JPH03229643A - 改質した2a族金属含有バイメタルまたはポリメタル触媒を使用するアルコキシル化方法 - Google Patents

改質した2a族金属含有バイメタルまたはポリメタル触媒を使用するアルコキシル化方法

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JPH03229643A
JPH03229643A JP2020536A JP2053690A JPH03229643A JP H03229643 A JPH03229643 A JP H03229643A JP 2020536 A JP2020536 A JP 2020536A JP 2053690 A JP2053690 A JP 2053690A JP H03229643 A JPH03229643 A JP H03229643A
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Stephen W King
スティーブン、ウエイン、キング
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Union Carbide Chemicals and Plastics Technology LLC
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は IIA  族の金属(カルシウムを除く)を
含有する改質されたバイメタル性又はポリメタル性の触
媒、及びこのものをオキシアルキル化反応生成物、すな
わち少なくとも1個以上の活性水素基を有する有機化合
物とアルキレンオキサイドとの縮合反応生成物の製造に
使用する方法に関する。この出願はまた、IIA族の金
属又はIIA  族金属の含まわた化合物、例えば酢酸
マグネシウム等をIIA  族の触媒活性のある金属源
として用いてアルコキシル化用のIIA  族金属の含
まれたバイメタル性又はポリメタル性の、改質された触
媒を製造する方法の発明をも対象とする。またこの出願
は更に、E記のIrA  族の金属の含まれたバイメタ
ル性又はポリメタル性の、改質された触媒を用いて有利
な狭い分子量分布範囲を有するアルコキシル化反応性生
物を製造する方法の発明をも対象とする。
〔従来の技術〕
少なくとも1個以上の活性水素基を有する有機化合物と
種々のアルキレンオキサイドとの、一般にアルカリ性又
は酸性の触媒の存在のもとでの縮合反応によって、例え
ば種々の界面活性剤、機能性液体、グリコールエーテル
類、ポリオール類等の種々の生成物が商業的に製造され
ている。このアルコキシル化反応生成物の型及び性質は
中でもその用いた活性水素化合物、アルキレンオキサイ
ド及びこのアルキレンオキサイドの活性水素有機化合物
に対するモル比、並びにその触媒に依存する。このアル
コキシル化の結果として成る分子量分布範囲を有する縮
合反応生成化合物の混合物が得られる。
それら生成アルコキシル化化合物の多くの用途において
、その生成アルコキシル化化合物の成るものは他のもの
よりもはるかに大きな活性をもたらす。従ってこのよう
なアルコキシル化化合物を生ずるのに選択的なアルコキ
シル化方法が望まれる。更に、このような用途の多くに
ついて、その反応したアルキレンオキサイドの分子量分
布が狭い範囲内にあるような生成アルコキシル化化合物
の混合物は単一の生成アルコキシル化化合物のみが主要
部分を占めるようなアルコキシル化反応生成物よりも優
れていると信じられる。例えば界面活性剤組成物におい
ては、各界面活性剤の作用を受けるべき物質の範囲は通
常異なっている。成る範囲内のアルコキシル化反応生成
化合物はその範囲が狭いにしても、界面活性剤の作用を
受ける種々の物質に対する界面活性剤の性能を高める。
更にまた、非常に近い関係にある幾つかのアルコキシル
化反応生成化合物の混合物は、例えば曇点、凝固点、流
動点及び粘度等に関して単一化合物よりも改善された性
質を有する混合物を提供することができる。しかしなが
らバランスが存在し、そして各反応生成化合物の分布が
広くなりすぎる場合には、より望ましくない生成アルコ
キシル化化合物がその混合物を稀釈してしまうのみなら
ず、その目的とする範囲のものよりもより親水性の高い
、又はより親油性の高い成分がその目的とする諸性質に
とって有害であることもある。
その上に、アルコキシル化反応生成化合物の分布範囲が
広いことはそのアルコキシル化反応生成物を用いて得ら
れる最終的配合製品の配合範囲の融通性を制限すること
がある。例えば油中木型のエマルジョン製品を製造する
場合に水の重量%を最小限にするような濃厚組成物を製
造することがしばしば望まれる。この濃厚物を次にその
使用時に水で稀釈し、それによって輸送や水の貯蔵の経
費を削減することができる。望ましい濃厚液を生ずる能
力は一般に、一部はアルコキシル化反応生成化合物の狭
い分布範囲を有することに依存し、と言うのは、もしよ
り重質の化合物が存在するときは一般により多量の水が
必要となり、さもなければゲル化(製品不安定性のしる
し)が起ってしまうからである。
アルキル化反応生成物中の、有機化合物1モル当りのア
ルキレンオキサイドのモル数の成る分布範囲が重要であ
り得るという認識は既に古くから存在していた。例えば
英国特許第1.3’l’l1、!166  号明細書は
洗濯洗剤に使用するための約10から約13.5までの
親木性/親油性バランス(HLB)の値を有するエトキ
シル化物の使用を開示している。このようなHLBをも
たらすために脂肪アルコールの1モル当り反応させるべ
きエチレンオキサイドのモル数が重要であると記述され
ている。
英国特許第1,462,133  号明細書においては
その目的とするクリーニング用組成物に例えば約IOな
いし約12.5と言う狭いHLB範囲をもたらすだのに
充分なアルキレンオキサイド共界面活性剤を用いている
英国特許第1.462j34  号明細書には約9.5
ないし11.5のHLBを有するエトキシル化物、好ま
しくは10.0ないし11.1のHLBを有するエトキ
シル化物の用いられている洗剤組成物が開示されている
このようにアルコキシル化反応生成物によってもたらさ
れるべき諸性質についての理解が深まるにつれて、目的
とする諸性質を高めるようにそのアルコキシル化生成物
の製造を計画することがより強く求められるようになっ
た。従って有機化合物1モル当り反応するアルキレンオ
キサイド単位の分布が目的とする諸性質を高めるような
範囲に限定されているアルコキシル化反応生成物を作り
出すことに多くの努力がなされてきている。
幾つかのアルコキシル化方法は、少なくとも1個の活性
水素基を含む少なくとも1種以上の有機化合物と、少な
くとも1種以上のアルキレンオキサイドとを、成る触媒
の存在のもとで縮合反応させることによって特徴づけら
れている。ここで最も一般的な触媒は恐らく水酸化カリ
ウムである。
しかしながら水酸化カリウムを用いて得られた生成物は
一般に、そのアルコキシル化反応生成化合物の広い分布
を有する。これについては例えばニューヨーク州ニュー
ヨークのMarcel Dekker。
Inc、  より刊行されたM、J、 5chick 
 の「非イオン性界面活性剤」第1巻、28−41頁を
参照されたい。言い換えれば、中でもより高いアルコキ
シル化比において特別な幾つかのアルコキシル化反応生
成化合物に対する低い選択率が示されるということであ
る。例えば米国特許第4.223,165  号公報の
第6図には、ガリウム触媒を用いて脂肪アルコール混合
物を60重量%のエチレンオキサイドによりエトキシル
化することによって作ったアルコキシル化反応生成化合
物の分布が示されている。
種々のアルコキシル化方法で得られるこのような分布は
、同じ型の触媒を使用した場合でさえもそのアルコキシ
ル化される有機化合物の型に依存して変化し得る。例え
ばノニルフェノールによっては水酸化カリウム触媒を用
いて成るポアソン型の分布を得ることかできる。しかし
ながら例えばテカノール、ドデカノール等のような脂肪
族アルコール類を用いた場合にはその分布は更により広
がる。このような分布を本文においては「通常の広い分
布jと呼ぶことにする。
酸性の種々の触媒も使用することができ、そしてこれら
は比較的狭い、従ってより望ましい分子量分布をもたら
す傾向を有するけれども、しかしながらこれらの触媒は
望ましくない副反応生成物の形成をも促進し、従って商
業的には広く用いられではいない。
これまでアルコキシル化反応生成物の分子量分布を制御
することが特に強調されてきている。そのための一つの
試みはその反応混合物から望ましくない生成アルコキシ
ル化化合物を除くことであった。例えば米国特許第3,
682,849  号公報には未反応のアルコールと低
沸点エトキシル化化合物部分とを気相において除去する
幾つかの方法が開示されている。それらの組成物はエト
キシル化されていないアルコール類とモノエトキシル化
化合物とをそれぞれ約1%未満、シェドキシル化化合物
を2重量%未満、そしてトリエトキシル化化合物を3重
量%未満の量で含むと言っている。この方法は原料の損
失を招き、というのは低級エトキシル化生成物がその組
成物から除かわるからである。またその除去処理後の生
成物もなお種々の生成エトキシル化化合物の広い分布範
囲を有し、すなわち比較的高分子量の生成物がなお相当
な割合でその組成物中に存在している。通常直鎖状アル
コールを用いたときに存在する粘度の問題を回避するた
めにこの特許によればその出発アルコールのうちの20
ないし30%は分岐したものである必要がある。
有機化合物に対する反応剤エポキシド化合物のモル比を
低くすることによりて、生成アルコキシル化化合物の狭
い分布を得ることは容易に達成することができる。米国
特許第4,098,818  号公報には脂肪アルコー
ルに対する触媒(例えばアルカリ金属及びアルカリ金属
水素化物)のモル比が約11であるような方法が開示さ
れている。この公報の例1の部分C及びDについて生成
エトキシル化化合物の分布が開示されており、これを要
約すれば下記の通りである: 部分C部分り 第一脂肪アルコール  (:I2    C:+2− 
C14生成物分子M      352   311平
均工トキシル化度   3.8   2.54分布(%
) EoO,73,8 E、          6.1   15.3E21
7.3   25.9 E322−4   23.8 E421.2   15.9 E515.6   10.7 E68.6   3.5 E、          5.6   1.2E8  
       2.3 (註:*)EO=エチレンオキサイド アルコールに対するアルキレンオキサイドの低い比率と
組合わされた高い触媒含有量が狭い分布の低級エトキシ
ル化フラクションの生成を可能にするようである。しか
しながらアルコールに対するアルキレンオキサイドの比
率が上昇すると、アルカリ金属触媒に特性的な「通常的
な広い分布」を予想することができる。その上に、この
開示された方法は生成エトキシル化化合物の狭い分布を
もたらすと報告されているけれども、この分布は比較的
高級の生成エトキシル化化合物のかなりの量が存在する
ように偏っている。例えばその部分Cにおいてはそのエ
トキシル化反応混合物の15%以上が各反応光成分につ
いての平均よりも少なくとも3個以上多いオキシエチレ
ン基を有しており、そして部分りにおいてはこの量は1
6%以上である。
1983  年12月 12日に公表されたヨーロッパ
特許出願AOO95562号には、アルコールに対する
エチレンオキサイド反応剤の低い比率を用いた場合に低
級エトキシル化生成物に対する高い選択性を得る能力が
、また高級のエトキシル化生成物を目的とする場合にこ
の選択性の急速に失われる傾向か例示されている。例え
ばジエチルアルミニウムフルオライド触媒の使用を報告
しているその例1(1モルのEO付加物として記載され
ている)は12ないし14個の炭素原子のアルコール3
00g及びエチレンオキサイド 64 gを使用してお
り、そして同じ触媒を用いるその例5(1,5モルのE
O付加物として記載されている)は300:118のア
ルコール対エチレンオキサイド重量比を用いている。グ
ラフで示されているデータを基礎とすればその分布は次
のようである: 例1  例5 Eo27    t。
E、    50   36 E217   33 E34   16 46 52 E6−   1 ここに記載されている1モルEO付加物からエトキシル
化を僅かに 1.5  モルEO付加物に上昇したのみ
でさえ、そのエトキシル化反応生成物の分布は著しく広
がって「通常的な広い分布」から予想できるよりもより
多量の高級エトキシル化生成物が生じている。その触媒
は反応過程において消費されるもののようであり、従っ
てこれは高い付加物レベルで狭いアルコキシル化反応混
合物分布をもたらすために用いることはできない。
高級エトキシル化生成物について「通常的な広い分布」
から予想されるよりも狭い分子量分布がもたらされるこ
との報告されている幾つかの触媒か知られている。特に
この研究は第TIA  族のアルカリ土類金属の誘導体
によるエトキシル化触媒反応を強調している。今日まで
は殆どもっばら非イオン性界面活性剤の製造に対しての
み限定されているようなそれらの触媒においては、通常
のアルカリ金属より導かれた触媒を用いて製造されるも
のよりもより狭い分子量分布、より低い未反応アルコー
ルの割合、及びより低い流動点を有する疎水性のエトキ
シル化生成物を提供するそれらの実証された能力に興味
が注がれる。
最近、Young氏及び共働研究者に一連の米国特許か
与えられたが、これらはアルカリ金属水酸化物による従
来技術の触媒を用いて作られた生成物よりもより低い流
動点、より狭い分子量分布、より低い未反応アルコール
残留分及びより良好な洗浄能力を有する非イオン性界面
活性剤を製造するためのエトキシル化触媒として、変成
されていないバリウム及びストロンチウムの酸化物及び
水酸化物、又はフェノールで変成された酸化物及び水酸
化物の使用を記述している。これについては米国特許第
4,210,764  号、同第4,223,164 
 号、同第4,239,917  号、同第4,254
,287  号、同第4.302.613号及び同第4
,306,093  号の各公報を参照されたい。重大
なことは、これらの特許公報にマグネシウムとカルシウ
ムとの酸化物及び/又は水酸化物が、これらはそのバリ
ウム及びスi・ロンチウムの化合物に対する除触媒とし
ての働きはするけれども、エトキシル化のための触媒活
性を示さないと言う効果についての言及を含んでいるこ
とである(米国特許第4,302.613  号)。
これらの特許公報に開示されているエトキシル化生成物
の分子量分布は通常の分布よりは狭いけれども、所望の
狭さを充分に満足するものではないようである。例えば
米国特許第4,223.146  号公報の第6図には
、種々の触媒を用いての12ないし14個の炭素原子の
アルコールと60%のエチレンオキサイドとのエトキシ
ル化生成物についての生成物分布が示されている。バリ
ウム水酸化物の触媒が、最も優勢に生ずる成分化合物と
して約16%の6モルエトキシル化物を含む反応混合物
をもたらすと記述されている。しかしながらこの分布は
なお比較的広くて、その最も優勢に生ずる成分化合物よ
りも3個以上多いオキシエチレン基を含むエトキシル化
反応生成物が全混合物の約19%以上を占め、そしてこ
の分布はより高級のエトキシル化生成物の方に偏ってい
る。同様に同し図に示されている水酸化ストロンチウム
の触媒はより対称的な分布を有するようであるが、しか
しなからその最も優勢に生ずる成分化合物、すなわち7
モルエトキシル化物は約14.5重量%で存在し、そし
てこの最も優勢に生ずるエトキシル化物よりも3個以上
多いオキシエチレン基を有するものがその組成物の約2
1重量%を占めている。
米国特許第4.239917号公報にも水酸化バリウム
の触媒及び脂肪アルコールを用いた場合のエトキシル化
物の分布が開示されている。この特許公報の第7図には
エトキシル化レベル40%における分布が示されている
が、その最も優勢に生ずる成分化合物は4モルエトキシ
ル化物である。この混合物の約19重量%以上はその最
も優勢に生ずる化合物よりも3個以上多いオキシエチレ
ン基を有している。第4図にはエトキシル化レベル65
%におけるエトキシル化の場合の分布が示されている。
9モル及び10モルのエトキシル化物が最も優勢に生ず
る化合物であフてこれらはともにその全組成物の約13
重量%を占めている。その分布は比較的対称的であるけ
れども、しかしながらその全組成物の約17重量%はそ
の平均の分布中心(9,5個のオキシエチレン基)より
も少なくとも3個以上多いオキシエチレン基を有するも
のである。興味あることは、水酸化ナトリウム触媒を用
いた幾つかの比較例がこれらの図のそれぞれにあげられ
ていて、低いエトキシル化レベルにおいて通常の幾つか
の塩基性触媒を用いて達成できる分布ピークを示してい
ることであるが、これは高いエトキシル化レベルでは達
成されない。
Mc(:ain  及び共同研究者等は一連のヨーロッ
パ特許出願を出願し、それらはアルカリ土類金属、特に
カルシウムの塩基性塩を触媒として使用することを記述
しているがこれらは反応媒体中に可溶性である。これら
の出願には更に、その金属アルコキシド触媒化合物のア
ルキル部分についてのアルコール交換を含む触媒製造方
法も開示されている。これについてはいずれも本文にお
いて参照文献として採用するヨーロッパ特許公告第00
26544号、同第0026547号及び同第0026
546  号公報を参照されたい。同様にまた1982
年12月30日出願の米国特許出願第454,560 
 号も参照されたい(バリウム含有触媒)。これらの研
究者はまた成る種のアルカリ土類金属誘導体を部分的に
中和し、そしてそれによりその触媒作用を助けるために
強酸類の使用も開示している。これについては本文にお
