JPH03201906A - ゴルフ場における流亡農薬・肥料の管理方法 - Google Patents
ゴルフ場における流亡農薬・肥料の管理方法Info
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- JPH03201906A JPH03201906A JP34209089A JP34209089A JPH03201906A JP H03201906 A JPH03201906 A JP H03201906A JP 34209089 A JP34209089 A JP 34209089A JP 34209089 A JP34209089 A JP 34209089A JP H03201906 A JPH03201906 A JP H03201906A
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Landscapes
- Fertilizing (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は、ゴルフ場における流亡農薬・肥料の管理方
法に関する。
法に関する。
ゴルフ場においては、手入れで最も手数の掛かるのが芝
生の管理であって、朝夕の散水から芝の刈り込み、そし
て、早朝、夜といったゴルファ−不在の時刻には雑草対
策の除草剤の散布、虫の壊滅を狙う殺虫剤の散布、さら
に、芝の成育を助けるための化学肥料や芝の病気を防ぐ
ための殺菌剤の散布等を一日も欠かすことはできない。
生の管理であって、朝夕の散水から芝の刈り込み、そし
て、早朝、夜といったゴルファ−不在の時刻には雑草対
策の除草剤の散布、虫の壊滅を狙う殺虫剤の散布、さら
に、芝の成育を助けるための化学肥料や芝の病気を防ぐ
ための殺菌剤の散布等を一日も欠かすことはできない。
本場の英国では、もともと自生した芝地で楽しまれたの
がゴルフなので、過保護にしなくても、芝の維持ができ
るとされるが、日本では無理に開いた山間地を舞台にし
ているだけに、冬は雪、夏はカンカン照り、朝夕の厳し
い気温差等の酷な条件下でグリーンのコンデイションを
保つには一時も目を離せない過保護管理がglいられる
。
がゴルフなので、過保護にしなくても、芝の維持ができ
るとされるが、日本では無理に開いた山間地を舞台にし
ているだけに、冬は雪、夏はカンカン照り、朝夕の厳し
い気温差等の酷な条件下でグリーンのコンデイションを
保つには一時も目を離せない過保護管理がglいられる
。
そして、ゴルフ場にこのように大量に散布された農薬や
化学肥料は、雨水により流亡し附近の河川や池に流入し
ているのが現状であるが、これに対する対策は従来取ら
れることはなかった。
化学肥料は、雨水により流亡し附近の河川や池に流入し
ているのが現状であるが、これに対する対策は従来取ら
れることはなかった。
現在、ゴルフ場の農薬使用に関しては、法的規制が全く
ないため、実際の農地では毒性が取り沙汰されて使用さ
れなくなった農薬が大量に使用され、劇薬も猛毒剤も芝
生に良いものであれば使用が優先される。
ないため、実際の農地では毒性が取り沙汰されて使用さ
れなくなった農薬が大量に使用され、劇薬も猛毒剤も芝
生に良いものであれば使用が優先される。
その結果、クローズアップされてきたのが、ゴルフ場附
近を源泉とする河川や池の水質劣化であって、現に、千
葉系山間部にあるゴルフ場をモデルにした横浜国立大学
の調査では、ゴルフ場排水には、スミチオン、MEP、
IBP、ダコニール、ロンスターといった毒性の強い農
薬を含んでいることが報告されている。
近を源泉とする河川や池の水質劣化であって、現に、千
葉系山間部にあるゴルフ場をモデルにした横浜国立大学
の調査では、ゴルフ場排水には、スミチオン、MEP、
IBP、ダコニール、ロンスターといった毒性の強い農
薬を含んでいることが報告されている。
ダコニール等、芝の病気を防ぐ殺菌剤も魚にとっては大
数で、この薬剤散布後、ゴルフ場を水源とする河川では
稚魚の数が激減すると言われている。また、MEP等の
殺菌剤は、発ガン性を持つており、下流の住民の飲料源
水に用いられると、目に見えない形で生活に影響が与え
られるのは明らかである。
数で、この薬剤散布後、ゴルフ場を水源とする河川では
稚魚の数が激減すると言われている。また、MEP等の
殺菌剤は、発ガン性を持つており、下流の住民の飲料源
水に用いられると、目に見えない形で生活に影響が与え
られるのは明らかである。
最近の実際の事件としては、北海道札幌市広島町の養殖
