JPH0319676B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 送信リボンケーブルと回路板とを接続する電気
コネクタは、コンピユータの大容量化に伴い、占
有空間が小さく、多数の導線を回路板に接続する
ことができることが必要とされて来ている。

本発明は、同一平面内にあつて互いに平行に離
隔した一連の導体を有する送信リボンケーブルと
回路板との接続用電気コネクタ組立体、特に送信
リボンケーブルの接地導体と回路板との接地用電
気コネクタ組立体に関する。

特公昭57−40634号公報に記載されている電気
コネクタ組立体は、伝送ケーブルのシールド導線
を接地母線のセグメントに、かつ該母線のフイン
ガーをハウジングの空洞に収容されているめす形
端子に接続して、同ケーブルのシールド導線と回
路板を接続するものであるが、ハウジングのスロ
ツトから前記端子のテールを突出させて直角に曲
げ、これに該母線のフインガーを接続している。
又、シールド導線はセグメントを折り返してから
ハンダ付けし、導線端部を切除してからケーブル
をセグメントの上に折り返し、その上からカバー
部材でおおうため接続に多くの工程と時間を必要
とする欠陥がある。

前記特公昭の電気コネクタ組立体においては、
母線のフインガーが前記空洞の長手方向軸線に関
して直角に位置しており、そのために前述したよ
うな複雑な構造となることが避けられない。これ
に反して、本願発明の電気コネクタ組立体におい
ては、接地母線から突出したフインガー、すなわ
ち横部材は空洞の長手方向に指向しており、従つ
て簡単な構造で送信リボンケーブルの接地導体と
回路板の予定の接地導体とを接続することができ
る。

本発明によると、送信リボンケーブルの接地導
体と回路板との接続用電気コネクタ組立体にし
て、少なくとも１列の複数個の貫通空洞を備え、
該空洞に１個づつ受容される１個または複数個の
接地導体用接触子を含む絶縁ハウジングと、細長
い接地母線から互いに平行に突出しかつ前記空洞
の長手方向に指向するとともに前記回路板の接地
導体と対応する数の横部材を含む打抜き金属スト
リツプとを含有し、前記横部材の各々が前記接地
導体用接触子の各々を経て前記回路板の予定の接
地導体に、また前記母線が前記リボンケーブルの
接地導体に、電気接続されるようになつている電
気コネクタ組立体が得られる。

本発明の電気コネクタ組立体の構成要素の一つ
である打抜き金属ストリツプは、母線とその軸線
から直角方向に延びる複数本の横部材を含む。ま
た、該打抜き金属ストリツプは両側部に担持片と
母線とを有する梯子形式の打抜き金属ストリツプ
からつくつても良い。

上記打抜き金属ストリツプの横部材を絶縁ハウ
ジングに収容された、回路板の接地導体を受承し
うる接触子の一端又は該接地導体に直接電気接続
することにより、ケーブルと回路板の接地導体と
の接続を行う電気コネクタ組立体が得られる。

以下に本発明を実施例について図面を参照して
説明する。

第１図は本発明の電気コネクタ組立体に用いう
る打抜き金属ストリツプ１０を示す。その両側部
はそれぞれ担持片１３および母線１４を構成して
いる。予定群の平行な横部材１２が母線に連結し
て接地導体用の横部材を構成する。横部材１１は
信号導体との接続用の信号タブである。

第２図に示すように、母線１４には送信リボン
ケーブル２０の露出された接地導体１６が接続さ
れている。信号タブ１１には、信号導体１５が接
続されている。接続は同時溶接技術によりなしう
る。

第３図は絶縁樹脂１９内に埋め込まれた母線１
４、これに溶接された接地導体、および母線から
延びる横部材１２が示される。

第４図には横部材１２を直角に折り曲げて絶縁
ハウジング２４の空洞に受容された接地導体用接
触子２５′のレセプタクル２２′に受承させた状態
が示される。プリント回路板２７のポストすなわ
ち接地導体２６は接触子２５′のレセプタクル２
３′に受承されると、プリント回路板２７の回路
と送信リボンケーブル２０の接地導体は横部材１
２を介して電気的に接続される。

以上のように、本願発明の電気コネクタ組立体
によれば金属ストリツプの母線から延びる、プリ
ント回路板の接地導体に対応する横部材を絶縁ハ
ウジングの空洞内の接地導体用接触子に接続する
ことにより、簡単な構成でケーブルの接地導体と
プリント回路板を接続し得る電気コネクタ組立体
を得ることができ、この結果送信リボンケーブル
の接地導体を母線に接続することにより、同ケー
ブルの導体とプリント回路板の回路を回路板のポ
ストを介して簡単な構造により接続することがで
きる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の電気コネクタ組立体に用いう
る打抜き金属ストリツプの斜視図、第２図はケー
ブルの導体を溶接した第１図の金属ストリツプの
斜視図、第３図は絶縁樹脂内に埋め込まれた第２
図金属ストリツプの概略図、第４図はプリント回
路板に装架された接地導体に接続するための横部
材の使用を示す概略図である。 １０……打抜き金属ストリツプ、１２……横部
材、１４……母線、１６……接地導体、２０……
送信リボンケーブル、２２′……導体用接触子の
レセプタクル、２４……絶縁ハウジング、２５′
……接地導体用接触子。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 送信リボンケーブルの接地導体と回路板との
   接続用電気コネクタ組立体にして、少なくとも１
   列の複数個の貫通空洞を備え、該空洞に１個づつ
   受容される１個または複数個の接地導体用接触子
   を含む絶縁ハウジングと、細長い接地母線から互
   いに平行に突出しかつ前記空洞の長手方向に指向
   するとともに前記回路板の接地導体と対応する数
   の横部材を含む打抜き金属ストリツプとを含有
   し、前記横部材の各々が前記接地導体用接触子の
   各々を経て前記回路板の予定の接地導体に、また
   前記リボンケーブルの接地導体に、電気接続され
   るようになつている電気コネクタ組立体。