いてともに参照文献として採用する米国特許第4,45
3.022  号及び同第4.453,023  号公
報(バリウム含有触媒)を参照されたい。
Mc(:ain  等によって発表されたそれらカルシ
ウム含有触媒は、通常の水酸化カリウム触媒を用いて得
られる反応混合物よりもより高級のアルコキシル化反応
生成物に対して高められた選択性をあたえる。実際に、
これらのカルシウム含有触媒がストロンチウム含有又は
バリウム含有の触媒によってもたらされるものよりもよ
り狭いアルコキシル化物の分布範囲をもたらすと信じる
べき幾つかの根拠が存在する。しかしながら更により狭
い生成アルコキシル化物の分布、特に少なくとも一つ以
上の成分化合物が全組成物の少なくとも19重量%以上
を占め、そしてアルコキシル化生成物の平均分布中心に
対して3個よりも多いアルコキシル基を有するアルコキ
シル化反応生成物がその反応混合物の極めて僅かの部分
しか占めないような狭い分布を提供するように改善する
ことが求められている。
ここに参照文献として採用する、1984  年6月2
2  日出願の共出願である米国特許第621,991
号は、変性されたカルシウム含有触媒を用いて比較的狭
いアルコキシル化生成物分布を有するアルコキシル化反
応混合物を製造する方法に関する。
これにはまたその触媒活性カルシウム源として酸化カル
シウム及び/又は水酸化カルシウムを用いてIIA族金
属含有化合物を作る幾つかの方法も開示されている。そ
の中に記述されているアルコキシル化反応混合物は狭く
て均衡の取わた生成アルコキシル化物の分布を示してい
る。これに示されている反応混合物は実質的に高級のア
ルコキシル化物部分、すなわち平均分布中心のアルコキ
シル化物よりも少なくとも3個以上多くアルコキシル基
を含む部分を比較的多量には含んでいない。
この中で最も優勢に生ずるアルコキシル化物か4個以上
のアルコキシ単位を有するような部分、すなわち通常の
触媒によっては比較的広い範囲の生成アルコキシル化物
かもたらされるような部分において狭い分布を得ること
かできると述へられている。
1987  年9月30日に出願された、本文において
参照文献として採用される共出願中の米国特許出願第1
02,939  号はカルシウム含有の不均一触媒(有
機ポリマーに支持された)及びこのものを種々のアルコ
キシル化物、すなわち少なくとも1個以上の活性水素基
を有する有機化合物とアルキレンオキサイドとの縮合反
応生成物の製造に使用する方法に関する。これには、触
媒活性カルシウム源として酸化カルシウム又は水酸化カ
ルシウムを用いてアルコキシル化用の不均一(有機ポリ
マーに支持された)カルシウム含有触媒を製造するため
の幾つかの方法があげられている。好都合な狭い分子量
範囲を有し且つ本質的に中性のpHでしかも触媒残留の
ないアルコキシル化物がもたらされる。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明はIIA  族の金属(カルシウムを除く)を含
有する改質されたバイメタル性又はポリメタル性の触媒
、及びこのものをオキシアルキル化反応生成物、すなわ
ち少なくとも1個以上の活性水素基を有する有機化合物
とアルキレンオキサイドとの縮合反応生成物の製造に使
用する方法を提供しようとするものである。本発明はま
た、IIA族の金属又はIIA  族金属の含まれた化
合物、例えば酢酸マグネシウム等をIIA  族の触媒
活性金属源として用いてアルコキシル化用のIIA  
族金属の含まれたバイメタル性又はポリメタル性の、改
質された触媒を製造する方法をも提供しようとするもの
である。本発明はまた更に、上記のIIA族の金属の含
まれたバイメタル性又はポリメタル性の、改質された触
媒を用いて比較的狭い生成アルコキシル化物分布範囲を
有するアルコキシル化反応生成物を製造する方法をも提
供しようとするものである。ここで用いる IIA  
族金属の語はベリリウム、マグネシウム、ストロンチウ
ム、バリウム及びラジウムを包含する。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の、 IIA  族金属の含まれる改質されたバ
イメタル性及びポリメタル性の触媒は硫酸、燐酸、炭酸
、ピロ硫酸等のようなIIA族のアニオンを有する有機
又は無機のオキシ酸或は硫酸マグネシウム、硫酸亜鉛、
燐酸亜鉛等のような有機又は無機のオキシ酸のIIA族
の金属の塩によって改質されている。例えば硫酸や燐酸
のようなIIA族のオキシ酸の混合物、例えば硫酸アル
ミニウムや燐酸亜鉛のようなオキシ酸のIIA族の金属
の塩の混合物及び例えば硫酸と燐酸亜鉛とのようなII
A族のオキシ酸と種々のオキシ酸のIIA族の金属の塩
との混合物も本発明の方法に使用することができる。こ
れらのIIA族のオキシ酸、及び種々のオキシ酸のII
A族の金属の塩は以下においてしばしば「改質剤」と呼
ぶことがある。
このような改質された触媒は恐らく、若干のものが触媒
的に不活性であってもよいような幾つかの化学種の混合
物よりなる複雑な構造を有すると信じられる。触媒活性
を有するそれらの化学種は次式で表わされる型の構造を
有すると信じられる: [R+−X+−M+]r−Y+−[11h−Y2]j−
[Mz−x2−R2]g   l)但しこの式において R1とR2とは互いに独立に水素、又は少なくとも1つ
以上の活性水素基を有する有機化合物の残基であり、 X、と×2とは互いに独立に酸素、硫黄又は窒素であり
、 M4、M2及びM3は互いに独立に、これらM8、M2
及びM3の少なくとも1つがカルシウム以外のIIA 
 族の金属であることを条件として、カルシウム以外の
IIA族の金属であり、 Yl及びY2は互いに独立に、これらY。
及びY2の少なくとも一方かIIA族のオキシ酸の2な
いし6価のアニオンであることを条件としてIIA族の
、2ないし6価のオキシ酸アニオン、酸素、硫黄又は窒
素であり、 j は0から約100  までの値の整数であり、そし
て f 及びg はj の値が0であるときにf+gの合計
がY、の価数に等しくなるような値の整数であり、そし
てj の値が0以外のときはf+g  の合計がY1÷
[M3−Y2]jの価数に等しくなるような値の整数で
ある。
上記式(i)  は単に推測されたものである。本文に
おいて用いる2僅の語は原子価が2であることを意味し
、そして多価の語は原子価が2よりも大きいことを意味
する。また同様に本文において用いるバイメタル性の語
は同一であフても異なっていてもよい2つの金属を含む
こと、そしてポリメタル性の語は同一であっても異なっ
ていてもよい2つよりも多い金属を含むことを意味する
本発明の特許請求範囲を含めて上記式 (i)  はM
、M、、M2及びM3についての多価の要求を含むもの
とし、そしてこのような多価の要求が式 (i)におい
て適当に満足されるものとする。更に閘3のいかなる多
価の要求もR,−X、−又はR2−X2−によって満足
されるであろうことが理解される。
本発明は第1IA  族の金属を含むバイメタル性又は
ポリメタル性の改質されたIIA族金属含有化合物を製
造する方法を提供するものであり、この方法は下記の各
段階、すなわちa)カルシウム以外のIIA  族の金
属、又はカルシウム含有化合物以外のIIA  族金属
含有化合物、例えば酢酸マグネシウムを、活性化剤と混
合することにより、少なくとも部分的に反応させるか又
は可溶化し、そわによりて、滴定可能なアルカリ度を有
する IIA族金属含有組成物を形成させ、b)カルシ
ウム以外のIIA族の金属、又はカルシウム以外の2個
又は多価の金属の含まわる化合物を、少なくとも1個の
活性水素を有する有機化合物と反応させて、IIA族の
金属の含まれた組成物を作り、C)前記IIA  族金
属含有組成物を、上記IIA族の金属の含まれた組成物
と効果的な反応条件のもとで反応させて触媒先駆体組成
物を形成させ、そしてd)この触媒先駆体組成物を、I
IA族のアニオンを有するオキシ酸、又はオキシ酸の2
価金属又は多価金属の塩、或はそれらの混合物と効果的
な反応条件のもとで反応させてIIA族金属含有化合物
とする生ずるのに充分なる。
上記の段階a)及びb)は同じ反応装置を用いて同時的
に実施することができる。本文において用いる「可溶化
」の語は第1IA  族の金属を活性の形にすることを
意味するが、但しこの語は実際に溶解した第1IA  
族金属の化合物(これは実存していても実存していなく
てもよい)の形成に限定することを意図するものではな
い。
この可溶化は成る IIA  族の金属の含まれた化合
物を例えば一般式 Z、−X−Q−Y−Z’、。
〔但しこの式においてX及びYは酸素及び窒素よりなる
群から選ばれる同一の、又は異った電気陰性のヘテロ原
子であり、a及びbはX及びYの要求する原子価を満足
するような同一の、又は異なった整数であり、QはX及
び/又はYに対して電気陰性の、又は木質的に中性のい
かなる有機残基であってもよく、そしてこれは上記可溶
化を阻害せず、且つ少なくとも1個以上の炭素原子を有
して好ましくは下記式 Za−R4とR5とは同一であっても異なっていてもよ
く、そして水素及び工ないし4個の炭素原子の低級アル
キル基よりなる群から選ばれるものであり、pは工ない
し6、好ましくは2ないし4の整数である) を有し、2及び2°は同一であっても異なワていてもよ
く、そして水素であるか又はこの活性化剤の目的の作用
、すなわちその反応又は可溶化を妨害しない有機基であ
り、そしてjの活性化剤と混合することにより、少なく
とも部分的に反応させるか又は可溶化し、それによって
、滴定可能なアルカリ度を有する IIA  族金属含
有組成物を形成させ、これを次にIIA族の金属の含ま
れた組成物と反応させて触媒先駆体組成物を形成させる
この触媒先駆体組成物は次に、IIA族のオキシ酸、又
はオキシ酸の2価金属又は多価金属の塩、或はそれらの
混合物と反応させて触媒物質を作り出すが、これは活性
水素基の含まれる化合物、中てもアルコールのアルコキ
シル化において触媒活性を有する。
第TTA  族の金属を含む化合物の可溶化はアルカリ
性スラリーの形成をもたらすことかでき、そのアルカリ
度は滴定によって求めることができるが、これを本文に
おいて「滴定可能アルカリ度」と表わす。
第1IA  族の金属を含む改質されたバイメタル性又
はポリメタル性の触媒組成物はアルキレンオキサイドと
直接接触させて、もし活性化剤が活性水素基を含む場合
にはこの活性化側自身のアルコキシル化物を形成するこ
とができる。もし活性化剤が活性水素基を含まない場合
には過剰の活性化剤は好ましくはアルコキシル化に先立
って除去すべきである。
本発明のもう一つの具体例に従えば、触媒先駆体組成物
とIIA族のアニオンを有するオキシ酸との、又はオキ
シ酸のIIA族の金属の塩との反応に先立って、或はこ
の反応の後で、この活性化剤よりも高い沸点を有しくそ
して通常はより長い炭素鎖の)、活性水素基を有する少
なくとも1つ以上の有機化合物と交換反応の生ずる条件
のもとで交換反応を行なわせてこの先駆体組成物の、対
応する触媒活性のある高沸点の誘導体を形成させる。
この後者の化合物を次にアルキレンオキサイドと直接接
触させてより高沸点のアルコキシル化物を生じさせるこ
とかできる。
本発明のアルコキシル化方法は、上述の第11A族の金
属を含む改質されたバイメタル性又はポリメタル性の触
媒の触媒有効量の存在のもとに、少なくとも1つ以上の
活性水素基を有する少なくとも1つ以上の有機化合物と
アルキレンオキサイドとを縮合反応させることを包含す
る。
改質剤は金属対アニオンの規定当量を与えるために要求
される量の約0.2  ないし0,9  倍、例えば0
.35ないし0.85倍、そしてしばしば約0.45な
いし0.75倍の量で用いられ、こねはそのアルキル化
反応混合物中の化合物分布を狭くして且つ少なくとも1
種類の生成アルコキシル化物が全混合物の少なくとも約
19重量%以上の量で作り出されるようにするのに充分
である。第1IA族の金属を含む改質ざわたバイメタル
性又はポリメタル性触媒は比較的均質な生成物の形成を
保証するのに充分な攪拌のもとに作られる。好ましいオ
キシ酸アニオンは燐酸アニオンである。しばしば、II
A族の金属を含む改質された触媒は25℃とその正常沸
点とのうちいずわか低い方の温度において誘電率が約1
0以上、好ましくは少なくとも約20以上、例えば約2
0ないし50、そしてしばしば約25又は30ないし4
5であるような媒質の中で作られる。
本発明によって狭いけれどもバランスのとれたアルコキ
シル化物の分布を有するアルコキシル化反応混合物かも
たらされる。このような反応混合物は実質的に高級のア
ルコキシル化物部分、すなわち平均分布中心のアルコキ
シル化物よりも少なくとも3個以上多いアルコキシル基
を有する部分を多量には含まない。有利なことに、この
ような狭い分布はその最も優勢に生成するアルコキシル
化物が4個以上のアルコキシ単位を有するような範囲で
、言い換えれば通常の触媒では比較的広範囲のアルコキ
シル化物がもたらされるような範囲において得ることが
できる。
本発明の方法によって製造されるアルコキシル化反応混
合物は少なくとも1つ以上の活性水素基を有する有機化
合物とアルキレンオキサイドとの縮合反応生成物におい
て活性水素基1個当りの反応したアルキレンオキサイド
のモル比が少なくとも約4以上、例えば約4ないし16
又は24、好ましくは約5ないし12であることによフ
て特徴つけられる。これらの反応混合物は全組成物の少
なくとも約19%、例えば約20ないし30又は40%
、そして最もしばしば約20ないし30重量%を占める
ような少なくとも1つの生成アルコキシル化物を有する
。また本発明のアルコキシル化反応混合物は比較的対称
的な分布を有する。すなわち平均分布中心の生成アルコ
キシル化物よりも3個以上多いオキシアルキレン単位(
有機化合物の活性水素基当り)を有するアルコキシル化
物の部分が比較的少なく、例えばしばしば全混合物の約
12重量%未満、例えば10%以下、そしてしばしば約
1ないし10重量%である。同様に、平均分布中心の生
成アルコキシル化物よりもオキシアルキレン基が3個以
上少ない(有機化合物の活性水素基1個当り)生成アル
コキシル化物は通常比較的僅かであり、すなわち全組成
物の約15%未満、例えば約10%以下、そしてしばし
ば約0.5ないし10重量%である。最も優勢に生ずる
アルコキシル化物に対してオキシアルキレン単位が1個
だけ多いアルコキシル化物及び1個だけ少ないアルコキ
シル化物は一般にその最も優勢に生ずるアルコキシル化
物に対する重量比で約0.6=1ないし1:1の比率で
存在する。
本発明の好ましいアルコキシル化反応混合物は下記式 %式%) に相当する生成アルコキシル化化合物の分布を有し、但
し上記式においてnは少なくとも1以上の整数であって
その対象とする生成アルコキシル化化合物についてその
アルコールの活性水素基1個当りのオキシアルキレン基
の数を表わし、五は全反応混合物の重量平均オキシアル
キレンの数を表わし、Aはこの混合物中の最も優勢に生
じたアルコキシル化化合物の重量%であり、そしてP。
は±2%の範囲内の、活性水素基1個当りn個のオキシ
アルキレン基を有する生成アルコキシル化化合物の全混
合物の重量に対する重量%を表わす。
この分布関係式は一般にnがn−4ないし五十4の値の
範囲において当てはまる。
ここで平均分布中心の生成アルコキシル化物とは、次に
高級な同族体及び次に低級な同族体がそれぞれその最も
優勢に形成されるアルコキシル化物に対する重量比で0
.9:1よりも小さなときのその最も優勢に形成される
アルコキシル化物のオキシアルキレン基の数(活性水素
基1個当りの)として定義される。1方の隣りの同族体
が上記の値よりも大きな重量比で存在する場合には平均
分布中心の生成アルコキシル化物はそれら2つの両隣り
の化合物のオキシアルキレン基の数の数平均に等しいオ
キシアルキレン基を有する。重量平均オキシアルキレン
基とは全混合物(未反応のアルコールを含めて)中の各
生成アルコキシル化物のオキシアルキレン基の重量平均
であり、すなわちiは、存在する全ての生成化合物につ
いての(n) (Pn)の合計を100  で除したも
のに等しい。
本発明の好ましいアルコキシル化反応混合物はポリ(オ
キシエチレン)グリコール類、例えばCARBOW八X
■(登へ商標)及び脂肪アルコールエトキシレート、例
えばTERGIT叶■(登録商標)を含む。 CARB
OWAX■はUnion Carbide Corp、
社の一連のポリ(オキシエチレン)グリコールの登録商
標である。エチレングリコールをCへRBOWAX■の
ポリ(オキシエチレン)グリコール類の製造に使用する
ことができ、またCARBO1fAX■の成るポリ(オ
キシエチレン)グリコールをより高分子量のCARBO
WAX■のポリ(オキシエチレン)グリコールを製造す
るのに使用することができる。例えばCARBO1fA
X■ポリ(オキシエチレン)グリコール200  を(
:ARBOWAX■ポリ(オキシエチレン)グリコール
400  の製造のために用いることができる・特別に
はCARBOWAン■ポリ(オキシ1チ′ン)グリコー
ルは液状又は固体の、一般式H(OCtbC;R2)、
OH の重合物であり、ここでWは4に等しいか又はそれ以上
の数である。一般に全てのCARBOWAX■ポリ(オ
キシエチレン)グリコールには数字か付されているが、
これは平均分子量に相当する。一般に本発明の方法は平
均分子1約600  ないし800以上を有するCAR
BOilAX■ポリ(オキシエチレン)クリコール類を
出発物質として用いるのには適しておらず、と言うのは
これらのCARBOWAX■ポリ(オキシエチレン)グ
リコール類は室温において固体(それらは反応温度、例
えば110℃においては液体であるけれども)だからで
ある。使用てきるCARBOWAX■ポリ(オキシエチ
レン)グリコール類の例は、平均W値4及び分子量範囲
190ないし210  を有するCARBOWAX■ポ
リ(オキシエチレン)グリコール200、平均W値8.
