関回転速度Nに基づき設定したスライスレベル5LTV
Oとを比較し、TVO>5LTVO?’あるときには、
機関1が過給されているもの(過給2 運転領域)と見做しステップ24で前記フラグf1ag
に1をセットし、また、TVO≦5LTVOであるとき
には、機関1が過給されていないもの(非過給運転領域
)と見做しステップ25で前記フラグf lagにOを
セットする。
再び第3図のフローチャートに戻って説明すると、ステ
ップ2で上記のようにして設定制御されるフラグfla
gを判別し、フラグflagに0がセットされている非
過給運転領域であるときには、ステップ3へ進んで吸気
温度TAの推定設定を行う。
ステップ3では、水温センサ11で検出された機関温度
を代表する冷却水温度Twと外気温センサ8で検出され
た外気温度TASとの偏差(Tw−TAS)を求める一
方、吸入空気流量Qの対数に応じた補正係数、及び、吸
気圧センサ7で検出された吸気圧力PBと回転速度セン
サlOで検出された機関回転速度Nとに基づく微小補正
係数を設定する。そして、これらの補正係数で前記温度
偏差を補正して吸気通路4における熱交換による温度3 上昇分を設定し、この温度上昇分を外気温度TASに加
算して吸気温度TAを推定設定する。
機関に吸入される空気は、エアクリーナ13を介して外
気から取り込まれた後、吸気通路4を通過するときに熱
交換されてからシリンダ内に吸入される。従って、吸気
温度TAは、吸気通路4の温度(冷却水温度Tw)が高
ければ高くなり、また、流れる空気量が少ないと高くな
る。更には、機関回転速度N及び機関負荷にも依存して
変化する。
これにより、熱交換状態を左右する吸気通路4(吸気マ
ニホールド)の温度を代表する冷却水温度Twと外気温
度TASとの温度偏差ΔTと、吸入空気流量Q(後述す
るように吸気圧力PBと機関回転速度Nとから設定され
た値)から得られる補正係数と、機関回転速度N及び吸
気圧力PB(機関負荷)に応じた微小補正係数とを用い
て、外気温度TASを補正することで真の吸気温度TA
を推定できる。
そして、外気温センサ8は機関本体の発熱部から遠い位
置に配置されるために、機関本体の発熱4 に影響され難く、また、外気温度TASは温度変動が緩
やかであるからセンサの検出応答性が問題となることは
ない。また、水温センサ11で検出される冷却水温度T
wもセンサの応答遅れが発生するほど急激な温度変動を
示すことはなく、更に、吸気圧センサ7による検出も温
度センサのレベルからすると、殆ど応答遅れはないと言
って良い。
従って、非過給領域における過渡運転時に、吸気温度T
Aが急激に変化しても、これに追従して吸気温度TAを
推定設定することができる。
尚、吸入空気流量Qに応じた補正係数を設定する際に、
吸入空気流量Qの対数に基づいて補正係数がマツプから
検索されるようにしであるのは、検索パラメータの変化
に対する補正係数の変化が略−様になるようにして、マ
ツプ検索による誤差を極力少なくするためであり、かか
る吸入空気流量Qの設定および対数変換は、第5図のフ
ローチャートに示すプログラムで実行される。
第5図のフローチャートに示すプログラムは、4ms程
度の微小時間毎に実行され、まず、ステラ5 プ31では、吸気圧センサ7で検出された吸気圧力PB
を入力し、次のステップ32では吸気圧力PBに機関回
転速度Nを乗算して、吸入空気流量Q相当値を求める。
そして、次のステップ33では、予め前記吸入空気流量
Q相当値を対数log Qに変換するために設定されて
いるマツプに基づいて吸入空気流量Q相当値を対数1o
gQに変換する。
ここで、第3図のフローチャートに戻ると、ステップ3
で吸気温度TAを推定設定すると、次のステップ4では
、ステップ3における推定結果を最終的な吸気温度TA
、、、にセットすると共に、過給運転領域への移行初回
を判別するためのフラグFLAGに0をセットする。
一方、ステップ2でフラグf lagが1であると判別
される過給運転領域であるときには、ステップ5へ進み
、前記フラグFLAGの判別を行う。
前記フラグFLAGは非過給運転領域であるときには上
記のように0がセットされ、後述するように過給運転領
域であるときに1がセットされるから、非過給領域から
過給領域への移行初回には、1に こでフラグFLAGは0であると判別される。
ステップ5でフラグFLAGがOであると判別された過
給運転領域への移行初回時には、ステップ6へ進み、前
回の非過給領域の最後に(過給運転領域への移行直前の
