JP5083507B2 - 浅床栽培槽による蓮根の栽培方法および栽培装置 - Google Patents

浅床栽培槽による蓮根の栽培方法および栽培装置 Download PDF

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Description

本発明は、蓮根を栽培する技術分野に係り、特に、蓮根栽培するのに深さが凡そ20〜40cm栽培槽の中に、深さ8〜20cm栽培土壌用の浅床土壌層(水耕土)を設け、この浅床土壌層で蓮根を栽培成長させることにより、蓮根の生育栽培管理を容易にし、蓮根の収穫作業時も簡単にして良好な蓮根を掘り出すことができるようにした蓮根の栽培方法および栽培装置に関するものである。
従来の蓮根栽培用水田においては、蓮根の栽培上の理由から特に多量に水分が含まれた泥土状に維持される必要がある。そして、蓮根は水田の表面から60cm〜1m程の深さで成長するため、蓮根の収穫期には、水田表面から深さ60cm〜1m程に沈下している蓮根を掘り出す必要があり、例えば水圧ポンプを使用して泥土を吹き飛ばしながら深さ1m程に植えられている蓮根を掘り出しており、沼田状の深い水田の中にゴムブーツなどを身に纏って防水対策を完全にした上で膝上くらいから腰まで浸かりながら水田の中を歩行移動して作業することが強いられており、蓮根の収穫作業には労力的に手間がかかり面倒であると共に肉体的にも過酷なものとなっている。
そのため、これらを解決するために本発明者は、長年に亘る栽培実験の結果、先に特願2006−182627号で「栽培床の殺菌・殺線虫及び生育妨害成分排除方並びに栽培床」に関するものを出願して蓮根の栽培にも言及しているが、本出願人の調査によると蓮根栽培やその他の栽培物の栽培管理や収穫作業を容易にするために、国内でも各種の方式が試みられているようであり、例えば下記の方式が提案されている。
特公昭57−19926号公報 特許第3416667号公報 特開平9−121696号公報 特開2000−69869号公報 「野菜園芸大百科 第2版 13 サトイモ・ナガイモ・レンコン・ウド・フキ・ミョウガ」((社)農村漁村文化協会 2004年7月10日第1刷発行) 「新 野菜つくりの実際・根茎菜−誰でもできる露地・トンネル・無加温ハウス栽培−」((社)農村漁村文化協会 2001年7月25日第1刷発行)
特許文献1「れん根の栽培方法」には、泥状土中に地下茎遮断シートやネットを深さ30〜100cm程度のところに敷設して蓮根の生育している土中深度を一定にするものが示されているが、シートやネットを敷設する場合には、敷設作業のために予め耕土を取り除いておく必要があり、シートやネットを敷設した後で、その上に耕土を埋め戻すようにすることが予想され、実際にはシートやネットを敷設することは大変である。また長年使用によるシートやネットの損耗、破損などに伴う交換作業も過大な負担となるものである。
特許文献2「蓮根の栽培方法」のように、縦寸法が約60cm、横寸法が約100cm程度、深さが約30cm程度の栽培用鉢で蓮根を栽培するものは、いわゆる家庭向けの園芸栽培用のものであり、蓮根の根茎が凡そ10m前後も伸びてしかも枝分かれをすることを考えると蓮根の生長を損ねることになり良好な蓮根の収穫が得られない恐れがある。そのために特許文献2のものは根茎の伸展不足を伴うもので不安定であり、強風時の倒れを防ぐための風除け用のシートを設ける構成にされている。
又、特許文献3「蓮根栽培用水田」のように、蓮根栽培用水田の水田表面から15〜25cm程度の深さに掘り下げて平面状の非透水性硬地盤層を形成したものは、水田の面積や大きさが説明されていないが、蓮根栽培用の水田は通常大面積のものが多い傾向にあり、このような広い水田の耕土中に平面状の非透水性硬地盤層を設けることは本格的な士木工事にも匹敵する機械力と多大な労力と費用が必要であり、また係る水田等の農地を恒久的なコンクリート製の施設にすると農地転用の許可がでない等の法制上の問題もあり実用上に困難性があるものである。また、対象とする圃場は地表面から掘り下げて造成されているので栽培管理作業の多くは姿勢を低くかがんで行うことが多いと思われる。
さらに、特許文献4「ビニールハウス用畑・田装置」のように、ビニールハウス内の地表面に栽培槽を設置するビニールハウス用畑・田装置のものは、単一の栽培槽を兼用して畑栽培と稲作等の水田栽培との双方を行うものであることが示唆されているが、床土は深いものが例示されており、プール状の浅床で種レンコンを栽培槽の底に沿わせて行う方式の蓮根栽培を対象とするものではない。
