JPH0321731B2 - - Google Patents

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JPH0321731B2
JPH0321731B2 JP50151081A JP50151081A JPH0321731B2 JP H0321731 B2 JPH0321731 B2 JP H0321731B2 JP 50151081 A JP50151081 A JP 50151081A JP 50151081 A JP50151081 A JP 50151081A JP H0321731 B2 JPH0321731 B2 JP H0321731B2
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engine
valve spool
pressure
outlet
fuel
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Denisu Etsuchi Gibuson
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Caterpillar Inc
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Publication of JPH0321731B2 publication Critical patent/JPH0321731B2/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D1/00Controlling fuel-injection pumps, e.g. of high pressure injection type
    • F02D1/02Controlling fuel-injection pumps, e.g. of high pressure injection type not restricted to adjustment of injection timing, e.g. varying amount of fuel delivered
    • F02D1/08Transmission of control impulse to pump control, e.g. with power drive or power assistance
    • F02D1/12Transmission of control impulse to pump control, e.g. with power drive or power assistance non-mechanical, e.g. hydraulic
    • F02D1/122Transmission of control impulse to pump control, e.g. with power drive or power assistance non-mechanical, e.g. hydraulic control impulse depending only on engine speed
    • F02D1/125Transmission of control impulse to pump control, e.g. with power drive or power assistance non-mechanical, e.g. hydraulic control impulse depending only on engine speed using a centrifugal governor

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • High-Pressure Fuel Injection Pump Control (AREA)
  • Safety Valves (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)

Description

請求の範囲 1 内燃エンジンから生じる排煙の量を制限する
ために燃料噴射ポンプの燃料ラツク51の通常の
作用を抑制する回転感応性圧力調整器であつて、 流体圧力源に接続されるように構成された入口
26と、 出口29であつて、該出口29における流体圧
力が低下した際エンジンへの燃料の供給を減少さ
せるために、上部チヤンバ45及びばね荷重を受
け燃料ラツク51に結合されたダイアフラム47
によつて上部チヤンバ45から分割された下部チ
ヤンバ46を有する燃料ラツク制御装置31の動
