JPH03202252A - 高精度工具の製造方法及び製造システム - Google Patents

高精度工具の製造方法及び製造システム

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JPH03202252A
JPH03202252A JP34077189A JP34077189A JPH03202252A JP H03202252 A JPH03202252 A JP H03202252A JP 34077189 A JP34077189 A JP 34077189A JP 34077189 A JP34077189 A JP 34077189A JP H03202252 A JPH03202252 A JP H03202252A
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JP34077189A
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Takayuki Nishimura
西村 隆侑
Masatsugu Nishimura
西村 雅嗣
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G N TOOL KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、高精度工具を製造する方法と製造システム
に関し、特にドリル、リーマ、エンド旦ル等の略円柱形
本体の周囲に切れ刃を持つ高精度工具を製造するのに適
した方法とシステムに関するものである。
〔従来の技術〕
近年、加工作業の合理化、省力化等の要請から工具を交
換して種類の異なる多数の加工を自動的に行うマシニン
グセンタが普及しているが、最近はいっそうの合理化を
図るため、加工の複合化が要請されている。加工の複合
化とは、−の工程で複数の加工を行える複合工具を使用
して加工工程数を減少させることであり、複合工具とし
ては、従来より、本体の直径を途中で変えて二段形状と
すると共に、各部分に切刃を形式した段付きのドリルや
リーマ等が知られている。この段付き工具は、一つの工
程で直径の異なる部分を含む段付きの穴を加工できるよ
うにしたものである。
しかし今日では、機器の小型化・精密化に基づき、二段
以上の多段として三種以上の加工が一工程でできるよう
にした複合工具が要求されていると共に、工具自体の高
精度化も要求されている。
この要求に応えるためには、複合工具の公差(許容差)
、例えば切れ列部分の形状の誤差や各段間の距離の誤差
が0.01mmのオーダーでなければならず、また面取
りや座ぐりを行う部分の傾斜角度や湾曲部分の曲率につ
いても同程度のオーダーとすることが必要である。
このような高精度の複合工具を製造するために従来行わ
れていた方法は、通常の(前述のような高精度を必要と
しない)工具を研削する場合と同様に、工具研削盤のN
C(数値制御)装置に所定の仕上げ寸法となるように数
値データを入力し、工具研削盤を作動させて工具素材を
自動的に研削加工するというものであり、通常工具の場
合と異なる点は、加工中に作業者が加工状況を注視して
いて、寸法が真値より大きく外れそうになると手動ハン
ドルを操作する等して微調整を行うことだけである。
この従来の方法では、加工状況の確認を投影器(プロフ
ァイル)を使用して行っている。すなわち、投影器によ
って工具素材の加工部分をスクリーンに拡大して映し出
し、作業者はその映像を肉眼で見ながら所定寸法に研削
されていることを確認するのである。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、前記従来の方法は、工具素材に光を当ててスク
リーンに生じた影を肉眼で見ることにより加工状況を認
識するため、拡大して映されているとは言え正確に形状
を認識するのは容易ではなく、また認識した状況に応し
て敏感に手動で調整する必要があり、作業に非常に熟練
を要する。
また、この従来の方法では、作業者の感覚、癖等によっ
て加工状況の認識が狂う恐れが大きいと共に、加工中は
作業者がかかりきりになる必要があり、加工作業を自動