本発明者は、10年以上に亘る長年の栽培実験の結果、畑地などの陸地においても蓮根栽培ができるようにして栽培の省力化が可能でありながら良好な蓮根が収穫できる栽培方法と栽培装置の創案に至った。これは、整地した地面上に縦寸法が20m前後、横寸法が10m前後で、深さが20〜40cm程度の貯水可能な栽培槽を設置して、この栽培槽に深さが8〜20cm程度の蓮根栽培用の土壌を入れ、この土壌表面に栽培用水の給水装置と、栽培用水の水位調節装置とを設けて3〜5cm程度の栽培用水を貯水して蓮根を栽培するものである。
この栽培方法および栽培装置によると、栽培土壌の深さが慣行の蓮根栽培農法からは想像もできないような浅床のものであるが、栽培土壌の泥寧状態を促進するように栽培用水の水位調節装置で適切に水位調節して蓮根の成育状態に応じて有機質性肥料を適宜に施用することにより、蓮根は強い風による茎折れなどの倒伏被害を減少させるようにして順調に生育して品質的にも良好な蓮根が得られるものである。これらは在来の水田による蓮根栽培に比べて浅い栽培槽の構成により日照による栽培用水の水温や栽培土壌の地温が上昇しやすく、蓮根の根茎や葉茎の成長が促進されて良好になったものと考えられる。また適宜に土壌表面を攪拌することも容易にできるので土壌中への酸素の供給も多くなりより成長が促進されやすいと思われる。
本発明は、前述の課題解決のために、第一に、水田、畑地、更地、グランド、舗装地面等の整地した地面からなる地表面より上方に突設して栽培用水を貯留可能とするプール状の栽培槽の側壁高さを20〜40cmに構成し、縦方向と横方向の側壁長さを蓮根の根茎伸展長さを許容する長さに構成した底の浅いプール状の栽培槽を設置し、該栽培槽内の底面を平坦状にして栽培土壌を8〜20cm深さに充填し、該栽培土壌の上面に任意深さに栽培用水を貯水することが可能にするのに、前記プール状の栽培槽に栽培用水の給水装置と、栽培用水の水位調節装置とを設けた浅床の栽培施設とし、種レンコンを植付ける場合には、種レンコンを栽培槽の底面に敷設状態に並置して種レンコンの一部が栽培土壌の表面に出ないように、種レンコンを栽培土壌の表面から8〜20cmの深さに没入させて植付けを行ない、爾後、前記水位調節装置の設定により栽培土壌の上面に任意深さに栽培用水を貯水させて、且つ、蓮根の生育状況に応じて適宜に追肥管理を行って生育する蓮根の根茎を栽培槽の底面を這うように伸展成長させて、該蓮根の根茎を栽培槽内の底面に沿わせて、蓮根の根茎部を種レンコンの植え付け深さに維持した状態で深さ8〜20cm栽培土壌中で成長させ、収穫蓮根を得ることを特徴とする浅床栽培槽による蓮根の栽培方法とした。
そして、第二に、種レンコンを植付ける場合には、栽培用水を抜いた落水状態にして栽培土壌を干潟状に露出させた態様で、種レンコンを栽培槽の底面に敷設状態に並置して栽培土壌で覆土することにより種レンコンの一部が栽培土壌の表面に出ないように、種レンコンを栽培土壌の表面から8〜20cmの深さに没入させて植付けを行なうことを特徴とする請求項1に記載した浅床栽培槽による蓮根の栽培方法。
また、第三に、蓮根の生育状況に応じて適宜に有機質性肥料を施用する追肥管理を行って栽培土壌の泥寧状化を促進させることを特徴とする請求項1に記載した浅床栽培槽による蓮根の栽培方法。
この栽培方法により、栽培槽の側壁高さを20〜40cmに構成する浅床にした状態で蓮根を良好に栽培できることができる。整地した足場の良い地表面より上方の栽培槽で蓮根を植え付けることができて効率的であり浅床の栽培土壌で育成できるので、蓮根の植え付け、追肥管理、栽培管理、収穫など作業が身軽な服装で労力少なくできる。栽培槽は側壁長さを蓮根の根茎伸展長さを許容する長さに構成し、底面を平坦状にして蓮根の根茎の伸展を阻害しないように配慮されているので、蓮根の根茎が栽培槽の底面を這うように伸展成長して、該蓮根の根茎を栽培槽内の底面に沿わせて、縦横無尽に伸びて茎葉が安定姿勢で伸長する。そして栽培土壌が泥濘状化を促進されるように栽培槽に栽培用水の給水装置と、栽培用水の水位調節装置とを設けて適切に水位調節して施肥管理することにより、栽培土壌を軟らかく保つことができて強風によって蓮根の茎葉が倒されようとすると根茎部も一定範囲の回転を許容することが可能となり、したがって蓮根の茎葉の折れ損傷を減少させることができる。このように、蓮根は強い風による茎折れなどの倒伏被害を減少させるように図ると共に、浅い栽培槽の構成により日照による栽培用水の水温や栽培土壌の地温が上昇しやすく、蓮根の根茎や葉茎の成長が促進されて品質的にも良好な蓮根が得ることができる。
第四に、レンコン収穫時に栽培槽周壁部の栽培土壌を、掘り起こしをしないで収穫蓮根を栽培土壌中に残した状態にしておいて次年度の種レンコンとし、該種レンコンを植え付け時に掘り起こして散開させ、栽培槽の底面に敷設状態にして植付けを行なうことの方法を採用することにより、栽培槽を有効的に活用して灌水状態で種レンコンの保存をなし、植え付け時には落水して栽培土壌を干潟状にした状態で種レンコンの根茎部を傷めることなく掘り出して栽培槽内に散開させることができ、栽培槽内への種レンコンの敷設作業も容易にできる。これにより効率的に種レンコンの植え付けができる。
