JPH03207316A - 熱湯抽出飲料の調製器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、ケーシング及び、捕集容器のための設置場所
の上方の熱湯供給ステーションと外方の装入位置との間
を回動可能に前記ケーシングに配置されたフィルター槽
を備えた、熱湯抽出飲料の調製器に関する。

［従来の技術］ これまで前記形式の調製器では、フィルター槽が調製器
ケーシングに回動可能に配置されている限りでは、大体
においてフィルター槽は調製器ケーシングの内部域に回
動可能に枢着されていた。これによって、フィルター槽
が調製器の部品に衝突するという空間的な問題が生じ、
フィルター槽内に押入濾紙や、抽出すべき充填物質を装
入するための位置を、調製器に関してできるだけ外方に
位置させて、事実上簡便かつ°確実に操作できるように
することは不可能である。

［発明が解決しようとする課題］ 本発明の課題は、第１に冒頭に述べた形式の調製器を改
良して、フィルター槽の問題のない、つまり衝突のない
内向き旋回及び装入を調製器外部で問題なく行える位置
への外向き旋回を保証すること、また第２に、前記第１
の課題を解決するために設けた手段に、調製器の実際の
使用を簡便にすると共に調製器の美的印象を改善するよ
うな多重機能を備えさせることである。

［課題を解決するための手段］ 前記課題を解決する本発明の構成手段は、フィルター槽
のためのホルダがケーシングの周壁の縦外縁に回動可能
に支承されており、しかも前記フィルター槽が垂直姿勢
で前記ホルダ内に差込み可能に構成されている点にある
。

このようなケーシングの縦外縁にホルダを支承すること
によって、支承部ならびにホルダ自体の形状の著しい設
計融通性が得られ、調製器部分とのなんらかの衝突を問
題なく排除することが可能になる。ホルダの回転支承部
がケーシング外周壁のできるだけ外部に位置しているの
で、該事実と、ホルダ自体が比較的大きくなければなら
ないという事実とに基づいて、ホルダ内へ差込まれるフ
ィルター槽及びホルダの旋回に関しても、又調製器自体
の外部にフィルター槽の装入位置を離して位置させるこ
とに関しても、前記フィルター槽を空間的に問題なく操
作することが可能になる。ホルダ支承部の有利な構成、
ホルダの空間的な構成、及び該ホルダとフィルター槽と
の間の差込み継手の構成は、請求項２以降に記載されて
いる。

第２に述べた課題に関する本発明の解決手段は、フィル
ター槽のためのホルダがケーシングの周壁の縦外縁に回
動可能に支承されており、かつ前記ホルダがケーシング
の隣接空間のための遮蔽スクリーンとして構成されてい
る点にある。このような構成によって原則的には、フィ
ルター槽が装入位置にあるところのホルダの開放位置を
、正確な機能と正確な操作のために重要な技術的な装置
及びその表示機構を容易に見るために活用することが可
能になる一方、調製器の稼働期及び休止期において前記
の装置及び機構を、調製器の美的印象を高めるために被
覆しておくことが可能になる。

フィルター槽のためのホルダとしても、またスクリーン
としても働くようにした本発明の多重機能の特に有利な
構成では、スクリーンとして構成されたホルダによって
被覆されたケーシング室内に、フロート体を有する充填
水位指示計が配置されており、かつフロート体の移動経
路に沿ってスクリーン面内に、前記フロート体の部分視
野を可能にする表示ゾーンが形成されている。このよう
に構成した場合、充填水位指示計並びにフロート体、場
合によっては正確なスケール部を、ホルダの開放時に申
し分なく見ることが可能になり、ひいては調製器に、そ
の都度必要なカップ杯数分の水を正確に充填することが
可能になる。ホルダを内向きに旋回させた場合の調製器
の稼働期には、要するにホルダによって技術的な機能エ
レメント、つまり充填水位指示計及びフロート体を被覆
して調製器全体を申し分なく美的に見せるようになった
状態ではスクリーン面内の表示ゾーンが、それでも相変
わらず、フロート体のその都度の位置を、場合によって
はスケール部またはその他のマーキングと共に前記表示
ゾーンの範囲において外部から見ることを可能にする。

