JPH031968B2 - - Google Patents
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- JPH031968B2 JPH031968B2 JP61203451A JP20345186A JPH031968B2 JP H031968 B2 JPH031968 B2 JP H031968B2 JP 61203451 A JP61203451 A JP 61203451A JP 20345186 A JP20345186 A JP 20345186A JP H031968 B2 JPH031968 B2 JP H031968B2
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Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、医用超音波診断装置の補助手段に関
し、更に詳しくは、超音波診断装置で生体内のイ
メージをみるとき、生体内に設置されその反射波
を観測することにより、その周りの反射特性や音
速を定量測定するのに適した生体内設置用標準反
射体に関する。
し、更に詳しくは、超音波診断装置で生体内のイ
メージをみるとき、生体内に設置されその反射波
を観測することにより、その周りの反射特性や音
速を定量測定するのに適した生体内設置用標準反
射体に関する。
(従来の技術)
超音波診断法は、生体組織の性状を非侵襲に調
べる手法として良く知られている。その手法の特
徴は、部位に超音波を照射し、そのエコー信号か
ら(特にエコー信号のみから)、関心領域の超音
波吸収性(減衰)やその周波数依存性を調べて診
断情報を得る点にある。これは、超音波が信号や
情報の担体として優れた性質を有していることに
起因する。即ち、超音波は、直進伝搬し、伝搬中
の波形歪みが少なく、ダイナミツクレンジが広く
とれ、電気信号への変換、その逆変換が効果的に
行い得る等々の特性を有していることによる。
べる手法として良く知られている。その手法の特
徴は、部位に超音波を照射し、そのエコー信号か
ら(特にエコー信号のみから)、関心領域の超音
波吸収性(減衰)やその周波数依存性を調べて診
断情報を得る点にある。これは、超音波が信号や
情報の担体として優れた性質を有していることに
起因する。即ち、超音波は、直進伝搬し、伝搬中
の波形歪みが少なく、ダイナミツクレンジが広く
とれ、電気信号への変換、その逆変換が効果的に
行い得る等々の特性を有していることによる。
(発明が解決しようとする問題点)
しかし、現実の超音波診断装置において、上記
特性が理想的に発揮されるわけではないので、超
音波診断法が医用の万能診断法とは言い難い(極
端な言い方をすれば、超音波診断法は、臨床実用
上、十分に信用できる状況にはない)。これは偏
に、推測でことに当つていることに由来している
と言える。この困難さを換言すれば、生体内に、
反射能の基準となる反射源が存在しないと言う理
由に帰着する。
特性が理想的に発揮されるわけではないので、超
音波診断法が医用の万能診断法とは言い難い(極
端な言い方をすれば、超音波診断法は、臨床実用
上、十分に信用できる状況にはない)。これは偏
に、推測でことに当つていることに由来している
と言える。この困難さを換言すれば、生体内に、
反射能の基準となる反射源が存在しないと言う理
由に帰着する。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであ
り、その目的は、超音波診断装置で生体内のイメ
ージをみるとき、生体内に設置され、エコー基準
を得るのに適した標準反射体を提供することにあ
る。
り、その目的は、超音波診断装置で生体内のイメ
ージをみるとき、生体内に設置され、エコー基準
を得るのに適した標準反射体を提供することにあ
る。
(問題点を解決するための手段)
上記目的を達成する本発明の生体内設置用標準
反射体は、生体適合性を有し、水中での反射源特
性が既知で、かつ、生体内での音響学的特性が安
定した物質で構成されている。又、本発明の標準
反射体は、水中での反射源特性が既知の物質から
なる球状体の表面を、生体内の物理的条件及び化
学的条件に対して反射源特性が安定で、かつ、生
体に対して毒性を有さない薄い膜で被覆するよう
になつている。更に、本発明の標準反射体は、肉
厚部中での反射源特性が既知の物質からなる球状