作位置を制御すべく、燃料ラツク制御装置31の
上部チヤンバ45に連通されたものと、 流体圧力抜き穴28と、 入口26から出口29へ通じさせる第1位置、
入口26から出口への流体圧力の伝達を断つ第2
位置、及び出口29から流体圧力抜き穴28へ流
体圧力を通じさせる第3位置の間を順に往復移動
可能な弁スプール21aを有しており、該弁スプ
ール21aの位置に応じて出口29での流体圧力
を調整する弁装置21と、エンジンによつて回転
駆動されるように構成されており、回転速度の増
加に伴い弁スプール21aを第1位置に向かう第
1方向に移動させるフライウエイト組立体13
と、 前記フライウエイト組立体13の回転速度の減
少及び出口29での流体圧力に応じて、第1方向
とは逆の第2方向に前記第3位置に向かつて弁ス
プール21aを押圧する押圧手段32とを有して
おり、 該押圧手段32が、フライウエイト組立体13
とは逆に流体圧力を弁スプール21aに及ぼす圧
力チヤンバ34と前記出口29から前記圧力チヤ
ンバ34に流体圧力を通じさせる通路38とを有
する 回転感応性圧力調整器。
2 前記押圧手段32が、前記弁スプール21a
を前記第2方向へ偏倚させる圧縮ばね40を更に
有しており、前記フライウエイト組立体13によ
り前記弁スプール21aに加えられる力が前記圧
力チヤンバ34内の所定の圧力と前記圧縮ばね4
0との合力に対して逆向きとなるように構成され
た特許請求の範囲第1項に記載の圧力調整器。
3 前記圧縮ばね40の圧縮力の度合いを選択的
に調整して前記弁スプール21aの釣り合い位置
を設定する手段を有する特許請求の範囲第2項に
記載の圧力調整器。
4 前記弁スプール21aが、この弁スプール2
1aの位置に応じて前記出口29における流体圧
力を変えるための制御ランド部24を有する特許
請求の範囲第1項に記載の圧力調整器。
5 前記弁スプール21aが前記弁装置21の非
変形性軸19を介して前記フライウエイト組立体
13により作動せしめられる特許請求の範囲第1
項から第4項のいずれか一つの項に記載の圧力調
整器。
技術分野 本発明は一般に燃焼点火エンジンの燃料供給装
置に関し、特に排気煙を抑えトルクの上昇を制限
する装置に関する。
背景技術 全速で作動している燃焼点火エンジンに負荷が
加わると、エンジン速度はラグ状態(即ち、エン
ジン負荷が増加したときにエンジン速度がガバナ
ーで設定した速度よりも減少する状態)になるま
で低下する。エンジン速度が低下するにつれて燃
料ポンプの供給量は増加し、一層多量の燃料が燃
焼チヤンバへ供給される。燃料供給量が増加すれ
ば、それに伴つてエンジンの出力トルクが増大す
る。ある種のエンジン、特にターボ過給エンジン
では、このような燃料増加により自然にトルクが
増大すると、エンジンから過度の排気煙が発生す
るため、排気ガスを有効に制御できなくなつてし
まう。
エンジン速度が定格速度からピークトルク速度
まで低下するときに燃焼チヤンバへ供給する燃料
量を抑えれば、過度の排気煙の発生および有害な
トルク増大を防止できることが判明した。
エンジン速度が低下するにつれて供給燃料量を
減少させる作業は、従来のガバナー単独では行な
うことができない。ガバナーは、エンジン速度を
一定に維持するためにエンジン速度の低下に伴つ
て燃料供給量を増加させるものであり、これがガ
バナーの主たる機能である。ある種のエンジンで
は、燃料ラツク制御装置及び速度感応性調整器は
ガバナーの動作を無効にするようにガバナーと組
合わせて使用する。このような燃料ラツク制御装
置は、米国特許第3313283号、同第4068642号及び
同第4149507号各明細書に開示されている。また、
燃料ラツク制御装置を調整する装置は米国特許第
4136658号明細書に開示されている。更に、関連
する技術は、米国特許第3695245号、同第3916862
号、同第3532082号及び同第3911855号各明細書に
開示されている。
トルク増大を制御する上述の装置は、所望の使
用寿命を必ずしも備えていない。これらの従来の
制御装置は、例えば、弾性が変つてしまうばねや
摩耗により破損するダイアフラムを使用してい
る。
更に、このような制御装置を実際必要とするエ
ンジンは極少ない。従つて、上述の作業を満足さ
せ、従来のガバナーに付属品として簡単に設置で
きる装置の開発が依然として要望されている。
本発明は、上述の諸問題点を解決することを目
的とする。
発明の開示 本発明によれば、前記目的は、内燃エンジンか
ら生じる排煙の量を制限するために燃料噴射ポン
プの燃料ラツクの通常の作用を抑制する回転感応
性圧力調整器であつて、 流体圧力源に接続されるように構成された入口