非過給領域で)ステップ3で推定設定された吸気温度T
Aを、過給運転N1域における断熱圧縮による吸気温度
TA上昇の初期値としてTAmにセットし、次のステッ
プ7では前記断熱圧縮における初期圧力として前記TA
m算出時の吸気圧力PBをPBmにセットする。
即ち、過給運転領域においては、過給運転領域への移行
直前にステップ3で推定設定された吸気温度TAとその
ときの吸気圧力PBとを初期値として、吸気圧力PB(
過給圧)の増大に応じて断熱圧縮されて吸気温度TAが
増加するものとして、過給時の吸気温度TAが推定設定
されるようにしである。
ステップ6.7で過給運転領域における初期吸気温度T
Am及び初期吸気圧力PBmの設定を行うと、ステップ
8へ進んで前記フラグFLAGに7 1をセットし、過給運転の継続時にはステップ5からス
テップ6.7をジャンプしてステップ8へ進むようにす
る。
次のステップ9では、前記初期値TAm、PBmを用い
、断熱圧縮ではTAm/P Bm=TA/PB(過給P
B)となることを利用して、以下の式に従い過給状態に
おける吸気温度TA’を推定設定する。
上記演算式において、hosは、第6図のフローチャー
トに示すバックグラウンド処理されるプログラムにおい
て、吸気圧力PBと機関回転速度Nとに基づいて設定さ
れる補正係数であり、これにより、理想的な断熱圧縮に
追従せず、機関負荷と機関回転速度Nとに影響される過
給時の吸気温度変化に対応した補正が行えるようにしで
ある。
また、上記TA’の演算式や補正係数hosの設定に用
いられる吸気圧力PB、更に、機関回転速度Nは、温度
センサのレベルからすると殆ど応答8 遅れなく検出されるから、非過給時と同様に過渡運転さ
れて吸気温度TAが急激に変化しても、応答性段←吸気
温度TAを推定できる。
ステップ9における推定結果は、次のステップ10で最
終的な吸気温度TA、、、dcニセットされる。
上記のようにして、過給運転領域か非過給運転領域であ
るかの判別に従って、それぞれ異なる演算式から吸気温
度TAを推定設定して、その結果をT A l!fia
にセットすると、次のステップ11では前記TA、□に
対応して吸気温度補正係数KTAを記憶しであるマツプ
から該当する吸気温度補正係数KTAを検索して求め、
この吸気温度補正係数KTAによって吸気圧力PBと機
関回転速度Nとに基づく基本燃料噴射量Tpの空気密度
補正が行われるようにする。
このように、機関1が過給される場合であっても吸気温
度TAを応答性良くかつ精度良く求めることができるた
め、過給・非過給の別なく最適な吸気温度補正係数KT
Aを設定させて、基本燃料噴射量Tpを適止化でき、吸
気圧力PBと機関面9 軸速度とを基本パラメータとする燃料供給制御における
過渡時の空燃比制御性が向上する。
ここで、前記吸気温度補正係数KTAに基づく基本燃料
噴射量Tpの補正演算を含む燃料噴射量Tiの設定制御
を第7図のフローチャートに示すプログラムに従って説
明する。
第7図のフローチャートに示すプログラムは、所定微小
時間(例えば10m5)毎に実行され、ステップ41で
は、以下の式に従って基本燃料噴射量TpPBを演算す
る。
TpPB4−RCONDXPBXKQCYLXKTA上
記演算式において、KCONDは定数、KQCYLは吸
気圧力PBと機関回転速度Nとに基づいて設定される体
積効率補正係数である。
次のステップ42では、前記ステップ41で演算した基
本燃料噴射量TpPBに、下式に従って各種の補正を施
して最終的な燃料噴射量Tiを設定する。
Ti←2XTpPBXLMDXCOEF+Ts上記演算
式において、LMDは図示しない酸素センサで検出され
る排気中の酸素濃度に基づき判0 別される空燃比が目標空燃比に近づくように設定制御さ
れる空燃比フィードバック補正係数であり、また、C0
EFは水温センサ11で検出される冷却水温度Twを主
として設定される始動後増量補正などを含む各種補正係
数である。更に、Tsはバッテリ電圧による燃料噴射弁
12の有効開弁時間の変化を補正するための補正骨であ
る。
ステップ42で設定される燃料噴射量Tiの最新値が燃
料噴射タイミングになると読み出され、この燃料噴射量
Tiに相当するパルス巾の駆動パルス信号が燃料噴射弁
12に出力されることにより、機関1に燃料噴射量Ti
に相当する量の燃料が供給されるようになっている。
〈発明の効果〉 以上説明したように、本発明によると、過給機付内燃機
関において、非過給時には吸気通路での熱交換の状態を