的に行うことができず省力化の面でも問題がある。
さらに、前記従来の方法は工具素材の一方の側から光を
照射して投影するので、焦点距離が一定でよい直刃を持
つ工具の場合は形状を正確に認識できるが、それ以外の
工具、例えばツイストドリルやり−マ等の螺旋状の溝が
形威しである工具を加工する場合には、投光器のピント
を完全に合わせることができず、加工状況の認識が不正
確になりやすい。このため、前記従来の方法では加工で
きる工具の種類が限られてしまうという問題もある。
そこで、この発明の目的は、どのような形状の工具であ
っても、きわめて高精度かつ迅速に製造することができ
ると共に製造作業に熟練が不要であり、しかも作業の省
力化を達成できる高精度工具の製造方法と製造システム
を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
この発明の加工方法は、 NC装置付きの工作機械により、所定形状となるように
作成されたプログラムを実行して工具素材を加工する工
程と、 前記加工した工具素材を計測装置に取り付けて、当該工
具素材の寸法を計測し、得られた計測データを当該計測
装置に予め入力されていた真値データと比較して、真値
データとの差を補正データとして算出する工程と、 前記補正データを前記工作機械のNC装置が読み取り可
能なデータ形式に変換して、前記NC装置に送る工程と
、 前記工作機械により、前記補正データに基づいて補正さ
れたプログラムを実行して前記工具素材を再加工する工
程とを備えてなることを特徴とするものである。
前記補正データのデータ形式の変換は、コンピュータに
よってソフトウェア的に行うことができる。
また、前記工具素材の寸法計測は、前記工具素材をその
長軸方向に移動させると共に当該長軸周りに回転させな
がら、前記工具素材に投光し、生じた陰部と陰部の境界
をセンサにより検知して行うのが好ましい。さらにこの
寸法計測は、コンピュータ制御により自動的に行うのが
好ましい。
この発明の工具製造システムは、 NC装置付きの工作機械と、 前記工作機械で加工した工具素材の寸法を計測すると共
に、得られた計測データを予め入力された真値データと
比較して真値データとの差を算出し、算出結果を補正デ
ータとして出力する計測装置と、 前記計測装置から出力された補正データを取り込み、前
記工作機械のNC装置が読み取り可能な形式に変換して
前記NC装置に送るデータ形式変換装置を備えて成り、 前記NC装置付きの工作機械により、所定形状となるよ
うに作成されたプログラムを実行して工具素材を加工し
た後、前記データ形式を変換された補正データに基づい
て補正されたプログラムを実行して前記工具素材を再加
工するようにしたことを特徴とする。
前記データ形式変換装置は、コンピュータとデータ形式
変換用ソフトウェアから構成することができる。
また、前記計測装置は、工具素材を保持してその長軸方
向への移動と共に当該長軸周りの回転ができるようにさ
れた工具素材保持手段を持ち、当該保持手段に保持され
た工具素材に投光して生じた陰部と陰部の境界をセンサ
により検知して、工具素材の寸法を計測するように構成
されているのが好ましい。
さらに前記計測装置は、コンピュータを内蔵していて、
当該コンピュータの制御により工具素材の計測が自動的
に行われるものが好ましい。
〔作用] 以上のように構成すると、工作機械による最初の加工が
終了した工具素材の寸法は、計測装置によって計測され
、各点の実測寸法が計測データとして得られる。この計
測データは、当該計測装置に予め入力しておいた各点で
の仕上がり寸法値、つまり真値データと比較され、両者
の差が補正データとして算出される。
この補正データは、前記工作機械のNC装置に転送され
るが、この補正データを直接前記NC装置に送っても、
データ形式が異なるためそのままではNC装置は読み取
ることができない。そこで、この補正データは、データ
形式変換装置によりNC装置が読み取れる形式に変換し
てから前記NC装置に送られる。
NC装置は、データ形式変換後の補正データを受は取り
、それに基づいてプログラムが補正される。そこで、こ
の補正されたプログラムを実行して前記工具素材を再加
工すれば、工具素材の寸法誤差が自動的に修正され、仕