体の周りに、生体内の物理的条件及び化学的条件
に対して反射源特性が安定で、かつ、生体に対し
て毒性を有さない物質で所定の厚みの肉厚部を備
えている。そして、これらの標準反射体は、所望
の領域の反射特性や音速の定量測定をするとき、
該領域近傍に設置され、該標準反射体からのエコ
ーが基準エコーとして扱われる。
反射体は、生体適合性を有し、水中での反射源特
性が既知で、かつ、生体内での音響学的特性が安
定した物質で構成されている。又、本発明の標準
反射体は、水中での反射源特性が既知の物質から
なる球状体の表面を、生体内の物理的条件及び化
学的条件に対して反射源特性が安定で、かつ、生
体に対して毒性を有さない薄い膜で被覆するよう
になつている。更に、本発明の標準反射体は、肉
厚部中での反射源特性が既知の物質からなる球状
体の周りに、生体内の物理的条件及び化学的条件
に対して反射源特性が安定で、かつ、生体に対し
て毒性を有さない物質で所定の厚みの肉厚部を備
えている。そして、これらの標準反射体は、所望
の領域の反射特性や音速の定量測定をするとき、
該領域近傍に設置され、該標準反射体からのエコ
ーが基準エコーとして扱われる。
(実施例)
以下、図面を参照し本発明について詳細に説明
する。
する。
第1図a,b及びcは、本発明の一実施例によ
る標準反射体を示す構成図である。図において、
標準反射体1a,1b及び1cは、生体適合性を
有し、水中での反射源特性が既知で、かつ、生体
内での音響学的特性が安定した物質、例えば、ス
テンレススチール、金、白金、チタン(a図参
照)、プラスチツク(b図参照)、又は、セラミツ
ク(c図参照)からなり、直径が0.5〜3mmの球
状となつている。
る標準反射体を示す構成図である。図において、
標準反射体1a,1b及び1cは、生体適合性を
有し、水中での反射源特性が既知で、かつ、生体
内での音響学的特性が安定した物質、例えば、ス
テンレススチール、金、白金、チタン(a図参
照)、プラスチツク(b図参照)、又は、セラミツ
ク(c図参照)からなり、直径が0.5〜3mmの球
状となつている。
このような標準反射体1a,1b又は1cの生
体内への設置(留置)は、結石を取出すときと逆
の手順、即ち、生体内の関心部位の近傍(超音波
照射領域)にトローカの先端を挿入し、その先端
から標準反射体を強制的に押出した後、トローカ
を引抜く手順で行われる(この手順で、標準反射
体の肝をの奥の方に留置することなどは簡単にで
きる)。そして、超音波診断装置で生体のイメー
ジをみるとき、生体内に設置された標準反射体か
らのエコーを基準にして関心部位の組織性状(エ
コー源性状)の定量を行うことができる。定量方
法は、上記各標準反射体1a,1b及び1cを構
成する物質の水中での反射源特性が既知(公知)
なので、基本的には水中に標準反射体1a,1b
又は1cを設置して得られたエコー源の見え方
(波形、スペクトラム等)をもとに、それとの比
較で行えばよい。
体内への設置(留置)は、結石を取出すときと逆
の手順、即ち、生体内の関心部位の近傍(超音波
照射領域)にトローカの先端を挿入し、その先端
から標準反射体を強制的に押出した後、トローカ
を引抜く手順で行われる(この手順で、標準反射
体の肝をの奥の方に留置することなどは簡単にで
きる)。そして、超音波診断装置で生体のイメー
ジをみるとき、生体内に設置された標準反射体か
らのエコーを基準にして関心部位の組織性状(エ
コー源性状)の定量を行うことができる。定量方
法は、上記各標準反射体1a,1b及び1cを構
成する物質の水中での反射源特性が既知(公知)
なので、基本的には水中に標準反射体1a,1b
又は1cを設置して得られたエコー源の見え方
(波形、スペクトラム等)をもとに、それとの比
較で行えばよい。
第2図は、本発明の他の実施例を示す構成図で
ある。第2図において、標準反射体は、水中での
反射源特性が既知からなる直径が0.5〜3mmの球
状体2と、球状体2の表面に被着する薄い膜であ
つて、生体内の物理的条件及び化学的条件に対し
て反射源特性が安定で、かつ、生体に対して毒性
を有さない物質からなる膜3とで構成される。薄
い膜3は、パリレーン、フエノキシ、エポキシ、
ポリイミド、シリコーン、フツ素樹脂(テフロ
ン)等のコーテイングによつて構成される。又、
球状体2が、ステンレススチール等の重金属で構
成される場合には、薄い膜3は、表層の酸化物の
