JPH03212321A - パッケージ及びパッケージング方法 - Google Patents

パッケージ及びパッケージング方法

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JPH03212321A
JPH03212321A JP34506989A JP34506989A JPH03212321A JP H03212321 A JPH03212321 A JP H03212321A JP 34506989 A JP34506989 A JP 34506989A JP 34506989 A JP34506989 A JP 34506989A JP H03212321 A JPH03212321 A JP H03212321A
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JP
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package
protective layer
packaging
inner container
contents
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JP34506989A
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Yoram Curiel
ヨラム クリエル
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は内容物の改ざん等を防止し得る(tamper
proof)包装即ちパッケージングに関し、万一内容
物の改ざん等が不正になされた場合でも、いじった形跡
を明瞭に認識できることにより、内容物の不正な改ざん
等を防止できるようにしたパッケージ及び該パッケージ
のシール方法に関する。より具体的には、開封すれば必
ず包装が破れてしまうような非常に脆い材料(brit
tle material)の層で製品をコーティング
した包装に関する。本発明 4− の一実施例では、パッケージングの全部又は一部を極め
て脆弱な材料から構成し、パッケージを開封すれば必ず
パッケージング材料が破損するようにしている。
[従来技術の説明] 市販の商品に関し、内容物が改ざんされたり、異物が混
入されたりすると、健康や衛生が害され、重大な問題が
生じる。混ぜ物がされたり(adulterated)
、内容物をいじって変更が加えられたり(tamper
ed) した商品が、そのような事実が判らないで最終
の消費者に届くことがある。従って、商品包装を見て、
商品に何らかの手が加えられたことがわかるような包装
を行なうことができれば、非常に望ましいことである。
物理的な表示によって、商品や容器が完全であるか否か
を判断することは既に知られている。例えば、米国特許
第3662915号は、異物等の混入防止用のパッケー
ジに関するもので、容器の内周に凹んだタブを形成して
おり、容器内に異物等が入れられたとき、タブが容器の
残部から脱落することにより、その事実を表示できるよ
うにしている。
弾性材料を、容器を取り囲むように配備し、容器を保護
することも知られている。これについては、米国特許第
4546881号、米国特許第4449632号及び米
国特許第4181223号を参照することができる。
米国特許第2074490号はブリキ容器の形態をした
異物混入防止容器を開示しており、該容器には感熱性ペ
イント、印刷インキ、ニス等からなる合成物のコーティ
ングが形成されている。缶容器の一端を取り外し、内容
物に触れ、その後にその端部を缶にはんだ付けしようと
しても、コーティングは歪んでしまうと言われている。
開封用の引張り片を引くと、外側のコーティングが破損
するような構造も知られている。これについては米国特
許第3415402号及び米国特許第4479585号
を参照することができる。
紫外線でキユアリングするポリマーのコーティングをプ
リント配線板に密着させることにより、プリント配線板
を保護することも知られている。
これについては、米国特許第4451523号及び米国
特許第4424252号を参照することができる。
前述のような物理的な表示方法に加えて、包装の完全さ
が損なわれたことをカラーで表示することも知られてい
る。例えば、米国特許第3935960号は、容器の内