第五に、水田、畑地、更地、グランド、舗装地面等の整地した地面からなる地表面より上方に突設して栽培用水を貯留可能とするプール状の栽培槽の側壁高さを20〜40cmに構成し、縦方向と横方向の側壁長さを、蓮根の根茎伸展長さを許容する長さに構成した底の浅いプール状の栽培槽を設置し、該栽培槽内の底面を平坦状にして栽培土壌を8〜20cm深さに充填し、該栽培土壌の上面に任意深さに栽培用水を貯水することが可能にするのに、前記プール状の栽培槽に栽培用水の給水装置と、栽培用水の水位調節装置と排水装置を設けた浅床の栽培施設とし、種レンコンを植付ける場合には、種レンコンを栽培槽の底面に敷設状態に並置して種レンコンの一部が栽培土壌の表面に出ないように、種レンコンを栽培土壌の表面から8〜20cmの深さに没入させて植付けを行ない、爾後、前記水位調節装置の設定により栽培土壌の上面に任意深さに栽培用水を貯水させて、且つ、蓮根の生育状況に応じて適宜に追肥管理を行って生育する蓮根の根茎を栽培槽の底面を這うように伸展成長させて、該蓮根の根茎を栽培槽内の底面に沿わせて、蓮根の根茎部を種レンコンの植え付け深さに維持した状態で深さ8〜20cm栽培土壌中で成長させて収穫蓮根を得ることを可能にしたことを特徴とする浅床栽培槽による蓮根の栽培装置とした。
第六に、種レンコンを植付ける場合には、栽培用水を抜いた落水状態にして栽培土壌を干潟状に露出させた態様で、種レンコンを栽培槽の底面に敷設状態に並置して栽培土壌で覆土することにより種レンコンの一部が栽培土壌の表面に出ないように、種レンコンを栽培土壌の表面から8〜20cmの深さに没入させて植付けを行なう栽培装置とした。
この栽培装置により、慣行の水田栽培による蓮根の育成管理に比べて、浅床で蓮根を栽培することか可能となり整地した足場の良い地面上で労力少なくして蓮根を栽培することができる。
第七に、プール状の栽培槽の縦方向と横方向の側壁長さを、一辺を蓮根の根茎伸展長さを許容する8〜10m長さとし、他辺の長さを8〜10m整数倍に構成し、側壁高さを20〜40cm構成したことにより、蓮根の地下茎は伸展と分枝することに8〜10mも伸びるものであり、これらの成育を阻害しないようにして蓮根の成長を良好にすることができる。栽培槽の底が平坦状にされて抵抗のない状況と相俟って蓮根の根茎は栽培槽の底に沿って縦横無尽に伸展して茎葉が安定姿勢で成長する。また栽培槽の一辺長さを8〜10mして、他辺の長さを8〜10m整数倍に設定すると栽培槽の周辺を見廻ることも楽にできて栽培する蓮根の成育状態の監視、管理作業もしやすくなり、栽培作業を効率的にできる。
第八に、プール状の栽培槽に液肥の補充装置を設けたことにより、蓮根の成育管理を容易にできる。
第九に、プール状の栽培槽の側壁部若しくは床面部に栽培槽内の貯水を自然流下で栽培槽外に落水できる排水口を設け、該排水口に向けて栽培槽底面に傾斜を持たせたことにより、栽培槽内の水抜き、排水管理を容易とし、栽培土壌の干潟化、乾燥の促進を図って泥濘状化していた栽培土壌を連作障害のない状態に復元することが容易となる。
第十に、プール状の栽培槽の床面の適所に足場台を立設して、該足場台に架橋して作業用道板部材を配置したことにより、種レンコンを植え付け後に灌水した状態以後の、施肥、育成、防除などの栽培管理、花弁の摘み取り、雑草取りなど各種の作業が楽に遂行できる。
第十一に、プール状の栽培槽の複数を隣接して並設状に設けるのに、各栽培槽間の地表面に台車、車輌などの走行を可能とする作業通路を設けるようにしたことにより、足場の良い路面を有効に活用して作業道として、栽培管理の巡回監視、資材運搬を楽にでき、収穫時の地下茎の除去、蓮根の搬出なども作業道を活用として一時保管区域としても利用でき、しかる後、収穫蓮根を台車、車輌などに搭載して効率よく運搬することができる。
本発明の栽培方法および栽培装置により、栽培槽の側壁高さを20〜40cmに構成し、縦方向と横方向の側壁長さを蓮根の根茎伸展長さを許容する長さに構成した底の浅いプール状の栽培槽を設置し、該栽培槽内の底面を平坦状にして栽培土壌を8〜20cmの深さに充填したものにすると、栽培する蓮根は浅床に拘わらず土壌中を縦横無尽に伸展して茎葉を安定姿勢で生育させることができる。整地した足場の良い地面上で立ち姿勢を維持した状態で身軽な服装で、蓮根をプール状の栽培槽で浅床栽培することが可能となり、慣行の水田による蓮根栽培に比べて、労力少なく効率的に蓮根を栽培して収穫することができる。
そして、栽培土壌が8〜20cmの深さに充填した浅床で薄いので、春早くからでも栽培土壌の地温が上昇し、蓮根の発芽や地下茎、葉茎の伸長が早くなる。これにより、茎葉の生育が早く収穫量が増える。栽培土壌が浅床で酸素の供給が充分にできて蓮根の成長が早くなる。
