JPH03195546A - 関節鏡クリップ及びその挿入器具 - Google Patents

関節鏡クリップ及びその挿入器具

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JPH03195546A
JPH03195546A JP1334669A JP33466989A JPH03195546A JP H03195546 A JPH03195546 A JP H03195546A JP 1334669 A JP1334669 A JP 1334669A JP 33466989 A JP33466989 A JP 33466989A JP H03195546 A JPH03195546 A JP H03195546A
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    • Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S227/00—Elongated-member-driving apparatus
    • Y10S227/901—Surgical clip appliers

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、関節鏡クリップ（ａｒｔｈｒｏｓｃｏｐｉｃ
　ｃｌｉｐｓ）及び該クリップの挿入器具に関し、より
詳しくは、半月及び軟ｆＪＩ織の修復に使用できる生分
解性突起付きクリップ（ｂｉｏｄｅｇｒａｄａｂｌｅ　
ｂａｒｂｅｄ　ｃｌｉｐ）及び該クリップを挿入する器
具に関する。
線維軟骨及び軟組織の断裂、特に末梢半月断裂（ｐｅｒ
ｉｐｈｅｒａｌ　ｍｅｎｉｓｃａｌ　ｔｅａｒｓ）は比
較的修復が困難である。一般に、半月の血管領域の断裂
は、関節鏡技術を用いて縫合され、前膝門（ａｎｔｅｒ
ｉｏｒｋｎｅｅ　ｐｏｒｔａ！ｓ）として機能する小さ
な切り口（切開部）を通して器具が挿入される。次に、
長い針に通された縫合糸が、半月修復器具及び半月に通
される。外科医が、針及び縫合糸を引き出して後関節包
（ｐｏｓｔｅｒｉｏｒ　、ｊｏｉｎｔ　ｃａｐｓｕｌｅ
）上で縫合糸を結ぶことができるようにするため、膝の
後部が切開される。この技術により、半月の断裂縁部が
再近間（ｒｅａｐｐｒｏｘｉｍａｔｅｓ）され、治癒さ
れる。
この修復技術は有効であるけれども、外科医が、関節鏡
を用いて行う半月の修復に熟練していることが必要であ
る。また、この技術は比較的長時間を要し、かつ、感染
の危険性及び神経血管の損傷の危険性を増大させること
にもなる二回目の切開を後で行う必要があるため、必要
以上に病菌が侵入し易くなる。このため、殆どの外科医
は上記技術を用いて半月の修復をすることはなく、その
代わり、半月の損傷を受けた部分を簡単に除去すること
によって半月の修復を試みている。しかしながら、この
試みに伴う問題は、半月の除去によって関節軟骨に作用
する応力が増大し、このため変形性関節症を引き起こす
ことである。
外科用クリップを挿入することの方が、縫合することよ
りも容易なことがしばしばある。しかしながら、殆どの
クリップは生分解性を有しておらず、従って、−旦組織
が治癒した後に、クリップの除去のための二回目の手術
を行なわねばならないことがある。クリップを使用する
方法の他の欠点は、一般にクリップが金属で作られてい
て、比較的大きく、組織から突出して関節刺激を引き起
こし易いため、半月や軟組織の修復には適していないこ
とである。このため、関節鏡クリップは単一の切開部を
通して挿入できるけれども、末梢半月断裂の修復及び軟
組織の修復には使用されていない。
従って本発明の目的は、関節鏡を用いた手術により半月
及び軟組織を修復するのに使用する関節鏡クリップ及び