上がり寸法との差が小さくなる。こうして、工具素材の
寸法を仕上がり寸法に近づけることができる。
1回の修正加工では未だ充分でないときは、修正加工し
た工具素材の寸法を前記計測装置で計測し、その計測デ
ータから新たに補正データを算出してから、前述したの
と同様にして2回目以降の修正加工を行えばよい。
〔実施例〕
以下、添付図面を参照しながらこの発明の詳細な説明す
る。
第1図はこの発明の方法に用いる工具製造システムの一
実施例を示すブロック図である。この工具製造システム
は、NC(数値制御)装置(1a)を持つ工具研削盤(
1)と、加工した工具の外形寸法を非接触で計測する計
測装置(2)と、前記NC装置(1a)と計測装置(2
)の間に設けられたパーソナルコンピュータ(3)から
構成されている。計測装置(2)とパーソナルコンピュ
ータ(3)の間は接続ケーブル(4)を介して、またパ
ーソナルコンピュータ(3)とNC装置(1a)の間は
接続ケーブル(5)を介して互いに接続されており、両
接続ケーブル(4) (5)を介してデータを送受信で
きるようになっている。
前記工具研削盤(1)は、そのワーク保持装置に工具素
材を取り付け、工具素材が所定形状となるように作成し
たプログラムをNC装置(Ia)に入力し、当該プログ
ラムに従って工具研削盤(1)を作動させれば、工具素
材をその数値データに従って自動的に研削するものであ
る。工具研削盤(1)には、従来より公知のものを使用
できるが、NC装置を持ちかつ工具素材を加工できるも
のであれば、他の工作機械も任意に使用することができ
るのは勿論である。
前記計測装置(2)は、工具研削盤(1)によって加工
した工具素材の外形寸法を非接触で計測し、各点での計
測値を計測データとして記憶するものである。しかし、
計測装置(2)の機能はそれだけではなく、この計測デ
ータを、予め入力・記憶されていた工具の真値データと
比較して、真値データとの差を補正データとして算出す
る機能をも持つ。算出された補正データは、必要に応じ
て、接続ケーブル(4)を介して前記パーソナルコンピ
ュータ(3)に送られる。
このような機能を持つ計測装置は既に公知であり、製品
化もされているが、ここで使用している計測装置(2)
は、被計測工具素材を取り付ける工具素材取付部(図示
せず)が、取り付けた工具素材の長軸方向(X方向)に
移動可能とされ、かつ当該長軸の周り(B方向)に回転
可能とされている。またこの計測装置(2)は、図示し
てはいないが、被計測工具素材に投光するハロゲンラン
プと、このハロゲンランプの光を被計測工具素材に一方
向から照射してその陰部と陰部の境界を検知するセンサ
を有している。
従って、この計測装置(2)によれば、被計測工具素材
に投光しながら、被計測工具素材を長軸方向(X方向)
に移動することにより、その外形寸法を非接触で計測す
ることができる。また、被計測工具素材を長軸方向(X
方向)に送ると同時に当該長軸の周り(B方向)に回転
させると、被計測工具素材の外周全体の寸法を計測する
ことが可能となり、計測を三次元で行うことができるこ
とになる。さらに、この計測装置(2)は焦点距離を調
整できるため、ツイストドリルのようなねじれ溝が形式
された工具素材でも、ピントを合わせて明瞭に陰部と陰
部を作ることができ、しかも陰部と陽部の境界をセンサ
によって検知するので、きわめて正確な計測が可能であ
る。
さらに、前記計測装置(2)は制御用コンピュータを内
蔵しているため、計測したい位置を適宜プログラミング
しておくことにより、工具素材をいったん工具素材取付
部に取り付ければ、その後は、被計測工具素材を移動し
ながら被計測工具素材の各部分の長さ(基準面からの距
離)、直径、傾斜角、曲率半径等を多くの点で自動的に
計測でき、しかも得られた計測データを記憶することが
できる。
前記制御用コンピュータには、前記各計測位置での所定
の仕上がり寸法のデータ、すなわち真値データが予め入
力・記憶されている。この制御用コンピュータは、前記
計測データを真値データと比較し、真値データとの差を
補正データとして算出する。得られた補正データは、直
ちに接続ケーブル(4)を介してパーソナルコンピュー
タ(3)に送られる。
前記パーソナルコンピュータ(3)は、計測装置(2)