栽培土壌の入れ替えが容易であり安全に対する土壌管理ができる。
栽培土壌の栽培用水の水位管理が水位調節装置で的確にできる。
栽培土壌を浅床で泥濘状化させているので収穫作業が小型の水中ポンプでも堀取り作業が推進できる。病気の原因になる栽培土壌中の茎葉を簡単に除去することができて、次年度の栽培が無農薬若しくは農薬を少なくして円滑にできる。
栽培槽の周囲から、或いは道板部材の上から浮き草などの除草や茎葉に点在するアブラムシの防除、花弁の摘み取りなどの作業が容易にできる。
殊に、花弁を摘み取らずに放置しておくと花托(種子となる実)の結実により成長養分が分散されて蓮根の成長が鈍る恐れがあるが、花弁の摘み取りを早期に行うことにより花托の結実化を防ぎ、地下茎や茎葉の成長を促進させて良好な蓮根を得ることに寄与できる。
追肥管理が容易に行えるので、元肥は最小にすることができ、爾後蓮根の生育状況、栽培土壌の状況を見ながら栽培土壌が泥濘状化するように有機質肥料を追肥することができて肥料を無駄なく効率的に施肥できる。
従来の水田圃場で行われていた種レンコンの泥中への植え付け、畦畔周囲の芽廻し、畦畔周囲の畦塗り、防草などの整備、灌水や排水などの管理など労力の多い作業が省力できる上に、本発明の各作業が足場の良い路面、道板部材から容易にできる。
貯水した状態で収穫蓮根を栽培土壌中に残して保存することが可能であり、栽培槽を蓮根の保管場所として兼用でき、蓮根を必要なだけ少量づつを収穫することができる。
堀取りの時に栽培槽の側壁周辺部に近い50cmくらいの幅を、堀取りせずに春まで残して置くことにより、種レンコンの確保ができる。
種レンコンの植え付けは、植え付け時にこの残した栽培土壌部分を掘ることにより種レンコンを掘り出し、次に栽培槽底面に散開させて敷設状態に並べて植え付けるので作業が簡単にできる。
以下、実施例に関する図面に基づいて蓮根栽培に係る本発明を詳細に説明する。
図1及び図2に示すように、水田、畑地、更地、グランド、舗装地面等の整地した地面からなる地表面GLより上方に突設して側壁高さを20〜40cmに構成して栽培用水を貯留可能とする底の浅いプール状の栽培槽1を設置してあり、該栽培槽1内の底面2を平坦状にして栽培土壌3を8〜20cm深さに充填し、該栽培土壌3の上面に任意深さに栽培用水4を貯水することが可能にした浅床の栽培施設としてある。
上記栽培槽1の内幅は8〜10mするのが好ましい。これは一般に蓮根の地下茎は伸展と分枝することに8〜10mも伸びるものであり、これらの成育を阻害しないようにして蓮根の成長を良好にすることができるようにしておくと良い。そのために、前記栽培槽1の底面2は平坦状にされて蓮根の根茎の伸展を阻害しないように配慮されている。そのような関係から、上記のプール状の栽培槽1の縦方向と横方向の側壁長さを、横方向の一辺1Aを蓮根の根茎(地下茎)伸展長さを許容する8〜10m長さとし、縦方向の他辺の長さを8〜10m整数倍に構成し、側壁高さを20〜40cm構成して、これら栽培槽1の側壁1A、1Bおよび底面2を水漏れしない非透水性部材で構成する。
例えばコンクリート製にすると頑丈な非透水性部材で貯水可能となる。また、別の方式としては金属製や樹脂製、コンクリートブロック製の枠部材やパネル部材を連接して全体枠を構成し、防水シート等の非透水性部材を敷設、被覆しても良く、或いは水田の畦の如く泥留めによる防水構成にしてもよい。栽培槽の各隅部は直角構成よりも円弧状に湾曲形成されていると伸展する蓮根の根茎先端の迂回誘導作用が円滑にできて栽培槽各部への応力集中を防ぐことができる。
プール状の栽培槽1には、溜め池や貯水タンクなどで一定期間貯水しておいて軟水化して調整された栽培用水4の給水装置の給水口5と有機質性肥料成分を多量に含んだ液肥補充装置の補充口6を設け、栽培用水4の水位調節装置7と排水装置8を設けてある。
なお、液肥補充装置の補充口6に代えて、施肥ポンプに接続されている長いホースにより栽培槽1の周囲から栽培用水上に全面散布して供給するようにしても良い。
水位調節装置7は、栽培槽1の外側に水溜室1Cを設けて、逆U字形状の蓮通管1Dを設けて栽培槽1と水溜室1Cをサイフォン作用で水面が同一水位になるようにして、水溜室の外側にL字形状の水位調整パイプ1Eを回動固定自在に設けて、水位調整パイプ1Eの上部の吐出口1Fの対地面高さを調節自在とし、水位調整パイプ1Eの傾きにより栽培用水4の水位を調節自在に設定される。図示を省略しているが栽培用水4の水位を検出するフロート部材を設けて設定水位が下降したときには給水弁を開いて給水口5から水を給水し、フロート部材が設定水位に復帰したときには給水弁を閉じて給水を止めるように自動制御されているので、蓮根の水吸い上げや日照りによる水の蒸散などに対して灌水管理が自動制御されて省力になる。