不動態化、めつき、又は、窒素化によつて構成さ
れる。
ある。第2図において、標準反射体は、水中での
反射源特性が既知からなる直径が0.5〜3mmの球
状体2と、球状体2の表面に被着する薄い膜であ
つて、生体内の物理的条件及び化学的条件に対し
て反射源特性が安定で、かつ、生体に対して毒性
を有さない物質からなる膜3とで構成される。薄
い膜3は、パリレーン、フエノキシ、エポキシ、
ポリイミド、シリコーン、フツ素樹脂(テフロ
ン)等のコーテイングによつて構成される。又、
球状体2が、ステンレススチール等の重金属で構
成される場合には、薄い膜3は、表層の酸化物の
不動態化、めつき、又は、窒素化によつて構成さ
れる。
このような薄い膜3によつて標準反射体は、生
体内で物理的条件及び化学的条件に対して反射源
特性が安定となるうえに、生体に対して毒性を呈
することがないので安全である。
体内で物理的条件及び化学的条件に対して反射源
特性が安定となるうえに、生体に対して毒性を呈
することがないので安全である。
第3図a,b及びcは、本発明の他の実施例を
示す構成図である。a図おいて、標準反射体は、
肉厚部4の中での反射源特性が既知の物質からな
る直径が0.5〜3mmの球状体5と、生体内の物理
的条件及び化学的条件に対して反射源特性が安定
で、かつ、生体に対して毒性を有さない物質から
なる肉厚部4とで構成される。肉厚部4は、球状
体5と同心円状で、かつ、一体的な層構造となつ
ている。又、肉厚部4は、水と音速や音響インピ
ーダンスがよく似た物質、例えば、シリコーンゴ
ム、天然ゴム(ラテツクス)、ポリビニルアルコ
ール、オイルゼリー等からなり、エコーフリース
ペースを形成するのに、必要、かつ、十分な構
成、即ち、厚さとなつている。
示す構成図である。a図おいて、標準反射体は、
肉厚部4の中での反射源特性が既知の物質からな
る直径が0.5〜3mmの球状体5と、生体内の物理
的条件及び化学的条件に対して反射源特性が安定
で、かつ、生体に対して毒性を有さない物質から
なる肉厚部4とで構成される。肉厚部4は、球状
体5と同心円状で、かつ、一体的な層構造となつ
ている。又、肉厚部4は、水と音速や音響インピ
ーダンスがよく似た物質、例えば、シリコーンゴ
ム、天然ゴム(ラテツクス)、ポリビニルアルコ
ール、オイルゼリー等からなり、エコーフリース
ペースを形成するのに、必要、かつ、十分な構
成、即ち、厚さとなつている。
上記構成の標準反射体が生体内に設置された場
合、標準反射体からのエコーによるイメージは、
“光る点の周りが抜けたイメージ”(光る点は球状
体5に、抜けた所は肉厚部4に対応)となつて表
示される(第1図や第2図の標準反射体では、標
準反射体が周りの組織にはりついているのでこの
ようにはならない)。従つて、Aスコープやエコ
ーグラムにおけるエコー源を、周りの組織と容易
に区別することができる。
合、標準反射体からのエコーによるイメージは、
“光る点の周りが抜けたイメージ”(光る点は球状
体5に、抜けた所は肉厚部4に対応)となつて表
示される(第1図や第2図の標準反射体では、標
準反射体が周りの組織にはりついているのでこの
ようにはならない)。従つて、Aスコープやエコ
ーグラムにおけるエコー源を、周りの組織と容易
に区別することができる。
b図は、超音波照射領域の近傍6に予め未硬化
の物質4(生体内の物理的条件及び化学的条件に
対して反射源特性が安定で、かつ、生体に対して
毒性を有さない物質)を注入した後、この物質4
の中に球状体5を挿入設置したときの構成を示
す。球状体5と物質4の塊からなる構成は、a図
の標準反射体と実質的に同じ構成となる。従つ
て、この実施例におけるイメージは、a図の標準
反射体によるものと同一となり、標準反射源によ
るエコー源と周りの組織とを容易に区別すること
ができる。
の物質4(生体内の物理的条件及び化学的条件に
対して反射源特性が安定で、かつ、生体に対して
毒性を有さない物質)を注入した後、この物質4
の中に球状体5を挿入設置したときの構成を示
す。球状体5と物質4の塊からなる構成は、a図
の標準反射体と実質的に同じ構成となる。従つ
て、この実施例におけるイメージは、a図の標準
反射体によるものと同一となり、標準反射源によ
るエコー源と周りの組織とを容易に区別すること
ができる。
c図において、標準反射体は、液状又はゲル状
の物質4(生体内の物理的条件及び化学的条件に
対して反射源特性が安定で、かつ、生体に対して