容物を取り出すための孔にテープ密閉具を配備してシー
ルした容器を開示している。テープ密閉具は色カプセル
の表示層を設けており、テープ密閉具が取り除かれると
カプセルが破損するようにしたものである。
米国特許第4502605号は容器のキャップに表示用
染料/活性剤(activator)を設けたもので、
容器キャップを開けると表示用物質が酸化し、これによ
ってカラー変化するようにしたものである。
大気中の空気のpH値が5〜7の範囲内であるのに対し
、pH値が9〜12の範囲内の活性剤として、アンモニ
アの如き揮発性のアルカリ溶液を用いることが開示され
ている。望ましい表示用染料として、pHの変化に敏感
なフェノールフタレイン等の染料を挙げることができる
。これについては米国特許第4516679号を参照す
ることができる。
米国特許第4098577号は、pHの変化に敏感な染
料を用い、パッケージを開いて大気中の空気に接触する
とカラー変化するようにしたものである。米国特許第4
505399号は、光又は酸素に敏感なシート材料を用
いるもので、外気に曝されると、所定時間経過後、外観
に再現不可能な変化を生じさせるようにしたものである
。検出物質は2つの不活性シート間に配備され、これら
の複合体が容器の開口部の上に載せられており、容器が
開いたとき、検出物質が大気に曝されるようにしている
[発明が解決しようとする課題] 従来技術を用いた場合の問題として、種々の手段によっ
て抜は道が考えられるという不都合がある。更に、従来
の方法によれば、容器は特定の種類及び形状に限定され
るという本来的な問題があ 9 − る。
このような技術が存在するにも拘らず、商品が改ざんさ
れたり、混ぜ物が添加されたことを知ることのできる有
効な方法が要請されている。このように、経済的で、し
かも広範囲に亘るパッケージ形状に対して容易に使用可
能な方法が依然として要請されている。
[課題を解決するための手段] 本発明は上記の要請に合致するものである。本発明は内
容物が改ざんされるのを防止するパッケージを提供する
もので、極めて脆い材質のコーティングを外部に形成し
、コーティングに穴があけられるとそのコーティングは
破損するようにしている。
更に、本発明は、極めて脆い材質の層で容器をコーティ
ングし、開封すれば必ずそのコーティングが再現できな
いような形で破損するようなパッケージング方法を提供
するものである。
更に、本発明にあっては、使用されるべきパッケージの
少なくとも1つの壁体を極めて脆い材質から形成するも
のである。
更に、水分又は酸素に対して反応する染料を化学コーテ
ィングの裏側に塗布し、もし何かがコーティング層に侵
入したとき色変化が起こるようにして、いじくられた事
実を認識できるようにしている。
更に、脆い層が破損すると、その層の下に配備した警告
文が顕れるようにしている。
[発明の目的] 本発明は、市場に出回っている商品に関し、商品の包装
を解いて内容物を改ざんしたり、混ぜ物をする等のいた
ずら行為がされたか否かを、商品の包装状態から判断で
きる有効かつ経済的なパッケージ及びパッケージング方
法を提供することを目的とする。
本発明は、特定のパッケージ構造に限定されることなく
、形状、材質の異なる種々の容器を使用するに際して、
内容物の改ざんを防止するためのパッケージ及びパッケ
ージング方法を提供することをもう一つの目的とする。
本発明は、パッケージを見れば直ちにパッケージが完全
であるか否かを容易に判断できる方法を提供することを
更にもう一つの目的とする。
本発明は、容器を簡単かつ経済的に包装する方法を提供
することを更に目的とする。
本発明は、包装された内容物をいじった場合、そのいじ
った事実が見逃されることを防止す、包装置を提供する
ことを更に目的とする。
本発明のこれらの目的及び他の目的については、添付の
図面に基づく以下の説明からより完全に理解されるであ
ろう。
[望ましい実施例の説明] 食品、薬剤等をいじったり、混ぜ物をすることにより、
これら商品を変質させるといった悪質ないたずら行為が
増えてきており、これらの行為によって健康を損ねたり
、死に至ることすらある。
パッケージングを工夫することにより、内容物に改ざん
が加えられたことを容易に判断できるようにすれば、購
入者は購入時にそれに気付き、そのような商品の購入を
差し控えることができる。
本発明の装置及び方法に基づくパッケージの場合、外側
に極めて脆い材質の層を、コーティングすることが望ま