池に放流されていたヤマメとドナルドソン(マスの一種
)約9万匹が死滅しているのが見つかったが、これは芝
の雪腐れ防止のために散布した農薬が原因と言われてい
る。
池に放流されていたヤマメとドナルドソン(マスの一種
)約9万匹が死滅しているのが見つかったが、これは芝
の雪腐れ防止のために散布した農薬が原因と言われてい
る。
一方、化学肥料の場合も、毒性はなくても水質の富栄養
化を引き起こし、河川の濁りを発生させている。殊に、
貯水池の場合であると、農薬が濃縮されるために、魚が
住めなくなるばかりか、それを捕食している鳥癲の環境
を阻害しており、酷いときには農業用水としても使用不
能となる。また、現在、粒状肥料が主に使用されている
ことも問題の一つであって、粉末肥料の場合であると、
毎日の散布が強いられるところ、粒状肥料であると、週
−回の散布で足りる利点はあるが、大量の降雨があった
場合には、粒状肥料が一挙に流亡し、河川やlI?水池
の水質を劣化させるだけではなく、肥効低下による多大
の損失をもたらすことになる。
化を引き起こし、河川の濁りを発生させている。殊に、
貯水池の場合であると、農薬が濃縮されるために、魚が
住めなくなるばかりか、それを捕食している鳥癲の環境
を阻害しており、酷いときには農業用水としても使用不
能となる。また、現在、粒状肥料が主に使用されている
ことも問題の一つであって、粉末肥料の場合であると、
毎日の散布が強いられるところ、粒状肥料であると、週
−回の散布で足りる利点はあるが、大量の降雨があった
場合には、粒状肥料が一挙に流亡し、河川やlI?水池
の水質を劣化させるだけではなく、肥効低下による多大
の損失をもたらすことになる。
公害に対する住民の反応については、現に金沢市夕F1
寺地区のゴルフ場建設問題で、地元住民等間で、環境破
壊につながる等の理由で反対運動が起こっている。
寺地区のゴルフ場建設問題で、地元住民等間で、環境破
壊につながる等の理由で反対運動が起こっている。
この発明は、上記のような実情に鑑みて、ゴルフ場の排
水を再利用するために、農薬や肥料の散布による環境破
壊を防止でき、しかも、農薬と肥料を節約できて経済的
なゴルフ場における流亡農薬・肥料の管理方法を提供す
ることを目的とした。
水を再利用するために、農薬や肥料の散布による環境破
壊を防止でき、しかも、農薬と肥料を節約できて経済的
なゴルフ場における流亡農薬・肥料の管理方法を提供す
ることを目的とした。
L−記の1」的を達成するために、この発明者等におい
て、種々実験と研究を重ねた結果、流亡農薬・肥料のう
ちでも、特に肥料の効能は流上後において+i化学的変
質による低下がむいことに着[1し、この発明を完1戊
するに至った。
て、種々実験と研究を重ねた結果、流亡農薬・肥料のう
ちでも、特に肥料の効能は流上後において+i化学的変
質による低下がむいことに着[1し、この発明を完1戊
するに至った。
すなわち、この発明は、ゴルフ場またはその近傍にゴル
フコースの排水が流れ込むタンクを設置し、ゴルフコー
スの排水をタンクに回収し、この回収水を散水設備を利
用して再利用するものである。
フコースの排水が流れ込むタンクを設置し、ゴルフコー
スの排水をタンクに回収し、この回収水を散水設備を利
用して再利用するものである。
また、ゴルフコースのフェアウェイ側とラフ側との境界
に排水用の側溝を設け、側溝内を仕切壁の突設によりフ
ェアウェイ側の排水路とラフ側の排水路に分け、フェア
ウェイ側の排水のみをタンクに導入することもある。
に排水用の側溝を設け、側溝内を仕切壁の突設によりフ
ェアウェイ側の排水路とラフ側の排水路に分け、フェア
ウェイ側の排水のみをタンクに導入することもある。
ゴルフ場における流亡農薬・肥料の管理方法を上記のよ
うに構成したので、ゴルフコースに散布された農薬や肥
料が雨水により流亡しても、タンクに回収するので、河
川や貯水池等への流れが防止され、流出しても環境破壊
を招く程度の流出はなくなる。
うに構成したので、ゴルフコースに散布された農薬や肥
料が雨水により流亡しても、タンクに回収するので、河
川や貯水池等への流れが防止され、流出しても環境破壊
を招く程度の流出はなくなる。
また、タンクに回収した排水は、ゴルフコースの散水設
備を利用して再利用するため、農薬・肥料の節減となり
その経済的効果は極めて大きい。
備を利用して再利用するため、農薬・肥料の節減となり
その経済的効果は極めて大きい。
また、水の節減ともなる。さらに、他の用途、例えば水
耕栽培の水にも利用できる。
耕栽培の水にも利用できる。
タンクに回収された排水は、それだけでは肥料の濃度が