予測して外気温度に基づき吸気温度を予測設定し、過給
時には、断熱圧縮によって吸気温度が上昇するものとし
て、非過給時に予測設定した吸気温度を基準として吸気
温度を吸気圧1 力変化に応じて予測設定するようにしたので、過給機付
内燃機関においても、応答遅れのない然も精度の良い吸
気温度検出が行え、検出された吸気温度に基づいて燃料
供給量に空気密度補正を施すことにより、過給機付内燃
機関における過渡時の空燃比制御性を向上させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成を示すブロック図、第2図は本発
明の一実施例を示すシステム概略図、第3図〜第7図は
それぞれ同上実施例における制御内容を示すフローチャ
ート、第8図は外気温度と冷却水温度との差及び吸入空
気流量の吸気温度に対する影響を示す線図、第9図は過
給機付内燃機関における吸入空気流量の吸気温度に対す
る影響を示す線図である。 1・・・内燃機関  3・・・排気ターボチャージャ4
・・・吸気通路  5・・・スロットル弁  6・・・
スロットルセンサ  7・・・吸気圧センサ  8・・
・外気温センサ  9・・・コントロールユニット10
・・・回転速度センサ  11・・・水温センサ2 12・・・電磁式燃料噴射弁 13・・・エアクリーナ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)機関回転速度、吸気圧力を少なくとも含む機関運
    転条件を検出する機関運転条件検出手段を備え、該機関
    運転条件検出手段で検出された機関回転速度と吸気圧力
    とに基づいて燃料供給量が設定制御される過給機付内燃
    機関における吸気温度に基づいた前記燃料供給量の補正
    のための吸気温度検出装置であって、 外気温度を検出する外気温度検出手段と、機関温度を検
    出する機関温度検出手段と、前記各検出手段で検出され
    た外気温度と機関温度との偏差を演算する温度偏差演算
    手段と、前記機関運転条件検出手段で検出された機関回
    転速度と吸気圧力とから吸入空気流量を設定する吸入空
    気流量設定手段と、過給機による過給運転領域と非過給
    運転領域とを判別する過給運転判別手段と、該過給運転
    判別手段で非過給運転領域であることが判別されている
    ときに前記温度偏差演算手段で演算された温度偏差と前
    記吸入空気流量設定手段で設定された吸入空気流量とに
    基づいて前記外気温度検出手段で検出された外気温度を
    補正して吸気温度を推定設定する吸気温度推定設定手段
    と、前記過給運転判別手段で過給運転領域であることが
    判別されているときに過給運転領域への移行直前の非過
    給運転領域における吸気温度推定値と吸気圧力とを基準
    値とする断熱圧縮で吸気温度が変化するものとして吸気
    温度を前記基準値と吸気圧力とに基づいて推定設定する
    過給時吸気温度推定設定手段と、を含んで構成したこと
    を特徴とする過給機付内燃機関の吸気温度検出装置。
  2. (2)前記過給時吸気温度推定設定手段で推定設定され
    る吸気温度を前記機関運転条件検出手段で検出された機
    関回転速度と吸気圧力とに基づいて補正設定するする過
    給時吸気温度補正手段を設けたことを特徴とする請求項
    1記載の過給機付内燃機関の吸気温度検出装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2697290A1 (fr) * 1993-03-23 1994-04-29 Siemens Automotive Sa Procédé de calcul du temps d'ouverture d'au moins un injecteur de carburant, pour moteur à combustion interne.
DE102017102872A1 (de) 2016-02-16 2017-08-17 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Einlasslufttemperaturschätzsystem für eine turboaufgeladene Maschine

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