また、排水装置8は栽培槽1の側壁部1A若しくは床面2に栽培槽内の貯水を自然流下で栽培槽1外に落水できる排水口8Aを設けてあり、該栽培槽1からの落水を良好にするために排水口を設け、更に栽培土壌の干潟化や乾燥を促進して連作障害の原因を除去するために排水口に向けて栽培槽底面2に僅かな傾斜を持たせてある。
水抜き時に、開放或いは開口する側壁部分8Aの内側に栽培土壌流出防止用の簀の子部材8Bを置くと良い。簀の子部材8Bの配設により栽培土壌流出を極力防止して栽培用水を排水できる。
落水した栽培土壌を干潟化するに要する時間は、落水時期や天候条件、栽培土壌の厚みに左右され、栽培土壌の厚みが10cm程度の場合、夏期では一ヶ月程度、冬期では3ケ月程度で干潟化、乾燥されて水抜きされる。
なお、栽培槽の底面を作業通路などの地面より高い位置にしておくと落水高さが確保されて排水が良好となるし、降雨時の水捌けも良くなる。
栽培槽の床面2の適所にコンクリート製のブロックなどからなる足場台9を立設して、該足場台9に架橋して作業用道板部材10が配置してある。
この作業用道板部材10の高さは側壁と同じ程度の高さであり、作業用道板部材10の上を歩行して除草、防除、施肥、花弁摘み取りの作業などを効率的に遂行できる。
実施例では道板部材を一方向にのみ設けているが複数列設けても良いし、適宜に縦横に追加して複数設けても良いものである。栽培槽1の複数を隣接して並設状に設けるのに、各栽培槽1間の地表面に台車、車輌など作業車Rの走行を可能とする幅2m程度の作業道11が設けてある。
これにより、栽培作業時に作業者の歩行が容易であり各種の栽培管理作業がこの作業道から容易にできる。また、後述の蓮根の収穫作業で説明するように根茎の残滓などを搬出したときの置き場所にできたり、収穫蓮根の輸送車の走破にも便利である。
栽培槽の内幅は8〜10mされており、このことにより、一般に蓮根の地下茎は図17、図18に援用例示するように、伸展と分枝することに7〜8mも伸びるものと言われているが、本発明のものは後述するように栽培槽内の土壌地温と水温の上昇が顕著に図れることにより、蓮根の地下茎の伸長促進が促され地下茎は8〜10mも伸びることができるものであるから、栽培槽の底面が平坦状にされている構成と相俟って、これらの成育を阻害しないようにして蓮根の成長を良好にすることができる。
従来の水田による蓮根用の栽培圃場は深さが60cm〜1m前後に及ぶものもあり、圃場内の地温が15℃になるのは4〜5月頃、25℃〜30℃前後になるのは6〜7月頃である。本発明の場合、栽培用水や栽培土壌が浅いために3月中頃に地温が15℃になり、5月頃には25℃〜30℃になることも可能である。このため栽培槽1の周壁部に残した種レンコンRの品質の良悪を問わずに発芽を良好に促し、植え付け後の蓮根の成育を良好にすることが可能である。
栽培士壌の厚みは8〜20cmなるように底面が平坦状にされた栽培槽内に充填しておき、湛水する栽培用水の深さは、植え付け後に立葉が発生するまでの初期育成期間は10cmくらいに管理し、その後の栽培時には3〜5cm程度でよいが、蓮根の収穫時に水中ポンプの水流やエアーポンプのエアで栽培土壌を攪拌して蓮根を掘り出す際には10cm程度は必要である。
また、成育した蓮根を栽培土壌に残したまま保存収容するためには15〜20cm程度の水深深さで貯水してもよい。従って、側壁部の高さは20〜40cm程度あれば良い。
栽培土壌の乾燥或いは水張りする灌水期間については前述した通りである。肥料については、粉粒体肥料、液状肥料などを用いることができるが、蓮根の成育状況に応じて完熟させた有機質性の肥料や抽出液を液状肥料として追肥に使用すると、有機質成分が土壌に浸透して栽培土壌が固まることを防止でき、栽培土壌の泥濘状化を促進して栽培土壌を軟らかくして蓮根の成長を促進する。
在来の蓮根栽培では栽培土壌が粘土質の重い土地の中を成育すると根茎が締まった美味しい蓮根が栽培できるともいわれており、一方、軟らかく美味しい蓮根を作るためには、堆肥、有機質(油粕、米ぬか、大豆粕、糞尿等)を多量に施用し、軟らかい土をつくるとも言われている。しかし、在来の水田農法ではこれらの有機質を植え付けまでに元肥として水田に投入しておく必要があり、投入量が多すぎると肥料の濃度障害に弱い蓮根の成育に肥料障害がでる恐れもあり、且つ植え付け後の栽培圃場には伸張した芽や地下茎を絶対踏まないようにする必要があり、圃場に入ることができず畦道からの肥料散布となるが肥料が蓮根の葉に乗らないように散布する必要がある。肥料が蓮根の葉に乗ると肥料やけを起こすので風のあるときに散布するのが良いが、逆に圃場全体に均一に散布できない問題がある。
栽培槽内に充填して収容する栽培土壌は、田畑の栽培耕土、山土、砂あるいは工場からの廃砂などを篩い選別して石抜き等を行って適宜混合するなどして使用する。