該クリップの挿入器具を提供することにある。
本発明の他の目的は、半月を修復して、断裂した半月組
織を再近間するのに、外科医の訓練を必要としない関節
鏡クリップ及び該クリップの挿入器具を提供することに
ある。
本発明の他の目的は、患者に神経血管の損傷を与える危
険性を低減できる関節鏡クリップ及び該クリップの挿入
器具を提供することにある。
本発明の他の目的は、手術手順を容易化することにより
手術時間を短縮できる関節鏡クリップ及び該クリップの
挿入器具を提供することにある。
本発明の他の目的は、クリップを除去するのに二回目の
手術を必要としない関節鏡クリップ及び該クリップの挿
入器具を提供することにある。
本発明の他の目的は、組織中に埋入された状態に保持さ
れて周囲の組織に刺激を与えない脚を備えた、関節鏡を
用いた手術用クリップを提供することにある。
本発明の他の目的は、クリップが完全に挿入されるまで
クリップを確実に保持できる、関節鏡を用いた手術用ク
リップの挿入器具を提供することにある。
本発明は、関節鏡器具を用いて組織中に挿入されかつ断
裂部を近間すべく組織中にアンカー止めされる可撓性部
分により相互連結された剛性のある突起（ｂａｒｂ）付
き脚を生分解性クリップに設けることにより、半月及び
軟組織の断裂を修復するための外科用関節鏡クリップの
劇的な改良を具現化したものである。
本発明は、線維軟骨及び軟組織の断裂を修復するための
関節鏡クリップ及びその挿入器具に特徴を与えるもので
ある。本発明の関節鏡クリップは、剛性のある生分解性
材料で作られた対向する１対０脚を有しており、これら
の脚は可撓性のある生分解性部分により相互連結されて
いる。各脚は、修復すべき組織中にクリップが容易に突
き刺さることもできるが組織から抜は出ないように保持
する機能も有している少なくとも１つの突起を備えてい
る。クリップの両脚は、互いに内方に向かい合うように
湾曲させ、各脚にはその外側に１つ以上の突起を設ける
のが好ましい。脚を形成する好ましい材料はポリグリコ
ール酸の重合体である。
この突起付き関節鏡クリップをＵ織に装着するための関
節鏡器具は、対向する１対のジョー（顎部材）を有して
おり、これらの両ジョーは互いにオフセットさせ、閉じ
たときにオーバーランプできるようにするのが好ましい
。各ジョーは、クリップの突起を保持するための少なく
とも１つのノツチを有している。特殊化されたこれらの
ジョーは、クリップが組織中に完全に挿入されるまで該
クリップを所定位置に確実に保持することができ、これ
により外科医が、クリップを解放する前に、クリップを
正しい位置及び正しい深さに配置することが可能になる
。本発明の関節鏡器具は、両ジョーを常開位置（この位
置は、クリップの挿入を開始するときに両ジョーを留め
ておく位置である）に分離させておく押圧手段を有して
いる。両ジョーは、管状部材のような部材によりハンド
ルに連結されている。また、本発明の関節鏡器具は、両
ハンドル部材が互いに一方の方向に移動されたときに両
ジョーを閉し、両ハンドル部材が他の方向に移動された
ときに両ジョーを開く手段を有している。
好ましくは、操作ハンドルが開方向に常時押圧されるよ
うにしておき、前記ジョーを閉じる手段は、ハンドル部
材が握り締められるときに両ジョーを閉じ、ハンドル部
材が開かれるときに両ジョーを開くように構成する。ジ
ョーを閉じる手段には、ハンドル部材が移動されるとき
に両ジョーを一緒に引っ張る手段を設けることができる
。クリップの挿入を容易にするため、管状部材に対して
或る角度をなして両ジョーを配置することができる。ま
た・両ジョーの先端部は鋭くしておき、容易にクリップ
を挿入できるようにするのがよい。
また、本発明の関節鏡器具には、ジョーからクリップを
解放させる手段を更に設けておき、両ジョーを開くとき