特にこのようにして、熱湯抽出動作がどの程度進捗した
か、あるいは後カップ何杯分沸かすことができるか、問
題なく認識することができる。

例えば、スクリーン面内の細い透視性の帯状に表示ゾー
ンを構成し、かつフロート体を螢光塗料で彩色した場合
には、必要な手段を活用して光学的に事実上ディジタル
表示がシミュレートされ、その場合実際のディジタル表
示のために必要となる給電費を含めての構造設計上の経
費を甘受する必要はない。

［実施例］ 次に図面に基づいて本発明の詳細な説明する。　特に第
１図に示した熱湯抽出飲料、特にコーヒーの調製器は、
リング部分、例えばほぼ半割リングの形に構成されたケ
ーシングｌを有している。これによってケーシングｌは
、中央の自由な収容室を限定し、該収容室は、下側で慣
用のように加熱可能な底板２Ｊこよって制限されており
、該底板は、熱湯抽出飲料を収容する捕集容器３のため
の設置場所を形成する。稼働位置では該捕集容器３の上
にフィルター槽４が移動され、該フィルター槽はこの稼
働位置では熱湯スベンダ５の下側に位置している。

ところでフィルター槽４に熱湯を供給する第１因に示し
た稼働位置からフィルター槽４を旋回させるために、調
製器には、ケーシングｌの周壁の縦外縁６に回動可能に
、しかも、殊に有利には、第２図から判るように、前記
縦外縁６の上端と下端の近くでヒンジ８によって支承さ
れている。

ホルダ７はフィルター槽４の斜面に相応する斜面９を有
し、該斜面範囲には、なお詳述する差込み受け部１０が
設けられており、該差込み受け部にフィルター槽を差し
込みかつ垂直な使用位置に保持するために該フィルター
槽は、やはり後述の対応した差込み部１１を有している
第１図及び第２図から判るように、この構成によって、
ホルダ７に差込まれたフィルター槽４は例えば、該フィ
ルター槽に設けた把手１２によって、第１図に示した熱
湯供給位置へ問題なく旋回され、又他面においてホルダ
７によって調製器から外方に向かって、従って例えばフ
ィルター槽４への濾紙の押入及び抽出すべき物質の装入
を問題なくかつ衝突なく行える位置へ旋回することがで
きる。やはり第１図及び第２図から特に判るように、調
製器のケーシングｌの縦外縁６にホルダ７を支承したこ
とによって、調製器の機能部分とのなんらかの衝突を問
題なく避けうるような構造設計上の大きな融通性が得ら
れる。

ホルダ７に対向していてケーシングｌによって形成され
た環状室の前面、を封鎖する壁１３はやはり、フィルタ
ー槽４に対応した斜面９を有しているので、稼働位置（
第１図）でも調製器は、閉じられた調和した視覚的な印
象を与えることができる ところでフィルター槽４のための回動可能に支承された
ホルダに１よ多機能が与えられている。

別の極めて重要な機能は、ホルダ７が、その幾何学的な
形状付与によって内側で縦外縁６に接するケーシングｌ
の環状室のための遮蔽スクリーンとして構成されている
点にある。ホルダ７の寸法構成は、該ホルダが第１図に
示した内向き旋回位置で前記環状室の前面を遮蔽するよ
うに講じられている。この遮蔽位置は、ホルダ７の内向
き旋回位置を調製器の稼働位置において利用する。とこ
ろで別の構成では、遮蔽スクリーンとして働くホルダ７
の内向き旋回位置で遮蔽されるケーシングｌの環状室部
分には、技術エレメントが収納されており、これらの技
術エレメントが良好に見通すことできることは調製器の
装入及び操作にとって有利である。この良好な可視性は
、ホルダ７が外向きに旋回した位置で、要するに全体的
には調製器の装入及びフィルター槽の押入を行う段階に
おいても与えられている。

このような技術エレメントの持続的な可視性は、他面に
おいて調製器の稼働期及び非使用期にとって妨害になる
ことはない、これらの期間においてはエレメント機能は
、遮蔽スクリーンとしての内向きに旋回したホルダ７に
よって覆われている。