砂目の土壌では、蓮根の形成時に地下茎が伸びていく際に傷がつき、品質を落とすので、きめの細かい粘土質のような土壌が好ましい。
種レンコンRの植え付け後、立葉が発生するまでは水深5cmくらいに浅く保って水温の上昇を図り芽立ちを促進させ、のちに3〜5cmに保つようにする。蓮根は水性植物なので定植以降に水分を切らさないことが肝心で常時灌水状態を保つ水管理が重要で、水を切らして乾燥させると枯死したり病気が発生したりする。
本発明の蓮根栽培は作業性を向上するために陸地上に栽培槽1を設置して栽培槽の栽培土壌3の厚みを8〜20cm程度としたものである。そして栽培土壌の上に3〜5cmの程度の栽培用水4を貯水して灌水する。
栽培土壌の厚みを浅くしたために、春先からの栽培土壌の地温や栽培用水の水温の上昇が大きく、出芽や茎葉の伸張も水田の蓮根栽培圃場のものより1〜2ケ月程度早くなる。従来、水田の蓮根栽培圃場での地温が15℃(蓮根の発芽温度)になるのは4月上旬頃であるが、本発明では3月中頃で約1ケ月早い。また地温が茎葉の生育最適温度である25〜30℃になるのは従来だと7月中頃であるが、本発明では5月上旬であり、その分だけ茎や葉が大きく成長して栄養分も多いので、収穫量も増え収穫期は20日程度は早くなる。
従来通り4月頃から植え付けても生育は良好である。栽培槽の設置にあたって、栽培槽の底面下方に断熱材を介在して底面を形成しているときにはより効果が大きい。
植え付け時には落水させて栽培土壌を乾燥させて種レンコンRを栽培槽1の底に並べて敷設状態にして覆土して植え付けるので植え付けが簡単であるし、肥料も蓮根の成育に応じて適期に適量づつ追肥することができて有効的に施肥、栽培管理ができる。
栽培槽から落水して栽培土壌を乾燥させて植え付けすると作業が楽にできるが、灌水したままの泥濘状態で植え付けしても良い。
栽培時には、栽培土壌が浅いため空気が入りやすくて酸素の供給が充分になるため蓮根の成長が早くなる。
栽培土壌の好適PHは5〜6の範囲であり、種レンコンの植え付けに先立って石灰散布による栽培土壌の中和が行われるが、従来の水田圃場では2月頃に深田を歩行しながら耕耘機で土中に混ぜるなど大変な作業である。本発明の場合、収穫時に石灰を撒いておけば水中ポンプの水流で土壌を掘り起こす際に簡単に土壌に混ぜることができる。
また、栽培土壌が浅いため収穫も簡単で、水を10cm程度に深くした後、水中ポンプの水流で栽培土壌を攪拌して浮上をした蓮根を採取する。栽培土壌を泥濘状化にするように追肥管理しているので水流による攪拌も容易である。そのため、部分的な収穫も簡単で少量づつ日程をずらした計画収穫が可能となる。更に、水の攪拌で残った茎葉が浮き上がって容易に除去できるので、次年度の病気の発生が少なくできる効果もある。従来の水田圃場では収穫後に残っている茎や根を圃場から取り出すことは困難で殆ど圃場内に放置されている。そのためこれが腐敗病などの病気の原因となり、それを防ぐために大量の農薬を使用している。したがって、従来は蓮根の有機栽培や無農薬栽培は現実的に不可能であった。これに対して本発明では、茎や根は栽培土壌からほぼ完全に除去できるので土壌消毒の必要がなく、有機栽培、無農薬栽培の具現化を図ることが可能になる。
このように、地下茎や茎葉の残品を全て栽培槽から排出できることは次年度以降の栽培条件の良好な環境維持に大きく寄与しており、病気発生の防止へ大きな効果を奏する。
本発明では、歩行用の作業用道板部材を設けてあるので、栽培槽の各所に管理が行き届くことになり、浮き草などの除去、葉柄に点在するアブラムシなどの害虫の防除を的確にできる。また、花弁の摘み取りなども長短自在に伸縮する竿を有する高枝用鋏を用いて容易に摘み取り、花弁を栽培槽に落とさずに回収することができる。花弁を摘み取ることにより花托の結実を防ぎ蓮根の茎葉、地下茎の育成肥大を促すことができる利点がある。
在来の水田圃場での栽培では花弁の摘み取りを行うことは実質的に無理であり行われていない。
また、プール状の浅床栽培槽を用いた育成により元肥を必要最小限に抑えて少量施肥することにより、肥料過多による成育障害を防止し、蓮根の成育状況に合わせて追肥管理ができるので蓮根の成長を良好に栽培管理できる。また、追肥する肥料を液肥として有機質の多いものを施肥すると栽培土壌の泥濘状化が促進されて蓮根の育成が良い。
在来の水田圃場では栽培土壌が深いことと経時変化による泥土の硬化現象により、台風などの強風を受けると土壌面から上方に露出している蓮根の茎葉が折れてしまうことがあり、そのため蓮根の生育が止まることもあるが、本発明では栽培土壌が浅いことと泥濘状化状態に施肥管理されているので、強風で茎葉が揺れても地下茎と共に一定範囲で回転することが可能であり、ある程度倒れても蓮根同士の密度が高いところからお互いに支え合って折れることは少ない。傾斜姿勢に倒れた茎葉は爾後湾曲しながら直立して成長する。