毒性を有さない物質)が、袋7の中に収納され、
その物質4の中に球状体5を設置して構成され
る。c図の標準反射体も第3図aの構成と実質的
に同じである。従つて、この標準反射体による作
用効果は、第3図aにおけるものと同一に考える
ことができる。
の物質4(生体内の物理的条件及び化学的条件に
対して反射源特性が安定で、かつ、生体に対して
毒性を有さない物質)が、袋7の中に収納され、
その物質4の中に球状体5を設置して構成され
る。c図の標準反射体も第3図aの構成と実質的
に同じである。従つて、この標準反射体による作
用効果は、第3図aにおけるものと同一に考える
ことができる。
尚、上記実施例において、標準反射体を超音波
照射領域(生体)に設置する方法として、トロー
カを用いる方法が示されているが、他の方法であ
つてもよい。例えば、腹腔鏡的に小切開を加え
て、観血的にやることも考えられる。この場合、
臓器中に標準反射体を埋め込むよりは、臓器と臓
器との間に押込み、それを繋留手段、例えば、非
吸収性部材からなる糸等で固定するようにすれば
よい。
照射領域(生体)に設置する方法として、トロー
カを用いる方法が示されているが、他の方法であ
つてもよい。例えば、腹腔鏡的に小切開を加え
て、観血的にやることも考えられる。この場合、
臓器中に標準反射体を埋め込むよりは、臓器と臓
器との間に押込み、それを繋留手段、例えば、非
吸収性部材からなる糸等で固定するようにすれば
よい。
(発明の効果)
以上、説明の通り本発明によれば、超音波診断
装置で生体内のイメージをみるとき、生体内から
基準エコーを得ることができる。従つて、所望の
領域の反射特性や音速を定量測定することができ
る。
装置で生体内のイメージをみるとき、生体内から
基準エコーを得ることができる。従つて、所望の
領域の反射特性や音速を定量測定することができ
る。
第1図a,b及びcは、本発明の一実施例によ
る構成図、第2図は、本発明の他の実施例による
構成図、第3図a,b及びcは、本発明の更に他
の実施例による構成図である。 1a,1b及び1c……標準反射体(球状体)、
2……水中での反射源特性が既知の物質からなる
球状体、3……薄い膜、4……肉厚部、5……肉
厚部中での反射源特性が既知の物質からなる球状
体、6……超音波照射領域、7……袋。
る構成図、第2図は、本発明の他の実施例による
構成図、第3図a,b及びcは、本発明の更に他
の実施例による構成図である。 1a,1b及び1c……標準反射体(球状体)、
2……水中での反射源特性が既知の物質からなる
球状体、3……薄い膜、4……肉厚部、5……肉
厚部中での反射源特性が既知の物質からなる球状
体、6……超音波照射領域、7……袋。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 生体適合性を有し、水中での反射源特性が既
知で、かつ、生体内での音響学的特性が安定した
物質からなる球状体であることを特徴とする生体
内設置用標準反射体。 2 水中での反射源特性が既知の物質からなる球
状体と、該球状体の表面に被着する薄い膜であつ
て、生体内の物理的条件及び化学的条件に対して
反射源特性が安定で、かつ、生体に対して毒性を
有さない物質からなる膜とで構成されることを特
徴とする生体内設置用標準反射体。 3 前記球状体は、ステンレススチール等の重金
属で構成されることを特徴とする特許請求の範囲
第2項の生体内設置用標準反射体。 4 前記薄い膜は、重金属球の表層の酸化物の不
動態化、めつき、又は、窒素化によつて構成され
ることを特徴とする特許請求の範囲第2項の生体
内設置用標準反射体。 5 前記薄い膜は、プラスチツクのコーテイング
によつて構成されることを特徴とする特許請求の
範囲第2項の生体内設置用標準反射体。 6 生体内の物理的条件及び化学的条件に対して
反射源特性が安定で、かつ、生体に対して毒性を
有さない物質で構成され、球状体の周りで所定の
厚みを有する肉厚部と、該肉厚部中での反射源特
性が既知の物質からなる球状体とで構成されるこ
とを特徴とする生体内設置用標準反射体。 7 前記肉厚部は、シリコーンゴム、天然ゴム、
ポリビニルアルコール、オイルゼリー等の、水と
音速や音響インピーダンスがよく似た物質である
ことを特徴とする特許請求の範囲第6項の生体内
設置用標準反射体。 8 前記肉厚部は、前記球状体と同心円状で、か
つ、一体的な層構造となつていることを特徴とす