しい。望ましいコーティング材料として、ユニオン カ
ーバイド コーポレーション(コネチカット州、ダンバ
リー)が商標名CYRACURESUVR6110にて
販売している環状脂肪族エポキシド(cycloali
phatic epoxide)の如きエポキシド樹脂
を用いることができる。或は又、オリエンタル インタ
ーナショナル(日本、東京)が商標名POLYCURE
にて販売しているポリエステルベースの紫外線キュアマ
ット(ultraviolet cured matt
e)を用いることができる。更にその他にも、紫外線で
キュア可能な環状脂肪族エポキシドを予め混合したもの
、例えば、ユニオン カーバイド コーポレーション(
コネチカット州、ダンバリー)が商標名ENVIBAR
UV 1244で販売しているものを用いることができ
る。その他ENVIBAR系統の材料として、K231
、K232及びUV 1231も適しテイル。
本発明の理解をより一層完全なものとするために、望ま
しい材料の特性について説明する。前述した環状脂肪族
エポキシド製品は、概して、低粘度であり、容易に混合
できる混和性の液体である。
これら材料が適当な特性を得るためには、光開始剤(p
hotoinitiators)と調合せねばならない
。この工程を「フォーミュレーション(formula
tion)Jと呼ばれることもある。適当な物質として
オニウム塩(onium 5alts)の光開始剤を用
いることができる。オニウム塩が紫外線に曝されると、
光の作用を受けて、光分解即ち化学的に分解して陽イオ
ン族(cationic 5pecies)が生成され
、この陽イオン族は環状脂肪族エポキシドの重合反応の
触媒及び/又は開始剤として作用する。適当な材料とし
て、ユニオン カーバイド コーポレーション製の商品
名CYRA CURE EVI−6974及びUVl−
6990、並びにジェネラル エレクトリック カンパ
ニーの商品名UVE−1014及びUVE−1016を
挙げルコとができる。
より具体的に説明すると、接着剤、コーティング、イン
キ及びシーラント(sealants)のキユアリング
に伴う陽イオン化学はオニウム塩の光開始剤を取り扱う
ものである。これら光開始剤は固定(blocked)
触媒であって、紫外線によって固定されない。
塩が紫外線に曝されると、塩は紫外線の作用を受けて光
分解(photolize) L、化学的に分解する。
引き続き、塩は陽イオン族を生成し、該陽イオン族は環
状脂肪族エポキシドの重合反応の触媒又は開始剤として
作用する。陽イオン族の存在下では、重合反応は非常に
急速に起こる。
前述したUVR6110の材料は汎用ベースのエポキシ
ドであり、キュア反応及び粘度分化(viscosit
ydifferentiation)にすぐれ、7t−
ミュレーションを容易に行なうことができる。適当な光
開始剤として、アリルジアゾニウム塩及びアリルイドニ
ウム塩を挙げることができる。UVR6110の如きペ
ースエポキシドをフォーミュレーションの唯一の重合要
素として単独にて使用したとき、溶剤抵抗性及び接着性
にすぐれ、硬くて脆いコーティングが得られる。このコ
ーティングは本発明の目的として望ましい。
必要に応じて、光開始剤を含んだ材料を用いることもで
きる。この目的に使用される適当な材料として、ユニオ
ン カーバイドの商品名ENVIBAR1244を挙げ
ることができる。
フォーミュレーションによって調合物を得るには、種々
の要素を所定時間混合し、攪拌を行なった後、コーティ
ング及びキユアリング工程が開始される。なお、この工
程は、キユアリングが行なわれるまでは、調合物を紫外
線から保護するために、「黄色」光線の下で実施するこ
とが望ましい。
前述しりENVIBARUV 1244を予め混合し、
エポキシドに光開始剤を含めることもできる。この工程
は保護されるべきアイテムに直接適用され、次にキュア
される。コーティングは略均−な厚さに形成することが
望ましく、その形成は例えば浸漬又はスプレーにより容
易に行なうことができる。
或は又、基材上に刷塗りにより形成することもできる。
適当な液体樹脂の層は、使用目的及び使用材料の種類に
応じて所望の厚さに形成することができる。多くの用途
の場合、−船釣に約1.0ミル乃至50ミルの範囲内の
厚さが採用され、UVR6110を使用する場合、1.
0ミル乃至15ミルの範囲内にすることが望ましい。E
NVIBARUV 1244を用いる場合、厚さは1.