2  ないし9.1  及び分子量範囲380  ない
し420  を有する(:ARBOWAX■ポリ(オキ
シエチレン)グリコール400、及び平均W値12.5
ないし13.9及び分子量範囲570  ないし630
  のCARBOWAX■ポリ(オキシエチレン)グリ
コール600  である。
TERGITOL■はUnion Carbide C
arp、  社の登録商標であってこれは一連のエトキ
シル化されたノニルフェノール類、第1級及び第2級の
アルコールである非イオン性界面活性剤、及びIOない
し20個の炭素原子の第2級アルコールの酸性サルフェ
ートのナトリウム塩であるアニオン性界面活性剤に用い
られる。TERGITOL■非イオン性界面活性剤の例
は一般式 %式%) を有し、その際Xが9ないし11でyが一般に1よりも
大きな値であるようなTERGITOL■S 非イオン
界面活性剤を含む。TERGITOL■アニオン性界面
活性剤の例は一般式 %式% のTERGITOL■Anionic 08、−数式(
:J9CH(C2H5) CJ4CH−(SOJa) 
cLc)l (CH3)2のTERGITOL■Ani
onic 4  及び−数式%式%) 以上に記述したように、本発明のIIA  族金属の含
まれた改質されたバイメタル性又はポリメタル性の触媒
は、IIA族の、例えば硫酸、燐酸、炭酸、ピロ硫酸等
のようなアニオンを有する有機又は無機のオキシ酸によ
って、又はIIA族の、例えば硫酸アルミニウム、硫酸
亜鉛、燐酸亜鉛等のようなアニオンを有する有機又は無
機のオキシ酸の金属塩によフて、更にはそれらの混合物
によって改質されている。これらの改質された触媒は恐
らく、若干のものが触媒活性を有していなくてもよいよ
うな幾つかの化学種の混合物よりなる複雑な構造を有す
るものと信じられる。それらのうち、触媒活性を有する
ものは下記の一般式(i)で表わされる型の構造を有す
ると信じられる:る: [R+−X+−M+]r−Y+−[11h−Y2]j−
[R2−>h−Rz]g   (1)但しこの式におい
て R1とR2とは互いに独立に水素、又は少なくとも1つ
以上の活性水素基を有する有機化合物の残基であり、 xlと×2とは互いに独立に酸素、硫黄又は窒素であり
、 R3、R2及びR3は互いに独立に、これらM1、R2
及びR3の少なくとも1つがカルシウム以外のIIA 
 族の金属であることを条件として、カルシウム以外の
IIA族の金属であり、 Yl及びY2は互いに独立に、これらY。
及びY2の少なくとも一方がIIA族のオキシ酸の2な
いし6僅のアニオンであることを条件としてIIA族の
、2ないし6価のオキシ酸アニオン、酸素、硫黄又は窒
素であり、 j は0から約100  までの値の整数であり、そし
て f 及びg はj の値が0であるときにf+gの合計
がYlの価数に等しくなるような値の整数であり、そし
てj の値が0以外のときはf+g  の合計がL ”
 [M+−Y21+の価数に等しくなるような値の整数
である。
上記式(i)  は単に推測されるものである。
本発明のアルコキシル化反応混合物はIIA族の強いオ
キシ酸、又は強いオキシ酸のIIA族の金属の塩、或い
はそれらの混合物によって改質された、生成アルコキシ
ル化物の成る特定的な狭い分布を与えるのに充分な、 
IIA  族金属の含まれた、改質されたバイメタル性
又はポリメタル性触媒を使用することによって得ること
ができるものである。アルコキシル化の反応条件は生成
アルコキシル化物の狭い分布を達成しながらなお変化さ
せることができる。
この触媒の改質剤はIIA族の酸、又はオキシ酸のII
A族の金属の塩、或はそれらの混合物であって少なくと
も1個以上、最も多くの場合は、少なくとも約2個以上
の、核原子に対して2重結合しているように通常表わさ
れるような酸素原子を含んでいる。このような酸及び金
属塩類は例えば硫酸及び燐酸、及びマグネシウム、ジル
コニウム、亜鉛及びトリウムの硫酸塩及び燐酸塩を包含
するけれども、一般には燐酸及び燐酸の上記のような金
属塩類を用いれば上述のような極めて狭い分布が得られ
る。
本発明において用いるのに適した型の、オキシ酸のII
A族のアニオン及びオキシ酸の金属塩のそれ、すなわち
Yl及びY2は、単に例示のためにのみあげるならば、
硫酸根5O4−、燐酸根po4−、vンガン酸根MnO
,−2,チタン酸根Ti03− 、タンタル酸根Ta2
06−、モリブデン酸根Mob4−2、バナジン酸根W
2O4−、クロム酸根Cry4−2、ジルコン酸根Zr
03−  、及びポリ燐酸根等を含む。
IIA族の金属塩の改質剤に含まれ、且つ以下において
記述するIIA族の金属の含まれた組成物においても包
含され得る金属の例は、ヘリリウム、マグネシウム、ス
トロンチウム、バリウム、スカンジウム、イツトリウム
、ランタン、チタン、ジルコニウム、ハフニウム、バナ
ジウム、ニオビウム、タンタル、クロム、モリブデン、
タングステン、マンガン、鉄、コバルト、ニッケル、銅
、亜鉛、カドミウム、水銀、はう素、アルミニウム、ガ
リウム、インジウム、タリウム、炭素、珪素、ゲルマニ
ウム、錫、鉛、燐、砒素、アンチモン、硫黄、セレン、
テルル、セリウム、プラセオジム、ネオジム、プロメチ
ウム、サマリウム、ユーロピウム、ガドリニウム、テル
ビウム、ジスプロシウム、ホルミウム、エルビウム、ツ
リウム、イッテルビウム、ルテチウム、トリウム、プロ
トアクチニウム、ウラン及びプルトニウムを包含する。
改質剤の使用量及びこれを触媒の製造のために導入する
仕方は、少なくとも一つの生成アルコキシル化物が全組
成物の少なくとも約19重量%の量で存在するような態
様で所望の狭い生成化合分布が得られるかどうかを左右
し得る。理論によって限定されることを意図するもので
はないが、生成アルコキシル化物の狭い化合物分布をも
たらすための活性触媒は、第1IA  族の金属原子(
カルシウムを除く)及び他の、カルシウム以外の金属原
子(類)が、前記式(i)  に示すように活性化され
るような態様で改質剤アニオンと組み台わされているも
のよりなると信じられる。添加される改質剤の量は金属
のアニオンに対する規定当量を与えるのに必要であるも
のの約0.2  ないし0.9倍、例えば約0.45な
いし0.75倍である。
一般に改質のときにの触媒先駆体組成物は下記式によっ
て示すことができる: [R+−X+−M+]f−X3−[M3−X41J−[
bh−X2−Rz]g〔但シコノ式しオイテR1、R2
、×1、×2、M1、M2、M3、j、f  及びg 
は上に定義した通りの意味を有するが、 ×3及び×4は互いに独立に酸素、硫黄又は窒素を表わ
す〕。
またR1 とR2とは互いに独立に、2重結合している
酸素(有機化合物がカルホン酸であるとき)及びペテロ
原子、例えば酸素、硫黄、窒素及び燐(有機化合物かグ
リコール、ポリアミン、クリコルのエーテル等であると
き)を含んでいてもよい。しばしばR1及びR2は1な
いし20個の炭素原子を含む。前記式(i i)は単に
推測されるものである。
本願特許請求の範囲を含めて本発明の目的のために、上
記式(i i)かM1、M2及びM3について要求され
る多価の値を包含すること、そしてそのような多価の要
求か上記式(ii)において適当に満足されることが理
解される。また更にM3に対して要求されるいかなる多
価の値もR,−X2−又はR2−X2− によって満足
されることも理解される。
改質剤はIIA  族の金属の含まれる改質された所望
の触媒活性のある化合物が形成されるのを可能とするも
ののよっであるが、その改質の間における他の条件に依
存して改質剤の種々異なった量かアルコキシル化過程に
おける選択性と反応速度とに関して最適の触媒を提供す
ることか見出されている。従って本発明の対象の一つは
アルコキシル化反応混合物の狭い生成化合物分布を達成
するのに充分な水準の改質を提供することである。
IIA族金属の含まれる改質されたバイメタル性又はポ
リメタル性の触媒を含む媒質、は、その得られた[A 
 族金属の含まれるバイメタル性又はポリメタル性の、
改質された触媒が所望の生成アルコキシル化物の狭い分
布を形成できるかどうかをも左右し得る。この媒体かそ
の主要成分として例えば溶媒、すなわち低い誘電率を有
する物質を含む場合には、改質剤は別な液相を形成する
ことができ、そして均質な混合物を得るためにより大き
な困難が観測されることがある。他方において、極性の
強過ぎる溶媒を用いた場合には、そのIIA族金属原子
又は他の金属原子と組み合わされた有機成分部分かその
ような溶剤と置き換わり得る。
従ってそのIIA  族金属の含まれた触媒の改質の間
に一般に過度の量の水が除かれる。最も多くの場合にそ
のIIA  族の金属原子又はその他の金属原子(類)
に組み合わされる部分を提供する有機化合物とその媒質
とは同一である。特に好都合な媒質はエチレングリコー
ル、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、グ
リセロール、ブタンジオール、1.3−プロパンジオー
ル等を包含する。好都合には、アルコキシル化物を生ず
るような反応剤であることを望まないときは、用いる媒
質は触媒と有機化合物反応剤との混合物から蒸留によっ
て容易に除くことのできるような、充分に低い沸点を有
するへきである。最も多くの場合にその媒質は例えばこ
こに記述する活性化剤のように少なくとも2個以上のヘ
テロ原子を有する溶媒よりなる。
改質剤は好ましくはその触媒先駆体組成物か激しく攪拌
されている間に加えるのがよい。これについては、改質
剤は触媒先駆体組成物にゆっくりと添加するのか好まし
い。一般にその触媒先駆体組成物に−どきに添加される
改質剤の量は加えられるへき全改質剤の量の10%未満
である。改質剤の添加は適当な温度、すなわち約10℃
ないし160℃、例えば約50℃ないし150℃の温度
において行なうことができる。好ましくは窒素ガス雰囲
気か有利である。改質剤を水性の形で導入するのか有利
である。
式R,X、−及び−X2R2の置換基を有する IIA
族の金属の含まれたバイメタル性又はポリメタル性触媒
はいかなる適当な方法で作られてもよい。
例えばIIA  族の金属の含まれる組成物はIIA族
の金属又はIIA  族金属の含まれた化合物、例えば
酢酸マグネシウム、或は他の、以下に記述するIIA 
 族金属の適当な源をR,X、H又はHX2R2の式の
活性水素原子含有有機化合物と反応させることによって
作ることができる。カルシウム含有組成物以外のIIA
族の金属の含まれた組成物は、上述したIIA族の金属
或はIIA族の金属の他の適当な源をR,X、H又はH
X2R2の式の活性水素基含有有機化合物と反応させる
ことによって作ることができる。そのIIA  族金属
の含まれた組成物及びIIA族の金属の含まれた組成物
は次に効果的な反応条件のもとで反応させて触媒先駆体
組成物を作る。より高い分子量を有する化合物、例えば
4個以上の炭素原子を有する化合物については上記式R
,X、H又はHX2R2の、より反応性が高くて且つ揮
発性の高い低分子量の化合物(すなわち工ないし約3個
の炭素原子の化合物、中でも例えばエタノール、エチル
アミン、エチレングリコール等)を用い、次いでその低
分子量物質を揮発によフて除去しながらその置換基をよ
り高分子量の置換基と交換するのが好ましい。次いでこ
の触媒先駆体組成物をIIA族のオキシ酸と、又はオキ
シ酸のIIA族の金属塩と反応させて IIA  族金
属の含まれたバイメタル性又はポリメタル性の改質され
たIIA族金属含有化合物を作る。
シル化用触媒を作る。
R,X、H及びHX2R2の式を有する化合物は本発明
に従う生成アルコキシル化物との関連において記述され
るような活性水素基を含む種々の有機化合物、例えばア
ルコール類、フェノール類、カルボン酸類及びアミン類
を包含する。最も多くの場合に式R,X、H及びHX2
R2を有する化合物はアルコールである。 IIA  
族金属原子又はその他の金属原子(類)の上に、より高
分子量の置換基を与えるために交換反応を行なわせる場
合には、般にその改質を交換に先立って行ない、そして
改質過程を促進させるようにその交換用の置換基のため
に低分子量物質を用いるのが好ましい。本発明において
用いる活性水素基の含まれた適当な有機化合物はヒドロ
ホルミル化/水素化反応の反応生成物を含む。
本発明において用いるIIA  族金属の含まれた化合
物/組成物の例はIIA  族金属の含まれた可溶性の
化合物/組成物自身、或はアルコキシル化過程の反応剤
、例えば活性化剤との相互作用において可溶性の形に変
えることができるようなIIA族の金属の含まれた化合
物/組成物を包含する。
IIA族の金属の含まれた化合物/組成物の具体的な例
はIIA  族金属と種々のアルコール(例えばIIA
族金属のアルコキシド及びフェノキシトのようなアルコ
レート)、並びに酸化物、水酸化物、アンモニエート、
アミド、チオレート、カーバイド、チオフェノキサイド
、窒化物、チオシアネート、及び種々のカルボキシレー
ト化合物、例えば酢酸塩、蟻酸塩、蓚酸塩、くえん酸塩
、安息香酸塩、ラウリン酸塩及びステアリン酸塩等を包
含する。好ましいIIA  族金属含有化合物は種々の
マグネシウム含有化合物又はそれらの混合物であり、そ
して好ましいIIA  族金属含有組成物はマグネシウ
ムアルコレート又は同カルポキシレト、例えば酢酸マグ
ネシウム等である。
IIA族金属、又は例えば酢酸マグネシウムのようなI
IA  族金属含有化合物、或は上述のような11A族
金属の他の適当な源、及びカルシウム以外のIIA族の
金属、又はこのようなIIA族の金属の他の適当な源か
らの、上記のIIA族金属の含まれた改質されたバイメ
タル性又はポリメタル性の触媒組成物の製造は、典型的
には例えば約30℃ないし200℃、或はそれ以上の高
い温度において液体媒質中で行なわれる。置換をもたら
す有機化合物は通常はそのIIA  族金属の含まれた
反応剤及び/又はIIA族の金属の含まれた反応剤との
反応に要求されるよりも過剰に提供される。
従って IIA  族金属含有反応剤及びIIA族の金
属の含まれた反応剤の上記有機化合物に対する重量比は
しばしば約0.01  :  100から25  : 
 100  までの範囲内である。所望の場合にはこの
反応は不活性液体溶媒の存在のもとで行なうことができ
る。交換反応はまた高められた温度において、そして場
合によりより揮発性の高い化合物の除去を促進するため
に、減圧のもとで行なフてもよい。
温度は約50℃から250℃までの範囲、例えば約80
℃から200  又は250℃まで、そして圧力(絶対
圧)はしばしば1ミリバールから5バールまでの範囲、
例えば約10ミリバールから2バールまでの範囲である
ことができる。
る。
IIA族金属の含まれた改質されたバイメタル性又はポ
リメタル性触媒組成物の上の有機置換成分かアルコキシ
ル化過程のための「出発剤」成分に相当するのが通常望
ましい。この出発剤成分はアルキレンオキサイドがそれ
と反応するような少なくとも1個以上の活性水素基を有
する有機化合物である。
アルコキシル化は IIA  族金属の含まれたバイメ
タル性又はポリメタル性の触媒の触媒として有効な量、
すなわち例えば出発剤成分の重量について約0.001