にクリップが所定位置に保持されるようにするのがよい
。このクリップを解放する手段には、クリップの少なく
とも１つの突起を解放自在に保持する手段を設けること
ができ、更に、この突起を解放自在に保持する手段を選
択的に解放する手段を設けることもできる。この選択的
に解放する手段を操作する手段は、器具のハンドルに設
けた操作部材すなわちスイッチで構成するのが好ましい
。
使用に際し、クリップの突起をジョーのノツチに入れる
ことによって、クリップをジョーに取り付ける。これに
より、クリップは、組織に挿入されるときに所定位置に
確実に保持される。クリ・ノブをｍ織中に挿入するため
、外科医は、両ノ＼ンドル部材を同時に握り締めること
によって、両ジョーをＭｉ織中に押し込める。ジョーの
鋭い先端部は組織に突き刺さり、ジョーが組織に挿入さ
れるとき、クリップの脚も一緒に挿入される。器具の両
ジョーは、完全に閉じられた状態で互いにオーバーラツ
プすることが好ましい。器具のジョーがオーバーラツプ
するように構成するごとにより、クリップの脚が組織中
に完全に挿入されたときに、これらの脚をオーバーラツ
プさせることができる。
次に、ハンドルに設けられたスイッチを上方に移動させ
れば、クリップがジョーから解放される。
このとき、ジョーが開かれクリップから引き離されると
、クリップの突起により、クリップが所定位置に保持さ
れる。器具が組織から取り外されると、クリップは組織
中に完全に埋入した状態に保たれ、可撓性のある非刺激
性の相互連結部材のみが組織の表面から突出しているに
過ぎない。本発明のクリップは生分解性を有しているの
で、組織の治癒と共にゆっ（りと溶解し、従ってクリッ
プの取り外しのための２回目の手術を行う必要はない。
本発明の他の目的、特徴及び利点は、添付図面に関連し
て述べる以下の詳細な説明により明らかになるであろう
。
線維軟骨及び軟Ｍｉ織の断裂を関節鏡を用いた手術によ
り修復するのに使用する関節鏡クリップであって、特に
半月の修復を行うのに有効な本発明による関節鏡クリッ
プは、剛性のある生分解性材料で作られた対向する１対
の脚を備えたクリップを形成することにより達成される
。各脚には少なくとも１つの係止部すなわち突起が設け
られており、該突起は、修復すべき組織に容易に突き刺
さることができかつＭｉ織から引き抜かれることを妨げ
るようになっている。両脚は、クリップが曲がり得るよ
うにする、可撓性のある非刺激性の生分解性部分により
相互連結されている。
好ましくは、クリップの脚は互いに内方に向かって湾曲
しており、突起は脚の外側に設けられている。別の構成
として、突起を脚の内側に設けることもできる。これら
の脚は、ポリグリコール酸の重合体で作るのが好ましい
。可撓性のある相互連結部は、縫合糸材料、又はクリッ
プが曲がり得るようにする他の比較的軟質で可撓性のあ
る材料で作り、近間すべき組織の内側でクリップがオー
バーランプできるようにする。本発明のこのクリップは
、末梢半月断裂を再近間するのに理想的なものである。
本発明のこのクリップを患部に装着するための関節鏡器
具は、対向する１対のジョーを有しており、各ジョーは
クリップの突起を保持するための少なくとも１つのノツ
チを備えている。このため、修復すべき組織にクリップ
が完全に挿入されるまで、クリップをジョーの所定位置
に確実に保持しておくことが可能になる。両ジョーは、
互いに間隔を隔てた常開位置に押し拡げられて、管状部
材により操作ハンドルに取り付けられる。この操作ハン
ドルは、対向するハンドル部材を備えており、かつ、操
作ハンドルを握り締めたときにジョーを閉じるべく機能
する１対のワイヤ又は作動部材のような手段を介してジ
ョーに連結されている。本発明の関節鏡器具は、クリッ
プの一層容易な挿入を可能にするため、ジョーを種々の