と、出口であつて、該出口における流体圧力が低
下した際エンジンの燃料の供給を減少させるため
に、上部チヤンバ及びばね荷重を受け燃料ラツク
に結合されたダイアフラムによつて上部チヤンバ
から分割された下部チヤンバを有する燃料ラツク
制御装置の動作位置を制御すべく、燃料ラツク制
御装置の上部チヤンバに連通されたものと、流体
圧力抜き穴と、入口から出口へ通じさせる第1位
置、入口から出口への流体圧力の伝達を断つ第2
位置、及び出口から流体圧力抜き穴へ流体圧力を
通じさせる第3位置の間を順に往復移動可能な弁
スプールを有しており、該弁スプールの位置に応
じて出口での流体圧力を調整する弁装置と、エン
ジンによつて回転駆動されるように構成されてお
り、回転速度の増加に伴い弁スプールを第1位置
に向かう第1方向に移動させるフライウエイト組
立体と、前記フライウエイト組立体の回転速度の
減少及び出口での流体圧力に応じて、第1方向と
は逆の第2方向に前記第3位置に向かつて弁スプ
ールを押圧する押圧手段とを有しており、該押圧
手段が、フライウエイト組立体とは逆に流体圧力
を弁スプールに及ぼす圧力チヤンバと前記出口か
ら前記圧力チヤンバに流体圧力を通じさせる通路
とを有する回転感応性圧力調整器によつて達成さ
れる。
ここで、『燃料ラツクの通常の作用』とは、ア
イドル速度から定格速度(典型的には最大出力を
与える速度)までの負荷が比較的小さい範囲では
負荷の増大に伴なうエンジン速度の低下に対して
燃料供給量を増加させ、負荷の増大に伴い、エン
ジン速度が定格速度以下では燃料ポンプのポンプ
ストローク当りの燃料供給量を一定にするという
燃料ラツクの一般的働きをいい、燃料ラツクの通
常の作用を『抑制する』とは、燃料ラツクの上記
通常の作用とは異なり、エンジン速度が定格速度
からピークトルク速度(エンジントルクが最大に
なるエンジン速度)まで低下するラグ状態が生じ
た場合、燃料ポンプのポンプストローク当りの燃
料供給量を抑制する(増加させないでむしろ減
少)させることをいう。
従つて、本発明は、エンジン速度が定格速度か
らピークトルク速度まで低下したときに燃焼チヤ
ンバへ供給する燃料の量を抑えることによつて、
即ち燃料ラツクの通常の作用を抑制することによ
つて、排煙の量を制限しようとするものである。
燃料噴射ポンプの燃料ラツクの通常の作用を抑
制する本発明の回転感応性調整器では、フライウ
エイト組立体が、エンジン回転速度の増加に伴い
弁スプールを第1位置に向かう第1方向に移動さ
せるようにエンジンによつて回転駆動されるの
で、負荷の増大にともなつてラグ状態が生じピー
クトルク速度以下にエンジン速度が低下した際に
は、逆に、押圧手段により弁スプールが第3位置
に向かつて移動されるから、出口の圧力が低下す
る。一方、出口は、該出口における流体圧力が低
下した際エンジンへの燃料の供給を減少させるよ
うに燃料ラツク制御装置の動作位置を変えるべく
ダイアフラムで上部及び下部チヤンバに分割され
た燃料ラツク制御装置の上部室に連通されている
から、出口の圧力低下は、上部チヤンバの圧力を
低下させ、ダイアフラム及びこれに結合された燃
料ラツクの位置、すなわち燃料ラツク制御装置の
動作位置を変えてエンジンへの燃料の供給を減少
させる(例えば、第2図の破線W/Oを実線65
に)。その結果、エンジン速度が定格速度からピ
ークトルク速度以下に低下するラグ状態を生じさ
せるような負荷の増大があつても、エンジンから
の排煙を抑制し得る(例えば第2図のエンジン速
度1400RPM以下での破線W/Oを実線57に)。
尚、ピークトルク速度は押圧手段による第2方向
への押圧力を調整することによつて調整し得る。
また、本発明の回転感応性圧力調整器では、前
記フライウエイト組立体の回転速度の減少及び出
口での流体圧力に応じて、第1方向とは逆の第2
方向に第3位置に向かつて弁スプールを押圧する
押圧手段が、フライウエイト組立体とは逆に流体
圧力を弁スプールに及ぼす圧力チヤンバと、前記
出口から前記圧力チヤンバに流体圧力を通じさせ
る通路とを有するので、バネなどの弾性力のみに
頼る場合と比較して(バネを付加的に用いるとし
てもバネ力を小さくし得るので)、装置の寿命を
長くし得る。
本発明の一形態によれば、回転感応性圧力調整
器は、入口と、出口と、往復動可能な弁スプール
と、回転時に弁スプールを第1の方向に移動させ
て入口を出口に連通させるフライウエイト組立体
と、出口での流体圧力に応じて弁スプールを反対
の第2の方向へ押圧するための手段とを備えてい
る。
本発明の第2の一層特定な形態によれば、上記
の押圧手段は弁スプールの一端と出口とに連通し