このように、本発明は浅床土壌層を構成する栽培土壌を泥濘状態が促進できるように有機質性肥料を施用して追肥管理することにより、蓮根の風害被害の減少を図りながら成長させていくことも特徴とする。
本発明者は実施例図として提示する実験施設の写真に示すように、山の頂上に位置するような畑地に地表面より上方に突設して栽培用水を貯留可能とする底の浅いプール状の栽培槽を設置し、該栽培槽内の底面を平坦状にして栽培土壌を10cm程度の深さに充填し、該栽培土壌の上面に3〜10cmの深さに栽培用水を貯水することが可能にした浅床の栽培施設とし、種レンコンを植付ける場合には、栽培用水を抜いた落水状態にして栽培土壌を干潟状に露出させた態様で、種レンコンを栽培槽の底面に敷設状態に並置して栽培土壌で覆土することにより種レンコンの一部が栽培土壌の表面に出ないように、種レンコンを栽培土壌の表面から10cmの深さに没入させて植付けを行ない、爾後、栽培土壌の上面に任意深さに栽培用水を貯水させて、且つ、蓮根の生育状況に応じて適宜に有機質性肥料を含む液肥を施用する追肥管理を行って栽培土壌の泥寧状化を促進すると共に生育する蓮根の根茎を栽培槽の底面を這うように伸展成長させて、該蓮根の根茎を栽培槽内の底面に沿わせて、蓮根の根茎部を種レンコンの植え付け深さに維持した状態で深さ10cm程度の栽培土壌中で成長させて収穫蓮根を得ることを可能にしている。
この栽培方法を創案するに至るまでは試行錯誤の繰り返しであり、日夜研鑽を重ねた結果において良好な蓮根が栽培できるに至った。この栽培方法は、従来の慣行農法である水田圃場での蓮根栽培に比べて画期的なものであり、山の中の畑地や山の頂上の造成地などで蓮根が栽培して収穫できることに驚嘆の声が上がっている。
また畑地の固い地面上を利用して作業通路を設けることにより、従来のように深い沼地に入るようなことがないので身軽な服装で蓮根の植え付け、栽培管理、収穫などの作業が遂行でき、前記したような本発明に特有な作用効果を奏するものである。
またこれの栽培方法をなす栽培槽の構成も浅床のプール状にすることの簡単な構成であり地面が平坦に整地または舗装されたところで、栽培用水の確保ができるところであれば、落水させた水田、畑地、建築資材置き場や造成地などの更地、公園やグランド、アスファルトやコンクリートの舗装地面等の地面において、地表面と同一程度若しくは梢高めの位置に底面が位置するようにして上方に突設された栽培用水を貯留可能とする底の浅いプール状の栽培槽を設置することができる。
従って、農業分野への進出を試みられる企業や各種団体などの新産業創出の分野としても有効である。
前述のように本発明は、従来蓮根は深い沼地の水田で作るものであるとの固定観念を覆して陸地で栽培することが可能であり、水田をもたない地域、企業においても栽培が可能となり産業上の利用可能性は顕著で有益である。
なお、この発明は上記発明の実施の形態に限定されるものではなく、この発明の精神を逸脱しない範囲で種々の改変をなし得ることは勿論である。
例えば、栽培槽の配置に変化をつけても良いし、栽培槽の大きさは大きなサイズに構成して複数の道板部材を架橋するようにしても良い。
本発明の栽培槽を複数並置した状態を示す全体斜視図である。 図1の正面から見た説明図である。 栽培槽の斜視図である。 栽培槽の正面から見た断面図である。 栽培槽の側面から見た断面図である。 栽培槽の排水口を示す部分斜視図である。 種レンコンの植え付け敷設状態を示す平面図である。 栽培土壌中の蓮根の地下茎を示す断面図である。 栽培中の蓮根の状態を斜視で示す説明写真である。 栽培中の蓮根の状態を斜視で示す説明拡大写真である。 葉が枯れて収穫蓮根を保存している状態を斜視で示す説明写真である。 収穫蓮根を保存している状態を斜視で示す説明拡大写真である。 栽培槽をコンクリートにして設置した斜視の説明写真である。 種レンコンを保存する状態を示す断面図である。 種レンコンの植え付け状況を示す断面図である。 非特許文献1より援用した種レンコンからの成育を示す参考図である。 非特許文献1より援用した蓮根の根茎部の伸長作用を示す断面模式図。 非特許文献1より援用した蓮根の根茎部の伸長作用を示す平面模式図。
1 栽培槽
2 底面
3 栽培土壌
4 栽培用水
5 給水装置の給水口
6 液肥補充装置の補充口
7 水位調節装置
8 排水装置
9 足場台
10 作業用道板部材
11 作業道

Claims (11)