異なる角度にプリセットできるようにしてもよい。また
、ジョーの先端部を尖らせてクリップを容易に挿入でき
るようにしてもよい。また、ジョーはオフセット構造と
し、閉じたときに両ジョーがオーバーラツプするように
し、これにより、クリップの両脚がＭｉ織の内側でオー
バーラツプし、断裂した組織をより良好に近間できるよ
うにするのが好ましい。
第１図には、軟骨及び軟組織の断裂を修復するための本
発明による関節鏡クリップ１０の一実施例が示されてい
る。本発明のクリップ１０は、末梢半月断裂、回旋Ｍ板
の部分断裂すなわち小断裂、肩関節の関節唇断裂の修復
、及び膝蓋骨脱臼後の皮帯断裂の修復に特に有効である
。クリップ１０は、突起１８．２０及び２２．２４を備
えたそれぞれの脚１２及び１４を有している。脚１２．
１４は剛性のある生分解性材料で作られており、生分解
性材料として、ポリグリコール酸の重合体を用いるのが
よい。両脚１２．１４は、生分解性を有し可撓性のある
非刺激性の部分１６により相互連結されており、該相互
連結部１６は縫合糸材料で作ることができる。相互連結
部１６は曲がることができ、このため、両脚１２．１４
を組織中に押し込むときに、両脚１２．１４が互いに近
付き合う方向に移動してオーバーラツプできるようにな
っている。組織に挿入されると、クリップは、組織が治
癒するまでの充分に長い期間、組織を所定位置に保持し
てゆっくりと溶解し、このため、患者はクリップの除去
のための二回目の手術を受ける必要はない。
第２図に示すように、末梢半月断裂３２は、修復可能で
あると考えられている比較的小さな断裂である。末梢半
月断裂が発見されると、半月３０の手術上の理由から、
半月３０の点線で囲む部分９４はしばしば除去されてき
た。半月を除去すると関節軟骨に作用する応力が増大し
、二次的に変形性関節症状を招くことにもなるので、除
去するよりも修復する方が温かに優れている。番号３４
・３５及び３８　（第２図）で示すようにクリップを使
用することにより、−回の外科的手法で半月３０を成功
裏に修復することができる。
第３図には、クリップ３４が半月３０内に埋入されてい
る状態が示されている。クリップ３４は、可撓性部分３
６により相互連結された突起付き脚３８．４０を有して
いる。両脚３８．４０は、挿入されると互いにオーバー
ラツプし、このため、両脚３８．４０により組織が近間
されかつギャップ３２　（該ギャップ３２に線維組織が
形成され、治癒が促進される）が最小にされる。クリッ
プ３４が第３図に示すように挿入されると、相互連結部
（可撓性部分）３６のみが組織から突出していて関節軟
骨から露出した状態にある。この軟質材料は周囲の関節
軟骨を刺激することがないので、患者は、その関節を長
期間に亘って動かないように固定されることはない。こ
の点は、本発明による関節鏡クリップの別の特徴でもあ
る。
第４Ａ図には、本発明の突起付きクリップを患部に装着
するための挿入器具すなわち関節鏡器具（ａｒｔｈｒｏ
ｓｃｏｐｉｃ　ｉｎｓｔｒｕｍｅｎｔ）　５０が示され
ている。
器具５０はノツチ付きのジョー６４．６６を有しており
、該ジョー６４．６６は、これらを常開位置に維持すべ
く形成されたばね鋼で作られている。
これらのジョー６４．６６は、ビン、ボルト又はリヘソ
ト７９等により管状部材６０に取り付けられている。ハ
ンドル６２は、ばね５６により常時開く方向に押圧され
たハンドル部材５２．５４を備えている。ハンドル部材
５４は、ハンドル６２を握り締めたときにハンドル部材
５２０）方に向かって移動できるように、ヒンジピン５
８により支持されている。
第４Ｂ図から、器具５０の両ジョー６４．６６の開閉作
動をより明瞭に理解できるであろう。両ジョー６４．６
６は、ばね鋼部材６８で形成されている。ワイヤ５３．