  ないし10%、しばしば約0.5  ないし5%を
用いて行なわれる。それら触媒はアルコキシル化の間中
、使用したアルキレンオキサイドの量に関係なくその触
媒活性を実質的に保持する。すなわち触媒の量は、その
アルコキシル化帯域に送り込まれる出発剤の量に依存す
ることができ、そして実施されたアルコキシル化の程度
には依存しない。
通常はIIA  族金属の含まれたバイメタル性又はポ
リメタル性の触媒及び出発側成分を混合し、次いでアル
キレンオキサイドを反応温度において所望量のアルキレ
ンオキサイドが加えられてしまうまで添加し、次にその
生成物を中和し、そして所望の場合には未反応の出発割
物質の反応混合物からの除去、濾過又は更に追加の反応
等を含むいかなる操作ででも終了させることができる。
アルコキシル化の温度は各反応剤又は反応生成物が分解
することなく適当な反応速度をもたらすのに充分な温度
である。しばしばこの温度は約50℃と270℃との間
の範囲、例えば約100℃ないし200℃である。圧力
も広く変化することができるけれども、エチレンオキサ
イドやプロピレンオキサイドのような低沸点アルキレン
オキサイドを使用する場合には、加圧反応器を使用する
のが好ましい。
アルコキシル化反応媒体はその全反応媒体を通じて各反
応剤と触媒との良好な分散を確かめるために攪拌するの
が好ましい。またアルキレンオキサイドは通常それが反
応できる速度に近い速度で加えられる。
中和はアルコキシル化反応混合物から触媒を回収するの
に役立つ。中和したときに触媒を含むゲル構造の形成や
濾過装置に目詰まりを起させる固形物の形成をもたらす
傾向のあるような酸類は避けるべきである。硫酸、燐酸
、プロピオン酸、安息香酸等を用いるのが好都合である
本発明はIIA  族金属或はIIA  族金属含有化
合物が、少なくとも1個以上の活性水素基を有する有機
化合物、例えばアルコール、特に長鎖状脂肪アルコール
、カルボン酸類、アミン類、ポリオール類及びフェノー
ル等をアルコキシル化するのに活性のある触媒を作るの
に効果的に使用することのできるような好ましい方法を
提供する。これは次のような一般的操作によって行なわ
れる。
IIA族金属含有組成物は、IIA族金属、又はIIA
族金属含有化合物と活性化剤とを、このIIA族金属又
はIIA  族金属含有化合物及び活性化剤が相互に作
用し、又は反応して1種類以上の触媒活性のある誘導体
を形成する条件のもとで互いに接触させ、これらの誘導
体を次にカルシウム含有組成物以外のIIA族の金属の
含まれた組成物と、以下において「触媒先駆体組成物」
と呼ぶ1つ以上の触媒活性ある誘導体を形成するのに効
果的な条件のもとで、反応させることによって作られる
。活性化剤は下記式 %式% 〔但しこの式において各記号は前に定義したとおりであ
り、そしてjのいかなる化合物であフてもよい。本発明
の触媒先駆体組成物を用いたIIA  族金属の含まれ
るバイメタル性又はポリメタル性のIIA族金属含有化
合物は特にアルコール類、例えば長鎖状脂肪アルコール
類又はそれらの混合物のような種々の非イオン性界面活
性剤製造における出発剤として使用することのできる第
1級アルコール類のアルコキシル化に有効である。しか
しながらこの触媒先駆体組成物を用いたIIA  族金
属の含まれるバイメタル性又はポリメタル性IIA族金
属含有化合物は、活性水素基を含む広範囲の有機化合物
の接触反応においても同様に効果的に使用することがで
きる。例えば、もしも活性化剤がエチレングリコールで
あるときは触媒先駆体組成物はエチレングリコール自身
のアルコキシル化を接触するためにその場で容易に使用
することができ、それによって全ての所望の分子量及び
、有利なことに比較的狭い分子量分布を有する、エチレ
ングリコールより出発したポリ(オキシアルキレン)グ
リコール化合物が作られる。
更に例示のためにあげるならば、もし活性化剤がエチレ
ングリコールのモノエチルエーテル(MEEG)であっ
て触媒先駆体組成物がエチレンオキサイドによって直接
アルコキシル化される場合には、その生成物はMEEG
のエトキシル化物の混合物であってその組成はエチレン
オキサイドのMEEGに対するモル比によって決定され
る。
ここで用いる「過剰の活性化剤」の語はカルシウム以外
のIIA  族の金属に化学的に又は物理的に結合して
おらず、従って単純な物理的手段によって除去すること
のできるような活性化剤の量を意味する。この操作のた
めに用いる技術は重要ではない。真空ストリッピングが
その単純さと効率とのために推奨されるが、蒸発や他の
公知の種々の方法も用いることができる。
触媒先駆体組成物は微細に分割されたスラリーの形の粒
子状固形物として得られ、このものはその反応混合物か
ら濾過、傾瀉又は類似の種々の方法によって容易に分離
することができる。そのようにして得られた生成物は、
IIA族のオキシ酸或はオキシ酸のIIA族の金属塩で
改質されているかいないかに拘らず種々のアルコキシル
化反応において触媒活性を有する。
この触媒がユニークな狭い分子量分布、低い流動点及び
未反応出発側成分の低い残留水準を存するアルコキシル
化物界面活性剤を作るのに用いることができることが本
発明の特に好ましい特徴の一つである。この場合に触媒
を出発側成分、例えばアルコールと反応の起る条件のも
とに接触させてアルコール交換反応(これはアルコキシ
ド交換反応と呼ぶこともできる)を行なわせる。従って
この出発剤アルコールの一部はIIA  族金属のアル
コレートとして存在し、このアルコレートはそれ自身ア
ルコキシル化反応に対して触媒活性のある化合物である
。この反応混合物を次に1種以上のアルキレンオキサイ
ド、例えばエチレンオキサイドと所望の界面活性剤を製
造する公知の操作に従い反応させる。
次に上記の活性化剤について前にあげた構造式を説明す
るならば、X及びY は好ましくは互いに炭素原子1個
以上隔たっており、例えば互いにβの位置にありで好ま
しくはエチレングリコールにおけるような酸素であるが
、又はモノエタノールアミンにおけるような酸素と窒素
とであるが、しかしながらまた× 及びY は硫黄や燐
であってもよい。他の有用な化合物の例はエチレンジア
ミン、N−メチルエタノールアミン、テトラヒドロフル
フリルアルコール、2−メルカプトエタノール、1,2
−プロピレングリコール、2−メチルチオエタノール、
2−エトキシエタノール、ジエチレングリコール、1.
3−プロパンジオール及び1,4−ブタンジオールであ
る。
Z及びZoは互いに同一であるか又は異なった残基であ
り、これは場合により置換されていて且つしばしばこれ
らZ及びZoの少なくとも1方が水素、工ないし4個の
炭素原子の直鎖状又は分岐鎖状の低級アルキル、2個か
ら約6個までの炭素原子のアルキレン、フェニル又は低
級アルキル置換フェニル、3ないし約6個の炭素原子の
シクロアルキル及びアルキレン或はヘテロ原子置換され
たアメキレン環よりなる群から選ばれるものである。
活性化剤においてQはXとYとの間の6個までの炭素原
子の炭素鎖よりなることかできる。しかしながらまた2
個又は4個の炭素鎖が好ましく、というのはX及びYの
活性化能がこのような鎖長において最大だからである。
それらの中では2個の炭素の鎖長が特に好ましい。大い
に好ましい具体例においてQは2個の炭素の炭素鎖であ
ってその構造式は次式で表わされる: 但しこの式においてZ、Z’ 、X、Y、a及びbは上
に定義したとおりであってR6、R7、R8及びR9は
好ましくは水素であるが5但し場合により置換されてい
る工ないし4個の炭素原子の低級アルキル又は低級アル
キレン或はこの活性化剤の所望の目的の有用性を阻害し
ないような他の残基であることもできる。
っても異なっていてもよく、そして水素及び1なQも環
状であることができ、好ましくは場合により置換された
6個又はそれ以下の炭素数のシクロアルキルであって下
記式で表わすことのできるようなものであってもよい: Za−X−(:  C−Y−Z’b この記述内に含まれる化合物は4−メトキシシクロヘキ
サン−1,2−ジオール、2−アミノシクロペンタノー
ル及び2−メトキシシクロペンタノールを包含する。
同様にX又はYのいずれが、又はこれらの両者は、それ
らのいずれかに隣り合って1個の炭素原子を含む環状構
造の部分であって、下記式で表わされるようなものであ
ることがてきる:I Za−X−C−C−Y−Z’。
このような式て表わされる幾つかの化合物の例はテトラ
ヒドロフルフリルアルコール、フルフリルアルコール、
2−ヒドロキシエチルアジリジン、1−(N−メチル−
2−ピロリジニル)エタノール及び2−アミノメチルピ
ロリジンを包含する。
更に、X及びYはQを含めて下記式に従う同じ環構造の
一部であることかできる: このような化合物の例はピペラジン、4−ヒドロキシメ
チル−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン、2,
6−ジメチルモルホリン及びシクロヘキサノンエチレン
ケタールである。多数の他の環構造が、これらが飽和し
ているといないとに拘らず、また置換されているといな
いとに拘らず可能であり、そして本発明の範囲に含まれ
るものである。
Q及び上記式の総合的構造について含まれるただ一つの
制限は、活性化剤が少なくとも部分的にIIA族金属含
有化合物を可溶化することができる必要があるというこ
とだけである。この可溶化は作用性のない成る物質が確
実に使用可能になることを許容する重要な段階であると
考えられる。いかなる特別な理論によっても制限される
ことを意図するものではないが、この可溶化は隣接の炭
素原子との関連においてそれらヘテロ原子X及びYの電
子引き出し作用によって達成されるものと信じられ、そ
れによって活性他剤分子の酸性度が高められ、そしてこ
れが例えば下記の構造で示されるようなIIA  族金
属との錯化合物の形成に酸化するのを助けるものと信じ
られる: このように式 %式% て表わされる構造のいかなるものも、これかヘテロ原子
の電子陰性度を中和したり除いたりすることかなく、ま
た従ってこのものがその目的とするIIA族金属含有化
合物の可溶化の実現を妨げることかない限り、全て満足
である。本発明のIIA族金属の含まれる改質されたバ
イメタル性又はポリメタル性の触媒を製造する方法にお
いて、活性化剤は上記方法で作られる成る種の中間触媒
化合物に対して安定化作用、すなわち高温度における熱
安定性を提供するものと信じられ、それによつて所望の
最終的な触媒活性化合物の形成を許容すると信じられる
IIA族金属含有化合物が可溶化されるにつれてその媒
質のアルカリ度は上昇し、そのようにしてアルカリ度の
形成を有用な種々の活性化剤を強力に確認するためのス
クリーニング法として利用することができる。この試験
においては例えば、エタノール中0.018 HC:l
  (アルコール性HCI)を用いて滴定することによ
り求められるような、その加えられたIIA  族金属
含有化合物の5gについてIIA  族金属含有化合物
として計算してほぼ1g以上のアルカリ度が期待される
が、これについては後に詳細に記述する。しかしながら
アミン化合物はこの試験を妨害することに注意すべきで
あり、従ってこの試験はアミンを含む活性化剤には適用
できない。
上述のような本発明の方法の可溶化段階においてIIA
  族金属含有化合物又はそれらの混合物を活性化剤と
混合して一つ又はそれ以上の先駆体を形成させる。この
処理の目的はIIA  族金属含有化合物をこれがアル
コキシル化反応において充分に触媒活性を示すように可
溶化することであり、すなわちこのIIA  族金属含
有化合物の濃度は、そのIIA  族金属含有化合物の
充分な量が触媒活性を示すように可溶化される限り、こ
のものの活性化剤中の最大溶解度より高くても、又は低
くてもよい。しかしながら−数的なガイドラインとして
は最初の段階で使用する IIA  族金属含有化合物
の濃度は典型的には活性化剤について約1ないし2%の
範囲であるべきである。このIIA  族金属含有化合
物は通常はこのものの活性化剤中の溶解度を若干超える
量で存在するべきであるが、約30  %超過する I
IA  族金属含有化合物の濃度は殆どの場合に望まし
くない。
この操作の温度は重要ではないと考えられ、そして50
℃から活性化剤の沸点までの範囲であることができ、典
型的には200℃をかなり上回ることができる。約90
℃から 150℃まての範囲、好ましくは約125  
ないし150℃の範囲において操作するのがよく、そし
てこの系は活性化剤を液相状態に保ちながら減圧のもと
で、又は加圧のもとでいかなる所望の温度にも維持する
ようにすることができる。有利には温度及び圧力の条件
は水が反応媒体から蒸発除去され得るような条件である
のがよい、好ましくは触媒の製造は窒素ガスのような実
質的に不活性雰囲気のもとで行なうのがよい。本発明の
方法のこの過程段階を実施するためには、攪拌された容
器の中で活性化剤にIIA  族金属含有化合物を充分
な攪拌のもとに、このIIA族金属含有化合物の少なく
とも一部を可溶化させるのに通した時間にわたり単純に
添加し、そしてIrA族金属含有化合物のスラリーを作
る。通常これは約1ないし4時間の間に行なわれる。可
溶化される IIA  族金属含有化合物の量は勿論、
存在する IIA  族金属含有化合物の濃度、活性化
剤の作用の強さ、並びに採用する温度、時間及び攪拌条
件に依存する。理想的には引き続くアルコキシル化反応
に要求される量のIIA  族金属含有化合物が可溶化
されるのがよい。
この段階のためのIIA  族金属含有化合物の源はI
IA  族金属含有化合物のいかなる市販等級のもので
あってもよく、と言うのはこのようなIIA族金属含有
化合物の中に含まれる副次的な量の不純物は本発明のこ
の過程において形成される触媒に重大な悪影響を及ぼさ
ないと信じられるからである。
IIA族の金属の含まれる組成物を調製するには、任意
のIIA族の金属の含まれた化合物、例えば以下に述べ
るような金属アルコキシドを少なくとも1個の活性水素
基の含まれる有機化合物と反応させる。得られた混合物
をその反応系の圧力を調節することによって約80℃か
ら約200℃までの温度で還流のもとに加熱する。この
ような加熱は典型的には、副反応生成物、例えば水を同
時に頂部から除去しながら約2ないし6時間にわたり実
施する。
バイメタル性及びポリメタル性の塩類が本発明の方法に
おいて使用できることを理解すべきである。例えばII
A  族金属含有化合物及びカルシウム含有化合物以外
のIIA族の金属の含まれた化合物は本発明の目的のた
めには同一化合物であることができる。このようなバイ
メタル性又はポリメタル性塩類の例はジルコン酸マグネ
シウム(MgZr03) 、はう酸マグネシウム(Mg
(BOz)2〕等を包含する。
次にこのIIA  族金属含有組成物は効果的な条件の
もとでIIA族の金属の含まれた組成物と反応させて触
媒先駆体組成物を形成させ、この触媒先駆体をIIA族
の酸と、又はオキシ酸のIIA族の金属の塩と反応させ
てアルコキシル化反応用の触媒を作り出し、そして狭い
生成物分布範囲のアルコキシル化物を作り出す。これは
例えばエチレンオキサイドを例えばエチレングリコール
のような、活性化剤として用いられる物質に加えて全て