0ミル乃至15ミルの範囲内にすることが望ましい。後
記するように、脆い包装用材料を単独で使用し、製品を
包装することもできる。
単独で使用する場合、厚さは2.0ミル乃至100ミル
の範囲内にするのが望ましい。コーティングは、パッケ
ージの外部全体に形成することが望ましいが、局部的に
のみ使用することも当然可能である。
パッケージ材料は、必要に応じて1層又は2層以上の構
成にすることができる。
更に、シリコン、テトラフルオロエチレン(テフロン)
、油性フィルム、セロハン等の剥離層、又は薄いナイロ
ンメンブレン等を必要に応じてパッケージに用い、保護
すべき容器の内側部分に溶融エポキシドの固着を防止す
ることができる。
液体樹脂の層をパッケージに形成した後、層のキユアリ
ングが行なわれる。キユアリングは、例えばパッケージ
を放射紫外光線のバンドに曝して行なうことが望ましい
。これは、内容物たる商品を適当な媒体に露出させて行
なうことが望ましい。
この媒体は、当該分野で公知の適当な水銀蒸気ランプか
らの中圧水銀蒸気が望ましい。或は又、その他の方法と
して、コーティング層をキユアリングによって形成して
もよい。紫外線放射は、175ワツトの強さが望ましい
。この強さであれば、3平方フイートにつき少なくとも
約2秒間放射すれば十分である。その他の材料には放射
時間を短縮できるものもある。なお、コーティング材料
を紫外光線でキユアリングし、エポキシドに添加すると
、光開始剤によって溶融エポキシドを結晶化させ、この
結果、溶融エポキシドは硬く、脆くなる。
従って、このパッケージ内に収容された内容物たる商品
をいしくって改ざんを加えると、包装の一部であるエポ
キシド製の外側シェルは細かく砕かれ、その細砕された
シェルはパッケージから分離して散らばる。
[実施例コ 本発明の理解を更に高めるために、3つの実施例を以下
に示す。
実JE例」2 環状脂肪族エポキシド(中粘度)のUVR6110から
作ったコーティングを、光開始剤CYRA CURE 
UVl−5974と、重量比4%(9674)対約96
%(6110)の割合にて混合した。次にスプレーノズ
ルから試料容器の外部に材料をスプレーして連続的なコ
ーティングが形成され、コーティングの温度は646F
〜80″Fである。層の厚さは2ミルであった。コーテ
ィングした容器は次に、175ワット強さの中圧水銀蒸
気源から放射される紫外線に6秒間当ててキユアリング
を行なった。この方法によって、厚さが均一で、本発明
の目的を達成するのに必要かつ十分な脆さを備えたコー
ティングを形成することができた。
K胤刑遣 ENVIBARUV 1244ノ如き、予め混合したエ
ポキシドを用いたときの実施例について検討する。ブリ
スタ一部を形成したパッケージの上部を、約80’F 
(7)ENVIBARUV 1244を用イテ予メ成形
スル。内容物たる商品として、例えばカプセル状の医薬
が用いられ、ブリスタ一部の凹み部に入れられる。
パッケージの上部には、ENVIBARUV 1244
を用いて一枚の脆いマットを接合する。パッケージ全体
を中圧蒸気ランプを用いて約6秒間キユアリングし、内
容物をいじって改ざんされるのを防止し得るパッケージ
を形成する。
犬施透1 従来から市販されているコーティングを用いて、軟膏薬
の容器を個装したカートンについて調べた。
コーティングは従来の要領にて形成し、インキ及びニス
(varnish)を含む標準的な厚さは約0.1〜0
2ミルであった。鋭利な器具を用いて容器に穴をあけた
が、コーティングの破損は肉眼では全く認められなかっ
た。この試験結果から明らかなように、従来の包装に比
べ、本発明の場合、内容物がいじられてもその事実がす
ぐに判明し、いわゆる内容物の改ざんがされにくい材質
であることが判る。
本発明にあっては、必要に応じて、水分又は酸素に反応
する染料を追加の表示体として用いることもできる。こ
の染料は化学コーティング層の下= 19− 側に配備される。染料として、ハイポ(hypo)の如
きハイドロスコピックアルカリ(hydroscopi
c alkaline)が望ましい。これを用いた場合
、外側コーティング又はパッケージが破損しなかった場
合、カラー変化は起こらない。しかしなから、包装が一
旦壊されると、空気即ち酸素が包装内部に進入する。空