５５は、それぞれ点８４．８２においてジョー６６．６
４に取り付けられており、かつ管状部材６０の内部に取
り付けられたチャンネル７８．８０に通すことにより互
いに分離されている。両ワイヤ５３．５５は、ハンドル
部材５２．５４を握り締めたときにピンと引っ張られ、
これにより両ジョー６４．６６が閉しられる。クリップ
１０の突起１８．２０．２２．２４を保持できる形状を
もつノツチ７０．７２がジョー６４に、ノツチ７４．７
６がジョー６６に設けられているため、クリップ１０は
、組織に挿入されるときに所定位置に確実に保持される
ようになっている。クリップ１０の挿入作業は、ジョー
６４．６６に設けられた鋭い先端部６５．６７がクリッ
プ１０の先端部の直前で組織に突き刺さるようになって
いるため、−層容易に行うことができる。
作業に際し、第１図に示すようなりリップ１０が、開い
ている両ジョー６４．６６に挿入すなわち取り付けられ
、突起１８．２０がスロット（ノツチ）７０．７２に、
突起２２．２４がスロット７４．７６に嵌入される。こ
のとき、クリップ１０の先端部は、両ジョー６４．６６
の先端部６５．６７に非常に近接して配置される。次に
、修復すべき断裂組織の両側の所定位置に両ジョー６４
．６６を置き、器具５０を前方に移動してハンドル６２
を握り締める。これにより、クリップ１０の両脚１２．
１４が組織中に押し込まれ、クリップ１０が組織に挿入
されるとき、両脚１２．１４が一緒に移動される。器具
５０の両ジョー６４．６６は、これらが完全に閉じたと
きにオーバーラツプできるように、図示のように僅かに
オフセットさせておくのが好ましい。そのように構成し
ておけば、クリップ１０を完全に挿入したとき、その両
脚１２．１４を、第３図に示すように交差させることが
できる。
クリップ１０の両脚１２．１４が交差しているか否かに
係わらず、両脚１２．１４は組織中に完全に埋入される
。従来技術による外科用クリップが身体の他の部分に対
してそうであったように、剛性のある層材料は修復すべ
き領域の周囲の組織を刺激するけれども、本発明では、
クリップ１０の両脚１２．１４が組織中に完全に埋入さ
れるためにそのようなことがない点で優れている。−旦
クリップ１０が挿入されると、両ジョー６４．６６が組
織から抜かれ、器具５０が患者から取り外される。次い
でこの器具５０は、断裂組織に別のクリップ１０を挿入
するのに使用することができる。
第４Ｃ図には、両ジョー６４．６６を開閉させるハンド
ル部材５２．５４の操作がより詳細に示されている。管
状部材６０が、リベット５７によりハンドル部材５２に
取り付けられている。両ワイヤ５３．５５がハンドル部
材５４に取り付けられており、該ハンドル部材５４は、
両ハンドル部材５２．５４を握り締めたときにピン５８
の回りで枢動できるようになっている。ハンドル部材５
４がハンドル部材５２に向かって移動すると、両ワイヤ
５３．５５が後方に引っ張られ、これにより、両ジョー
６４．６６が引っ張られて互いに閉じられる。両ジョー
６４．６６は常開方向に押圧されているので、ハンドル
部材５２．５４を緩めることによって両ワイヤ５３．５
５も緩められ、これにより両ジョー６４．６６が開かれ
、クリップ１０が解放される。スライドスイッチ９２に
はワイヤ１０８が取り付けられている。該スライドスイ
ッチ９２は、第６図に関連して後に詳細に説明するよう
に、矢印の方向にスライドさせると、ワイヤ１０８を引
っ張るようになっている。
関節鏡器具５０のジョーの別の構成が第４Ｄ図に示され
ている。この構成では、両ジョー６４ａ、６６ａが、管
状部材６０ａに対して３０’の角度をなして配置されて
いて、ピン、リベット又はポル）７９ａ等により管状部
材６０ａに取り付けられている。
挿入器具５０としては、ジョーが異なる角度で配置され