特に有利な構成では、ホルダ７によって遮蔽可能な環状
室部分内には必要とする水のための管状の充填水位指示
計１４が設けられており、該充填水位指示計内にはフロ
ート１５が内蔵されている。この場合管状の充填水位指
示計！４は微細な目盛１６と結合されており、該目盛上
には、正確な較正で所要の尺度数、例えばカップ杯数及
び／又はリットル表示が設けられている。

ところで稼働期中に、すでにカップ何杯分沸かされてい
るか、あるいは調製器がカップ何杯分を沸かさなければ
ならないかを認識できることも大きな利点であるので、
極めて有利な構成では、遮蔽スクリーンとして作用する
ホルダ７に表示ゾーン１７が形成されており、該表示シ
ー’ｉは、内向き旋回されたホルダ７の後方で所定の移
動経路に沿って運動するフロート１５を小さな部分視野
で見ることを可能にする。これは例えば前記ホルダ７の
望視側が乳白ガラス板から成り、該乳白ガラス板が前記
表示ゾーン１７でフロート１５の移動経路に沿って目盛
部の形式で小さな帯状の透視ゾーンを有し、該透視ゾー
ンにも透視性の数字区域が設けられていてもよい、フロ
ート１５を例えば螢光塗料で着色する場合には、調製器
の稼働中に前記表示ゾーン１７と相俟って、光学的な現
出方式で事実上ディジタル表示をシミュレートする所望
の形式の簡単な美的な認識可能性が生じ、その場合この
ようなディジタル表示のために経費をかける必要はない
。

第３図に示したように、管状の充填水位指示計内でのフ
ロート１５の申し分のないガイドを保証するために、該
充填水位指示計は、互いに向き合った２つの内面には前
記フロート１５の移動経路に沿って上から下に向かって
ガイドリブ１８が張り出すように成形されている。フロ
ート１７は対応した側に前記ガイドリブ１８と協働する
ガイド溝１９を有している。

第４図にはホルダ７ヘフイルター槽４を差込むための有
利な差込み装置が示されている。

フィルター槽４に沿って張出した差込み部ｌｌは、互い
に高さをずらして位置していて作用区域内へやや円錐状
に構成された２つの差込みピン２０及び２１を有し、両
差込みピンはそれぞれ下端部に、前記作用区域内への導
入を容易にする導入斜面２２を有している０両差込みピ
ン２０．２１は、両者間にやや円錐状の受容溝２３を形
成するように、高さを互いにずらされている。

これと協働するホルダ７の差込み受け部１０は、実質的
に差込み部１１のための受容室２４から成り、該受容室
内には立ち上がった中間の支持壁２５が設けられており
、該支持壁は受容溝２３内に差込んだのちに、フィルタ
ー槽４の差込みピン２０と２１との間に入り込む。従っ
てフィルター槽を垂直位置に差込み確保する操作は実際
には、フィルター槽の差込みピン２０゜２１が前記支持
壁２５の両側にかぶさり、しかも支持壁２５の上縁が受
容溝２３の基底に支持されることによって行われる。こ
の差込み継手では締め付けのない差込みと取出しとを保
証するためにわずかな遊びが設けられているのが有利で
ある６確実な保持は、フィルター槽４の差込みピン２０
．２１が前記支持壁２５の両側面に沿って、並びに受容
室２４の制限後壁２６に沿って確実に支持されることに
よって得られる