薄いので、再利用に当たっては肥料の補充により濃度調
整をすることが望ましい。
薄いので、再利用に当たっては肥料の補充により濃度調
整をすることが望ましい。
ゴルフ場では、主コースのフェアウェイの芝の養生が特
に大切であるため、フェアウェイ側に多量の農薬や肥料
が散布される。そこで、このフェアウェイ側の排水のみ
をタンクに回収した場合には、anな肥料濃度が散水す
ることができ、濃度調整をする場合には肥料の補充が少
くて済む。
に大切であるため、フェアウェイ側に多量の農薬や肥料
が散布される。そこで、このフェアウェイ側の排水のみ
をタンクに回収した場合には、anな肥料濃度が散水す
ることができ、濃度調整をする場合には肥料の補充が少
くて済む。
また、ラフ側には余りプレーヤーが立ち入らないことか
ら、農薬や肥料の散布量が少いので、ラフ側の排水が回
収されないで、河川や貯水池に流入したとしても、農薬
や肥料による公害問題が生しるおそれはない。
ら、農薬や肥料の散布量が少いので、ラフ側の排水が回
収されないで、河川や貯水池に流入したとしても、農薬
や肥料による公害問題が生しるおそれはない。
次に、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図面は一実施例のための説明図であって、ゴルフ場の一
ホールHの近くにタンクTが埋設しである。
ホールHの近くにタンクTが埋設しである。
ホールHは、一般のゴルフ場におけると同じように、ゴ
ルフボールを打ち出すティ・グランドlがあり、それに
続いて芝が短かく刈り込まれた長い主コースのフェアウ
ェイ2があり、その先にグリーン3があって、フェアウ
ェイ2の回りに芝の長いラフ4.4がある。
ルフボールを打ち出すティ・グランドlがあり、それに
続いて芝が短かく刈り込まれた長い主コースのフェアウ
ェイ2があり、その先にグリーン3があって、フェアウ
ェイ2の回りに芝の長いラフ4.4がある。
フェアウェイ2は、ハロー等でやS傾斜しているので、
傾斜側においてそのフェアウェイ2とラフ4との間の境
界に沿って排水用の側溝6を設け、側溝6に向けて多数
の暗渠用の排水管7がフェアウェイ2に埋設しである。
傾斜側においてそのフェアウェイ2とラフ4との間の境
界に沿って排水用の側溝6を設け、側溝6に向けて多数
の暗渠用の排水管7がフェアウェイ2に埋設しである。
また、゛フェアウェイ2は長手方向の中間部にゆくにつ
れて低くなっているので、側溝6の中間部に集合枡8を
設け、集合枡8からタンクTにパイプ9が配設されてい
る。
れて低くなっているので、側溝6の中間部に集合枡8を
設け、集合枡8からタンクTにパイプ9が配設されてい
る。
側溝6のコンクリートブロック6aは、断面(3字形に
形成すると共に、底部の巾中央に突条の仕切壁lOを突
設し、内部がフェアウェイ2側の排水!Nllとラフ4
側の排水溝12とに分けられている。
形成すると共に、底部の巾中央に突条の仕切壁lOを突
設し、内部がフェアウェイ2側の排水!Nllとラフ4
側の排水溝12とに分けられている。
また、集合枡8も2区分にされ、フェアウェイ側の排水
溝11はタンクTへのパイプ9に通し、ラフ側の排水溝
12は貯水池Pへの排水路13へ通じている。
溝11はタンクTへのパイプ9に通し、ラフ側の排水溝
12は貯水池Pへの排水路13へ通じている。
タンクTは、FRP等によって成形され、一端上部に排
水の流入口15と溢水口16とを設け、他端上部に農薬
の補充口17を設けである。また、中間部に水位計18
を立設し、底部に揚水ポンプ19を設けである。
水の流入口15と溢水口16とを設け、他端上部に農薬
の補充口17を設けである。また、中間部に水位計18
を立設し、底部に揚水ポンプ19を設けである。
排水の流入口15は、上下2段となっており、各段の流
下口縁に土砂等の固形物の侵入を防止する突条20.2
0を立設し、さらに、その侵入防止を確実にするために
、各段に網状フィルター21.21を設置しである。
下口縁に土砂等の固形物の侵入を防止する突条20.2
0を立設し、さらに、その侵入防止を確実にするために
、各段に網状フィルター21.21を設置しである。
溢水口16は、流入口15の上下両段間に開口され、貯
水池Pへの排水路13へ通じさせである。揚水ポンプ1
9に接続される揚水パイプ25は、ホール1■への給水
パイプ26と、畑27への給水パイプ28へ通じている
。そして、いずれの給水についても、散水器のスイッチ
を押すと、電磁弁が開いてポンプ19が作動し、いずれ
の方向にも遠隔操作により給水される。