た少なくとも３つの挿入器具を使用するのが好ましい。
例えば、管状部材に対して一直線状に（整合して）配置
されたジョーをもつもの、約１５°の角度で下向きに配
置されたジョーをもつもの、及び約３０°の角度で下向
きに配置されたジョーをもつものである。このように各
種の器具５０を取り揃えておくことにより、修復中に同
一の関節鏡開（切り口、ａｒｔｈｒｏｓｃｏｐｉｃ　ｐ
ｏｒｔａｌ）を用いて、外科医が、断裂の部位に応じて
クリップを所望通りに正確に装着することが可能になる
。
本発明による関節鏡クリップの別の構成が第５図に示さ
れている。このクリップ１０ａは、例えばポリグリコー
ル酸の重合体のような剛性のある生分解性材料で作られ
た突起付き脚１２ａ、１４ａを備えている。突起１８ａ
、２０　ａ　、２２ａ　、２４ａは、修復すべき組織中
に完全に埋入され、関節の運動と干渉することはない。
突起９６．９８は半月をグリ、ブできるようになってお
り、器具の両ジョーが組織から抜かれて患者から除去さ
れるときに、組織中に埋入された状態に留まるようにな
っている。これは、第６図により明瞭に示されている。
クリップ１０ａと一体の一部として可撓性部分８１が設
けられているが、この可撓性部分８１は比較的軟質の可
撓性をもつ生分解性材料で作り、挿入時にクリップ１０
ａが曲がることができるようにして、両脚１２ａ、１４
ａが組織中に完全に埋入できるようにするのが好ましい
。可撓性クリ、７プの好ましい材料として、２．ＯＤｅ
ｘｏｎ縫合糸がある。クリップ１０ａが挿入された後に
半月から露出する箇所は相互連結部（可撓性部分）８１
のみであるから、この相互連結部８１を上記のような軟
質材料で作ることにより、従来の一般的な硬質のクリッ
プ又は金属製のクリップ（これらのクリップは関節内に
は使用できない）の場合のような、周囲の軟骨に与える
刺激を殆ど無（すことができる。
上記クリップ１０ａを適正に挿入することができる別の
構成のジョー１（１０．１０２が第６図に示されている
。両ジョー１（１０．１０２は、クリップ１０ａを挿入
するときに、該クリップ１０ａの突起１８ａ、２０ａ、
２２ａ、２４ａを保持し、かつ挿入後にクリップ１０ａ
を解放して半月内の所定位置に埋入された状態に保つこ
とができるように構成されている。ばね鋼で作られた突
起保持部材１（１４が設けられており、該突起保持部材
１（１４には、クリップ１０ａの突起を嵌入して保持で
きる小さな凹部が設けられている。この突起保持部材１
（１４にはワイヤ１０６が取り付けられており、該ワイ
ヤ１０６はワイヤ１０８を介して第４Ａ図のスライドス
イッチ９２に連結されている。
クリップ１０ａが半月に完全に挿入されたならば、外科
医がスイッチすなわちレバー９２を操作する。これによ
り、ワイヤ１０８　（第６図）が引っ張られ、次いでワ
イヤ１０６が引っ張られる。
このワイヤ１０６は突起保持部材１（１４の下側に取り
付けられていて、該ワイヤ１０６をピンと引っ張ると、
突起保持部材１（１４が下方に引っ張られて、クリップ
１０ａから離される。これにより突起が自由になり、半
月内に埋入された状態に残される。また、挿入突起９６
．９８は、組織を充分にグリップしてクリップｔＯａを
所定位置に保持し、両ジョー１（１０．１０２が開かれ
て半月から引き抜かれるときに両ジョーからクリップ１
０ａを分離できる機能をも有している。突起保持部材１
（１４について説明すると、挿入突起９６．９８は、突
起保持部材１（１４を半月から取り外すときに、クリッ
プ１０ａが器具から適正に分離されない事態が生じるこ
とを防止することができる。
以上、本発明の特定の特徴について説明し、他の特徴に
ついては説明していないけれども、これは、各特徴が、
本発明の他の任意又は全ての特徴と組み合わせられるこ
とによる単に便宜上のためである。