から送られて来た補正データをいったん記憶し、データ
形式変換プログラムにより内部で工具研削盤(1)のN
C装置(1a)が取り込めるデータ形式に変換する。形
式変換した補正データは、接続ケーブル(5)を介して
直ちにNC装置(1a)に送られる。
パーソナルコンピュータ(3)としては、16ビント、
32ビツト等の従来より公知のものが使用でき、変換用
ソフトウェアについても同様である。
また他のコンピュータを利用することも可能であり、さ
らにデータ形式を変換できるものであれば、コンピュー
タ以外であってもよい。
接続ケーブル(4) (5)を介してのデータ転送は、
いわゆるパソコン通信に常用されているR3232Cコ
ネクタ及びケーブルを利用すれば容易に行うことができ
る。
次に、以上のように構成した工具製造システムを使用し
て高精度の三段ツイストドリルを製造する方法について
説明する。なお、ここで使用する工具素材は、第2図(
b)に示すような円柱形の工具素材(6)である。
部 工   貨 工 まず、円柱形工具素材(6)を工具研削盤(1)のワー
ク保持台(図示せず)に装置する。また、円柱形工具素
材(6)が第2図(a)に示す三段形状となるように、
工具研削盤(1)のNC装置(1a)のプログラムを作
成する。そして工具研削盤(1)の運転を開始し、前記
プログラムに従って円柱形工具素材(6)と研削用砥石
(7)を適宜移動させながら研削加工する。
この第1工程は、NC装置(1a)の補正値をOとして
行う。つまり、NC装置付き工具研削盤(1)を使用し
て従来より行っている方法と同様にして加工すればよい
こうして加工された段付き工具素材(6a)は、第2図
(a)に示すように、第1刃部(61)、第2刃部り6
2)、第3刃部(63)から成る刃部と、シャンク部(
64)から構成され、各刃部(61) (62) (6
3)はいずれも円柱形である。なお、シャンク部(64
)はテーパー状になっている。
第1段部(61)と第2段部(62)の加工状況を、第
3図を用いて詳細に説明すると、次の通りである。
最初に、工具研削盤(1)の回転軸に固定された研削用
砥石(7)を、回転しながら先端の点P、において円柱
形工具素材(6)に接触させ、そのまま基端側に向かっ
て円柱形工具素材(6)の長軸(8)に対して角度θ1
だけ傾斜した方向に移動して、研削用砥石(7)を長軸
(8)方向に距離り、だけ変位した点P2まで送る。こ
れで、第1刃部(61)の面取り部(65)が形式され
る。なお先端の点P1の位置は、点P2での直径がD+
 となるように決定する。
次に、研削用砥石(7)を点P2から長軸(8)に対し
て平行に点P3まで移動すると、長さL2、直径D1の
円柱形部分が形成され、こうして第1刃部(61)の研
削が終了する。
続いて、点P、からさらに、研削用砥石(7)を長軸(
8)に対して角度θ2だけ傾斜した方向に点P4まで移
動する。こうして長軸方向長さり、のテーパ一部(66
)が形式される。
続いて、研削用砥石(7)は、点P4から直径がD3と
なるまで長軸(8)に直交する方向に移動し、点P5に
達する。こうして、平坦部(67)が形式される。
研削用砥石(7)は、さらに点P、から長軸(8)に平
行にL4だけ移動し、こうして第2刃部(62)が形成
される。
続いて、同様にして第3刃部(63)及びシャンク部(
64)を研削すれば、第2図(a)に示す工具素材(6
a)が出来上がる。
以上の加工を行う際には、プログラムでは、X軸方向す
なわち工具素材(8)の長軸(8)方向への送りと、X
軸と直交するY軸方向への送りを次のように設定すれば
よい。
P+ −Pz  : X=L+ 、Y=L+ X ta
nθ1P2〜P、: X=L2、Y=D。
P3〜P、:X=L。
Y=D、+L3X tanθ2 P a 〜P s  : X= 0、Y= (D3−D
、)/2P、〜  : X=L、 、Y=D。
第1ニ」しn14と まず前記計測装置(2)に、予め工具素材(6)の仕上
がり寸法すなわち真値を入力し、記憶させておく。
次に、初期加工が完了した工具素材(6a)を工具研削
盤(1)から取り外し、計測装置(2)の工具取付部に
取り付けてその実寸法を計測する。この際、計測装置(
2)は工具素材(6a)に投光し、さらに工具取付部を