の所望の分子量のポリ(オキシエチレン)グリコールを
作るような場合がこれに該当する。
当する。
本発明において用いられるIIA族の金属の含まれた組
成物は、式 (rt+x+)−・(M l)n  及び
(R2X2)−・・(M2)n・で表わすことができ、
その際R□、R2、×1、×2、Ml  及びM2は上
に定義したとおりであり、そしてni、 n、 m’、
n゛は適当な原子価の要求条件を満足させる同一でも異
なっていてもよい整数である。これらIIA族の金属の
含まれた組成物は前にあげたようなカルシウム以外のI
IA族の金属、又は2個又は多価の金属の適当な他の源
を式R,X、H又はHX2R2の活性水素基含有有機化
合物と接触させることによって作ることができる。この
ようなIIA族の金属の含まれた組成物は通常的な種々
の方法で作ることができる。
本発明において用いられるIIA族の金属の含まれた化
合物/組成物の例は、可溶性のIIA族の金属の含まれ
た化合物/組成物自身、又はアルコキシル化過程の反応
剤、例えば活性化剤との相互作用に際して可溶性に変え
ることができるようなIIA族の金属の含まれた化合物
/組成物を包含する。具体的なIIA族の金属の含まれ
た化合物/組成物の例は、IIA族の金属と種々のアル
コールとの反応生成物(例えばアルミニウムアルコキシ
ド及び同フェノキシトのようなアルコレート)並びに酸
化物、水酸化物、アンモニエート、アミン、チオレート
、カーバイド、チオフェノキサイド、ニトリド、チオシ
アネート及び例えば酢酸塩、蟻酸塩、蓚酸塩、くえん酸
塩、安息香酸塩、ラウリン酸塩及びステアリン酸塩のよ
うなカルボキシレート化合物を包含する。
する。
IIA族金属含有組成物とIIA族の金属の含まれた組
成物との反応は触媒先駆体組成物を形成させるのに効果
的な条件のもとで行なわれる。
この反応は、例えば米国特許第3,432,445  
号公報、同第3,607,785  号及び同第4,2
81,087  号公報に記述されているような通常の
種々の方法によって実施することができる。またこれに
代えて触媒先駆体組成物は、制御された加水分解/加溶
媒分解によってメーヤワイン(Meerwein)タプ
ルアルコキシドから作ることができる。これについては
ニューヨーク州ニューヨークのAC8demicPre
ss Inc、  刊行のBradley、 D、(:
、、Mehrotra。
R,(:、  反びGaur、 D、D、の”Meta
l Alkoxides(1978>  及びTey5
sie、 Ph、、Biou1、 J、P、、Hock
s、 L−及び0uhadi、 T、の″(:hemt
ech”の192−194頁 (1977)を参照され
たい。
触媒を異なった出発剤の使用のもとに界面活性剤或は他
のアルコキシル化生成物を作るために使用すべき場合に
は、前に述べた交換反応を行なうことかできる。例えば
界面活性剤を製造する場合に前記式(i)  の触媒を
界面活性剤領域のアルコール、或はこのようなアルコー
ルの混合物、典型的には[12’−(’14  のアル
コール類の含まれた攪拌された容器に加えることができ
る。用いた触媒先駆体組成物又はIIA  族金属を含
むバイメタル性又はポリメタル性の触媒組成物は非常に
広い範囲で変化することができるけれども、引き続くア
ルコキシル化反応に望まれるような濃度であるのが理想
的である。交換反応の間の温度は反応の生ずるいかなる
温度であってもよいが、好ましくは約100〜250℃
の範囲であって、圧力はこのような温度を達成するよう
に調節することができる。
交換反応を次に行なう場合には選ばれる活性化剤はこれ
が界面活性剤領域アルコール、すなわち殆どが250℃
以上の沸点範囲を有するアルコールから容易に昇流除去
できるように約200℃よりも低い沸点を有するべきで
ある。得られるアルコール交換された生成物は種々のア
ルコキシル化反応において触媒として直接使用してその
交換されたアルコール又はアルコール類より出発する種
々の界面活性剤を作るのに適したものである。
上述した方法によって作られる触媒はしばしば微細に分
割された(すなわち例えば約5ミクロン程度の)粒子の
安定なスラリーの形であって過剰のIIA  族金属含
有化合物を含んでいる。
さきにあげた式(ii)の触媒先駆体組成物(そのアル
コール交換生成物を含む)はIIA族のオキシ酸、或は
オキシ酸のIIA族の金属の塩でIIA族金属含有化合
物として使用するに先立って改質して生成アルコキシル
化物の狭い分布が得られるようにする。IIA族のオキ
シ酸の混合物及び/又はオキシ酸類のIIA族の金属の
塩類の混合物或は更にそれらの互いに組み合わされた混
合物は本発明の方法において使用することができる。改
質剤は触媒製造の間のいかなる時点においても加えるこ
とができるが、一般には洗剤領域のアルコールを加える
に先立って加えられ、そして固体の形で、又は適当な溶
剤に溶解して加えることができる。この操作の厳密な化
学的性質は完全には理解されていないけれども、この改
質はその分子量分布が狭くなるようなその全過程の再現
性のある改善をもたらす。加えて、改質された触媒はそ
のアルコキシル化反応において極めて僅かな誘導期間し
が、又は殆ど誘導期間を必要としなくなる傾向を示し、
そしてまた反応速度をも非改質のものに比べて上昇させ
る。対照的に、通常の触媒、例えば水酸化カリウムにI
IA族のオキシ酸或はオキシ酸のIIA族の金属の塩を
加えることは生成物の分布になんら有利な影響をもたら
すことなく、アルコキシル化速度を低下させる。
度を低下させる。
別法として、IIA族金属含有の改質されたバイメタル
性又はポリメタル性触媒は、 IIA  族金属含有化
合物をこのIIA  族金属含有化合物と活性化剤とが
反応又は相互作用して1種以上の触媒活性のある誘導体
が形成されるような条件のもとで活性化剤と接触させ、
そしてこのものを次にオキシ酸のカルシウム以外のII
A族の金属の塩と、一つ以上の改質されたIIA族金属
含有化合物が形成されるのに効果的な条件のもとで反応
させることにより作ることができる。これについては本
願と同日に出願されて本文において参照文献として採用
される共同出願中の米国特許出願第(D−15752)
  号を参照されたい。
この触媒をその「粗製」の形で、すなわちその反応混合
物から分離したり生成したりすることなく用いた場合に
有利な結果を得ることができる。
しかしながらこの触媒は所望の場合にこれが改質されて
いるといないとにかかわらず、その反応混合物から分離
し、精製し、乾燥し、そして貯蔵することができる。こ
れは過剰の活性化剤又は他の活性水素基含有有機化合物
を蒸留除去し、得られたスラリーを濾過し、湿潤濾通ケ
ーキを溶剤(例えばテトラヒドロフラン)でリスラリ−
してて再濾過し、そして好ましくは減圧のもとで乾燥す
るようにして簡単な態様で行なうことができる。そのよ
うにして得られた固形物は触媒活性を有するけれども、
しばしばそれらはその「粗製」の形の触媒よりも実質的
に活性が低い。しかしながら、それにも拘らずその所望
の狭い分子量分布及び他の種々の利点はなお得ることが
できる。
IIA族金属から触媒を製造するための、上に記述した
種々の操作で具体化される全過程が驚くほど広い変化の
可能性を許容するということが本発明の極めて望ましく
且つ極めて驚くべき利点の一つである。すなわち改質剤
を加えることに関し、また穏当な限度内でどれほどの改
質剤を使用すべきかについて著しい柔軟性が存在する。
同様に未反応の活性化剤は、例えばもし採用する場合は
交換反応に先立って全部を、又は部分的に除去すること
ができ、あるいはまたこれは交換反応の間に残留して存
在していてもよい。その上に触媒は無制限に再使用し、
その「粗製」の形で、又は温度上昇に伴うなんらかの反
応速度の損失とともに精製し、乾燥した形で使用し、貯
蔵することができる。
本発明の方法を実施する場合に含まれる諸操作を非イオ
ン性界面活性剤の製造について以下に記述する。
本発明の方法の実現の態様は、以下にあげる、「ビーク
状分布」 (狭い分子量分布)の線状アルコールエトキ
シル化物(非イオン性界面活性剤)の製造に用いるため
の、IIA族金属の含まれたバイメタル性又はポリメタ
ル性のIIA族金属含有化合物のスラリーを製造する一
般的な操作によって説明することができる。
それら非イオン性界面活性剤の製造という特別な対象に
適用する場合に、本発明の方法は大きな操作上の自由度
によって特徴づけられる。これは特に、改質された型の
触媒を作る本発明の方法の好ましい態様において言うこ
とができる。その場合に起る化学の観点から、IIA族
金属の含まれる改質されたバイメタル性及びポリメタル
性触媒の好ましい製造において5つの明確な段階が存在
する。段階1.2.3、及び4は下記の反応を包含する
: 段階1:カルシウム以外のIIA  族金属又はカルシ
ウム含有化合物以外のIIA  族金属含有化合物と適
当な活性化剤との、IIA族金属含有組成物を作り出す
反応。
段階2:カルシウム以外のIIA族の金属、又はカルシ
ウム源以外のIIA族の金属の源と、少なくとも1個以
上の活性水素基を含む有機化合物との、IIA族の金属
の含まれた組成物を形成する反応。
段階3:上記IIA  族金属含有組成物と上記IIA
族の金属の含まれた組成物との、触媒先駆体を形成する
反応。
段階4:上記触媒先駆体組成物と洗剤領域のアルコール
との、活性他剤由来の有機残基を洗剤領域アルコール由
来の有機残基に置き換えるための反応。
上記段階4の交換反応の間又はそれに引き続いて、好ま
しくは上記洗剤領域のアルコールよりもより揮発性の高
い活性化剤は蒸留によってその系から除去される。この
操作が終了した時に触媒の中間体が上記洗剤領域アルコ
ール中の活性化剤を含まないスラリーの形で得られる。
IIA族金属を含むバイメタル性又はポリメタル性触媒
の改質されていない中間体の形のものの製造において段
階1及び段階2は単一の操作に結合させることができる
。段階1において作られるIIA族金属含有組成物と段
階2において作られるIIA族の金属の含まれる組成物
とは同一の組成物であることができ、それによって段階
2は省略される。また、上記の段階1と段階2とはつの
操作に結合させ、その際IIA  族金属又はIIA族
金属含有化合物は活性化剤と洗剤領域のアルコールとの
混合物と反応させる。′それに代えて、段階2を省略し
、そしてオキシ酸カルシウム塩以外のオキシ酸のIIA
族の金属の塩を下記の段階5において使用してもよい。
特に効果的な活性化剤(例えばエチレングリコール、1
.2−プロピレングリコール、エチレングリコールモノ
メチルエーテル等)を用いる場合にはこの別法の活性化
剤を洗剤領域のアルコールと組合わせた操作はこれが触
媒スラリーにおける着色を最小限にする傾向があるため
に好ましい。
最終的な生成物の特性より見るならば、両方の方式は同
程度に好ましい。活性化剤を洗剤領域のアルコールのス
ラリーの中へ供給し、そして IIA族金属塩基又は洗
剤領域のアルコールを活性化剤中のIIA  族金属塩
基のスラリー(又は成る場合には溶液)の中へ加える変
法も可能であるが、それらを採用することはバッチ充填
方式よりも優れていると認められる利点はもたらさない
改質された触媒の製造は第5の主要な操作過程を包含す
るがこれは前記段階1ないし4のそれと同様にそこで現
われる化学に関して明確な一つの段階である。
段階5:改質されていない触媒の、若干の任意の改質剤
、例えばIIA族のオキシ酸、又はオキシ酸のIIA族
の金属の塩或はそれらの混合物の欠落のもとでの改質さ
れていない触媒のスラリーの処理。
この段階はIIA  族金属の含まれたバイメタル性又
はポリメタル性の高活性の改質された触媒を洗剤領域の
アルコール中のスラリーの形で提供する。この生成スラ
リーは通常は非イオン性界面活性剤を製造するためのエ
トキシル化反応に使用する前に真空乾燥させる。改質剤
の装入量は最初のIIA族金属含有化合物装入量に依存
するが、又はより好ましくは、もし可能な場合、「活性
触媒値」に基づくことができ、この値はそのIIA  
族金属含有化合物/活性化剤の反応混合物の1試料をブ
ロモチモールブルー指示薬の存在のもとで0.01 N
  アルコール性HCI  でそのアルカリ度含有量を
滴定することによって求められる。若しIIA族のオキ
シ酸を使用する場合には上記の操作を使用するのが便利
である。特に便利な操作はIIA  族金属含有化合物
/活性化剤の反応の経過を滴定によってたどり、そして
改質剤の装入量を一定のアルカリ度水準に達してしまっ
たときに得られるアルカリ度値に基づくようにすること
である。例えば、特に便利で且つ効果的な操作の一つは
改質剤をこの一定アルカリ度値の約50%の水準におい
て加えることである。このIIA  族金属含有化合物
/活性化剤の反応を滴定によって追跡し、そして改質剤
装入量をこの分析値に基づいて最終的に決定することは
しばしば好ましい操作ではあるけれども、これはアミノ
官能基を含む活性化剤には用いることはできず、と言う
のはアミン官能基はアルカリの度分析を妨害するからで
ある。
このような場合に好ましい操作は改質剤の装入量を洗剤
領域のアルコールの中の活性化剤の含まれない(ストリ
ッピングした)触媒スラリーを滴定して得られたアルカ
リ度値に基づいて定めることである。
この方法は非常に広い操作の自由度を提供するために、
−数的操作を表わすと言えるようなただ一つの操作は存
在しない。しかしながらこの方法を説明するのに十分と
考えられる操作の一つは次のとおりである: IIA族金属含有化合物の一つ(市販で得られるもの)
及び2−エトキシエタノール(コネチカット州ダンバリ
ーのUnion (:arbide (:orp、  
社より得られる)を、還流コンデンサ、熱電対、トレー
数IOの蒸留塔及び不活性ガスバージ用入口の設けられ
た攪拌された適当な大きさの容器に装入する。これら各
反応剤はIIA  族金属含有化合物1部に対して60
ないし80部の2−エトキシエタノールの重量比の範囲
において装入される。この装入物を窒素ガスバージのも
とに還流温度(約135℃)において還流溶媒を頂部か
ら連続的に又は間欠的に除去しながら、全反応の間に元
の溶媒の僅かに10ないし15%だけが頂部から除去さ
れるような充分に低い補給速度で2−6時間加熱する。
この操作の目的は各反応剤とともに持ち込まれるか又は
化学反応によって形成された水を系から除去することで
ある。この還流時間の間に反応混合物を定期的な間隔で
試料採取して触媒的に活性ある物質の形成を表わす「ア
ルカリ度」の形成を追跡することである。この目的のた
めに使用される分析方法はブロモチモールブルー指示薬
を用いる2〜エトキシエタノール中の0.01 N H
(:1による滴定である。引き続く2つの滴定から同様
なアルカリ度値が得られたときにIIA  族金属含有
化合物/活性化剤の反応段階が完了したと考える。この
点に達するまでに、通常約4時間を要する。
次に、得られたIIA  族金属含有組成物をカルシウ
ム含有組成物以外のIIA族の金属の含まれた組成物と
反応させて触媒先駆体組成物を形成させる。例えば、そ
のIIA  族金属含有組成物にインプロパツール中の
アルミニウムイソプロポキシドの混合物を加えて還流温