当業者には、本発明の範囲内において他の変更を考える
ことができるであろう。
【図面の簡単な説明】
第１図は、軟骨及び軟組織の断裂を修復するための本発
明による関節鏡クリップを示す正面図である。 第２図は、第１図の３つのクリップにより再選間された
半月の断裂を示す概略図である。 第３図は、第２図の３−３線に沿う断面図である。 第４Ａ図は、第１図のクリップを挿入するための本発明
による関節鏡器具を示す斜視図である。 第４Ｂ図は、第４Ａ図の器具のジョーの拡大図である。 第４Ｃ図は、第４Ａ図の器具のハンドル、引き金及び作
動部材を示す部分断面図である。 第４Ｄ図は、第４Ａ図の器具に使用できる角度の付いた
ジョーを示す概略図である。 第５図は、本発明の別の実施例に係る関節鏡クリップを
示す正面図である。 第６図は、第４Ａ図ノツチ器具のジョーの別の実施例を
示す正面図である。 ０．１０ａ・・・関節鏡クリップ、 ２．１２ａ、１４．１４　ａ　−・・脚、６・・・相互
連結部（可撓性部分）、 ８．１８ａ、２０．２０ａ、２２．２２ａ１４．２４ａ
・・・突起、 ０・・・挿入器具（関節鏡器具）、 ２．５４・・・ハンドル部材、 ３．５５・・・ワイヤ、　５６・・・ばね、０．６０ａ
・・・管状部材、 ４．６４ａ、６６．６６ａ・・・ジョー５．６７・・・
ジョーの先端部、 ０．７２．７４．７６・・・ノツチ（スロット）、ｌ・
・・可撓性部分、 ２・・・スライドスイッチ（レバー）、６．９８・・・
突起、　　　１（１０．１０２・・・ジョ（１４・・・
突起保持部材、１０６．１０８・・・ワイヤ。 第３図 ６ 第４Ｂ図 第６図 第４Ｃ図 第５図 手 続 補 正 書 （方式） ％式％ ■、事件の表示 平成１年特許願第３３４６６９号 ２、発明の名称 関節鏡クリップ及びその挿入器具 ３、補正をする者 事件との関係 出 願人 氏 名 マイケル エイ オーバーランター ４、代 理 人 ５、補正命令の日付 平成２年３月２７日 （同容１と支史７よし）

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. （１）半月の末梢断裂を関節鏡を用いて修復するのに使
    用する半月クリップにおいて、 剛性のある生分解性材料で作られた対向する１対の脚を
    有しており、各脚が、半月に対し容易に突き刺さること
    ができるけれども引き抜かれることは妨げられる少なく
    とも１つの突起を備えており、 前記２つの脚を相互連結しておりかつ可撓性のある生分
    解性材料で作られた可撓性部分を更に有していることを
    特徴とする半月クリップ。
  2. （２）前記両脚が互いに内方に向かって湾曲しているこ
    とを特徴とする請求項１に記載の半月クリップ。
  3. （３）前記各脚には多数の突起が設けられていることを
    特徴とする請求項１に記載の半月クリップ。
  4. （４）前記剛性のある生分解性材料がポリグリコール酸
    の重合体であることを特徴とする請求項１に記載の半月
    クリップ。
  5. （５）前記突起が前記脚の外側に設けられていることを
    特徴とする請求項１に記載の半月クリップ。
  6. （６）線維軟骨及び軟組織の断裂を関節鏡を用いて修復
    するのに使用する関節鏡クリップにおいて、剛性のある
    生分解性材料で作られた対向する１対の脚を有しており
    、各脚が、軟骨及び軟組織に対し容易に突き刺さること
    ができるけれども引き抜かれることは妨げられる少なく
    とも１つの突起を備えており、 前記２つの脚を相互連結しておりかつ可撓性のある生分
    解性材料で作られた可撓性部分を更に有していることを
    特徴とする関節鏡クリップ。
  7. （７）前記両脚が互いに内方に向かって湾曲しているこ