る特許請求の範囲第6項の生体内設置用標準反射
体。 9 前記肉厚部は、超音波照射領域に予め未硬化
の物質を注入した後、該物質中に前記球状体を挿
入することにより構成されることを特徴とする特
許請求の範囲第6項の生体内設置用標準反射体。 10 前記肉厚部は、液状又はゲル状の物質を袋
の中に収納すると共に、該物質中に前記球状体を
設置して構成されることを特徴とする特許請求の
範囲第6項の生体内設置用標準反射体。 11 前記肉厚部は、前記球状体の周りにエコー
フリースペースを形成するのに、必要、かつ、十
分な厚みを有することを特徴とする特許請求の範
囲第6項の生体内設置用標準反射体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61203451A JPS6359936A (ja) | 1986-08-29 | 1986-08-29 | 生体内設置用標準反射体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61203451A JPS6359936A (ja) | 1986-08-29 | 1986-08-29 | 生体内設置用標準反射体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6359936A JPS6359936A (ja) | 1988-03-15 |
JPH031968B2 true JPH031968B2 (ja) | 1991-01-11 |
Family
ID=16474333
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61203451A Granted JPS6359936A (ja) | 1986-08-29 | 1986-08-29 | 生体内設置用標準反射体 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JPS6359936A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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EP3757171A4 (en) | 2018-02-19 | 2021-04-21 | FUJIFILM Corporation | DISPERSION, INKJET RECORDING PROCESS, REGISTERED AND COMPOSED ARTICLE |
EP3950357A4 (en) | 2019-03-29 | 2022-05-04 | FUJIFILM Corporation | INFRARED ABSORBENT IMAGE FORMING INK JET INK, INFRARED ABSORBENT IMAGE FORMING METHOD, AND RECORDING MATERIAL THEREOF |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5413688A (en) * | 1977-07-04 | 1979-02-01 | Tokyo Shibaura Electric Co | Phantom device |
JPS59174152A (ja) * | 1983-03-23 | 1984-10-02 | 富士通株式会社 | 超音波媒体特性値測定方式 |
-
1986
- 1986-08-29 JP JP61203451A patent/JPS6359936A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS5413688A (en) * | 1977-07-04 | 1979-02-01 | Tokyo Shibaura Electric Co | Phantom device |
JPS59174152A (ja) * | 1983-03-23 | 1984-10-02 | 富士通株式会社 | 超音波媒体特性値測定方式 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6359936A (ja) | 1988-03-15 |
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