  1. 水田、畑地、更地、グランド、舗装地面等の整地した地面からなる地表面より上方に突設して栽培用水を貯留可能とするプール状の栽培槽の側壁高さを20〜40cmに構成し、縦方向と横方向の側壁長さを蓮根の根茎伸展長さを許容する長さに構成した底の浅いプール状の栽培槽を設置し、該栽培槽内の底面を平坦状にして栽培土壌を8〜20cm深さに充填し、該栽培土壌の上面に任意深さに栽培用水を貯水することが可能にするのに、前記プール状の栽培槽に栽培用水の給水装置と、栽培用水の水位調節装置とを設けた浅床の栽培施設とし、種レンコンを植付ける場合には、種レンコンを栽培槽の底面に敷設状態に並置して種レンコンの一部が栽培土壌の表面に出ないように、種レンコンを栽培土壌の表面から8〜20cmの深さに没入させて植付けを行ない、爾後、前記水位調節装置の設定により栽培土壌の上面に任意深さに栽培用水を貯水させて、且つ、蓮根の生育状況に応じて適宜に追肥管理を行って生育する蓮根の根茎を栽培槽の底面を這うように伸展成長させて、該蓮根の根茎を栽培槽内の底面に沿わせて、蓮根の根茎部を種レンコンの植え付け深さに維持した状態で深さ8〜20cm栽培土壌中で成長させて収穫蓮根を得ることを特徴とする浅床栽培槽による蓮根の栽培方法。
  2. 種レンコンを植付ける場合には、栽培用水を抜いた落水状態にして栽培土壌を干潟状に露出させた態様で、種レンコンを栽培槽の底面に敷設状態に並置して栽培土壌で覆土することにより種レンコンの一部が栽培土壌の表面に出ないように、種レンコンを栽培土壌の表面から8〜20cmの深さに没入させて植付けを行なうことを特徴とする請求項1に記載した浅床栽培槽による蓮根の栽培方法。
  3. 蓮根の生育状況に応じて適宜に有機質性肥料を施用する追肥管理を行って栽培土壌の泥寧状化を促進させることを特徴とする請求項1に記載した浅床栽培槽による蓮根の栽培方法。
  4. レンコン収穫時に栽培槽周壁部の栽培土壌を、掘り起こしをしないで収穫蓮根を栽培土壌中に残した状態にしておいて次年度の種レンコンとし、該種レンコンを植え付け時に掘り起こして散開させ、栽培槽の底面に敷設状態にして植付けを行なうことを特徴とする請求項1に記載した浅床栽培槽による蓮根の栽培方法。
  5. 水田、畑地、更地、グランド、舗装地面等の整地した地面からなる地表面より上方に突設して栽培用水を貯留可能とするプール状の栽培槽の側壁高さを20〜40cmに構成し、縦方向と横方向の側壁長さを、蓮根の根茎伸展長さを許容する長さに構成した底の浅いプール状の栽培槽を設置し、該栽培槽内の底面を平坦状にして栽培土壌を8〜20cm深さに充填し、該栽培土壌の上面に任意深さに栽培用水を貯水することが可能にするのに、前記プール状の栽培槽に栽培用水の給水装置と、栽培用水の水位調節装置とを設けた浅床の栽培施設とし、種レンコンを植付ける場合には、種レンコンを栽培槽の底面に敷設状態に並置して種レンコンの一部が栽培土壌の表面に出ないように、種レンコンを栽培土壌の表面から8〜20cmの深さに没入させて植付けを行ない、爾後、前記水位調節装置の設定により栽培土壌の上面に任意深さに栽培用水を貯水させて、且つ、蓮根の生育状況に応じて適宜に追肥管理を行って生育する蓮根の根茎を栽培槽の底面を這うように伸展成長させて、該蓮根の根茎を栽培槽内の底面に沿わせて、蓮根の根茎部を種レンコンの植え付け深さに維持した状態で深さ8〜20cm栽培土壌中で成長させて収穫蓮根を得ることを可能にしたことを特徴とする浅床栽培槽による蓮根の栽培装置。
  6. 種レンコンを植付ける場合には、栽培用水を抜いた落水状態にして栽培土壌を干潟状に露出させた態様で、種レンコンを栽培槽の底面に敷設状態に並置して栽培土壌で覆土することにより種レンコンの一部が栽培土壌の表面に出ないように、種レンコンを栽培土壌の表面から8〜20cmの深さに没入させて植付けを行なうことを特徴とする請求項5に記載した浅床栽培槽による蓮根の栽培装置。
  7. プール状の栽培槽の縦方向と横方向の側壁長さを、一辺を蓮根の根茎伸展長さを許容する8〜10m長さとし、他辺の長さを8〜10m整数倍に構成し、側壁高さを20〜40cm構成したことを特徴とする請求項5に記載した浅床栽培槽による蓮根の栽培装置。
  8. プール状の栽培槽に液肥の補充装置を設けたことを特徴とする請求項5に記載した浅床栽培槽による蓮根の栽培装置。
  9. プール状の栽培槽の側壁部若しくは床面部に栽培槽内の貯水を自然流下で栽培槽外に落水できる排水口を設け、該排水口に向けて栽培槽底面に傾斜を持たせたことを特徴とする請求項5に記載した浅床栽培槽による蓮根の栽培装置。
  10. プール状の栽培槽の床面の適所に足場台を立設して、該足場台に架橋して作業用道板部材を配置したことを特徴とする請求項5に記載した浅床栽培槽による蓮根の栽培装置。
  11. プール状の栽培槽の複数を隣接して並設状に設けるのに、各栽培槽間の地表面に台車、車輌などの走行を可能とする作業通路を設けるようにしたことを特徴とする請求項5に記載した浅床栽培槽による蓮根の栽培装置。
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