水池Pへの排水路13へ通じさせである。揚水ポンプ1
9に接続される揚水パイプ25は、ホール1■への給水
パイプ26と、畑27への給水パイプ28へ通じている
。そして、いずれの給水についても、散水器のスイッチ
を押すと、電磁弁が開いてポンプ19が作動し、いずれ
の方向にも遠隔操作により給水される。
ホールHへの給水パイプ26は、フェアウェイ2の傾斜
反対側の高い位置に沿って埋設され、地表には給水パイ
プ26と連結されるスプリンクラ−30,30、・・が
等間隔おきに立設され、フェアウェイ2に均等に散水で
きるよう配置されている。
反対側の高い位置に沿って埋設され、地表には給水パイ
プ26と連結されるスプリンクラ−30,30、・・が
等間隔おきに立設され、フェアウェイ2に均等に散水で
きるよう配置されている。
なお、第2図に一点鎖線で示すように、高い位置にもス
プリンクラ−3,0aを設けることが望ましい。
プリンクラ−3,0aを設けることが望ましい。
ゴルフ場に降雨があったときには、芝に既に散布されて
いた農薬や肥料が雨水と共に流亡し、排水管7.7、・
・・や側溝6を伝って集合枡8に集まる。
いた農薬や肥料が雨水と共に流亡し、排水管7.7、・
・・や側溝6を伝って集合枡8に集まる。
集合枡8では、フェアウェイ2側からの雨水はタンクT
へ、ラフ4側の雨水は貯水池Pへそれぞれ分けて排水さ
れるが、ラフ4例の雨水は農薬や肥料の濃度が薄いので
、貯水池Pへの影響は少い。
へ、ラフ4側の雨水は貯水池Pへそれぞれ分けて排水さ
れるが、ラフ4例の雨水は農薬や肥料の濃度が薄いので
、貯水池Pへの影響は少い。
タンクTへ導かれた雨水は、濃度が比較的高いので、そ
れが貯留され、後にゴルフコースの芝育成管理の散水に
利用したり、水耕栽培の畑27に給水して使用する。農
薬が含まれているので、作物としては食用以外の観賞用
作物が適している。
れが貯留され、後にゴルフコースの芝育成管理の散水に
利用したり、水耕栽培の畑27に給水して使用する。農
薬が含まれているので、作物としては食用以外の観賞用
作物が適している。
降雨量が多量であるときには、雨水がタンクTから溢水
して貯水池Pに流入することが考えられるが、タンク1
゛のダム効果により、流入は少量にとどまるから、貯水
池Pに魚類の死滅を招くような悪影響を及ぼすことはな
い。
して貯水池Pに流入することが考えられるが、タンク1
゛のダム効果により、流入は少量にとどまるから、貯水
池Pに魚類の死滅を招くような悪影響を及ぼすことはな
い。
また、タンクT内の農薬濃度は、雨水により稀釈されて
いる関係で、そのままでは肥効は少いから、タンクロー
り車R等で水溶性肥料を補充する。
いる関係で、そのままでは肥効は少いから、タンクロー
り車R等で水溶性肥料を補充する。
この場合は、大量降雨によって追加肥料の貯水池Pへの
流出があってはならないため、ゴルフ場への散水や畑2
7への給水の直前に水溶性肥料の補充を行うことが望ま
しい。
流出があってはならないため、ゴルフ場への散水や畑2
7への給水の直前に水溶性肥料の補充を行うことが望ま
しい。
また、水溶性肥料の補充は、タンクT内の貯留水の農薬
濃度を測定し、その測定値とタンクT内水量とを基に補
充量が算定される。そして、タンク゛F内の水量は水位
計18によって表示される。
濃度を測定し、その測定値とタンクT内水量とを基に補
充量が算定される。そして、タンク゛F内の水量は水位
計18によって表示される。
以上説明したように、この発明によれば、ゴルフコース
の排水をタンクに回収するので、河川、貯水池等への農
薬や肥料の流出が極力抑制されることから、ゴルフコー
スにおける農薬・肥料の散布を原因とする環境破壊を未
然に防止でき、しかも、回収した排水をゴルフコースの
散水設備を利用して芝育成管理に再利用するため、農薬
・肥料の莫犬む散布費用の一部を節約できるため、維持
・管理費を安価になし得る等の優れた効果がある。
の排水をタンクに回収するので、河川、貯水池等への農
薬や肥料の流出が極力抑制されることから、ゴルフコー
スにおける農薬・肥料の散布を原因とする環境破壊を未
然に防止でき、しかも、回収した排水をゴルフコースの
散水設備を利用して芝育成管理に再利用するため、農薬
・肥料の莫犬む散布費用の一部を節約できるため、維持
・管理費を安価になし得る等の優れた効果がある。
また、側溝に仕切壁を設けることにより、農薬・肥料の
濃度の高いフェアウェイ側の排水のみをタンクに導入す
る場合には、肥効の高い排水を回収でき、且つ多量の雨
の場合もタンクからの溢水を防止できる等、合理性があ