た圧力チヤンバを有する。この押圧手段は更に調
整可能なばねを有してもよい。加えて、上記出口
は、好適には、第2の方向への弁スプールの所定
の移動に応じてガス抜きされるように構成してあ
る。
本発明の第3の形態では、圧力調整器はエンジ
ンでの過剰なトルクや煙の発生を防ぐ装置に結合
されている。この結合装置では、圧力調整器の入
口がエンジンの吸気マニホールドに接続され、出
口が空燃比制御装置に接続され、燃料ラツクが空
燃比制御装置に接続されてこの空燃比制御装置に
より作動せしめられる。
ダイアフラム及び作動ばねを必要としない非変
形性のアクチユエータ部材を使用することによ
り、信頼性ある反復可能な動作が得られる。回転
感応性圧力調整器の安定性は弁スプールに対する
静的な力を調整できるばねを使用することにより
得られる。
既存の装置を利用する装置を提供する問題は、
エンジン速度入力軸と流体圧力源とのみを必要と
しエンジンの種々の位置に普通に取付けることの
できる調整器を提供することにより、解決でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の回転感応性圧力調整器の断面
立面図、 第2図は、第1図の調整器を備えた場合のエン
ジン及び備えていない場合のエンジンのトルク曲
線、排気煙の発生及び燃料ラツク位置を示す線図
である。
発明を実施するための最良の態様 第1図は、圧縮点火エンジン(図示せず)に使
用した回転感応性圧力調整器7を示す。この圧力
調整器はクランク軸の速度に比例する速度で駆動
せしめられる速度入力軸8を有する。この入力軸
は、基部10に固定した2つの組合わせ軸受9内
に回転可能に装着してある。基部10は調整器7
をエンジンに取付け、調整器7の底部を塵埃や油
による汚染から保護する。更に、調整器7は装置
を収容する本体部即ちハウジング11を有する。
Oリング12により基部10とハウジング11と
をシールする。
速度入力軸8は、複数個のクレビス15を装着
した円板形キヤリヤ14を有するフライウエイト
組立体13を回転させる。フライウエイト17の
枢軸として作用するピン16は各クレビス15に
設けてある。フライトウエイトはクレビスの間に
位置し、ピン16のまわりで旋回する。入力軸8
が回転すると、キヤリア14はこの入力軸と同じ
速度で回転し、フライウエイトは遠心力により回
転軸線から外方へ離れるように旋回する。
各フライウエイト17は軸受20の外側レース
に係合するつま先部18を有する。軸受20の内
側レースは調整器7の出口の流体圧力を調整する
弁装置21と一体の非変形性アクチユエータ部材
19に固定してある。詳細には、アクチユエータ
部材19は弁装置21の弁スプール21aの下端
に位置したステムから成り、フライウエイト組立
体13の回転に応答して弁スプール21aを上方
へ移動させるためフライウエイト組立体13及び
弁スプール21aに直接係合する剛性継手として
作用する。軸受20は運転の際に弁スプール21
aに対するフライウエイトの回転を許容する。弁
スプール21aは制御ランド部24を形成すべく
上下の環状空所22,23を有する。弁スプール
21aの全運動範囲にわたり、上側環状空所22
はハウジング11のガス抜き孔28に連通し、下
側環状空所23は入口26に連通している。入口
26は加圧流体線(図示せず)に通じている。過
給エンジン又はターボ過給エンジンに使用する場
合、入口26は吸気マニホールドに接続し、従つ
て、調整器にはマニホールド圧力に相当する加圧
空気が供給される。
第1図に示すように、制御ランド部24は制御
空気導孔たる出口29を覆う。運転の際、所定圧
力に調整した空気が出口29を通して燃料ラツク
制御装置31へ供給される。弁スプール21aは
調整器7のハウジング11内に固着したブツシユ
33内で上下に摺動する。入口26、ガス抜き孔
28及び出口29はブツシユ33を貫通して弁ス
プールに通じている。弁スプールとブツシユとの
間の間隔は約3.30×10-6メートルと極めて小さ
く、従つてこの弁スプールで空気を制御できる。
弁スプール21a及びブツシユ33はステンレス
鋼製か陶磁器製にするとよい。吸気マニホールド
から高温含水空気が供給される場合は、陶磁器製
の方が望ましい。
第1図の上部を参照すると、調整器7は、出口
29の流体圧力に応答しフライウエイト組立体1
3に抗して弁スプール21aを下方へ押圧する装
置32を備えている。
この押圧装置32は、複数個のボルト37によ
り調整器のハウジング11に固定され調整器内の
流体圧力をシールするパツキン36及びカバー3
5によつてブツシユ33の上部のまわりに形成さ
れたチヤンバ34を有する。このチヤンバは通路