度(約80℃)において窒素ガスのもとで約2ないし6
時間にわたり、インプロパツールを頂部から連続的に除
去しながら加熱する。2−エトキシエタノールに対応す
る(約135℃)一定の頂部温度を維持した後で加熱を
除き、そして反応混合物を外気温度まで冷却させる。
この時点で反応混合物をエトキシル化されるべき洗剤領
域のアルコールで稀釈し、その際典型的には加えられる
アルコールの量は元の反応において用いたIIA  族
金属含有化合物の1 g (IIA族金属含有化合物と
して計算して)当り約100gである。得られた混合物
を約75℃に冷却して攪拌しながら充分な量の改質剤、
好ましくは燐酸又は燐酸の金属塩で処理してその触媒先
駆体反応混合物の約50%(当量基準で)を改質させる
次に温度を上昇させてその混合物から蒸留により活性化
剤を除去する。蒸留は容器の温度が約215ないし22
5℃に達して容器内の生成物も留出液もともにガスクロ
マトグラフ(GC)分析によって活性化剤が存在しない
ことが示される(すなわち重量で10001)Pm未満
、そしてしばしば重量で100 ppm  未満まで)
Il続する。
そのようにして得られた洗剤領域のアルコール中の、活
性化剤を含まない触媒のスラリーはエトキシル化反応容
器に直接装入するが、又は場合によってはスラリー中の
適当な所望の触媒濃度を得るために、充分な量の乾燥し
た洗剤領域のアルコールで稀釈して装入することができ
る。このスラジーの最終的なアルカリ度値は所望の場合
に上述したと同じ滴定法で求めることができる。
以上に記述した操作は本発明の詳細な説明するものでは
あるけれども、その多数の可能な等価の変法の一つであ
る。他の、種々の変法が前記各方法段階で可能な方法を
組合わせることによって可能である。
本発明の接触アルコキシル化反応は例えばイ)バッチ法
、口)連続式固定床方法及びハ)連続式流動床反応法の
ような通常の種々の方法によって実現することができる
。バッチ式の反応容器の中では触媒は震盪又は攪拌によ
って反応剤中に懸濁して保たれる。流動床反応器の中で
は触媒は成る特別な初期水準にある。反応剤の流れの速
度が上昇するにつれて触媒床は第2の水準まて上向に膨
張し、そして成る臨界速度においてこれは激しい乱流状
態になる。この流動床反応器は触媒の成る固定的温度を
維持するのに必要な熱を供給し、又は除去するために特
に有用である。この触媒床反応器は、良好な流動化のた
めに直径が約1.5インチよりも大きな反応器を必要と
するために通常は比較的大規模のものにしか使用するこ
とができない。
本発明の方法は活性水素基含有化合物のアルコキシル化
、好ましくは例えば第1級又は第2級のアルコール類、
ジオール類又はトリオール類のようなヒドロキシル基含
有化合物のアルコキシル化のためのIIA  族金属の
含まれたバイメタル性又はポリメタル性の触媒の使用を
広範囲に含む。
本発明の方法によって製造されるアルコキシル化反応生
成混合物は下記式 %式%) て表わすことのできる種々の生成アルコキシル化物を含
み、その際上記式においてRIOは少なくとも1個以上
の活性水素基を有する有機残基を表わし、Sは少なくと
も1以上で有機化合物の含む活性水素基の数までの整数
であり、R11及びR12は同一であっても異なってい
てもよく、そして水素、又は例えば1ないし28個の炭
素原子のアルキル(ヒドロキシアルキル及びハロ置換さ
れたアルキルを含む)であることができ、そしてrは少
なくとも1以上、例えば1ないし約50の整数である。
活性水素基含有有機化合物は種々のアルコール(1価、
2価及び多価のアルコール類)、フェノール類、カルボ
ン酸類(千ノー、ジー及びポリカルボン酸類)及びアミ
ン類(第1級及び第2級)を含む。これら有機化合物は
しばしば1個ないし約100  又は150  個まで
の炭素原子(ポリオール重合物の場合)を含み、そして
脂肪族性及び/又は芳香族性の構造を含むことができる
。これら有機化合物はよりしばしば、工ないし約30個
までの炭素原子を有する1価、2価及び3僅のアルコー
ル類の群から選ばれるものである。活性水素基勧誘有機
化合物はヒドロホルミル化/水素化の反応の反応生成物
であることができる。特に好ましいアルコールは直鎖状
又は分岐鎖状の第1級及び第2級の1価アルコール、例
えばメタノール、エタノール、プロパツール、ペンタノ
ール、ヘキサノール、ヘプタツール、オクタツール、ノ
ナノール、デカノール、ウンデカノール、ドデカノール
、トリデカノール、テトラデカノール、ペンタデカノー
ル、ヘキサデカノール、オクタデカノール、イソプロピ
ルアルコール、2−エチルヘキサノール、5ec−ブタ
ノール、インブタノール、2−ペンタノール、3−ペン
タノール及びイソデカノール等である。特に適したアル
コールはC3ないしC2Q  のオレフィン類の「オキ
ソ」反応によって作られるような直鎖状又は分岐鎖状の
第1級アルコール(混合物を含む)である。アルコール
類はまた、例えばシクロペンタノール、シクロヘキサノ
ール、シクロヘプタツール及びシクロオクタツールのよ
うな環状脂肪族アルコール、並びに例えばベンジルアル
コール、フェニルエチルアルコール及びフェニルプロピ
ルアルコールのような芳香族置換された脂肪族アルコー
ル類であることもできる。
フェノール類は30個までの炭素原子のアルキルフェニ
ル類を包含し、例えばp−メチルフェノール、p−エチ
ルフェノール、p−プチルフェノ−ル、p−へブチルフ
ェノール、p−ノニルフェノール、ジノニルフェノール
及びp−デシルフェノール等である。芳香族残基は例え
ばハロゲン原子のような他の置換基を含むことができる
2個以上のヒドロキシル基、すなわち約2ないし6個の
ヒドロキシル基を含み且つ2ないし30個の炭素原子を
含むアルコール類(ポリオール類)は例えばエチレング
リコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール
、ベンチレンゲリコール、ヘキシレングリコール、ネオ
ペンチレンゲリコール、デシレンゲリコール、ジエチレ
ングリコール、トリエチレングリコール及びジプロピレ
ングリコールのようなグリコール類を包含する。他のポ
リオール類はグリセリン、1,3−プロパンジオール、
ペンタエソスリトール、カラクチトール、ソルビトール
、マニトール、エエリスリトール、トリメチロールエタ
ン及びトリメチロールプロパンを含む。
エトキシル化生成物にオキシアルキレン単位を提供する
アルキレンオキサイドは例えば、エチレンオキサイド、
プロピレンオキサイド、1、2−ブチレンオキサイド、
2.3−ブチレンオキサイド、1,2−及び2,3−ベ
ンチレンオキサイト、シクロヘキシレンオキサイド、1
,2−ヘキシレンオキサイド、1.2−オクチレンオキ
サイド及び1,2−テシレンオキサイドのようなアルキ
レンオキサイド、例えばスチレンオキサイド及び2−メ
チルスチレンオキサイドのような芳香族エポキシド類、
及び例えばグリシドール、エビクロロヒドリン及びエビ
ブロモヒドリンのようなヒドロキシ置換及びハロゲン置
換されたアルキレンオキサイド類を含む。好ましいアル
キレンオキサイドはエチレンオキサイド及びプロピレン
オキサイドである。
上記の有機残基及びオキシアルキレン部分の選択は得ら
れる生成アルコキシル化物の用途に基つく。活性水素基
を含む多種多様の化合物を用い、特に望ましい界面活性
剤を提供する1価アルコールを用いて狭い生成物分布範
囲を有利に得ることかできる。アルコキシル化生成混合
物の分布範囲か狭いことによる、特に魅力あるアルコキ
シル化性生物は特定的な親水性親油性バランスが得られ
るような種々の界面活性剤である。従って前記の有機化
合物はしばしば約8ないし20個の炭素原子の1価アル
コールであり、そして前記のアルキレンオキサイドはエ
チレンオキサイドである。
ここに記述する本発明に従う方法はその最も優勢に生ず
る化合物が活性水素基1モル当り1モルよりも少ないオ
キシアルキレン単位を有するような狭い生成アルコキシ
ル化物の分布範囲を選択的にもたらすことを可能にする
けれども、特別な利点は、例えばその最も優勢に生ずる
生成化合物か少なくとも4個以上のオキシアルキレン単
位を有するような、より高いアルコキシル化水準の場合
に生成物の狭い分布を提供することができると言うこと
である。界面活性剤を対象とする幾つかの場合にその最
も優勢に生成するアルコキシル化物は活性水素基1個当
り6.7.8.9.1o、11又は12個のオキシアル
キレン単位を有する。界面活性剤を対象とする多くの場
合に生成化合物の比較的僅かなものが所望の活性を有す
ること、すなわち±2個のオキシアルキレン単位の範囲
が所望の活性を与えることが見出されている。従って本
発明の組成物はアルコキシル化の範囲が狭いけれども活
性の失われるほどには狭くないような範囲であることに
おいて特に魅力あるものである。
その上に本発明によって得ることのできる生成アルコキ
シル化物の比較的対称性の高い分布は、例えば賛意、凝
固点、粘度、流動点等において好ましい物理的性質を有
する混合物を提供するとともにそのバランスに好ましい
影響をもたらす。本発明の多くのアルコキシル化生成混
合物についてi±2の範囲内に含まれる生成化合物は全
組成物重量の少なくとも約75%、例えば約80ないし
95%、成る場合には85ないし95%を占める。重要
なことは、この組成物を、いかなる単の生成アルコキシ
ル化物も全組成物の重量の50%よりも多い量を占める
ことがなく、そして殆どの場合にその最も優勢に生ずる
生成物は20ないし約30重量%、例えば約22ないし
28重量%の量で存在して生成物のバランスが高められ
るように提供し得ると言うことである。
アルコキシル化反応生成混合物の別の一群はポリ(オキ
シエチレン)グリコール類である。例えば、トリエチレ
ングリコール及びテトラエチレングリコールはガスの除
湿、溶剤抽出、及び他の種々の化合物や組成物の製造に
利用される。これらのクリコール類はエチレングリコー
ル及びジエチレンクリコールのエトキシル化によって作
ることか出来る。本発明の有利な方法は少なくとも約8
0  重量%、例えば約80ないし95重量%のトリエ
チレングリコール及びテトラエチレングリコルを含む組
成物成品のエトキシル化を可能にする。
市販品のうちで最も重要なアルコキシル化成品は出発剤
(開始剤)として水又はアルコール(モノオール類、ジ
オール類、ポリオール類等)を用い、そして1,2−ア
ルキレンオキサイド千ツマとしてエチレンオキサイド、
プロピレンオキサイド又はエチレンオキサイド/プロピ
レンオキサイド混合物を使用するものである。このよう
なアルコールのエトキシル化物は例えば溶剤や種々の機
能液体のような極めて頻繁に使用される工業用途材から
、例えば製薬、民生用品或は家庭用品のような超高級化
消費者指向品に到るまでの極めて広い用途に使用するた
めの構造、組成及び分子量の広い範囲を包含する。本発
明のIIA  族金属の含まれたバイメタル性又はポリ
メタル性の触媒は広い範囲のアルコキシル化物を製造す
るのに用いられるが、製品品質に対する要求が非常に厳
しい消費者指向の高級用途領域に使用するように設計さ
れた種々のアルコキシル化物を製造するのに特に重要で
ある。このような用途に用いられる多くの型のアルコキ
シル化物の中で、特に際立っている2つのものはポリ(
オキシエチレン)グリコール類及び脂肪アルコールエト
キシル化物である。
各登録商標(:ARBO11AX■、POLYGLYC
OL E■、PLIJRA(:01 E■等によって知
られている市販のポリ(オキシエチレン)グリコール成
品はエチレングリコール又はその同族体をエトキシル化
することによって製造され、それらは約200  ない
し約2000  の分子量範囲をカバーするように製造
される。いずれも登録商標でNEODOL■、ALFO
NIG■及びTERGITOL■等により知られている
非イオン性界面活性剤である脂肪アルコールエトキシル
化物はC10 −Cl6  の直鎖状又は分岐鎖状の飽
和アルコール類をエトキシル化することによって製造さ
れ、それらは約300  から約800  までの範囲
の分子量をカバーして製造される。これら及びその他の
高品質のパフォーマンス型エトキシルか物の製造におい
て本発明に従う IIA  族金属の含まれたバイメタ
ル性又はポリメタル性触媒は通常のエトキシル化用均一
触媒(Na叶、 K叶 等)に比して極めて大きな種々
の利点を提供する。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例により説明する。
何−」 還流コンデンサ、熱電対、機械的攪拌装置及びパージカ
ス入口を備えた12の反応用フラスコの中に310 g
  のエチレングリコールと 12.7 gの酢酸マグ
ネシウムとを加えた。得られた混合物を真空(180m
m)のもとに還流温度(148℃)において4時間にわ
たり加熱し、その間に94 gの留出液が頂部から留去
されたが、これを水について分析した。次にこの反応混
合物を水浴中で5℃の温度まで冷却し、そして3.43
 g (0,03モル)の燐酸をそのフラスコに加えた
。この混合物を10分間にわたり攪拌し、そしてC12
−14の直鎖状脂肪アルコール類〔重量で約55745
  の比率の、テキサス州ヒユーストンのVista 
ChemiC8l Co、社からえられる混合物Alf
ol (登録商標)〕をその反応用フラスコに加えた。
この反応混合物を次に真空(3−4mm)のもとに加熱
してエチレングリコールを頂部から蒸留除去した。フラ
スコ内温度が129℃に達したときに加熱を除き、そし
て内容物は使用に供するまで窒素ガス雰囲気のもとに外
界温度まで冷却させた。この触媒の成る量を後出の例3
に記述する非イオン性界面活性剤製造のための配合バッ
チを作るのに用いた。
■−ス 還流コンデンサ、熱電対、機械的攪拌装置及びパージガ
ス入口を備えたIILの反応用フラスコの中に310 
g  のエチレングリコールと、19.10 g(0,
089モル)の4永和酢酸マグネシウムと、及び6.0
6 g (0,03モル)のアルミニウムイソプロポキ
シドを加えた。得られた混合物を真空(140mm)の
もとに還流温度(約154℃)において4時間にわたり
加熱し、その間に170 g  の留出液が頂部から留
出した。次にこの混合物を水浴中で5℃の温度まで冷却
し、そして3.5 g (0,03モル)の燐酸をその
フラスコに加えた。この混合物を30  分間にわたり
攪拌し、そしてこの反応フラスコにテキサス州ヒユース
トンのVista ChemiC8lCo、社より得ら
れるC12−14の直鎖状脂肪アルコールの混合物(重
量で約55745  の比率)であるAlfol 12
14 (登録商標)の516 g  を加えた。次にこ
の反応混合物を真空(3−4mm)  のもとに加熱し
、そしてエチレングリコールを頂部から蒸留除去した。
フラスコ内温度が131 ”Cに達したときに加熱を除
き、そして内容物を使用に供するまで窒素ガス雰囲気の
もとで外界温度まで冷却させた。この触媒の成る量を後
出の例4に記述する非イオン性界面活性剤の製造のため
のバッチを作るのに用いた。
舛1及ff4 以上に記述した一般的な操作を非イオン性界面活性剤の