【図面の簡単な説明】

第１図は熱湯供給ステーションへフィルター槽を旋回さ
せた状態で示した本発明による調製器の側面図、第２図
はフィルター槽のためのホルダを外方に向かって旋回さ
せた状態で示した部分側面図、第３図は充填水位指示計
の横断面図、第４図はフィルター槽とホルダとの間の差
込み継手を示すために一部破断して示したフィルター槽
及びホルダの側面図である。 １・・・ケーシング、２・・・底板、３・・・捕集容器
、４・・・フィルター槽、５・・・熱湯スベンダ、６・
・・縦外縁、７・・・ホルダ、８・・・ヒンジ、９・・
・斜面、１０・・・差込み受け部、１１・・・差込み部
、１２・・・把手、１３・・・壁、１４・・・充填水位
指示計、１５・・・フロート、１６・・・目盛、１７・
・・表示ゾーン、１８・・・ガイドリブ、１９・・・ガ
イド溝、２０．２１・・・差込みピン、２２・・・導入
斜面、２３・・・受容溝、２４・・・受容室、２５・・
・支持壁、２６・・・制限後壁第１図 第２図 第３図 第４図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、ケーシング（１）及び、捕集容器（３）のための設
   置場所の上方の熱湯供給ステーションと外方の装入位置
   との間を回動可能に前記ケーシング（１）に配置された
   フィルター槽（４）を備えた、熱湯抽出飲料の調製器に
   おいて、フィルター槽（４）のためのホルダ（７）がケ
   ーシング（１）の周壁の縦外縁（６）に回動可能に支承
   されており、しかも前記フィルター槽（４）が垂直姿勢
   で前記ホルダ（７）内に差込み可能に構成されているこ
   とを特徴とする、熱湯抽出飲料の調製器。 ２、ホルダ（７）が、フィルター槽（４）のホッパー斜
   面に対応した斜面（９）を有し、かつ該斜面には前記フ
   ィルター槽（４）のための差込み受け部（１０）が設け
   られている、請求項１記載の調製器。 ３、ケーシング（１）が環状セグメントの形で構成され
   ており、かつホルダ（７）が環状セグメントの形のケー
   シング（１）の一方の前面の近くで縦外縁（６）に支承
   されている、請求項１記載の調製器。 ４、環状セグメントの形のケーシング（１）の他方の前
   面をカバーする壁（１３）が、ホルダ（７）の斜面（９
   ）に相応した斜面（９）を有している、請求項３記載の
   調製器。 ５、ホルダ（７）が、ケーシング（１）の高さに関して
   、縦外縁（６）の少なくとも上端域と下端域に回動可能
   に支承されている、請求項１又は３記載の調製器。 ６、フィルター槽（４）に設けられている差込み部（１
   １）が高さの互いにずれた２つの差込みピン（２０、２
   １）を有し、該差込みピンが両者間で受容溝（２３）を
   規定している、請求項１記載の調製器。 ７、受容溝（２３）に面して位置する差込みピン（２０
   、２１）の側縁がやや円錐状に延びている、請求項６記
   載の調製器。 ８、ホルダ（７）の差込み受け部（１０）が差込みピン
   （２０、２１）のための受容室であり、該受容室内には
   、中央の支持壁（２５）が突出し該支持壁に前記差込み
   ピン（２０、２１）が受容溝（２３）を介して支持され
   ている、請求項６記載の調製器。 ９、一方の差込みピン（２０）が、受容溝（２３）から
   離反した方に位置する外縁でもって受容室（２４）の制
   限後壁（２６）にも支持されている、請求項８記載の調
   製器。 １０、ケーシング（１）及び、捕集容器（３）のための
   設置場所の上方の熱湯供給ステーションと外方の装入位
   置との間を回動可能に前記ケーシング（１）に配置され
   たフィルター槽（４）を備えた、熱湯抽出飲料の調製器
   において、フィルター槽（４）のためのホルダ（７）が
   ケーシング（１）の周壁の縦外縁（６）に回動可能に支
   承されており、かつ前記ホルダ（７）がケーシング（１
   ）の隣接空間のための遮蔽スクリーンとして構成されて
   いることを特徴とする、熱湯抽出飲料の調製器。 １１、遮蔽スクリーンとして働くホルダ（７）によって
   被覆可能なケーシング（１）の隣接する内室には、調製
   器を操作するために時々見ることを必要とするような技
   術エレメント（１４、１５）が配置されている、請求項
   １０記載の調製器。 １２、遮蔽スクリーンとして働くホルダ（７）によって
   被覆可能なケーシング（１）の内室部分内に所要水量の
   ための管状の充填水位指示計（１４）が配置されており
   、該充填水位指示計（１４）内には、フロート（１５）
   が配置されており、かつスクリーンとして働くホルダ（
   ７）の面には、フロート（１５）の移動経路に沿って、
   該フロートの部分視野を可能にする表示ゾーン（１７）
   が構成されている、請求項１０又は１１記載の調製器。 １３、管状の充填水位指示計（１４）の対向し合った２
   つの内壁面に張り出したガイドリブ（１８）が設けられ
   ており、該ガイドリブのために、それぞれ前記フロート
   （１５）の対応側面にガイド溝（１９）が形成されてい
   る、請求項１１記載の調製器。