工具素材(6a)の長軸(8)周りに回転させながら長
軸(8)に沿って移動させ、工具素材(6a)の表面に
生じた陰部と陽部の境界をセンサによって検知すること
によって、工具素材(6a)の外形寸法を多点計測する
。そして、得られた計測データを内蔵コンピュータに記
憶する。この計測は、プログラムに従って自動的に行わ
れる。
計測完了後、計測データは、内蔵コンピュータによって
前記真値とそれぞれ比較される。第1工程が終了したと
き、研削用砥石(7)や円柱形工具素材(6)の形状の
誤差、あるいは円柱形工具素材(6)の装置位置の狂い
等に起因して、通常、初期加工をした工具素材(6a)
には誤差が含まれているので、実測値と真値とは一致せ
ずいくらかの差が生じる。この差は補正データとして算
出・記憶され、その後直ちに接続ケーブル(4)を介し
て前記パーソナルコンピュータ(3)に送られる。
なお補正データの送信は、R3232Cコネクタを使用
すれば、通信用ソフトウェアを利用することにより容易
に行うことができる。
3工     エ パーソナルコンピュータ(3)に転送された補正データ
は、そのままの形式でNC装置(1a)に送ってもNC
装置(1a)が読み取ることができないので、パーソナ
ルコンピュータ(3)において、補正データの形式をN
C装置(1a)の判読可能な形式に変換する。これは、
公知の変換用ソフトウェアを用いて容易に実施すること
ができる。形式変換された補正データは、パーソナルコ
ンピュータ(3)から接続コード(5)を介して直ちに
工具研削盤(1)のNC装置(1a)に送られる。
補正データが入力されると、NC装置(la)は、前記
初期加工ではOとしていた補正値を補正データに基づい
て自動的に設定する。そして、その補正後の値で作成さ
れたプログラム2こ従って工具素材(6a)を修正加工
するのである。これによって誤差は修正され、各部の寸
法は真値に近づ(ことになる。
この修正加工を行う際のプログラムでは、X軸方向とY
軸方向への送りが次のように設定される。
P、、 〜P2 :χ=L、 +a。
Y−(L+  +a、) X (tanθ++b+) P z 〜P 3  : X= Lz +az、Y=D
P 3〜P 4  : X = L 3 +a:+Y=
 D 1 + (L 3 + a3) X(tanθz
+bz) P4〜P5:X=Q、Y−(D、−D2)/2Ps 〜
: X=L4 +aa、Y=D。
ここでals a2、a3はそれぞれLl、L2、L3
の誤差であり、b、 、b2はそれぞれθ1、θ2の誤
差である。
修正加工が完了すると、工具素材(6a)を工具研削盤
(1)から取り外し、計測装置(2)によって実寸法を
再度計測する。ここで実寸法が許容差内に入っていれば
、それで外形加工は完了である。
もし、1回の修正加工だけでは各部寸法が許容差内に入
らなかった場合は、第2工程と第3工程を適宜繰り返せ
ばよい。このように、必要に応じて計測及び修正加工を
繰り返せば、実測値を限りなく真値に近づけることがで
きる。
外形加工が完了すると、続いて工具研削盤(1)により
、この工具素材(6a)にさらにねしれ溝や切れ刃を同
様にして研削加工し、三段ツイストドリルを完成させる
。これらの加工も高精度に行えるので、この方法によれ
ば工具全体を高精度に仕上げることができるものである
なお以」二の説明では、ツイストドリルとしてのみ説明
しているが、この発明はこれに限られず、ストレートド
リル、ツイストリーマ、ストレートドリル、エンドミル
、フライス、バイト等の他の公知の工具にも適用できる
ことは勿論である。
〔発明の効果] 以上に述べたように、この発明は、つぎのような優れた
効果を有するものである。
(a)寸法計測と修正加工を繰り返すことにより、どの
ような形状の工具であってもきわめて高精度に製造する
ことができる。
(b)初期加工と修正加工が、NC装置付きの工作機械
によりプログラムに従って自動的に行われ、加工中の微
調整がまったく不要なので、加工を可能な限り高速で行
うことができ、従って加工作業を迅速に行えることにな
る。
(c)初期加工と修正加工が、NC装置付きの工作機械
によりプログラムに従って自動的に行われるので、製造
作業に熟練が不要であり、しかも作業の省力化を達成で