気が進入すると、色変化が生じる。この色変化は、直ち
に然も容易に観察される。なお、他の種類の染料を使用
することも、当然に本発明の範囲内に含まれるべきもの
である。この色変化を生じる化学剤を使用することによ
り、内容物に改ざんが加えられた場合、その事実を更に
明確に表示することができ、安全性をより一層高めるこ
とができる。
また、開封用の帯片を設けることにより、容器の開封を
より適切に行なうことができる。予め成形した開封用の
帯片に適当な材料でコーティング処理し、キユアリング
する。この帯片はパッケージの開封機構として作用する
だけでなく、帯片から開封して内容物を改ざんした場合
、化学シール1− 20− が壊れるし、コーティングその他コーティングの下の包
装材が破損するため、内容物がいじられたことを表わす
表示手段としても作用する。
第1図及び第2図に基づいて、本発明の望ましい一実施
例を説明する。パッケージ(2)の中には内容器(4)
が収容される。パッケージ(2)は外側の保護層(6)
によって完全に被覆することが望ましい。外側の保護層
(6)は前述した環状脂肪族エポキシドを用いて形成す
ることができる。内容器(4)の中に、内容物(5)と
して、例えば、カプセル、錠剤等の医薬の如きものが収
容される。パッケージを開封しやすくするための帯片(
8)が設けられる。帯片(8)を引っ張ることにより、
外側の保護層(6)は破かれる。外側の保護層(6)が
帯片(8)の上にあるとき、帯片(8)を操作すれば必
ず保護層(6)が破れることになる。帯片(8)を利用
せずに保護層を破いた状態を第2図に示しており、保護
層(6)は破かれて小片(lO)になる。針を突き刺し
たり、その他の方法によってパッケージ(2)を開ける
と、保護層(6)が壊れる。前述したように、保2 護層(6)に染料を塗布することにより、内容物が改ざ
んされた商品を手にする確率は更に低くなる。
第2図に示すように、外側の保護層(6)を破くと、少
なくとも幾つかの部分は、パッケージ(2)から分離し
て小片(10)となる。何れの場合でも、内容物がいじ
くられた事実を容易に認識できる。
層(6)を不透明にしてメツセージを不明瞭にさせる代
りに、層(6)とメツセージを略同じ色で構成し、その
色は、外に現われるパッケージ要素とは正反対の色にす
ることもできる。
第3図はパッケージ(2)の側壁をより詳細に示してい
る。パッケージ(2)の壁(12)の外側には、保護層
(6)を設けている。壁(12)と保護層(6)の間に
、染料(図示せず)を付した表示体を設けることができ
る。エポキシド樹脂の固着が望ましくない場合、中間に
剥離層(14)を設けることにより、溶融したエポキシ
ドがパッケージ(2)の側壁に固着するのを防ぐことが
できる。
第1図に示すパッケージ(2)の外側には、保護性材料
から形成した被覆層を設けている。しがしなから、第4
図に示すように、内容器(4)に保護性材料を直接被覆
してもよいし、或は外部容器を用いずに全体を保護性材
料から作ることもできる。
警告する言葉や図を付した表示体を用い、内容物がいじ
くられた場合にのみその表示体を認識できるようにすれ
ば、視覚的な表示効果を高めることもできる。例えば、
「純度が損なわれているので使用禁止」という言葉を付
した表示体を、第2図に示すパッケージ(2)の外側保
護層(6)の内側、即ち下側の幾つかの位置に設ければ
、内容物がいじくられなかった場合、その表示体は保護
層(6)によって隠される。例えば第2図において、パ
ッケージ(2)の露出部は、その開封用の帯片(8)に
それらの説明文を含めることができることを示している
或は又、第5図及び第6図に示すように、外側の保護層
(6)は、カプセルや錠剤を個々に包装するのに広く使
用されるブリスター包装を利用することもできる。ブリ
スター包装は、第1の層(16)及び第2の層(18)
を有している。第1層(16)と第2層(18)の間に
は、錠剤(5)が配備される。開封を容易に行なうため
、帯片(8)を設けることもできる。この全体構成は外
部が保護層(6)により被覆され、次に本発明に基づい
てキュアされる。開封用の帯片を引っ張ると、保護層(
6)は破れる。
第7図は本発明の他の実施例を示しており、外側層(6