って、さらに上記効果を顕著に発揮できる。
濃度の高いフェアウェイ側の排水のみをタンクに導入す
る場合には、肥効の高い排水を回収でき、且つ多量の雨
の場合もタンクからの溢水を防止できる等、合理性があ
って、さらに上記効果を顕著に発揮できる。
図面は一実施例を示し、第1図は全体的な説明図、第2
図はゴルフ場の断面図、第3図は第1図A部の拡大断面
図、第4図はゴルフ場の側溝箇所の断面斜視図である。 H・・ゴルフ場の一ホール T・・・タンク2・・・
フェアウェイ 4・・・ラフ 6・・側溝10・・
仕切壁11・・・フェアウェイ側の排水路12・−ラフ
側の排水路
図はゴルフ場の断面図、第3図は第1図A部の拡大断面
図、第4図はゴルフ場の側溝箇所の断面斜視図である。 H・・ゴルフ場の一ホール T・・・タンク2・・・
フェアウェイ 4・・・ラフ 6・・側溝10・・
仕切壁11・・・フェアウェイ側の排水路12・−ラフ
側の排水路
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1)ゴルフ場またはその近傍にゴルフコースの排水が流
れ込むタンクを設置し、ゴルフコースの排水をタンクに
回収し、この回収水を散水設備を利用して再利用するこ
とを特徴とするゴルフ場における流亡農薬・肥料の管理
方法。 2)ゴルフコースのフェアウェイ側とラフ側との境界に
排水用の側溝を設け、側溝内を仕切壁の突設によりフェ
アウェイ側の排水路とラフ側の排水路に分け、フェアウ
ェイ側の排水のみをタンクに導入することを特徴とする
特許請求の範囲第1項記載のゴルフ場における流亡農薬
・肥料の管理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34209089A JPH03201906A (ja) | 1989-12-29 | 1989-12-29 | ゴルフ場における流亡農薬・肥料の管理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34209089A JPH03201906A (ja) | 1989-12-29 | 1989-12-29 | ゴルフ場における流亡農薬・肥料の管理方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03201906A true JPH03201906A (ja) | 1991-09-03 |
Family
ID=18351083
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34209089A Pending JPH03201906A (ja) | 1989-12-29 | 1989-12-29 | ゴルフ場における流亡農薬・肥料の管理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03201906A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110999613A (zh) * | 2019-12-29 | 2020-04-14 | 丰和园林建设集团有限公司 | 一种园林播种施肥器 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6328331A (ja) * | 1986-07-22 | 1988-02-06 | 緑営建設株式会社 | ゴルフ用グリ−ンの土壌水循環使用による芝生植生管理方法 |
-
1989
- 1989-12-29 JP JP34209089A patent/JPH03201906A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6328331A (ja) * | 1986-07-22 | 1988-02-06 | 緑営建設株式会社 | ゴルフ用グリ−ンの土壌水循環使用による芝生植生管理方法 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110999613A (zh) * | 2019-12-29 | 2020-04-14 | 丰和园林建设集团有限公司 | 一种园林播种施肥器 |
CN110999613B (zh) * | 2019-12-29 | 2021-03-02 | 丰和园林建设集团有限公司 | 一种园林播种施肥器 |
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