きる。
(d)工具寸法の計測を、工具素材をその長軸方向に送
ると同時に当該長軸用りに回転させながら投光し、陰部
と陰部を検知するセンサによって行うようにすれば、計
測が三次元的に行えるだけでなくきわめて正確に行える
という効果が生じる。
(e)工具寸法の計測をコンピュータ制御によって行う
と、迅速にかつ多点で正確に計測ができ、さらに計測作
業の省力化も達成できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の工具製造システムの一実施例を示
すブロック図、 第2図は、使用する工具素材の一例を示しており、(a
)は外形加工が完了した状態の正面図であり、(b)は
加工前の正面図、 第3図は、第1図の工具製造システムを用いて加工した
工具素材の上半分を示す部分断面説明図である。 1 ・・・工具研削盤    (1a)・・・NC装置
2 ・・・計測装置 3 ・・パーソナルコンピュータ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、NC装置付きの工作機械により、所定形状となるよ
    うに作成されたプログラムを実行して工具素材を加工す
    る工程と、 前記加工した工具素材を計測装置に取り付けて、当該工
    具素材の寸法を計測し、得られた計測データを当該計測
    装置に予め入力されていた真値データと比較して、真値
    データとの差を補正データとして算出する工程と、 前記補正データを前記工作機械のNC装置が読み取り可
    能なデータ形式に変換して、前記NC装置に送る工程と
    、 前記工作機械により、前記補正データに基づいて補正さ
    れたプログラムを実行して前記工具素材を再加工する工
    程とを備えてなることを特徴とする高精度工具の製造方
    法。 2、前記補正データのデータ形式の変換が、コンピュー
    タによってソフトウェア的に行われる請求項1に記載の
    方法。 3、前記工具素材の寸法計測が、前記工具素材をその長
    軸方向に移動させると共に当該長軸周りに回転させなが
    ら、前記工具素材に投光し、生じた陰部と陽部の境界を
    センサにより検知して行われる請求項1または2に記載
    の方法。 4、前記工具素材の寸法計測が、コンピュータ制御によ
    り自動的に行われる請求項1〜3のいずれかに記載の方
    法。 5、NC装置付きの工作機械と、 前記工作機械で加工した工具素材の寸法を計測すると共
    に、得られた計測データを予め入力された真値データと
    比較して真値データとの差を算出し、算出結果を補正デ
    ータとして出力する計測装置と、 前記計測装置から出力された補正データを取り込み、前
    記工作機械のNC装置が読み取り可能な形式に変換して
    前記NC装置に送るデータ形式変換装置を備えて成り、 前記NC装置付きの工作機械により、所定形状となるよ
    うに作成されたプログラムを実行して工具素材を加工し
    た後、前記データ形式を変換された補正データに基づい
    て補正されたプログラムを実行して前記工具素材を再加
    工するようにしたことを特徴とする高精度工具の製造シ
    ステム。 6、前記データ形式変換装置が、コンピュータとデータ
    形式変換用ソフトウェアから成る請求項5に記載のシス
    テム。 7、前記計測装置が、工具素材を保持してその長軸方向
    への移動と共に当該長軸周りの回転ができるようにされ
    た工具素材保持手段を持ち、当該保持手段に保持された
    工具素材に投光して生じた陰部と陽部の境界をセンサに
    より検知して、工具素材の寸法を計測するように構成さ
    れている請求項5または6に記載のシステム。 8、前記計測装置がコンピュータを内蔵しており、当該
    コンピュータの制御により工具素材の計測が自動的に行
    われる請求項5〜7のいずれかに記載のシステム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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