)を予め成形し、ブリスター包装の上層又は上壁の内側
に包装材料を設けていない。第7図では第2の層(18
)を設けているが、層(6)を前置て成形し、内容物の
全体包装を行ない、第6図の層(16)、又は第6図及
び第7図の層(18)のような基材を設けないことも、
本発明の範囲内に含まれるものと理解されるべきである
。或は又、例えば厚紙(cardboard)又はプラ
スチックのような外装の内部に脆い層を設けることも本
発明の範囲内である。
本発明が包装の対象とする容器には、医薬品を収容する
ことができる。或は又、本発明のパッケージ方法は、完
全な包装を行なうことが重要な製品に幅広く用いること
ができる。他の使用例として、開封するまで無菌状態を
維持せねばならない医学的器具等の製品や食品が挙げら
れる。
本発明の望ましい実施例において、脆い材質の層を包装
要素に接合する場合、接合作用は十分に小さく、内容物
をいしくろうとすると、脆い材質層が破損すると接合部
が剥がれ、脆い材質層はパッケージ材料から容易く分離
する。脆い材質層がパッケージから局部的に分離すると
、脆い材質層どうしも分離し、第2図の小片(10)の
ように剥がれ落ちる。
説明を容易にするために、実施例では、キユアリングし
た材料によって内容物たる商品を完全に包み込んでいる
が、必要に応じて、協同作用するパッケージ要素を突き
通すことのできないような構成とし、このようなパッケ
ージ要素が存在するパッケージ領域にキユアリングした
材料を用いないようにすることもできる。
又、パッケージの局部だけを保護することが望ましい用
途においては、通常の使用時に開口位置となる部分に形
成することができる。
他のパッケージ要素に脆い材質の層を形成する実施例に
あっては、その層形成は、スプレー、刷塗り、浸漬等の
任意の手段によって容易に行なうことができる。
本発明の提供するパッケージ及びこれに関連するパッケ
ージング方法によれば、パッケージの内容物がいじくら
れた事実の伝達を、当初の包装状態を再現できない形に
て容易に行なうことができる。
本発明の具体的な実施例を例示的に説明したが、当該分
野の専門家であれば、特許請求の範囲に規定された発明
から逸脱することなく、細部について種々の変形をなす
ことができることは理解されるべきである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例であって、外側が保護コーテ
ィングによって被覆された内容器を収容した外部パッケ
ージを示す断面図、第2図は本発明の一実施例であって
、内容物をいじくろうとして外側コーティングが破損し
パッケージの完全さが損なわれた後の状態を示す斜視図
、第3図は本発明の一実施例にかかるパッケージの側壁
の一部を示す断面図、第4図は本発明の一実施例であっ
て、第1図の内容器の外部を保護層でコーティングした
パッケージを示す断面図、第5図は本発明のブリスター
包装形態の断面図、第6図は第5図の6−6線に沿うパ
ッケージの平面図、及び第7図は上層は基材を設けずに
外側コーティングから構成した本発明のブリスター包装
形態の断面図である。 (2)、、、パッケージ   (4)、、、内容器(5
) 、 、 、内容物     (6) 、 、 、保
護層(8)、、、開封用帯片   (10) 、 、 
、小 片(12)、、、壁

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)容器を用意し、該容器に外部コーティング材を適
    用して容器の外部に保護層を形成し、及びキュアリング
    によって保護層を脆くし、脆い材質のコーティングを形
    成する、工程から構成されるパッケージング方法であっ
    て、パッケージに物理的な進入が加えられたり開封され
    たりすると、脆い材質のコーティングは再現不可能な形
    態に破れ、少なくともその一部がパッケージから分離す
    ることにより、内容物がいじられた事実を容易に認識で
    きるようにすることを特徴とするパッケージング方法。
  2. (2)紫外線を放射することによって保護層をキュアリ
    ングする工程を含んでいる特許請求の範囲第1項に記載
    の方法。
  3. (3)コーティング材は環状脂肪族エポキシド樹脂であ