38を介して出口29に通じている。
更に、押圧装置32は圧縮ばね40を有し、こ
のばねは弁スプール21aを下向きに押圧し、フ
ライウエイト17の回転により生じる上向きの力
に抗する静的な力を弁スプール21aに加える。
ばね40の圧縮力を調整するための調整ねじ39
がカバー35に設けてあり、ばねの圧縮力を調整
することにより、フライウエイトによる効果を修
正し、第2図に関して後に説明する調整器の作用
曲線を変動させることができる。調整ねじ39を
適正に位置決めした後、この調整ねじは、このね
じとカバー35とに係合する固定用ナツト42に
より適所に係止する。ゴムシールワツシヤ43を
使用して調整ねじのまわりからの流体の漏洩を防
止する。
調整器7は、出口29に対して弁スプール21
aの制御ランド部24を移動させることにより、
出口29内の圧力を制御する。制御ランド部24
の位置は複数の力により制御される。弁スプール
に作用する下向きの力はカバー35の下側のチヤ
ンバ34内の流体圧力である。このチヤンバ34
内の圧力は出口29内の圧力に等しく、通路38
を介して連通している。更に、ばね40の静的な
力が弁スプールに下向きの力として作用する。弁
スプール21aに作用する上向きの力はフライウ
エイト17の回転により生じる力である。この力
は、速度入力軸8の速度の平方値に定数Kを乗じ
た値に等しく、従つて上向きの力はエンジン速度
の平方値に比例する。定数Kは、フライウエイト
の数及び質量、フライウエイトの質量の中心とピ
ン16との間の距離、およびつま先部18とピン
16との間の距離に依存する。フライウエイトの
まわりの空所は大気に連通し、従つて弁スプール
21aの底部には流体圧力は作用しない。
出口29内の圧力は、燃料ラツク制御装置31
へ送られる。この制御装置31はダイアフラム4
7で分離された上部チヤンバ45と下部チヤンバ
46とを有する。ばね48を設けてダイアフラム
47の予負荷を排除する。調整器7からの圧力は
上部チヤンバ45へ送られ、下部チヤンバ46は
常に大気と連通している。ダイアフラム47の底
部には、燃料ラツク51を位置決めする燃料ラツ
クカラー50に係合するボルト49を連結する。
燃料ラツク制御装置31の目的は、加速の際は燃
料ラツク51の運動を抑制し、吸気マニホールド
(図示せず)内の空気量で燃料ラツク51の運動
を調節することである。燃料ラツク制御装置の構
造及び作用は前述の米国特許第3313283号、同第
4068642号及び同第4149507号各明細書に記載され
ている。
産業上の利用可能性 第1図を参照すると、調整器7は、速度入力軸
8の回転の関数として出口29内の流体圧力を制
御する。この速度入力軸8はエンジンのクランク
軸(図示せず)に連結してあり、従つて速度入力
軸8はエンジン速度の整数倍の速度で回転する。
調整器7は、入口26を介してターボ過給エンジ
ンの吸気マニホールドの如き圧力流体源に接続す
る。また、調整器7はガス抜き孔28により大気
に連通している。
運転の際、エンジンはクランク軸の速度の整数
倍の速度で速度入力軸8を回転させる。入力軸8
の速度が増加すると、フライウエイト17はその
回転軸線から外方へ離れるように運動し、従つ
て、つま先部18はアクチユエータ部材19を介
して弁スプール21aを上方へ移動させる。この
上方への移動により、入口26内の流体圧力が弁
スプールの下側環状空所23を通つて出口29に
送られる。出口29内の圧力が増大すると、カバ
ー35の下方のチヤンバ34内の圧力も通路38
を介して増大し、フライウエイトによる上向きの
力に抗して弁スプール21aを下方へ押圧する。
出口29内の圧力は制御ランド部24が出口29
を再度覆うまで増加する。出口29内が所定の圧
力となり、フライウエイトによる上向きの力がば
ね力及び出口圧力に対応する下向きの力の和と丁
度一致したとき、平衡状態が確立される。
速度入力軸8の速度が低下すると、フライウエ
イト17はその回転軸線の方へ向かつて移動し、
弁スプール21aを下方へ移動させる。更に、出
口29内の増大した圧力も通路38を介して弁ス
プールを下向きに移動させるように作用する。弁
スプール21aが下方へ移動すると、制御ランド
部24が出口29の下方へ進み、上側環状空所2
2及びガス抜き孔28を介して出口29が大気に
連通する。その結果、弁スプールの上部の圧力が
減少し、弁スプールの上方への運動が可能にな
る。出口29内の圧力は、制御ランド部24がこ
の出口29を再度覆い対抗する力が平衡するまで
減少する。
調整器7は、出口29内の所定の圧力により、
燃料ラツク31の上部チヤンバ45内の圧力を制