製造のために用いた。これらの製造のための反応用容器
はエチレンオキサイドの自動的供給系を備えた内容2ガ
ロンの攪拌オートクレーブであり、その供給系において
機械駆動式バルブがエチレンオキサイドの供給を約60
 psiゲージの圧力が保たれるようにコントロールし
た。内容2ガロンの攪拌オートクレーブの中に下記表A
にあげる量でそれぞれAlfol 1214  (登録
商標)、エチレンオキサイド及び触媒スラリ(他の添加
物中に含まれる何等かの金属を除く出発金属のモル数で
)を加えた。反応を窒素雰囲気(20psi  ゲージ
)のもとに140℃の温度において実施した。エチレン
オキサイドの供給時間及び最高反応速度も同様に表Aの
中にあげである。非イオン性界面活性剤生成物の重量基
準分子量の分布はガスクロマトグラフ分析(面積%)に
よって求め、そしてそれらの結果は表Aにあげである。
表 * :登録商標 表Aの結果は燐酸で変成したマグネシウム含有の2金属
性又は多、金属性の触媒の有効性を示す。
例3及び例4が示すように、その精製混合物の少なくと
も約19%以上を構成する少なくとも1種類のアルコキ
シル化物を含んでアルコキシル化物の狭い分布を有する
非イオン性界面活性剤が製造された。
本発明は以上の幾つかの実施例によって説明したが、こ
れらによって本発明が縮限されることを企図するもので
はなく、本発明は以上に開示した一般的な多くの領域を
包含するものである。本発明の技術的範囲と要旨とを逸
脱することなく多数の変形態様と具体例とが可能である

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)下記の各段階、すなわち a)カルシウムを除くIIA族の金属、又は カルシウム含有化合物を除くIIA族金属含有化合物を、
    式 Za−X−Q−Y−Z′b (式中X及びYは酸素、窒素、硫黄及び燐よりなる群か
    ら選ばれた同一の、又は異った電気的に陰性のヘテロ原
    子であり、a及びbはX及びYの要求する原子価を満足
    する同一の、又は異なった整数であり、QはX及び/又
    はYに対して電気的に陽性の、又は本質的に中性の有機
    基であり、Z及びZ′は同一であるか又は異なっており
    、そして水素であるか又は上記の金属又は金属含有化合
    物の反応或は可溶化を妨害しない有機基である)の活性
    化剤と混合することにより、少なくとも部分的に反応さ
    せるか又は可溶化し、それによって、滴定可能なアルカ
    リ度を有するIIA族金属含有組成物を形成させ、b)カ
    ルシウムを除く2価又は多価の金属、又はカルシウムを
    除く2価又は多価の金属の含まれる化合物を、少なくと
    も1個の活性水素を有する有機化合物と反応させて、2
    価又は多価の金属の含まれた組成物を作り、 c)前記IIA族金属含有組成物を、上記2 価又は多価の金属の含まれた組成物と効果的な反応条件
    のもとで反応させて触媒先駆体組成物を形成させ、 d)この触媒先駆体組成物を、2価又は多価のオキシ酸
    、又はオキシ酸の2価金属又は多価金属の塩或はそれら
    の混合物と効果的な反応条件のもとで反応させてアルコ
    キシル化用触媒を製造する 各段階よりなる、アルコキシル化用触媒の製造方法。 (2)上記a)及びb)の両段階を組合わせて1つの段
    階にした、請求項1記載の方法。(3)IIA族金属含有
    化合物が酸化物、水酸化物、カルボキシレート、アルコ
    レート、アンモニエート、アミド、窒化物、チオシアネ
    ート、チオレート、カーバイド、チオフェノキサイド及
    びこの方法においてこれらの化合物からその場で転化さ
    れる化合物より選ばれる、請求項1記載の方法。 (4)IIA族金属含有化合物が酢酸塩、蟻酸塩、蓚酸塩
    、くえん酸塩、安息香酸塩、ラウレート、ステアレート
    及びこの方法においてこれらの化合物からその場で転化
    される物質より選ばれるカルボキシレートである、請求
    項3記載の方法。 (5)IIA族金属含有化合物がマグネシウム含有化合物
    である、請求項1記載の方法。 (6)IIA族金属含有化合物がマグネシウム含有アルコ
    レート又はマグネシウム含有カルボキシレートである、
    請求項1記載の方法。 (7)活性化剤が下記式 ▲数式、化学式、表等があります▼ を有し、際この式においてR_6、R_7、R_8及び
    R_9は同一であっても異なっていてもよく、そして水
    素及び1ないし4個の炭素原子を有する低級アルキル基
    又は低級アルキレン基よりなる群より選ばれたものであ
    る、請求項1記載の方法。 (8)活性化剤がエチレングリコールである、請求項1
    記載の方法。 (9)活性化剤が2−エトキシエタノールである、請求
    項1記載の方法。 (10)オキシ酸の2価又は多価の金属の塩が金属燐酸
    塩である、請求項1記載の方法。(11)オキシ酸の2
    価又は多価の金属の塩が金属硫酸塩と金属燐酸塩との混
    合物である、請求項1記載の方法。 (12)2価又は多価のオキシ酸が燐酸である、請求項
    1記載の方法。 (13)2価又は多価のオキシ酸が硫酸と燐酸との混合
    物である、請求項1記載の方法。(14)2価又は多価
    の金属の含まれる化合物が酸化物、水酸化物、カルボキ
    シレート、アルコレート、アンモニエート、アミド、窒
    化物、チオシアネート、チオレート、カーバイド、チオ
    フェノキサイド及びこの方法においてこれらの化合物か
    らその場で転化される化合物より選ばれる、請求項1記
    載の方法。 (15)2価又は多価の金属の含まれる化合物が酢酸塩
    、蟻酸塩、蓚酸塩、くえん酸塩、安息香酸塩、ラウリン
    酸塩、ステアリン酸塩及びこの方法においてこれらの化
    合物からその場で転化される物質より選ばれるカルボキ
    シレートである、請求項14記載の方法。 (16)2価金属含有組成物が金属含有アルコレートで
    ある、請求項1記載の方法。 (17)2価又は多価の金属の含まれる組成物が、マグ
    ネシウム、バリウム、ストロンチウム、アルミニウム、
    亜鉛、トリウム、ジルコニウム、ランタン、セリウム及
    びチタンから選ばれる金属を含む、請求項1記載の方法
    。 (18)アルコキシル化用触媒を、このアルコキシル化
    用触媒とアルコール交換反応を起すような条件のもとで
    アルコールと反応させ、それによって対応するアルコー
    ル誘導体を形成させる追加的な段階を含む、請求項1記
    載の方法。 (19)アルコールがn−ドデカノールである、請求項
    18記載の方法。 (20)アルコールがC_1_2−C_1_4のアルコ
    ール類の混合物である、請求項18記載の方法。 (21)アルコールがヒドロホルミル化/水素化反応の
    生成物である、請求項18記載の方法。 (22)IIA族金属又は2価又は多価の金属に結合して
    いない活性化剤の全て又は1部を除去する追加的段階を
    含む、請求項1記載の方法。 (23)IIA族金属及び2価又は多価の金属に対して約
    25ないし約90%の規定当量の2価又は多価のオキシ
    酸又は2価又は多価の金属の塩を段階d)の間に加える
    、請求項1記載の方法。 (24)下記式 [R_1−X_1−M_1]_f−Y_1−[M_3−
    Y_2]_j−[M_2−X_2−R_2]_gで表わ
    されるアルコキシル化用触媒: 〔但しこの式において R_1とR_2とは互いに独立に水素、又は少なくとも
    1つ以上の活性水素基を有する有機化合物の残基であり
    、 X_1とX_2とは互いに独立に酸素、硫黄又は窒素で
    あり、 M_1、M_2及びM_3は互いに独立に、これらM_
    1、M_2及びM_3の少なくとも1つがカルシウム以
    外のIIA族の金属であることを条件として、カルシウム
    以外の2価又は多価の金属であり、 Y_1及びY_2は互いに独立に、これらY_1及びY
    _2の少なくとも一方が2価又は多価のオキシ酸の2な
    いし6価のアニオンであることを条件として2価又は多
    価のオキシ酸の2ないし6価のアニオン、酸素、硫黄又
    は窒素であり、 jは0から約100までの値の整数であ り、そして f及びgはjの値が0であるときに f+gの合計がY_1の価数に等しくなるような値の整
    数であり、そしてjの値が0以外のときはf+gの合計
    がY_1+[M_3−Y_2]jの価数に等しくなるよ
    うな値の整数である〕(25)請求項1記載の方法によ
    って作られたアルコキシル化用触媒。 (26)請求項18記載の方法によって作られたアルコ
    キシル化用触媒。 (27)アルコールを請求項24記載の触媒の存在のも
    とにアルキレンオキサイドによってアルコキシル化条件
    のもとでアルコキシル化して上記アルコールのアルコキ
    シレートを形成させることよりなる、アルコールをアル
    コキシル化する方法。 (28)アルコールが1ないし7個の炭素原子を有する
    脂肪族の1価アルコールである、請求項27記載の方法
    。 (29)脂肪族の1価アルコールがメタノール、2−メ
    トキシエタノール及び2−(2−メトキシエトキシ)−
    エタノールから選ばれる、請求項28記載の方法。 (30)アルコールが2価アルコールである、請求項2
    7記載の方法。 (31)2価アルコールがエチレングリコールである、
    請求項30記載の方法。 (32)アルコールが多価アルコールである、請求項2
    7記載の方法。 (33)多価アルコールがグリセリンである、請求項3
    2記載の方法。 (34)アルキレンオキサイドがエチレンオキサイドで
    ある、請求項27記載の方法。 (35)アルキレンオキサイドがエチレンオキサイドと
    プロピレンオキサイドとである、請求項27記載の方法
    。 (36)アルコールが8ないし20個の炭素原子を有す
    る脂肪族1価アルコールである、請求項27記載の方法
    。 (37)脂肪族1価アルコールがn−ドデカノール、C
    _8−C_1_0のアルコール類の混合物及びC_1_
    2−C_1_4のアルコール類の混合物から選ばれたも
    のである、請求項36記載の方法。 (38)アルコールがヒドロホルミル化/水素化反応の
    生成物である、請求項27記載の方法。 (39)アルコールのアルコキシル化誘導体である非イ
    オン性界面活性剤を製造するに当り、下記の各段階、す
    なわち a)カルシウムを除くIIA族の金属、又は カルシウム含有化合物を除くIIA族金属含有化合物を、
    式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中R_4とR_5とは同一であっても異なっていて
    もよく、そして水素及び1ないし4個の炭素原子の低級
    アルキル基よりなる群から選ばれるものであり、pは2
    ないし4の整数であり、X及びYは酸素及び窒素よりな
    る群から選ばれる同一の、又は異った電気陰性のヘテロ
    原子であり、a及びbはX及びYの要求する原子価を満
    足するような同一の、又は異なった整数であり、Z及び
    Z′は同一であっても異なっていてもよく、そして水素
    であるか又は上記IIA族の金属の反応又は可溶化を妨害
    しない有機基である) の活性化剤と混合することにより、少なくとも部分的に
    反応させるか又は可溶化し、それによって、滴定可能な
    アルカリ度を有するIIA族金属含有組成物を形成させ、 b)場合により上記IIA族金属含有組成物 を加熱して副反応生成物を除去し、 c)カルシウムを除く2価又は多価の金属、又はカルシ
    ウムを除く2価又は多価の金属の含まれる化合物を、少
    なくとも1個の活性水素を有する有機化合物と反応させ
    て、2価又は多価の金属の含まれた組成物を作り、 d)前記IIA族金属含有組成物を、上記2 価又は多価の金属の含まれた組成物と効果的な反応条件
    のもとで反応させて触媒先駆体組成物を形成させ、 e)この触媒先駆体組成物を、2価又は多価のオキシ酸
    、又はオキシ酸の2価金属又は多価金属の塩或はそれら
    の混合物と効果的な反応条件のもとで反応させてアルコ
    キシル化用触媒を製造し、 f)IIA族の金属と結合していない活性化剤を除去し、 g)このアルコキシル化用触媒をこれとアルコール交換
    反応を生ずるような条件のもとで界面活性剤分子量のア
    ルコールと反応させ、それにより上記アルコキシル化用
    触媒の対応するアルコール誘導体を形成させ、 h)アルコキシル化反応を生ずるような条件のもとでア
    ルキレンオキサイドを導入し、それによりアルコールの
    アルコキシル化された誘導体を形成させ、そして i)上記誘導体を回収し、 その際上記段階f)及びg)はこの方法においていかな
    る組合わせででも互いに取り換えることができる、上記
    非イオン性界面活性剤の製造方法。 (40)前記a)及びc)の各段階を組合わせて1つの
    段階にした、請求項39記載の方法。 (41)IIA族金属含有化合物が酸化物、水酸化物、カ
    ルボキシレート、アルコレート、アンモニエート、アミ
    ド、窒化物、チオシアネート、チオレート、カーバイド
    、チオフェノキサイド及びこの方法においてこれらの化
    合物からその場で転化される化合物より選ばれる、請求
    項39記載の方法。 (42)IIA族金属含有化合物が酢酸塩、蟻酸塩、蓚酸
    塩、くえん酸塩、安息香酸塩、ラウレート、ステアレー
    ト及びこの方法においてこれらの化合物からその場で転
    化される化合物より選ばれるカルボキシレートである、
    請求項39記載の方法。 (43)IIA族金属含有化合物がマグネシウム含有化合
    物である、請求項39記載の方法。 (44)IIA族金属含有組成物がマグネシウム含有アル
    コレート又はマグネシウム含有カルボキシレートである
    、請求項39記載の方法。 (45)活性化剤がエチレングリコールである、請求項
    39記載の方法。 (46)活性化剤が2−エトキシエタノールである、請
    求項39記載の方法。 (47)アルコールがn−ドデカノール又はC_1_2
    −C_1_4のアルコール類の混合物である、請求項3
    9記載の方法。 (48)アルキレンオキサイドがエチレンオキサイドで
    ある、請求項39記載の方法。 (49)アルコールがC_8−C_1_0のアルコール
    類の混合物である、請求項39記載の方法。 (50)アルキレンオキサイドがエチレンオキサイドと
    プロピレンオキサイドとである、請求項39記載の方法
    。 (51)活性水素基1個当りのアルキレンオキサイドの
    モル比が少なくとも約4である、請求項39記載の方法
    。 (52)アルコールがヒドロホルミル化/水素化反応の