    る特許請求の範囲第2項に記載の方法。
  4. (4)保護層の厚さは約1.0〜15ミルである特許請
    求の範囲第2項に記載の方法。
  5. (5)保護層の下のパッケージ上に、保護層を通して容
    易に認識することができないように警告マークを配備し
    ている特許請求の範囲第4項に記載の方法。
  6. (6)内容物がいじられるのを防止するためのパッケー
    ジであって、内容器と、キュアリングによって脆くなっ
    た材料を内容器の外側に配備した保護層と、から構成さ
    れ、保護層に物理的に進入すると、脆い保護層の少なく
    とも一部が内容器から分離することによって、保護層に
    は、認識容易で再現不可能な変化が生じるようにしてい
    るパッケージ。
  7. (7)内容器と保護層の間に表示用の物質が配備され、
    保護層に物理的な進入があると、表示用物質は識別が容
    易であって不可逆の色変化を呈する性質を有している特
    許請求の範囲第6項に記載のパッケージ。
  8. (8)保護層は環状脂肪族エポキシド樹脂から作られる
    特許請求の範囲第6項に記載のパッケージ。
  9. (9)保護層の厚さは約1.0〜15ミルである特許請
    求の範囲第6項に記載のパッケージ。
  10. (10)保護層はパッケージの壁体の少なくとも一部を
    形成している特許請求の範囲第6項に記載のパッケージ
  11. (11)警告用のメッセージを保護層の下の内容器に配
    備している特許請求の範囲第6項に記載のパッケージ。
  12. (12)脆い保護層は、内容器から物理的に分離される
    と、複数の小片に分離されることを特徴とする特許請求
    の範囲第6項に記載のパッケージ。
  13. (13)内容物たる商品を用意し、及び紫外線でキュア
    リングして脆くなった材料を用い、該商品の少なくとも
    一部を取り囲む、工程から構成されたパッケージング方
    法であって、脆い材料に物理的な進入があると、当該材
    料は再現不可能な状態で破損し、これによって内容物が
    いじられた事実を認識できるようにすることを特徴とす
    るパッケージング方法。
  14. (14)保護用の脆い材料は、キュアリング可能な環状
    脂肪族エポキシドを含んでいる特許請求の範囲第13項
    に記載の方法。
  15. (15)商品を取り囲む材料に物理的に進入すると、該
    材料の少なくとも一部は包装要素から分離するように、
    該材料を包装要素に固定する工程を含んでいる特許請求
    の範囲第13項に記載の方法。
  16. (16)内容物がいじられるのを防止するためのパッケ
    ージであって、 内容器と、 キュアリングによって脆くなった材料を内容器の少なく
    とも一部を取り囲んで配備した包装材料と、 から構成され、包装材料に物理的に進入すると、脆い包
    装材料の少なくとも一部が内容器から分離することによ
    って、包装材料には、認識容易で再現不可能な変化が生
    じるようにしているパッケージ。
  17. (17)包装材料は環状脂肪族エポキシドである特許請
    求の範囲第15項に記載のパッケージ。
  18. (18)脆い包装材料に物理的に進入する、該材料の少
    なくとも一部は包装要素から分離するように、該包装材
    料を包装要素に接合する工程を含んでいる特許請求の範
    囲第15項に記載のパッケージ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS63264167A (ja) * 1987-04-18 1988-11-01 Nichiden Shoko Kk 樹脂粉体コ−テイング方法及びその装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS63264167A (ja) * 1987-04-18 1988-11-01 Nichiden Shoko Kk 樹脂粉体コ−テイング方法及びその装置

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