御する。この燃料ラツク制御装置は、エンジンの
シリンダ(図示せず)へのポンプストローク当り
の燃料供給量を調整する燃料ラツク51の位置を
制御する。燃料ラツク制御装置31の上部チヤン
バ45内の圧力が増大すると、ボルト49はより
多量の燃料のシリンダ内への供給を可能にする。
上部チヤンバ45内の圧力が低下したときには、
ボルト49が燃料ラツク51を上昇させ、シリン
ダへの燃料供給量を減少させる。
燃料ラツク51が定格速度で最大馬力を得るよ
うに位置決めされているときに、ラグ状態が生じ
るような負荷がエンジンに加わると、燃料ポンプ
(図示せず)がシリンダへの燃料供給量を自動的
に増加させる。この燃料供給量の増加は、エンジ
ン速度の低下に伴う燃料ポンプの効率の変化の関
数として、生じる。先に説明したように、エンジ
ンが前述のラグ状態になると、速度入力軸8の回
転も低速となる。その結果、フライウエイトによ
る力も減少し、この力の減少と弁スプールの上部
の圧力とにより、弁スプール21aが下方へ移動
する。このため、燃料ラツク制御装置31の上部
チヤンバ45内の圧力がガス抜き孔28を通して
大気へ放出され、その結果ダイアフラム47が燃
料供給量を減少させるように燃料ラツク51を移
動させる。
第2図は、本発明の回転感応性圧力応答調整器
7を使用したエンジンの性能曲線を示す。グラフ
56はトルク(ブレーキ平均有効圧力:KPs又は
Psi)対エンジン速度(rpm)の曲線である。グ
ラフ57は煙の発生に対するエンジン速度の関係
を示す曲線であり、グラフ58はエンジン速度に
対する燃料ラツクの位置の関係を示す曲線であ
る。グラフ58では、ゼロ点は燃料ラツクの移動
ストロークの中心を示し、このゼロ点の上下に±
0.254cmの範囲の縦座標を有する。
第2図のグラフ58を参照すると、点Aはエン
ジンに負荷のない2200rpmでの高速アイドリング
回転位置を示す。点Bはエンジンの定格速度で最
大馬力が生じる平衡状態の位置を示す。
エンジンの無負荷の高速アイドリング回転状態
から徐々にエンジンに負荷を加えると、燃料ラツ
クはエンジン速度の低下に伴い点Aから点Bへ移
動する。点Bに到達すると、ラツクの位置は機械
的なストツプ(図示せず)に接して固定され、エ
ンジンのラグ状態が始まる。グラフ58の水平部
分は、「定ラツク・ラグ曲線」と呼ばれる。エン
ジンに負荷がかかつて2000rpm(点B)より速度
が低下すると、エンジンに生じるトルクはグラフ
56で示すように増大する。更に、煙の発生量も
グラフ57で示すように増加する。
1400rpm以下の性能曲線の破線部分は、速度感
応性圧力調整器7と燃料ラツク制御装置31とを
使用しない場合のエンジンの作動を示す。図示の
ように、1400rpm以下では、エンジンに生じるト
ルクはピークになつた後に低下し(グラフ56)、
煙の発生量は著しく増加し(グラフ57)、燃料
ラツクの位置は一定に維持される(グラフ58)。
上述のような回転感応性圧力調整器7と燃料ラ
ツク制御装置31とを備えたエンジンにおいて
は、エンジン速度が1400rpm以下に低下したとき
に、煙の発生量及びトルク増大量はかなり変化す
る。グラフ58の点Cは調整器が作用し始める点
を示す。この点では、燃料ラツクは負の方向へ移
動を開始し、シリンダへのポンプストローク当り
の燃料供給量は減少する。グラフ56からわかる
ように、1400rpm以下ではエンジンに生じるトル
クが急激に減少する。更に、煙の発生量も、
1400rpm以下のエンジン速度で抑制されることが
分かる。
第2図を参照すると、圧力調整器7の効果は上
方へ傾斜した直線状曲線65で示される。この曲
線の傾斜度は、フライウエイトの数、質量及び形
状と、弁スプール21aの上部の面積とにより決
る。水平軸と交わる曲線65の位置はばね40に
より制御される。すなわち、ばね40は、調節し
た燃料ラツク曲線65が「定ラツク・ラグ曲線」
と交わる点である点Cが生じるエンジン速度を制
御する。例えば、ばね40の圧縮力を増加させれ
ば、星印付き曲線56′,57′及び58′が生じ
る。従つて、ばねの圧縮力を調整することによ
り、トルクの最大上昇及び煙の正味発生量を本発
明の調整器で制御できる。
要約すると、本発明は、エンジンが上述のラグ
状態になつたときに、燃料ラツクを移動させるこ
とにより、煙の発生を抑制し、エンジントルクの
増大を制限する。本発明の圧力調整器の安定性及
び信頼あるいは作動は、弁スプール21a、アク
チユエータ部材19及びばね40を利用すること
により、得られる。
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