    生成物である、請求項39記載の方法。 (53)オキシ酸の2価又は多価の金属の塩が金属燐酸
    塩である、請求項39記載の方法。 (54)2価又は多価のオキシ酸が燐酸である、請求項
    39記載の方法。 (55)2価又は多価の金属の含まれる化合物が酸化物
    、水酸化物、カルボキシレート、アルコレート、アンモ
    ニエート、アミド、窒化物、チオシアネート、チオレー
    ト、カーバイド、チオフェノキサイド及びこの方法にお
    いてこれらの化合物からその場で転化される化合物より
    選ばれる、請求項39記載の方法。 (56)2価又は多価の金属の含まれる化合物が酢酸塩
    、蟻酸塩、蓚酸塩、くえん酸塩、安息香酸塩、ラウリン
    酸塩、ステアリン酸塩及びこの方法においてこれらの化
    合物からその場で転化される物質より選ばれるカルボキ
    シレートである、請求項55記載の方法。 (57)2価又は多価の金属の含まれる組成物が金属含
    有アルコレートである、請求項1記載の方法。 (58)2価又は多価の金属の含まれる組成物が、マグ
    ネシウム、バリウム、ストロンチウム、アルミニウム、
    亜鉛、トリウム、ジルコニウム、ランタン、セリウム及
    びチタンから選ばれる金属を含む、請求項1記載の方法
    。 (59)少なくとも1つの生成化合物がその全反応混合
    物の少なくとも約19重量%を占める狭い化合物分布範
    囲を有するアルコキシル化反応混合物を製造するに当り
    、下記の各段階、すなわちa)攪拌のもとに下記式 [R_1−X_1−M_1]_f−X_3−[M_3−
    X_4]_j−[M_2−X_2−R_2]_g(但し
    この式において R_1とR_2とは互いに独立に水素、又は少なくとも
    1つ以上の活性水素基を有する有機化合物の残基であり
    、 X_1、X_2、X_3及びX_4は互いに独立に酸素
    、硫黄又は窒素であり、 M_1、M_2及びM_3は互いに独立に、これらM_
    1、M_2及びM_3の少なくとも1つがカルシウム以
    外のIIA族の金属であることを条件 として、カルシウム以外の2価又は多価の金属であり、 jは0から約100までの値の整数であ り、そして f及びgはjの値が0であるときに f+gの合計がX_3の価数に等しくなるような値の整
    数であり、そしてjの値が0以外のときはf+gの合計
    がX_3[M_3−X_4]_jの価数に等しくなるよ
    うな値の整数である)のIIA族金属含有化合物を2価又
    は多価のオキシ酸又はオキシ酸の2価又は多価の金属の
    塩或いはそれらの混合物と接触させて改質されたアルコ
    キシル化用触媒を作り、その際この接触は沸点又は25
    ℃のうちいずれか低い方の温度において少なくとも約1
    0以上の誘電率を有するような液体溶媒の中で攪拌のも
    とに行ない、そして上記オキシ酸又はオキシ酸の塩は少
    なくとも1つの生成アルコキシル化化合物が全混合物の
    少なくとも約19重量%以上を占めるようなアルコキシ
    ル化反応混合物を生ずるのに充分な量で供給され、そし
    て b)上記改質されたアルコキシル化用触媒又はこのもの
    の交換誘導体の触媒として有効な量の存在のもとに、少
    なくとも1つの生成アルコキシル化化合物が全混合物の
    少なくとも約20重量%を占めるような反応混合物を生
    ずるのに充分なアルコキシル化条件のもとで少なくとも
    1個の活性水素原子を有する有機化合物をアルキレンオ
    キサイドと接触させる各段階よりなる、上記アルコキシ
    ル化反応混合物の製造方法。 (60)上記段階a)における攪拌が比較的均一な生成
    物が生ずるのを保証するに充分である、請求項59記載
    の方法。 (61)上記段階a)をエチレングリコールの存在のも
    とで実施する、請求項59記載の方法。 (62)か遺失されたアルコキシル化用触媒を段階b)
    に先立ってアルコール交換を行ない、そして段階b)に
    おいてアルコールをエチレンオキサイドよりなるアルキ
    レンオキサイドによりアルコキシル化する、請求項59
    記載の方法。 (63)交換用のアルコールと段階b)のアルコールと
    が同一である、請求項62記載の方法。 (64)アルコールが約8ないし20個の炭素原子の脂
    肪族1価アルコールである、請求項63記載の方法。 (65)段階b)のアルコール1モルに対するエチレン
    オキサイドのモル比が約4ないし16である、請求項6
    4記載の方法。 (66)少なくとも1個の活性水素基を有する有機化合
    物がエチレングリコール又はジエチレングリコールであ
    り、そして反応混合物がトリエチレングリコールとテト
    ラエチレングリコールとからなる、請求項65記載の方
    法。 (67)トリエチレングリコールとテトラエチレングリ
    コールとが反応混合物の少なくとも約75重量%を占め
    る、請求項66記載の方法。 (68)アルコキシル化反応混合物が、この混合物の約
    19ないし40重量%を占める少なくとも1つ以上の生
    成アルコキシル化化合物を有し、その際その混合物の、
    平均分布中心の生成アルコキシル化化合物よりも3個以
    上多いオキシアルキレン単位を有する部分が全混合物の
    約12重量%よりも少なく、そして最も優勢に生ずるア
    ルコキシル化化合物よりも1個だけオキシアルキレン単
    位を多く含む生成アルコキシル化化合物及びこの最も優
    勢に生ずるアルコキシル化化合物よりも1個だけオキシ
    アルキレン単位を少なく含む生成アルコキシル化化合物
    がその最も優勢に生ずるアルコキシル化化合物に対する
    重量比で約0.6:1ないし1:1の割合で存在するこ
    とを特徴とする、請求項59記載の方法。 (69)重量平均アルコキシル化数プラスマイナス2の
    範囲内に存在する生成アルキル化化合物が全混合物の約
    80重量%と約95重量%との間で存在する、請求項6
    8記載の方法。 (70)オキシアルキレンがオキシエチレンである、請
    求項69記載の方法。 (71)活性水素基に対する反応したアルキレンオキサ
    イドのモル比が約4ないし16である、請求項69記載
    の方法。 (72)活性水素基を有する有機化合物がアルコールで
    ある、請求項71記載の方法。 (73)アルコールが約8ないし20個の炭素原子を有
    する脂肪族の1価アルコールである、請求項72記載の
    方法。 (74)最も優勢に生ずるアルコキシル化化合物が4、
    5、6、7、8、9、10、11又は12個のオキシア
    ルキレン単位を有する、請求項73記載の方法。 (75)オキシアルキレンがオキシエチレンおよびオキ
    シプロピレンである、請求項68記載の方法。 (76)アルコールが1ないし7個の炭素原子を有する
    脂肪族1価アルコールである、請求項72記載の方法。 (77)脂肪族1価アルコールがメタノール、2−メト
    キシエタノール及び2−(2−メトキシエトキシ)−エ
    タノールから選ばれる、請求項76記載の方法。 (78)アルコールが2価アルコールである、請求項7
    2記載の方法。 (79)2価アルコールがエチレングリコールである、
    請求項78記載の方法。 (80)アルコールが多価アルコールである、請求項7
    2記載の方法。 (81)多価アルコールがグリセリンである、請求項8
    0記載の方法。 (82)アルコールがn−ドデカノール、C_8−C_
    1_0のアルコール類の混合物又はC_1_2−C_1
    _4のアルコール類の混合物から選ばれたものである、
    請求項73記載の方法。 (83)アルコキシル化反応混合物が下記式▲数式、化
    学式、表等があります▼ に相当する生成アルコキシル化化合物の分布を有し、但
    し上記式においてnは少なくとも1以上の整数であって
    その対象とする生成アルコキシル化化合物についてその
    アルコールの活性水素基1個当りのオキシアルキレン基
    の数を表わし、@n@は全反応混合物の重量平均オキシ
    アルキレンの数を表わし、Aはこの混合物中の最も優勢
    に生じたアルコキシル化化合物の重量%であり、そして
    P_nは±2%の範囲内の、活性水素基1個当りn個の
    オキシアルキレン基を有する生成アルコキシル化化合物
    の全混合物の重量に対する重量%を表わす、請求項59
    記載の方法。 (84)最も優勢に生ずるアルコキシル化化合物が4、
    5、6、7、8、9、10、11又は12個のオキシア
    ルキレン単位を有する、請求項83記載の方法。 (85)アルコールが2価アルコールである、請求項8
    4記載の方法。 (86)2価アルコールがエチレングリコールである、
    請求項85記載の方法。 (87)アルキレンオキサイドがエチレンオキサイドで
    ある、請求項86記載の方法。 (88)アルコールが約8ないし20個の炭素原子を有
    する脂肪族の1価アルコールである、請求項84記載の
    方法。 (89)アルキレンオキサイドがエチレンオキサイドで
    ある、請求項88記載の方法。 (90)少なくとも1つ以上の生成アルコキシル化化合
    物が全混合物の約20ないし28重量%を占める、請求
    項89記載の方法。 (91)最も優勢に生ずるアルコキシル化化合物が6、
    7又は8個のオキシアルキレン基を有する、請求項90
    記載の方法。 (92)アルキレンオキサイドがエチレンオキサイドで
    ある、請求項83記載の方法。 (93)アルキレンオキサイドがエチレンオキサイドと
    プロピレンオキサイドとである、請求項83記載の方法
    。 (94)アルコールが1ないし7個の炭素原子を有する
    脂肪族の1価アルコールである、請求項83記載の方法
    。 (95)脂肪族1価アルコールがメタノール、2−メト
    キシエタノール及び2−(2−メトキシエトキシ)−エ
    タノールから選ばれる、請求項94記載の方法。 (96)アルコールが多価アルコールである、請求項8
    3記載の方法。 (97)多価アルコールがグリセリンである、請求項9
    6記載の方法。 (98)アルコールがn−ドデカノール、C_8−C_
    1_0のアルコール類の混合物又はC_1_2−C_1
    _4のアルコール類の混合物から選ばれたものである、
    請求項88記載の方法。 (99)約8ないし20個の炭素原子を有する脂肪族1
    価アルコールとエチレンオキサイド及び/又はプロピレ
    ンオキサイドとの反応により得られたアルコキシル化反
    応混合物が下記式 ▲数式、化学式、表等があります▼ に相当する生成アルコキシル化化合物の分布を有し、但
    し上記式においてnは少なくとも1以上の整数であって
    その対象とする生成アルコキシル化化合物についてその
    アルコールの活性水素基1個当りのオキシアルキレン基
    の数を表わし、@n@は全反応混合物の重量平均オキシ
    アルキレンの数を表わし、Aはこの混合物中の最も優勢
    に生じた、6、7、8、9、10、11又は12個のオ
    キシアルキレン単位を有するアルコキシル化化合物の重
    量%であり、そしてP_nは±2%の範囲内の、活性水
    素基1個当りn個のオキシアルキレン基を有する生成ア
    ルコキシル化化合物の全混合物の重量に対する重量%を
    表わす、請求項59記載の方法。 (100)約1ないし7個の炭素原子を有する脂肪族1
    価アルコールとエチレンオキサイド及び/又はプロピレ
    ンオキサイドとの反応により得られたアルコキシル化反
    応混合物が下記式 ▲数式、化学式、表等があります▼ に相当する生成アルコキシル化化合物の分布を有し、但
    し上記式においてnは少なくとも1以上の整数であって
    その対象とする生成アルコキシル化化合物についてその
    アルコールの活性水素基1個当りのオキシアルキレン基
    の数を表わし、@n@は全反応混合物の重量平均オキシ
    アルキレンの数を表わし、Aはこの混合物中の最も優勢
    に生じた、6、7、8、9、10、11又は12個のオ
    キシアルキレン単位を有するアルコキシル化化合物の重
    量%であり、そしてP_nは±2%の範囲内の、活性水
    素基1個当りn個のオキシアルキレン基を有する生成ア
    ルコキシル化化合物の全混合物の重量に対する重量%を
    表わす、請求項59記載の方法。 (101)約1ないし20個の炭素原子を有する脂肪族
    1価アルコールとエチレンオキサイド及び/又はプロピ
    レンオキサイドとの反応により得られたアルコキシル化
    反応混合物が下記式 ▲数式、化学式、表等があります▼ に相当する生成アルコキシル化化合物の分布を有し、但
    し上記式においてnは少なくとも1以上の整数であって
    その対象とする生成アルコキシル化化合物についてその
    アルコールの活性水素基1個当りのオキシアルキレン基
    の数を表わし、@n@は全反応混合物の重量平均オキシ
    アルキレンの数を表わし、Aはこの混合物中の最も優勢
    に生ずる、6、7、8、9、10、11又は12個のオ
    キシアルキレン単位を有するアルコキシル化化合物の重
    量%であり、そしてP_nは±2%の範囲内の、活性水
    素基1個当りn個のオキシアルキレン基を有する生成ア
    ルコキシル化化合物の全混合物の重量に対する重量%を
    表わし、その際このアルコキシル化反応混合物が無視で
    きる量の触媒残留分しか含んでいないことによって特徴
    づけられる、請求項59記載の方法。 (102)約1ないし20個の炭素原子を有する多価ア
    ルコールとエチレンオキサイド及び/又はプロピレンオ
    キサイドとの反応により得られたアルコキシル化反応混
    合物が下記式 ▲数式、化学式、表等があります▼ に相当する生成アルコキシル化化合物の分布を有し、但
    し上記式においてnは少なくとも1以上の整数であって
    その対象とする生成アルコキシル化化合物についてその
    アルコールの活性水素基1個当りのオキシアルキレン基
    の数を表わし、@n@は全反応混合物の重量平均オキシ
    アルキレンの数を表わし、Aはこの混合物中の最も優勢
    に生じた、6、7、8、9、10、11又は12個のオ
    キシアルキレン単位を有するアルコキシル化化合物の重
    量%であり、そしてP_nは±2%の範囲内の、活性水
    素基1個当りn個のオキシアルキレン基を有する生成ア
    ルコキシル化化合物の全混合物の重量に対する重量%を
    表わす、請求項59記載の方法。
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