    とを特徴とする請求項６に記載の関節鏡クリップ。
  8. （８）前記各脚には多数の突起が設けられていることを
    特徴とする請求項６に記載の関節鏡クリップ。
  9. （９）前記剛性のある生分解性材料がポリグリコール酸
    の重合体であることを特徴とする請求項６に記載の関節
    鏡クリップ。
  10. （１０）前記突起が前記脚の外側に設けられていること
    を特徴とする請求項６に記載の関節鏡クリップ。
  11. （１１）線維軟骨及び軟組織の断裂を関節鏡を用いて修
    復するための突起付きクリップを装着するための関節鏡
    器具において、 対向する１対のジョーを有しており、各ジョーが前記ク
    リップの突起を保持する少なくとも１つのノッチを備え
    ており、 前記ジョーを常開位置に分離させておく押圧手段と、 対向するハンドル部材を備えた操作ハンドルと、 該操作ハンドルと前記ジョーとを相互連結する手段と、 前記ハンドル部材を互いに第１の方向に移動させたとき
    に前記ジョーを閉じ、前記ハンドル部材を互いに他の方
    向に移動させたときに前記ジョーを開く手段とを更に有
    していることを特徴とする関節鏡器具。
  12. （１２）前記操作ハンドルが、前記両ハンドル部材を、
    互いに間隔を隔てた常開位置に向かって押圧しておく手
    段を備えていることを特徴とする請求項１１に記載の関
    節鏡器具。
  13. （１３）前記ジョーが、前記相互連結手段に対して或る
    角度をなして配置されていることを特徴とする請求項１
    １に記載の関節鏡器具。
  14. （１４）前記ジョーを閉じる手段が、前記ハンドル部材
    を前記第１の方向に移動したときに、前記両ジョーを互
    いに近付く方向に押圧する手段を備えていることを特徴
    とする請求項１１に記載の関節鏡器具。
  15. （１５）前記ジョーは、前記ハンドル部材を互いに近付
    く方向に移動したときに閉じられ、前記ハンドル部材を
    互いに離れる方向に移動したときに開かれることを特徴
    とする請求項１１に記載の関節鏡器具。
  16. （１６）前記ジョーが鋭い先端部を備えていて、クリッ
    プを容易に挿入できるようになっていることを特徴とす
    る請求項１１に記載の関節鏡器具。
  17. （１７）前記両ジョーは、これらが閉じられたときに互
    いにオーバーラップすることを特徴とする請求項１１に
    記載の関節鏡器具。
  18. （１８）前記両ジョーが僅かにオフセットしていて、前
    記オーバーラップが容易に行えるようになっていること
    を特徴とする請求項１７に記載の関節鏡器具。
  19. （１９）前記ジョーから前記クリップを解放させる手段
    を更に有していることを特徴とする請求項１１に記載の
    関節鏡器具。
  20. （２０）前記クリップを解放させる手段が、前記クリッ
    プの少なくとも１つの突起を解放自在に保持する手段を
    備えていることを特徴とする請求項１９に記載の関節鏡
    器具。
  21. （２１）前記クリップを解放させる手段が、前記突起を
    解放自在に保持する前記手段を選択的に解放する手段を
    更に備えていることを特徴とする請求項２０に記載の関
    節鏡器具。
  22. （２２）前記選択的に解放する手段を操作する手段を更
    に備えていることを特徴とする請求項２１に記載の関節
    鏡器具。
  23. （２３）前記操作する手段が、前記ハンドルに設けられ
    た操作部材を備えていることを特徴とする請求項２２に
    記載の関節鏡器具。
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